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持妙法華問答抄 P466
『生涯幾くならず思へば一夜のかりの宿を忘れて幾くの名利をか得ん、又得たりとも是れ夢の中の栄へ珍しからぬ楽みなり』
【通解】
生涯はいくばくもない。思えば、この世は一夜の仮の宿であることを忘れて、どれほどの名利を得ようというのか。また得たとしてもこれは夢の中の栄えであって、珍しくもない楽しみである。
名字の言 人間を蘇生させる"心の絆" 2021年9月4日
ホームレス支援をしているNPO法人で活動してきた友の話を聞き、感銘を受けた▼仕事や住まいを失って孤立した人も、粘り強く寄り添い支え続ければ、やがて元気になる。自らの人生の役割を見いだしてからは、今度は自分が支援する側になって活動し始めることが多いという。「なぜ困窮者を支援するのか。それは人間を蘇生させる"心の絆"の尊さを実感できるからです」▼佐賀県・大町町に住むある一家は1990年7月、2019年8月に続き、本年8月、豪雨災害に見舞われた。1度の被災でも衝撃は大きいはず。それが今回で3度目である。全面リフォームしたばかりの自宅が損壊し、思い入れの深い物品も失った。心痛はいかばかりだろう▼そんな一家のもとへ次々と同志が「かたし隊」になって駆け付けてくれた。「ひもじか思いなんか絶対にさせんけんね」と汗だくで救援物資を届けてくれた人も。さらに池田先生から真心の伝言が届き、家主の壮年は目を真っ赤にして決意していた。「必ず復活してみせます。見ていてください」▼長引くコロナ禍、相次ぐ自然災害……。打ち続く困難に誰一人負けぬよう、心の絆を強める対話に挑みたい。励ましは「万の力」であることを示す時である。
寸鉄 2021年9月4日
「苦しいことがあっても明朗であれ」恩師。断固勝つ!究極の楽観主義で
東京・青梅青年部の日。広布の新天地から後継の人材が陸続!先頭を走れ
楽しみは行動に伴って生まれる—哲人。踏み出せば心が軽く。殻破ろう!
気象災害50年間で5倍、今後も増加と。地球温暖化対策は急務。変革の時
季節の変わり目。食事・休息等、賢くリズム整え前進を。健康が勝利の礎
〈社説〉 2021・9・4 「人新世」の時代と「人間革命」
◇地球の新たな進路を示す思想
地層などに含まれる化石などによって区分した年代を「地質時代」という。約1万年前から現在までは「完新世」と呼ばれる。
ノーベル化学賞を受賞した大気化学者のクルッツェン氏は、この地質時代に新たな区分を考案した。「人新世」といい、"人類の活動が、地球規模で影響を及ぼすようになった時代"と定義される。
現代文明は有限な資源を大量に消費し、大量にモノを生産し、大量に廃棄してきた。そして、大量に二酸化炭素を排出し、大量の汚染物質を海洋や大気に広げてきた。人類の活動によって生じている地球的危機が、気候変動である。
環境学者のヨハン・ロックストローム氏は近年、「プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)」という概念を提唱した。氏の研究によれば、気候変動はすでに、地球の限界を超えている。氏は"今すぐに行動の決断を"と強く訴える。
先日、国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が公表した報告書は、温暖化の原因が人間の活動と初めて断定した。産業革命以降の気温の上昇が、過去2000年以上の間で例がない水準であるとも述べている。
国内では、今夏の全国各地の記録的な大雨のように、毎年、甚大な気象災害が発生している。手をこまねいている時間はない。
気候変動は技術的、政策的な側面で社会の挑戦課題である。と同時に、人間一人一人の「生き方の変革」が求められている。
世界的なシンクタンクであるローマクラブは、持続可能な発展のために、人類が「新しい世界観と新しい思想を確立するという挑戦に直面している」と指摘する。「新しい世界観」「新しい思想」こそ、創価の人間革命の哲学——これが、私たちの確信である。
池田先生とローマクラブの創立者・ペッチェイ博士との対談集『21世紀への警鐘』(邦題)は、博士の言葉で締めくくられている。
「人間革命こそが、新しい進路の選択と、人類の幸運の回復を可能にする積極的な行動の鍵なのであり、したがって、われわれは人間革命を推進すべく、力の及ぶかぎりあらゆる手を尽くさなければなりません——手遅れにならないうちに」
人間革命の哲学を、「人新世」の確かな時代精神とするために、私たちは対話の歩みを続ける。焦らず、しかし、倦まず、弛まず。
☆桂冠詩人40周年 勇気の舞 凱歌の行進 第3回 信越
本年は、「桂冠詩人」の称号が池田先生に贈られてから40周年。連載企画「勇気の舞 凱歌の行進」では、先生がつづった長編詩を紹介します。第3回は、信越の同志に詠んだ「栄光の到達へ 勝利の前進を!」(2003年)です。
◇正義と真実の師子吼を
「鉄は炎打てば
剣となる
賢聖は罵詈して
試みるなるべし」
これは
信越で綴られた
佐渡御書の御聖訓である。
◆◇◆
対話の戦人として
そしてまた
言論の闘士として
正義と真実を師子吼し
強烈な感動の炎を放ちゆく
わが勇敢なる
信越の盟友よ!
