広布の宝・未来部よ
夢に向かって
徹して学び抜け!
青春の誓いを燃やし
鍛えと成長の夏に!
南条殿御返事 P1578
『法妙なるが故に人貴し人貴きが故に所尊しと申すは是なり』
◇人生の座標
詩人といえば、人はなにかロマンの世界に遊戯する奔放さばかりを思い描きがちである。しかし、それも一面には違いないが、真の詩人とは、同時に「戦う人」であろう。彼は人を深く愛するがゆえに、人間社会のいかなる不正、邪悪からも目をそらすことはできない。見て見ぬふりができない。
☆こころに響く言葉
教師を批判する前に
青少年の道徳問題になると、学校での教師と生徒との関係が批判される場合がある。
もちろん、その間に温かく、うるわしい人間関係がなくてはならないのは当然であろう。
しかし、教師を批判する前に、はたして、父親や母親の側も子どものために、
なすべきことをなしたかと問うべきであろう。
☆7・16「沖縄原点の日」55周年記念沖縄総会 名誉会長がメッセージ
7・16「沖縄原点の日」55周年を記念する沖縄総会が19日、恩納村の沖縄研修道場で盛大に開催された。
これには、池田名誉会長が祝福のメッセージを寄せ、沖縄こそ、日本の宝であり、世界平和の永遠の勝利島であると強調。「この宝土にあって、世界最初の広宣流布のモデル地帯を築きゆかれる皆さん方こそ、国の宝であり、世界の宝と仰がれるべき方々です。仏に等しき一人一人です」と友をたたえた。
また、一番、苦労してきた沖縄が、一番、幸福な実証を示すことが、人類への大折伏であると力説。「一段と強く、一段と明るく、一段とにぎやかに、希望の連帯を結び、広げながら、一人も残らず、大勝利の人生を飾ろうではありませんか」と呼び掛けた。
2015年7月31日金曜日
2015年7月30日木曜日
2015.07.30 わが友に贈る
事故が多発する夏。
水難や火災に注意!
車の長時間運転も
無理なく安全第一で。
強き祈りで油断を排せ!
曾谷入道殿許御書 P1033
『此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと猶魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し、濁悪の衆生此の大士に遇つて仏種を殖うること例せば水精の月に向つて水を生じ孔雀の雷の声を聞いて懐妊するが如し』
◇人生の座標
冷たい現実に埋没したかのようなこの社会にあって、詩は万人の心の窓を関ける。その窓から、さわやかな生命の涼風が吹き込んでくる。人間を人間に立ち戻らせる。
☆こころに響く言葉
何らかの"力"を持つこと
勉強し、努力し、個人個人が、何らかの力を持つことが必要である。そして、
他人に頼るのではなく、自分自身で生きる事が大事である。
結局、自分という個人を無視しては幸福にはなれないのである。
☆広島で第2回世界青年平和音楽祭へのメッセージ
今、私の心も、懐かしい広島県立総合体育館、そのグリーンアリーナにあります。広島、岡山、山口、鳥取、島根の各県各地から、勇み集い合った皆さんと一緒です。
共に希望の歌声を響かせ、共に友情の舞を踊り、共に平和の音楽を奏でております。
この宝の青年たちのために、お忙しいところ、ご臨席を賜り、深く温かく見守ってくださっているご来賓の先生方に、心より御礼を申し上げます。
時間をやりくりし、真剣に練習と努力を重ねてきた出演者の皆さん、尊き留学生の皆さん、陰で一切を担い立ってくれている役員の皆さん方、誠にご苦労さま! 本当にありがとう!
そして、若人たちを真心から応援し、送り出してくださった創価家族の皆さんに、最大に感謝いたします。
日蓮大聖人は、『一日の命は大宇宙のすべての財宝を集めた以上の宝なり』(P986、趣意、「可延定業書」)と師子吼されました。
この命を何よりも大切にして、最高に輝き光らせていく「生命尊厳」の大哲学こそ、仏法であります。
わが恩師・戸田城聖先生は、第2次世界大戦中、軍部政府による2年間の投獄を耐え抜き、荒廃した戦後社会に、仏法を基調とした平和の民衆運動を起こしました。
そして「地球民族主義」というビジョン、さらに「原水爆禁止宣言」の遺訓を、私たちに示されたのです。
この「平和の旗」を、私は、ここ広島をはじめ中国方面のけなげな父母たちと共々に高らかに掲げて、信念の対話に走り抜いてきました。
広島で16歳の時に被爆し、後遺症に苦しみながら、平和のために行動してきた、ある婦人のご家族と、私は語り合ったことがあります。
「一つの原爆が、あまりにも多くの命を奪いました。私たちは、一人の人間が、どれだけ多くの人を幸福にできるかに挑戦しましょう」と。
平和とは、どんな残酷な暴力にも負けず、人間が人間として人間らしく、生きて生きて生き抜いていく挑戦です。
平和とは、どんな複雑な差異や対立も超え、心と心を通わせ、友情と信頼の世界を築き上げていく連帯です。
平和とは、どんな困難な試練にも立ち向かい、英知を結集して、人類が仲良く栄える地球の明日を開いていく創造です。
愛する皆さん方に、私が堅持してきた、この「平和の旗」を託します。
皆さんは今日、誇りも高く「僕らが創る未来は この勇気から始まる」と歌い上げました。
いかなる暗雲も、勇気の歌声で朗らかに吹き飛ばしながら、前へ前へ、断じて勝ち進んでいってください。皆さん一人一人の不屈の前進こそ、平和の前進だからです。
どうか、父母を大切に、地域を大切に、勉学・仕事を大切に、足元から、和楽と平和のスクラムを賢く創り広げ、大勝利の青春を晴ればれと飾ってくれたまえ!
偉大な「平和の旗手」たちに、健康あれ! 幸福あれ! 栄光あれ! と祈りつつ。
水難や火災に注意!
車の長時間運転も
無理なく安全第一で。
強き祈りで油断を排せ!
曾谷入道殿許御書 P1033
『此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと猶魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し、濁悪の衆生此の大士に遇つて仏種を殖うること例せば水精の月に向つて水を生じ孔雀の雷の声を聞いて懐妊するが如し』
◇人生の座標
冷たい現実に埋没したかのようなこの社会にあって、詩は万人の心の窓を関ける。その窓から、さわやかな生命の涼風が吹き込んでくる。人間を人間に立ち戻らせる。
☆こころに響く言葉
何らかの"力"を持つこと
勉強し、努力し、個人個人が、何らかの力を持つことが必要である。そして、
他人に頼るのではなく、自分自身で生きる事が大事である。
結局、自分という個人を無視しては幸福にはなれないのである。
☆広島で第2回世界青年平和音楽祭へのメッセージ
今、私の心も、懐かしい広島県立総合体育館、そのグリーンアリーナにあります。広島、岡山、山口、鳥取、島根の各県各地から、勇み集い合った皆さんと一緒です。
共に希望の歌声を響かせ、共に友情の舞を踊り、共に平和の音楽を奏でております。
この宝の青年たちのために、お忙しいところ、ご臨席を賜り、深く温かく見守ってくださっているご来賓の先生方に、心より御礼を申し上げます。
時間をやりくりし、真剣に練習と努力を重ねてきた出演者の皆さん、尊き留学生の皆さん、陰で一切を担い立ってくれている役員の皆さん方、誠にご苦労さま! 本当にありがとう!
そして、若人たちを真心から応援し、送り出してくださった創価家族の皆さんに、最大に感謝いたします。
日蓮大聖人は、『一日の命は大宇宙のすべての財宝を集めた以上の宝なり』(P986、趣意、「可延定業書」)と師子吼されました。
この命を何よりも大切にして、最高に輝き光らせていく「生命尊厳」の大哲学こそ、仏法であります。
わが恩師・戸田城聖先生は、第2次世界大戦中、軍部政府による2年間の投獄を耐え抜き、荒廃した戦後社会に、仏法を基調とした平和の民衆運動を起こしました。
そして「地球民族主義」というビジョン、さらに「原水爆禁止宣言」の遺訓を、私たちに示されたのです。
この「平和の旗」を、私は、ここ広島をはじめ中国方面のけなげな父母たちと共々に高らかに掲げて、信念の対話に走り抜いてきました。
広島で16歳の時に被爆し、後遺症に苦しみながら、平和のために行動してきた、ある婦人のご家族と、私は語り合ったことがあります。
「一つの原爆が、あまりにも多くの命を奪いました。私たちは、一人の人間が、どれだけ多くの人を幸福にできるかに挑戦しましょう」と。
平和とは、どんな残酷な暴力にも負けず、人間が人間として人間らしく、生きて生きて生き抜いていく挑戦です。
平和とは、どんな複雑な差異や対立も超え、心と心を通わせ、友情と信頼の世界を築き上げていく連帯です。
平和とは、どんな困難な試練にも立ち向かい、英知を結集して、人類が仲良く栄える地球の明日を開いていく創造です。
愛する皆さん方に、私が堅持してきた、この「平和の旗」を託します。
皆さんは今日、誇りも高く「僕らが創る未来は この勇気から始まる」と歌い上げました。
いかなる暗雲も、勇気の歌声で朗らかに吹き飛ばしながら、前へ前へ、断じて勝ち進んでいってください。皆さん一人一人の不屈の前進こそ、平和の前進だからです。
どうか、父母を大切に、地域を大切に、勉学・仕事を大切に、足元から、和楽と平和のスクラムを賢く創り広げ、大勝利の青春を晴ればれと飾ってくれたまえ!
偉大な「平和の旗手」たちに、健康あれ! 幸福あれ! 栄光あれ! と祈りつつ。
2015年7月29日水曜日
2015.07.29 わが友に贈る
朗々たる勤行・唱題で
きょう一日を出発だ!
豊かな生命力と
智慧を湧かしながら
リズム正しい生活を!
女人成仏抄 P471
『経文には一人一日の中に八億四千念あり念念の中に作す所皆是れ三途の業なり等云云』
◇人生の座標
ホイットマン、バイロン、ハイネ、タゴール……東西の詩人たちは、若いころからの私のこよなき友であった。ときに満天の星々を仰ぎながら、ときに冴えた月光の道を歩きながら、一人、愛する詩歌を胸に吟じっつ家路をたどったものである。日々は貧しく、わが身は肺を病む体であった。だが詩を口ずさむとき、私の心は、はるか天空を翔けた。
☆こころに響く言葉
青少年犯罪の要因
昨今、青少年の犯罪が増大し、悪質化したと憂えられているが、罪は、青少年にのみあるのではけっしてなく、
幼少年期の大事な人間形成を、自らのエゴイズムと怠慢によって歪めた、
大人たちにあることが判然とするような気がしてならない。
☆創価学園「栄光の日」記念の集いへのメッセージ
台風にも、大雨にも、夏の暑さにも負けず、私と学園生の皆さんの心は、いつでも、どこにいても一つです。
創価の青春の翼は、いかなる嵐にも怯まない。
若き「不屈の勇気」がみなぎる「栄光の日」、おめでとう!
この1学期も、皆、よく前進し、大きく成長してくれました。私は、愛する皆さん一人一人の健闘を、ねぎらい讃え、尊き学園生の友情のスクラムに一緒に連なる心で、全てを見守っております。
学園生と心の交流を重ねてきた、オーストリアのソプラノ歌手で、哲学博士でもあるサイフェルトさんと、私が語り合い、深く一致した点があります。それは、青年は、自らの才能を埋もれさせてはならない。希望に燃えて、宝の命を、自分らしく思う存分に輝かせ、栄光を勝ち取ってほしいということです。
そのために大切なことは、いったい何か。
今日は、イタリア・ルネサンスの巨人、レオナルド・ダ・ヴィンチの「鍛えの青春」を通して、確認し合いたい。
偉大な芸術家であり、大科学者であり、独創の発明家でもあったレオナルドは「万能の天才」と呼ばれました。しかし、実は、成功よりも、はるかに多くの失敗を経験した人であった、ともいわれます。
十分に初等教育も受けられなかったため、当時の知識人の共通語であったラテン語の読み書きに苦しみ、悔しい嘲笑を受けることもあった。
けれども、レオナルドには、貪欲なまでの探究心と、謙虚な向学心がありました。自分自身を「無学の人」と呼び、学びに学ぶ姿勢を貫いたのです。
分からないことがあれば、徹底的に書物を開き、考え、詳しい人の元を訪れては、アドバイスを求めたといいます。
レオナルドは、次の言葉を残しています。「鉄が使わないと錆びるように、流れない水は腐り、冷えれば凍ってしまう。我々の知性も使わなければ衰えてしまう」(ウイリアム・レイ編、夏目大訳『知をみがく言葉 レオナルド・ダ・ヴィンチ』)と。
わが学園生の皆さんは一人も漏れなく、無限の英知を秘めています。この英知は使えば使うほど、鍛えれば鍛えるほど、輝きを増すのです。
勉学も、芸術も、スポーツも、万般において、どうすれば勝てるか。答えは、一に「努力」。二に「努力」です。
もちろん、一生懸命、頑張っているのに、なかなか思うような結果が出ないこともある。でも、必ず努力が花開く時は来ます。だから、決して、へこたれないことです。だんじて、くじけないことです。
行き詰まったら、心機一転して、勇気でチャレンジしていけばよい。創価の負けじ魂を朗らかに、心を強く持つことです。
苦労を恐れず、辛抱強く持続し抜いていく今の努力こそが、未来の創造と勝利と栄光につながる。このことは、私は、レオナルドと共に、新たなルネサンスの担い手たる学園生に伝えたいのです。
今年の夏は、第2次世界大戦が終わって70年です。終戦の時、私は17歳、学園生の皆さんと同じ年代でした。
戦後の大混乱の社会の中で、私が、一番身近なところから開始した挑戦が二つあります。一つは親孝行です。特別なことができたわけではありませんが、戦争で苦しみ抜いてきた父母を、できるだけ大事にしていこう、これが平和への一歩であると決めていたのです。
大哲人の智慧の言葉に「親に何もしてあげられない時は、一日に2、3度、笑顔を見せてあげなさい」とあります。
久方ぶりに親元に帰省する寮生・下宿生も、また通学生も、ぜひ、この笑顔のプレゼントを心掛けてください。
そして、もう一つの私の挑戦は、古今東西の名著を読みまくる読書でした。青年が人類の精神の遺産を学び抜いて力をつけることが、野蛮な暴力に打ち勝つ「正義の道」であると確信していたからです。
どうか、皆さんも、「『平和の世紀』へ いざ学ばん」との心意気で、この夏、大いに名作に、良書に挑んでいってください。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、鳥が逆風を捉え、それによって高く上昇することを鋭く観察していました。
わが後継の鳳雛たる君たちよ、貴女たちよ、若き翼を、たくましく広げ、試練の風をも力に変えて、栄光の大空へ飛翔せよ! と申し上げ、私のメッセージといたします。
健康第一で、明るく楽しく、充実の夏を! お元気で!
きょう一日を出発だ!
豊かな生命力と
智慧を湧かしながら
リズム正しい生活を!
女人成仏抄 P471
『経文には一人一日の中に八億四千念あり念念の中に作す所皆是れ三途の業なり等云云』
◇人生の座標
ホイットマン、バイロン、ハイネ、タゴール……東西の詩人たちは、若いころからの私のこよなき友であった。ときに満天の星々を仰ぎながら、ときに冴えた月光の道を歩きながら、一人、愛する詩歌を胸に吟じっつ家路をたどったものである。日々は貧しく、わが身は肺を病む体であった。だが詩を口ずさむとき、私の心は、はるか天空を翔けた。
☆こころに響く言葉
青少年犯罪の要因
昨今、青少年の犯罪が増大し、悪質化したと憂えられているが、罪は、青少年にのみあるのではけっしてなく、
幼少年期の大事な人間形成を、自らのエゴイズムと怠慢によって歪めた、
大人たちにあることが判然とするような気がしてならない。
☆創価学園「栄光の日」記念の集いへのメッセージ
台風にも、大雨にも、夏の暑さにも負けず、私と学園生の皆さんの心は、いつでも、どこにいても一つです。
創価の青春の翼は、いかなる嵐にも怯まない。
若き「不屈の勇気」がみなぎる「栄光の日」、おめでとう!
この1学期も、皆、よく前進し、大きく成長してくれました。私は、愛する皆さん一人一人の健闘を、ねぎらい讃え、尊き学園生の友情のスクラムに一緒に連なる心で、全てを見守っております。
学園生と心の交流を重ねてきた、オーストリアのソプラノ歌手で、哲学博士でもあるサイフェルトさんと、私が語り合い、深く一致した点があります。それは、青年は、自らの才能を埋もれさせてはならない。希望に燃えて、宝の命を、自分らしく思う存分に輝かせ、栄光を勝ち取ってほしいということです。
そのために大切なことは、いったい何か。
今日は、イタリア・ルネサンスの巨人、レオナルド・ダ・ヴィンチの「鍛えの青春」を通して、確認し合いたい。
偉大な芸術家であり、大科学者であり、独創の発明家でもあったレオナルドは「万能の天才」と呼ばれました。しかし、実は、成功よりも、はるかに多くの失敗を経験した人であった、ともいわれます。
十分に初等教育も受けられなかったため、当時の知識人の共通語であったラテン語の読み書きに苦しみ、悔しい嘲笑を受けることもあった。
けれども、レオナルドには、貪欲なまでの探究心と、謙虚な向学心がありました。自分自身を「無学の人」と呼び、学びに学ぶ姿勢を貫いたのです。
分からないことがあれば、徹底的に書物を開き、考え、詳しい人の元を訪れては、アドバイスを求めたといいます。
レオナルドは、次の言葉を残しています。「鉄が使わないと錆びるように、流れない水は腐り、冷えれば凍ってしまう。我々の知性も使わなければ衰えてしまう」(ウイリアム・レイ編、夏目大訳『知をみがく言葉 レオナルド・ダ・ヴィンチ』)と。
わが学園生の皆さんは一人も漏れなく、無限の英知を秘めています。この英知は使えば使うほど、鍛えれば鍛えるほど、輝きを増すのです。
勉学も、芸術も、スポーツも、万般において、どうすれば勝てるか。答えは、一に「努力」。二に「努力」です。
もちろん、一生懸命、頑張っているのに、なかなか思うような結果が出ないこともある。でも、必ず努力が花開く時は来ます。だから、決して、へこたれないことです。だんじて、くじけないことです。
行き詰まったら、心機一転して、勇気でチャレンジしていけばよい。創価の負けじ魂を朗らかに、心を強く持つことです。
苦労を恐れず、辛抱強く持続し抜いていく今の努力こそが、未来の創造と勝利と栄光につながる。このことは、私は、レオナルドと共に、新たなルネサンスの担い手たる学園生に伝えたいのです。
今年の夏は、第2次世界大戦が終わって70年です。終戦の時、私は17歳、学園生の皆さんと同じ年代でした。
戦後の大混乱の社会の中で、私が、一番身近なところから開始した挑戦が二つあります。一つは親孝行です。特別なことができたわけではありませんが、戦争で苦しみ抜いてきた父母を、できるだけ大事にしていこう、これが平和への一歩であると決めていたのです。
大哲人の智慧の言葉に「親に何もしてあげられない時は、一日に2、3度、笑顔を見せてあげなさい」とあります。
久方ぶりに親元に帰省する寮生・下宿生も、また通学生も、ぜひ、この笑顔のプレゼントを心掛けてください。
そして、もう一つの私の挑戦は、古今東西の名著を読みまくる読書でした。青年が人類の精神の遺産を学び抜いて力をつけることが、野蛮な暴力に打ち勝つ「正義の道」であると確信していたからです。
どうか、皆さんも、「『平和の世紀』へ いざ学ばん」との心意気で、この夏、大いに名作に、良書に挑んでいってください。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、鳥が逆風を捉え、それによって高く上昇することを鋭く観察していました。
わが後継の鳳雛たる君たちよ、貴女たちよ、若き翼を、たくましく広げ、試練の風をも力に変えて、栄光の大空へ飛翔せよ! と申し上げ、私のメッセージといたします。
健康第一で、明るく楽しく、充実の夏を! お元気で!
2015年7月28日火曜日
2015.07.28 わが友に贈る
天王山の夏に挑む
受験生、頑張れ!
努力は必ず実を結ぶ。
最後の勝利を目指し
今日もベストを尽くせ!
立正安国論 P21
『悪侶を誡めずんば豈善事を成さんや』
◇人生の座標
文学を知れば、千変万化する万華鏡のような人間模様と心理を、ありのままに観てとることができる。また、踊る無数の波の奥深くに、大いなる生命の大海を見抜くこともできるのです。
☆こころに響く言葉
物質的、環境的条件は幸福の手段
物質的・環境的条件は、幸福の手段ではあっても根本の目的ではない。ちょうど、
化粧品は人を美しくはするが、化粧品それ自体が美しさの本体ではないことと同じである。
化粧品はその人の持っている、もともとの美しさを引き立たせるための手段である。
幸福の本体は、結局、自分自身のなかにある。
この自分自身という問題と物質的・環境的要素との関係を思い違いしていくところに、
不幸を繰り返していく根本的な原因がある。
☆「無冠の友」への名誉会長のメッセージ
「宝友(とも)の生命(いのち)は金剛不壊なり」
季節が変わり、道の辺に咲く花々が移ろいを見せても、わが聖教新聞を届けてくださる尊き「無冠の友」の皆様方は、今日も毅然と揺るぎなく、信念の歩みを踏み出されます。毎回の配達、誠に誠にありがとうございます。
まもなく梅雨を迎えます。近年、予想困難な局地的豪雨なども増えております。どうか、賢明に、安全第一、絶対無事故でお願いします。私も新聞配達の経験から、雨の日などのご苦労は、痛いほど分かっております。疲れをためぬよう、夜は早めに休んでください。
日蓮大聖人は、『人の心かたければ神のまほり必ずつよし』(P1220、「乙御前御消息」)と仰せになられました。
強盛な祈りを根本に、一日また一日を断じて勝利していってください。
私と妻は、一番お世話になっている皆様方に、これからも、健康あれ! 幸福あれ! 無事安穏であれ! と真剣に祈り抜いてまいります。
本年は、配達員・販売店制度の発足から60周年の佳節に当たります。
スタートしたのは、1955年(昭和30年)6月。当時、学会世帯は20万世帯を超え、年内に30万世帯を目指して前進していました。その中で、まず首都圏を中心に第1次の販売店が53店、続いて全国各地に第2次が77店、第3次が32店と、矢継ぎ早に設置されていきました。そして「日本中、世界中の人に読ませたい」との恩師・戸田城聖先生の願いのままに、地域に信頼の根を張り、「広宣流布の言論紙」を届けてくださる、わが「無冠の友」の活躍が始まったのであります。
創価の希望の声を、あの友に! 人間主義の励ましの声を、あの家に! 生命の歓喜の調べを、愛する地域へ! 60年前からの飛躍的な広布拡大は、聖教の躍進と共にあったのです。
奇しくも時を同じくして、世界で"平和と人権を守れ!"との力強い声が沸き起こりました。この年の7月には、核兵器廃絶を訴える「ラッセル=アインシュタイン宣言」が発表され、"良心の連帯"が大きく広がります。「宣言」の署名者である科学者のポーリング博士、ロートブラット博士との友情は、わが人生の宝です。
同年の12月、アメリカでは、人種差別のバスの乗車を拒否する「バス・ボイコット運動」が開始されました。勇気に燃えて、端緒の声を上げたのは、後に私たちが交友を結んだ人権の母、ローザ・パークスさんです。民衆は、遠い道のりも、バスに乗らず、徒歩や相乗りの車で移動し、非暴力で戦い抜きました。
雨にも風にも負けず、誇り高く前進する姿は、「無冠の友」の英姿と重なります。
当時、恩師は詠まれました。
妙法の
広布の旅は
遠けれど
共に励まし
共々に征(ゆ)かなむ
いかなる障魔が競い起ころうとも、不退転の心で、異体を同心として団結し、励まし合ってどこまでも進むのだ、と。
広布の長征を、行進を先頭に立って牽引してくださる共戦の同志こそ、「無冠の友」の皆様方です。この60年、聖教の配達に関わってくださった全ての皆様方とご一家の方々に、私は妻と題目を送り続けております。亡くなられた方々の追善回向も懇ろに行わせていただいております。私たちは、三世永遠に不二の家族だからです。
私が小説『人間革命』の連載を開始したのは、配達員制度が発足して10年後の1965年(同40年)のことです。
当時、聖教新聞を配ってくださっていた方々のご苦労を、合掌して伺いました。
その一人、福井県にお住まいの支部副婦人部長は、最初は自転車の前方に幼い長男を乗せ、1時間かけて配達されていたといいます。その長男が成長され、現在は聖教新聞の販売店主として活躍されています。
また、兵庫県の副支部長は、1日遅れで届く聖教をオートバイで20数キロ走って配られました。砂利道のため、パンクもしばしばだったといいます。しかし「一度もつらいと思ったことはありません。大聖人の佐渡での大難を偲べば、自分は帰ったら温かい家があります」と語られています。
"私の一歩が友に幸せを贈り、時代を変えていく"——不屈の負けじ魂光る「無冠」の勇者ありてこそ、広布の大道は開かれてきたのです。
暴力が渦巻く世界に、ガンジーは叫びました。
「人がひるまずにひとり立つ支えとなるのは核心となる真理である」と。そして「真理は、それを信じない人がいる限りくり返し述べる必要がある」(古賀勝郎訳『今こそ読みたい ガンディーの言葉』)との箴言を留めています。
最高峰の思想哲学も、「くり返し」語り抜いてこそ、人々に伝わる。来る日も来る日も、一人立って、たゆまず、粘り強く、勇敢に、弘める行動、弘める情熱があってこそ、流布していくのです。
御書に『法自(おのずか)ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに尊し』(P856、「百六箇抄」)と仰せの通りです。
わが「無冠の友」こそ、「聖教拡大」即「広布拡大」の最も尊き「宝の人」です。「友好の全権大使」であり、「笑顔の外交官」です。毎日、毎朝、朗らかに地域を回り、希望と友情の光を広げる「太陽の人」なのです。
さあ、明年の創刊65周年、1万9000号へ、勇躍の出発です。
世界広布新時代を足取りも軽く、私と共に大躍進しましょう! どうか、お元気で!
銀の道
師弟で勝ち越え
栄光の
宝友(とも)の生命は
金剛不壊なり
受験生、頑張れ!
努力は必ず実を結ぶ。
最後の勝利を目指し
今日もベストを尽くせ!
立正安国論 P21
『悪侶を誡めずんば豈善事を成さんや』
◇人生の座標
文学を知れば、千変万化する万華鏡のような人間模様と心理を、ありのままに観てとることができる。また、踊る無数の波の奥深くに、大いなる生命の大海を見抜くこともできるのです。
☆こころに響く言葉
物質的、環境的条件は幸福の手段
物質的・環境的条件は、幸福の手段ではあっても根本の目的ではない。ちょうど、
化粧品は人を美しくはするが、化粧品それ自体が美しさの本体ではないことと同じである。
化粧品はその人の持っている、もともとの美しさを引き立たせるための手段である。
幸福の本体は、結局、自分自身のなかにある。
この自分自身という問題と物質的・環境的要素との関係を思い違いしていくところに、
不幸を繰り返していく根本的な原因がある。
☆「無冠の友」への名誉会長のメッセージ
「宝友(とも)の生命(いのち)は金剛不壊なり」
季節が変わり、道の辺に咲く花々が移ろいを見せても、わが聖教新聞を届けてくださる尊き「無冠の友」の皆様方は、今日も毅然と揺るぎなく、信念の歩みを踏み出されます。毎回の配達、誠に誠にありがとうございます。
まもなく梅雨を迎えます。近年、予想困難な局地的豪雨なども増えております。どうか、賢明に、安全第一、絶対無事故でお願いします。私も新聞配達の経験から、雨の日などのご苦労は、痛いほど分かっております。疲れをためぬよう、夜は早めに休んでください。
日蓮大聖人は、『人の心かたければ神のまほり必ずつよし』(P1220、「乙御前御消息」)と仰せになられました。
強盛な祈りを根本に、一日また一日を断じて勝利していってください。
私と妻は、一番お世話になっている皆様方に、これからも、健康あれ! 幸福あれ! 無事安穏であれ! と真剣に祈り抜いてまいります。
本年は、配達員・販売店制度の発足から60周年の佳節に当たります。
スタートしたのは、1955年(昭和30年)6月。当時、学会世帯は20万世帯を超え、年内に30万世帯を目指して前進していました。その中で、まず首都圏を中心に第1次の販売店が53店、続いて全国各地に第2次が77店、第3次が32店と、矢継ぎ早に設置されていきました。そして「日本中、世界中の人に読ませたい」との恩師・戸田城聖先生の願いのままに、地域に信頼の根を張り、「広宣流布の言論紙」を届けてくださる、わが「無冠の友」の活躍が始まったのであります。
創価の希望の声を、あの友に! 人間主義の励ましの声を、あの家に! 生命の歓喜の調べを、愛する地域へ! 60年前からの飛躍的な広布拡大は、聖教の躍進と共にあったのです。
奇しくも時を同じくして、世界で"平和と人権を守れ!"との力強い声が沸き起こりました。この年の7月には、核兵器廃絶を訴える「ラッセル=アインシュタイン宣言」が発表され、"良心の連帯"が大きく広がります。「宣言」の署名者である科学者のポーリング博士、ロートブラット博士との友情は、わが人生の宝です。
同年の12月、アメリカでは、人種差別のバスの乗車を拒否する「バス・ボイコット運動」が開始されました。勇気に燃えて、端緒の声を上げたのは、後に私たちが交友を結んだ人権の母、ローザ・パークスさんです。民衆は、遠い道のりも、バスに乗らず、徒歩や相乗りの車で移動し、非暴力で戦い抜きました。
雨にも風にも負けず、誇り高く前進する姿は、「無冠の友」の英姿と重なります。
当時、恩師は詠まれました。
妙法の
広布の旅は
遠けれど
共に励まし
共々に征(ゆ)かなむ
いかなる障魔が競い起ころうとも、不退転の心で、異体を同心として団結し、励まし合ってどこまでも進むのだ、と。
広布の長征を、行進を先頭に立って牽引してくださる共戦の同志こそ、「無冠の友」の皆様方です。この60年、聖教の配達に関わってくださった全ての皆様方とご一家の方々に、私は妻と題目を送り続けております。亡くなられた方々の追善回向も懇ろに行わせていただいております。私たちは、三世永遠に不二の家族だからです。
私が小説『人間革命』の連載を開始したのは、配達員制度が発足して10年後の1965年(同40年)のことです。
当時、聖教新聞を配ってくださっていた方々のご苦労を、合掌して伺いました。
その一人、福井県にお住まいの支部副婦人部長は、最初は自転車の前方に幼い長男を乗せ、1時間かけて配達されていたといいます。その長男が成長され、現在は聖教新聞の販売店主として活躍されています。
また、兵庫県の副支部長は、1日遅れで届く聖教をオートバイで20数キロ走って配られました。砂利道のため、パンクもしばしばだったといいます。しかし「一度もつらいと思ったことはありません。大聖人の佐渡での大難を偲べば、自分は帰ったら温かい家があります」と語られています。
"私の一歩が友に幸せを贈り、時代を変えていく"——不屈の負けじ魂光る「無冠」の勇者ありてこそ、広布の大道は開かれてきたのです。
暴力が渦巻く世界に、ガンジーは叫びました。
「人がひるまずにひとり立つ支えとなるのは核心となる真理である」と。そして「真理は、それを信じない人がいる限りくり返し述べる必要がある」(古賀勝郎訳『今こそ読みたい ガンディーの言葉』)との箴言を留めています。
最高峰の思想哲学も、「くり返し」語り抜いてこそ、人々に伝わる。来る日も来る日も、一人立って、たゆまず、粘り強く、勇敢に、弘める行動、弘める情熱があってこそ、流布していくのです。
御書に『法自(おのずか)ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに尊し』(P856、「百六箇抄」)と仰せの通りです。
わが「無冠の友」こそ、「聖教拡大」即「広布拡大」の最も尊き「宝の人」です。「友好の全権大使」であり、「笑顔の外交官」です。毎日、毎朝、朗らかに地域を回り、希望と友情の光を広げる「太陽の人」なのです。
さあ、明年の創刊65周年、1万9000号へ、勇躍の出発です。
世界広布新時代を足取りも軽く、私と共に大躍進しましょう! どうか、お元気で!
銀の道
師弟で勝ち越え
栄光の
宝友(とも)の生命は
金剛不壊なり
2015年7月27日月曜日
2015.07.27 わが友に贈る
◇今週のことば
「信頼の絆」こそ
人生の宝なり。
懐かしい友とも
新しい友人とも
さわやかに仏縁を!
