創価の開拓魂とは
困難を突き抜ける
広布の志にあり。
情熱を燃え上がらせ
対話へ打って出よう!
上野殿後家尼御返事 P1504
『いきてをはしき時は生の仏今は死の仏生死ともに仏なり、即身成仏と申す大事の法門これなり』
【通解】
(故上野殿は)生きておられた時は「生の仏」、亡くなった今は「死の仏」であり、生死ともに仏である。これが即身成仏という大事な法門である。
名字の言 虫の声で思い出すこと 2021年9月25日
猛暑の日々が過ぎ、過ごしやすい日が増えてきた。学会活動の帰路、耳を澄ますと、コオロギの鳴き声が聞こえた▼昆虫は最初の抒情詩人——昆虫学者・ファーブルの言葉だ。コオロギは「歌い手の第一位」とも述べている(平野威馬雄訳『虫と自然を愛するファーブルの言葉』興陽館)。昆虫たちの"詠唱"は、心なごむ忙中閑のひとときとなった▼虫の声で思い出すことがある。ある識者が、アメリカの大学で日本文学の講義をした。そこで「虫が鳴く」を説明したが、受講した学生はなかなか理解を示さなかったという。虫の声に趣を感じる人もいれば、単なる雑音に聞こえる人もいる。"声"の感じ方は、人や文化でそれぞれだ▼法華経に説かれる観世音菩薩は、悩みの声を慈愛で受け止める菩薩である。人間は喜怒哀楽のさまざまな声を発する。言葉にならない"心の声"もある。耳を傾け、時には心まで澄ませて、相手の声に応えようとする。そこに、観世音菩薩のごとき実践がある▼耳にする内容が同じであったとしても、聞く人の境涯によって声の捉え方は異なってくる。だからこそ、心を磨きたい。創価学会は苦悩する人に寄り添う励ましの団体。きょうも友の幸福を祈り、声に耳を傾けよう。
寸鉄 2021年9月25日
妙法を「唱うるより外の遊楽なきなり」御書。題目の人は負けず。勇気凜々
北海道の大空知・留萌・サロベツの同志が進撃!壁破り自分自身の凱歌を
広島戸田総県が総立ち。百万一心の団結で拡大を 強気で攻めた方が勝つ!
青年は真実の師弟の教学を身に付けよ—戸田先生 絶対勝利の大哲学を胸に
国連のSDGs採択6年 青き地球を未来につなぐ全市民の指標。実践の時
〈社説〉 2021・9・25 「川越地区講義」開始70周年
◇「最前線」から平和の連帯を
「皆に信心の楔を打ってくるんだ!」「戸田の名代として、毅然として行ってきなさい!」——。1951年(昭和26年)9月25日、師の命を受けた23歳の池田大作先生が担当し、埼玉・志木支部の川越地区で第1回「地区講義」が行われた。戸田城聖先生の会長就任から4カ月。9月に教学部が発足し、各地で「地区講義」「支部講義」が開催された。池田先生は同じ時期、神奈川・鶴見支部市場地区の講義も担当している。
当時、朝鮮戦争の戦火はやまず、東西冷戦の対立と分断は世界に暗い影を落としていた。"世界平和のために何をすべきか"——後に池田先生は、当時の真情を語っている。「まず足もとの地区を、足もとの組織を、一歩一歩、確実に、粘り強く固め、『創価の力』をつけていこう! 時をつくり、『平和』と『友情』の懸け橋を世界中に結んでいこう!」。この誓いを胸に、組織の「最前線」で人材育成に全精魂を傾けた。
川越地区講義は、足かけ3年、記録に残るだけでも計10回行われた。研さん御書は「治病大小権実違目」「生死一大事血脈抄」「聖人御難事」など10編を超える。
「勇気が湧いてきました」「戦います! 私たちは、すごい仏法を、目の覚める思いで自分のものにできました」。受講者は地涌の使命に立ち上がった。当時の池田先生の日記には「川越地区に講義。——『佐渡御書』。受講者、約五十名。次第に、人材、人物が、輩出して来た様子」とある。
講義の開始から70年。御書根本の伝統は、確かに受け継がれている。埼玉ではこの佳節を目指し、青年部を中心に1年かけて教学運動を展開。中でも学生部は、夏休みにオンラインで週3回の勉強会を行うなど研さんに力を入れてきた。学生部伝統の教学実力試験では、今夏の高得点者が前年比1・5倍になるなど、多くの若人が希望の哲学を胸にはつらつと進む。
若き日の池田先生の誓願通り、地涌の連帯は192カ国・地域に広がった。世界中の同志が日々、コロナ禍をはじめ山積する地球的課題の克服を祈り、社会に貢献している。11月18日には『日蓮大聖人御書全集 新版』が発刊される。
今こそ、立正安国の御生涯を貫かれた御本仏の精神を学び、わが地域から平和と友情の連帯を広げたい。ここに、創価の師弟が目指す立正安世界の第一歩がある。
☆桂冠詩人40周年 勇気の舞 凱歌の行進 第6回 中部
本年は、「桂冠詩人」の称号が池田先生に贈られてから40周年。連載企画「勇気の舞 凱歌の行進」では、先生がつづった長編詩を紹介します。第6回は、中部の同志に詠んだ「新しき大中部の太陽よ 勝ち昇れ!」(2007年)です。
◇完勝の「この道」を開け
堂々と
堅塁中部は
確かなり
完璧完勝
師弟城かな
古き時代を変えゆく
天地がある。
それが
私の信ずる大中部だ!
新しき歴史を創りゆく
勇者がいる。
それこそ
私の誉れの中部の友だ!
日蓮大聖人は
「撰時抄」に仰せになられた。
「我が弟子等
心みに法華経のごとく
身命も おしまず修行して
此の度 仏法を心みよ」
わが使命の人生において
「此の度」とは
いったい何時か。
待っていれば来るのか。
いな!
自分で定めるしかない。
弟子が決めるしかない。
それができなければ
永遠に「時」は来ない。
わが生命の全権は
汝自身の一念にあるからだ。
法華経では
おごそかに宣言されている。
「今 正しく是れ其の時なり
決定して大乗を説く」
栄光の
中部の城は
人間城
今日も朗らか
今日も楽しく
◆◇◆
ああ! 大中部の同志の瞳は
いつも私の胸中に
一番星の如く
燦然と煌めいている。
◆◇◆
列島を貫いて
日本の真ん中に
堂々と広がりゆく大中部よ!
幾たびも私と共に
死闘 激闘を勝ち越えた
その人間王者の風格は
なんと頼もしいことか!
中部は
常に大勝利するのだ!
中部は
必ず勝鬨を挙げるのだ!
中部は
断固として勝つのだ!
新たな
創価の完勝の「この道」は
名誉ある大中部から
断じて開いてくれ給え!