◆◇◆
忍難弘通の御本仏が
幾万歩を歩まれ
その魂魄を留められた
正義の戦闘は
この信越の
生命の大道にある。
君の歩みは
不正なる権力も
傲慢な歴史も
鬼畜の如き中傷も
激しい怒りをもって
踏みつけていく
勇壮なる
黄金の炎の道だ!
おお 越後路と
そして信濃路は
万年への源流の道!
ここに
誉れの師弟の道があるのだ。
◆◇◆
それは
決然たる強力な攻勢の道!
さらには
完全勝利への
不撓不屈の道なのだ。
信越の天地で
師弟に生き抜く門下を
大聖人は讃えられた。
「金は大火にも焼けず
大水にも漂わず朽ちず・
鉄は水火共に堪えず・
賢人は金の如く
愚人は鉄の如し・
貴辺 豈 真金に非ずや」
わが信越の同志の
真金の信心こそ
広布永遠の鑑と
輝きゆくに違いない。
◆◇◆
おお
信越!
今日も進歩だ。
今日も勝利だ。
おお
信越の同志よ!
自分自身の
誉れある歴史のために
今日も闘争だ。
今日も前進だ。
そして
思い出多き
王座の汝自身を
創りゆくのだ!
☆大学校生とナットクTALK テーマ:人間関係の悩み
男子部大学校生からの質問に答える連載「大学校生とナットクTALK」。今回のテーマは「人間関係の悩み」。3カ月前に異動となり、新たな部署で奮闘する佐山ニュー・リーダーが、中村団長に不安を打ち明けます。
登場人物
中村区男子部大学校団長 20歳の時に入会。情熱に燃える新進気鋭のリーダー。34歳。
佐山ニュー・リーダー メーカー勤務で、入社6年目の28歳。
Q.職場でどう思われているか不安
A.自分らしく輝けるのが信心
中村区男子部大学校団長 お盆休みでリフレッシュできたかな?
佐山ニュー・リーダー 実は最近、職場に行くことを考えると気が重いんです。
中村 工場勤務から営業職になったんだよね。先日は「営業目標が達成できた」と話してくれていたけれど、何かトラブルでも?
佐山 いえ、これという失敗はないんです。でも、上司や同僚が優秀で、気後れしてしまうというか……。"自分はどう思われているんだろう?"と考えると、仕事の質問も、雑談も、声を掛けにくくて。自分が神経質な性格だから余計に嫌になるんです。
中村 職場では、特に人間関係は悩みが尽きないよね。鎌倉時代、日蓮大聖人の弟子の四条金吾も、主君の江間氏との関係に悩んだ。少し次元は違うけれど、今でいう上司と部下の関係にも通じるかもしれないね。
佐山 どんな悩みですか?
中村 金吾が江間氏を折伏したことがきっかけで疎まれ、遠ざけられてしまったんだ。さらに金吾に嫉妬していた同僚たちのウソを信じた江間氏から、信仰を捨てるように迫られ、領地を取り上げられそうになった時期もあったんだよ。
佐山 か、かなりハードですね。
中村 でも、金吾は「主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけり・よかりけりと鎌倉の人人の口にうたはれ給へ」(御書1173ページ)との大聖人の仰せの通り、主君に誠実に仕えた。後に、江間氏からの信頼を勝ち取り、従来の領地の3倍の広さに当たる、新たな領地を得たんだよ。
佐山 自分を疎む上司にすら誠実を尽くすって、すごいなあ。
中村 そうだね。金吾の姿に学ぶことは"人を思い、祈る中で、自分も大きく成長できる"ということだと僕は思う。それに小説『新・人間革命』の中で山本伸一会長が、"細かいことを気にする性格の人が信心に励むとどうなるか"を例に、こう話しているよ。「細心であるという性格は変わりません。しかし、人に言われたひとことを真摯に受けとめ、自分を向上させる糧にしていくようになります。また、他人の小さな欠点に気づくことは同じですが、その欠点を自分はどうやって補ってあげられるかという心配りができるようになる。さらに、他人の長所にも気づくようになります」(第27巻「激闘」の章)と。だから大丈夫。佐山君らしく輝ける信心なんだ。
佐山 希望が湧きました。祈ることから、僕も頑張ってみます!