2015年07月27日
異体同心事 P1463
『日本国の人人は多人なれども体同異心なれば諸事成ぜん事かたし、日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし』
◇人生の座標
世界の舞台では、にじみ出てくる教養、人格がなければ、ほかのことがどんなに優秀でも尊敬されません。
読書が人間を「人間」にするのです。単なる技術屋であってはならない。
どんな立場の指導者であれ、世界的な長編小説も読んでいないのでは、立派な指導者になれるわけがない。
☆こころに響く言葉
人間性豊かな憩いの場
青少年の非行化の原因を追究して、帰着する結論は、家庭のなかの冷たい人間関係であると言われる。
家庭は、人間性豊かな憩いの場でなくてはならないし、また、それがそのまま人間教育の最高の場である
☆勝利の人間学 第78回 わが生命を磨く向上の夏
◇信心即生活のリズムで
まず祈りから出発だ。そして祈った通りに行動する。これが「信心即生活」である。日蓮大聖人は、『此の妙法蓮華経を信仰し奉る一行に功徳として来らざる事なく善根として動かざる事なし』(P500、「聖愚問答抄」)と仰せになられた。
妙法という大宇宙の根本の大法則に合致した一日一日が、どれほど大きな功徳と善根を積み広げていけるか、計り知れない。
朝晩の勤行・唱題は、究極の健康と勝利のリズムだ。暑い夏だからこそ、白馬が大草原を駆けゆくような清々しい題目で、生命力満々と、きょうも価値創造の行動を!
◇心を結ぶ友好の深化を
友との良き連帯は、何ものにも勝る宝だ。
夏は、懐かしい旧友との再会や、新しい友人との出会いの機会も多い。青年らしく伸び伸びと交流し、友好を広げゆくことだ。
法華経の修行の真髄は、不軽菩薩の「人を敬う」振る舞いにあることを忘れまい。
誠実に、闊達に、聡明に友情を育むことが、そのまま大事な仏縁を結ぶことになる。
直接会えずとも、連携を取る。声を掛ける。「お元気ですか?」——その心のつながりが、人は嬉しいものだ。相手に即して、家族のこと、仕事のこと、近況などを気づかいながら語らえば、心と心はよリ深く通い合う。
仏法とは、最極の人間学の実践である。
◇眼前の課題に勇んで挑戦
人間革命の舞台は、どこにあるのか?
「今ここ」である。目の前の課題に勇んで挑戦するなかに、常に青年の成長はある。
わが恩師・戸田先生は教えてくださった。
「鉄は熱いうちに打て! 人間も若いうちに自らを鍛えねばならない」
尊い使命ある君たちだ。希望の未来へ、心も体も頭も、磨き鍛え上げていただきたい。
人知れずに努力を重ね、忍耐強く、苦労し抜いた人が、青春の勝利者である。
この夏、力強くダイナミックな行動力で、一回り大きく成長していってくれ給え。
◎川崎さんが柳澤さんに本流、おめでとうございます(^^♪
「信頼の絆」こそ
人生の宝なり。
懐かしい友とも
新しい友人とも
さわやかに仏縁を!
2015年07月27日
異体同心事 P1463
『日本国の人人は多人なれども体同異心なれば諸事成ぜん事かたし、日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし』
◇人生の座標
世界の舞台では、にじみ出てくる教養、人格がなければ、ほかのことがどんなに優秀でも尊敬されません。
読書が人間を「人間」にするのです。単なる技術屋であってはならない。
どんな立場の指導者であれ、世界的な長編小説も読んでいないのでは、立派な指導者になれるわけがない。
☆こころに響く言葉
人間性豊かな憩いの場
青少年の非行化の原因を追究して、帰着する結論は、家庭のなかの冷たい人間関係であると言われる。
家庭は、人間性豊かな憩いの場でなくてはならないし、また、それがそのまま人間教育の最高の場である
☆勝利の人間学 第78回 わが生命を磨く向上の夏
◇信心即生活のリズムで
まず祈りから出発だ。そして祈った通りに行動する。これが「信心即生活」である。日蓮大聖人は、『此の妙法蓮華経を信仰し奉る一行に功徳として来らざる事なく善根として動かざる事なし』(P500、「聖愚問答抄」)と仰せになられた。
妙法という大宇宙の根本の大法則に合致した一日一日が、どれほど大きな功徳と善根を積み広げていけるか、計り知れない。
朝晩の勤行・唱題は、究極の健康と勝利のリズムだ。暑い夏だからこそ、白馬が大草原を駆けゆくような清々しい題目で、生命力満々と、きょうも価値創造の行動を!
◇心を結ぶ友好の深化を
友との良き連帯は、何ものにも勝る宝だ。
夏は、懐かしい旧友との再会や、新しい友人との出会いの機会も多い。青年らしく伸び伸びと交流し、友好を広げゆくことだ。
法華経の修行の真髄は、不軽菩薩の「人を敬う」振る舞いにあることを忘れまい。
誠実に、闊達に、聡明に友情を育むことが、そのまま大事な仏縁を結ぶことになる。
直接会えずとも、連携を取る。声を掛ける。「お元気ですか?」——その心のつながりが、人は嬉しいものだ。相手に即して、家族のこと、仕事のこと、近況などを気づかいながら語らえば、心と心はよリ深く通い合う。
仏法とは、最極の人間学の実践である。
◇眼前の課題に勇んで挑戦
人間革命の舞台は、どこにあるのか?
「今ここ」である。目の前の課題に勇んで挑戦するなかに、常に青年の成長はある。
わが恩師・戸田先生は教えてくださった。
「鉄は熱いうちに打て! 人間も若いうちに自らを鍛えねばならない」
尊い使命ある君たちだ。希望の未来へ、心も体も頭も、磨き鍛え上げていただきたい。
人知れずに努力を重ね、忍耐強く、苦労し抜いた人が、青春の勝利者である。
この夏、力強くダイナミックな行動力で、一回り大きく成長していってくれ給え。
◎川崎さんが柳澤さんに本流、おめでとうございます(^^♪
2015年7月26日日曜日
2015.07.26 わが友に贈る
夏は近隣との
友好を深める好機。
地域行事への
参加などを通し
心温まる交流を!
南条殿御返事 P1578
『釈迦仏は我を無量の珍宝を以て億劫の間供養せんよりは末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は百千万億倍過ぐべしとこそ説かせ給いて候』
◇人生の座標
見ることは「刹那的」であり、読むことは「永続性」がある。見るだけでは「受け身」になる。読むには努力が必要です。自分で努力し、自分で想像をめぐらし、一字一字、一行一行、一頁一頁、読んでいくしかない。
大変だが、大変な分、自分で自分の心と頭脳を耕している。だから、読書している人は、顔つきまで違ってくる。
☆こころに響く言葉
一人になったときどう生きられるか
人間は一人で生まれて、一人で死んでいくものである。
私はその人が本当に幸せだったかどうかは、一人の人間として、
生き生きとした日々を送っているかどうかでわかると思う。
一人になったときに、人間勝利の姿が集約されて出てくるからである。
☆全国白蓮グループ大会 名誉会長夫妻がメッセージ
晴れやかな白蓮グループの大会、誠におめでとう!
白蓮の皆さんこそ、創価の花であり、広布の光です。皆さんがたゆまず健気に頑張ってくれているゆえに、学会は明るく希望に燃えて前進できるのです。
いつもいつも、ありがとう! 本当にありがとう!
さかのぼれば、私の手づくりで白蓮のスクラムが誕生して58年。今、この尊い人材の流れは世界中に広がっています。
皆さんの日々の地道な努力こそが、世界の友に清々しい模範を示していることを、胸を張って誇りとしてください。
近代教育学の創始者と謳われるスペイン出身の知性ルイス・ビーベスは語りました。
「真の美しさとは精神に宿る」と。
白蓮の皆さんこそ、この精神、そして生命に宿る真の美しさを最高最大に輝かせていける哲学の天使なのです。
有名な「一生成仏抄」には、『深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり』(P384)と仰せであります。
この泥沼のような濁った社会にあって、思うように真心が通じず、悔しい現実に涙することもあるでしょう。しかし、どんな時も、「自行化他」の題目を唱え弘めゆく青春は、断じて行き詰まりません。
わが仏性の「明鏡」を限りなく磨き光らせて、友を包みながら、どんな悩みも必ず勝利の糧に変えていけます。
「白蓮の祈り」こそ、自他共に幸福を開く自在の力です。
「白蓮の振る舞い」こそ、皆に希望と喜びを広げる薫風です。
「白蓮の団結」こそ、新たな創価の未来を照らす勝利の大光であります。
どうか、「わが身が妙法蓮華の当体なり!」との大確信で、何があっても仲良く朗らかに励まし合って、白蓮姉妹は全員が、幸福勝利の「一番星」と輝いていってください。
皆さんの前進を信じ、喜びとする以外に、私と妻の人生はありません。
これからも、私と妻は一生懸命、題目を送ってまいります
皆さんの健康と、ご一家のご繁栄を祈り続けてまいります。
どうか、体を大切に! 親孝行を忘れずに、若き生命の大地に、「信心の根」「福徳の根」を揺るぎなく張っていってください。
大好きな「星は光りて」の歌を妻と口ずさみつつ。
友好を深める好機。
地域行事への
参加などを通し
心温まる交流を!
南条殿御返事 P1578
『釈迦仏は我を無量の珍宝を以て億劫の間供養せんよりは末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は百千万億倍過ぐべしとこそ説かせ給いて候』
◇人生の座標
見ることは「刹那的」であり、読むことは「永続性」がある。見るだけでは「受け身」になる。読むには努力が必要です。自分で努力し、自分で想像をめぐらし、一字一字、一行一行、一頁一頁、読んでいくしかない。
大変だが、大変な分、自分で自分の心と頭脳を耕している。だから、読書している人は、顔つきまで違ってくる。
☆こころに響く言葉
一人になったときどう生きられるか
人間は一人で生まれて、一人で死んでいくものである。
私はその人が本当に幸せだったかどうかは、一人の人間として、
生き生きとした日々を送っているかどうかでわかると思う。
一人になったときに、人間勝利の姿が集約されて出てくるからである。
☆全国白蓮グループ大会 名誉会長夫妻がメッセージ
晴れやかな白蓮グループの大会、誠におめでとう!
白蓮の皆さんこそ、創価の花であり、広布の光です。皆さんがたゆまず健気に頑張ってくれているゆえに、学会は明るく希望に燃えて前進できるのです。
いつもいつも、ありがとう! 本当にありがとう!
さかのぼれば、私の手づくりで白蓮のスクラムが誕生して58年。今、この尊い人材の流れは世界中に広がっています。
皆さんの日々の地道な努力こそが、世界の友に清々しい模範を示していることを、胸を張って誇りとしてください。
近代教育学の創始者と謳われるスペイン出身の知性ルイス・ビーベスは語りました。
「真の美しさとは精神に宿る」と。
白蓮の皆さんこそ、この精神、そして生命に宿る真の美しさを最高最大に輝かせていける哲学の天使なのです。
有名な「一生成仏抄」には、『深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり』(P384)と仰せであります。
この泥沼のような濁った社会にあって、思うように真心が通じず、悔しい現実に涙することもあるでしょう。しかし、どんな時も、「自行化他」の題目を唱え弘めゆく青春は、断じて行き詰まりません。
わが仏性の「明鏡」を限りなく磨き光らせて、友を包みながら、どんな悩みも必ず勝利の糧に変えていけます。
「白蓮の祈り」こそ、自他共に幸福を開く自在の力です。
「白蓮の振る舞い」こそ、皆に希望と喜びを広げる薫風です。
「白蓮の団結」こそ、新たな創価の未来を照らす勝利の大光であります。
どうか、「わが身が妙法蓮華の当体なり!」との大確信で、何があっても仲良く朗らかに励まし合って、白蓮姉妹は全員が、幸福勝利の「一番星」と輝いていってください。
皆さんの前進を信じ、喜びとする以外に、私と妻の人生はありません。
これからも、私と妻は一生懸命、題目を送ってまいります
皆さんの健康と、ご一家のご繁栄を祈り続けてまいります。
どうか、体を大切に! 親孝行を忘れずに、若き生命の大地に、「信心の根」「福徳の根」を揺るぎなく張っていってください。
大好きな「星は光りて」の歌を妻と口ずさみつつ。
2015.07.25 わが友に贈る
「学は光」なり。
リーダーは常に学び
自身の向上に努力を!
深き哲学と見識を持つ
一流の指導者と育て!
御義口伝巻上 P740
『我等が生老病死に南無妙法蓮華経と唱え奉るは併ら四徳の香を吹くなり』
◇人生の座標
人間主義、人間原点の社会をつくるには、指導者が本格的な大文学を読んでいかなければならない。これは非常に重要なことなのです。海外の人は、よく読んでいます。日本人は「読んだふり」をしているだけの人が多い。
☆こころに響く言葉
虚飾の生き方
世の中には世間体を考えすぎ、自らを虚栄で飾り立てている人がいかに多いことか。
傲慢な理想に生き、主張している人もいるが、結局、人は最も身近なところに不幸があったり、
悩んでいることが多いのではなかろうか。また、それを訴えることができない。
いや、訴えても解決してくれるところがない。それを知られることが、
人生の、家庭の敗北を意味すると考えてしまうからではなかろうか。
ありのままの人生が一番、強い。
☆新時代第3回全国男子部幹部会へのメッセージ
晴れわたる大勝利の丈夫の集い、誠におめでとう!
わが本陣・総東京の堂々たる日本一の大折伏を、牧口先生も戸田先生も、どれほど喜ばれていることか。私は、この創価大学の講堂に集った、誉れ高き一人一人と、固い心の握手を交わしたい。
愛する君たちと共に戦い、共に歌い、共に舞い、共に出陣の太鼓を打ち鳴らす思いで、すべてを見守っています。皆の奮闘の様子もよく伺っています。鍛錬を重ねてきた出演者の諸君、陰で一切を支えてくれている役員の諸君、ありがとう! 本当にありがとう!
そして、温かく応援し、送り出してくれた創価家族の父母たち、同志たちに、心からの感謝の大拍手を送ろうではないか!
現在、東京富士美術館で展示(レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展)が行われているレオナルド・ダ・ビンチは、「獅子は恐怖を知らない」(黒田正利訳『ダ・ヴィンチ随想録』)と言い切りました。獅子は、最も困難な戦いに、大胆に激しく挑んでいくというのです。
日蓮大聖人は、『此の経文(=法華経)は一切経に勝れたり地走る者の王たり師子王のごとし・空飛ぶ者の王たり鷲のごとし』(P1310、「千日尼御前御返事」)と仰せになられた。
若くして、この大仏法を探究し、実践しゆく君たちは、一人ももれなく、必ず師子王の人生を走り進むことができるのだ。
現実は、職場や生活の困難との格闘もあるだろう。言い知れぬ宿命の試練が襲いかかる時もあるに違いない。しかし、君たちは師子である。人を羨む必要も、自分を卑下する必要もない。師子吼の題目を轟かせながら、自身のため、社会のため、広布のために断じて前進していくのだ。最後は自らの戦場で、断じて勝利の旗を打ち立てていくのだ。
そして、「我ら創価の師弟は、永遠に師子として戦う。師子として叫ぶ。師子として勝つ」と宣言したいけれども、皆さん、どうだろうか。
ともあれ、本陣男子部の諸君は、全員が、世界広布新時代の山本伸一です。
どうか、この世界第一の青春勝利の仏法を、一人また一人と勇敢に語り、師子吼しながら、本陣・総東京を、世界第一の正義と栄光の都としてくれ給え!
親孝行を忘れずに、また水の流れるような不退の持続を頼みます。
総東京の誉れの愛弟子と「ああ感激の同志あり」を歌いつつ。
リーダーは常に学び
自身の向上に努力を!
深き哲学と見識を持つ
一流の指導者と育て!
御義口伝巻上 P740
『我等が生老病死に南無妙法蓮華経と唱え奉るは併ら四徳の香を吹くなり』
◇人生の座標
人間主義、人間原点の社会をつくるには、指導者が本格的な大文学を読んでいかなければならない。これは非常に重要なことなのです。海外の人は、よく読んでいます。日本人は「読んだふり」をしているだけの人が多い。
☆こころに響く言葉
虚飾の生き方
世の中には世間体を考えすぎ、自らを虚栄で飾り立てている人がいかに多いことか。
傲慢な理想に生き、主張している人もいるが、結局、人は最も身近なところに不幸があったり、
悩んでいることが多いのではなかろうか。また、それを訴えることができない。
いや、訴えても解決してくれるところがない。それを知られることが、
人生の、家庭の敗北を意味すると考えてしまうからではなかろうか。
ありのままの人生が一番、強い。
☆新時代第3回全国男子部幹部会へのメッセージ
晴れわたる大勝利の丈夫の集い、誠におめでとう!
わが本陣・総東京の堂々たる日本一の大折伏を、牧口先生も戸田先生も、どれほど喜ばれていることか。私は、この創価大学の講堂に集った、誉れ高き一人一人と、固い心の握手を交わしたい。
愛する君たちと共に戦い、共に歌い、共に舞い、共に出陣の太鼓を打ち鳴らす思いで、すべてを見守っています。皆の奮闘の様子もよく伺っています。鍛錬を重ねてきた出演者の諸君、陰で一切を支えてくれている役員の諸君、ありがとう! 本当にありがとう!
そして、温かく応援し、送り出してくれた創価家族の父母たち、同志たちに、心からの感謝の大拍手を送ろうではないか!
現在、東京富士美術館で展示(レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展)が行われているレオナルド・ダ・ビンチは、「獅子は恐怖を知らない」(黒田正利訳『ダ・ヴィンチ随想録』)と言い切りました。獅子は、最も困難な戦いに、大胆に激しく挑んでいくというのです。
日蓮大聖人は、『此の経文(=法華経)は一切経に勝れたり地走る者の王たり師子王のごとし・空飛ぶ者の王たり鷲のごとし』(P1310、「千日尼御前御返事」)と仰せになられた。
若くして、この大仏法を探究し、実践しゆく君たちは、一人ももれなく、必ず師子王の人生を走り進むことができるのだ。
現実は、職場や生活の困難との格闘もあるだろう。言い知れぬ宿命の試練が襲いかかる時もあるに違いない。しかし、君たちは師子である。人を羨む必要も、自分を卑下する必要もない。師子吼の題目を轟かせながら、自身のため、社会のため、広布のために断じて前進していくのだ。最後は自らの戦場で、断じて勝利の旗を打ち立てていくのだ。
そして、「我ら創価の師弟は、永遠に師子として戦う。師子として叫ぶ。師子として勝つ」と宣言したいけれども、皆さん、どうだろうか。
ともあれ、本陣男子部の諸君は、全員が、世界広布新時代の山本伸一です。
どうか、この世界第一の青春勝利の仏法を、一人また一人と勇敢に語り、師子吼しながら、本陣・総東京を、世界第一の正義と栄光の都としてくれ給え!
親孝行を忘れずに、また水の流れるような不退の持続を頼みます。
総東京の誉れの愛弟子と「ああ感激の同志あり」を歌いつつ。
2015.07.24 わが友に贈る
断じて諦めない!
不屈の一念と行動が
栄光への扉を開く。
諸天を揺り動かす
強き祈りから出発を!
持妙法華問答抄 P467
『寂光の都ならずは何くも皆苦なるべし本覚の栖を離れて何事か楽みなるべき、願くは「現世安穏後生善処」の妙法を持つのみこそ只今生の名聞後世の弄引なるべけれ須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき』
◇人生の座標
古典を熟読吟味することが、どれほど自分の精神世界を豊かに、分厚いものにしてくれるか−−優れた精神的遺産を"宝の持ち腐れ"にしておいては、もったいない限りであります。
何十年、何百年という時間の淘汰作用を経て生き延びてきた古典や名作には、必ず"何か"が含まれているはずです。
☆こころに響く言葉
虚飾の生き方
世の中には世間体を考えすぎ、自らを虚栄で飾り立てている人がいかに多いことか。
傲慢な理想に生き、主張している人もいるが、結局、人は最も身近なところに不幸があったり、
悩んでいることが多いのではなかろうか。また、それを訴えることができない。
いや、訴えても解決してくれるところがない。それを知られることが、
人生の、家庭の敗北を意味すると考えてしまうからではなかろうか。
ありのままの人生が一番、強い。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第24回� 青年の心 燃える七月
わが女子部が清々しく「行学の翼」を広げ、「歓喜の華陽スクラム」を合言葉に新出発したことも、嬉しい限りだ。
今日、7月8日は、女子部の「白蓮グループの日」である。
八王子市の牧口記念庭園に立つ「白蓮之歌碑」には、グループ歌「星は光りて」の歌詞とともに、こう刻印している。
「君が歓喜の微笑みは 友に希望を与えゆく」
「君が正義の歌声は 友に勇気を呼び起こす」
さらに「人のため世界のために 祈り動く心美しき姿は 『蓮華の水に在るが如し』」とも。
その通りの気高き青春を、白蓮の乙女たちは歩んでくれている。
日蓮大聖人は『明かなる事・日月にすぎんや浄き事・蓮華にまさるべきや』(P1109、「四条金吾女房御書」)と教えられた。
現実の社会は、泥沼のように悩みや葛藤が絶えないものだ。だが、その中で、最も明るく、最も清らかな、華陽の生命を咲き開いていけるのが、仏法なのである。
フランスの女性作家スタール夫人は、「人生の逆境のさなかで、みずからの思想によって精神を強固にすること」こそが「真の勇気」であると綴った。
私たちでいえば、この勇気を湧き立たせてくれるのが、信心である。志を同じくする友の温かな励ましも、尽きることのない勇気の源泉である。
「女子部は一人も残らず幸福に!」——これが恩師の心であり、私と妻の願いだ。どうか、皆で賢く励まし合って、仲良く、麗しき友情と団結の世界を築いていっていただきたい。
青年部の「創価体験談大会」もスタートした。
今月12日には、頼もしき男子部の友が、東京で全国幹部会を行う。
この日は、私が無実の罪で投獄された「大阪事件」の渦中、不当逮捕に抗議する「炎の東京大会」が、蔵前の国技館で開かれた歴史の日でもある。
席上、戸田先生は師子吼された。「会長になった時から、この体は捨てるつもりでいるんだから何も怖くない」と。
正義のため、我が身を惜しまず戦い抜く覚悟があれば、いかなる困難にも動じない。戦う勇気の炎はいやまして燃え上がる。これこそ、創価の革命児の永遠の闘魂だ。
「波浪ハ、障害ニ、遇フゴトニ ソノ頑固ノ度ヲ増ス」——私が、この言葉を日記に書き留めたのは、昭和25年(1950年)の7月9日。師匠をお護りして、一心不乱に戦う22歳の夏のことである。
今、同じ大道を、わが直系の若人が歩んでくれている。「因果倶時」の理法に照らし、その未来には、限りない栄光と勝利が約束されている。
創価の青年の前進こそが、世界の希望だ。ゆえに、頑固なまでに、強くまた強く、明るくまた明るく進みゆくのだ!
常勝の
炎の心で
朗らかに
正義の青春
友と勝ちゆけ
不屈の一念と行動が
栄光への扉を開く。
諸天を揺り動かす
強き祈りから出発を!
持妙法華問答抄 P467
『寂光の都ならずは何くも皆苦なるべし本覚の栖を離れて何事か楽みなるべき、願くは「現世安穏後生善処」の妙法を持つのみこそ只今生の名聞後世の弄引なるべけれ須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき』
◇人生の座標
古典を熟読吟味することが、どれほど自分の精神世界を豊かに、分厚いものにしてくれるか−−優れた精神的遺産を"宝の持ち腐れ"にしておいては、もったいない限りであります。
何十年、何百年という時間の淘汰作用を経て生き延びてきた古典や名作には、必ず"何か"が含まれているはずです。
☆こころに響く言葉
虚飾の生き方
世の中には世間体を考えすぎ、自らを虚栄で飾り立てている人がいかに多いことか。
傲慢な理想に生き、主張している人もいるが、結局、人は最も身近なところに不幸があったり、
悩んでいることが多いのではなかろうか。また、それを訴えることができない。
いや、訴えても解決してくれるところがない。それを知られることが、
人生の、家庭の敗北を意味すると考えてしまうからではなかろうか。
ありのままの人生が一番、強い。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第24回� 青年の心 燃える七月
わが女子部が清々しく「行学の翼」を広げ、「歓喜の華陽スクラム」を合言葉に新出発したことも、嬉しい限りだ。
今日、7月8日は、女子部の「白蓮グループの日」である。
八王子市の牧口記念庭園に立つ「白蓮之歌碑」には、グループ歌「星は光りて」の歌詞とともに、こう刻印している。
「君が歓喜の微笑みは 友に希望を与えゆく」
「君が正義の歌声は 友に勇気を呼び起こす」
さらに「人のため世界のために 祈り動く心美しき姿は 『蓮華の水に在るが如し』」とも。
その通りの気高き青春を、白蓮の乙女たちは歩んでくれている。
日蓮大聖人は『明かなる事・日月にすぎんや浄き事・蓮華にまさるべきや』(P1109、「四条金吾女房御書」)と教えられた。
現実の社会は、泥沼のように悩みや葛藤が絶えないものだ。だが、その中で、最も明るく、最も清らかな、華陽の生命を咲き開いていけるのが、仏法なのである。
フランスの女性作家スタール夫人は、「人生の逆境のさなかで、みずからの思想によって精神を強固にすること」こそが「真の勇気」であると綴った。
私たちでいえば、この勇気を湧き立たせてくれるのが、信心である。志を同じくする友の温かな励ましも、尽きることのない勇気の源泉である。
「女子部は一人も残らず幸福に!」——これが恩師の心であり、私と妻の願いだ。どうか、皆で賢く励まし合って、仲良く、麗しき友情と団結の世界を築いていっていただきたい。
青年部の「創価体験談大会」もスタートした。
今月12日には、頼もしき男子部の友が、東京で全国幹部会を行う。
この日は、私が無実の罪で投獄された「大阪事件」の渦中、不当逮捕に抗議する「炎の東京大会」が、蔵前の国技館で開かれた歴史の日でもある。
席上、戸田先生は師子吼された。「会長になった時から、この体は捨てるつもりでいるんだから何も怖くない」と。
正義のため、我が身を惜しまず戦い抜く覚悟があれば、いかなる困難にも動じない。戦う勇気の炎はいやまして燃え上がる。これこそ、創価の革命児の永遠の闘魂だ。
「波浪ハ、障害ニ、遇フゴトニ ソノ頑固ノ度ヲ増ス」——私が、この言葉を日記に書き留めたのは、昭和25年(1950年)の7月9日。師匠をお護りして、一心不乱に戦う22歳の夏のことである。
今、同じ大道を、わが直系の若人が歩んでくれている。「因果倶時」の理法に照らし、その未来には、限りない栄光と勝利が約束されている。
創価の青年の前進こそが、世界の希望だ。ゆえに、頑固なまでに、強くまた強く、明るくまた明るく進みゆくのだ!
常勝の
炎の心で
朗らかに
正義の青春
友と勝ちゆけ
2015年7月23日木曜日
2015.07.23 わが友に贈る
「父母の恩を報ぜよ」
感謝を言葉にしよう!
最高の笑顔を送ろう!
親孝行の人生こそ
仏法の真髄の道だ。
可延定業書 P986
『命と申す物は一身第一の珍宝なり一日なりともこれを延るならば千万両の金にもすぎたり』
◇人生の座標
美術は人類の最極の、平和への魂の昇華なり。
☆こころに響く言葉
挫折を踏み越えて
地に倒れた者は地によって起つと言われる。また、麦は踏まれてこそしっかり育つという。
人間が、人間関係や社会関係での失敗で、立ち上がれぬはずはない。
失敗したからと自暴自棄になるのは、人生を自ら放棄することである。
むしろ、このときこそ、より冷静に、賢明に、教養豊かなあなたを生かしきることである。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第24回� 青年の心 燃える七月
イタリア・ルネサンスの巨匠、レオナルド・ダ・ビンチは叫んだ。
「純金かどうかは試錬によってわかる」
精錬を重ねてこそ、真金は生まれる。苦難は常に、本物と偽物を峻別する試金石だ。
7月6日、私は八王子市の東京富士美術館を視察し、「レオナルド・ダ・ヴィンチと『アンギアーリの戦い』展」の会場に足を運んだ。
巨匠の"未完の壁画"を今に伝えるイタリアの国宝「タヴォラ・ドーリア」——人馬が渾然一体となった激戦の画面からは、新しき創造に挑む、壮絶な精神の闘争を感じてならなかった。
この日は、生命尊厳の大仏法を行じられた牧口先生、戸田先生が、軍部政府の弾圧で逮捕された「法難」から満72年の日であった。
死身弘法の先師、恩師を偲び、東京牧口記念会館の「初代会長牧口常三郎先生顕彰室」で勤行・唱題し、報恩感謝の祈りを捧げた。
「嵐は誉れ」の師弟の歴史が刻まれた7月——若獅子の男子部も、華陽の女子部も、また英知の男女学生部も、それぞれ目覚ましい前進と成長を遂げている。
私は妻と共に、愛する青年たちのスクラムの大勝利を真剣に祈念した。
艱難を
一つ一つと
乗り越えて
黄金(きん)と輝く
不敗の生命に
日本中、世界中の青年たちが、続々と、人間革命と対話拡大の喜びの体験を報告してくれている。
南米ブラジルの若人の活躍も素晴らしい。
なぜブラジルで弘教が大きく進んでいるのか。ある青年リーダーが笑顔で答えていた。
「喜びが"伝播"しているからです」と。
仏法対話が楽しくて仕方がない。友の幸福に尽くせることが嬉しくて仕方がない——その喜びが同志から同志へ、友人から友人へと"伝播"するゆえに、次々と弘教が実るというのだ。
まさに『随喜する声を聞いて随喜し』(P1199、「月水御書」)と仰せの通りの実践である。
思い起こせば、戸田先生は迫害の獄中にあって「われ地涌の菩薩なり」と久遠の使命を覚知し、随喜の涙を流されながら、広宣流布に生き抜くと誓願された。
いうなれば、師が獄中で体験された「一人の大歓喜」が二人・三人・百人と伝播し、ついに日本中、世界中に広がってきたのが、今日の大法弘通の実相である。
今や192カ国・地域に拡大した、世界広布という「大河」の源流の「一滴」を尋ね見れば、「一人の大歓喜」から全ては始まったのである。
法華経の随喜功徳品には「五十展転(てんでん)の功徳」が説かれる。法華経の法理を聞いて歓喜した人が、別の人にその話を伝え、聞いたその人がまた次の人に自身の歓喜を語る。そうして50人目の人が聞いた功徳も甚大であるという法理だ。
「信心はすごいよ!」とありのままに歓喜を語れば、既に立派な折伏である。その体験を語る側も聞く側も、共に福徳の花を爛漫(らんまん)と咲かせる因を積んでいけるのだ。
ゆえに、すぐに対話が実らずとも、落ち込むことも、焦ることもない。
『いよいよ悦びをますべし』(P203、「開目抄」)との御聖訓のままに、自信満々と、喜び勇んで次の友へ、また次の友へと、語り広げていけばよい。その弛まぬ実践に、新たな「五十展転」のドラマが生まれるのである。
7月は「関西の月」。関西家族の幸福と人材の拡大の行進は、いよいよ勢いを増している。
関西総会の意義を込めた、大阪・豊中市の関西戸田記念講堂での本部幹部会には、海外のリーダーたちも出席した。
前日の各地の交流交歓会とともに、関西の同志の熱烈な歓迎に大感動していた。
今や世界の友の共通語となった「JOSHO KANSAI(常勝関西)」の魂を、それぞれの国や地域に持ち帰り、新たな波動を起こしてくれるに違いない。
この戸田記念講堂は、昭和53年(1978年)の7月17日、関西の歌「常勝の空」を、師弟して初めて大合唱した場所でもある。
今回の関西総会でも、若人が中心になり、「常勝の空」を美事に演奏し、歌い上げた。さらに全関西を結んで、壮年も婦人も、懐かしき錦宝会(多宝会)の皆様方も加わり、力強い歌声を響かせてくれたのである。
男女青年部も、新たな拡大の金字塔を打ち立てて、晴れの日を迎えた。未来部の友も凜々しく成長している。
あの雷雨の大阪大会をはじめ、私と幾多の共戦の歴史を刻んでくれた、尊き父母たちの関西魂は、新世代の友に厳然と受け継がれている。その「常勝後継」の劇に、私の胸は熱く高鳴る。
法華経に説かれる「衆生所遊楽」の意義を、私は関西の同志と幾たびとなく語り合ってきた。
真の遊楽とは、生きていること自体が楽しいという、生命の奥底からあふれる充実と歓喜である。いかなる事態に遭遇しても崩れない絶対的幸福境涯にほかならない。
その大生命力の源泉が自行化他の題目である。
「唱題第一」の人は、何があっても負けない。必ず勝ち越え、全てを悠々と楽しんでいける。
『菩薩とは仏果を得る下地なり』(P738、「御義口伝」)とあるが如く、この地道な唱題と、広布への勇気の対話を土台としてこそ、自他共に最も幸福で痛快なる常勝の人生が開かれていくのだ。
感謝を言葉にしよう!
最高の笑顔を送ろう!
