いつまでに何をするか。
「明確な目標」
「具体的な行動」が
壁を破りゆく力!
わが挑戦の劇を綴れ!
弟子檀那中への御状 P177
『定めて日蓮が弟子檀那流罪死罪一定ならん少しも之を驚くこと莫れ方方への強言申すに及ばず是併ながら而強毒之の故なり、日蓮庶幾せしむる所に候、各各用心有る可し少しも妻子眷属を憶うこと莫れ権威を恐るること莫れ、今度生死の縛を切つて仏果を遂げしめ給え』
☆四季の語らい
情熱の人は美しい、神々しく、崇高である。惰性の日々では、真に生きているとはいえない。「大情熱」こそ、生の証であり、勝利への道を開く。
☆女性に贈ることば 二月二十八日
自分の心が変わり、使命感が変われば、すべてが変わっていく。
人のために、と行動していくなかに、最も光り輝いていく生命の軌道がある。
☆今日のことば365 二月二十八日
押し潰されるような
いやな時があったならば
朝早くすがすがしい散歩でもする余裕を
持ってくれ給えと
私は 君に激励しておきたいのだ
☆農漁村ルネサンス体験主張大会へのSGI会長のメッセージ
◇「食」を育み「命」を養う究極の聖業
日本列島を明るく結び、そして希望の未来を開きゆく農漁村ルネサンス体験主張大会、誠におめでとうございます。
ご多忙の中、全国の中継会場にご臨席を賜りました諸先生方、ご友人の方々に心より御礼申し上げます。本当に本当にありがとうございました。
素晴らしい主張を発表してくださる皆さん方、また陰で大会を支えてくださっている皆さん方も、感謝に堪えません。
愛する東北の同志の心意気を起点とする、この大会も、おかげさまで、今や全国35万人以上の方々が参加され、旭日のごとく地域を照らし、社会を照らす"日本最大級の農漁村の集い"となりました。
一切の根本である「食」を育み、「命」を養う農漁業の営みは、人知れず、そして労苦をいとわずに、自らの心血を注ぎゆく究極の聖業であります。
私も海苔屋の息子です。少年時代に、真冬の東京湾での海苔作りを手伝った思い出を、今も掛け替えのない宝としております。
わがふるさとでは、どんな寒風の日のつらい労作業であっても、決して「寒い」とは口にしませんでした。あえて朗らかに「今日は、いいあんばいですね」と声を掛け合い、ねぎらい合ったのです。海が冷たければ冷たいほど色つやのよい、おいしい海苔ができると考えられていたからです。
時を超えて、今も農漁業を貫く、誇り高き「負けじ魂」と麗しいチームワークに、私は最大の敬意と感謝を表したいのであります。
今、私たち創価の連帯は、世界五大陸の192カ国・地域に広がりました。そして、いずこにあっても、生命尊厳の仏法の哲理を実践しながら、農漁業に取り組んでいる誉れの同志がおります。
先月は、イタリア全土の22会場を映像で結び、歓喜の大会が盛大に開かれました。その中心会場となった私どものミラノの会館は、いにしえ、緑したたる農場が広がっていた天地です。現在、16世紀の建物を修復した事務所や近代的な講堂が立つ敷地の前には、万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが設計に携わったとされる運河が、ゆったりと流れております。
経済の難局が続く時代にあって、私の友人たちも激闘を重ねておりますが、その中で、力強い成長産業として、イタリア社会の活力となっているのが、農林水産業であると伺いました。
聞けば、戦後の急速な発展のなかで、イタリアの村は、日本以上に、深刻な過疎化が進み、街は荒んでしまったといいます。
そうした中で、地域の自慢の食材や美しい景色、伝統の建物などを大切に生かして、新しい田舎の魅力をつくろうと、手作りの運動が起こりました。
当初は「無謀だ」と批判されましたが、地道な訴えの積み重ねで、だんだんと理解が拡大していきました。やがて、国レベルの取り組みとなり、世界から観光客が訪れる憧れの田園風景が、見事に築かれていったのです。
この創造的な挑戦においては、何といっても女性の活躍が際立ち、さらにうれしいことに、多くの若者が希望を見いだしているといいます。
ファシズムと勇敢に戦い、地球環境を守る先駆を切った、ローマクラブ創立者のペッチェイ博士も、私との対談で、こうした草の根の運動を高く評価されていたことを、懐かしく思い起こすのであります。
昨年のミラノ万博では、和食を紹介する日本館に長蛇の列ができました。また先日は、3年連続で日本の農林水産物・食品の輸出額が過去最高になったと発表されました。今、世界の熱い視線が、安全でおいしい日本の食に注がれる時代となったのです。
なかんずく、青き地球を包む壮大なスケールで、女性力・青年力を発揮し、知恵と創意工夫を重ねゆく、わが農漁光部の皆さんと大切な友人の方々こそ、生命共生と地域復興の新時代を切り開く"ルネサンス"の主役である!——私は、そう確信してやみません。
課題は、あまりにも多いでしょう。しかし、だからこそ、私たちの農漁業の未来には、無限の沃野が開かれております。
古代ローマの哲人セネカは、"賢者との出会いが、何より必要である"と叫びました。
大地を踏みしめ、大海原を見つめながら、最極の人生を生きゆく賢者が集い合う今日の会合が、大いなる知恵を分かち合い、新たな船出の機会となることを念願し、記念のメッセージとさせていただきます。
「生命の世紀」の先頭を照らす、平和の太陽のスクラム、万歳!