2017年12月23日土曜日

2017.12.22 わが友に贈る

地域の宝城を守る
尊き同志の皆様
一年間ありがとう!
献身的な行動と真心に
無量の福徳は輝く!

開目抄下 P237
『教主釈尊の一切の外道に大悪人と罵詈せられさせ給い天台大師の南北並びに得一に三寸の舌もつて五尺の身をたつと伝教大師の南京の諸人に「最澄未だ唐都を見ず」等といはれさせ給いし皆法華経のゆへなればはぢならず愚人にほめられたるは第一のはぢなり』

☆女性に贈ることば 十二月二十二日
テレビを見て楽しむのもよいし、そこから学べることもたくさんある。
しかし、テレビの中の華やかさは、幻のようなものです。虚像に振り回されては、賢明な生き方はできません。

☆今日のことば365 十二月二十二日
信念も、基準もなく、批判のみしている人が、賢明に見える社会である。信念、基準を持てる人は、一往、受け身になるようでも、結局は強く、幸福であることを忘れてはならない。

☆世界広布新時代第29回本部幹部会 中部総会から(要旨) 原田稔会長
明年へ「明確な目標」を定めて出発
一人を大切に信頼と友好を拡大
この一年の陰の労苦に感謝

一、「世界広布新時代第29回本部幹部会」ならびに「中部総会」の開催、大変におめでとうございます(拍手)。
本日は、16カ国・地域から105人のSGIメンバーも参加されています。遠いところ、ようこそお越しくださいました。皆で盛大に、大歓迎の拍手を送ろうではありませんか(大拍手)。
一、初めに、すでに財務の振り込みが始まっておりますが、広布部員の皆さまには、その尊き真心に衷心より感謝申し上げます。
「福田によきたねを下させ給うか、なみだもとどまらず」(御書1596ページ)——日蓮大聖人は、遠く身延まで供養の品を送った門下の志を、こうたたえられています。大切なのは「心」であります。師弟の精神みなぎる"感謝の財務"が、必ずや、爛漫たる功徳の花を咲かせゆくことは間違いありません。どうか最後まで無事故で、すがすがしい財務となるようお願い申し上げます。
また、本年の掉尾を飾る本部幹部会に当たり、無冠の友の皆さま、各種役員や担当の皆さま、会場を提供くださる皆さまなど、陰で学会の前進を守り、支えてくださっている全ての皆さまに、あつく御礼申し上げます。
お世話になる私どもも、それが当たり前になっては絶対になりません。特に個人のお宅を会場に使わせていただく際は、近隣に迷惑をかけぬよう十分に注意し、終了後は清掃をするなど、提供者の負担が少しでも軽減できるよう配慮していきたいと思います。
明年も何とぞ、よろしくお願い申し上げます。
一、さて、今、世界教団の創価学会を担いゆく使命深き池田門下の青年たちが、その「時」を得て、世界中で躍り出ています。
池田先生が"出でよ! 幾万、幾十万の山本伸一よ"と念願されたインドでは、壮年部・婦人部も含めたインド創価学会全体として、一昨年は11万1111人、昨年は15万5000人を超える地涌の陣列を築き上げました。
そして、ついに本年10月には、見事、青年部だけで10万人を達成しました(拍手)。
池田先生が世界広布の第一歩をハワイにしるされたのは1960年。当時、いったい誰が、わずか半世紀あまりで、今日のような時代が到来することを想像できたでありましょうか。
後年、先生は、ハワイに滞在した三十数時間の激闘を振り返り、こう語っておられます。
「体を張らずして、生命をかけずして、一閻浮提への広宣流布の道など、切り開けるわけがない。私はその覚悟で世界を回った。だから、今日の世界広布の大発展があるんだ」と。
この時、ハワイで、先生が特に精魂を注いで励まされたのが、プロレスラーの力道山に似ていることから"リキさん"と先生がニックネームを付けられた日系2世のハリー・ヒラマさんです。日本で入会し、間もなく帰国。ハワイに戻って半年というヒラマさんは、"世界広布第1号"の地区部長に任命されました。
先生は滞在中、深夜まで、生活の問題から組織運営の在り方に至る、あらゆる面でヒラマさんに指導されました。その後、ヒラマさんは、先生の期待に応えて、常に拡大の最前線で戦い続け、立派なリーダーへと成長し、ハワイ広布の礎を築きました。
池田先生とヒラマさんの出会いから14年後の74年、ヒラマさんは突然、心臓発作で倒れました。アメリカのサンディエゴにいらっしゃった先生は、その報告を聞かれるや、急きょ予定を変更し、ハワイを訪問して、ヒラマさんを見舞うことにされたのです。
この時の先生による北南米指導は、アメリカから、パナマ、ペルー、そして再びアメリカへと渡る、1カ月にも及ぶ激励行で、そのお疲れは言語に絶するものでした。にもかかわらず先生は、一人の"戦友"のために、自ら足を運ばれたのです。
退院したヒラマさんは、ホノルル空港で池田先生を出迎えました。その様子は、小説『新・人間革命』第19巻にも詳しくつづられています。
「先生!」とヒラマさんが叫ぶと、先生は「おおっ、リキさん」と呼んで駆け寄り、ヒラマさんの手を強く握り締めました。
100キロを超す巨体だったリキさんは、痛々しいほどに痩せ細っていました。先生はヒラマさんを抱き締めながら言われました。
「リキさん、まだ、倒れちゃだめだよ。心配したよ。ずっと、ご祈念していたんだよ。……でも、元気になってよかった。本当によかった」
ヒラマさんは「先生……」と言ったまま、その目から大粒の涙をこぼすばかりでした。
その後も包み込むような笑顔で指導される先生の姿を、地元のメンバーも目を潤ませながら見ていました。
この平和旅に随行していた私自身も、この先生の戦いを通して、「一人を大切に」という学会の根本精神が、まさに体を張った、わが身を惜しまぬ振る舞いなのだということ、そして、その振る舞いに"終わり"などなく、一生涯を貫く責任であり、絆なのだということを学ばせていただきました。
「世界広布」と一言で言っても、その大河の一滴は「一対一の励まし」です。友人を励ます対話が、同志を生み、同志を励ます対話が、人材を育てるのであります。
この年末年始、どうか無事故で、健康に留意しながら、親戚をはじめ、古い友人や、かつて自分が折伏した方々など、存分に旧交を温めていきたいと思います。
そして一人一人が、明年の"わたしの栄光"を明確な目標として定め、池田先生が卒寿を迎えられる「1・2」から、誓願のスタートを切っていこうではありませんか。