親孝行の人生こそ
仏法の真髄の道だ。
可延定業書 P986
『命と申す物は一身第一の珍宝なり一日なりともこれを延るならば千万両の金にもすぎたり』
◇人生の座標
美術は人類の最極の、平和への魂の昇華なり。
☆こころに響く言葉
挫折を踏み越えて
地に倒れた者は地によって起つと言われる。また、麦は踏まれてこそしっかり育つという。
人間が、人間関係や社会関係での失敗で、立ち上がれぬはずはない。
失敗したからと自暴自棄になるのは、人生を自ら放棄することである。
むしろ、このときこそ、より冷静に、賢明に、教養豊かなあなたを生かしきることである。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第24回� 青年の心 燃える七月
イタリア・ルネサンスの巨匠、レオナルド・ダ・ビンチは叫んだ。
「純金かどうかは試錬によってわかる」
精錬を重ねてこそ、真金は生まれる。苦難は常に、本物と偽物を峻別する試金石だ。
7月6日、私は八王子市の東京富士美術館を視察し、「レオナルド・ダ・ヴィンチと『アンギアーリの戦い』展」の会場に足を運んだ。
巨匠の"未完の壁画"を今に伝えるイタリアの国宝「タヴォラ・ドーリア」——人馬が渾然一体となった激戦の画面からは、新しき創造に挑む、壮絶な精神の闘争を感じてならなかった。
この日は、生命尊厳の大仏法を行じられた牧口先生、戸田先生が、軍部政府の弾圧で逮捕された「法難」から満72年の日であった。
死身弘法の先師、恩師を偲び、東京牧口記念会館の「初代会長牧口常三郎先生顕彰室」で勤行・唱題し、報恩感謝の祈りを捧げた。
「嵐は誉れ」の師弟の歴史が刻まれた7月——若獅子の男子部も、華陽の女子部も、また英知の男女学生部も、それぞれ目覚ましい前進と成長を遂げている。
私は妻と共に、愛する青年たちのスクラムの大勝利を真剣に祈念した。
艱難を
一つ一つと
乗り越えて
黄金(きん)と輝く
不敗の生命に
日本中、世界中の青年たちが、続々と、人間革命と対話拡大の喜びの体験を報告してくれている。
南米ブラジルの若人の活躍も素晴らしい。
なぜブラジルで弘教が大きく進んでいるのか。ある青年リーダーが笑顔で答えていた。
「喜びが"伝播"しているからです」と。
仏法対話が楽しくて仕方がない。友の幸福に尽くせることが嬉しくて仕方がない——その喜びが同志から同志へ、友人から友人へと"伝播"するゆえに、次々と弘教が実るというのだ。
まさに『随喜する声を聞いて随喜し』(P1199、「月水御書」)と仰せの通りの実践である。
思い起こせば、戸田先生は迫害の獄中にあって「われ地涌の菩薩なり」と久遠の使命を覚知し、随喜の涙を流されながら、広宣流布に生き抜くと誓願された。
いうなれば、師が獄中で体験された「一人の大歓喜」が二人・三人・百人と伝播し、ついに日本中、世界中に広がってきたのが、今日の大法弘通の実相である。
今や192カ国・地域に拡大した、世界広布という「大河」の源流の「一滴」を尋ね見れば、「一人の大歓喜」から全ては始まったのである。
法華経の随喜功徳品には「五十展転(てんでん)の功徳」が説かれる。法華経の法理を聞いて歓喜した人が、別の人にその話を伝え、聞いたその人がまた次の人に自身の歓喜を語る。そうして50人目の人が聞いた功徳も甚大であるという法理だ。
「信心はすごいよ!」とありのままに歓喜を語れば、既に立派な折伏である。その体験を語る側も聞く側も、共に福徳の花を爛漫(らんまん)と咲かせる因を積んでいけるのだ。
ゆえに、すぐに対話が実らずとも、落ち込むことも、焦ることもない。
『いよいよ悦びをますべし』(P203、「開目抄」)との御聖訓のままに、自信満々と、喜び勇んで次の友へ、また次の友へと、語り広げていけばよい。その弛まぬ実践に、新たな「五十展転」のドラマが生まれるのである。
7月は「関西の月」。関西家族の幸福と人材の拡大の行進は、いよいよ勢いを増している。
関西総会の意義を込めた、大阪・豊中市の関西戸田記念講堂での本部幹部会には、海外のリーダーたちも出席した。
前日の各地の交流交歓会とともに、関西の同志の熱烈な歓迎に大感動していた。
今や世界の友の共通語となった「JOSHO KANSAI(常勝関西)」の魂を、それぞれの国や地域に持ち帰り、新たな波動を起こしてくれるに違いない。
この戸田記念講堂は、昭和53年(1978年)の7月17日、関西の歌「常勝の空」を、師弟して初めて大合唱した場所でもある。
今回の関西総会でも、若人が中心になり、「常勝の空」を美事に演奏し、歌い上げた。さらに全関西を結んで、壮年も婦人も、懐かしき錦宝会(多宝会)の皆様方も加わり、力強い歌声を響かせてくれたのである。
男女青年部も、新たな拡大の金字塔を打ち立てて、晴れの日を迎えた。未来部の友も凜々しく成長している。
あの雷雨の大阪大会をはじめ、私と幾多の共戦の歴史を刻んでくれた、尊き父母たちの関西魂は、新世代の友に厳然と受け継がれている。その「常勝後継」の劇に、私の胸は熱く高鳴る。
法華経に説かれる「衆生所遊楽」の意義を、私は関西の同志と幾たびとなく語り合ってきた。
真の遊楽とは、生きていること自体が楽しいという、生命の奥底からあふれる充実と歓喜である。いかなる事態に遭遇しても崩れない絶対的幸福境涯にほかならない。
その大生命力の源泉が自行化他の題目である。
「唱題第一」の人は、何があっても負けない。必ず勝ち越え、全てを悠々と楽しんでいける。
『菩薩とは仏果を得る下地なり』(P738、「御義口伝」)とあるが如く、この地道な唱題と、広布への勇気の対話を土台としてこそ、自他共に最も幸福で痛快なる常勝の人生が開かれていくのだ。
2015年7月22日水曜日
2015.07.22 わが友に贈る
広布を陰で支える
会場提供のご家庭に
心からの感謝と御礼を!
地域の宝城を皆で守り
友情と信頼の輪を拡大!
上野尼御前御返事 P1580
『法華経と申すは手に取れば其の手やがて仏に成り口に唱ふれば其の口即仏なり』
◇人生の座標
創造性というのは言うはやすく、実際には、なまやさしいものではない。血の涙を流しながらの戦いです。
必ず保守的な人々の反対にあうし、理解されない孤独にも耐えなければいけない。勇気もいる。粘り強さもいる。目先の損得に迷わされない信念もいる。
☆こころに響く言葉
労苦を越えて創造の喜び
労苦を越えていったときに、本当の成長の喜び、創造と建設の生きる喜びがある。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第16回 バンコクの河畔で�
「礼儀の国」とも謳われるタイのあいさつには、「ワイ」と呼ばれる合掌の礼があります。
法華経には、「不軽菩薩」という菩薩が登場します。「不軽」つまり「軽んじない」という名前の通り、誰人にも尊厳な仏の生命があると敬って、礼拝をした菩薩です。
仏法上、「礼拝」には深い意義があります。この心を込めて、私もタイでお会いする方々と、こちらから合掌して、あいさつをしました。目の前の、この子も、あの青年も、どんな使命をもった人なのか計りしれない。そう思うと、自然に胸の前で掌が合わさりました。
「インディー・トーン・ラップ!」(タイ語で「ようこそ!」)——94年2月、落成したばかりの新会館を訪れた折には、民族衣装を身にまとった10人の未来部員たちが、美しいジャスミンの花輪で歓迎してくれました。
あの瞳の輝き! 誇らかで快活な笑顔! 私は、皆の成長と幸福と勝利を祈りながら、未来の主役である創価の王子、王女たちと、宝のひとときを過ごしました。
あの日から20数年。大変うれしいことに、出会いを刻んだ当時の未来部メンバー全員が、立派な人材に育っています。
アメリカに渡り、世界的なコンサルティング会社で活躍する友、日系企業で日本とタイの懸け橋となす仕事を担う友……。
一人一人が、「未来部時代から、一生懸命に、学会活動に励んできたからこそ、辛い時、苦しい時も、前に進むことができます」と報告を届けてくれました。
私は、親愛なるタイの同志に詩を贈ったことがあります。そこに、願いを込めて綴りました。
「人を愛し
人を慈しみ
人々に親しまれ
"あの人と話をしていると
泉のように勇気が湧いてくる"
"あの人の笑顔は
厚い雲間から差しこんでくる
燦たる陽光のようだ"
"あの人のそばにいるだけで
心から安堵する"
と周囲に希望を与えゆく
慈愛の心を持った
お一人お一人であれと
私は いつも念じている
信仰とは
そのためにあることを忘れてはならない」
(「微笑の国 豊饒の大地」)
未来部の皆さんも、「あの人がいれば」と慕われ、信頼される人に成長していただきたい。
元気に題目を唱えながら、粘り強く眼前の課題に取り組み、真面目に努力する——その中で、偉大な人格も磨かれます。
大聖人はこう仰せです。
『大木の下の小さな木、また、大河のほとりの草は、直接、雨に当たることがなく、直接、水を得ることがなくても、自然に伝わる露を得、水気を得て、栄えていくのです』(P1170、通解、「崇峻天皇御書」)
だから——
君が、勇気の大樹になればいい。貴女が、幸福の大河になればいい。
そうすれば、友に希望を、父母に安心を、皆に喜びを送ることができます。
いよいよ、鍛えと躍進の夏本番です。受験生にとっては、"勝負の夏"ですね。
受験生をはじめ、未来部の皆さんの成長を、勝利を、私は、真剣に祈っていきます。
会場提供のご家庭に
心からの感謝と御礼を!
地域の宝城を皆で守り
友情と信頼の輪を拡大!
上野尼御前御返事 P1580
『法華経と申すは手に取れば其の手やがて仏に成り口に唱ふれば其の口即仏なり』
◇人生の座標
創造性というのは言うはやすく、実際には、なまやさしいものではない。血の涙を流しながらの戦いです。
必ず保守的な人々の反対にあうし、理解されない孤独にも耐えなければいけない。勇気もいる。粘り強さもいる。目先の損得に迷わされない信念もいる。
☆こころに響く言葉
労苦を越えて創造の喜び
労苦を越えていったときに、本当の成長の喜び、創造と建設の生きる喜びがある。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第16回 バンコクの河畔で�
「礼儀の国」とも謳われるタイのあいさつには、「ワイ」と呼ばれる合掌の礼があります。
法華経には、「不軽菩薩」という菩薩が登場します。「不軽」つまり「軽んじない」という名前の通り、誰人にも尊厳な仏の生命があると敬って、礼拝をした菩薩です。
仏法上、「礼拝」には深い意義があります。この心を込めて、私もタイでお会いする方々と、こちらから合掌して、あいさつをしました。目の前の、この子も、あの青年も、どんな使命をもった人なのか計りしれない。そう思うと、自然に胸の前で掌が合わさりました。
「インディー・トーン・ラップ!」(タイ語で「ようこそ!」)——94年2月、落成したばかりの新会館を訪れた折には、民族衣装を身にまとった10人の未来部員たちが、美しいジャスミンの花輪で歓迎してくれました。
あの瞳の輝き! 誇らかで快活な笑顔! 私は、皆の成長と幸福と勝利を祈りながら、未来の主役である創価の王子、王女たちと、宝のひとときを過ごしました。
あの日から20数年。大変うれしいことに、出会いを刻んだ当時の未来部メンバー全員が、立派な人材に育っています。
アメリカに渡り、世界的なコンサルティング会社で活躍する友、日系企業で日本とタイの懸け橋となす仕事を担う友……。
一人一人が、「未来部時代から、一生懸命に、学会活動に励んできたからこそ、辛い時、苦しい時も、前に進むことができます」と報告を届けてくれました。
私は、親愛なるタイの同志に詩を贈ったことがあります。そこに、願いを込めて綴りました。
「人を愛し
人を慈しみ
人々に親しまれ
"あの人と話をしていると
泉のように勇気が湧いてくる"
"あの人の笑顔は
厚い雲間から差しこんでくる
燦たる陽光のようだ"
"あの人のそばにいるだけで
心から安堵する"
と周囲に希望を与えゆく
慈愛の心を持った
お一人お一人であれと
私は いつも念じている
信仰とは
そのためにあることを忘れてはならない」
(「微笑の国 豊饒の大地」)
未来部の皆さんも、「あの人がいれば」と慕われ、信頼される人に成長していただきたい。
元気に題目を唱えながら、粘り強く眼前の課題に取り組み、真面目に努力する——その中で、偉大な人格も磨かれます。
大聖人はこう仰せです。
『大木の下の小さな木、また、大河のほとりの草は、直接、雨に当たることがなく、直接、水を得ることがなくても、自然に伝わる露を得、水気を得て、栄えていくのです』(P1170、通解、「崇峻天皇御書」)
だから——
君が、勇気の大樹になればいい。貴女が、幸福の大河になればいい。
そうすれば、友に希望を、父母に安心を、皆に喜びを送ることができます。
いよいよ、鍛えと躍進の夏本番です。受験生にとっては、"勝負の夏"ですね。
受験生をはじめ、未来部の皆さんの成長を、勝利を、私は、真剣に祈っていきます。
2015年7月21日火曜日
2015.07.20 わが友に贈る
◇今週のことば
共に大成長の夏だ。
清々しい勤行から出発!
創価ファミリーの
祈りとエールで
宝の未来部を育もう!
2015年07月20日
南部六郎殿御書 P1374
『誹謗の者に親近すれば所修の善根悉く滅して倶に地獄に堕落せん』
◇人生の座標
文化は平和な心を耕し、残虐の芽を摘む。人を差別せず、鑑賞する者すべてに、平等に感動を与える。
☆こころに響く言葉
結局、人生は勝負
人間は、禍を福とする力を持っている。その力は、失敗を乗り越え、転換し、
勇敢に立ち上がって、次の人生の出発とすることによって試される。そして、
その力を完全に発揮して、見事に再起した人こそ、偉大な人間と言われるのだ。
結局、人生は勝負である。
☆御書とともに� 第61回 決然と一人立て!
『日蓮が法華経を信じ始めしは日本国には一タイ・一微塵のごとし、法華経を二人・三人・十人・百千万億人・唱え伝うるほどならば妙覚の須弥山ともなり大涅槃の大海ともなるべし』
(撰時抄、P288)
◇通解
日蓮が法華経を信じ始めたのは、日本国にとっては、一滴の水、一粒の塵のようなものである。やがて、二人、三人、十人、百千万億人と、人々が法華楊の題目を唱え伝えていくようになると、妙覚の須弥山ともなり、大涅槃の大海ともなるに違いない。
◇同志への指針
いかなる大事業も、決然と立つ一人から始まる。大海原が一滴の水から始まり、最高峰も一つ一つの微塵で構成されるように、一人から一人への対話によって人間主義の大連帯も築かれる。
「誰か」ではない。「自分」である。地湧の若人が師子王の心で立ち上がる時、拡大の突破口は必ず開かれる。
広宣流布の未来を、君よ、君たちよ、断じて頼む。
共に大成長の夏だ。
清々しい勤行から出発!
創価ファミリーの
祈りとエールで
宝の未来部を育もう!
2015年07月20日
南部六郎殿御書 P1374
『誹謗の者に親近すれば所修の善根悉く滅して倶に地獄に堕落せん』
◇人生の座標
文化は平和な心を耕し、残虐の芽を摘む。人を差別せず、鑑賞する者すべてに、平等に感動を与える。
☆こころに響く言葉
結局、人生は勝負
人間は、禍を福とする力を持っている。その力は、失敗を乗り越え、転換し、
勇敢に立ち上がって、次の人生の出発とすることによって試される。そして、
その力を完全に発揮して、見事に再起した人こそ、偉大な人間と言われるのだ。
結局、人生は勝負である。
☆御書とともに� 第61回 決然と一人立て!
『日蓮が法華経を信じ始めしは日本国には一タイ・一微塵のごとし、法華経を二人・三人・十人・百千万億人・唱え伝うるほどならば妙覚の須弥山ともなり大涅槃の大海ともなるべし』
(撰時抄、P288)
◇通解
日蓮が法華経を信じ始めたのは、日本国にとっては、一滴の水、一粒の塵のようなものである。やがて、二人、三人、十人、百千万億人と、人々が法華楊の題目を唱え伝えていくようになると、妙覚の須弥山ともなり、大涅槃の大海ともなるに違いない。
◇同志への指針
いかなる大事業も、決然と立つ一人から始まる。大海原が一滴の水から始まり、最高峰も一つ一つの微塵で構成されるように、一人から一人への対話によって人間主義の大連帯も築かれる。
「誰か」ではない。「自分」である。地湧の若人が師子王の心で立ち上がる時、拡大の突破口は必ず開かれる。
広宣流布の未来を、君よ、君たちよ、断じて頼む。
2015.07.21 わが友に贈る
仏法は最高峰の
人生勝利の哲学なり。
自らが学んだ確信を
友人に堂々と語ろう!
行学の二道を朗らかに!
撰時抄 P260
『正像二千年の大王よりも後世ををもはん人人は末法の今の民にてこそあるべけれ』
◇人生の座標
その人の曲を美しいと感じたり、絵が素晴らしいと感じたりすることと、作品をつくった芸術家を尊敬することとは別問題です。
技術や才能の問題と、人物への尊敬を混同してはいけない。
☆こころに響く言葉
虚飾を取り払ったところに
いっさいの虚飾を取り払って、まったくの赤裸々な一個の人間として立ちあらわれるとき、
本当の美しさ、気高さというものを、顕現できることが大切であろう。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第16回 バンコクの河畔で�
伸びゆく若人の笑顔ほど、まばゆいものはありません。
未来を見つめる若人の瞳ほど、涼やかなものはありません。
日蓮大聖人は、『人の魂は顔に現れ、その顔に現れている魂は、眼の中に収まっているものである』(P1402趣意、「妙法尼御前御返事」)と仰せです。
若くして、正しい信仰という、太陽の魂を持った皆さん方には、ひときわ明るい笑顔と、凛々しい瞳が光っています。
私は、世界を旅して多くの出会いを重ねてきました。その中で、"発見"したことがあります。
それは、いずこの国であれ、いかなる状況であれ、青年の瞳が希望に燃えている限り、未来は必ず開かれるということです。
「微笑みの国」と讃えられるタイ王国でも、たくさんの「美しき瞳」と出会いました。
1988年の2月、私は首都バンコクにあるSGIのタイ会館を訪問し、タイの繁栄と幸福を、愛する同志と共に祈念しました。
そして、次の行事の合間に、"母なる大河"チャオプラヤー川のほとりに立ち寄りました。
我が故郷・大田の多摩川べりに立ったような懐かしさと安らぎを感じる場所です。
目の前を、一人の少年が操る水上バスが、にぎやかなエンジン音を響かせて通り過ぎました。その音に促されるように、私はシャッターを切りました。「微笑みの国」に、さらに輝く微笑みあれ」との願いを込めて——。
タイを潤し、世界有数の稲作地帯にしたのも、チャオプラヤー川であり、歴代の王朝の都も、すべて、その河畔に建設されました。
美しい言葉が残されています。
「どこかに涼やかな河が流れていれば、旅人たちが必ず寄ってくる。彼らは河のほとりで水を浴びたり、飲んだり、安心してくつろぎ、楽しむ。誠実な良き人はこの川のようである」
タイは仏教国です。人々はタイ仏教の教えに従い、日々、「善い行い」を積み重ねることに、幸福と喜びを見いだして生きています。
御書には、『陰徳あれば陽報あり』(P1178「陰徳陽報御書」、P1180「四条金吾殿御返事」)と、希望の未来を開く「方程式」が示されています。「陰徳」とは、地道に「善い行い」を積み重ねることです。その努力の先には、必ず「陽報」、すなわち晴れ晴れとした勝利の道が開けていくのです。
タイは、80年代末から飛躍的に経済が発展。通貨危機や大洪水なども乗り越えた"不屈の国"です。自動車産業が盛んなことから、「東洋のデトロイト」と呼ばれるまでになりました。
61年の初訪問以来、6度にわたりこの地を訪れ、繁栄を祈り続けてきた私にとって、何よりうれしいことです。
今日のタイの大発展を象徴し、国民から広く敬愛されてやまない指導者こそ、プーミポン・アドゥンヤデート国王です。
国王が即位されたのは、第2次世界大戦が終結した翌年の1946年。明年で、即位70周年の佳節を迎えられます。
私は、バンコクのチトラダ宮殿を訪れ、3度にわたって国王を表敬いたしました。
国王の信条の一つに、「大事なことは、悪人にいばらせぬよう、善人が、もっともっと成長することです」とあります。
「国民のために!」「国民に尽くし抜く!」と、歴代王室の誰も足を踏み入れたことのない辺地にまで行かれたことも有名です。
愛用するカメラを首にかけ、鉛筆と地図を手に、長靴を泥まみれにして歩かれる。その土地の人々の要望にじっくりと耳を傾け、何ができるかを一緒に考え、具体的な救済策を示されたのです。
いつも変わらぬ、聡明にして温かな人格。そして、真剣な眼差し——国王は、タイ国民の最高の手本です。
プーミポン国王に、青年たちへの指針を伺ったことがあります。国王は、万感を込めて語ってくださいました。
「時は過去・現在・未来と、瞬時もたゆまず流れていきます。そして、時とともに一切は変化していきます。そこで大切なことは、将来のことを思い悩むよりも、現在にこそ自己のベストを尽くすことです。現在の課題に対し、誠実に、勤勉に取り組んでいくことです」と。
誠実に、勤勉に、今この時に、ベストを尽くす——それは、一言で「真面目であること」と言いかえてもいいかもしれません。
私がタイで出会った方々は、皆、本当に真面目です。老若男女を問わず、誠実であり、勤勉でした。そして真剣に、この国の未来のために働いておられました。
今年の4月には、プーミポン国王の次女であるシリントーン王女が、新緑輝く創価大学のキャンパスを訪問して、記念講演を行ってくださいました。
王女は、タイの名門・チュラロンコン大学、タマサート大学と創大の長年にわたる交流に触れるとともに、ご自身が取り組まれている「万人のための教育」の実現への熱意を語られました。構内見学の折など、ペンとノートを手に、丹念にメモをとられる姿にも、皆が感銘しておりました。
まさに、国王譲りの「誠実さ」「勤勉さ」、そして「英邁さ」です。
残念なことに、今の世の中には"真面目さ"をからかうような風潮が見受けられます。もしかしたら皆さんの中にも、「真面目な人」と聞くと、近寄りがたいような、マイナスのイメージを持つ人がいるかもしれません。
勉強も、クラブ活動も、真面目にやれば、忙しいし、苦労も多い。
しかし、これだけは言えます。真面目にベストを尽くして、うまくできれば自信になる。たとえ、うまくいかなくても、挑戦した分、前進できる。次につながります。
やり切ったという充実感があり、後悔が残りません。
真面目な人が偉い人です。最後は必ず勝利します。
創価教育の父であり、小学校の校長であった牧口常三郎先生は、教員を採用するにあたって、最も大切にされたのは、「真面目であること」でした。
その弟子の戸田城聖先生も、「信用できない人間」として「生活態度が不真面目な人」を挙げ、そういう人物にだまされないよう、青年に教えてくださいました。
信仰とは、何にもまして「真面目」な世界です。
皆さんのお父さん、お母さんたちは、毎日毎日、誠実に、勤勉に、友のため、地域のために、ベストを尽くしておられます。
そうした真面目に生きる庶民を、私は一番、信頼しています。だからこそ、真面目な人をバカにしたり、いじめたりする人間とは、断固として戦うのです。
学会は、「真面目な人の集い」です。ゆえに、強く正しい。だから明るく、楽しく、朗らかなのです。
192カ国・地域に広がる「平和のネットワーク」を築くことができたのは、人々の幸福のために、世界の平和のために、真面目に取り組んできたからです。
「真面目な人が最も幸福な人」——これが、人生の鉄則であり、多くの友を見守り続けてきた私の結論です。
人生勝利の哲学なり。
自らが学んだ確信を
友人に堂々と語ろう!
行学の二道を朗らかに!
撰時抄 P260
『正像二千年の大王よりも後世ををもはん人人は末法の今の民にてこそあるべけれ』
◇人生の座標
その人の曲を美しいと感じたり、絵が素晴らしいと感じたりすることと、作品をつくった芸術家を尊敬することとは別問題です。
技術や才能の問題と、人物への尊敬を混同してはいけない。
☆こころに響く言葉
虚飾を取り払ったところに
いっさいの虚飾を取り払って、まったくの赤裸々な一個の人間として立ちあらわれるとき、
本当の美しさ、気高さというものを、顕現できることが大切であろう。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第16回 バンコクの河畔で�
伸びゆく若人の笑顔ほど、まばゆいものはありません。
未来を見つめる若人の瞳ほど、涼やかなものはありません。
日蓮大聖人は、『人の魂は顔に現れ、その顔に現れている魂は、眼の中に収まっているものである』(P1402趣意、「妙法尼御前御返事」)と仰せです。
若くして、正しい信仰という、太陽の魂を持った皆さん方には、ひときわ明るい笑顔と、凛々しい瞳が光っています。
私は、世界を旅して多くの出会いを重ねてきました。その中で、"発見"したことがあります。
それは、いずこの国であれ、いかなる状況であれ、青年の瞳が希望に燃えている限り、未来は必ず開かれるということです。
「微笑みの国」と讃えられるタイ王国でも、たくさんの「美しき瞳」と出会いました。
1988年の2月、私は首都バンコクにあるSGIのタイ会館を訪問し、タイの繁栄と幸福を、愛する同志と共に祈念しました。
そして、次の行事の合間に、"母なる大河"チャオプラヤー川のほとりに立ち寄りました。
我が故郷・大田の多摩川べりに立ったような懐かしさと安らぎを感じる場所です。
目の前を、一人の少年が操る水上バスが、にぎやかなエンジン音を響かせて通り過ぎました。その音に促されるように、私はシャッターを切りました。「微笑みの国」に、さらに輝く微笑みあれ」との願いを込めて——。
タイを潤し、世界有数の稲作地帯にしたのも、チャオプラヤー川であり、歴代の王朝の都も、すべて、その河畔に建設されました。
美しい言葉が残されています。
「どこかに涼やかな河が流れていれば、旅人たちが必ず寄ってくる。彼らは河のほとりで水を浴びたり、飲んだり、安心してくつろぎ、楽しむ。誠実な良き人はこの川のようである」
タイは仏教国です。人々はタイ仏教の教えに従い、日々、「善い行い」を積み重ねることに、幸福と喜びを見いだして生きています。
御書には、『陰徳あれば陽報あり』(P1178「陰徳陽報御書」、P1180「四条金吾殿御返事」)と、希望の未来を開く「方程式」が示されています。「陰徳」とは、地道に「善い行い」を積み重ねることです。その努力の先には、必ず「陽報」、すなわち晴れ晴れとした勝利の道が開けていくのです。
タイは、80年代末から飛躍的に経済が発展。通貨危機や大洪水なども乗り越えた"不屈の国"です。自動車産業が盛んなことから、「東洋のデトロイト」と呼ばれるまでになりました。
61年の初訪問以来、6度にわたりこの地を訪れ、繁栄を祈り続けてきた私にとって、何よりうれしいことです。
今日のタイの大発展を象徴し、国民から広く敬愛されてやまない指導者こそ、プーミポン・アドゥンヤデート国王です。
国王が即位されたのは、第2次世界大戦が終結した翌年の1946年。明年で、即位70周年の佳節を迎えられます。
私は、バンコクのチトラダ宮殿を訪れ、3度にわたって国王を表敬いたしました。
国王の信条の一つに、「大事なことは、悪人にいばらせぬよう、善人が、もっともっと成長することです」とあります。
「国民のために!」「国民に尽くし抜く!」と、歴代王室の誰も足を踏み入れたことのない辺地にまで行かれたことも有名です。
愛用するカメラを首にかけ、鉛筆と地図を手に、長靴を泥まみれにして歩かれる。その土地の人々の要望にじっくりと耳を傾け、何ができるかを一緒に考え、具体的な救済策を示されたのです。
いつも変わらぬ、聡明にして温かな人格。そして、真剣な眼差し——国王は、タイ国民の最高の手本です。
プーミポン国王に、青年たちへの指針を伺ったことがあります。国王は、万感を込めて語ってくださいました。
「時は過去・現在・未来と、瞬時もたゆまず流れていきます。そして、時とともに一切は変化していきます。そこで大切なことは、将来のことを思い悩むよりも、現在にこそ自己のベストを尽くすことです。現在の課題に対し、誠実に、勤勉に取り組んでいくことです」と。
誠実に、勤勉に、今この時に、ベストを尽くす——それは、一言で「真面目であること」と言いかえてもいいかもしれません。
私がタイで出会った方々は、皆、本当に真面目です。老若男女を問わず、誠実であり、勤勉でした。そして真剣に、この国の未来のために働いておられました。
今年の4月には、プーミポン国王の次女であるシリントーン王女が、新緑輝く創価大学のキャンパスを訪問して、記念講演を行ってくださいました。
王女は、タイの名門・チュラロンコン大学、タマサート大学と創大の長年にわたる交流に触れるとともに、ご自身が取り組まれている「万人のための教育」の実現への熱意を語られました。構内見学の折など、ペンとノートを手に、丹念にメモをとられる姿にも、皆が感銘しておりました。
まさに、国王譲りの「誠実さ」「勤勉さ」、そして「英邁さ」です。
残念なことに、今の世の中には"真面目さ"をからかうような風潮が見受けられます。もしかしたら皆さんの中にも、「真面目な人」と聞くと、近寄りがたいような、マイナスのイメージを持つ人がいるかもしれません。
勉強も、クラブ活動も、真面目にやれば、忙しいし、苦労も多い。
しかし、これだけは言えます。真面目にベストを尽くして、うまくできれば自信になる。たとえ、うまくいかなくても、挑戦した分、前進できる。次につながります。
やり切ったという充実感があり、後悔が残りません。
真面目な人が偉い人です。最後は必ず勝利します。
創価教育の父であり、小学校の校長であった牧口常三郎先生は、教員を採用するにあたって、最も大切にされたのは、「真面目であること」でした。
その弟子の戸田城聖先生も、「信用できない人間」として「生活態度が不真面目な人」を挙げ、そういう人物にだまされないよう、青年に教えてくださいました。
信仰とは、何にもまして「真面目」な世界です。
皆さんのお父さん、お母さんたちは、毎日毎日、誠実に、勤勉に、友のため、地域のために、ベストを尽くしておられます。
そうした真面目に生きる庶民を、私は一番、信頼しています。だからこそ、真面目な人をバカにしたり、いじめたりする人間とは、断固として戦うのです。
学会は、「真面目な人の集い」です。ゆえに、強く正しい。だから明るく、楽しく、朗らかなのです。
192カ国・地域に広がる「平和のネットワーク」を築くことができたのは、人々の幸福のために、世界の平和のために、真面目に取り組んできたからです。
「真面目な人が最も幸福な人」——これが、人生の鉄則であり、多くの友を見守り続けてきた私の結論です。
2015年7月19日日曜日
2015.07.19 わが友に贈る
小さな集いこそ
大きな発展の力!
魂と魂の触発で
友の心に勇気を!
新たなうねりを起こせ!
日妙聖人御書 P1216
『いまだきかず女人の仏法をもとめて千里の路をわけし事を』
◇人生の座標
本当に自分が感動し、賛嘆できるものが一流の芸術です。人ではない。「自分」が、感動する主体です。人の目で見るのではない、人の耳で開くのではない。自分の目で、耳で味わい、自分の感性と心で感じとるべきです。「皆がいいと言うから」「皆が悪いと言うから」というだけで追随していたら、肝心かなめの自分自身の心が死んでしまう。
☆こころに響く言葉
美醜は生命の輝きで決まる
若いうちは、容姿の美醜は、生まれつきで決まると思うかもしれない。しかし、
年代とともに、その人の美醜というものは、もはや生まれつきの容貌ではなく、
内面から発する生命の輝きであり、人生に対する態度のあらわれで決まる。
親の責任ではなく、自分の責任になると言ってもよい。
☆御書とともに� 第60回 人間革命のドラマを語り抜け
『法華経の即身成仏の法門は竜女を証拠とすべし、提婆品に云「須臾の頃に於て便ち正覚を成ず」等云云』(妙一女御返事、P1261)
◇通解
法華経の即身成仏の法門は、竜女の現証を証拠とすべきである。法華経提婆品には「瞬間のうちに、正覚を成ずる(成仏する)」とある。
◇同志への指針
即身成仏という素晴らしい法理も、一人の竜女の姿が証明となった。
体験に勝る力はない。苦難に負けず、広宣流布のため、学会活動に励んでいること自体が、偉大な勝利の体験だ。一生成仏の実像である。
ありのまま、自信満々と、誠実に、わが人間革命の挑戦のドラマを伝える。それこそが、友の心に幸福と希望をか輝かせゆく種となるのだ。
大きな発展の力!
