2017年12月20日水曜日

2017.12.20 わが友に贈る

仏法は「如蓮華在水」。
泥沼に咲く蓮のように
困難な現実の中で
見事な幸福の実証を!
その根本は題目だ!

内房女房御返事 P1424
『白鳥は法華経の如し白馬は日蓮が如し南無妙法蓮華経は白馬の鳴くが如し』

☆女性に贈ることば 十二月二十日
雪のように純白な子どもの心は、その人生の揺藍期に出合った環境によって、よくも悪くも、どのようにでも染め上がってしまう。
お母さんの日々の行動すべてが、子どもの心にかけがえのない人生の財産として残り、生きる力となっていくものである。

☆今日のことば365 十二月二十日
"現実に無批判"に埋没せよ、ということでは全くない。その逆に、"現実"を批判しつつ、しかもそこから離れず、粘り強い改革をつづける主体性と意志を持続してほしいと、私は思う。

☆世界広布新時代 第29回本部幹部会 中部総会
「栄光の年」へ飛翔する「世界広布新時代第29回本部幹部会」が10日午後、「中部総会」の意義を込め、名古屋市の中部池田記念講堂で開催された。これには原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長が各部の代表、来日した16カ国・地域のSGI(創価学会インタナショナル)の友と出席。中部3県14会場と中継で結び、計1万2000人が参加した。池田大作先生はメッセージ(3面に掲載)を寄せ、戸田城聖先生と不二の心で贈った「広宣流布の堅塁たれ」との指標の通り、堅塁・中部の揺るぎない「金の城」が堂々とそびえ立ったと賞讃。そして「『ストロング・フォートレス(堅塁)』を築く原動力は『負けじ魂の信心』である」「若き命を慈しみ育て、人材の城を築いてこそ、永遠の栄光がある」と述べ、平和への大道を渇仰する地球社会のために、勇敢に創価の「この道」を前進しようと呼び掛けた。(2・3面に関連記事。全国中継は15日から18日〈中継の会場と時間は各県・区で決定〉)

本部幹部会が開かれた10日、名古屋市は、雲一つない晴天に恵まれた。漆黒からブルーへ移りゆく早朝の空を見上げると、彼方に"一つの星"が煌々と輝きを放っている。まるで、広布の"一番星"と光る中部の晴れの日を、天がことほぐかのように——。

♪ああ中部中部
 諸天舞え……

幹部会のフィナーレを飾るのは、中部の全同志が愛してやまないこの曲しかない。場内には、中部歌「この道の歌」が高らかに響きわたった。
——1978年(昭和53年)7月27日、「中部の日」記念幹部会の席上、池田先生が作詞した同歌が発表された。当初、歌詞の結びは「ああ中部中部 諸天舞う」だった。
その後、さらに推敲を重ねた池田先生。発表の翌日、岐阜県多治見市の東濃文化会館へ向かう途中、「諸天舞え」と、筆を入れたのである。
後に、その時の心境を、こう述懐した。
「諸天をも『舞わせる』、つまり『動かしていく』、我々自身の強き祈りと行動にしていくべきである」
中部歌誕生から、明年で40星霜。中部の友は、宗門の悪侶による迫害も、いかなる障魔の嵐にも、「この道の歌」を心に抱き、口ずさみながら、威風堂々と乗り越えてきた。
池田先生は、今回の本部幹部会に寄せたメッセージで訴えた。
「我らが決めた栄光の『この道』に、地涌の青年を、ますますにぎやかに呼び寄せながら、いよいよ勇敢に、たゆみなく進もうではありませんか!」
師の呼び掛けの通りに今、「広宣流布の道」「師弟の道」「同志の道」を真っすぐに歩み、目覚ましい勢いで成長する後継の青年群が、中部各地に陸続と躍り出ている。

