◇今週のことば
「御みやづかいを
法華経とをぼしめせ」
変化の社会にこそ
新たな価値創造の力を。
妙法の賢者と光れ!
2020年6月22日
妙法比丘尼御返事 P1415
『法華経の中に仏説かせ給はく我が滅度の後後の五百歳二千二百余年すぎて此の経閻浮提に流布せん時、天魔の人の身に入りかはりて此の経を弘めさせじとて、たまたま信ずる者をば或はのり打ち所をうつし或はころしなんどすべし、其の時先さきをしてあらん者は三世十方の仏を供養する功徳を得べし、我れ又因位の難行苦行の功徳を譲るべしと説かせ給う』
【通解】
法華経のなかで仏は「我が滅度の後・後の五百歳・二千二百余年を過ぎてこの経を閻浮提に流布しようとする時、天魔が人の身に入り代わって、この経を弘めさせまいと、たまたま信ずる者を、あるいは罵詈したり、あるいは打擲したり、所を追い払ったり、あるいは打ち殺したりするであろう。その時、第一に先駆けした者は三世十方の仏を供養するのと同じ功徳を得るであろう。また我が因位の難行・苦行の功徳を譲るであろう」と説かれています。
名字の言 自身の殻を破る「出会いパワー」 2020年6月22日
クルミは硬い殻に覆われているが、それを割るとおいしい実が現れる。「私にとって教育とは、まさにこの『殻を破る』こと」と語るのは、明治大学の齋藤孝教授。氏は、教師志望の学生たちが"殻を破る"契機にと、工夫を凝らした授業を行う▼例えば、それぞれ学んだ専門知識をショートコントで披露する授業。歌を歌う、キャラクターに扮する……最初は恥ずかしがっていた学生も、終わると"やってよかった"と笑顔に。実際、"翌年に残したい授業"を学生に尋ねると、多くがこの授業を挙げるそうだ▼殻を破るきっかけは、自分の内側からだけでなく、外側からの刺激で生まれることも多い、と氏は語る。「言わば、『出会いパワー』『縁の力』です」と(『潜在能力を引き出す「一瞬」をつかむ力』祥伝社新書)▼コロナ禍の中、電話やSNSでの励ましを印象的に語る人が少なくない。"地区婦人部長の明るい声にホッとしました""支部長の力強い言葉が胸に響いています"。直接、会えなくても、人の心を変える「出会いパワー」を生み出すことはできる▼御書に「万法は己心に収まりて一塵もかけず」(1473ページ)と。誰の生命にも、宇宙に等しい智慧と力が秘められている。その可能性を開く「出会いの劇」を、きょうも朗らかに。(誼)
寸鉄 2020年6月22日
創価の女性が記念月間を快走。太陽が輝けば世界は明るく。激励の光更に
心は王者でいけ。誇り高く生き抜け—恩師。皆が幸福になる仏法。信強く
奄美の日。試練の時こそ同志と共に、地域と共に。支え合いの絆は広布の鑑
東西の創価学園がウェブ見学会を開催中。英才よ集え!人類貢献の学舎へ
新型コロナの抗体、保有せぬ人が大半—厚労省。手洗い等、引き続き励行
☆第3代会長就任60周年記念 師弟凱歌の記憶 特別編
◇各地の婦人部総会に届いた1枚のレコード(1977年)
1977年(昭和52年)、全国各地で「第7回婦人部総会」が開催され、全会場にシートレコード(ビニール製レコード)が届けられた。これには、池田先生が総会に寄せた長文のメッセージと、真心のピアノ演奏が吹き込まれていた。
同年初頭から、宗門僧による理不尽な学会攻撃が行われ、同志は悔し涙をのみながら、広布の活動に励んでいた時である。
レコードから響く慈愛のメッセージと、「荒城の月」「さくら」、創価学園の寮歌(現在の創価中学・高校の校歌)、「うれしいひなまつり」「夕焼小焼」「春が来た」「熱原の三烈士」の力強くも優しいピアノの音色が、激闘を続ける友の胸を打った。
みんな負けるな! 何があっても学会と共に、私と共に希望の人生の並木道を歩こうよ!——先生と一緒に総会に参加しているかのような喜びが、日本列島の津々浦々に広がった。
◇〈「熱原の三烈士」の歌とは〉
池田先生が、1279年(弘安2年)の熱原の法難で殉教した三兄弟に思いをはせて作詞し、1976年7月(昭和51年)に発表。いかなる苦難があろうとも「わが友よ負けるな!」「断じて勝ちゆけ!」との、師の祈りが込められている。
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「熱原の三烈士」の歌詞
作詞 山本伸一
富士の裾野の朝ぼらけ
若葉の露は彩なして
潤井の川のせせらぎに
雲雀の声にも児は舞いて
かくものどかな今朝の村
時末の世か水濁り
仏法の乱れは麻に似て
民の恨みも悲しけれ
熱原の郷百姓に
若き丈夫愁いあり
その名 熱原神四郎
弟 弥五郎 弥六郎
求道めし日々は浅けれど
清き血潮の布教進む
栄えの生命の法讃歌
誉れの優勢 口惜しさに
膏油煮え立ち喘ぎ立ち
障魔の権力は卑劣にも
和合の綱に手を伸ばし
攪き乱さんと仇心
諸行無常の鐘やみて
常楽我浄の風吹けば
ああ神四郎その兄弟
淋しく法戦消え去りぬ
繁れる法庭の杉木立
生死流転の神四郎
桜の花に吹く風に
あれよ広布の鑑よと
その名かんばし熱原の
烈士の命 誉れあり