魂と魂の触発で
友の心に勇気を!
新たなうねりを起こせ!
日妙聖人御書 P1216
『いまだきかず女人の仏法をもとめて千里の路をわけし事を』
◇人生の座標
本当に自分が感動し、賛嘆できるものが一流の芸術です。人ではない。「自分」が、感動する主体です。人の目で見るのではない、人の耳で開くのではない。自分の目で、耳で味わい、自分の感性と心で感じとるべきです。「皆がいいと言うから」「皆が悪いと言うから」というだけで追随していたら、肝心かなめの自分自身の心が死んでしまう。
☆こころに響く言葉
美醜は生命の輝きで決まる
若いうちは、容姿の美醜は、生まれつきで決まると思うかもしれない。しかし、
年代とともに、その人の美醜というものは、もはや生まれつきの容貌ではなく、
内面から発する生命の輝きであり、人生に対する態度のあらわれで決まる。
親の責任ではなく、自分の責任になると言ってもよい。
☆御書とともに� 第60回 人間革命のドラマを語り抜け
『法華経の即身成仏の法門は竜女を証拠とすべし、提婆品に云「須臾の頃に於て便ち正覚を成ず」等云云』(妙一女御返事、P1261)
◇通解
法華経の即身成仏の法門は、竜女の現証を証拠とすべきである。法華経提婆品には「瞬間のうちに、正覚を成ずる(成仏する)」とある。
◇同志への指針
即身成仏という素晴らしい法理も、一人の竜女の姿が証明となった。
体験に勝る力はない。苦難に負けず、広宣流布のため、学会活動に励んでいること自体が、偉大な勝利の体験だ。一生成仏の実像である。
ありのまま、自信満々と、誠実に、わが人間革命の挑戦のドラマを伝える。それこそが、友の心に幸福と希望をか輝かせゆく種となるのだ。
2015.07.18 わが友に贈る
人材を育ててこそ
広布の未来は盤石に。
わが地域から
新たな地涌の陣列を!
皆で祈り 道を開け!
弥三郎殿御返事 P1450
『心あらん人人は我等が為にと思食すべし、若し恩を知り心有る人人は二当らん杖には一は替わるべき事ぞかし、さこそ無からめ還って怨をなしなんどせらるる事は心得ず候』
◇人生の座標
本当によいものを見抜く力は、努力し、養ってできるものです。自分が進歩していけば、前にはいいと思ったものが、そうでもなくなったり、前にはピンとこなかったものが、すごい迫力で胸に迫ってきたりする。
☆こころに響く言葉
生命は完全燃焼を求める
生命は、常に完全燃焼を求めてやまない性向を持っている。問題は、いかなる理想、
いかなる対象のために、燃焼するかである。
☆希望の虹 〜世界の偉人を語る〜 第16回 マンガ家 手塚治虫
まもなく、楽しい夏休みだね。
夏の伝統行事となった「きぼう作文コンクール」と「少年少女希望絵画展」の応募も、今月からスタートします。絵画展は、今年で30回目を迎えます。これまで展示された作品は、日本でも世界でも、感動を広げました。
少年少女部のみなさんは世界の希望です。だから、その作品は国や言葉のちがいをこえて、見る人に希望をおくることができます。
そんな「絵の持つ力」を思うぞんぶん、はっきしたのが、マンガ家の手塚治虫さんです。手塚さんは、日本初の連続テレビアニメ「鉄腕アトム」をはじめ、「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「ブラック・ジャック」「火の鳥」「ブッダ」など、700あまりの作品を生み出しました。みなさんのお父さんやお母さん、あるいはおじいさんやおばあさんも、読んだことがあるかもしれません。
手塚さんは多くのマンガ家に影響を与えています。「ドラえもん」の作者である藤子・F・不二雄さんも、手塚さんにあこがれてマンガ家になった一人です。
手塚治虫さんは、私と同じ1928年(昭和3年)の生まれです。
子どものころは、やせていて、髪の毛にくせがあってチリチリでした。しかも当時は、まだメガネをかけている子どもがめずらしかったこともあり、いじめにあいました。お母さんにはげまされ、乗り越えていきましたが、この時のくやしさは、大きくなっても忘れられませんでした。いじめは、絶対にしても、させてもいけません。
手塚少年が、いじめに負けないための "武器" になったのが「マンガ」でした。マンガは良くないものと決めつけられていた時代でしたが、手塚少年を元気づけるために、お母さんがたくさん買ってきてくれたのです。
それだけでなく、お母さんは、そのマンガを楽しく読み聞かせてくれました。手塚少年もまた、マンガを何度も読んで、絵もセリフも全部、暗記してしまうほど大好きになりました。
そうして家にマンガ本が、たくさんたまっていくと、それを読みたくて、いじめっ子たちが手塚さんの家で遊ぶようになりました。すると、いじめもなくなったのです。
手塚少年は、自分でもマンガをかきはじめ、みんなに見せてよろこばせるようになりました。自分にしかない「宝物」を見つけたのです。
手塚さんは後に、いじめの経験を作品に生かしています。自分のくせ毛は、「鉄腕アトム」のトレードマークの髪形になり、日本中、世界中の子どもたちのヒーローになりました。ちょっと人とちがって、目立ってしまう子を、マンガの主人公にしたのです。
手塚さんには、 "子どもは、みんなそれぞれ、すばらしい宝物を持っている。ダメな子や悪い子は一人もいない" という信念がありました。私も、まったく同じ気持ちです。
手塚少年がマンガ家になれたのは、たくさんの人の応援のおかげでした。
その一人が小学3年生の時の担任の先生です。作文の先生でもあり、作文は "文章や字がへたでも、たくさん書くこと" "自分の言いたいことを全部書くこと" が大切だと教えました。
手塚少年は、多い時には原稿用紙で50枚も書きました。たくさん書けば、自然とアイデアがわいてくるものです。手塚さんも作文を書くことで、物語を作ることの楽しさを知りました。この先生はマンガのことも応援してくれ、そのおかげで手塚少年は自信をもって、どんどんマンガをかけたのです。
その後、マンガ家になるかどうか迷った時、応援してくれたのは、お母さんでした。
みなさんも、お父さんやお母さん、先生方をはじめ、たくさんの人が応援し、支えてくれています。困った時も、一人でなやんでいないで、どんどん相談していくことです。そうすれば、必ず道が開けていきます。
手塚さんは、小学生のみんなに「夢は2つ以上持ってください」と語ったことがあります。
夢が1つしかないと、その夢がやぶれた時にざせつしてしまう。でも、夢が2つ以上あれば、そうならないで安心だからです。
手塚さんもマンガ家以外にも、医者や昆虫学者になる夢を持っていました。マンガ家となって6年後に、医師になる試験にも合格しています。
世界の文学や科学の本、落語の本など、たくさんの本を読んだことが、マンガの物語をつくる力になり、いろんな夢を広げるきっかけになりました。
夢は、与えられるものではありません。自分の好きなこと、興味のあることから見つけ出すものです。いろいろなことに挑戦していけば、自分の「夢のつばさ」を大きく広げることができます。
ところで、手塚さんの本名は「治」といい、「治虫」という名前はペンネームです。どうして、「虫」の字が入っているのでしょうか。
手塚さんが育った兵庫県の宝塚市には、豊かな自然がありました。手塚少年は「昆虫採集」が大好きで、友だちと林や公園などへ出かけては、虫取りをしたそうです。そんな中で、図鑑を広げてみると、自分の名前によく似ている「オサムシ」という昆虫を見つけました。これが、ペンネームのもとになったのです。
虫たちは、手塚少年につかまっても、その手の中で一生けんめい、もがいていました。
みんな生きている。生きようとしている! ——小さな「いのち」から、大きな感動をもらいました。
しかし、大切な「いのち」が次々と失われてしまう時代が、すぐそこに、せまってきました。
戦争の時代です。手塚さんや私が13歳の時にはじまった太平洋戦争は、やがて激しさを増しました。学校も授業が行われず、兵器工場などへ働きにいかなければなりませんでした。その働きにいった先で、手塚さんは空襲にあいました。空から爆撃機が、雨のように爆弾を落とし、まわりは火の海となって、大勢の人が亡くなりました。
「いのち」ほど尊いものはありません。その「いのち」を傷つけ失う戦争ほど、ざんこくなものはない。おろかなものはありません。この「いのちの大切さ」を、手塚さんはマンガにかき続けていったのです。
私は先後、戸田城聖先生と出会い、先生の出版社で少年雑誌「冒険少年」の編集長をまかされました。この「冒険少年」を手塚さんも読んでくださっていて、後に「自分から、ぜひ、かきたいと思った雑誌は、当時はこの本(冒険少年)くらいだった」と話されていたそうです。戦争で心が傷ついた子どもたちに、夢や希望をおくりたい、日本一の雑誌にしたいという熱意が伝わったのかもしれません。その後、この心を受け継ぐ潮出版社の雑誌に、マンガを連載してくれました。
1982年には、埼玉で行われた学会の世界平和文化祭に出席して、青年の演技を「世界平和の縮図」とたたえてくださいました。
手塚さんは、「ぼくたちは、かけがえのない地球に "同乗" している仲間です」と言っています。そして、何よりも子どもたちを大事にしようと呼びかけていました。なぜなら、宇宙ステーションで生まれ育つような未来を生きる子どもたちは、 "将来、地球のためにいい考えをもってきてくれる人" と信じていたからです。
私も、これからの地球を担いゆくみなさんを「未来からの使者」と呼び、その活躍を心から期待しています。
みなさん方一人一人には、限りない可能性の宝物があり、かぎりない力があります。かぎりない未来があり、かぎりない使命があります。
この夏のみなさんの元気いっぱいの挑戦を、楽しみにしています!
広布の未来は盤石に。
わが地域から
新たな地涌の陣列を!
皆で祈り 道を開け!
弥三郎殿御返事 P1450
『心あらん人人は我等が為にと思食すべし、若し恩を知り心有る人人は二当らん杖には一は替わるべき事ぞかし、さこそ無からめ還って怨をなしなんどせらるる事は心得ず候』
◇人生の座標
本当によいものを見抜く力は、努力し、養ってできるものです。自分が進歩していけば、前にはいいと思ったものが、そうでもなくなったり、前にはピンとこなかったものが、すごい迫力で胸に迫ってきたりする。
☆こころに響く言葉
生命は完全燃焼を求める
生命は、常に完全燃焼を求めてやまない性向を持っている。問題は、いかなる理想、
いかなる対象のために、燃焼するかである。
☆希望の虹 〜世界の偉人を語る〜 第16回 マンガ家 手塚治虫
まもなく、楽しい夏休みだね。
夏の伝統行事となった「きぼう作文コンクール」と「少年少女希望絵画展」の応募も、今月からスタートします。絵画展は、今年で30回目を迎えます。これまで展示された作品は、日本でも世界でも、感動を広げました。
少年少女部のみなさんは世界の希望です。だから、その作品は国や言葉のちがいをこえて、見る人に希望をおくることができます。
そんな「絵の持つ力」を思うぞんぶん、はっきしたのが、マンガ家の手塚治虫さんです。手塚さんは、日本初の連続テレビアニメ「鉄腕アトム」をはじめ、「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「ブラック・ジャック」「火の鳥」「ブッダ」など、700あまりの作品を生み出しました。みなさんのお父さんやお母さん、あるいはおじいさんやおばあさんも、読んだことがあるかもしれません。
手塚さんは多くのマンガ家に影響を与えています。「ドラえもん」の作者である藤子・F・不二雄さんも、手塚さんにあこがれてマンガ家になった一人です。
手塚治虫さんは、私と同じ1928年(昭和3年)の生まれです。
子どものころは、やせていて、髪の毛にくせがあってチリチリでした。しかも当時は、まだメガネをかけている子どもがめずらしかったこともあり、いじめにあいました。お母さんにはげまされ、乗り越えていきましたが、この時のくやしさは、大きくなっても忘れられませんでした。いじめは、絶対にしても、させてもいけません。
手塚少年が、いじめに負けないための "武器" になったのが「マンガ」でした。マンガは良くないものと決めつけられていた時代でしたが、手塚少年を元気づけるために、お母さんがたくさん買ってきてくれたのです。
それだけでなく、お母さんは、そのマンガを楽しく読み聞かせてくれました。手塚少年もまた、マンガを何度も読んで、絵もセリフも全部、暗記してしまうほど大好きになりました。
そうして家にマンガ本が、たくさんたまっていくと、それを読みたくて、いじめっ子たちが手塚さんの家で遊ぶようになりました。すると、いじめもなくなったのです。
手塚少年は、自分でもマンガをかきはじめ、みんなに見せてよろこばせるようになりました。自分にしかない「宝物」を見つけたのです。
手塚さんは後に、いじめの経験を作品に生かしています。自分のくせ毛は、「鉄腕アトム」のトレードマークの髪形になり、日本中、世界中の子どもたちのヒーローになりました。ちょっと人とちがって、目立ってしまう子を、マンガの主人公にしたのです。
手塚さんには、 "子どもは、みんなそれぞれ、すばらしい宝物を持っている。ダメな子や悪い子は一人もいない" という信念がありました。私も、まったく同じ気持ちです。
手塚少年がマンガ家になれたのは、たくさんの人の応援のおかげでした。
その一人が小学3年生の時の担任の先生です。作文の先生でもあり、作文は "文章や字がへたでも、たくさん書くこと" "自分の言いたいことを全部書くこと" が大切だと教えました。
手塚少年は、多い時には原稿用紙で50枚も書きました。たくさん書けば、自然とアイデアがわいてくるものです。手塚さんも作文を書くことで、物語を作ることの楽しさを知りました。この先生はマンガのことも応援してくれ、そのおかげで手塚少年は自信をもって、どんどんマンガをかけたのです。
その後、マンガ家になるかどうか迷った時、応援してくれたのは、お母さんでした。
みなさんも、お父さんやお母さん、先生方をはじめ、たくさんの人が応援し、支えてくれています。困った時も、一人でなやんでいないで、どんどん相談していくことです。そうすれば、必ず道が開けていきます。
手塚さんは、小学生のみんなに「夢は2つ以上持ってください」と語ったことがあります。
夢が1つしかないと、その夢がやぶれた時にざせつしてしまう。でも、夢が2つ以上あれば、そうならないで安心だからです。
手塚さんもマンガ家以外にも、医者や昆虫学者になる夢を持っていました。マンガ家となって6年後に、医師になる試験にも合格しています。
世界の文学や科学の本、落語の本など、たくさんの本を読んだことが、マンガの物語をつくる力になり、いろんな夢を広げるきっかけになりました。
夢は、与えられるものではありません。自分の好きなこと、興味のあることから見つけ出すものです。いろいろなことに挑戦していけば、自分の「夢のつばさ」を大きく広げることができます。
ところで、手塚さんの本名は「治」といい、「治虫」という名前はペンネームです。どうして、「虫」の字が入っているのでしょうか。
手塚さんが育った兵庫県の宝塚市には、豊かな自然がありました。手塚少年は「昆虫採集」が大好きで、友だちと林や公園などへ出かけては、虫取りをしたそうです。そんな中で、図鑑を広げてみると、自分の名前によく似ている「オサムシ」という昆虫を見つけました。これが、ペンネームのもとになったのです。
虫たちは、手塚少年につかまっても、その手の中で一生けんめい、もがいていました。
みんな生きている。生きようとしている! ——小さな「いのち」から、大きな感動をもらいました。
しかし、大切な「いのち」が次々と失われてしまう時代が、すぐそこに、せまってきました。
戦争の時代です。手塚さんや私が13歳の時にはじまった太平洋戦争は、やがて激しさを増しました。学校も授業が行われず、兵器工場などへ働きにいかなければなりませんでした。その働きにいった先で、手塚さんは空襲にあいました。空から爆撃機が、雨のように爆弾を落とし、まわりは火の海となって、大勢の人が亡くなりました。
「いのち」ほど尊いものはありません。その「いのち」を傷つけ失う戦争ほど、ざんこくなものはない。おろかなものはありません。この「いのちの大切さ」を、手塚さんはマンガにかき続けていったのです。
私は先後、戸田城聖先生と出会い、先生の出版社で少年雑誌「冒険少年」の編集長をまかされました。この「冒険少年」を手塚さんも読んでくださっていて、後に「自分から、ぜひ、かきたいと思った雑誌は、当時はこの本(冒険少年)くらいだった」と話されていたそうです。戦争で心が傷ついた子どもたちに、夢や希望をおくりたい、日本一の雑誌にしたいという熱意が伝わったのかもしれません。その後、この心を受け継ぐ潮出版社の雑誌に、マンガを連載してくれました。
1982年には、埼玉で行われた学会の世界平和文化祭に出席して、青年の演技を「世界平和の縮図」とたたえてくださいました。
手塚さんは、「ぼくたちは、かけがえのない地球に "同乗" している仲間です」と言っています。そして、何よりも子どもたちを大事にしようと呼びかけていました。なぜなら、宇宙ステーションで生まれ育つような未来を生きる子どもたちは、 "将来、地球のためにいい考えをもってきてくれる人" と信じていたからです。
私も、これからの地球を担いゆくみなさんを「未来からの使者」と呼び、その活躍を心から期待しています。
みなさん方一人一人には、限りない可能性の宝物があり、かぎりない力があります。かぎりない未来があり、かぎりない使命があります。
この夏のみなさんの元気いっぱいの挑戦を、楽しみにしています!
2015年7月17日金曜日
2015.07.17 わが友に贈る
ありのままでいい。
悩みや苦難と戦い
人間革命に挑みゆく
ドラマを堂々と語ろう!
その姿が皆の希望だ!
法華初心成仏抄 P556
『人に吉と思はれ人の心に随いて貴しと思はれん僧をば法華経のかたき世間の悪知識なりと思うべし』
◇人生の座標
美の追求も、最初は「ものまね」から入ることも多いでしょう。「まなぶ」とは「まねぶ」からきたという。はじめから独創性が発揮されるわけではない。
ピアノでも、鍵盤もちゃんと弾けないで自己流でやっても、それを独創とは言わない。はじめは、「まね」も新たなる芸術を引き出すための手段になる。しかし、まねがいつまでも、まねで終わってしまってはいけない。
☆こころに響く言葉
特質生かし主体性の確立を
女性は主体性を持たなければならない。同時に、その主体性の確立も、
女性としての特質を生かした方法を考えるべきである。
木の枝にも、折れやすい潅木もあれば、柳の枝のようにしなやかで、しかも強いものもあるように。
☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第22回 永遠の功徳は難と戦う中に
今年も、7月6日、初代会長・牧口先生、第2代会長・戸田先生の法難の日を迎えた。
戦時中の1943年(昭和18年)のこの日、牧口先生は折伏に赴いた静岡・下田で、戸田先生は東京・白金台の自宅で、逮捕された。悪法たる治安維持法の違反と不敬罪の容疑であった。
日蓮大聖人の仏法は、本来、万人が妙法の当体であり、仏の生命を具えた尊極無上の存在であると教える。「生命の尊厳」を守り抜き、「人間の平等」を打ち立てる根本の哲理である。
それは、国家神道を精神の支柱として、思想を統制し、一国を上げて戦争を推し進めようとした軍部政府とは、真っ向から対立するものであった。
約1年4カ月の間、獄中で耐え忍び、戦い抜かれた牧口先生。手紙に悠然と「災難と云ふても、大聖人様の九牛の一毛(=ほんのわずか)です」と記されている。
信仰を持った生命の究極の強さが、燦然と光を放っている。
御聖訓には、『三類の敵人を顕さずんば法華経の行者に非ず之を顕すは法華経の行者なり』(P441、「教機時国抄」)と仰せである。
牧口先生は、三類の強敵と戦い、死身弘法を貫かれた。生きて牢獄を出た戸田先生は、人間革命の民衆運動に一人立たれた。
ここに、創価の平和と正義の起点があり、アジアをはじめ全世界から、絶対の信頼を寄せられる原点がある。
戸田先生は、牧口先生の三回忌に師を偲んで語られた。
「あなたの慈悲の広大無辺は、わたくしを牢獄まで連れていってくださいました」
何と崇高な創価の師弟か。
我らはその誉れの後継である。ゆえに何も恐れない。苦難を勝ち越える中に、永遠の功徳が湧く。師子王の心に、栄光と勝利は輝く。勇気ある信心で、大いなる境涯を開きゆこう!
悩みや苦難と戦い
人間革命に挑みゆく
ドラマを堂々と語ろう!
その姿が皆の希望だ!
法華初心成仏抄 P556
『人に吉と思はれ人の心に随いて貴しと思はれん僧をば法華経のかたき世間の悪知識なりと思うべし』
◇人生の座標
美の追求も、最初は「ものまね」から入ることも多いでしょう。「まなぶ」とは「まねぶ」からきたという。はじめから独創性が発揮されるわけではない。
ピアノでも、鍵盤もちゃんと弾けないで自己流でやっても、それを独創とは言わない。はじめは、「まね」も新たなる芸術を引き出すための手段になる。しかし、まねがいつまでも、まねで終わってしまってはいけない。
☆こころに響く言葉
特質生かし主体性の確立を
女性は主体性を持たなければならない。同時に、その主体性の確立も、
女性としての特質を生かした方法を考えるべきである。
木の枝にも、折れやすい潅木もあれば、柳の枝のようにしなやかで、しかも強いものもあるように。
☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第22回 永遠の功徳は難と戦う中に
今年も、7月6日、初代会長・牧口先生、第2代会長・戸田先生の法難の日を迎えた。
戦時中の1943年(昭和18年)のこの日、牧口先生は折伏に赴いた静岡・下田で、戸田先生は東京・白金台の自宅で、逮捕された。悪法たる治安維持法の違反と不敬罪の容疑であった。
日蓮大聖人の仏法は、本来、万人が妙法の当体であり、仏の生命を具えた尊極無上の存在であると教える。「生命の尊厳」を守り抜き、「人間の平等」を打ち立てる根本の哲理である。
それは、国家神道を精神の支柱として、思想を統制し、一国を上げて戦争を推し進めようとした軍部政府とは、真っ向から対立するものであった。
約1年4カ月の間、獄中で耐え忍び、戦い抜かれた牧口先生。手紙に悠然と「災難と云ふても、大聖人様の九牛の一毛(=ほんのわずか)です」と記されている。
信仰を持った生命の究極の強さが、燦然と光を放っている。
御聖訓には、『三類の敵人を顕さずんば法華経の行者に非ず之を顕すは法華経の行者なり』(P441、「教機時国抄」)と仰せである。
牧口先生は、三類の強敵と戦い、死身弘法を貫かれた。生きて牢獄を出た戸田先生は、人間革命の民衆運動に一人立たれた。
ここに、創価の平和と正義の起点があり、アジアをはじめ全世界から、絶対の信頼を寄せられる原点がある。
戸田先生は、牧口先生の三回忌に師を偲んで語られた。
「あなたの慈悲の広大無辺は、わたくしを牢獄まで連れていってくださいました」
何と崇高な創価の師弟か。
我らはその誉れの後継である。ゆえに何も恐れない。苦難を勝ち越える中に、永遠の功徳が湧く。師子王の心に、栄光と勝利は輝く。勇気ある信心で、大いなる境涯を開きゆこう!
2015年7月16日木曜日
2015.07.16 わが友に贈る
聖教の拡大は
希望と幸福の拡大なり。
新聞長はじめ本紙を
支える皆様に感謝!
新時代の言論戦を共に!
御義口伝巻上 P725
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と信受領納する故に無上宝聚不求自得の大宝珠を得るなり』
◇人生の座標
文化は、破壊や暴力の対極にある。文化が人間を内から啓発するのに対し、破壊や暴力は人間を外から抑圧する。芸術は心を明るく開き、権力は心を暗く閉じ込めていく。ゆえに、未来を志向するうえで、文化・芸術の交流は極めて重要である。
☆こころに響く言葉
真実の美しさとは
人間の美しさは、たんに化粧によって得られるものではない。
生命自体の躍動による内奥からの輝きこそ、真実の美しさなのである。
☆モスクワ大学で学術シンポジウム SGI会長がメッセージ
モスクワ大学と創価大学の交流40周年記念シンポジウムの開催にあたり、心からのお祝いを申し上げます。諸準備にあたってくださったモスクワ大学をはじめとする関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。
今、私の胸には、40年前、1975年の5月に、再びモスクワにお招きいただいた折の光景が、まざまざと思い返されております。
わざわざ空港まで、ホフロフ総長をはじめモスクワ大学の教職員方、また日本語を学ぶ最優秀の学生の皆さん方が出迎えてくださいました。
前年の9月の初訪問の際に、大変にお世話になった方々であり、その後、日本にもお迎えすることができ、すでに旧知の友情が深まっておりました。
モスクワの中心部に立つ、大学の旧館にも案内していただきました。
荘厳な建物と創立者ミハイル・ロモノーソフの像を前に、貴大学の200年以上の歴史と伝統とともに、偉大な創立者の崇高な生涯に思いを馳せたことが、懐かしく蘇ります。
そして、この後、レーニン丘(雀が丘)の大学本館に場所を移して、両大学の交流協定が結ばれました。
創立200年を超える貴大学に対して、わが創価大学は、開学したばかりの、まるで孫のような存在でした。
しかし、ホフロフ総長は「大学の意義は、決して大きさで決まるのではありません。創価大学には、全人類的価値を掲げる、すばらしい『建学の精神』があります」と寛仁大度な心で、わが大学との交流を始めてくださったのです。
この貴モスクワ大学の励ましの心があればこそ、創価大学は世界との教育交流へ勇躍、前進することができました。
以来40年。ログノフ総長、そしてサドーヴニチィ総長も、同じ温かな心で両大学の交流を発展させてくださいました。
特にサドーヴニチィ総長におかれましては、23年の長きにわたって、両校の友情を育み、支えてくださっております。
本日のシンポジウムは、「グローバル化する現代社会における大学の使命と戦略」と掲げられております。
まさしくサドーヴニチィ総長とご一緒に、長年にわたって語り合ってきたテーマであります。
1990年代、ソ連崩壊に始まる大変動により、貴国の教育界もまた、急激なグローバリゼーションの席巻に直面されるなか、サドーヴニチィ総長は、この命題について、深く鋭く心を砕かれていました。
東京での語らいでは、地球一体化と情報化が加速する「挑戦の世紀」にあって、大学は「文化」と「人間性」の最後の砦(とりで=フォートレス)であらねばならないと、私たちは確認し合いました。
総長と私の対談では、一貫して、"伝統と近代化の調和する社会の創造のための「対話」と「人材育成」"を訴え続けてきたのであります。
2011年より、新たに開始した私たちの対談において、総長は、グローバル化する世界をけん引するモスクワ大学にとって、創立者ロモノーソフこそが、常に立ち返るべき原点であることを明言されました。そして、モスクワ大学は──"民衆の心の豊かな水源であり続けるロシアの魂の体現者"であり、"世代(人間)と石(建造物)と書物(思想)を、歴史を通じて結びとめている、比類なきロシアの象徴"である──と位置づけられたことを、私は感銘深く受け止めたのであります。
「グローバル・プロセス学部」の設置に代表されるように、最先端の取り組みを推進し、世界の教育界をリードするモスクフ大学にあって、大学の原点をかくも誇り高く、かくも明確に宣言されたことに、私は、あらためて最大の賛意を表するものであります。
創価大学も今や、嬉しいことに、1期生である馬場学長をはじめ、卒業生たちが母校を担い立ってくれる時代に入りました。
これから創立100周年、200周年という未来を目指し、いかなる変化にあっても、「建学の精神」に常に立ち返り、最高の模範である貴大学に学びながら、民衆への奉仕と人類ヘの寄与を積み重ねていくことを、私は深く念願するものであります。
ロモノーソフは「鍛えられし大地は実りをもたらす」との言葉を残されました。モスクワ大学と創価大学の40年にわたる教育交流の大地で学び抜き、英知と人格を磨き上げた青年の中から、一流の外交官、通訳者、研究者をはじめ、世界市民の心を結ぶ多彩な価値創造の人材が育ち、さまざまな分野で活躍しております。これほどの喜びはありません。
"大学は、21世紀の先端技術と高度な精神文明をリードしゆく、教育と学術の一大拠点となり、世界の諸文明の調和の使命を担い立つべき存在である"──これも、サドーヴニチィ総長との語らいの中で深く一致したビジョンであります。
そのモデルとなりゆく、モスクワ大学と創価大学の交流が、今後一段と深まり、広がっていくなかで、日露友好、そして世界平和に貢献する大いなる使命に生きゆく若き友が、いよいよ陸続と躍り出ることを心より祈って、私のメッセージとさせていただきます。
希望と幸福の拡大なり。
新聞長はじめ本紙を
支える皆様に感謝!
新時代の言論戦を共に!
御義口伝巻上 P725
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と信受領納する故に無上宝聚不求自得の大宝珠を得るなり』
◇人生の座標
文化は、破壊や暴力の対極にある。文化が人間を内から啓発するのに対し、破壊や暴力は人間を外から抑圧する。芸術は心を明るく開き、権力は心を暗く閉じ込めていく。ゆえに、未来を志向するうえで、文化・芸術の交流は極めて重要である。
☆こころに響く言葉
真実の美しさとは
人間の美しさは、たんに化粧によって得られるものではない。
生命自体の躍動による内奥からの輝きこそ、真実の美しさなのである。
☆モスクワ大学で学術シンポジウム SGI会長がメッセージ
モスクワ大学と創価大学の交流40周年記念シンポジウムの開催にあたり、心からのお祝いを申し上げます。諸準備にあたってくださったモスクワ大学をはじめとする関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。
今、私の胸には、40年前、1975年の5月に、再びモスクワにお招きいただいた折の光景が、まざまざと思い返されております。
わざわざ空港まで、ホフロフ総長をはじめモスクワ大学の教職員方、また日本語を学ぶ最優秀の学生の皆さん方が出迎えてくださいました。
前年の9月の初訪問の際に、大変にお世話になった方々であり、その後、日本にもお迎えすることができ、すでに旧知の友情が深まっておりました。
モスクワの中心部に立つ、大学の旧館にも案内していただきました。
荘厳な建物と創立者ミハイル・ロモノーソフの像を前に、貴大学の200年以上の歴史と伝統とともに、偉大な創立者の崇高な生涯に思いを馳せたことが、懐かしく蘇ります。
そして、この後、レーニン丘(雀が丘)の大学本館に場所を移して、両大学の交流協定が結ばれました。
創立200年を超える貴大学に対して、わが創価大学は、開学したばかりの、まるで孫のような存在でした。
しかし、ホフロフ総長は「大学の意義は、決して大きさで決まるのではありません。創価大学には、全人類的価値を掲げる、すばらしい『建学の精神』があります」と寛仁大度な心で、わが大学との交流を始めてくださったのです。
この貴モスクワ大学の励ましの心があればこそ、創価大学は世界との教育交流へ勇躍、前進することができました。
以来40年。ログノフ総長、そしてサドーヴニチィ総長も、同じ温かな心で両大学の交流を発展させてくださいました。
特にサドーヴニチィ総長におかれましては、23年の長きにわたって、両校の友情を育み、支えてくださっております。
本日のシンポジウムは、「グローバル化する現代社会における大学の使命と戦略」と掲げられております。
まさしくサドーヴニチィ総長とご一緒に、長年にわたって語り合ってきたテーマであります。
1990年代、ソ連崩壊に始まる大変動により、貴国の教育界もまた、急激なグローバリゼーションの席巻に直面されるなか、サドーヴニチィ総長は、この命題について、深く鋭く心を砕かれていました。
東京での語らいでは、地球一体化と情報化が加速する「挑戦の世紀」にあって、大学は「文化」と「人間性」の最後の砦(とりで=フォートレス)であらねばならないと、私たちは確認し合いました。
総長と私の対談では、一貫して、"伝統と近代化の調和する社会の創造のための「対話」と「人材育成」"を訴え続けてきたのであります。
2011年より、新たに開始した私たちの対談において、総長は、グローバル化する世界をけん引するモスクワ大学にとって、創立者ロモノーソフこそが、常に立ち返るべき原点であることを明言されました。そして、モスクワ大学は──"民衆の心の豊かな水源であり続けるロシアの魂の体現者"であり、"世代(人間)と石(建造物)と書物(思想)を、歴史を通じて結びとめている、比類なきロシアの象徴"である──と位置づけられたことを、私は感銘深く受け止めたのであります。
「グローバル・プロセス学部」の設置に代表されるように、最先端の取り組みを推進し、世界の教育界をリードするモスクフ大学にあって、大学の原点をかくも誇り高く、かくも明確に宣言されたことに、私は、あらためて最大の賛意を表するものであります。
創価大学も今や、嬉しいことに、1期生である馬場学長をはじめ、卒業生たちが母校を担い立ってくれる時代に入りました。
これから創立100周年、200周年という未来を目指し、いかなる変化にあっても、「建学の精神」に常に立ち返り、最高の模範である貴大学に学びながら、民衆への奉仕と人類ヘの寄与を積み重ねていくことを、私は深く念願するものであります。
ロモノーソフは「鍛えられし大地は実りをもたらす」との言葉を残されました。モスクワ大学と創価大学の40年にわたる教育交流の大地で学び抜き、英知と人格を磨き上げた青年の中から、一流の外交官、通訳者、研究者をはじめ、世界市民の心を結ぶ多彩な価値創造の人材が育ち、さまざまな分野で活躍しております。これほどの喜びはありません。
"大学は、21世紀の先端技術と高度な精神文明をリードしゆく、教育と学術の一大拠点となり、世界の諸文明の調和の使命を担い立つべき存在である"──これも、サドーヴニチィ総長との語らいの中で深く一致したビジョンであります。
そのモデルとなりゆく、モスクワ大学と創価大学の交流が、今後一段と深まり、広がっていくなかで、日露友好、そして世界平和に貢献する大いなる使命に生きゆく若き友が、いよいよ陸続と躍り出ることを心より祈って、私のメッセージとさせていただきます。
2015年7月15日水曜日
2015.07.15 わが友に贈る
広布に生き抜く人を
諸天は断固と護る。
三世永遠の同志たる
創価家族と共に
福徳あふれる人生を!
