2020年1月17日金曜日

2020.01.17 わが友に贈る

身近な家族を大切に!
感謝の思いを言葉に!
一家和楽の実現こそ
幸福の土台であり
学会永遠の指針なり!

妙一尼御前御返事 P1255
『信心と申すは別にこれなく候、妻のをとこをおしむが如くをとこの妻に命をすつるが如く、親の子をすてざるが如く子の母にはなれざるが如くに、法華経釈迦多宝十方の諸仏菩薩諸天善神等に信を入れ奉りて南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを信心とは申し候なり』

【通解】
信心というのは、特別これといって難しいものではありません。妻が夫をいとおしく思うように、また夫が妻のためには命をすてるように、親が子を捨てないように、子供が母親から離れないように、法華経・釈迦・多宝・十方の諸仏・菩薩・諸天善神に信を入れて、南無妙法蓮華経と唱え奉ることを信心というのです。

名字の言 阪神・淡路大震災から25年。心を結び、希望を灯す励ましを未来へ 2020年1月17日
本来なら、その日は兵庫男子部にとって一年の広布勝利を誓い合う日だった。1995年1月17日、阪神・淡路大震災が発生。予定されていた兵庫男子部の集いは中止となった▼街は廃虚同然となり、深い喪失感に覆われた。その中を"負けたらあかん!"と兵庫男子部の友は救援活動に奔走した。震災から2カ月後、池田先生は「諸君の御健闘に感謝し、兵庫の未来が無事安穏である事を祈りつつ」と3首の和歌を贈った▼「見も知らぬ さまよい疲れる 人々を 抱きかかえたる 尊き君らよ」「恙なく 無事安穏の 操縦を 若き英雄 嘆かず指揮とれ」「沈黙を 破りて轟く 歌声の 指揮をぞ頼まむ 池田門下と」。先が見えない苛立ちを多くの人が募らせている中、兵庫の友は師の励ましを抱き締め、復興への歩みを進めていった▼仏の別名を「能忍」という。悪世の娑婆世界という舞台に出現して、よく耐え忍び、慈悲をほどこすことを意味する。震災という極限状態の中で兵庫の友が発揮したのも、この不屈の「能忍の力」である▼友の心に"負けじ魂の炎"を点火するのは、時を逃さない渾身の励ましだ。それは一生にわたって相手の心を鼓舞し続ける。大震災から25年。心を結び、希望の灯をともす励ましの力をこそ、未来につなぎたい。(燦)

寸鉄 2020年1月17日
釈尊は喜び溢れ自分から先に話し掛ける人—仏典開かれた心で仏縁拡大を
阪神・淡路大震災25年。不撓不屈の歩みは歴史に厳然。希望の絆更に強く
御書を拝せば全て分かる—戸田先生。若人よ日々の激闘の中で繙き深めよ
気候変動は、もはや「気候危機」のレベル—専門家民衆の声と行動を一つに
気温低下時の路面凍結に注意。慣れた道でも焦りや油断は禁物。無事故で

☆世界広布新時代第45回本部幹部会での原田会長の話
◇一人立つ精神で拡大に挑戦
一、学会創立90周年の開幕を告げる「世界広布新時代第45回本部幹部会」の開催、誠におめでとうございます(拍手)。
また、本日は、19カ国・地域から、151人のSGIメンバーも参加されています。遠いところ、ようこそお越しくださいました。心より歓迎申し上げます。

一、はじめに、昨年末の財務につきまして、広布部員の皆さまの尊き真心に、厚く御礼申し上げます。ますます皆さまが、福徳薫る幸福境涯を開かれますよう、真剣に祈念してまいります。

一、さて、このほど創立90周年記念事業の一環として、また、日蓮大聖人御聖誕800年を慶祝する意義も込め、新版の御書全集を、明2021年11月18日に発刊する運びとなりました。大変におめでとうございます(拍手)。
これは池田先生に監修していただいて、現在の御書全集よりも文字を大きくし、改行や句読点も増やし、会話文には、かぎかっこを付けるなど、御書が、特に青年にとって、さらに読みやすくなるよう、組み直して刊行するものです。また、現在の御書全集が発刊された後などに発見された真筆の御書も新たに収録します。
どうか楽しみにしていただきながら、行学錬磨の仏道修行に、一層まい進していきたいと思います。

