2016年2月27日土曜日

2016.02.27 わが友に贈る

後継の育成こそ
万代の発展の礎だ。
未来部担当者の偉大な
貢献に心から感謝!
人類の宝を頼む!

祈祷経送状 P1357
『法華経の行者は信心に退転無く身に詐親無く一切法華経に其の身を任せて金言の如く修行せば慥に後生は申すに及ばず今生も息災延命にして勝妙の大果報を得広宣流布大願をも成就す可きなり』

☆四季の語らい
どんな悩みがあっても、それを克服する力は人間自身の心の中にある。そして逆境に打ち勝って、生命は強くなり、光り輝いていく。

☆女性に贈ることば 二月二十七日
いつも自然に振舞うこと、なごやかな雰囲気をつくること、笑顔を絶やさないことー一緒にいて、ありがたいなと思うのは、こうした妻の姿である。

☆今日のことば365 二月二十七日
青年時代の理想を一生もちつづけて実践する人が、人間としてもっとも価値ある人である。

☆華陽姉妹のための法華経入門 安楽行品14
◇安楽行とは?

迹門十四品の最後は「安楽行品」だね。「安楽行」ってことは、「楽な修行」ということ?

そんな修行があればいいけど。でも、何も苦労がないことが「安楽」ではないのよ。日蓮大聖人は、『今日蓮等の類いの修行は妙法蓮華経を修行するに難来るを以て安楽と意得可きなり』(P750)と仰せだよ。

「難と戦うこと」が「安楽」か。試練にぶつかったとしても決して揺るがない幸福の境涯が「安楽」ということなんだね。

◎「法華経の智慧」から
難を避け、苦しみを避けて、何か、こそこそと生きていくような弱々しい生命ではないのです。
「さあ何でもこい!」と。「さあ、また山を越えるぞ!山を越えた分、また人生を大きく楽しめるんだ。多くの人を救えるんだ」と。
究極の「積極的人生」が大聖人の仏法です。(普及版中巻P124〜125)

◇安楽行品の概要
「安楽行品」の冒頭、文殊師利菩薩が釈尊に「悪世において、どのように法華経を説き弘めていけばよいでしょうか」と質問します。

質問に対して釈尊は、「四安楽行」といって、�身�口�意�誓願の四つの修行法を教えたの。

「安楽行品」は、法華経の初心者である菩薩たちに、「対話の方法」を説いたものといえるかな。

えっ!そんなの初めて聞いたよ〜。今までの対話、題目と情熱だけでやってきたけど大丈夫だったかな。

すごい!それでいいのよ!大聖人は、『安楽行の体とは所謂上行所伝の南無妙法蓮華経是なり』(P798)と言われているんだ。安楽行の全てが「南無妙法蓮華経」に具わっているのよ。その上で、「安楽行品」が教えている、友の幸福のために発揮するべき智慧について学んでいきましょう。

◎「法華経の智慧」から
あらゆる人々に、どうしたら妙法の功徳を受けさせてあげられるか。安楽行品は、その一念を教えている。
ゆえに、友の幸福を真剣に祈り、智慧を発揮して仏法を語っていくなかに、安楽行品の心は全部生きてくるのです。(普及版中巻P119〜120)

◇四安楽行
「四安楽行」の一つ目は「身安楽行」。これは、「どう振る舞うべきか」と、「人との交際はどうするべきか」が説かれているの。

忍耐強く、優しく、誠実に振る舞うこと。そして人との交際では、誘惑されて仏道の志を失いそうなところへは近づくなと言われているね。

次に、「口安楽行」。これは口のきき方についての注意だよ。

例えば、経典の悪口を言ってはいけない、他人のここが好きとか嫌いとか言ってはいけないなどだね。

そうなの。ただ、あくまで法を説くにあたっては「方便を用いて皆を発心させ、次第次第に仏道に入らせよ」「慈しみの心をもって説け」「昼も夜もつねに、無上道の教えを説き、多くの因縁、譬喩を語って、衆生を歓喜させよ」などと強調しているよ。

どうしたら皆を元気にすることができるか、希望と安心を与えられるか、といつも考えているリーダーの姿勢に通じているね!

次は、「意安楽行」。心の持ち方について説かれているよ。

「法華経を説くにあたっては、妬み、怒り、驕り、へつらい、いつわりの心を捨てよ」。そして「法を弘める人を尊敬しなくてはならない」と言っているね。

それに、「法を説く相手が、深く法を愛しているから、その人には多く説き、そうでない人には少なく説く、ということがあってはならない」とも注意しているの。

どんな相手も温かく包容し、親身になって話を聞き、励ましていきなさいってことだね。

最後は、「誓願安楽行」。全ての衆生を救済する誓願を立てる努力のことだよ。

たとえ法を理解しようとしない相手だとしても、「私が最高の境地を得た時、この人を仏法から離れないようにさせよう」と思いなさい、と言っているよ。

どんなに反発している人であっても、絶対に見捨てずに包容していくということだね。その上で、実は、私たち学会員は、この「安楽行品」の誓願とは比べものにならないほど偉大な実践をしているといえるよ。

私たちって、そんなにすごいの?どういうこと?

「安楽行品」の菩薩は、「私が最高の境地を得た時」つまり、自分が仏になったら皆を救ってあげると言っている。それに対して、"自分のことを後回しにしてでも悩める人を救っていこう!"という心意気にあふれているのが、「地涌の菩薩」なんだ。

まさに、私たちは地涌の菩薩として、真っ先に悩んでいる友を救っているよね。自他共の幸福のために行動するなかで、真の仏の「安楽」の境涯が現れるんだね!

◇自在に弘教を
「安楽行品」の最後の部分では、「ケイチュウメイシュの譬え」が説かれます。

転輪聖王がメイシュを誰にも与えなかったように、仏がずっと胸中に秘めてきた法華経を今説いている、ということを譬えた説話だね。

転輪聖王は、車輪の形をした「輪宝」という武器を転がして、悪を砕き、国内を統治すると言われているよ。

王が「輪宝」を転じて敵を破ったように、仏は「法輪」、つまり対話・言論の力で戦っていくの。

大聖人は、転輪聖王について、「わずかな間に、全世界をめぐる」〈1042p 趣意〉と説かれているよ。

友から友へ、国から国へと「法輪」を次々に転じて、法を自由自在に弘めていくのが仏の闘争なの!

車輪の回転のように、常に友の幸福のために行動し続けている学会員さんの姿そのものだね。

世界に妙法を広めている学会は、まさに「広布の転輪聖王」だね!私もどんどん行動して対話を拡大していきたいな!

◎「法華経の智慧」から

一軒また一軒、こつこつと激励や弘教に歩く。一人また一人と、友から友に仏法を語っていく。
その行動こそ「転法輪」です。妙法を世界に転じ広げゆく「広布の転輪聖王」の行動です。その福運は永遠です。〈中略〉
今、行動した分だけ、来世も、次の生も、また次の生も、あるいは社会の大指導者となり、あるいは大科学者となり、大文豪、大経済人、大学者となり、また無名の庶民の王者となり、あらゆる長者の姿をとって、妙法を根本に人々を救っていけるのです。〈普及版 中巻 137p〉

【まとめ】
◇苦難を成長への糧に