集中豪雨や地震など
突然の災害に警戒!
「備えあれば憂いなし」
避難経路の確認や
備蓄品の準備を入念に!
神国王御書 P1521
『銅鏡等は人の形をばうかぶれどもいまだ心をばうかべず、法華経は人の形を浮ぶるのみならず心をも浮べ給へり、心を浮ぶるのみならず先業をも未来をも鑒み給う事くもりなし』
【通解】
銅鏡などは、人の姿は映しても、心までは映さない。法華経(という明鏡)は、人の姿のみならず、人の心も映し出してくださる。心のみならず、過去の業因も、未来も照らし出してくださって曇りがない。
名字の言 本当の自由とは?——車いすの青年に出会い感じたこと 2020年6月26日
車いす生活を送りながら、書家として活動している青年がいる。小学校6年の時、交通事故で重い障がいを負った。何度も絶望のふちに立たされた。しかし家族や同志の支えもあり、見事に"復活の劇"を演じてきた▼「二度と動かないでしょう」と医師から告げられた手。"絶対に動かしてみせる"と祈り、つらい治療に耐えた。そして動いた! 「立つことは無理」と言われた足。だが、介助があれば歩けるまでに回復した▼もともとリハビリのために始めた書道だったが、その才能が開花する。躍動感あふれる書の数々。彼の作品展はメディアでも大きく紹介され、反響を呼んだ。「ぼくが頑張れば、周りも元気になってくれる。だから努力は怠れませんよ」。そう語り、筆を走らせる姿が凜々しかった▼自由とは何か——。自分のことだけ考えて楽をする。それは自由ではなく、わがまま。つらいこと、嫌なことはしない。それは逃避。そうした生き方を続けていると自分の可能性はどんどん狭まり、逆に不自由になる▼困難の壁にぶつかっても希望を捨てない。自分らしく1歩でも1ミリでも挑戦を続け、可能性を開いていく。その生き方にこそ、真の自由と満足がある。そして真の幸福がある。伸び伸びと活躍する青年を見て、そう感じた。(誠)
寸鉄 2020年6月26日
「一日・片時も・たゆむ事なく」御書。信行学の実践で一歩前進の日々を
良き友に守られた人生は絶対負けない—戸田先生創価城は希望の安全地帯
国連憲章の調印記念日。不戦の誓いを共に、強く。民衆の声こそ"変革の力"
マスク着用による皮膚炎が増加。汗の除去・保湿などが有効と。賢く対策
「国際麻薬乱用撲滅デー」人間破壊の魔物を社会から根絶。監視の目厳しく
☆第3代会長就任60周年記念「師弟凱歌の記憶」 第9回「写真——眼で詠む詩」
池田先生の写真は「眼で詠まれた詩」——フランス・ルーブル美術館の絵画部長を務めた美術史家ルネ・ユイグ氏は、そう評した。
先生が写真の撮影を本格的に開始したのは、1970年ごろ。過労で体調を崩した折、カメラを贈られ、撮影した写真をそのお礼に届けるためであった。
しかし「自由な写真旅行とか、写真行脚とはいかない」。「そこで、会合等で、遠出をした場所を選んで、たまにファインダーをのぞくということを覚えた」
最初に本格的にレンズを向けたのは「月」だった。71年6月、北海道・函館近郊の大沼湖畔で周囲を照らす壮麗な月を目にした先生は、"日夜、戦っている学会員の皆さまが、この月の光に照らされ、英知輝く人になってほしい。名月天子よ、我が友を見守ってください"との願いを込めて、シャッターを切った。
今しかない"この一瞬"を捉える。先生にとって写真とは"自然との対話"であるとともに、同志に励ましを送る、瞬間瞬間の行動の結実なのである。
先生は71年以来、奮闘する友の励みになればと、折に触れてカメラを手にしてきた。移動の車中や海外を訪問した際など、激務の合間に出合った"瞬間の美"を捉えた作品は「自然との対話——池田大作写真展」に。82年の初開催から、これまで世界41カ国・地域、151都市で行われ、好評を博している。
しばしば同展のポスターなどにも使用され、広く親しまれる一葉がある。95年11月に撮影された、ヒマラヤを収めた写真。海外の高名な画家も「この写真には物語があります」と賛辞を惜しまない。
変わりやすい天候のため、なかなか目にすることはできないという夕日に染まった"世界一"の雄姿を、雲が開けた一瞬で収めた。
この折、集まってきた子どもたちに池田先生は「仏陀は、偉大なヒマラヤを見て育ったんです。あの山々のような人間になろうと頑張ったのです。堂々とそびえる勝利の人へと自分をつくり上げたんです。みなさんも同じです」「必ず、偉い人になれるんです」と語り、励ました。
"自然は偉大! 生命は偉大! 全ての人に希望を!"——深い願いが投影された先生の写真は、目にする人を鼓舞し続ける。