2015年7月9日木曜日

2015.07.09 わが友に贈る

いかなる分野であれ
徹し抜いた人は強い。
絶対に負けない。
不屈の努力と執念で
わが最高峰を目指せ!

開目抄上 P192
『仏法を学せん人知恩報恩なかるべしや、仏弟子は必ず四恩をしつて知恩報恩をいたすべし』

◇人生の座標
青空を見て、「ああ素晴らしいな」と思う。川のせせらぎに聞きほれて、耳が洗われたような気持ちになる。その心が、「美」を愛する心であり、芸術・文化の心なのです。
決して特別のことではない。本来、一流の芸術も、自然と同じように「人をくつろがせたり」「生命力を与えてくれる」ものなのです。

☆こころに響く言葉
自己の資質を生かす

心の美しさを輝かせると同時に、個性である自己本来の資質を生かすことを考えることが大切である。

☆世界広布新時代第12回本部幹部会へのメッセージ
きょうは、懐かしい豊中の戸田講堂での関西総会、そして、海外各国のリーダーの皆さん方をお迎えしての本部幹部会、誠におめでとう!
私も妻と「常勝の空」を口ずさみながら、関西家族、SGI家族と一つの心で、すべてを見守っております。
わが創価学会の再建は、昭和20年(1945年)の7月3日、戸田先生の出獄から始まりました。
戦時中、軍部政府の大弾圧は、牧口先生を獄死させ、学会の組織を壊滅させました。戸田先生は空襲の焼け野原に一人立って、広宣流布の第一歩を踏み出されたのです。
この原点から70年──。私たち創価の師弟は、時代を創り、社会を変えてきました。さらに力強く平和の未来を開きゆくために、歴史を転換してきた我らの誉れ高き「常勝の魂」を、ここで三点にわたって宣言したいのであります。

戸田先生が、その最晩年、牧口先生にお見せしたかったと言われた二つの金字塔があります。
一つは、昭和31年(56年)、関西が成し遂げた未曽有の大折伏であり、「"まさか"が実現」の大勝利です。
そして、もう一つは翌年の大阪事件の折、全関西の同志が私と一緒に、恐れなく難に立ち向かってくれた団結であります。
私と関西の友には、いつも熱く燃え上がる共戦の闘魂があった。
それは──大地に根を張った、ありのままの庶民が一番強く、その一人一人の生命の底力を引き出すのが、日蓮仏法である。絶対に信じ合える庶民と庶民が力を合わせ、社会の変革に挑戦するのが、創価学会である。どんな迫害にも、どんな試練にも、関西は決して負けず、断じて勝ち越えてみせるのだ──と。
ゆえに私は、「常勝の魂」の第一として、「民衆の大地の力に恐れるものなし」と申し上げたい。
創価学会は、この関西魂と共に、永遠に民衆の大地に立って、民衆の力を解き放ちながら、世界の民衆と平和・文化・教育の大連帯を築き上げていくのです。

この6月、全国各地で、白ゆりの香りも高き「婦人部総会」の大成功、誠にご苦労さまでした。
そして、華陽姉妹の輝きを増しゆく女子部の新出発、本当におめでとう!
日蓮大聖人は、妙法の声の力を譬えられて、女性門下へ仰せになられました。
『太陽が東の空に昇れば、数多くの星の光は跡形もなく消え去ってしまう』(P1393、趣意、「松野殿後家尼御前御返事」)と。
まさしく題目の音声を朗々と響かせて、幻の虚栄などに惑わされず、いかなる不幸の闇も打ち破っていくのが、創価の女性の「太陽のスクラム」です。
なかんずく、世界一、明るく温かな関西婦人部の励ましには、孤独と不安に凍える友をも蘇生させずにはおかない、希望の光があり、慈愛の熱があります。
私は「常勝の魂」の第二として、「太陽の女性のスクラムほど温かなものはなし」と申し上げたい。皆が常楽我浄の人生を歩みゆける幸福の安全地帯たる、この創価家族の絆に、ますます多くの友を招き迎えていこうではありませんか!

幾たびとなく関西同志と拝してきた「諸法実相抄」には、『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや』(P1360)とあります。
一人の友に妙法を唱え伝えようと、真剣に祈り、語りゆく創価の同志の心にこそ、御本仏の大生命は厳然と、また脈々と流れ通うのです。
ゆえに、広布の大願に生きゆく我らの折伏行は、永久に行き詰まることはありません。
現に今、関西はじめ日本全国、全世界の男女青年部が、壮年部・婦人部の真心あふれる応援を受けながら、「地涌の義」を威風堂々と証明してくれているではないか。
「地涌の人材の大河は尽きることなし」──これこそ、「常勝の魂」の第三なのであります。

この7月3日、おかげさまで、私の全集も完結の運びとなりました。
「出獄と入獄の日」に、師弟不二の勝利の証しとして、恩師に捧げるとともに、これからも、『新・人間革命』をはじめとする執筆を、日々、重ねていく決心であります。
あの大阪事件の時、獄中の私を、わが事のように案じてくださったご家族に、出獄後、感謝を込めて揮豪を贈りました。「正義の戦いは一生続く。助けて勝ち、助けられて進むなり」——と。
私たちは、いよいよ久遠よりの誓いの友と仲良く助け合い、勝ち進もう!
そして自他共に幸福の種を思う存分、蒔きながら、世界へ、未来へ、いやまして常勝不敗の行進を広げてゆこうではありませんか!
終わりに、全同志の無事安穏の日々と福徳爛漫の人生を祈りに祈って、

最極の
 正義の勝ちを
  万代ヘ
 飾り示さん
  君と我とで

と贈り、私のメッセージといたします。
皆、朗らかに! お元気で!