◇1万人の拡大! 全員が「勝利の一番星」
中部男子部はこの1カ月で、部平均1世帯の弘教を結実。女子部は本年、4000を超える仏法対話を重ね、幸福の花を爛漫と咲かせた。そして学生部は見事、日本一の拡大を達成した。
この正義の"堅塁魂"光る若き力を先頭に、中部3県は団結固く前進。先月だけで「地区1」の弘教を成就し、本年、年間目標を超える1万人の拡大を遂げたのである。
"天下の栄光城"と光る岐阜。池田先生が、先師・恩師を宣揚する正義の言論で、「中部での初陣」を勝ち飾った天地である。田中岐阜総県長、宮田同婦人部長は「栄光の歴史は、われら岐阜から開きゆく!」と固く誓った。
"勝利の大鷲"の誇りに燃える三重。池田先生は同県を20回訪問。墨痕鮮やかな「道」の書は、三重の地でしたためられた。松尾三重総県長、稲原同婦人部長は、「空飛ぶ者の王・鷲のごとく、世界広布へ雄飛します!」と力強く。
「名古屋城 よりも偉大な 愛知城 広布と人材 輝きわたりて」との池田先生の和歌を胸に、強固な人材城を築きゆく愛知。熱田総愛知長、神原同婦人部長は「"偉大なる愛知"の新たな扉を開きます!」と語った。
かつて池田先生は、"「日本の中部」は、「世界の中部」となった""地球全体から市民が集いゆく大舞台となった"とつづったことがある。この言葉を象徴するように、世界の代表16カ国・地域の同志が、中部総会に集った。
池田先生が何度もシャッターを切った天下の名城・名古屋城を、感慨の面持ちで見上げていたシンガポール創価学会の許益盛さん(区男子部長)。同国も中部と同じように、「堅塁」をモットーにしている。
"同じ指針を掲げる同志のもとに行くのだから、私たちも拡大の結果を!"——許さんは本年、3人に弘教を実らせ、さらに社会でも勝利の実証を示し、来日を果たした。
本年はシンガポール広布50周年。許さんが担当する地域でも、年頭の目標を大きく超え、さらなる陣列の構築を目指している。
許さんは述べた。「池田先生は『堅塁』という言葉を通して、負けない人生を教えてくださっているのだと、中部に来て思いました。堂々とそびえる名古屋城のように、不動の自身を築き上げます!」
◆◇◆
幹部会では、池田主任副会長が池田先生のメッセージを紹介。平山中部長、松波同婦人部長らが、池田先生の中部初訪問から65周年の佳節となる明年へ、「堅塁・中部」が「栄光の年」の先駆の道を開こうと呼び掛けた。
次に、渕野春美さんと、長男・哲也さんの母子がリレー体験を披露。病苦や経済苦など、次々と一家を襲う宿命の嵐を、広布拡大に挑む中で乗り越えた喜びを語った。
赤須未来部長、勝岡少女部長は、未来部歌「正義の走者」発表40周年となる明年に向けて、後継の未来部員と共に、栄光の道を走り抜きたいと力説。
原田会長は、今秋、10万人の青年部員が誕生したインドに象徴されるように、世界教団・創価学会を担う池田門下の青年が今、世界中に躍り出ていると強調。徹して一人を大切にし、励ましてきた池田先生の不惜身命の激励行を紹介しつつ、広布の要諦はどこまでも「一対一の励まし」にあると訴えた。
そして、一人一人が明年の「わたしの栄光」へ、池田先生が卒寿を迎える1月2日から誓願のスタートを切ろうと呼び掛けた。
続いて記念映像「我らが決めた師弟の道——池田先生と中部」が上映された後、最後に、全員で中部歌「この道の歌」を大合唱。
「世界広布新時代 栄光の年」へ!——中部の同志を先頭に、勝利の「道」を進み、広げゆく新たな挑戦が幕を開けた。

☆御書と歩む 第98回 会場提供の功労は永遠
『今此の所も此くの如し仏菩薩の住み給う功徳聚の砌なり、多くの月日を送り読誦し奉る所の法華経の功徳は虚空にも余りぬべし』(四条金吾殿御返事、1194ページ)

◇通解
(法華経の行者のいる所に諸仏・菩薩らが雲集する)今この場所も同様である。仏・菩薩の住まわれる功徳の聚まる場所である。(この場所で)多くの月日の間、日夜、読誦している法華経の功徳は大空にも余っているであろう。

◇同志への指針
地涌の友が集う場所は、仏・菩薩がおられる宝処である。無量の功徳と喜びが満ち溢れてくる。
広布の会場は、いずこも法華経の会座そのものだ。提供してくださるご家庭の福徳は広大無辺である。諸天に守られ、子孫末代まで栄えゆかれることは絶対に間違いない。
尊き支えと功労に、心から感謝と敬意を込めて、大切に使わせていただこう!