2017年12月12日火曜日

2017.12.12 わが友に贈る

寒さ厳しい季節。
防寒対策を万全に!
凍結した道や段差での
転倒にも注意を怠らず
事故を未然に防ごう!

日妙聖人御書 P1216
『いまだきかず女人の仏法をもとめて千里の路をわけし事を』

☆女性に贈ることば 十二月十二日
一日たてば、それだけ新しい成長をし、新しい進歩を遂げるのが、子どもです。
その新しい成長や新しい進歩が、親や教師にとって新しい発見となり、新しい感動になっていく。その繰り返しのなかに、育児や人間教育の醍醐味がある。

☆今日のことば365 十二月十二日
スモッグにかすむ、冬の寒空を眺めながら、ふとこんなことを思った。----いったい、空気ちゅうの酸素は、いつごろできたのであろうかと。ちょっと調べてみて驚いた。二十億年前の地球の大気には、酸素がほとんど存在しなかったというのである。始原大気の組成は、炭酸ガス九割、窒素一割弱(それ以前の地球はメタンガス等が多量に存在していた時代もあったと言われる)だという。
なるほど、こんな組成では、酸素を呼吸する生物というものは、とうてい住めない。しかし、宇宙の不可思議な鼓動といおうか、地球の生命発展への営みが確実に胎動していった。緑色植物の光合成という、じつに絶妙な作業がすすんでいたわけである。つまり緑色植物は、自らのクロロフィル(葉緑素)を媒介として、大気の大部分を占めていた炭酸ガスを吸って、代わりに、酸素をはき出してくれたのである。
現代において、専門分野の研究がさかんになり----この始原大気への"酸素登場"という重大なる劇的場面は、おそらく十数億年前に、その幕をあけた、ときいたことがある。
大気形成の本格的解明は、当然、地球自体の誕生や、その大舞台である銀河系宇宙の発生にまでもさかのぼらなくてはならないようだ。
ともあれ、一枚のクロロフィルが酸素を生み、その酸素が、より高度な生物を生む土壌をつくり、その生物が人間文明にも脈絡を通じてきた事実の流れは、あまりにも妙であり不思議なことといわざるを得ない。
人間の歴史は、いまだ六十万年を越えるか、越えないかである。人間にとっては、この長く遠い時間も、緑色植物が営々として、酸素を生産してきた時間と比べれば、わずか二千分の一にも達しない。万物の霊長として、この地球上に君臨している人間も、考えてみると愚かな存在になりつつある。宅地造成だといっては、酸素生産の根源である樹木を、バタバタ切り倒していく。くわえてエンジン燃料の副産物として、炭酸ガスなどをどんどんまき散らしている。いうなれば、宇宙の着実なるリズムを、自身のつくった文明で破壊し、自らを危くしているのである。
利口げに、科学万能主義に徹する人もいるようだが、大自然のリズムに調和していく、謙虚な人間主義の姿勢を絶対に崩してはならない。

☆御書と歩む 第97回 清新な祈りから出発!
『妙の一字の智火以て此くの如し諸罪消ゆるのみならず衆罪かへりて功徳となる毒薬変じて甘露となる是なり』(千日尼御前御返事、1316ページ)

◇通解
妙の一字の智慧の火は、一切を焼き尽くす火のようなものである。あらゆる罪が消えるだけでなく、それら全ての罪はかえって功徳となる。「毒薬が変化して甘露となる」とは、このことである。

◇同志への指針
どんな苦悩の闇も幸福の光へと転じる。これが「妙の一字」にそなわる智慧の力だ。
過去の罪業が深いなどと嘆く必要は断じてない。今ここから一切を変毒為薬できるのが、我らの信仰だからだ。
創価の父母は、自行化他の題目で、宿命転換を断固と成し遂げてきた。
ゆえに若人よ、広布と人生の栄光へ、今日も清新な勤行・唱題から出発するのだ!