2021年9月20日月曜日

2021.09.20 わが友に贈る

◇今週のことば
「我が身又多宝如来なり」
多宝会・宝寿会・錦宝会は
妙法の真実の証明者だ!
この偉大な父母を誇りに
立正安国の確信の対話を。
2021年9月20日

上野殿御返事 P1562
『花は開いて果となり月は出でて必ずみち燈は油をさせば光を増し草木は雨ふればさかう人は善根をなせば必ずさかう』

【通解】
花は咲いて果となり、月は出て必ず満ち、燈は油をさせば光を増し、草木は雨が降れば茂る。(同じように)人は善根を積めば必ず栄える。

名字の言 詩人が指摘する「再読」の大切さ 2021年9月20日
「本」には「もととなるもの」との意味がある。本を読み、思考する行為は、自身を見つめ、生き方の骨格を築くことにつながる▼ただ、一度読んだ本の内容は、時間の経過とともに忘れていくことが多い。詩人の長田弘氏は「再読」の大切さを指摘する。「再読のチャンスを自分であたえることで、読書という経験を、自分のなかで、絶えず新しい経験にしてゆくことができる」と(『読書からはじまる』ちくま文庫)▼現在、小説『新・人間革命』の4回目の読了に挑戦している福岡の女性。1回目は連載とともに読み終えた。2回目は山本伸一の行動記録を、3回目は小説に登場する御書の御文をノートに書き写し、心に刻んだ。4回目の今は、伸一の言葉を書き出している▼女性は、民生委員・児童委員を務めて16年。地域活動の大切さを実感してきた。小説を再読する中で、その思いはより一層強くなった。「『新・人間革命』は読み返すたび、新しい発見と感動があります」と▼「通読」で終わるのでも、「精読」で満足するのでもない。挑戦しながら読み、読んでは新たな挑戦へ。それを繰り返すことが、自身の人間革命につながる『新・人間革命』の読み方だろう。このリズムで、人生を勝ち飾りたい。

寸鉄 2021年9月20日
広布の使命に遅れて幸せはつかめぬ—戸田先生。宿命転換へ、戦う時は今
共戦の三代城・北海道が力闘。開拓魂で限界破る挑戦を!勝利劇ここから
九州・沖縄よ勇猛果敢に先駆の拡大を。力合わせ民衆凱歌の歴史を必ず!
コロナ禍で友人が少なくなった—8割。孤立進む社会に絆を!我らの声で
脱炭素宣言都市が増加。温暖化対策待ったなし!節電等、皆も足元で行動

〈社説〉 2021・9・20 きょうは「敬老の日」 
◇健康の鍵は人とのつながり
最近、メディアで話題の高齢者がいる。2人とも90代前半だ。
一人はファストフード大手マクドナルドの最高齢男性スタッフ。2019年、90歳から店舗で働き始めた。空き時間を有効活用したいと、偶然目にしたアルバイト情報に応募。もともと働くことが好きで、客席の清掃やサイドメニュー作りを担当している。
もう一人は、趣味の「新聞ちぎり絵」がSNSで話題になり、作品集を出版した木村セツさん。ちぎり絵を始めたのは90歳。夫を亡くした彼女を心配した家族が勧めた。作品の反響が励みだという。
いま、外出自粛の影響で高齢者の「フレイル(虚弱)」のリスクが高まっている。フレイルとは、加齢とともに体や心の働き、社会的なつながりが低下した状態のこと。要介護状態の一歩手前と位置付けられている。
厚生労働省は、フレイル予防のポイントとして「栄養」「身体活動」「社会参加」の三つを挙げている。中でも、社会参加の減少はフレイルの入り口といわれ、うつや筋力低下など負の連鎖を起こしやすい。そのため、社会参加を維持することが健康長寿の鍵となる。
各自治体もフレイル予防に力を入れ始めた。独自の取り組みを行う長崎県佐世保市は、昨年5月、高齢者と子どもが手紙をやりとりする文通プロジェクトを開始。参加者は徐々に増え、本年3月には感染予防対策の上で、文通相手と初めて対面するイベントが行われた。
日本老年学的評価研究機構(JAGES)の調査によると、コロナ禍の前からも趣味、スポーツ、ボランティアなどに月1回以上参加していた人、コロナ禍になってから開始した人は、そうでない人と比べ、フレイルになる割合が低いことが分かった。電話や手紙、メールなど非対面の交流でも、積極的に取り組む人は、うつになりにくいことが確認された。
創価学会では、多くの高齢の友が活躍する。コロナ禍でオンラインも活用するようになった。多宝の先輩の中には、慣れないスマホの操作に悪戦苦闘した人もいただろう。配慮を尽くしながら友と対面で交流を深めている方もいる。
池田先生は「広宣流布に生きる人の生命は、『生涯青春』である」と。祈りと知恵で人とつながる挑戦は、人生100年時代を輝かせる。きょうは敬老の日。

