一人の人間革命から
変革のうねりは
千波万波と広がりゆく。
君も貴女も
世界を変える主役なり!
上野殿御返事 P1557
『又涌出品は日蓮がためにはすこしよしみある品なり、其の故は上行菩薩等の末法に出現して南無妙法蓮華経の五字を弘むべしと見へたり』
【通解】
また従地涌出品第十五は日蓮にとって、少し縁のある品である。それは上行菩薩等が末法に出現して南無妙法蓮華経の五字を弘めるであろう、ということが説かれているからである。
名字の言 父親が聞かせてくれるお話「君が生まれた日」 2020年1月26日
その少女は、就寝前に父親が聞かせてくれる話が大好きだ。題名は「君が生まれた日」▼「むかーし、むかし……と言っても、4年前なんだけどね」と、物語風に話は始まる。母親の陣痛が始まった時の緊張感。産婦人科まで車を走らせた深夜の道。ついに迎えたその瞬間。産声。両腕に抱きかかえた重み。駆け付けた親族の笑顔。窓から差し込む朝の光——「みんな、君が生まれるのを待っていたんだよ」と父親が言う頃には、少女は気持ちよさそうに眠りに入る▼「無条件の受容」との言葉を、教育本部の友から教えてもらった。幼少期に「あなたがいるだけで私は幸せ」と、ありのままを受け入れてもらえる体験を得た子は、自己肯定感が高まるという。「無条件の愛情を伝える言葉こそ、『生まれてきてくれて、ありがとう』ではないでしょうか」と▼「有り難う」は元来、"そう有ることがまれ"との意だ。御書には「人間に生まれることは難しく、天から糸を垂らして、それが海底の針の穴に通るよりもまれ」(494ページ、通解)と仰せである。この世に生を受けたこと自体、どれほど貴重なことか▼まして生命尊厳の仏法に巡り合う難しさは言うまでもない。「一日の命は三千界の財にもすぎて候」(御書986ページ)との御金言を胸に、今を全力で生きよう。(之)
寸鉄 2020年1月26日
「1・26」記念提言を発表。人類共生の時代へ!我らは人々結ぶ対話を溌剌と
SGI発足45周年。師弟共戦の連帯は世界192カ国に。堂々たる平和の大河
東北女性の日。婦女一体で地域に励ましを拡大。皆様こそ福光世紀の希望
口に出す言葉で人生は前向きに。「でも、だって、どうせ」は禁句。心一つ
「朝食抜き」は冷え性の因と。賢き生活リズムが健康の道。余裕ある出発を
☆第45回本部幹部会で紹介された池田先生の指針 創価の青年こそ人類の希望!
「世界広布新時代第45回本部幹部会」(11日、巣鴨の東京戸田記念講堂)の席上、2001年9月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像が上映された。「前進・人材の年」を勢いよくスタートし、本年の大勝利を誓い合う友の指針として掲載する。
◇「決意の炎」を 「人材の銀河」を
一、世界の心ある知性の方々が絶大なる信頼を寄せてくださっているのが、わが青年部なのである。
「創価学会の青年を見よ、ここに人類の未来の希望がある!」と。
そのように、手紙に書いて送ってくださった方もいれば、著作や講演などで言及してくださった方もいる。
対談集『希望の選択』(『池田大作全集』第110巻所収)をともに発刊したアメリカの「核時代平和財団」のクリーガー会長も、次のように語っておられた。
「創価学会の青年の輝く瞳、輝く笑顔には、いつも心打たれます。そこには常に、何か新しいものを学ぼうとする探求心があります。常に社会に対する問題意識を持っており、常に、それに対する正しい答えを求め続けています。
社会から孤立し、反抗さえ示している青年が世界に多く存在するなかで、創価学会の青年たちの人生に対する姿勢は、異例とさえ言えます」と。
私も、まったく、その通りであると自負している。
私は、青年部の皆さんに申し上げたい。
わが青年部よ、創価学会を頼む、と。
胸を張って、これからも戦ってくれたまえ。
わが青年部の拡大が、そのまま、人類の希望の拡大になるということを、忘れないでくれたまえ。
◇題目は大宇宙の根源の音律
一、御書には、「日月天の四天下をめぐり給うは仏法の力なり」(1146ページ)——太陽と月が四天下(世界)をめぐるのは、仏法の力による——と説かれている。
一瞬も止まることなく運行し続ける大宇宙も、すべて、妙法の律動にのっとっている。科学の探究が進むほど、仏法の英知と合致していくのである。
大宇宙の根源の音律たる南無妙法蓮華経を朗々と唱えながら、社会の発展のため、世界の平和のため、人類の幸福のために、動き、語り、行動していく。これ以上に崇高な人生はない。
◇壮大なスケール
一、先月(2001年8月)の16日、アメリカ航空宇宙局(NASA)が、宇宙空間にある「ハッブル宇宙望遠鏡」を使って撮影した、地球から約5000万光年も離れた銀河の写真を発表した。
今回、NASAが撮影したのは、おおぐま座にあるNGC3079という銀河である。
円盤形をした銀河の中心部において、まるで煮えたぎる釜の中から泡が噴き出るように、高温のガス状の物質が噴き出ている様子が観測されたのである。
このガス状の噴出物は、およそ2000光年という高さにまで達している。それは、真っ赤な巨大な柱のように見える。
じつに、壮大なスケールである。〈光年とは、光の速度で1年間に進む距離のこと。1光年は、約9兆4600億キロメートル〉
そして、宇宙空間に放出されたガス状物質が、再び、雨のように銀河に降り注ぎ、やがて新しい星がつくられていく——というのである。
私たちの太陽も、かつて悠久の宇宙のドラマの中から誕生した。そこに地球も生まれたのである。
法華経には、壮大な宇宙観が説かれている。
◇率先の行動から新たな歴史が
一、何事も、エネルギーがみなぎるところに、新しい何かが生まれる。広宣流布の組織もまた同じである。
中心者をはじめ、皆のエネルギーが赤々と燃えたぎってこそ、「新しい人材」が生まれる。「新しい発展」が始まる。「新しい戦野」が広がり、「新しい勝利」の歴史がつくられていく。
では、そのエネルギーとは何か。
戦いへ立ち向かう「勇気」である。
自分が率先する「行動力」である。
皆を守ろうとする「慈愛」である。ある面から見れば、太陽も、月も、宇宙それ自体も、生命を育む慈愛に満ちた存在といえよう。
さらに、断じて勝つという「執念」。
そして、自分たちの使命の天地で、必ず広宣流布を成し遂げてみせるという「決意」である。銀河が噴き出す真っ赤な火柱のような「決意」である。
その決意あるところ、きら星のような人材が連なり、美しい銀河のごとき「団結」が生まれる。「調和」が広がる。
◇「いよいよ これから」の心で広布へ
一、ともあれ、日蓮大聖人の仏法は、1000年、2000年という単位を超えて、「末法万年尽未来際」という宇宙的な次元のスケールに立っている。
有名な「報恩抄」には、「日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・未来までもながるべし」(御書329ページ)と。
さらに「御義口伝」には、「今日蓮が唱うる所の南無妙法蓮華経は末法一万年の衆生まで成仏せしむるなり」(同720ページ)と仰せである。
末法万年の広宣流布から見るならば、私どもの戦いは「いよいよ、これから」である。
この大いなる気概で、創価学会は前進したい。永遠に「青年の心」で、生きて生きて生き抜きましょう!
きょうは、遠くから、本当に、ご苦労さま! ありがとう!