いかなる労苦も困難も
全てプラスの力に!
その原動力が信心だ。
たくましき楽観主義で
生き生きと前へ前へ!
主師親御書 P386
『或時は人に生れて諸の国王大臣公卿殿上人等の身と成つて是れ程のたのしみなしと思ひ少きを得て足りぬと思ひ悦びあへり、是を仏は夢の中のさかへまぼろしのたのしみなり唯法華経を持ち奉り速に仏になるべしと説き給へり』
【通解】
ある時は人間として生まれて、諸の国王、大臣、貴族や宮廷での昇殿をゆるされる高い身分などになって、「これほどの楽しみはない」と思い、わずかなものを得て「満足した」と思い、喜びあっている。このことを仏は「夢の中の栄え、幻の楽しみである。ただ法華経を持ちたてまつり、すみやかに仏になりなさい」と説いておられる。
名字の言 きょうプロ野球開幕——表舞台を支える人々 2020年6月19日
プロ野球2020年の公式戦が、きょう開幕する。一時は、コロナ禍によってシーズン自体が危ぶまれていただけに、選手や関係者、ファンの喜びもひとしお。好ゲームが繰り広げられることを期待したい▼以前、ある球団の練習を見学した。多くの選手を育ててきたコーチが話してくれた。「彼らのおかげで選手が活躍できる。本当に大事な存在」と指さしたのは打撃投手たち。現役を退いた投手が務めることが多いという。50歳を過ぎたベテランも、選手のために黙々と投げていた。高い制球力。鋭い変化球。技術は卓越している。が、彼らが脚光を浴びることはない▼表舞台に立つ人がいれば、それを陰で支える人が必ずいる。野球チーム一つとっても、打撃投手の他に用具係、トレーナー、スコアラー等々、裏方を担う面々が選手を支えていた▼本紙を配達してくださる無冠の友、励ましの対話に汗する人、会場提供者、会合の役員……。池田先生は、そうした縁の下の力持ちの方々に光を当て、心から励まし、尊ぶ文化を築き上げてきた。だから学会は発展した▼人が見ていようがいまいが、誠実に友のため、社会のために尽くす人生を歩みたい。そして、目立たぬところで奮闘する陰の人を見つけ、たたえる眼を常に持ちたいと思う。(誠)
寸鉄 2020年6月19日
「法華経と申す御経は身心の諸病の良薬」御書。朝晩の勤行でリズム刻み
愛知女性勝利の日。堅塁の婦女は明るく朗らか。師弟勝利の「この道」を!
信仰は「無限の向上」の異名—戸田先生。昨日より今日。挑戦の人は皆、青年
きょう「朗読の日」。良書に触れれば心が豊かに。読み聞かせ、親子で実践
高温多湿で食中毒多発。入念な手洗いや加熱調理で賢く対策。油断は禁物
☆学ぼう「黄金柱の誉れ Q&A 第6回
仏法から見て、「健康」とは、また「病気」とは、どう捉えていけばよいのでしょうか。信心を真面目に実践していても、病気になることはあります。池田先生の健康と病気についての考察、また、病気と闘う友への励ましを、壮年部指導集『黄金柱の誉れ』から紹介します(指導集132ページから134ページまでを抜粋)。
●テーマ 健康・長寿「病」と闘う友に——
〈健康と病気は、本来、一体〉
「現代人は、みんな"半健康"であるといわれるぐらい、なんらかの病気をかかえているし、年齢とともに、体も弱っていきます。
では、病気だから不幸なのか。決して、そうではない。病に負けて、希望を失ってしまうから不幸なんです。広布の使命を忘れてしまうから不幸なんです。
体は健康でも、精神が不健康で、不幸な人は、たくさんいます。反対に、病気をかかえたり、体が不自由であっても、自らも幸福を満喫し、人をも幸福にしている同志もいる。
生命の根源においては、健康と病気は、本来、一体であり、"健病不二"なんです。ある時は、健康な状態として現れることもあれば、ある時は病気の状態となって現れることもある。
この両者は、互いに関連し合っているがゆえに、信心に励み、病気と闘うことによって、心身ともに、真実の健康を確立していくことができるんです」
(小説『新・人間革命』第10巻「桂冠」)
〈敗北ではない。信心が弱いからでもない〉
病気になることは、決して敗北などではない。信心が弱いからでもない。広宣流布に生き抜く中で起きた病気という苦難は、成仏を阻もうとする魔の働きである。ゆえに、怯んではならない。
勇敢に立ち向かって、一生成仏を勝ち開いていく勇気を教えられているのです。
(本紙2012年7月26日付「若き君へ——新時代の主役に語る」)
〈生命力が病気を治す根本の力に〉
(戸田先生は)「こっちの薬王(=菩薩)が働いていますから、医者が自然にいい治療をせざるをえなくなるのです」と言われていた。
医者を選ばなくてよいということではなくて、「病気を治すのは自分自身」だということです。なかんずく自分自身の「生命力」「自然治癒力」が病気を治す根本の力です。医者は、それを手伝うだけです。
(『池田大作全集』第31巻「法華経の智慧」)
〈「いかなる病さはりをなすべきや」〉
「南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや」(御書1124ページ)です。
あらゆる病苦を打開する根源の力が、妙法にはある。妙法は最強の「生命の大良薬」です。戸田先生もよく「人間の体は一大製薬工場だ」と言われていました。
今、受けている治療が最高の効果を発揮していくよう、全身に仏の大生命力を現して病魔を打ち破っていくよう、祈り抜き、祈り切ることです。信心を根本に戦っていくならば、必ず一切を変毒為薬できます。