2020年6月12日金曜日

2020.06.12 わが友に贈る

変化に対する柔軟性は
確固たる哲学から。
「今なすべき事は何か」
賢明に祈り行動するのが
仏法者の在り方だ。

新池御書 P1439
『かかる悪所にゆけば王位将軍も物ならず獄卒の呵責にあへる姿は猿をまはすに異ならず、此の時は争か名聞名利我慢偏執有るべきや』

【通解】
死後の地獄等という苦悩の世界に行ったならば、王の位も、将軍の位も、何の役にも立たない。獄卒の責めにあう姿は、猿回しに回される猿と変わらない。
こうなった時は、どうして名聞名利や我慢偏執の心でいられようか。

名字の言 脳科学者の茂木健一郎氏「過去は育つ」 2020年6月12日
過日、小欄で約70年前の神奈川・鶴見での池田先生の奮闘を紹介した。それを読んだ鶴見出身の方から「これが鶴見で先生が運んでくださったバケツです」と写真が送られてきた。時代を感じさせるブリキのバケツ。師との思い出が詰まっているように見えた▼月刊誌「潮」の連載「民衆こそ王者」では今、学会草創期の「地区講義」の物語がつづられている。7月号は<識者の声>篇。その中で脳科学者の茂木健一郎氏が「過去は育つ」という脳の働きに言及している。人間の記憶は、歳月と共に、心の中で大切な思い出として育っていくもの、と▼毎年、小説『新・人間革命』等を学ぶ"平和大学校"を開校する東京・北総区の壮年部。持続して20年以上になるが、今年はコロナ禍で、かつてない状況に。しかしSNS等を駆使して、感想を交換し励まし合うなど、研さんの火は赤々と▼コロナで仕事が激減したある地区部長は、悩みながらも読み進めていた時、先生が新任の地区部長を激励するシーンに目が留まった。「あなたが敗れれば、(任命した)私が敗れたことです」。"自分も負けてなるものか"と、再び題目の挑戦を開始した▼あの苦しい時があったから、今の自分がある。そう未来に振り返るであろう歴史の日々を私たちは生きている。(進)

寸鉄 2020年6月12日
「信心と申すは別にはこれなく候」御書。倦まず弛まず。不屈の祈りで前進
「6・30」へ学生部が先駆の月間。君の双肩に未来。磨いた英知で社会を潤せ
墨田女性の日。新時代を開く麗しき婦女の連帯。地域を照らす太陽と輝け
流行前の暮らしに戻ると都内で7月中に再流行—試算。生活の新様式徹底
各地で梅雨入り。正しきリズムで体調管理。水分・塩分補給で熱中症対策も

☆心に御書を 第50回 教学こそ希望の大光
<御文>
『上行菩薩等・末法の始の五百年に出生して此の境智の二法たる五字を弘めさせ給うべしと見えたり経文赫赫たり明明たり誰か是を論ぜん』(曾谷殿御返事、1055ページ)

<通解>
上行菩薩等は、末法の始めの五百年に出現して、この「境智の二法」である妙法五字を弘められるであろうと説かれている。経文は、あまりにも明らかである。誰がこれについて異論を立てるであろうか。

<池田先生が贈る指針>
御書は末法万年を照らす智慧の光源だ。人類を正しく導く生命観、人生観、社会観、宇宙観がここにある。
「大変なときにこそ、御書を開け」と恩師は叫ばれた。真剣な求道は、大聖人から直々にご指導を受けるに等しい。
「いまだこりず候」。御書と共に不屈の勇気で前進だ。希望の大光を今この時に!

☆〈KANTO広布史ファイル〉 「6・6」先師をしのび千葉に来県
2018年(平成30年)6月2日、千葉・船橋池田講堂で関東総会(本部幹部会)が開催された。ブロック1を超える拡大を達成し、皆の勝利の笑顔がはじけた。
そして総会直後の6日、初代会長・牧口先生の生誕日に、池田先生が千葉に来県。"栄光の金字塔"をもって師を迎えた千葉の全同志に、大きな喜びの輪が広がった。
先生は雨の中、旧江戸川を渡って浦安平和会館を訪れ、車中から視察。「千葉の皆さんにくれぐれもよろしく」との伝言を寄せた。さらに、千葉に転教された、先師の率先の足跡をしのばれた先生。その思いを後日の随筆でつづられるなど、師の激励は続いた。
師弟の絆を胸に、旭日の天地・千葉から民衆勝利の新時代を開きゆく。