御義口伝巻上 P712
『今日蓮等の類い聖霊を訪う時法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時題目の光無間に至りて即身成仏せしむ、廻向の文此れより事起るなり』
◇人生の座標
文化は英語で「カルチャー」という。耕すという意味です。宿命的に縛られて生きている人の心の大地に、「もっと素晴らしい花を咲かせよう」「実をならそう」「そのために大地を耕していこう」という心のもち方が「文化」なのです。
☆こころに響く言葉
笑顔は進歩、愚癡は退歩
経験上、明るい笑顔の女性は進歩し、愚癡っぽい女性は退歩すると思う。
笑顔は生命に余裕と活力を与えて進歩へ導くからだ。
☆大白蓮華2015年7月号 常楽我浄のスクラム明るく!
大いなる人生には、必ず、大いなる試練が立ちはだかる。大いなる試練に立ち向かうからこそ、大いなる境涯が開かれていくことを忘れまい。
妙法の信仰とは、その究極の希望の力である。
「法華経研究の母」と謳われるロシアのヴォロビヨヴァ博士は語られている。
「人生がどんな困難や苦しみを人間に与えようとも、法華経の教えに従っていくならば、恐怖なく、堂々と乗り越えていけるのです」と。
時代は空前の少子高齢社会に入り、これまで以上に「生老病死」の苦悩がクローズアップされている。
それを根本的に打開しゆく「常楽我浄」の智慧を、私たちはいよいよ力を合わせて発揮していきたい。
みな、生身の体だ。自分自身や家族が、思いもよらない病や、厳しい老いの現実に直面する時もある。
しかし日蓮大聖人は、門下の病気を『我身一身の上とをもひ』(P978、「富木殿御返事」)、平癒を祈ってくださった。法華経の『閻浮提の人の病の良薬なり』(P985、「可延定業書」)との経文を通されて、励ましてもおられる。
この御本仏のお心に則り、我らは最極の良薬たる題目を唱え、互いに支え合い、守り合っていくのだ。
御文には『一日の命は三千界の財にもすぎて候なり』『而して法華経にあわせ給いぬ一日もいきてをはせば功徳つもるべし』(P986、「可延定業書」)とも仰せである。
病は病のまま、老いは老いの姿で、妙法と共に、同志と共に生き切る一日に、無量の福徳があるのだ。
先師・牧口常三郎先生は、目が不自由だった養母を介護されていた。先生が自ら背負ってお風呂場へ連れて行き、入浴の手伝いもされたという。
この人間愛の深さと、いかなる迫害にも屈しない師子王の強さとを、創立の父は併せ持たれていた。
病気や高齢の家族を抱きかかえながら、広宣流布へと打って出る行動がいかに尊いか。その労苦は、わが家みんなの「心の財」と積まれ、その慈愛のチームワークは、地域の希望のモデルと光る。
四国の多宝の母は、母と姑の介護に献身してきた。悪侶の迫害、自らの闘病、親孝行な子息との死別などが相次ぐなか、夫妻で「毎日、一歩でも一ミリでも進もう」と決めて、学会活動を貫き通してきた。
今、勝利の母は「全部、妙法の力を示すための苦難だったと感謝の涙が出ます。苦労した分、どんな人にも信心を伝え、幸せになってほしい」と微笑む。
「生命の世紀」を開拓するドクター部の同志も、慈悲の看護を体現する「白樺」の友も、介護や福祉に新風を送る妙護グループの若人も、誠に頼もしい。
ヴォロビヨヴァ博士は、「法華経寿量品」の結びの「毎自作是念」から「速成就仏身」までの経文は、「どうすれば民衆を成仏させることができるのか」との仏の問いかけであると強調されている。
我ら創価家族は、今日も、この問いに、生命力を満々と、広布に生き抜く姿で答えていきたい。生死を超えて結ばれた「常楽我浄」のスクラム明るく!
慧光照
寿命無数の
生命なば
今日も無量の
功徳積みゆけ
☆新出発の女子部が首都圏幹部会 名誉会長夫妻がメッセージと和歌
新出発した女子部の首都圏幹部会が1日、東京・信濃町の創価女子会館で開催された。
これには、池田名誉会長夫妻がメッセージと和歌(別掲)を贈り祝福。妙法を唱え弘める人は「我が心は仏なり」と目覚め、「歓喜の中の大歓喜」の生命を輝かせていける。これほど尊貴な希望の哲学の連帯はないと強調した。
さらに、いかなる青春の試練にも負けない「行学の翼」で、それぞれの舞台で自分らしく乱舞していってほしいと述べ、「絶対に崩れない幸福の人生を!」と呼び掛けた。
尊貴なる
華陽のいのちの
姫なれば
未来へ 世界へ
希望の虹を
諸天は断固と護る。
三世永遠の同志たる
創価家族と共に
福徳あふれる人生を!
御義口伝巻上 P712
『今日蓮等の類い聖霊を訪う時法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時題目の光無間に至りて即身成仏せしむ、廻向の文此れより事起るなり』
◇人生の座標
文化は英語で「カルチャー」という。耕すという意味です。宿命的に縛られて生きている人の心の大地に、「もっと素晴らしい花を咲かせよう」「実をならそう」「そのために大地を耕していこう」という心のもち方が「文化」なのです。
☆こころに響く言葉
笑顔は進歩、愚癡は退歩
経験上、明るい笑顔の女性は進歩し、愚癡っぽい女性は退歩すると思う。
笑顔は生命に余裕と活力を与えて進歩へ導くからだ。
☆大白蓮華2015年7月号 常楽我浄のスクラム明るく!
大いなる人生には、必ず、大いなる試練が立ちはだかる。大いなる試練に立ち向かうからこそ、大いなる境涯が開かれていくことを忘れまい。
妙法の信仰とは、その究極の希望の力である。
「法華経研究の母」と謳われるロシアのヴォロビヨヴァ博士は語られている。
「人生がどんな困難や苦しみを人間に与えようとも、法華経の教えに従っていくならば、恐怖なく、堂々と乗り越えていけるのです」と。
時代は空前の少子高齢社会に入り、これまで以上に「生老病死」の苦悩がクローズアップされている。
それを根本的に打開しゆく「常楽我浄」の智慧を、私たちはいよいよ力を合わせて発揮していきたい。
みな、生身の体だ。自分自身や家族が、思いもよらない病や、厳しい老いの現実に直面する時もある。
しかし日蓮大聖人は、門下の病気を『我身一身の上とをもひ』(P978、「富木殿御返事」)、平癒を祈ってくださった。法華経の『閻浮提の人の病の良薬なり』(P985、「可延定業書」)との経文を通されて、励ましてもおられる。
この御本仏のお心に則り、我らは最極の良薬たる題目を唱え、互いに支え合い、守り合っていくのだ。
御文には『一日の命は三千界の財にもすぎて候なり』『而して法華経にあわせ給いぬ一日もいきてをはせば功徳つもるべし』(P986、「可延定業書」)とも仰せである。
病は病のまま、老いは老いの姿で、妙法と共に、同志と共に生き切る一日に、無量の福徳があるのだ。
先師・牧口常三郎先生は、目が不自由だった養母を介護されていた。先生が自ら背負ってお風呂場へ連れて行き、入浴の手伝いもされたという。
この人間愛の深さと、いかなる迫害にも屈しない師子王の強さとを、創立の父は併せ持たれていた。
病気や高齢の家族を抱きかかえながら、広宣流布へと打って出る行動がいかに尊いか。その労苦は、わが家みんなの「心の財」と積まれ、その慈愛のチームワークは、地域の希望のモデルと光る。
四国の多宝の母は、母と姑の介護に献身してきた。悪侶の迫害、自らの闘病、親孝行な子息との死別などが相次ぐなか、夫妻で「毎日、一歩でも一ミリでも進もう」と決めて、学会活動を貫き通してきた。
今、勝利の母は「全部、妙法の力を示すための苦難だったと感謝の涙が出ます。苦労した分、どんな人にも信心を伝え、幸せになってほしい」と微笑む。
「生命の世紀」を開拓するドクター部の同志も、慈悲の看護を体現する「白樺」の友も、介護や福祉に新風を送る妙護グループの若人も、誠に頼もしい。
ヴォロビヨヴァ博士は、「法華経寿量品」の結びの「毎自作是念」から「速成就仏身」までの経文は、「どうすれば民衆を成仏させることができるのか」との仏の問いかけであると強調されている。
我ら創価家族は、今日も、この問いに、生命力を満々と、広布に生き抜く姿で答えていきたい。生死を超えて結ばれた「常楽我浄」のスクラム明るく!
慧光照
寿命無数の
生命なば
今日も無量の
功徳積みゆけ
☆新出発の女子部が首都圏幹部会 名誉会長夫妻がメッセージと和歌
新出発した女子部の首都圏幹部会が1日、東京・信濃町の創価女子会館で開催された。
これには、池田名誉会長夫妻がメッセージと和歌(別掲)を贈り祝福。妙法を唱え弘める人は「我が心は仏なり」と目覚め、「歓喜の中の大歓喜」の生命を輝かせていける。これほど尊貴な希望の哲学の連帯はないと強調した。
さらに、いかなる青春の試練にも負けない「行学の翼」で、それぞれの舞台で自分らしく乱舞していってほしいと述べ、「絶対に崩れない幸福の人生を!」と呼び掛けた。
尊貴なる
華陽のいのちの
姫なれば
未来へ 世界へ
希望の虹を
2015年7月14日火曜日
2015.07.14 わが友に贈る
地的な豪雨など
悪天候に厳重警戒!
猛暑による熱中症にも
十分な対策が必要だ。
注意喚起の声掛けを!
富木入道殿御返事 P956
『命限り有り惜む可からず遂に願う可きは仏国也』
◇人生の座標
芸術の世界は、「ほっとする」ものであって、身がまえたり、窮屈になったりするものではない。疲れている心を励ましたり、きゆつと凝り固まった心をときほぐし、解放させてくれるのが芸術であり、文化なのです。
☆こころに響く言葉
すべてに美は秘められている
人間の立ち居振る舞いのすべてに美は秘められている。若者には躍動の美がある。
はちきれそうな健康もまた美であろう。たとえてみれば、若人は春の美であり、老人は秋の渋さ、
枯淡の味わいがあろう。つまるところ、たゆみなき人間の営みはすべて美であり、
怠惰は醜と言えるであろう。仏法には「自体顕照」という言葉があるが、
生命の本然の力を遺憾なく発揮した姿にこそ、時代を超え、年輪を越えた真の美しさがあるのだと思う。
☆池田名誉会長が贈る勝利の人間学 第77回 白蓮華の如く強く清らかに
◇希望の花は現実の泥中で咲く
御聖訓には、『妙法蓮華経と申すは蓮に譬えられて候』(P1580、「上野尼御前御返事」)と仰せである。
その蓮華の名を冠する白蓮グループとは、なんと尊貴な使命と福徳の集いであるか。
「如蓮華在水」——蓮華が泥沼にあって清浄無比の大輪を開花させるように、白蓮の乙女たちは、どんな環境でも、強く清らかに希望の花、歓喜の花を咲かせ広げていけるのだ。
また、蓮華は花と実が同時に成長するゆえに、仏の生命を開く原因も結果も同時に具わる「因果倶時」の法理を表している。
この妙法に則って決意し、祈り、行動する白蓮のリーダーは、最高に充実した青春の劇を飾りながら、長い一生の幸福勝利の果実も育んでいるのだ。その誇りと確信を忘れまい。
◇悩みに「負けない心」で
悩みは、心が成長しゆく証しといってよい。悩みがあるからこそ、境涯を深められる。リーダーが悩みと戦うからこそ、皆を励ませる。
御書には、『煩悩の淤泥の中に真如の仏あり』(P740、「御義口伝」)と説かれている。
苦悩する人々の中へ分け入って、抜苦与楽の対話を貫く生命こそが、仏なのである。
いかなる悩みの淵にあっても、心が負けなければよい。「負けない心」が未来を創る。
同志と共に、創価家族と共に、題目を唱え抜いて、この現実社会で、わが生命を"妙法蓮華の当体"と輝かせ切っていくのだ。
◇「さわやかな声」で幸の連帯を
白蓮グループの愛唱歌「星は光りて」は、私の妻も大好きな歌である。
「疲れたる友に さわやかな声」
「涙の人をも 喜びゆかんと
晴れの姿を 見おくる姫らは」
一回一回の着任、一つ一つの振る舞いが、最も気高く、最も偉大な仏道修行である。
「法のため」「人のため」に尽くしゆく日々は、無上の「心の財」を積んでいるのだ。
白蓮の皆さんの「さわやかな声」が響くところ、幸の連帯が広がる。諸天善神も集まり、創価の行進を讃え、護りゆくに違いない。
悪天候に厳重警戒!
猛暑による熱中症にも
十分な対策が必要だ。
注意喚起の声掛けを!
富木入道殿御返事 P956
『命限り有り惜む可からず遂に願う可きは仏国也』
◇人生の座標
芸術の世界は、「ほっとする」ものであって、身がまえたり、窮屈になったりするものではない。疲れている心を励ましたり、きゆつと凝り固まった心をときほぐし、解放させてくれるのが芸術であり、文化なのです。
☆こころに響く言葉
すべてに美は秘められている
人間の立ち居振る舞いのすべてに美は秘められている。若者には躍動の美がある。
はちきれそうな健康もまた美であろう。たとえてみれば、若人は春の美であり、老人は秋の渋さ、
枯淡の味わいがあろう。つまるところ、たゆみなき人間の営みはすべて美であり、
怠惰は醜と言えるであろう。仏法には「自体顕照」という言葉があるが、
生命の本然の力を遺憾なく発揮した姿にこそ、時代を超え、年輪を越えた真の美しさがあるのだと思う。
☆池田名誉会長が贈る勝利の人間学 第77回 白蓮華の如く強く清らかに
◇希望の花は現実の泥中で咲く
御聖訓には、『妙法蓮華経と申すは蓮に譬えられて候』(P1580、「上野尼御前御返事」)と仰せである。
その蓮華の名を冠する白蓮グループとは、なんと尊貴な使命と福徳の集いであるか。
「如蓮華在水」——蓮華が泥沼にあって清浄無比の大輪を開花させるように、白蓮の乙女たちは、どんな環境でも、強く清らかに希望の花、歓喜の花を咲かせ広げていけるのだ。
また、蓮華は花と実が同時に成長するゆえに、仏の生命を開く原因も結果も同時に具わる「因果倶時」の法理を表している。
この妙法に則って決意し、祈り、行動する白蓮のリーダーは、最高に充実した青春の劇を飾りながら、長い一生の幸福勝利の果実も育んでいるのだ。その誇りと確信を忘れまい。
◇悩みに「負けない心」で
悩みは、心が成長しゆく証しといってよい。悩みがあるからこそ、境涯を深められる。リーダーが悩みと戦うからこそ、皆を励ませる。
御書には、『煩悩の淤泥の中に真如の仏あり』(P740、「御義口伝」)と説かれている。
苦悩する人々の中へ分け入って、抜苦与楽の対話を貫く生命こそが、仏なのである。
いかなる悩みの淵にあっても、心が負けなければよい。「負けない心」が未来を創る。
同志と共に、創価家族と共に、題目を唱え抜いて、この現実社会で、わが生命を"妙法蓮華の当体"と輝かせ切っていくのだ。
◇「さわやかな声」で幸の連帯を
白蓮グループの愛唱歌「星は光りて」は、私の妻も大好きな歌である。
「疲れたる友に さわやかな声」
「涙の人をも 喜びゆかんと
晴れの姿を 見おくる姫らは」
一回一回の着任、一つ一つの振る舞いが、最も気高く、最も偉大な仏道修行である。
「法のため」「人のため」に尽くしゆく日々は、無上の「心の財」を積んでいるのだ。
白蓮の皆さんの「さわやかな声」が響くところ、幸の連帯が広がる。諸天善神も集まり、創価の行進を讃え、護りゆくに違いない。
2015年7月13日月曜日
2015.07.13 わが友に贈る
新聞休刊日
上野殿御返事 P1563
『父母の恩のおもき事は大海のごとし現世をやしなひ後生をたすけざれば一?のごとし』
◇人生の座標
文化とか芸術というものは、人間が人間として最高の人生を飾り、エンジョイしていくために必要なことであり、動物にはないことです。これは、地上に楽園をつくろうという「善」の心を引き出す作業です。「人間として」理想的な生き方なのです。芸術こそが人間を人間らしくするのです。
☆こころに響く言葉
決めつけず、ひろやかな展望を
「決めつけ」ぐせというくせがある。「決めつけ」とは何か。横の一方から見て、それで事足れりとして、
上から、下から、正面から、相手の立場から、と多角的、相対的に見るところまで、手続きを進めない。
木を見て森を見ないたぐいであって、展望が悪い。それでは物事を間違って見てしまう。
大きく展望せずして、瞬間判断のみであれば、流行や俗論に振り回されかねない。結局、
人まね競争に堕して、人格の主体性など望むべくもないであろう。
いわば人間活動の全領域を一つの体系として構成的にとらえ、賢く展望していくことが大事である。
☆学生部結成記念大会 名誉会長がメッセージと和歌贈る
今こそ広布の新潮流を! きょう6月30日は「学生部結成記念日」。「全国学生部大会」が27日、八王子市の東京牧口記念会館で開かれ、47都道府県から男子の精鋭が一堂に会した。女子学生部は28日、信濃町の創価女子会館で首都圏大会を開催。池田名誉会長は、それぞれの大会にメッセージと和歌(別掲)を贈り、世界広布の未来の一切を担いゆく俊英に心から期待を寄せた。また、男子学生部では「全国学生部大会」に続き、「教学研修会」「交流座談会」も行われた。
(中略)
(男子学生部の)大会では佐野副青年部長が池田名誉会長のメッセージを紹介。
その中で、名誉会長は「今、学生部が、全国で、学会精神の真髄たる『行学の二道』を厳然と受け継いで、世界第一の生命尊厳の仏法を学び、広宣流布の先駆を切ってくれている。皆、立派に成長してくれて、これほどうれしい、これほど頼もしいことはありません」との真情を述べた。
次いで、青春とは、「英知を磨き、実力を鍛え上げる戦い」「悩みと格闘し、人格を深める戦い」「友情と信頼を広げゆく戦い」、そして、「正義の言論で社会を変え、歴史を創りゆく戦い」であると強調。その一切の青春の戦いに、断固、勝利するための仏法であると力説した。
最後に、絶対に悔いのない青春勝利の仏法を探究し、自分も友も、共々に実践していくスクラムを思う存分、拡大していこうと呼び掛けた。
◆男子学生部へ
新時代
英知と勇気で
開きゆけ
師弟の大道
先駆を走りて
首都圏の女子学生部大会には「勇気躍進月間」を行学の挑戦で飾った友がはつらつと。
池田名誉会長夫妻は祝福のメッセージで、「女子学生部こそ、未来を照らす平和の太陽であり、福智冴える月光のリーダーです。そして、世界を清らかな心で包みゆく蓮華の幸福博士の連帯であります」「ゆえに、今、どんなにつらく苦しいことがあっても、必ず勝利の糧に変わります」と強調。「本門の女子学生部が華陽姉妹の先頭に立って、世界広布新時代の『希望の門』『人材の門』『勝利の門』をさらに大きく開いていってください」と念願した。
◆女子学生部へ
妙法の
福智輝く
スクラムよ
誓いの青春
微笑み勝ちゆけ
上野殿御返事 P1563
『父母の恩のおもき事は大海のごとし現世をやしなひ後生をたすけざれば一?のごとし』
◇人生の座標
文化とか芸術というものは、人間が人間として最高の人生を飾り、エンジョイしていくために必要なことであり、動物にはないことです。これは、地上に楽園をつくろうという「善」の心を引き出す作業です。「人間として」理想的な生き方なのです。芸術こそが人間を人間らしくするのです。
☆こころに響く言葉
決めつけず、ひろやかな展望を
「決めつけ」ぐせというくせがある。「決めつけ」とは何か。横の一方から見て、それで事足れりとして、
上から、下から、正面から、相手の立場から、と多角的、相対的に見るところまで、手続きを進めない。
木を見て森を見ないたぐいであって、展望が悪い。それでは物事を間違って見てしまう。
大きく展望せずして、瞬間判断のみであれば、流行や俗論に振り回されかねない。結局、
人まね競争に堕して、人格の主体性など望むべくもないであろう。
いわば人間活動の全領域を一つの体系として構成的にとらえ、賢く展望していくことが大事である。
☆学生部結成記念大会 名誉会長がメッセージと和歌贈る
今こそ広布の新潮流を! きょう6月30日は「学生部結成記念日」。「全国学生部大会」が27日、八王子市の東京牧口記念会館で開かれ、47都道府県から男子の精鋭が一堂に会した。女子学生部は28日、信濃町の創価女子会館で首都圏大会を開催。池田名誉会長は、それぞれの大会にメッセージと和歌(別掲)を贈り、世界広布の未来の一切を担いゆく俊英に心から期待を寄せた。また、男子学生部では「全国学生部大会」に続き、「教学研修会」「交流座談会」も行われた。
(中略)
(男子学生部の)大会では佐野副青年部長が池田名誉会長のメッセージを紹介。
その中で、名誉会長は「今、学生部が、全国で、学会精神の真髄たる『行学の二道』を厳然と受け継いで、世界第一の生命尊厳の仏法を学び、広宣流布の先駆を切ってくれている。皆、立派に成長してくれて、これほどうれしい、これほど頼もしいことはありません」との真情を述べた。
次いで、青春とは、「英知を磨き、実力を鍛え上げる戦い」「悩みと格闘し、人格を深める戦い」「友情と信頼を広げゆく戦い」、そして、「正義の言論で社会を変え、歴史を創りゆく戦い」であると強調。その一切の青春の戦いに、断固、勝利するための仏法であると力説した。
最後に、絶対に悔いのない青春勝利の仏法を探究し、自分も友も、共々に実践していくスクラムを思う存分、拡大していこうと呼び掛けた。
◆男子学生部へ
新時代
英知と勇気で
開きゆけ
師弟の大道
先駆を走りて
首都圏の女子学生部大会には「勇気躍進月間」を行学の挑戦で飾った友がはつらつと。
池田名誉会長夫妻は祝福のメッセージで、「女子学生部こそ、未来を照らす平和の太陽であり、福智冴える月光のリーダーです。そして、世界を清らかな心で包みゆく蓮華の幸福博士の連帯であります」「ゆえに、今、どんなにつらく苦しいことがあっても、必ず勝利の糧に変わります」と強調。「本門の女子学生部が華陽姉妹の先頭に立って、世界広布新時代の『希望の門』『人材の門』『勝利の門』をさらに大きく開いていってください」と念願した。
◆女子学生部へ
妙法の
福智輝く
スクラムよ
誓いの青春
微笑み勝ちゆけ
2015年7月12日日曜日
2015.07.12 わが友に贈る
◇今週のことば
見事な青年の躍進!
創価の未来は盤石なり。
わが地区も
若々しい命の息吹で
新たな挑戦の座談会を!
2015年07月12日
御講聞書 P833
『法華経の行者は蓮華の泥水に染まざるが如し、但だ唯一大事の南無妙法蓮華経を弘通するを本とせり』
◇人生の座標
芸術は結合の力をもつ。それは人間と人間を結びつけ、人間としての共通の基盤を自覚させる普遍性をもつ。世界の人々の、さまざまな生活様式や伝統文化を、互いに尊重し合い、分かち合い、学び合うヒューマニズムの世界を創り出していく。それも人権が尊重され、保障される世界であってこそであろう。
☆こころに響く言葉
周囲に引きずられやすい女性
この世の中で最も美しいのは女性である。美しさは、女性の特権である。
その本然の美しさを、現象面のみにとらわれたり、
周囲のものごとに引きずられたりして、手離してはならない。
☆ブラジル広布55周年記念文化総会 SGI会長がメッセージ
本年は、池田SGI会長のブラジル初訪問から55周年の佳節。広布55周年記念の文化総会が21日午前9時(現地時間)から、サンパウロ市のノルテ・エキスポセンターで盛大に開催された。
これには、南米訪問団の池田SGI副会長らが、コウサカ理事長、オガワ婦人部長はじめブラジルSGIの代表と出席。SGI会長がメッセージを寄せた。
まさに圧巻であった。にぎやかであり、華麗であった。若き熱と力が沸騰していた。
文化総会の第2部の光景である。
舞台は俳優として活躍するメンバーの寸劇風の司会で始まった。
「先生の鼓笛隊は、ここにいます!」
元気な第一声とともに「ノーヴァ・エラ(新世紀)鼓笛隊」が、華やかな演技・演奏を。
続いて、女子部・女子未来部「タイガ(大河)」と婦人部「フクチ(福智)」の両ダンスグループが、同国の伝統舞踊を披露した。
昨年の全国吹奏楽コンクールで初優勝した「タイヨウ(太陽)音楽隊」は、学会歌などを勇壮に。
フィナーレで「リリオ(白ゆり)合唱団」「ウイラプル(=鳥の名)合唱団」「ブラジル池田交響合唱団」が「青年よ広布の山を登れ」「誓いの青年よ」を歌うと、場内の熱気は最高潮に達した。
「エ・ピケ、エ・ピケ、エ・ピケ、ピケ、ピケ! エ・オラ、エ・オラ、エ・オラ、オラ、オラ! ハ・チン・ブン、センセイ! センセイ! センセイ!」——ブラジルの友の掛け声が轟き、大きな拍手が高鳴った。
師弟の心と心の絆が強く結ばれた総会に、SGI会長は祝福のメッセージを贈った。
メッセージでSGI会長は、人間の偉大さはいかなる哲学に生きるかで決まると強調。妙法という生命尊厳の哲理を持ち、「人間革命」と「立正安国」へ勇敢に行動すれば、家庭も職場も、地域も社会も発展させていくことができると訴えた。
さらに、日本の約23倍という広大な天地で仏縁を広げ、信頼を勝ち開いてきた55年の前進の歴史を賞讃。ブラジルSGIは希望の陣列を拡大してきた「人間王者の都」であり、多彩な人材を育ててきた「桜梅桃李の花園」であり、友情と平和のスクラムを築きゆく「異体同心の大城」であると讃えた。
そして、いやまして「世界の王者」の誇りも高く、一閻浮提第一の「福徳の花」を咲き薫らせ、「地湧の人材群」を呼び起こしながら、未来永遠に勝ち栄える広宣流布の宝土を創り広げていってもらいたいと念願。「偉大なるブラジルの同志、オブリガード、オブリガード! ピケ、ピケ!」と呼び掛けた。
見事な青年の躍進!
創価の未来は盤石なり。
わが地区も
若々しい命の息吹で
新たな挑戦の座談会を!
2015年07月12日
御講聞書 P833
『法華経の行者は蓮華の泥水に染まざるが如し、但だ唯一大事の南無妙法蓮華経を弘通するを本とせり』
◇人生の座標
芸術は結合の力をもつ。それは人間と人間を結びつけ、人間としての共通の基盤を自覚させる普遍性をもつ。世界の人々の、さまざまな生活様式や伝統文化を、互いに尊重し合い、分かち合い、学び合うヒューマニズムの世界を創り出していく。それも人権が尊重され、保障される世界であってこそであろう。
☆こころに響く言葉
周囲に引きずられやすい女性
この世の中で最も美しいのは女性である。美しさは、女性の特権である。
その本然の美しさを、現象面のみにとらわれたり、
周囲のものごとに引きずられたりして、手離してはならない。
☆ブラジル広布55周年記念文化総会 SGI会長がメッセージ
本年は、池田SGI会長のブラジル初訪問から55周年の佳節。広布55周年記念の文化総会が21日午前9時(現地時間)から、サンパウロ市のノルテ・エキスポセンターで盛大に開催された。
これには、南米訪問団の池田SGI副会長らが、コウサカ理事長、オガワ婦人部長はじめブラジルSGIの代表と出席。SGI会長がメッセージを寄せた。
まさに圧巻であった。にぎやかであり、華麗であった。若き熱と力が沸騰していた。
文化総会の第2部の光景である。
舞台は俳優として活躍するメンバーの寸劇風の司会で始まった。
「先生の鼓笛隊は、ここにいます!」
元気な第一声とともに「ノーヴァ・エラ(新世紀)鼓笛隊」が、華やかな演技・演奏を。
続いて、女子部・女子未来部「タイガ(大河)」と婦人部「フクチ(福智)」の両ダンスグループが、同国の伝統舞踊を披露した。
昨年の全国吹奏楽コンクールで初優勝した「タイヨウ(太陽)音楽隊」は、学会歌などを勇壮に。
フィナーレで「リリオ(白ゆり)合唱団」「ウイラプル(=鳥の名)合唱団」「ブラジル池田交響合唱団」が「青年よ広布の山を登れ」「誓いの青年よ」を歌うと、場内の熱気は最高潮に達した。
「エ・ピケ、エ・ピケ、エ・ピケ、ピケ、ピケ! エ・オラ、エ・オラ、エ・オラ、オラ、オラ! ハ・チン・ブン、センセイ! センセイ! センセイ!」——ブラジルの友の掛け声が轟き、大きな拍手が高鳴った。
師弟の心と心の絆が強く結ばれた総会に、SGI会長は祝福のメッセージを贈った。
メッセージでSGI会長は、人間の偉大さはいかなる哲学に生きるかで決まると強調。妙法という生命尊厳の哲理を持ち、「人間革命」と「立正安国」へ勇敢に行動すれば、家庭も職場も、地域も社会も発展させていくことができると訴えた。
さらに、日本の約23倍という広大な天地で仏縁を広げ、信頼を勝ち開いてきた55年の前進の歴史を賞讃。ブラジルSGIは希望の陣列を拡大してきた「人間王者の都」であり、多彩な人材を育ててきた「桜梅桃李の花園」であり、友情と平和のスクラムを築きゆく「異体同心の大城」であると讃えた。
そして、いやまして「世界の王者」の誇りも高く、一閻浮提第一の「福徳の花」を咲き薫らせ、「地湧の人材群」を呼び起こしながら、未来永遠に勝ち栄える広宣流布の宝土を創り広げていってもらいたいと念願。「偉大なるブラジルの同志、オブリガード、オブリガード! ピケ、ピケ!」と呼び掛けた。
2015年7月11日土曜日
2015.07.11 わが友に贈る
健康こそ前進の力。
皆の体調は大丈夫か。
疲れをためていないか。
リーダーは一人一人に
こまやかな心配りを!
