「法華を識る者は
世法を得可きか」
学会精神の真髄は
振る舞いの中に輝く。
誠実の姿で信頼の花を!
阿仏房御書 P1304
『多宝如来の宝塔を供養し給うかとおもへばさにては候はず我が身を供養し給う我が身又三身即一の本覚の如来なり、かく信じ給いて南無妙法蓮華経と唱え給へ、ここさながら宝塔の住処なり』
【通解】
多宝如来の宝塔を供養されるかと思えば、そうではありません。あなたは、わが身を供養しておられるのです。わが身がまた三身即一身の本覚の仏なのです。このように信じて、南無妙法蓮華経と唱えていきなさい。その場所が、そのまま、宝塔の場所なのです。
名字の言 オンライン使用は家族にも配慮を 2020年6月5日
海外の報道番組で、専門家が自宅からオンラインで出演していた時のこと。後方から突然、幼い子ども2人が"登場"。慌てて母親が駆け込み、子どもたちを連れていった。この光景がほほ笑ましいと、動画は数多く再生され、話題となった▼テレワークが進み、オンライン会議なども増えた。ただ家庭で行う際は"画面に映らない部分"にも配慮したい。同居する家族は部屋に入れないし、大きな音を立てないよう気を使っているものだ▼青年部を中心に取り組むオンラインの会合も、家族の協力があってこその企画。ある男子部リーダーは、手紙での激励にも力を入れ、友の家族への感謝も添えるようにしている。手紙の内容を知った家庭の中で、互いに感謝の言葉を掛け合うきっかけにもなったそうだ。「ちょっとしたことですが、メンバーとの絆が一段と強まっていることを実感します」と▼「ありがとう」の反対の言葉は「当たり前」といわれる。確かに、"してもらって当たり前"と受け止める姿勢は「感謝」とは正反対だろう。相手の立場に立って考える余裕をもちたい▼コロナ禍によって、さまざまな「当たり前」が、実は「有り難い」ことであったと知ることができた。一つ一つの真心に、一つ一つ感謝を伝えよう。(文)
寸鉄 2020年6月5日
仏法は逆境にある人が幸福になる信心—戸田先生確信の祈りで変毒為薬!
沖縄市の友が執念の猛追総力の攻勢で大逆転劇を新たな民衆勝利の歴史を
福井の日。広布の旅路を師と共に前進。試練の今、勇敢に希望の対話を拡大
国連の「世界環境デー」。空調温度見直し等、家庭でも。持続可能な社会へ
学校再開で不審者による子の被害増。登下校時が危険。地域の見守り強化
☆みんなで学ぶ教学 第7回 御書根本
◇学ぼう、開こうとの一念が大事
今回の「みんなで学ぶ教学」は「御書根本」をテーマに学びます。日々の生活の中で御書を拝し、信心を深めていきましょう。御書の研さんに挑戦しようとしている新会員のリホさんに、地区婦人部長のユリコさんがアドバイスしています。
ユリコ 御書を学ぼうということ自体がすばらしいことよ。私だって、難しいと思うこともあるけど、御書を研さんすると元気になるわ!
リホ 具体的には、どんなことが書いてあるんですか?
ユリコ そうよね。そこからよね。御書には、日蓮大聖人が書かれた論文や、弟子に送られたお手紙が収められているのよ。
リホ へー。こんなに厚くて、ずっしりとしているけど、お手紙とか、論文なんですね。
ユリコ そうなの。大聖人の時代に、こんなに文章を残された人はいないといわれているわ。"人々を幸福にしたい"という大聖人の願いがいっぱい詰まっている"希望の経典"。それが「御書」なの。
リホ "希望の経典"ですか、なんか読みたくなってきました。でも難しそう……。
ユリコ 安心して! 大丈夫よ。お手紙には、病と闘う弟子や家族・親族を亡くした門下への激励から、職場でトラブルに遭っている時の振る舞い方など、生活に根差したアドバイスもあるのよ。もちろん、大切な法門も書かれているから、私たちの信仰の根本となるわ。
リホ すごく身近なことも書かれているんですね。
ユリコ そうなの。それだけでなく、大聖人は仮名交じり文にしたり、さまざまな譬喩や故事を用いたりして、庶民にも分かりやすく仏法を説いたのよ。どこまでも民衆の幸福を願われていたの。
リホ 多くの人たちのことを考えられていたんですね。でも、現代の私たちにも当てはまるんですか?
ユリコ もちろんよ。確かに鎌倉時代に書かれたものだけど、御書にある仏法の思想は時代に関係なく、私たちの希望となっているわ。
リホ そうなんですね。
ユリコ そうよ。学会が第2代会長の戸田先生の発願で、1952年(昭和27年)4月28日に『日蓮大聖人御書全集』を発刊したのも、全民衆が大聖人の御精神を学べるように、との思いからだったの。その通りに今、御書は各国語にも翻訳されて、世界の人たちが学んでいるの。それってすごいことよね!
リホ 世界中で拝読されてるって驚きですね! 難しそうだけど、私もがんばって御書を学んでみます。
ユリコ そうね。御書を学ぶのに大切なことは、信心で拝していくことなの。それは"全部、その通り"と、難しくても、大聖人の御精神に触れていこうとすることなのよ。池田先生は「『御書を学ぼう』『御書を開こう』との一念が大切である。内容を忘れてもいい。生命の奥底では何かが残っている」と指導されているわ。
リホ 安心しました。学んでいて分からないことがあったら教えてください。
ユリコ もちろんよ! 日々、生活の中で、一行でもいいから、御書を拝していくことが、私たちにとっての「御書根本」の生き方になるのよ。一緒に学んでいきましょう!
リホ はい! でも、明日からでもいいですか?(笑)