☆池田先生と共に 希望・勝利の師弟旅 一閻浮提第一の正義の誇り 2021年9月9日
9月12日は、竜の口の法難から満750年となる。
いかなる権力の魔性の闇も打ち晴らす、正義の太陽が末法万年尽未来際へ勝ち昇った光源の日である。
日蓮大聖人の大慈大悲は御自身の「発迹顕本」を、愛弟子たちとの共戦譜として留め残してくださった。
大聖人の乗られた馬の口に取り付いてお供した四条金吾は、「一閻浮提第一の法華経の御かたうど(=味方)」(御書1184ページ)と讃嘆された。梵天・帝釈から厳然と守られ、「御ともの御ほうこうにて仏にならせ給うべし」(同ページ)とお約束である。
御本仏に直結して「死身弘法」された牧口・戸田両先生に続き、我ら創価の師弟は三類の強敵と戦い抜いて世界広宣流布を成し遂げてきた。学会こそ、必ずや現代における「一閻浮提第一の法華経の御かたうど」と、御照覧いただけるであろう。
誉れの同志は、大聖人のお心を体した御奉公というべき立正安国の貢献に労苦をいとわず挑んでいる。
梵天・帝釈を悠然と味方にしながら、地涌の勇者がそれぞれの眷属と共に、仏の大境涯を開きゆけることは、絶対に間違いないのだ。
◇ ◆ ◇
竜の口の法難に続く佐渡流罪の渦中も、けなげな門下たちは師弟不二の信心を貫き通した。
幼子を抱えて、鎌倉から佐渡の大聖人を訪ねた母は「日妙聖人」と賞讃された。
大聖人は、なぜ御自身が流罪に遭われたのか——それは「貴女の厚いお志があらわれるためであったのかと、ただありがたく思うばかりです」(御書1222ページ、通解)とまで仰せである。
あの大阪事件の折、戸田先生はこうした御書を拝しつつ、私と一緒に難に立ち向かってくれた関西の同志、なかんずく母たち女性たちを最大に讃えられた。
そして先生は、勇気をもって進め! 人類の平和と幸福のために、何があっても恐れなく戦い、みんなで常勝不滅なる生命の凱歌を飾りゆけ!と、励ましてくださったのである。
今、関西をはじめ全国、全世界のいずこにも、創価の四条金吾、日妙聖人が輝き光っている。この学会家族の異体同心の連帯で、試練に直面する地域へ社会へ「変毒為薬」の希望と安心を力強く送っていきたい。
◇ ◆ ◇
わが尊き女子部は、「11・18」を目指して、白蓮グループを先頭に、仲良く朗らかに前進している。
きょう9日は、「女子学生部」の日である。
「蓮華と申す花は菓と花と同時なり」(同1580ページ)。妙法蓮華の当体たる乙女が祈り、学び、語り、舞う生命は、そのまま幸の花を咲かせ、今ここから福徳の実りを広げゆけるのだ。
どうか、かけがえのない青春の一日一日、一生涯の友情のスクラムと、永遠の幸福の土台を楽しく聡明に築いていただきたい。そう、妻と朝な夕な祈っている。