経王殿御返事 P1124
『師子王は前三後一と申してありの子を取らんとするにも又たけきものを取らんとする時もいきをひを出す事はただをなじき事なり』
◇人生の座標
世問は矛盾だらけである。正しき眼をもっていないともいえる。問題は、その矛盾を突き抜け、大きく乗り越えて、どう揺るぎない自分自身をつくりあげるかである。
☆こころに響く言葉
自分の個性美を発見
次から次へと発表される個性的なモードを追って、若い女性は自らの個性を失いつつある。
このパラドックス(逆説)の悪循環を断つ方法は、所詮、借りものの個性美でなく、
自分自身の本ものの個性美を発見し直すことにあるのではなかろうか。
☆ブラジルで「浮世絵名品展」が開幕 SGI会長がメッセージ
東京富士美術館(八王子市)所蔵の「浮世絵名品展——北斎と広重の競演」が19日午後7時半(現地時間)から、ブラジル・クリチバ市のオスカー・ニーマイヤー美術館で開幕した。日伯外交関係樹立120周年、パラナ州日本移民入植100周年を記念する公式行事の一環である。
これには、東京富士美術館創立者の池田SGI会長、同州のカルロス・アウベルト・ヒッシャ知事がメッセージを寄せた。
「浮世絵名品展」の会場となったのは、オスカー・ニーマイヤー美術館。ブラジルが世界に誇る建築家オスカー・ニーマイヤー氏が手掛けた建物である。
「人間の目」をモチーフにした斬新かつ巨大な外観に、思わず見入ってしまう。
同美術館で東京富士美術館の所蔵品が展示されるのは、2006年の「日本美術の名宝展」以来、実に9年ぶりである。
ジュリアナ・ヴォスニカ館長は感慨を込めて語った。
「美術館の使命は、文化建設の先頭に立つ芸術家たちの魅力を、多くの人々に伝えていくことです。まさしく池田SGI会長が目指す『芸術の民主化』は私たちの理想と深く合致します。日本を代表する大衆文化を紹介することができ、大変にうれしく思います」
何より本年は、両国にとって幾重にも重要な佳節にあたる。
来賓の池田敏雄在クリチバ日本総領事は、そうした意義に触れつつ、「このたびの本格的な浮世絵の展示が、地域の方々の日本に対する理解と関心を高める機会になることを期待します」と感想を述べた。
(中略)
開幕式典では、ブラジルSGIのイケダヒューマニズム交響楽団の演奏の後、ヨシカワ主席副理事長が池田SGI会長のメッセージを紹介した。
その中でSGI会長は、本展が両国の相互理解の輪を広げ、馥郁たる人間文化の新時代を開きゆく一助になることを念願。浮世絵の美を通して、豊かな文化揺籃の天地に、新たな創造性の息吹が高まりゆくことを望んだ。
皆の体調は大丈夫か。
疲れをためていないか。
リーダーは一人一人に
こまやかな心配りを!
経王殿御返事 P1124
『師子王は前三後一と申してありの子を取らんとするにも又たけきものを取らんとする時もいきをひを出す事はただをなじき事なり』
◇人生の座標
世問は矛盾だらけである。正しき眼をもっていないともいえる。問題は、その矛盾を突き抜け、大きく乗り越えて、どう揺るぎない自分自身をつくりあげるかである。
☆こころに響く言葉
自分の個性美を発見
次から次へと発表される個性的なモードを追って、若い女性は自らの個性を失いつつある。
このパラドックス(逆説)の悪循環を断つ方法は、所詮、借りものの個性美でなく、
自分自身の本ものの個性美を発見し直すことにあるのではなかろうか。
☆ブラジルで「浮世絵名品展」が開幕 SGI会長がメッセージ
東京富士美術館(八王子市)所蔵の「浮世絵名品展——北斎と広重の競演」が19日午後7時半(現地時間)から、ブラジル・クリチバ市のオスカー・ニーマイヤー美術館で開幕した。日伯外交関係樹立120周年、パラナ州日本移民入植100周年を記念する公式行事の一環である。
これには、東京富士美術館創立者の池田SGI会長、同州のカルロス・アウベルト・ヒッシャ知事がメッセージを寄せた。
「浮世絵名品展」の会場となったのは、オスカー・ニーマイヤー美術館。ブラジルが世界に誇る建築家オスカー・ニーマイヤー氏が手掛けた建物である。
「人間の目」をモチーフにした斬新かつ巨大な外観に、思わず見入ってしまう。
同美術館で東京富士美術館の所蔵品が展示されるのは、2006年の「日本美術の名宝展」以来、実に9年ぶりである。
ジュリアナ・ヴォスニカ館長は感慨を込めて語った。
「美術館の使命は、文化建設の先頭に立つ芸術家たちの魅力を、多くの人々に伝えていくことです。まさしく池田SGI会長が目指す『芸術の民主化』は私たちの理想と深く合致します。日本を代表する大衆文化を紹介することができ、大変にうれしく思います」
何より本年は、両国にとって幾重にも重要な佳節にあたる。
来賓の池田敏雄在クリチバ日本総領事は、そうした意義に触れつつ、「このたびの本格的な浮世絵の展示が、地域の方々の日本に対する理解と関心を高める機会になることを期待します」と感想を述べた。
(中略)
開幕式典では、ブラジルSGIのイケダヒューマニズム交響楽団の演奏の後、ヨシカワ主席副理事長が池田SGI会長のメッセージを紹介した。
その中でSGI会長は、本展が両国の相互理解の輪を広げ、馥郁たる人間文化の新時代を開きゆく一助になることを念願。浮世絵の美を通して、豊かな文化揺籃の天地に、新たな創造性の息吹が高まりゆくことを望んだ。
2015.07.10 わが友に贈る
広布の活動を支える
未入会の家族に
心から感謝を!
私たちの成長こそ
仏法の最高の証明だ。
椎地四郎殿御書 P1448
『先日御物語の事について彼の人の方へ相尋ね候いし処仰せ候いしが如く少しもちがはず候いき、これにつけてもいよいよはげまして法華経の功徳を得給うべし、師曠が耳離婁が眼のやうに聞見させ給へ』
◇人生の座標
芸術は、まず楽しめばいいんです。初めから頭で「理解」しょうとすると、かえって、わからなくなってしまう。鳥の歌を「理解」しょうという人はいないでしょう。花の野原を「理解」しょうという人はいないでしょう。
もちろん、優れた作品の中には、味わうのに集中と努力が必要なものもある。
☆こころに響く言葉
育ちにくい友情
大人の世界に友情が育ちにくいのは、人生の波にもまれていくうちに、
いつしか利己主義や独善主義におおわれた、醜い生命となってしまうからであろうか。
大人の世界で、一見、友情と見えるものも、一枚、皮をめくると、
打算と憎しみを本体とする利用根性である場合が少なくない。
☆ブラジル作家連盟「在外会員」称号授与式 SGI会長の謝辞
本日、私は、偉大な歴史と伝統を誇り、文化と言論の大光を、世界へ、未来へ送りゆかれる、貴・ブラジル作家連盟より、最高に栄えある「在外会員」の称号を賜りました。
ブラジルを愛してやまぬ言論人の一人として、これに勝る光栄はございません。誠に誠にありがとうございました。
私には、この栄誉を謹んでご報告申し上げたい敬愛する方々がおります。その方々をご紹介しつつ、貴・作家連盟に連ならせていただく意義を、3点にわたり、述べさせていただきたいと思います。
その第一の方は、わが恩師・戸田城聖先生であります。
師は、「信なき言論は煙のごとし」と喝破した言論の闘士であり、戦時中は、日本の軍部政府による2年間の投獄にも断じて屈しませんでした。
70年前、終戦の年に出獄した師は、平和への新たな民衆運動を起こし、「人間革命」の哲理とともに、「地球民族主義」という人類の共生のビジョンを、私たち青年に示されていたのであります。
実は恩師は、ブラジルを深く敬愛し、青年時代、貴国への移住を希望されたこともあるほどです。
地球民族主義の一つの原型を、恩師は、多様な民族が融合する貴国の人間共和に見いだしていたといっても、決して過言ではありません。
ノローニャ・ゴヨス会長は、ブラジル文学の特徴を、「壮大にして、民族、文化の多様性の上からも豊かな表現に富む」と洞察されています。
まさしく、宇宙的なスケールの広がりを持ち、多様性から偉大な創造力を発揮してきたブラジル文学は、人類の宝であります。
私が貴国を初めて訪問したのは1960年10月。
その3カ月前、世界各地の文学者がブラジルに集い合いました。
その折、ブラジル文学界の代表は、日本の作家を大事に迎えてくださり、"東洋的なものも持っているブラジルは、西洋と東洋の文化を融合させる地となって、新たな文化を創造したい"との大志を熱く語られたという交流の秘話もあります。(『作家の自伝15 川端康成』)
こうした開かれたブラジル文化の核心の一つは、「寛容」の精神であるといえないでしょうか。
世界との対話を広げてこられたノローニャ・ゴヨス会長は、「寛容は、人類と環境にとってよりよき未来を志向する上で、さまざまな差異を尊重し合うために必要不可欠であります」と強調されております。私もまったく同感であります。
この点、文学には、あらゆる違いを超え、同じく「生老病死」の苦悩に立ち向かう人間として、理解と共感を深め、寛容の心を育む力があります。
私の恩師も、青年たちと、世界文学を教材として、心広々と人類の精神遺産から学び合いながら、地球文明の未来を展望してくださいました。
会長が尊敬される哲学者ボルテールは、「寛容の精神は兄弟をつくり、不寛容の精神は怪物をつくるかもしれません」(高橋安光編訳『ヴォルテール書簡集』)と喝破しておりました。
"不寛容の怪物"に、断じて世界を蹂躙させてはなりません。
私たちは、貴・作家連盟に脈打つ寛容の精神を掲げて、地球民族の兄弟姉妹の連帯を、さらに創り、広げていきたいと思うのであります。
第二に、私がご報告申し上げたい方は、ブラジル文学アカデミーの故・アタイデ総裁であります。
アタイデ総裁は、ジャーナリストとして、迫害にも怯まず、一生涯、信念のペンを振るい、「世界人権宣言」の起草にも携(たずさ)わられた、人道の巨人であられました。
94歳の総裁が、獅子のごとき気迫と情熱で、私に「一緒に戦いましょう。力を合わせて、人類の歴史を変えましょう!」と呼び掛けてくださったことを、昨日のように思い起こします。
総裁と私が対談の中で語り合った、二つの"人権の武器"があります。
その一つは、万人に最高の尊厳なる生命を見いだし、一人一人が自身の特性を最高に輝かせていけるように励ましていく「慈悲の声」であります。
そして、もう一つは、生命を差別し、抑圧する悪に挑み、自由と平等を擁護していく「正義の言論」であります。
仏法においては『声仏事を為す』(P708、「御義口伝」)とも、『仏は文字に依って衆生を度し給うなり』(P153、「蓮盛抄」)とも説かれます。
アタイデ総裁の不撓不屈の言論闘争を偲びつつ、「慈悲の声」と「正義の言論」を、私もまた、命の限り響かせていきたいと、決意を新たにしております。
そして第三に、私が本日の栄誉を一緒に分かち合いたい方々とは、わがブラジルSGIの同志たちであります。
貴・作家連盟の一員であられた文豪ジョルジェ・アマード先生も、「民衆とともに」という信条を持たれ、SGIの人間主義の民衆運動に、深い共鳴を寄せてくださっておりました。アマード先生は宣言されました。
「民衆の歌には、はてしない希望がある。その叫び声のなかには希望がある」(神代修訳『希望の騎士 革命児プレステス』)と。
私が大好きなブラジルの友には、「明日は新しい日になる」という陽気で前向きな希望が漲っています。ブラジルの民衆精神こそ、大いなる希望(エスペランさ)の太陽そのものでありましょう。
今、世界で、どれほど多くの人々が、また、どれほど多くの青年たちが、「希望の灯火」となる精神の滋養を必要としていることでしょうか。栄光輝く貴・作家連盟の先生方と共々に、私たちは、民衆のはてしない希望の讃歌を、いよいよ轟かせていこうではありませんか!
結びに、貴・作家連盟のますますのご発展と、ブラジル文学の更なる興隆を強く祈って、私の謝辞とさせていただきます。
ムイト・オブリガード!(ポルトガル語で「大変にありがとうございました!」)
未入会の家族に
心から感謝を!
私たちの成長こそ
仏法の最高の証明だ。
椎地四郎殿御書 P1448
『先日御物語の事について彼の人の方へ相尋ね候いし処仰せ候いしが如く少しもちがはず候いき、これにつけてもいよいよはげまして法華経の功徳を得給うべし、師曠が耳離婁が眼のやうに聞見させ給へ』
◇人生の座標
芸術は、まず楽しめばいいんです。初めから頭で「理解」しょうとすると、かえって、わからなくなってしまう。鳥の歌を「理解」しょうという人はいないでしょう。花の野原を「理解」しょうという人はいないでしょう。
もちろん、優れた作品の中には、味わうのに集中と努力が必要なものもある。
☆こころに響く言葉
育ちにくい友情
大人の世界に友情が育ちにくいのは、人生の波にもまれていくうちに、
いつしか利己主義や独善主義におおわれた、醜い生命となってしまうからであろうか。
大人の世界で、一見、友情と見えるものも、一枚、皮をめくると、
打算と憎しみを本体とする利用根性である場合が少なくない。
☆ブラジル作家連盟「在外会員」称号授与式 SGI会長の謝辞
本日、私は、偉大な歴史と伝統を誇り、文化と言論の大光を、世界へ、未来へ送りゆかれる、貴・ブラジル作家連盟より、最高に栄えある「在外会員」の称号を賜りました。
ブラジルを愛してやまぬ言論人の一人として、これに勝る光栄はございません。誠に誠にありがとうございました。
私には、この栄誉を謹んでご報告申し上げたい敬愛する方々がおります。その方々をご紹介しつつ、貴・作家連盟に連ならせていただく意義を、3点にわたり、述べさせていただきたいと思います。
その第一の方は、わが恩師・戸田城聖先生であります。
師は、「信なき言論は煙のごとし」と喝破した言論の闘士であり、戦時中は、日本の軍部政府による2年間の投獄にも断じて屈しませんでした。
70年前、終戦の年に出獄した師は、平和への新たな民衆運動を起こし、「人間革命」の哲理とともに、「地球民族主義」という人類の共生のビジョンを、私たち青年に示されていたのであります。
実は恩師は、ブラジルを深く敬愛し、青年時代、貴国への移住を希望されたこともあるほどです。
地球民族主義の一つの原型を、恩師は、多様な民族が融合する貴国の人間共和に見いだしていたといっても、決して過言ではありません。
ノローニャ・ゴヨス会長は、ブラジル文学の特徴を、「壮大にして、民族、文化の多様性の上からも豊かな表現に富む」と洞察されています。
まさしく、宇宙的なスケールの広がりを持ち、多様性から偉大な創造力を発揮してきたブラジル文学は、人類の宝であります。
私が貴国を初めて訪問したのは1960年10月。
その3カ月前、世界各地の文学者がブラジルに集い合いました。
その折、ブラジル文学界の代表は、日本の作家を大事に迎えてくださり、"東洋的なものも持っているブラジルは、西洋と東洋の文化を融合させる地となって、新たな文化を創造したい"との大志を熱く語られたという交流の秘話もあります。(『作家の自伝15 川端康成』)
こうした開かれたブラジル文化の核心の一つは、「寛容」の精神であるといえないでしょうか。
世界との対話を広げてこられたノローニャ・ゴヨス会長は、「寛容は、人類と環境にとってよりよき未来を志向する上で、さまざまな差異を尊重し合うために必要不可欠であります」と強調されております。私もまったく同感であります。
この点、文学には、あらゆる違いを超え、同じく「生老病死」の苦悩に立ち向かう人間として、理解と共感を深め、寛容の心を育む力があります。
私の恩師も、青年たちと、世界文学を教材として、心広々と人類の精神遺産から学び合いながら、地球文明の未来を展望してくださいました。
会長が尊敬される哲学者ボルテールは、「寛容の精神は兄弟をつくり、不寛容の精神は怪物をつくるかもしれません」(高橋安光編訳『ヴォルテール書簡集』)と喝破しておりました。
"不寛容の怪物"に、断じて世界を蹂躙させてはなりません。
私たちは、貴・作家連盟に脈打つ寛容の精神を掲げて、地球民族の兄弟姉妹の連帯を、さらに創り、広げていきたいと思うのであります。
第二に、私がご報告申し上げたい方は、ブラジル文学アカデミーの故・アタイデ総裁であります。
アタイデ総裁は、ジャーナリストとして、迫害にも怯まず、一生涯、信念のペンを振るい、「世界人権宣言」の起草にも携(たずさ)わられた、人道の巨人であられました。
94歳の総裁が、獅子のごとき気迫と情熱で、私に「一緒に戦いましょう。力を合わせて、人類の歴史を変えましょう!」と呼び掛けてくださったことを、昨日のように思い起こします。
総裁と私が対談の中で語り合った、二つの"人権の武器"があります。
その一つは、万人に最高の尊厳なる生命を見いだし、一人一人が自身の特性を最高に輝かせていけるように励ましていく「慈悲の声」であります。
そして、もう一つは、生命を差別し、抑圧する悪に挑み、自由と平等を擁護していく「正義の言論」であります。
仏法においては『声仏事を為す』(P708、「御義口伝」)とも、『仏は文字に依って衆生を度し給うなり』(P153、「蓮盛抄」)とも説かれます。
アタイデ総裁の不撓不屈の言論闘争を偲びつつ、「慈悲の声」と「正義の言論」を、私もまた、命の限り響かせていきたいと、決意を新たにしております。
そして第三に、私が本日の栄誉を一緒に分かち合いたい方々とは、わがブラジルSGIの同志たちであります。
貴・作家連盟の一員であられた文豪ジョルジェ・アマード先生も、「民衆とともに」という信条を持たれ、SGIの人間主義の民衆運動に、深い共鳴を寄せてくださっておりました。アマード先生は宣言されました。
「民衆の歌には、はてしない希望がある。その叫び声のなかには希望がある」(神代修訳『希望の騎士 革命児プレステス』)と。
私が大好きなブラジルの友には、「明日は新しい日になる」という陽気で前向きな希望が漲っています。ブラジルの民衆精神こそ、大いなる希望(エスペランさ)の太陽そのものでありましょう。
今、世界で、どれほど多くの人々が、また、どれほど多くの青年たちが、「希望の灯火」となる精神の滋養を必要としていることでしょうか。栄光輝く貴・作家連盟の先生方と共々に、私たちは、民衆のはてしない希望の讃歌を、いよいよ轟かせていこうではありませんか!
結びに、貴・作家連盟のますますのご発展と、ブラジル文学の更なる興隆を強く祈って、私の謝辞とさせていただきます。
ムイト・オブリガード!(ポルトガル語で「大変にありがとうございました!」)
2015年7月9日木曜日
2015.07.09 わが友に贈る
いかなる分野であれ
徹し抜いた人は強い。
絶対に負けない。
不屈の努力と執念で
わが最高峰を目指せ!
開目抄上 P192
『仏法を学せん人知恩報恩なかるべしや、仏弟子は必ず四恩をしつて知恩報恩をいたすべし』
◇人生の座標
青空を見て、「ああ素晴らしいな」と思う。川のせせらぎに聞きほれて、耳が洗われたような気持ちになる。その心が、「美」を愛する心であり、芸術・文化の心なのです。
決して特別のことではない。本来、一流の芸術も、自然と同じように「人をくつろがせたり」「生命力を与えてくれる」ものなのです。
☆こころに響く言葉
自己の資質を生かす
心の美しさを輝かせると同時に、個性である自己本来の資質を生かすことを考えることが大切である。
☆世界広布新時代第12回本部幹部会へのメッセージ
きょうは、懐かしい豊中の戸田講堂での関西総会、そして、海外各国のリーダーの皆さん方をお迎えしての本部幹部会、誠におめでとう!
私も妻と「常勝の空」を口ずさみながら、関西家族、SGI家族と一つの心で、すべてを見守っております。
わが創価学会の再建は、昭和20年(1945年)の7月3日、戸田先生の出獄から始まりました。
戦時中、軍部政府の大弾圧は、牧口先生を獄死させ、学会の組織を壊滅させました。戸田先生は空襲の焼け野原に一人立って、広宣流布の第一歩を踏み出されたのです。
この原点から70年──。私たち創価の師弟は、時代を創り、社会を変えてきました。さらに力強く平和の未来を開きゆくために、歴史を転換してきた我らの誉れ高き「常勝の魂」を、ここで三点にわたって宣言したいのであります。
戸田先生が、その最晩年、牧口先生にお見せしたかったと言われた二つの金字塔があります。
一つは、昭和31年(56年)、関西が成し遂げた未曽有の大折伏であり、「"まさか"が実現」の大勝利です。
そして、もう一つは翌年の大阪事件の折、全関西の同志が私と一緒に、恐れなく難に立ち向かってくれた団結であります。
私と関西の友には、いつも熱く燃え上がる共戦の闘魂があった。
それは──大地に根を張った、ありのままの庶民が一番強く、その一人一人の生命の底力を引き出すのが、日蓮仏法である。絶対に信じ合える庶民と庶民が力を合わせ、社会の変革に挑戦するのが、創価学会である。どんな迫害にも、どんな試練にも、関西は決して負けず、断じて勝ち越えてみせるのだ──と。
ゆえに私は、「常勝の魂」の第一として、「民衆の大地の力に恐れるものなし」と申し上げたい。
創価学会は、この関西魂と共に、永遠に民衆の大地に立って、民衆の力を解き放ちながら、世界の民衆と平和・文化・教育の大連帯を築き上げていくのです。
この6月、全国各地で、白ゆりの香りも高き「婦人部総会」の大成功、誠にご苦労さまでした。
そして、華陽姉妹の輝きを増しゆく女子部の新出発、本当におめでとう!
日蓮大聖人は、妙法の声の力を譬えられて、女性門下へ仰せになられました。
『太陽が東の空に昇れば、数多くの星の光は跡形もなく消え去ってしまう』(P1393、趣意、「松野殿後家尼御前御返事」)と。
まさしく題目の音声を朗々と響かせて、幻の虚栄などに惑わされず、いかなる不幸の闇も打ち破っていくのが、創価の女性の「太陽のスクラム」です。
なかんずく、世界一、明るく温かな関西婦人部の励ましには、孤独と不安に凍える友をも蘇生させずにはおかない、希望の光があり、慈愛の熱があります。
私は「常勝の魂」の第二として、「太陽の女性のスクラムほど温かなものはなし」と申し上げたい。皆が常楽我浄の人生を歩みゆける幸福の安全地帯たる、この創価家族の絆に、ますます多くの友を招き迎えていこうではありませんか!
幾たびとなく関西同志と拝してきた「諸法実相抄」には、『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや』(P1360)とあります。
一人の友に妙法を唱え伝えようと、真剣に祈り、語りゆく創価の同志の心にこそ、御本仏の大生命は厳然と、また脈々と流れ通うのです。
ゆえに、広布の大願に生きゆく我らの折伏行は、永久に行き詰まることはありません。
現に今、関西はじめ日本全国、全世界の男女青年部が、壮年部・婦人部の真心あふれる応援を受けながら、「地涌の義」を威風堂々と証明してくれているではないか。
「地涌の人材の大河は尽きることなし」──これこそ、「常勝の魂」の第三なのであります。
この7月3日、おかげさまで、私の全集も完結の運びとなりました。
「出獄と入獄の日」に、師弟不二の勝利の証しとして、恩師に捧げるとともに、これからも、『新・人間革命』をはじめとする執筆を、日々、重ねていく決心であります。
あの大阪事件の時、獄中の私を、わが事のように案じてくださったご家族に、出獄後、感謝を込めて揮豪を贈りました。「正義の戦いは一生続く。助けて勝ち、助けられて進むなり」——と。
私たちは、いよいよ久遠よりの誓いの友と仲良く助け合い、勝ち進もう!
そして自他共に幸福の種を思う存分、蒔きながら、世界へ、未来へ、いやまして常勝不敗の行進を広げてゆこうではありませんか!
終わりに、全同志の無事安穏の日々と福徳爛漫の人生を祈りに祈って、
最極の
正義の勝ちを
万代ヘ
飾り示さん
君と我とで
と贈り、私のメッセージといたします。
皆、朗らかに! お元気で!
徹し抜いた人は強い。
絶対に負けない。
不屈の努力と執念で
わが最高峰を目指せ!
開目抄上 P192
『仏法を学せん人知恩報恩なかるべしや、仏弟子は必ず四恩をしつて知恩報恩をいたすべし』
◇人生の座標
青空を見て、「ああ素晴らしいな」と思う。川のせせらぎに聞きほれて、耳が洗われたような気持ちになる。その心が、「美」を愛する心であり、芸術・文化の心なのです。
決して特別のことではない。本来、一流の芸術も、自然と同じように「人をくつろがせたり」「生命力を与えてくれる」ものなのです。
☆こころに響く言葉
自己の資質を生かす
心の美しさを輝かせると同時に、個性である自己本来の資質を生かすことを考えることが大切である。
☆世界広布新時代第12回本部幹部会へのメッセージ
きょうは、懐かしい豊中の戸田講堂での関西総会、そして、海外各国のリーダーの皆さん方をお迎えしての本部幹部会、誠におめでとう!
私も妻と「常勝の空」を口ずさみながら、関西家族、SGI家族と一つの心で、すべてを見守っております。
わが創価学会の再建は、昭和20年(1945年)の7月3日、戸田先生の出獄から始まりました。
戦時中、軍部政府の大弾圧は、牧口先生を獄死させ、学会の組織を壊滅させました。戸田先生は空襲の焼け野原に一人立って、広宣流布の第一歩を踏み出されたのです。
この原点から70年──。私たち創価の師弟は、時代を創り、社会を変えてきました。さらに力強く平和の未来を開きゆくために、歴史を転換してきた我らの誉れ高き「常勝の魂」を、ここで三点にわたって宣言したいのであります。
戸田先生が、その最晩年、牧口先生にお見せしたかったと言われた二つの金字塔があります。
一つは、昭和31年(56年)、関西が成し遂げた未曽有の大折伏であり、「"まさか"が実現」の大勝利です。
そして、もう一つは翌年の大阪事件の折、全関西の同志が私と一緒に、恐れなく難に立ち向かってくれた団結であります。
私と関西の友には、いつも熱く燃え上がる共戦の闘魂があった。
それは──大地に根を張った、ありのままの庶民が一番強く、その一人一人の生命の底力を引き出すのが、日蓮仏法である。絶対に信じ合える庶民と庶民が力を合わせ、社会の変革に挑戦するのが、創価学会である。どんな迫害にも、どんな試練にも、関西は決して負けず、断じて勝ち越えてみせるのだ──と。
ゆえに私は、「常勝の魂」の第一として、「民衆の大地の力に恐れるものなし」と申し上げたい。
創価学会は、この関西魂と共に、永遠に民衆の大地に立って、民衆の力を解き放ちながら、世界の民衆と平和・文化・教育の大連帯を築き上げていくのです。
この6月、全国各地で、白ゆりの香りも高き「婦人部総会」の大成功、誠にご苦労さまでした。
そして、華陽姉妹の輝きを増しゆく女子部の新出発、本当におめでとう!
日蓮大聖人は、妙法の声の力を譬えられて、女性門下へ仰せになられました。
『太陽が東の空に昇れば、数多くの星の光は跡形もなく消え去ってしまう』(P1393、趣意、「松野殿後家尼御前御返事」)と。
まさしく題目の音声を朗々と響かせて、幻の虚栄などに惑わされず、いかなる不幸の闇も打ち破っていくのが、創価の女性の「太陽のスクラム」です。
なかんずく、世界一、明るく温かな関西婦人部の励ましには、孤独と不安に凍える友をも蘇生させずにはおかない、希望の光があり、慈愛の熱があります。
私は「常勝の魂」の第二として、「太陽の女性のスクラムほど温かなものはなし」と申し上げたい。皆が常楽我浄の人生を歩みゆける幸福の安全地帯たる、この創価家族の絆に、ますます多くの友を招き迎えていこうではありませんか!
幾たびとなく関西同志と拝してきた「諸法実相抄」には、『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや』(P1360)とあります。
一人の友に妙法を唱え伝えようと、真剣に祈り、語りゆく創価の同志の心にこそ、御本仏の大生命は厳然と、また脈々と流れ通うのです。
ゆえに、広布の大願に生きゆく我らの折伏行は、永久に行き詰まることはありません。
現に今、関西はじめ日本全国、全世界の男女青年部が、壮年部・婦人部の真心あふれる応援を受けながら、「地涌の義」を威風堂々と証明してくれているではないか。
「地涌の人材の大河は尽きることなし」──これこそ、「常勝の魂」の第三なのであります。
この7月3日、おかげさまで、私の全集も完結の運びとなりました。
「出獄と入獄の日」に、師弟不二の勝利の証しとして、恩師に捧げるとともに、これからも、『新・人間革命』をはじめとする執筆を、日々、重ねていく決心であります。
あの大阪事件の時、獄中の私を、わが事のように案じてくださったご家族に、出獄後、感謝を込めて揮豪を贈りました。「正義の戦いは一生続く。助けて勝ち、助けられて進むなり」——と。
私たちは、いよいよ久遠よりの誓いの友と仲良く助け合い、勝ち進もう!
そして自他共に幸福の種を思う存分、蒔きながら、世界へ、未来へ、いやまして常勝不敗の行進を広げてゆこうではありませんか!
終わりに、全同志の無事安穏の日々と福徳爛漫の人生を祈りに祈って、
最極の
正義の勝ちを
万代ヘ
飾り示さん
君と我とで
と贈り、私のメッセージといたします。
皆、朗らかに! お元気で!
2015年7月8日水曜日
2015.07.08 わが友に贈る
尊き同志の奮闘を
「仏を敬うが如く」
心から讃えよう!
生命の歓喜から
拡大の波動は広がる!
妙法曼陀羅供養事 P1306
『されば此の良薬を持たん女人等をば此の四人の大菩薩前後左右に立そひて此の女人たたせ給へば此の大菩薩も立たせ給ふ乃至此の女人道を行く時は此の菩薩も道を行き給ふ』
◇人生の座標
読書は「一生の財産」であり、何ものにも代えがたい「心の栄養源」である。そして「万学の基礎」である。読む力なくして、考える力も育たない。自分の世界も広がらない。
また、良き未来は、良き過去に学んでこそ生まれる。
☆こころに響く言葉
真の友情
真の友情は、利己主義や、独善的な人間のなかには芽生えない。たえず、自分を見つめ、成長をはかり、
同時に、友を思い、ときには自分を犠牲にしても相手の幸福を願っていくところにこそ、
真の友情はあると言えよう。本当の友情には、猜疑心や利己心や打算などは微塵もない。
ただ心と心のつながりがあるのみである。これほど純粋で、美しい人間関係は、ほかにはない。
☆ボリビア・ベニ自治大学「名誉博士号」授与式 SGI会長の謝辞
貴・ベニ県をはじめ、ここオリエンテ(ボリビア東部)の天地を、19世紀の貴国の偉大な歴史家コルテスは、高らかに讃えました。
「見よ、オリエンテには、赫々と燃える太陽が昇る」
そして、「美しく明るい光の中心」であるかのように、煌めく光彩が天空を支配する、と。
この"光の中心"オリエンテから昇りゆく「教育の旭日」こそ、貴・国立ベニ自治大学であられます。
本日、貴大学より賜りました輝く名誉学位を、私は何よりもまず、愛する郷土のため、社会のため、国家のため、大誠実を重ねてきた、わが敬愛するボリビアSGIの友と一緒に、分かち合わせていただきたいのであります。
誠に誠にありがとうございました。
ベニ県の紋章には、天然資源を表す豊潤の角、自然の恵みを表す牛や牧草、ゴムの木などとともに、希望あふれる貴国の発展の未来を象徴する「太陽」が描かれております。
太陽の輝きには、混迷の闇を打ち破る「光」があり、生きとし生ける生命を温める「熱」があり、地球の未来を創造しゆく「エネルギー」があります。
本日、「教育の旭日」たる貴大学の誉れある一員とさせていただいた私は、ここに集われた友人たちと、さらなる「光」と「熱」と「エネルギー」を漲らせていきたいと決意しております。
その第一の「光」とは、「民衆の苦悩の闇を打ち破る光」であります。
ベニ県が設置されたのは、1842年の11月18日。そして、125年後の1967年の11月18日、ベニ自治大学は、地域の教育者や住民、さらに高校生たちの力の結集によって創立されたと伺いました。
じつは、「11月18日」は、私たち創価学会にとっても、かけがえのない創立記念日であります。
すなわち、1930年のこの日、先師・牧口常三郎、初代会長と戸田城聖第2代会長によって『創価教育学体系』が発刊され、今年で85周年となります。
そして、第2次世界大戦中、牧口初代会長が、日本の軍部政府の弾圧にも屈することなく、平和と正義の信念を員き通して獄死したのも、1944年のこの日でありました。
先師は、「学は光」を信条とし、その光を限りなく民衆に贈りゆかんとされた人間教育者であります。
貴大学は、開学以来、各分野の多彩な人材を育成し、民衆貢献の「英知の光」を放ってこられた。
したがって、私は本日の栄誉を先師に捧げさせていただく思いであるとともに、貴大学の一員として、先師の信条を継承する決意であります。
本年4月には、医学学科が新設されるなど、貴大学は、人々の健康を守り、生活の向上に寄与する知性のセンターとしても、ますます大きな役割を担われております。
また貴大学は、市民を対象とした環境教育や文化講座の充実、さらにベニ県の各地に、教育・研究施設を設け、経済的に恵まれない多くの青年たちに学問の門戸を開くなど、地域社会への貢献に力を注いでこられました。
昨年の1月、「ベニ史上最大の自然災害」と言われた洪水の際にも、地域の人々と力を合わせ、未曾有の水害を乗り越えてこられたことを、私は胸を熱くして伺いました。
貴国の文豪ディエス・デ・メディナは語りました。
「道を開くために必要なことはなにか。それは、歩み続けることである」
どこまでも民衆と共に、民衆のために──。
私たちは、貴大学をはじめ、貴国の崇高な先生方と手を携えて、民衆の幸福の大道を開くために、どこまでも歩み続けていきたいのであります。
私が心に期する第二点の「熱」とは、「人間の尊厳の文化を築く熱」であります。
いにしえ、高度なラス・ロマス大河文明が栄えたベニには、19世紀の初め、植民地支配からの自由を求めて立ち上がった、先住民の指導者・ムイバの熱血の魂が今も脈打っております。
貴国は、「ボリビア多民族国」との国名に象徴される通り、先住民の権利の拡大と、多様な民族の調和に取り組んでこられました。
「77カ国グループ」の議長国として、貧困や飢餓の撲滅など、世界の人権の向上にリーダーシップを発揮されていることも、よく存じ上げております。
まさしく貴国には、人間の尊厳の文化を築く熱がたぎっているのであります。
貴国の著名な作家メディナチェリの叫びを、私は思い起こします。
「文化のための戦いには、平和・創造・調和がなければならない。それは、慈愛という武器を用いた戦いでなければならない」と。
なかんずく、大切なのは、青年を勝ます慈愛ではないでしょうか。
慈愛の励ましを受けた青年は、必ずや、その熱をもって社会を温め、その熱を何倍にもして未来へ伝えてくれるからであります。
私たちは、教育という普遍の広場で、一人一人の青年を信じ、慈しみ、惜しみなく希望と勇気のエールを送ってまいりたい。
そして、若き知性と情熱の世界市民を育みながら、新たな人間の尊厳の文化、生命の尊厳の文化を築き上げていきたいと思うのであります。
第三の「エネルギ—」とは、「平和と共生の地球社会を創造するエネルギー」であります。
豊かな自然が広がるベニ県は、地球最大の生命の源である大アマゾンの上流に位置し、支流のマモレ川はボリビア有数の河川として、広大な土地を潤している。
ベニ県の美しい歌には詠われています。
「大草原や連山を照らしながら
東天から昇る太陽のように
わが故郷はボリビアにとって
将来性あふれる平和と団結の幸せの地」と。
仏法では「依正不二」といって、「環境(依報)」と「人間(正報)」は、相互に影響を与え合う、一体不二の関係にあると説きます。その仏法の眼から見るならば、壮麗なボリビアの天地は、貴国の民衆の誠実で美しき心を映し出した地といってよいでありましょう。
私が対談した歴史学者のトインビー博士も、貴国ボリビアの雄大な自然に着目していました。
博士が力を込めて語っていた言葉を、私は忘れることができません。
「人類の生存に対する現代の脅威は、人間一人一人の心の中の革命的な変革によってのみ、取り除くことができるものです」と。
環境問題をはじめ、地球的問題群の克服は、まさに人間の内なる変革にかかっております。
この変革の先頭に立ち、人間教育のさらなる充実と発展へ、果敢に挑戦されているのが、尊敬するルイス・サンブラノ総長はじめ、貴大学の先生方であります。
ボリビア文学の巨匠フランツ・タマヨは、毅然と宣言しました。
「ボリビア人の二つの大きな特徴は、『忍耐』と『粘り強さ』である」
この不屈の「忍耐」と「粘り強さ」という、最強にして不滅のエネルギーを、いやまして発揮しながら、私たちは、平和と共生の地球社会を断固として創造していこうではありませんか。
最後に、貴大学のますますの栄光と発展、そして、本日ご臨席の皆様方のご健康を心よりお祈り申し上げ、御礼とさせていただきます。ムーチャス・グラシアス!(スペイン語で「大変にありがとうございました!」)
「仏を敬うが如く」
心から讃えよう!