◇一騎当千の青年の陣列を
一、いかに時代が変わり、環境が変われど、永遠不変の根本精神が、学会にはあります。それは、「御書根本」「大聖人直結」の信心であり、師弟不二の「一人立つ精神」です。
池田先生は、世界広布の第一歩をハワイの地にしるされた折、ただ一人、空港で先生を出迎えた青年を、男子部の班長に任命されました。その際、先生は青年に、こう指導されます。
「日本で班長といえば百人ぐらいの部員がいるが、君には一人もいないことになる。でも、班長は班長です。その自覚で、君が自分の力で班をつくっていくんだよ。それが本当の学会の組織なんだ。
戸田先生は『青年よ、一人立て! 二人は必ず立たん、三人はまた続くであろう』と言われている。その精神で戦うのが学会の真実の青年です」
このご指導に、学会精神の真髄が凝縮されています。創価の三代会長による一人立つ師子の闘争ありて、そしてまた、その師匠に呼応して立ち上がった青年の師子吼によって、今日の世界広宣流布があることを、私たちは、ゆめゆめ忘れてはなりません。
10年前、学会創立80周年を前に池田先生は、青年たちに訴えられました。
「(戸田)先生は、決して青年を甘やかされなかった」「師匠の期待と信頼に、私を中心に完璧に応えてきたのが、創価学会青年部の栄光である。この伝統を担い立ち、青年部が、すべてを勝ち開いていく時が、学会創立80周年であると、私は強く申し上げたい」と。
創立90周年もまた、青年部が、学会の伝統を担い立ち、池田先生の期待と信頼に応え、一切を勝ち開いていく時であると確信いたします。
また、先輩の壮年部・婦人部にあっては、放任主義も、過保護も、真の慈愛ではありません。青年部を一騎当千の人材に育てるべく、粘り強く祈り、温かく励まし、こまやかに指導してまいりたい。

◇訪問・激励と座談会の充実こそ要
一、池田先生の会長ご就任60周年となる「5・3」を目指して、全国・全世界で弘教・拡大の大波が起こっています。
この時に当たって、ともどもに銘記したいのは、一番地道な「訪問・激励」と「座談会」こそ、折伏・弘教の前進にあって最も大切だということです。
池田先生のご闘争は常に、一人一人への信心指導、励ましからでした。
東京・蒲田の「二月闘争」にしても、先生は、今のブロックに当たる「組」に焦点を当て、中心者の組長など最前線に立つメンバー一人一人への訪問・激励に歩き抜かれました。
葛飾で総ブロック長として戦われた時も、「全会員が、しっかり勤行できるようにしていこう」との目標を掲げ、ある時はトラックの助手席に乗り、ある時は自転車で、駆け巡られました。
会合に出られる際も、あえて早めに行き、始まる前に会場の近隣に住む同志の家を回られるほど、徹底されていました。
先生の『若き日の日記』に「夜、N君の自転車をかり、葛飾のブロックを回る」と記された同じ日の箇所には、「午前中、腹痛にて困る」「午後(中略)身体の調子わるく」とも、また、「今月、生活費——赤字とのこと」とも記されています。
ご自身が病魔と闘い、日々の暮らしを懸命に乗り越えながら、それでもなお、目の前の一人を励まし抜かれたからこそ、一人また一人と、自分も宿命に挑もうと折伏に立ち上がり、その結果として、未曽有の弘教・拡大があったのだと思えてなりません。

◇歓喜の体験を語り広げよう
一、そして、そうした励ましの決勝点は、座談会であります。
小説『新・人間革命』第27巻「激闘」の章には、先生が座談会に自ら出席し、示された、"座談会・永遠の指針"が記されています。そこには、こうあります。
「仏法の法理を生活の場で実験証明した結果が、生き生きと語り合われる座談会には、仏法を社会に開く実践的展開があります。
ゆえに、広宣流布の前進は、座談会に始まり、座談会に終わることを、深く銘記していただきたいのであります」とのご指導です。
歓喜あふれる体験、確信あふれる指導が呼び起こす、感動・感激には、"内"も"外"もありません。共に心を通わせ、共に心を定める座談会こそ、折伏・弘教の現場であり、人材育成の本舞台です。
「励まし革命」と「座談会革命」で、「皆が前進!」「皆が人材!」の弘教・拡大を推進していきたい。
さあ、「伝統の2月」へ、私たちもまた、寒風に負けじと胸張り、「広布の山」を雄々しく駆け上がっていこうではありませんか(拍手)。