2020年1月14日火曜日

2020.01.14 わが友に贈る

「先んずれば人を制す」
いかなる勝負も
最高の準備こそが
最高の結果を生む。
絶対勝利の人たれ!

四条金吾殿御返事 P1169
『剣なんどは大火に入るれども暫くはとけず是きたへる故なり』

【通解】
剣などは大火に入れてもしばらくは溶けない。これは鍛えられているからである。

名字の言 犠牲バントの精神とは? 2020年1月14日
元プロ野球選手の川相昌弘さんといえば"バントの名人"。現役時代、「代打、川相!」と当時の長嶋監督がバントのポーズをしながら球審に告げた話は有名だ。相手チームが警戒する中、確実に決めた533本の犠打は世界記録となっている▼走者を進塁させる送りバント、ホームに生還させるスクイズといった犠牲バントは、自身がアウトになることが前提。だがそれは単なる犠牲ではない。チームに勝利を呼び込む重要な仕事だ。川相さんも、ここ一番で決めたバントは、ホームランよりうれしいと語る(『明日への送りバント』)▼ある男子部員が共に野球で汗した小学校時代からの友人に弘教を実らせた。入会記念勤行会で、その男子部員は友人に励ましの言葉を送った。「これからも君の人生に送りバントをしますので、どうか前へ前へと進んでいってください」▼その場には男子部員の母の姿も。弘教に奮闘する息子のために、誰よりも強盛に題目を送り続けてきた母は、新入会の友の首に手作りの金メダルを掛け、祝福。感動が広がった▼広布前進のドラマには、表舞台で活躍する人もいれば、陰で必死に支える人もいる。それでも皆が代役のいない大役である。信心根本に積んだ陰徳は、必ず光輝あふれる幸福の陽報に結実する。(代)

寸鉄 2020年1月14日
折伏をする人は学会の宝の中の宝だ—戸田先生。後継の青年よ勇み挑戦を
四国婦人部の日。「さんふらわあ」での航海40周年。共戦の母に歓喜の花爛漫
女子部「ロマン総会」がスタート!さあ未来の門開く語らいへ。皆で応援
"初回は無料"等に誘われ気付けば定期購入に—相談増。契約条件、必ず確認
家庭の食品ロスなくせば食費を月5千円節約も。賢く小事の積み重ねを!

☆「新・人間革命」が広布の源泉 第1回
「前進・人材の年」が開幕し、千葉の同志は今、池田先生の会長就任60周年の「5・3」へ、「折伏」と「人材」の圧倒的拡大を誓う。広布前進の源泉である小説『新・人間革命』の中から、珠玉の指針を抜粋して連載する。

◇"まず決意"が折伏の要諦
伸一自身の体験を踏まえた指導には、説得力があった。
話が終わるや、すぐに何人もの手があがった。
今度は、壮年が指名された。
「私は、仕事が忙しくて休日も取れません。でも、なんとか折伏をしたいと思っています。ところが、なかなかできないもので悩んでおります」
(中略)
「折伏を成し遂げる要諦は何か。
それは決意です。一念が定まれば、必ず状況を開くことができる。
折伏は、どこでもできるんです。戸田先生は、牢獄のなかでも法華経の極理を悟り、看守を折伏しています。まず、折伏をさせてくださいと、御本尊に懸命に祈り抜くことです。すると、そういう人が出てきます。また、ともかく、あらゆる人と仏法の対話をしていくんです。
もちろん、信心の話をしても、すぐに入会するとは限りません。それでも、粘り強く、交流を深めながら、相手の幸福を日々祈り、対話を重ねていくことです。
(中略)
ともあれ、苦労して弘教に励んだ分は、全部、自分の福運になります。相手が信心しようが、しまいが、成仏の因を積んでいるんです」(第13巻「北斗」の章)

◇仏法を教えたいとの祈り
「祈りは、ひたすら御本尊に思いの丈をぶつけていけばいいんです。その際、"信"を入れること、つまり、どこまでも御本尊を信じ抜き、無量無辺の功徳力を確信して、魂のこもった祈りを捧げることです。
自身の宿命転換、人間革命、一生成仏のためには、"広宣流布に生き抜きます"という誓願の祈りが大事になります。そこに、わが生命を地涌の菩薩の大生命、大境涯へと転ずる回転軸があるからです。具体的にいえば、"あの人に、この人に、幸せになってほしい。仏法を教えたい"という必死な利他の祈りです。学会活動の目標達成を祈り、行動を起こしていくことです。それが、大功徳、大福運を積む直道です。
したがって、自身の悩み、苦しみの克服や、種々の願いの成就を祈る時にも、"広宣流布のために、この問題を乗り越え、信心の見事な実証を示させてください。必ず、そうしていきます"と祈っていくんです。祈りの根本に、広宣流布への誓願があることが大事なんです。
どうか、御本仏の、この大誓願、大目的に連なった信心で、師子王のごとき勇気あふれる境涯で、人生を闊歩していってください」(第28巻「大道」の章)

◇勝利の鍵は「発心即行動」
「(中略)学会活動に励み、困難な戦いに直面すればするほど、"こんなつもりではなかった""なぜ自分だけ、こんなに苦労するのだ""やめてしまおうか"等々、自分の弱さや臆病さなどの欠点があらわれてくるものです。
だが、自分に負けず、一つ一つの活動に勝利していくなかに、鍛えがあり、自身の一凶に打ち勝つ人間革命の道がある。学会活動の場は、自分の生命を鍛え上げる道場です。広宣流布の使命に生きようと心を定め、自身を鍛え抜くなかに、宿命の転換もあるんです」
「(中略)人間として大事なことは、広宣流布のために生きることだよ。自他ともの幸福をめざして、人びとのため、社会のために何をするかだよ。君も、人間としての、本当の栄光と勝利のために、もう一度、勇気をもって、本気になって信心に取り組もうよ」
「はい!」
決意のこもった声で、山口(編集部注=信心から離れていた青年)は答えた。
「心が決まったら、今日から頑張るんだ。いつか頑張ろうなんて考えていたら、時を逃すよ。それでは寒苦鳥になってしまう。寒苦鳥は知っているね」
「はい。御書に出てきます。巣をつくらないために、毎夜、寒さに苦しんでいる、雪山にすむ鳥です。明日こそ、巣をつくろうと決意するのですが、昼は暖かいので、ついつい眠ってしまうとあります」
「そうだ。大事なのは今だ。今日、何をするかだ。今、立ち上がらなければ、終生、後悔することになる。私は、みんなに悔いなど、残してもらいたくはないんだ」(第16巻「入魂」の章)