生命の歓喜から
拡大の波動は広がる!
妙法曼陀羅供養事 P1306
『されば此の良薬を持たん女人等をば此の四人の大菩薩前後左右に立そひて此の女人たたせ給へば此の大菩薩も立たせ給ふ乃至此の女人道を行く時は此の菩薩も道を行き給ふ』
◇人生の座標
読書は「一生の財産」であり、何ものにも代えがたい「心の栄養源」である。そして「万学の基礎」である。読む力なくして、考える力も育たない。自分の世界も広がらない。
また、良き未来は、良き過去に学んでこそ生まれる。
☆こころに響く言葉
真の友情
真の友情は、利己主義や、独善的な人間のなかには芽生えない。たえず、自分を見つめ、成長をはかり、
同時に、友を思い、ときには自分を犠牲にしても相手の幸福を願っていくところにこそ、
真の友情はあると言えよう。本当の友情には、猜疑心や利己心や打算などは微塵もない。
ただ心と心のつながりがあるのみである。これほど純粋で、美しい人間関係は、ほかにはない。
☆ボリビア・ベニ自治大学「名誉博士号」授与式 SGI会長の謝辞
貴・ベニ県をはじめ、ここオリエンテ(ボリビア東部)の天地を、19世紀の貴国の偉大な歴史家コルテスは、高らかに讃えました。
「見よ、オリエンテには、赫々と燃える太陽が昇る」
そして、「美しく明るい光の中心」であるかのように、煌めく光彩が天空を支配する、と。
この"光の中心"オリエンテから昇りゆく「教育の旭日」こそ、貴・国立ベニ自治大学であられます。
本日、貴大学より賜りました輝く名誉学位を、私は何よりもまず、愛する郷土のため、社会のため、国家のため、大誠実を重ねてきた、わが敬愛するボリビアSGIの友と一緒に、分かち合わせていただきたいのであります。
誠に誠にありがとうございました。
ベニ県の紋章には、天然資源を表す豊潤の角、自然の恵みを表す牛や牧草、ゴムの木などとともに、希望あふれる貴国の発展の未来を象徴する「太陽」が描かれております。
太陽の輝きには、混迷の闇を打ち破る「光」があり、生きとし生ける生命を温める「熱」があり、地球の未来を創造しゆく「エネルギー」があります。
本日、「教育の旭日」たる貴大学の誉れある一員とさせていただいた私は、ここに集われた友人たちと、さらなる「光」と「熱」と「エネルギー」を漲らせていきたいと決意しております。
その第一の「光」とは、「民衆の苦悩の闇を打ち破る光」であります。
ベニ県が設置されたのは、1842年の11月18日。そして、125年後の1967年の11月18日、ベニ自治大学は、地域の教育者や住民、さらに高校生たちの力の結集によって創立されたと伺いました。
じつは、「11月18日」は、私たち創価学会にとっても、かけがえのない創立記念日であります。
すなわち、1930年のこの日、先師・牧口常三郎、初代会長と戸田城聖第2代会長によって『創価教育学体系』が発刊され、今年で85周年となります。
そして、第2次世界大戦中、牧口初代会長が、日本の軍部政府の弾圧にも屈することなく、平和と正義の信念を員き通して獄死したのも、1944年のこの日でありました。
先師は、「学は光」を信条とし、その光を限りなく民衆に贈りゆかんとされた人間教育者であります。
貴大学は、開学以来、各分野の多彩な人材を育成し、民衆貢献の「英知の光」を放ってこられた。
したがって、私は本日の栄誉を先師に捧げさせていただく思いであるとともに、貴大学の一員として、先師の信条を継承する決意であります。
本年4月には、医学学科が新設されるなど、貴大学は、人々の健康を守り、生活の向上に寄与する知性のセンターとしても、ますます大きな役割を担われております。
また貴大学は、市民を対象とした環境教育や文化講座の充実、さらにベニ県の各地に、教育・研究施設を設け、経済的に恵まれない多くの青年たちに学問の門戸を開くなど、地域社会への貢献に力を注いでこられました。
昨年の1月、「ベニ史上最大の自然災害」と言われた洪水の際にも、地域の人々と力を合わせ、未曾有の水害を乗り越えてこられたことを、私は胸を熱くして伺いました。
貴国の文豪ディエス・デ・メディナは語りました。
「道を開くために必要なことはなにか。それは、歩み続けることである」
どこまでも民衆と共に、民衆のために──。
私たちは、貴大学をはじめ、貴国の崇高な先生方と手を携えて、民衆の幸福の大道を開くために、どこまでも歩み続けていきたいのであります。
私が心に期する第二点の「熱」とは、「人間の尊厳の文化を築く熱」であります。
いにしえ、高度なラス・ロマス大河文明が栄えたベニには、19世紀の初め、植民地支配からの自由を求めて立ち上がった、先住民の指導者・ムイバの熱血の魂が今も脈打っております。
貴国は、「ボリビア多民族国」との国名に象徴される通り、先住民の権利の拡大と、多様な民族の調和に取り組んでこられました。
「77カ国グループ」の議長国として、貧困や飢餓の撲滅など、世界の人権の向上にリーダーシップを発揮されていることも、よく存じ上げております。
まさしく貴国には、人間の尊厳の文化を築く熱がたぎっているのであります。
貴国の著名な作家メディナチェリの叫びを、私は思い起こします。
「文化のための戦いには、平和・創造・調和がなければならない。それは、慈愛という武器を用いた戦いでなければならない」と。
なかんずく、大切なのは、青年を勝ます慈愛ではないでしょうか。
慈愛の励ましを受けた青年は、必ずや、その熱をもって社会を温め、その熱を何倍にもして未来へ伝えてくれるからであります。
私たちは、教育という普遍の広場で、一人一人の青年を信じ、慈しみ、惜しみなく希望と勇気のエールを送ってまいりたい。
そして、若き知性と情熱の世界市民を育みながら、新たな人間の尊厳の文化、生命の尊厳の文化を築き上げていきたいと思うのであります。
第三の「エネルギ—」とは、「平和と共生の地球社会を創造するエネルギー」であります。
豊かな自然が広がるベニ県は、地球最大の生命の源である大アマゾンの上流に位置し、支流のマモレ川はボリビア有数の河川として、広大な土地を潤している。
ベニ県の美しい歌には詠われています。
「大草原や連山を照らしながら
東天から昇る太陽のように
わが故郷はボリビアにとって
将来性あふれる平和と団結の幸せの地」と。
仏法では「依正不二」といって、「環境(依報)」と「人間(正報)」は、相互に影響を与え合う、一体不二の関係にあると説きます。その仏法の眼から見るならば、壮麗なボリビアの天地は、貴国の民衆の誠実で美しき心を映し出した地といってよいでありましょう。
私が対談した歴史学者のトインビー博士も、貴国ボリビアの雄大な自然に着目していました。
博士が力を込めて語っていた言葉を、私は忘れることができません。
「人類の生存に対する現代の脅威は、人間一人一人の心の中の革命的な変革によってのみ、取り除くことができるものです」と。
環境問題をはじめ、地球的問題群の克服は、まさに人間の内なる変革にかかっております。
この変革の先頭に立ち、人間教育のさらなる充実と発展へ、果敢に挑戦されているのが、尊敬するルイス・サンブラノ総長はじめ、貴大学の先生方であります。
ボリビア文学の巨匠フランツ・タマヨは、毅然と宣言しました。
「ボリビア人の二つの大きな特徴は、『忍耐』と『粘り強さ』である」
この不屈の「忍耐」と「粘り強さ」という、最強にして不滅のエネルギーを、いやまして発揮しながら、私たちは、平和と共生の地球社会を断固として創造していこうではありませんか。
最後に、貴大学のますますの栄光と発展、そして、本日ご臨席の皆様方のご健康を心よりお祈り申し上げ、御礼とさせていただきます。ムーチャス・グラシアス!(スペイン語で「大変にありがとうございました!」)
2015年7月7日火曜日
2015.07.07 わが友に贈る
清らかな心と勇気で
友情の薫風を広げる
白蓮グループの友よ!
断じて皆が幸福に。
無上の青春を歩み抜け!
富木尼御前御返事 P975
『ときどの(富木殿)の御物がたり候はこのはわのなげきのなかにりんずうのよくをはせしと尼がよくあたりかんびやうせし事のうれしさいつのよにわするべしともをぼえずとよろこばれ候なり』
◇人生の座標
一個の人間が、一生に経験することには限りがある。しかし、読書によって、他の人が経験したことを、自分のものとすることができる。人生の深さ、世間の広さを知り、人間を洞察し、社会を見る目を養うことができるといってよい。
☆こころに響く言葉
澄んだ明るい瞳に心の輝き
個性のにじみ出た、気品のある美しさは、その人の心の輝きと言える。
心のやさしい人は、誰からも愛され信頼されて、その美しさは目にあらわれる。
目は心の窓である。清らかに澄んだ明るい瞳ほど、美しさを感じさせるものはない。
☆日中青年友好フォーラム 名誉会長のメッセージ
本日は、北東アジアに希望あふれる友情の連帯を広げゆく、意義深きフォーラムの開催、誠におめでとうございます。
素晴らしい会場を提供し、諸準備に当たってくださった、大連工業大学の葛継平(かつけいへい)党委書記、また任文東(にんぶんとう)副学長をはじめ、諸先生方のご厚情に心より感謝申し上げます。
私は、これまで10度にわたって、貴国にお招きいただき、各地で幾多の忘れ得ぬ出会いを結ぶことができました。今再び、貴国を訪問の折には、何としてもお伺いしたいと、心に抱いてきたのが、貴・大連の天地であります。
仏法者として、この地で戦禍の犠牲になられた方々の追善をさせていただきたい。そして、新時代の中国を牽引されゆく、この地の若人たちと平和への対話を深めたいと願ってまいりました。
今日は、この私の心を携えた青年交流団が、大連の皆様方に熱烈歓迎をいただき、感無量であります。
70年前、貴国をはじめアジアの民衆を蹂躙し、日本各地も焦土と化した戦争が、ようやく終結した年、私は17歳でした。
戦争の非道と悲惨を若き命に刻みつけた私には、続く未来の世代に、この苦しみだけは絶対に味わわせたくないという痛切な思いがありました。
やがて、日本の軍国主義の2年間の投獄に屈せず、正義の信念を貫き通した戸田城聖先生を師匠と仰ぎ、私は平和の民衆運動に身を投じたのです。
当時、師のもとで、貴国の大哲人・天台大師が展開した、『変毒為薬(毒を変じて薬と為(な)す)』という法理を学びました。
どんなマイナスもプラスに転じていける力が、私たちの生命の一念に厳然と具わっていることを示した晢学であります。この大いなる希望を、分断から友情へ、不信から信頼へ、戦争から平和へ、人類史の大転換を願って、私たちは一貫して、対話と交流を積み重ねてきました。
貴国との間にも、もはや絶対に崩れざる民衆の友好を築くことができたと、私は確信いたします。その一つの証しが"桜花の縁"ではないでしようか。
1974年12月、敬愛してやまない周恩来総理とお会いした折、総理は日本留学から帰国する際に仰いだ桜の思い出を語ってくださいました。
その周総理のお心を偲び、私は創価大学のキャンパスに「周桜」の植樹を提案し、貴国からお迎えした1期生の国費留学生と創価大学の学生が一緒になって植えたのです。
見事な大樹と育った周桜の観桜会は、毎春、学生たちの手で、30年以上にわたって催されてきました。折あるごとに、周総理の令姪であられる周秉徳先生など、貴国の縁の方々も出席してくださっております。
光栄にも、こうした桜に寄せる心を深く汲んでくださり、大連芸術学院では、素晴らしきオペラ「桜の魂」を創作してくださいました。
その卓越した芸術性と、平和を謳い上げる友誼の心に、大きな感動が広がっていると伺っております。
尊敬申し上ける王賢俊(おうけんしゅん)理事長をはじめ、大連芸術学院の皆様方に、この席をお借りして、あらためて御礼を申し上げたいのであります。
かつて、戦争中の日本では、桜さえも、青年を戦争へ駆り立てる道具に使われました。散り際が美しい「桜」が、戦場での「潔い死」の象徴に仕立て上げられたのです。
しかし、今、その桜は、「死」の象徴ではなく、「生」の象徴に変わりました。そして、「戦争美化」の象徴ではなく、「平和讃歌」の象徴として、国を越えて友誼の花を咲き薫らせているのであります。
日本留学中の周恩来総理は、若き日の日記に、こう綴られました。
「われわれは勇気を奮い起こし、小さな困難に立ち向かわなければならない。さもなければ、これらの小さな困難が拡大して大きな困難になる」(矢吹晋編、鈴木博訳『周恩来「十九歳の東京日記」』)
一衣帯水の中国と日本の両国の間に、いかなる困難な課題が立ちはだかろうとも、勇気を奮い起こし、「推己及人(すいこきゅうじん=人の身になって推し量る)の心で協力し合い、学び合いながら、立ち向かっていくならば、断じて乗り越えることができます。
なかんずく、青年と青年が手を取り合い、教育・文化の次元で交流を持続くしていくならば、何があろうとも一切を必ず「変毒為薬」できると、私は申し上けたいのであります。
大連中日教育文化交流協会の趙亜平(ちょうあへい)会長は、「健全かつ安定した中日関係は、既に、アジアと世界の平和と安定の鍵をにぎっている」と明言されています。
そして、「人間性に基づく晢学的思考」と「教育面における努力」を両輪として友誼の橋を強くしていこうと呼びかけておられます。
私は、趙会長の慧眼に全面的に賛同いたします。
人民こそが、青年こそが歴史創造の主役です。
だからこそ、人間主義の教育をもって、中国と日本、北東アジアを心の絆で結びゆく人材群をさらに成していきたいと思うのであります。
本日、ここに集われた青年の皆様方! そして、教育を担われる先生方!
共々に、今ここに描かれた麗しき「友好の縮図」を各界各地に広げ、未来へと継承して、爛漫たる平和と繁栄の桜花を咲かせゆこうではありませんか!
友情の薫風を広げる
白蓮グループの友よ!
断じて皆が幸福に。
無上の青春を歩み抜け!
富木尼御前御返事 P975
『ときどの(富木殿)の御物がたり候はこのはわのなげきのなかにりんずうのよくをはせしと尼がよくあたりかんびやうせし事のうれしさいつのよにわするべしともをぼえずとよろこばれ候なり』
◇人生の座標
一個の人間が、一生に経験することには限りがある。しかし、読書によって、他の人が経験したことを、自分のものとすることができる。人生の深さ、世間の広さを知り、人間を洞察し、社会を見る目を養うことができるといってよい。
☆こころに響く言葉
澄んだ明るい瞳に心の輝き
個性のにじみ出た、気品のある美しさは、その人の心の輝きと言える。
心のやさしい人は、誰からも愛され信頼されて、その美しさは目にあらわれる。
目は心の窓である。清らかに澄んだ明るい瞳ほど、美しさを感じさせるものはない。
☆日中青年友好フォーラム 名誉会長のメッセージ
本日は、北東アジアに希望あふれる友情の連帯を広げゆく、意義深きフォーラムの開催、誠におめでとうございます。
素晴らしい会場を提供し、諸準備に当たってくださった、大連工業大学の葛継平(かつけいへい)党委書記、また任文東(にんぶんとう)副学長をはじめ、諸先生方のご厚情に心より感謝申し上げます。
私は、これまで10度にわたって、貴国にお招きいただき、各地で幾多の忘れ得ぬ出会いを結ぶことができました。今再び、貴国を訪問の折には、何としてもお伺いしたいと、心に抱いてきたのが、貴・大連の天地であります。
仏法者として、この地で戦禍の犠牲になられた方々の追善をさせていただきたい。そして、新時代の中国を牽引されゆく、この地の若人たちと平和への対話を深めたいと願ってまいりました。
今日は、この私の心を携えた青年交流団が、大連の皆様方に熱烈歓迎をいただき、感無量であります。
70年前、貴国をはじめアジアの民衆を蹂躙し、日本各地も焦土と化した戦争が、ようやく終結した年、私は17歳でした。
戦争の非道と悲惨を若き命に刻みつけた私には、続く未来の世代に、この苦しみだけは絶対に味わわせたくないという痛切な思いがありました。
やがて、日本の軍国主義の2年間の投獄に屈せず、正義の信念を貫き通した戸田城聖先生を師匠と仰ぎ、私は平和の民衆運動に身を投じたのです。
当時、師のもとで、貴国の大哲人・天台大師が展開した、『変毒為薬(毒を変じて薬と為(な)す)』という法理を学びました。
どんなマイナスもプラスに転じていける力が、私たちの生命の一念に厳然と具わっていることを示した晢学であります。この大いなる希望を、分断から友情へ、不信から信頼へ、戦争から平和へ、人類史の大転換を願って、私たちは一貫して、対話と交流を積み重ねてきました。
貴国との間にも、もはや絶対に崩れざる民衆の友好を築くことができたと、私は確信いたします。その一つの証しが"桜花の縁"ではないでしようか。
1974年12月、敬愛してやまない周恩来総理とお会いした折、総理は日本留学から帰国する際に仰いだ桜の思い出を語ってくださいました。
その周総理のお心を偲び、私は創価大学のキャンパスに「周桜」の植樹を提案し、貴国からお迎えした1期生の国費留学生と創価大学の学生が一緒になって植えたのです。
見事な大樹と育った周桜の観桜会は、毎春、学生たちの手で、30年以上にわたって催されてきました。折あるごとに、周総理の令姪であられる周秉徳先生など、貴国の縁の方々も出席してくださっております。
光栄にも、こうした桜に寄せる心を深く汲んでくださり、大連芸術学院では、素晴らしきオペラ「桜の魂」を創作してくださいました。
その卓越した芸術性と、平和を謳い上げる友誼の心に、大きな感動が広がっていると伺っております。
尊敬申し上ける王賢俊(おうけんしゅん)理事長をはじめ、大連芸術学院の皆様方に、この席をお借りして、あらためて御礼を申し上げたいのであります。
かつて、戦争中の日本では、桜さえも、青年を戦争へ駆り立てる道具に使われました。散り際が美しい「桜」が、戦場での「潔い死」の象徴に仕立て上げられたのです。
しかし、今、その桜は、「死」の象徴ではなく、「生」の象徴に変わりました。そして、「戦争美化」の象徴ではなく、「平和讃歌」の象徴として、国を越えて友誼の花を咲き薫らせているのであります。
日本留学中の周恩来総理は、若き日の日記に、こう綴られました。
「われわれは勇気を奮い起こし、小さな困難に立ち向かわなければならない。さもなければ、これらの小さな困難が拡大して大きな困難になる」(矢吹晋編、鈴木博訳『周恩来「十九歳の東京日記」』)
一衣帯水の中国と日本の両国の間に、いかなる困難な課題が立ちはだかろうとも、勇気を奮い起こし、「推己及人(すいこきゅうじん=人の身になって推し量る)の心で協力し合い、学び合いながら、立ち向かっていくならば、断じて乗り越えることができます。
なかんずく、青年と青年が手を取り合い、教育・文化の次元で交流を持続くしていくならば、何があろうとも一切を必ず「変毒為薬」できると、私は申し上けたいのであります。
大連中日教育文化交流協会の趙亜平(ちょうあへい)会長は、「健全かつ安定した中日関係は、既に、アジアと世界の平和と安定の鍵をにぎっている」と明言されています。
そして、「人間性に基づく晢学的思考」と「教育面における努力」を両輪として友誼の橋を強くしていこうと呼びかけておられます。
私は、趙会長の慧眼に全面的に賛同いたします。
人民こそが、青年こそが歴史創造の主役です。
だからこそ、人間主義の教育をもって、中国と日本、北東アジアを心の絆で結びゆく人材群をさらに成していきたいと思うのであります。
本日、ここに集われた青年の皆様方! そして、教育を担われる先生方!
共々に、今ここに描かれた麗しき「友好の縮図」を各界各地に広げ、未来へと継承して、爛漫たる平和と繁栄の桜花を咲かせゆこうではありませんか!
2015年7月6日月曜日
2015.07.06 わが友に贈る
◇今週のことば
妙法への大確信。
慈折広布の大誓願。
強き一念の祈りは
必ず道を開く。
地涌の大力を出だせ!
2015年07月06日
御義口伝巻上 P725
『一念三千も信の一字より起り三世の諸仏の成道も信の一字より起るなり、此の信の字元品の無明を切る利剣なり』
◇人生の座標
いくら"活字離れ"がいわれても、否"活字離れ"の時代であればあるほど私は、時流に抗して古典や名作と一度も本気で格闘したことのない青春は、何と寂しく、みすぼらしいものかと、訴えておきたいのであります。
☆こころに響く言葉
幸福・平和は友情の連帯から
幸福や平和——それは宣伝から生まれない。友情厚い、一対一の対話から生まれるものだ。
社交は一対一ではなく、一対多のその場限りの関係であるが、一対一の関係である友情を育てるのには、
時間がかかる。辛抱強くいく以外に方法はない。組織であれ何であれ、社交的連帯は根なし草である。
友情の連帯こそ真実なのである。
☆青年不戦サミット 名誉会長のメッセージ
混迷深まる時代にあって、「真にあるべき変化」をもたらすことができる希望は何か——。それは「青年」であります。
このことは、私が、沖縄でお会いした核時代平和財団のクリーガー会長との対談集の結びで深く一致した点でした。
今、わが後継の青年部の諸君が、「SOKAグローバルアクション」の活動に若き情熱と英知を注ぎ、信頼と共感の輪を社会に大きく広げている姿こそ、何よりも頼もしい希望であります。
そのスクラムの中核を担い立ってきた、沖縄、広島、長崎の青年部の皆さんの活躍を、「誉れの青春、ここにあり」と、最大に讃えたい思いでいっぱいです。
私は、戦後20年を期して、ライフワークである小説『人間革命』の連載を開始しました。その冒頭を、ここ沖縄の天地で綴りました。
「戦争ほど、残酷なものはない。
戦争ほど、悲惨なものはない」
約20万人の尊い命が失われた沖縄戦の悲劇、そして広島と長崎への原爆投下から70年となる本年、私はこの言葉を、師弟の精神の"印綬"として青年部の皆さんに託したい。その上で、一つの提案をしたいと思います。
戦後70年という節目を機に、「戦争と核兵器のない世界」への時代変革の波を、さらに力強く巻き起こす決意を込めて、今回の沖縄での集いから、この3県平和サミットを「青年不戦サミット」との名称で、新たにスタートしてはどうだろうか。
平和の世紀も、人道の世紀の建設も、「不戦の誓い」こそが一切の基盤となります。その誓いが社会の中軸にあってこそ、人類はエゴと憎悪を乗り越え、戦乱と紛争の悲劇の歴史を、平和と共生の時代へと転換していけるでありましょう。
「命(ぬち)どぅ宝」(命こそ宝)という沖縄の心、そして「生命尊厳」の仏法哲理を体した皆さん方が、この不戦の誓いの先頭に立つ旗手であります。
戦争の悲惨を、誰にも味わわせてはならない——この沖縄と広島と長崎で受け継がれてきた平和への痛切なる決意、そして、牧口先生、戸田先生の大精神を、青年部の皆さんが"希望の当体"となって、21世紀の世界で大きく実らせゆくことを、私はどこまでも信じてやみません。
世界の平和も、「一人」が勇気を奮い起こし、目の前の「一人」のために心を尽くすことから始まる。そして、その行動の連鎖が、やがて人々の心を「一つ」につなげていく——。
3月に沖縄で行われた世界青年平和大会のテーマ曲、「ONE(ワン)」の題名に込められた思いは、まさに小説『人間革命』に流れる主旋律と響き合うものにほかなりません。
沖縄青年部が、この「ONE」をキーワードにした新しい平和運動を進めるなか、来月に、私の大切な友人である平和学者のスベレ・ルードガルド博士を沖縄に招いて、講演会を行うことを伺いました。
ルードガルド博士が誕生されたのは、母国ノルウェーを占領していたナチスが降伏する直前の1945年4月6日。沖縄青年部の皆さんが「戦争体験の継承」を固く誓う沖縄戦が始まって間もない頃です。
初めてお会いした時、博士は、ナチスの圧政に抵抗し、民衆の心に勇気を灯し続けた詩人エーヴェルランのことを、ノルウェーの誇りであると強調されていました。投獄されてもなお、「わたくしの心の中には春の泉がある!」(林穣二訳『世界名詩集大成15 北欧・東欧編』)と叫んだエーヴェルランの詩を、私が牧口先生、戸田先生の獄中闘争に思いを馳せながら読み上げた時、ルードガルド博士が真剣な眼差しで耳を傾けておられた姿が忘れられません。
この偉大な先人の精神に連なり、平和探究の道を歩まれた博士が、尊敬する人物の一人として挙げていたのが、隣国のスウェーデンで世界初の軍縮大臣となったアルバ・ミュルダールさんでした。
冷戦対立が深まる時代にあって、国連の軍縮会議の68人のメンバー中、唯一の女性として11年間にわたり交渉に臨んだミュルダールさんは、状況が悪化した時も絶望することなく提言を続けました。「諦めるのは人間にはふさわしくない行為」(アンゲリーカ・U・ロイッター/アンネ・リュッファー『ピース・ウーマン』松野泰子/上浦倫人訳)というのが、その信条だったからです。
"軍縮運動の良心"と呼ばれた彼女が生涯を閉じた時、ある新聞は、次のような言葉を記事に綴ったといいます。
「語れ、まだ唇を持つ者ども
言葉は太陽になれる
言葉は河になれる
言葉は扉を開き、橋を架けることができる」(同)
わが後継の青年部の皆さんも、御聖訓に『言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり』(P563、「三世諸仏総勘文教相廃立」)とある通り、「正義の声」「信念の声」「勇気の声」を、自分の今いる場所でいやまして力強く響かせながら、尊き使命の大道を賢く朗らかに歩み抜いていただきたい。
いよいよ、青年部がすべてを担い立つ時代に入りました。
8月の広島での「核兵器廃絶のための世界青年サミット」、そして9月の長崎での「SGI世界青年平和会議」の大勝利を、万事よろしく頼みます。
沖縄、広島、長崎の青年部の「誓いの連帯」、万歳!
妙法への大確信。
慈折広布の大誓願。
強き一念の祈りは
必ず道を開く。
地涌の大力を出だせ!
2015年07月06日
御義口伝巻上 P725
『一念三千も信の一字より起り三世の諸仏の成道も信の一字より起るなり、此の信の字元品の無明を切る利剣なり』
◇人生の座標
いくら"活字離れ"がいわれても、否"活字離れ"の時代であればあるほど私は、時流に抗して古典や名作と一度も本気で格闘したことのない青春は、何と寂しく、みすぼらしいものかと、訴えておきたいのであります。
☆こころに響く言葉
幸福・平和は友情の連帯から
幸福や平和——それは宣伝から生まれない。友情厚い、一対一の対話から生まれるものだ。
社交は一対一ではなく、一対多のその場限りの関係であるが、一対一の関係である友情を育てるのには、
時間がかかる。辛抱強くいく以外に方法はない。組織であれ何であれ、社交的連帯は根なし草である。
友情の連帯こそ真実なのである。
☆青年不戦サミット 名誉会長のメッセージ
混迷深まる時代にあって、「真にあるべき変化」をもたらすことができる希望は何か——。それは「青年」であります。
このことは、私が、沖縄でお会いした核時代平和財団のクリーガー会長との対談集の結びで深く一致した点でした。
今、わが後継の青年部の諸君が、「SOKAグローバルアクション」の活動に若き情熱と英知を注ぎ、信頼と共感の輪を社会に大きく広げている姿こそ、何よりも頼もしい希望であります。
そのスクラムの中核を担い立ってきた、沖縄、広島、長崎の青年部の皆さんの活躍を、「誉れの青春、ここにあり」と、最大に讃えたい思いでいっぱいです。
私は、戦後20年を期して、ライフワークである小説『人間革命』の連載を開始しました。その冒頭を、ここ沖縄の天地で綴りました。
「戦争ほど、残酷なものはない。
戦争ほど、悲惨なものはない」
約20万人の尊い命が失われた沖縄戦の悲劇、そして広島と長崎への原爆投下から70年となる本年、私はこの言葉を、師弟の精神の"印綬"として青年部の皆さんに託したい。その上で、一つの提案をしたいと思います。
戦後70年という節目を機に、「戦争と核兵器のない世界」への時代変革の波を、さらに力強く巻き起こす決意を込めて、今回の沖縄での集いから、この3県平和サミットを「青年不戦サミット」との名称で、新たにスタートしてはどうだろうか。
平和の世紀も、人道の世紀の建設も、「不戦の誓い」こそが一切の基盤となります。その誓いが社会の中軸にあってこそ、人類はエゴと憎悪を乗り越え、戦乱と紛争の悲劇の歴史を、平和と共生の時代へと転換していけるでありましょう。
「命(ぬち)どぅ宝」(命こそ宝)という沖縄の心、そして「生命尊厳」の仏法哲理を体した皆さん方が、この不戦の誓いの先頭に立つ旗手であります。
戦争の悲惨を、誰にも味わわせてはならない——この沖縄と広島と長崎で受け継がれてきた平和への痛切なる決意、そして、牧口先生、戸田先生の大精神を、青年部の皆さんが"希望の当体"となって、21世紀の世界で大きく実らせゆくことを、私はどこまでも信じてやみません。
世界の平和も、「一人」が勇気を奮い起こし、目の前の「一人」のために心を尽くすことから始まる。そして、その行動の連鎖が、やがて人々の心を「一つ」につなげていく——。
3月に沖縄で行われた世界青年平和大会のテーマ曲、「ONE(ワン)」の題名に込められた思いは、まさに小説『人間革命』に流れる主旋律と響き合うものにほかなりません。
沖縄青年部が、この「ONE」をキーワードにした新しい平和運動を進めるなか、来月に、私の大切な友人である平和学者のスベレ・ルードガルド博士を沖縄に招いて、講演会を行うことを伺いました。
ルードガルド博士が誕生されたのは、母国ノルウェーを占領していたナチスが降伏する直前の1945年4月6日。沖縄青年部の皆さんが「戦争体験の継承」を固く誓う沖縄戦が始まって間もない頃です。
初めてお会いした時、博士は、ナチスの圧政に抵抗し、民衆の心に勇気を灯し続けた詩人エーヴェルランのことを、ノルウェーの誇りであると強調されていました。投獄されてもなお、「わたくしの心の中には春の泉がある!」(林穣二訳『世界名詩集大成15 北欧・東欧編』)と叫んだエーヴェルランの詩を、私が牧口先生、戸田先生の獄中闘争に思いを馳せながら読み上げた時、ルードガルド博士が真剣な眼差しで耳を傾けておられた姿が忘れられません。
この偉大な先人の精神に連なり、平和探究の道を歩まれた博士が、尊敬する人物の一人として挙げていたのが、隣国のスウェーデンで世界初の軍縮大臣となったアルバ・ミュルダールさんでした。
冷戦対立が深まる時代にあって、国連の軍縮会議の68人のメンバー中、唯一の女性として11年間にわたり交渉に臨んだミュルダールさんは、状況が悪化した時も絶望することなく提言を続けました。「諦めるのは人間にはふさわしくない行為」(アンゲリーカ・U・ロイッター/アンネ・リュッファー『ピース・ウーマン』松野泰子/上浦倫人訳)というのが、その信条だったからです。
"軍縮運動の良心"と呼ばれた彼女が生涯を閉じた時、ある新聞は、次のような言葉を記事に綴ったといいます。
「語れ、まだ唇を持つ者ども
言葉は太陽になれる
言葉は河になれる
言葉は扉を開き、橋を架けることができる」(同)
わが後継の青年部の皆さんも、御聖訓に『言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり』(P563、「三世諸仏総勘文教相廃立」)とある通り、「正義の声」「信念の声」「勇気の声」を、自分の今いる場所でいやまして力強く響かせながら、尊き使命の大道を賢く朗らかに歩み抜いていただきたい。
いよいよ、青年部がすべてを担い立つ時代に入りました。
8月の広島での「核兵器廃絶のための世界青年サミット」、そして9月の長崎での「SGI世界青年平和会議」の大勝利を、万事よろしく頼みます。
沖縄、広島、長崎の青年部の「誓いの連帯」、万歳!
