聖教拡大に尽力する
全ての皆様に感謝!
「仏は文字に依って
衆生を度し給うなり」
幸福の哲理を社会へ!
諸法実相抄 P1360
『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人三人百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや、剰へ広宣流布の時は日本一同に南無妙法蓮華経と唱へん事は大地を的とするなるべし』
☆こころに響く言葉 過酷なレースのスタート
結婚にゴールインするというのも、誤解を生みやすい、
適切でない表現なのである。
結婚は、むしろスタートと考えなくてはならない。
しかも、夫は、妻と家庭に対する責任を、
妻は、夫と家庭に対する責任という重荷を、
それぞれ背負った、過酷なレースのスタートであると、
私は考えている。
☆女性に贈ることば 二月四日
苦しい時は、この間が永遠に続くような気がするものです。
しかし、そうではない。冬はいつか必ず春になります。永遠に続く冬はない。
誰よりも苦しんだあなたが、誰よりも人の心がわかるあなたなのです。誰よりもつらい思いをしたあなたは、誰よりも人の優しさに敏感なあなたのはずです。
☆今日のことば365 二月四日
弁解せぬ 人生であれ
堅実なる 人生であれ
健康なる 人生であれ
☆キューバの国際会議へのSGI会長のメッセージ
キューバ共和国の「偉大なる精神の師父」ホセ・マルティの名を冠した、意義深き第2回国際会議の大成功を、心からお祝い申し上げます。
敬愛するキューバの友として、また、崇高なるマルティの人間主義に共鳴する一人として、平和と連帯のメッセージを贈らせていただきます。
1996年6月、私は、貴国を訪れ、フィデル・カストロ前国家評議会議長をはじめ多くの方々とお会いし、文化・教育の交流を結ばせていただきました。
それは、指導者はもとより、一人一人の市民や青年の心に生き生きと脈打つ「マルティの心」との出あいの旅であったといっても、決して過言ではありません。
その後、光栄にも、ホセ・マルティ研究所所長のシンティオ・ヴィティエール博士と私は対話を重ね、対談集『カリブの太陽 正義の詩——「キューバの使徒 ホセ・マルティ」を語る』を発刊するに至りました。
この対談集は日本語、スペイン語、英語で出版されております。人類の宝たるマルティの思想と人生をめぐって、世界の多くの方々、とりわけ若い向学の世代と共に学び、語らう魂の広場を、未来へ継続して分かち合えますことは、私にとって何よりの喜びであります。
今回の会議では、125年前、マルティが建国の基本精神を明かした歴史的なスピーチのタイトルが掲げられています。
「すべての人々とともに、すべての人々のために」と。
何と簡潔明瞭でありながら、何と奥深く、気高い哲学が結晶している表現でしょうか。
まさに、地球的問題群に挑む世界市民が共通の指標とすべき、21世紀文明の旗印なりと、私は感嘆するのであります。
ここには、マルティが共和国の第一の原則と定めた「人間の品位に対する尊厳」が貫かれております。
マルティは、人間生命が具える善性を、揺るぎなく信頼してやみませんでした。
「民衆はすべて、共通の堂々とした、すばらしい何かを——空よりも広く、大地よりも大きく、星座よりも輝いていて、海よりも洋々としたものをもっています。それは人間の精神です」と。
時代の混迷が深ければ深いほど、私たちは、マルティがいついかなる時も手放さなかった「人間の品位に対する尊厳」に立ち返って、一人一人の生命に秘められた、限りない智慧と力を、いよいよ解き放っていきたいと思うのであります。
それを可能ならしめる翼こそ、マルティが見事に体現しているごとく、一つは「連帯への対話」であり、一つは「人間教育」ではないでしょうか。
マルティは喝破しました。
「人間を分けたり、限定したり、切り離したり、囲いに入れたりすることは、すべて人類に対する罪である」(エルミニオ・アルメンドロス著、神尾朱実訳『椰子より高く正義をかかげよ』海風書房)と。
20年前、貴国へ第一歩をしるさせていただいた時、私の胸に響いていたのも、このマルティの獅子吼でありました。
そしてまた、マルティは、「もっとも幸せな民衆とは、子どもたちによりよい情緒教育や思想知識を与えることのできる民衆である」と洞察しております。
今、うれしいことに、貴国の誇る名門ハバナ大学と、私が創立した創価大学の学術・教育交流も、素晴らしい成果を収めていることを、ここに謹んでご報告申し上げます。
教育を人生最大の事業と定めてきた私は、「すべての人々とともに、すべての人々のために」とのテーマに、なかんずく「すべての青年とともに、すべての未来のために」と加えさせていただきたいのであります。
ともあれ、マルティの太陽のごとき不撓不屈の楽観主義は、「民衆が疲れても、決して諦めない人間たれ」と私たちを勇気づけてくれております。
このマルティから託された勇気を、私たちは自らの信念の行動を通して世界の青年に示し、厳として受け継いでいきたいと願っております。
東洋の英知の言葉に「人のために火をともせば、わが前も明らかになる」とあります。
私も、尊敬する先生方と手を携えて、マルティが夢見た人類の平和と幸福の未来を、さらに明々と照らしゆくことを、ここにお誓い申し上げます。
最後に、愛するキューバ共和国のますますの栄光とご発展、そして本日、ご出席のすべての皆さま方のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。