地涌の誇りも高く
人のために尽くそう。
労苦をいとわぬ
金剛の信念の中に
充実の人生がある。
治病大小権実違目 P998
『而るに此の三十余年の三災七難等は一向に他事を雑えず日本一同に日蓮をあだみて国国郡郡郷郷村村人ごとに上一人より下万民にいたるまで前代未聞の大瞋恚を起せり』
☆女性に贈ることば 十二月二十六日
私たちの心を明朗に
楽しげにさせてくれる
母の輝かしい振舞いよ!
母には
上流階級も
下流階級もない。
何も着飾らなくても
そのままが大女優だ。
☆今日のことば365 十二月二十六日
理性は、両刃の剣であり、善にも悪にも、通ずるわけである。善の面は、さらにどこまでものばしていきたいものだ。悪の面は、是非とも、何らかの歯止めがほしいものである。その歯止めがなければ、おそろしくて、善の面も、のばすわけにはいかなくなってしまうのではなかろうか。
☆秋季通信員大会への池田先生のメッセージ 2017年12月20日
◇皆が金の「文字」と「写真」を刻む大英雄 「感動」届ける言論戦を共に
伝統の「秋季通信員大会」が、11月から12月にかけて、全国各地で盛大に開催された。ここでは、池田先生が同大会に寄せたメッセージを紹介する。
この一年も、わが誉れの通信員の皆さん方と共々に、広布と人生の黄金の「日記文書」を勝ち綴ってくることができました。
月月・日日に、皆さんの祈りと真心を込めた一文が、一本の見出しが、一枚の写真が、どれほど地涌の同志の喜びとなり、創価の前進の力となっていることか。
私も、言論の尊き盟友たちの輪に入って、皆さん方の手作りの紙面を一緒に拝見しながら、取材の苦労や喜びを伺うような思いで、見守っております。
我らの聖教新聞の創刊より66周年——。
御聖訓には、「六を以て具足の義と為す」(御書209ページ)と説かれます。
学会のかけがえのない宝である通信員家族のネットワークに、いっそう大福運が具わり、心清らかな「陰徳」の人たる皆さん一人ひとりが、ますます所願満足の「陽報」に包まれゆくことを、私は祈ってやみません。
本日は、一点、「わが地域から感動のドラマを澎湃と!」と申し上げたい。
私が御書を拝読して、我らの通信員と相通ずると感じてきた賢者がおります。
御本仏・日蓮大聖人から信頼され、四条金吾夫妻や富木常忍夫妻などと苦楽を分かち合いながら、勇敢に戦い続けてきた椎地四郎という方です。
大聖人は四条金吾夫妻へのお手紙の中で、"四条金吾殿の勇敢な仏法対話の様子を、椎地四郎さんから清々しく伺いましたよ"(同1195ページ、趣意)と記されています。
同志の活躍を決して見逃さない。そして、打てば響くが如く、迅速に誠実に宣揚する——まさに通信員の方々の行動と重なり合っているのです。
しかも、この椎地四郎の折々の報告を、大聖人はご自身で確認された上で"誠に正確です"(同1448ページ、趣意)と褒め讃えておられました。
そしてこれからも、中国古代の師曠という「耳の達人」のように真実を聞き分け、離婁という「眼の達人」のように正義を見極めて発信していくように励まされているのであります。
これまた、通信員の精神と一致でありましょう。
私が対談集を発刊した中国の元文化相である王蒙先生は、「尚文(文を尊ぶ)」の精神を大切にされるとともに、「感動こそ生きることそのものだ」と結論されていました。
通信員の皆さんは、ロマン溢れる広宣流布の大闘争にあって、わが地域で「感激の同志」たちが織り成しゆく「感動のドラマ」を、最大の善意で光を当て、的確に、かつスピーディに記事にする「仏事」(仏の仕事)を、いよいよ誇り高く推し進めていただきたいのであります。
今、電子版の「セイキョウオンライン」も一段と充実し、いつでも、どこでも、方面・県版を読める時代に入りました。
わが仲間の体験を通して、世界の悩める友にも人間革命の勇気を広げることができます。わが地域の変毒為薬のスクラムを示して、苦難に立ち向かう国土へ、平和の希望の指標を贈ることもできるのです。
恩師・戸田城聖先生が、「通信が飛躍的に発達すれば、広宣流布は飛躍的に加速するのだ」と展望されていた先見が、あらためて思い起こされます。
「ニッポン図鑑」や"通信員写真顕彰"などで、皆さんが撮影された力作を目にする機会が増えたことも、カメラを手にする一人として嬉しいかぎりです。
私が友情を結んだフランス写真博物館のアンドレ・ファージュ名誉館長が、しみじみと語られていたことがあります。「人間、やはり苦労してきた人の撮った写真が一番、輝きがあり、いいものです。見ごたえがあります。心を打つものがあります。生きたメッセージがあります」と。
広宣流布の現場で常に率先の行動に踏み出して、労を惜しまない通信員の皆さん方の真剣勝負の写真と記事だからこそ、読者の命に深く強く響くのであります。
大聖人が正義の言論を託された椎地四郎への御聖訓には、「大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし」(同ページ)と仰せであります。
わが不二の通信員の皆さん方は、この御金言の通り、全同志の模範と光る「強盛の信心」で、何があろうとも、いよいよ悦び勇んで賢者の大行進をお願いします。
方面・県版が掲載される毎週の金曜日、すなわち"金の日"に、永遠に朽ちない「黄金の文字」「真金の写真」を、晴れ晴れと刻んでいこうではありませんか!
私も、小説『新・人間革命』の第30巻をはじめ、一日また一日、宿縁深き通信員の皆さん方と一緒に、さらに元気に誓願の言論戦に挑んでまいります。
世界広布へ共に戦いゆく、ペンの大英雄、万歳!
輝ける新時代を開きゆく、映像の先駆者、万歳!