2015年7月22日水曜日

2015.07.22 わが友に贈る

広布を陰で支える
会場提供のご家庭に
心からの感謝と御礼を!
地域の宝城を皆で守り
友情と信頼の輪を拡大!

上野尼御前御返事 P1580
『法華経と申すは手に取れば其の手やがて仏に成り口に唱ふれば其の口即仏なり』

◇人生の座標
創造性というのは言うはやすく、実際には、なまやさしいものではない。血の涙を流しながらの戦いです。
必ず保守的な人々の反対にあうし、理解されない孤独にも耐えなければいけない。勇気もいる。粘り強さもいる。目先の損得に迷わされない信念もいる。

☆こころに響く言葉
労苦を越えて創造の喜び

労苦を越えていったときに、本当の成長の喜び、創造と建設の生きる喜びがある。

☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第16回 バンコクの河畔で�
「礼儀の国」とも謳われるタイのあいさつには、「ワイ」と呼ばれる合掌の礼があります。
法華経には、「不軽菩薩」という菩薩が登場します。「不軽」つまり「軽んじない」という名前の通り、誰人にも尊厳な仏の生命があると敬って、礼拝をした菩薩です。
仏法上、「礼拝」には深い意義があります。この心を込めて、私もタイでお会いする方々と、こちらから合掌して、あいさつをしました。目の前の、この子も、あの青年も、どんな使命をもった人なのか計りしれない。そう思うと、自然に胸の前で掌が合わさりました。
「インディー・トーン・ラップ!」(タイ語で「ようこそ!」)——94年2月、落成したばかりの新会館を訪れた折には、民族衣装を身にまとった10人の未来部員たちが、美しいジャスミンの花輪で歓迎してくれました。
あの瞳の輝き! 誇らかで快活な笑顔! 私は、皆の成長と幸福と勝利を祈りながら、未来の主役である創価の王子、王女たちと、宝のひとときを過ごしました。
あの日から20数年。大変うれしいことに、出会いを刻んだ当時の未来部メンバー全員が、立派な人材に育っています。
アメリカに渡り、世界的なコンサルティング会社で活躍する友、日系企業で日本とタイの懸け橋となす仕事を担う友……。
一人一人が、「未来部時代から、一生懸命に、学会活動に励んできたからこそ、辛い時、苦しい時も、前に進むことができます」と報告を届けてくれました。

私は、親愛なるタイの同志に詩を贈ったことがあります。そこに、願いを込めて綴りました。

「人を愛し
人を慈しみ
人々に親しまれ
"あの人と話をしていると
泉のように勇気が湧いてくる"
"あの人の笑顔は
厚い雲間から差しこんでくる
燦たる陽光のようだ"
"あの人のそばにいるだけで
心から安堵する"
と周囲に希望を与えゆく
慈愛の心を持った
お一人お一人であれと
私は いつも念じている
信仰とは
そのためにあることを忘れてはならない」
(「微笑の国 豊饒の大地」)

未来部の皆さんも、「あの人がいれば」と慕われ、信頼される人に成長していただきたい。
元気に題目を唱えながら、粘り強く眼前の課題に取り組み、真面目に努力する——その中で、偉大な人格も磨かれます。
大聖人はこう仰せです。
『大木の下の小さな木、また、大河のほとりの草は、直接、雨に当たることがなく、直接、水を得ることがなくても、自然に伝わる露を得、水気を得て、栄えていくのです』(P1170、通解、「崇峻天皇御書」)
だから——
君が、勇気の大樹になればいい。貴女が、幸福の大河になればいい。
そうすれば、友に希望を、父母に安心を、皆に喜びを送ることができます。
いよいよ、鍛えと躍進の夏本番です。受験生にとっては、"勝負の夏"ですね。
受験生をはじめ、未来部の皆さんの成長を、勝利を、私は、真剣に祈っていきます。