◇今週のことば
創価の女性には
世界一の笑顔の光あり。
家庭に地域に社会に
明るい希望の輝きを!
妙法の清々しい音声で。
2020年6月1日
日女御前御返事 P1243
『是全く日蓮が自作にあらず多宝塔中の大牟尼世尊分身の諸仏すりかたぎたる本尊なり』
【通解】
これは、決して日蓮が勝手に作り出したものではなく、(法華経で涌現した)多宝塔の中の釈尊や、十方分身の諸仏を、あたかも版木で摺るように、そのまま写し顕したのが、この御本尊である。
名字の言 「生活即野球」という信条 2020年6月1日
栃木・作新学院硬式野球部の小針崇宏監督が本紙「トーク」に登場した。チームの合言葉は「環境と習慣」。良い環境は、良い習慣、良い人を生む。例えば、県大会優勝の翌日は、ごみ拾いから始めるという。掃除しながら近隣の方々に感謝を伝える球児たち。「この人たちのため」との思いが力になる▼高校野球の指導者から「生活即野球」という信条を伺ったことがある。ごみが落ちていれば拾い、トイレのスリッパを脱いだらそろえる。勉強にも手を抜かない。グラウンド外の姿がプレーに表れる。生活も一流、野球の技術も一流のチームこそ甲子園にふさわしい▼その大会が夏も中止になった。選手らの落胆は察するに余りある。しかし大会はなくなっても、なくならないものがある。大切な時の集中力。諦めない心。仲間を思うチームワーク。努力する習慣……▼かつて創立者の池田先生は学園生に「戦いは、時の運です。ちょっとしたことから、どのように展開するかわからないものです。しかし、命をかけた戦いをしていくなかに、道は開けていくものです」と。命をかけて築かれた胸中の"宝の塔"は誰人も奪えない▼6月、人々が少しずつ動き始める。頑張ってきた友の未来が、栄光へと開かれていくことを心から祈りたい。(進)
寸鉄 2020年6月1日
会長の著作は人々の精神を啓発する人類の遺産—総長。海外50言語に翻訳
設い身は此の難に値うとも心は仏心に同じ—御書最後は勝つ!この確信で
未来部の各種コンクール募集が開始。挑戦と成長の思い出を。皆でエール
悲嘆の底の時、友の言葉ほど嬉しいものはない—劇作家。励ましの絆強く
毎日同時刻に起床—心の健康維持のコツと。賢き生活リズムを祈り根本に
☆大白蓮華巻頭言 2020年6月号 地涌の覚悟に惑いなし
六月は、創立の父・牧口常三郎先生の生誕の月である。
御本仏の佐渡流罪より満六百年(一八七一年=明治四年)に、有縁の新潟で誕生されたことも、不思議な符合である。
日蓮大聖人は佐渡での御書「顕仏未来記」に、「日来の災・月来の難・此の両三年の問の事 既に死罪に及ばんとす今年・今月万が一も脱がれ難き身命なり」(P509)と記された。それほどまで過酷な只中で、「太陽の仏法」が一閣浮提を照らしゆく未来を大宣言なされたのだ。
戦時中、この正法正義の命脈が途絶えんとするその時、まさしく「地涌の菩薩」の覚悟に立って、「死身弘法」を貫かれたのが、牧口先生にほかならない。
法難の獄中からの手紙には、「大聖人様の佐渡の御苦しみをしのぶと何でもありません」と綴られている。
御本仏とご一緒に、牧口先生か命を賭して示し遺してくださった、何ものにも負けない「師子王の心」こそ、我ら師弟の不滅の原点といってよい。
広布と人生の途上において、いかに先の見えない苦境に追い込まれても、殉教の先師の忍難弘通の姿を思えば、何を嘆くことがあろうか。何を惑うことがあろうか。
恩師・戸田城聖先生と私の覚悟も、ここにあった。
「妙法蓮華経を修行するに難来るを以て安楽と意得可きなり」(P750)と仰せの如く、題目を唱え抜いて難に挑む中にこそ、真の仏道修行があり、大福運も積まれる。
「今生にかかる重苦に値い候へば地獄の苦みぱっときへて」(P1000)という「転重軽受」の法理に則り、崩れざる仏の境涯を開き、希望と勇気を民衆へ贈れるのだ。
人類が一丸となって試練に立ち向かう今、「生命尊厳」の信念と「変毒為薬」の英知輝く、若き創価の世界市民の連帯は何と頼もしいことか。日本そして地球を結ぶ歌声も明るく力強い。インドの同志は高らかに歌い舞う。
♪あなたと私は共に 決して負けない 永遠に
今こそ その時だ 決して負けない 永遠に
に−−
先師に続く地涌の人材山脈に「従藍而青」の光あれ!
嵐にも
不動の大山
ここにあり
嘆かず惑わず
凱歌の虹を
〈2020 学会史メモリアル〉 6月
◎6・6「初代会長・牧口常三郎先生誕生日」
1871年(明治4年)6月6日、初代会長の牧口常三郎先生が、現在の新潟県柏崎市荒浜に生まれた。
1928年(昭和3年)に日蓮大聖人の仏法に帰依。
30年(同5年)11月18日、『創価教育学体系』第1巻を発刊。この日が創価学会(当時は創価教育学会)の創立記念日となった。
戦時下、軍部政府による弾圧に抗して信仰を貫き、44年(同19年)11月18日、獄中で73歳の生涯を閉じた。
※参考資料=小説『新・人間革命』第2巻「勇舞」、第15巻「開花」
◎6・7「高等部結成記念日」
64年(昭和39年)6月7日、東京の各本部(当時)で高等部の結成式が行われた。東京第2本部での男子高等部結成式には池田大作先生が出席し、参加者と共に勤行を。
先生が第3代会長に就任後、最初に結成した未来部が高等部である。
※参考資料=『新・人間革命』第9巻「鳳雛」
◎6・10「婦人部の日」
51年(昭和26年)6月10日、第2代会長に就任したばかりの戸田城聖先生のもとに、婦人の代表52人が集い、出発した日が淵源。
戸田先生は席上、「白ゆりの/香りも高き/集いかな/心の清き/友どちなれば」との和歌を詠み贈った。
※参考資料=『人間革命』第5巻「随喜」
◎6・11、12 戸田先生の最後の「水滸会」野外研修から65周年
55年(昭和30年)6月11、12の両日、戸田先生にとって最後となった「水滸会」の第2回野外研修が、若き池田先生が中心となり、山梨県の河口湖畔と山中湖畔で行われた。本年で65周年。
※参考資料=『人間革命』第9巻「上げ潮」
◎6・25「団地部の日」
78年(昭和53年)6月25日、団地部の第1回全国大会が開催。これを記念して、部の日に定められた。
※参考資料=『新・人間革命』第24巻「灯台」
◎6・27 「未来会」結成50周年
70年(昭和45年)6月27日、現・神奈川研修道場に高等部・中等部・少年少女部の代表が集い、全国に先駆けて、東京未来会第1期が結成。池田先生は"いかなる試練にも負けない獅子に"と念願した。
2003年(平成15年)の6月27日には、池田先生が「未来会/広布と創価を/展望し/山の如くに/人材育ちぬ」と詠み贈った。本年で結成50周年。
※参考資料=『新・人間革命』第14巻「大河」
◎6・30「学生部結成記念日」
57年(昭和32年)6月30日、戸田先生のもと、東京で学生部結成大会が行われた。北海道で人権闘争の指揮を執っていた池田先生が祝電を寄せた。
※参考資料=『人間革命』第8巻「学徒」、第11巻「夕張」