2015年7月5日日曜日
2015.07.05 わが友に贈る
家族で一緒に
会合へ参加しよう!
信心の触発と決意が
一家和楽の原動力だ。
共に幸福の大道を!
祈祷抄 P1347
『されば法華経の行者の祈る祈は響の音に応ずるがごとし影の体にそえるがごとし、すめる水に月のうつるがごとし方諸の水をまねくがごとし磁石の鉄をすうがごとし琥珀の塵をとるがごとし、あきらかなる鏡の物の色をうかぶるがごとし』
◇人生の座標
文学は、人間の思想上の重大な位置を占めているのです。その影響力は、人間の生き方の深いところにまで及ぶ。だから、文学を読まず、思索をせず、ただ政治や経済や科学といった次元だけでは、人類は大変な損失を被ることになるでしょう。
☆こころに響く言葉
年とともに自分なりの美しさを
女性の美しさとは、十代には十代の美しさ、三十代には三十代の美しさ、
五十代には五十代の美しさがある。それぞれの年代に応じて、それぞれの美しさがあるとすれば、
年をとるにしたがって内奥から輝き出る美しさを発揮する人こそ、本当の美人というものであろう。
そうした自分なりの美しさを知り、それをぞんぶんに強調していくことが、
女性としての身だしなみのポイントではなかろうか。
☆世界広布新時代第20回各部代表者会議 名誉会長がメッセージ
世界広布新時代第20回の各部代表者会議が22日、東京・新宿区の常勝会館(本部第2別館内)で行われた。
これには池田名誉会長がメッセージを贈り、毎日、日本全国、全世界から届く、妙法流布の尊き報告に感謝を述べ、とりわけ、男女青年部のはつらつとした前進と各地のリーダーの率先の奮闘を心から賞讃した。
ここで、22日が、1963年(昭和38年)に名誉会長が奄美大島を初訪問し、奄美総支部が結成された「奄美の日」であることに言及した。
さらに、23日が「沖縄慰霊の日」であることに触れ、70年前の沖縄戦で犠牲になられた全ての方々を懇ろに追善させていただいていると述べた。
次に名誉会長は、連載中の小説『新・人間革命』の「革心」の章に続いて、7月下旬から「勝利島」の章を開始することを発表。
沖縄や奄美群島をはじめとする離島の同志が、悪戦苦闘の連続を乗り越えて広宣流布を進めてきた歴史を綴りゆく心情を披瀝した。
その際、学会員こそが、御本仏直伝の使命を担う「地涌の菩薩」である。創価学会は、まぎれもなく仏の集いであると強調。
『大願ををこせ』(P1561、「上野殿御返事」)、『大願とは法華弘通なり』(P736、「御義口伝」)との大聖人の仰せのままに、草創の燃えたぎる学会精神、すなわち折伏精神を忘れず、勇敢に祈り、戦い、新たな道を開こうと訴えた。
最後に、いかなる環境にあろうとも、「根本は自分が変わることです」と力説。「体を大切に! 異体同心の極致の姿で、共々に大前進しよう!」と呼び掛けた。
会合へ参加しよう!
信心の触発と決意が
一家和楽の原動力だ。
共に幸福の大道を!
祈祷抄 P1347
『されば法華経の行者の祈る祈は響の音に応ずるがごとし影の体にそえるがごとし、すめる水に月のうつるがごとし方諸の水をまねくがごとし磁石の鉄をすうがごとし琥珀の塵をとるがごとし、あきらかなる鏡の物の色をうかぶるがごとし』
◇人生の座標
文学は、人間の思想上の重大な位置を占めているのです。その影響力は、人間の生き方の深いところにまで及ぶ。だから、文学を読まず、思索をせず、ただ政治や経済や科学といった次元だけでは、人類は大変な損失を被ることになるでしょう。
☆こころに響く言葉
年とともに自分なりの美しさを
女性の美しさとは、十代には十代の美しさ、三十代には三十代の美しさ、
五十代には五十代の美しさがある。それぞれの年代に応じて、それぞれの美しさがあるとすれば、
年をとるにしたがって内奥から輝き出る美しさを発揮する人こそ、本当の美人というものであろう。
そうした自分なりの美しさを知り、それをぞんぶんに強調していくことが、
女性としての身だしなみのポイントではなかろうか。
☆世界広布新時代第20回各部代表者会議 名誉会長がメッセージ
世界広布新時代第20回の各部代表者会議が22日、東京・新宿区の常勝会館(本部第2別館内)で行われた。
これには池田名誉会長がメッセージを贈り、毎日、日本全国、全世界から届く、妙法流布の尊き報告に感謝を述べ、とりわけ、男女青年部のはつらつとした前進と各地のリーダーの率先の奮闘を心から賞讃した。
ここで、22日が、1963年(昭和38年)に名誉会長が奄美大島を初訪問し、奄美総支部が結成された「奄美の日」であることに言及した。
さらに、23日が「沖縄慰霊の日」であることに触れ、70年前の沖縄戦で犠牲になられた全ての方々を懇ろに追善させていただいていると述べた。
次に名誉会長は、連載中の小説『新・人間革命』の「革心」の章に続いて、7月下旬から「勝利島」の章を開始することを発表。
沖縄や奄美群島をはじめとする離島の同志が、悪戦苦闘の連続を乗り越えて広宣流布を進めてきた歴史を綴りゆく心情を披瀝した。
その際、学会員こそが、御本仏直伝の使命を担う「地涌の菩薩」である。創価学会は、まぎれもなく仏の集いであると強調。
『大願ををこせ』(P1561、「上野殿御返事」)、『大願とは法華弘通なり』(P736、「御義口伝」)との大聖人の仰せのままに、草創の燃えたぎる学会精神、すなわち折伏精神を忘れず、勇敢に祈り、戦い、新たな道を開こうと訴えた。
最後に、いかなる環境にあろうとも、「根本は自分が変わることです」と力説。「体を大切に! 異体同心の極致の姿で、共々に大前進しよう!」と呼び掛けた。
2015年7月4日土曜日
2015.07.04 わが友に贈る
一日一日の充実は
朝の勝利から始まる。
わが目標の達成へ
清々しい心で出発を!
きょうも行動開始だ!
四条金吾殿御返事 P1170
『真実一切衆生色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり』
◇人生の座標
ひとり机に向かっての読書もそれなりの意味をもちますが、習慣化という意味からも、友人や教師と一緒に意見を交わしながらの読書経験は、一層、意義深さを増すにちがいない。
☆こころに響く言葉
信仰について
信仰というと、何か古くさいことのように考える風潮がある。しかし本当の信仰というのは、
現代的に言えば、勇気ある人間性の行動、自己の生命の内にあるものを最大限に発揮させていく行動、
人生いかに有意義な実りあるものにしていくかを考えた行動・・・・というふうに言えるのではないだろうか。
生命の最高に充実した生活は、信仰のなかにある、と私は訴えたい。
☆ブラジルカステロ・ブランコ大学「名誉博士号」授与式 SGI会長の謝辞
今、世界の青少年が憧れてやまない「希望都市」こそ、明年のオリンピッシ開催に向けて、いよいよ躍動しゆくリオデジャネイロ市であります。
私も大好きなリオの天地を、人道の作家ツヴァイクは、「日々何かを発見する楽しみに満ちている」「全てが鮮やかなまばゆい色に輝いている」と謳い上げ、「世界で最高に美しい都会」と絶讃しました(宮岡成次訳『未来の国プラジル』)。
ただいま私は、世界に開かれた「平和の港」リオに輝く「教育の大船」たるカステロ・プランコ大学より何よりも栄(は)えある名誉博士の称号を賜りました。
貴国への忘れ得ぬ初訪問より55年──。
この栄誉を、私は、共に苦楽を分かち合って、平和と文化と教育の連帯を築いてきたブラジルSGIの友人たちと、謹んで拝受いたします。
誠に誠にありがとうございました。
誇り高き貴大学の創立は、1971年3月。それは、わが創価大学が開学する前月のことであり、奇しき縁を感じてなりません。本日は、44星霜という同じ歳月を教育に注がれてきた貴大学の情熱と伝統に学びながら、私たちは、三点にわたって決意し合いたいと思うのであります。
第一に、「人材を育む母なる心を未来へ!」という点であります。
貴大学の源流は、一人の偉大なる母の奮闘によって創られました。
その方こそ、誰もが平等な機会を得られる社会の建設に貢献することを大学の使命とされ、豊かな教養を備えた人材の育成に尽くし抜いてこられた、創立者のヴェラ・コスタ・ジソーニ先生であります。
先生は、全生命を賭して、大学を守り、学生を愛し、最高の教育環境をつくり上げられました。ユネスコ(国連教育科学文化機関)のブラジル代表としても、不滅の功績を残されております。この創立者の精神を、後継のマガリャンエス総長は、厳然と受け継がれております。
さらに、創立者のご息女のアナ・パウラ・ジソーニ先生は、大学のオーナーとして、決然と不二の道を歩まれております。
このあまりにも気高い「教育の母」と、その継承の劇に、私たちは、感謝と尊敬の大拍手をお送りしたいのであります。
今年は、私たち「創価教育」の出発から85年であります。
原点となった『創価教育学体系』において、平和の信念に殉じた牧口常三郎先生は、「母性は本来の教育者であり、未来に於ける理想社会の建設者」(『牧口常三郎全集第6巻』)と力強く断言しておりました。
青年を温かく慈しむ母性の大地ありてこそ、若き人材の大樹は天高く伸びます。
私の知るブラジルの母たち、女性たちには、いずこにもまして、青年への慈愛が満ちています。この豊かな母性の大地から、いやまして力ある人材群が林立してゆくことを、私は確信してやまないのであります。
第二は、「最善を引き出す励ましを若人ヘ!」ということであります。
マガリャンエス総長が敬愛される"非暴力の父"マハトマ・ガンジーは、訴えております。「教育とは、あらゆる面において、子どもや大人から最善を引き出すこと」(M・K・ガンジー著、片山佳代子編訳『ガンジーの教育論』)である、と。
ここにこそ教育の真髄の力があるといっても、決して過言ではないでありましょう。
貴大学におかれましては、先生方が積極果敢に学生の輪の中に飛び込み、一対一の触れ合いを心掛けておられると伺っております。その先頭に立つ総長ご自身が、青年たちに「諦めずにとことん挑戦を」「失敗を恐れるな」とのエールを送られ、一人一人を徹して激励してこられました。
まさに、励ましこそ、生命の最善を引き出す鍵ではないでしょうか。
東洋の至言には、『言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり』と説かれます。
人間の絆の衰弱が憂慮される時代だからこそ、若人の命に届く、希望の言葉を、勇気の言葉を、知恵の言葉を、いっそう強く明るく響かせていきたいと思うのであります。
第三に「価値創造の光を放つ無窮の青年力を世界へ!」と申し上げたい。
私は、リオデジャネイロ生まれの天文学者モウラン博士と、ブラジルの国旗にも描かれる、南十字星の意義をめぐって語り合ったことがあります。
モウラン博士は、煌々と輝く南十字星の背景の空が一段と暗いことに触れて、強調されました。
「私たちも、置かれた状況が暗ければ暗いほど、また、辛ければ辛いほど、より輝かなければなりません。暗い時、苦しい時ほど、私たちの生命の輝きを際立たせるように努めなければなりません」(『天文学と仏法を語る』)と。
逆境にあってこそ、生命の輝きを増し、新たな創造の光を放つ青年力が、今ほど求められている時はないでありましょう。
マガリャンエス総長は、学識の錬磨とともに、青年の心に不屈の炎を灯しながら、逸材の星雲を生み出してこられました。
長年、環境教育に力を注いでこられた総長は、いわゆる自然環境の専門家にとどまらず、環境そのものを変えていける力を持った人材、つまり、現状を変革していけることを自覚した指導者の育成を目標に掲げてこられたのであります。
わが創価大学では本年、工学部が「理工学部」へと発展し、自然環境の保護を含む地球的諸問題群の解決へ、新たに「共生創造理工学科」を開設しました。
世界は「地球共生」の理念を体し、創造力に富めるリーダーの登場を待ち望んでおります。無窮の力を秘めた宝の青年たちと共に、私たちは「共生と創造の21世紀」を、断固として光輝あらしめていこうではありませんか!
貴大学は、地域と社会に開かれた学舎として、診療所や法律相談、動物病院のサービスを提供し、さらに、識字教育や疾病予防、高齢者へのIT教育といった講座を開かれるなど、民衆への奉仕を積極的に行っておられます。
仏法において、菩薩が起こす誓願の第一は、全ての人々を救わんとする壮大な誓いであります。
民衆の幸福、人類の平和という誓願に生きる人材を未来へ薫陶する宝城こそ、真の大学でありましょう。
本日、私は、その模範を体現されている貴大学の名誉ある一員とさせていただきました。これからも一生涯、愛するリオの繁栄を祈りつつ、貴大学の皆さま方と連帯して、青年の道を開いてまいる決心です。
結びに、貴大学に無限の栄光あれ! 永遠の発展あれ! と念願し、私の謝辞とさせていただきます。
ムイト・オブリガード!(ポルトガル語で「大変にありがとうございました!」)
朝の勝利から始まる。
わが目標の達成へ
清々しい心で出発を!
きょうも行動開始だ!
四条金吾殿御返事 P1170
『真実一切衆生色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり』
◇人生の座標
ひとり机に向かっての読書もそれなりの意味をもちますが、習慣化という意味からも、友人や教師と一緒に意見を交わしながらの読書経験は、一層、意義深さを増すにちがいない。
☆こころに響く言葉
信仰について
信仰というと、何か古くさいことのように考える風潮がある。しかし本当の信仰というのは、
現代的に言えば、勇気ある人間性の行動、自己の生命の内にあるものを最大限に発揮させていく行動、
人生いかに有意義な実りあるものにしていくかを考えた行動・・・・というふうに言えるのではないだろうか。
生命の最高に充実した生活は、信仰のなかにある、と私は訴えたい。
☆ブラジルカステロ・ブランコ大学「名誉博士号」授与式 SGI会長の謝辞
今、世界の青少年が憧れてやまない「希望都市」こそ、明年のオリンピッシ開催に向けて、いよいよ躍動しゆくリオデジャネイロ市であります。
私も大好きなリオの天地を、人道の作家ツヴァイクは、「日々何かを発見する楽しみに満ちている」「全てが鮮やかなまばゆい色に輝いている」と謳い上げ、「世界で最高に美しい都会」と絶讃しました(宮岡成次訳『未来の国プラジル』)。
ただいま私は、世界に開かれた「平和の港」リオに輝く「教育の大船」たるカステロ・プランコ大学より何よりも栄(は)えある名誉博士の称号を賜りました。
貴国への忘れ得ぬ初訪問より55年──。
この栄誉を、私は、共に苦楽を分かち合って、平和と文化と教育の連帯を築いてきたブラジルSGIの友人たちと、謹んで拝受いたします。
誠に誠にありがとうございました。
誇り高き貴大学の創立は、1971年3月。それは、わが創価大学が開学する前月のことであり、奇しき縁を感じてなりません。本日は、44星霜という同じ歳月を教育に注がれてきた貴大学の情熱と伝統に学びながら、私たちは、三点にわたって決意し合いたいと思うのであります。
第一に、「人材を育む母なる心を未来へ!」という点であります。
貴大学の源流は、一人の偉大なる母の奮闘によって創られました。
その方こそ、誰もが平等な機会を得られる社会の建設に貢献することを大学の使命とされ、豊かな教養を備えた人材の育成に尽くし抜いてこられた、創立者のヴェラ・コスタ・ジソーニ先生であります。
先生は、全生命を賭して、大学を守り、学生を愛し、最高の教育環境をつくり上げられました。ユネスコ(国連教育科学文化機関)のブラジル代表としても、不滅の功績を残されております。この創立者の精神を、後継のマガリャンエス総長は、厳然と受け継がれております。
さらに、創立者のご息女のアナ・パウラ・ジソーニ先生は、大学のオーナーとして、決然と不二の道を歩まれております。
このあまりにも気高い「教育の母」と、その継承の劇に、私たちは、感謝と尊敬の大拍手をお送りしたいのであります。
今年は、私たち「創価教育」の出発から85年であります。
原点となった『創価教育学体系』において、平和の信念に殉じた牧口常三郎先生は、「母性は本来の教育者であり、未来に於ける理想社会の建設者」(『牧口常三郎全集第6巻』)と力強く断言しておりました。
青年を温かく慈しむ母性の大地ありてこそ、若き人材の大樹は天高く伸びます。
私の知るブラジルの母たち、女性たちには、いずこにもまして、青年への慈愛が満ちています。この豊かな母性の大地から、いやまして力ある人材群が林立してゆくことを、私は確信してやまないのであります。
第二は、「最善を引き出す励ましを若人ヘ!」ということであります。
マガリャンエス総長が敬愛される"非暴力の父"マハトマ・ガンジーは、訴えております。「教育とは、あらゆる面において、子どもや大人から最善を引き出すこと」(M・K・ガンジー著、片山佳代子編訳『ガンジーの教育論』)である、と。
ここにこそ教育の真髄の力があるといっても、決して過言ではないでありましょう。
貴大学におかれましては、先生方が積極果敢に学生の輪の中に飛び込み、一対一の触れ合いを心掛けておられると伺っております。その先頭に立つ総長ご自身が、青年たちに「諦めずにとことん挑戦を」「失敗を恐れるな」とのエールを送られ、一人一人を徹して激励してこられました。
まさに、励ましこそ、生命の最善を引き出す鍵ではないでしょうか。
東洋の至言には、『言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり』と説かれます。
人間の絆の衰弱が憂慮される時代だからこそ、若人の命に届く、希望の言葉を、勇気の言葉を、知恵の言葉を、いっそう強く明るく響かせていきたいと思うのであります。
第三に「価値創造の光を放つ無窮の青年力を世界へ!」と申し上げたい。
私は、リオデジャネイロ生まれの天文学者モウラン博士と、ブラジルの国旗にも描かれる、南十字星の意義をめぐって語り合ったことがあります。
モウラン博士は、煌々と輝く南十字星の背景の空が一段と暗いことに触れて、強調されました。
「私たちも、置かれた状況が暗ければ暗いほど、また、辛ければ辛いほど、より輝かなければなりません。暗い時、苦しい時ほど、私たちの生命の輝きを際立たせるように努めなければなりません」(『天文学と仏法を語る』)と。
逆境にあってこそ、生命の輝きを増し、新たな創造の光を放つ青年力が、今ほど求められている時はないでありましょう。
マガリャンエス総長は、学識の錬磨とともに、青年の心に不屈の炎を灯しながら、逸材の星雲を生み出してこられました。
長年、環境教育に力を注いでこられた総長は、いわゆる自然環境の専門家にとどまらず、環境そのものを変えていける力を持った人材、つまり、現状を変革していけることを自覚した指導者の育成を目標に掲げてこられたのであります。
わが創価大学では本年、工学部が「理工学部」へと発展し、自然環境の保護を含む地球的諸問題群の解決へ、新たに「共生創造理工学科」を開設しました。
世界は「地球共生」の理念を体し、創造力に富めるリーダーの登場を待ち望んでおります。無窮の力を秘めた宝の青年たちと共に、私たちは「共生と創造の21世紀」を、断固として光輝あらしめていこうではありませんか!
貴大学は、地域と社会に開かれた学舎として、診療所や法律相談、動物病院のサービスを提供し、さらに、識字教育や疾病予防、高齢者へのIT教育といった講座を開かれるなど、民衆への奉仕を積極的に行っておられます。
仏法において、菩薩が起こす誓願の第一は、全ての人々を救わんとする壮大な誓いであります。
民衆の幸福、人類の平和という誓願に生きる人材を未来へ薫陶する宝城こそ、真の大学でありましょう。
本日、私は、その模範を体現されている貴大学の名誉ある一員とさせていただきました。これからも一生涯、愛するリオの繁栄を祈りつつ、貴大学の皆さま方と連帯して、青年の道を開いてまいる決心です。
結びに、貴大学に無限の栄光あれ! 永遠の発展あれ! と念願し、私の謝辞とさせていただきます。
ムイト・オブリガード!(ポルトガル語で「大変にありがとうございました!」)
2015年7月3日金曜日
2015.07.03 わが友に贈る
不動の原点を
わが胸に持つ人は強い。
君よ「何のため」を
決して忘れるな!
誓いを貫く人生たれ!
四条金吾殿御返事 P1143
『法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし現世安穏後生善処とは是なり、ただ世間の留難来るともとりあへ給うべからず』
◇人生の座標
「文学」はさらに、心の世界を広げ、多くの国々と心の交流ができる。よき文学との出あいが一生を変える場合もある。
文学は人生の動脈です。若き日に、良き文学を心に入れた人は、動脈に生き生きと新鮮な血液が脈打っているような人生になる。それがない人は、心に動脈がなく、生活もわびしい。それでは空虚です。
☆こころに響く言葉
心の働きが顔にあらわれる
嫉妬、猜疑、恨み、貪欲など、醜い心の働きは、人の容貌をも一変させてしまう。
その実例は、身近なところによくあることであろう。私たちの生命の働き、
一念の作用は、不思議と、無意識のうちに顔にあらわれるものである。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第15回 光満つるキューバ・ハバナ�
心に残った光景があります。
ホセ・マルティ記念館の塔から一望したハバナ市の街並みです。
カリブの陽光が燦々と降り注ぐ緑の街が、広々と望めました。経済的に困難な中にあっても、街は光に満ちていました。人々は自信に満ちていました。
案内してくださった方々に促され、私はカメラを構えました。そして、この美しき国の民衆のために戦ったキューバ独立の父ホセ・マルティに思いを馳せながら、静かにシャッターを切りました。
19世紀後半に活躍したホセ・マルティは、詩人、作家、哲学者、ジャーナリスト、教育者であり、ペンの力で民衆を鼓舞し、スペインからの独立運動を先導した闘士です。キューバ国民の精神的支柱ともいうべき存在です。16歳から独立運動に身を投じ、子どもたちの笑顔輝く世界を夢見て、激戦の中で殉難しました。その42年の苦難に告ぐ苦難の人生の中で、彼が見いだしたものは、揺るぎなき「人間の尊厳」でした。
ホセ・マルティは叫んでいます。
「人間は、人間になることができたとき、なんと大きな存在になるのだろう! 人間の本性の中に、炎のように熱く燃え、山のように隆々としたものがたくさんあるのだ。太陽のような人が、火山のような人がいるのだ」
「いかなる場所であろうとも、人間がしっかり立ち上がれば、太陽はそこで輝いている」と。
キューバ訪問2日目の午後、私は"ホセ・マルティの大学"とも呼ばれる国立ハバナ大学に招かれ、記念の講演をしました。
式典が始まると、雷鳴と豪雨が講堂の屋根を乱打しました。皆、心配そうな顔をしていましたが、私は講演を、こう切り出しました。
「雷鳴——何と素晴らしき天の音楽でありましょう。『平和の勝利』への人類の大行進を、天が祝福してくれている『ドラムの響き』です。『大交響楽』です。また、何と素晴らしき雨でありましょう。苦難に負けてはならない、苦難の嵐の中を堂々と進めと、天が我らに教えてくれているようではありませんか」と。
賛同の大拍手をいただきました。
人生には、予期せぬ苦難に見舞われる時があります。自らの使命のままに、大いなる理想に向かって進むからこそ、雨や嵐の如く苦難もあるのです。ゆえに苦難は、前進の証です。
時には、その過酷な現実に立ちすくむかもしれない。しかし、皆さんには、創価の「負けじ魂」があります。雷鳴をも天の大交響楽に、嵐さえも前進の讃歌に必ず変えられるのです。
そのたくましい不屈の楽観主義の原動力こそが、信仰です。
日蓮大聖人は、仰せになられました。
『災いも転じて幸いとなるであろう。心して信心を奮い起こし、この御本尊に祈念していきなさい。何事か成就しないことがあろうか』(P1124、通解、「経王殿御返事」)
どうか、皆さんも、毎日の勤行・唱題に挑戦しながら、いかなる試練の雷鳴をも、希望のシンフォニーへと転じていける強い強い生命力を蓄えて、前進していってください。
今の私の「夢」——。それは、わが本命中の本命の未来部の君たちが、それぞれの「夢」を実現することに他なりません。
さあ、大いなる夢の翼を広げて、きょうという一日を、明るく強く勝ち開こう!
わが胸に持つ人は強い。
君よ「何のため」を
決して忘れるな!
誓いを貫く人生たれ!
四条金吾殿御返事 P1143
『法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし現世安穏後生善処とは是なり、ただ世間の留難来るともとりあへ給うべからず』
◇人生の座標
「文学」はさらに、心の世界を広げ、多くの国々と心の交流ができる。よき文学との出あいが一生を変える場合もある。
文学は人生の動脈です。若き日に、良き文学を心に入れた人は、動脈に生き生きと新鮮な血液が脈打っているような人生になる。それがない人は、心に動脈がなく、生活もわびしい。それでは空虚です。
☆こころに響く言葉
心の働きが顔にあらわれる
嫉妬、猜疑、恨み、貪欲など、醜い心の働きは、人の容貌をも一変させてしまう。
その実例は、身近なところによくあることであろう。私たちの生命の働き、
一念の作用は、不思議と、無意識のうちに顔にあらわれるものである。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第15回 光満つるキューバ・ハバナ�
心に残った光景があります。
ホセ・マルティ記念館の塔から一望したハバナ市の街並みです。
カリブの陽光が燦々と降り注ぐ緑の街が、広々と望めました。経済的に困難な中にあっても、街は光に満ちていました。人々は自信に満ちていました。
案内してくださった方々に促され、私はカメラを構えました。そして、この美しき国の民衆のために戦ったキューバ独立の父ホセ・マルティに思いを馳せながら、静かにシャッターを切りました。
19世紀後半に活躍したホセ・マルティは、詩人、作家、哲学者、ジャーナリスト、教育者であり、ペンの力で民衆を鼓舞し、スペインからの独立運動を先導した闘士です。キューバ国民の精神的支柱ともいうべき存在です。16歳から独立運動に身を投じ、子どもたちの笑顔輝く世界を夢見て、激戦の中で殉難しました。その42年の苦難に告ぐ苦難の人生の中で、彼が見いだしたものは、揺るぎなき「人間の尊厳」でした。
ホセ・マルティは叫んでいます。
「人間は、人間になることができたとき、なんと大きな存在になるのだろう! 人間の本性の中に、炎のように熱く燃え、山のように隆々としたものがたくさんあるのだ。太陽のような人が、火山のような人がいるのだ」
「いかなる場所であろうとも、人間がしっかり立ち上がれば、太陽はそこで輝いている」と。
キューバ訪問2日目の午後、私は"ホセ・マルティの大学"とも呼ばれる国立ハバナ大学に招かれ、記念の講演をしました。
式典が始まると、雷鳴と豪雨が講堂の屋根を乱打しました。皆、心配そうな顔をしていましたが、私は講演を、こう切り出しました。
「雷鳴——何と素晴らしき天の音楽でありましょう。『平和の勝利』への人類の大行進を、天が祝福してくれている『ドラムの響き』です。『大交響楽』です。また、何と素晴らしき雨でありましょう。苦難に負けてはならない、苦難の嵐の中を堂々と進めと、天が我らに教えてくれているようではありませんか」と。
賛同の大拍手をいただきました。
人生には、予期せぬ苦難に見舞われる時があります。自らの使命のままに、大いなる理想に向かって進むからこそ、雨や嵐の如く苦難もあるのです。ゆえに苦難は、前進の証です。
時には、その過酷な現実に立ちすくむかもしれない。しかし、皆さんには、創価の「負けじ魂」があります。雷鳴をも天の大交響楽に、嵐さえも前進の讃歌に必ず変えられるのです。
そのたくましい不屈の楽観主義の原動力こそが、信仰です。
日蓮大聖人は、仰せになられました。
『災いも転じて幸いとなるであろう。心して信心を奮い起こし、この御本尊に祈念していきなさい。何事か成就しないことがあろうか』(P1124、通解、「経王殿御返事」)
どうか、皆さんも、毎日の勤行・唱題に挑戦しながら、いかなる試練の雷鳴をも、希望のシンフォニーへと転じていける強い強い生命力を蓄えて、前進していってください。
今の私の「夢」——。それは、わが本命中の本命の未来部の君たちが、それぞれの「夢」を実現することに他なりません。
さあ、大いなる夢の翼を広げて、きょうという一日を、明るく強く勝ち開こう!
2015年7月2日木曜日
2015.07.02 わが友に贈る
雨の日も風の日も
使命の道を駆ける
配達員の皆様に感謝!
どうか安全第一で。
尊き労苦に福徳は燦然!
御義口伝巻上 P747
『南無妙法蓮華経は自行化他に亘るなり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経を勧めて持たしむるなり』
◇人生の座標
「本が友達」になった人は強い。なにしろ、人類の古今東西の精神の「宝」を自由自在に味わい、くみ取り、使いこなしていけるのだから。その人こそ「心の大富豪」です。お金でいえば、銀行を幾つも所有しているようなものだ。必要なだけ、いくらでも引き出せる。
☆こころに響く言葉
なぜ信仰が必要か
人の生き方はむずかしい。社会は無限に複雑であり、人間は限りなくデリケートである。
宿命は底知れず深い、欲望は果てしなく膨らんでやまない。この深淵を直視したとき
「我いかに対すべきか」———賢者といえども迷わざるをえない。
逃げても宿命は容赦なく迫ってくる。強者といえども恐れざるをえない。
それにもかかわらず、流されては不幸になってしまう。だからこそ信仰が必要なのである。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第15回 光満つるキューバ・ハバナ�
夢は、希望を咲かす種です。
夢は、前進へのエンジンです。
夢は、心と心をつなぐ虹です。
「池田先生の夢は何ですか」
関西での楽しい語らいの折、女子未来部の友から、こう聞かれたことがあります。
私は答えました。
「私の夢は、戸田先生の夢を実現することです」
わが師・戸田城聖先生の夢——。それは、地球上から「悲惨」の二字をなくすことでした。愛弟子である私は、その夢をわが夢として、立ち上がりました。
そして、この師弟の夢に向かって、みなさんのおじいさん、おばあさん、お父さん、お母さんをはじめ、尊き同志と共に、世界192カ国・地域に、太陽の仏法を広めてきたのです。
この創価の夢を、未来永遠に受け継ぎ、叶えてもらいたい。そう私は願い、第3代会長に就任して最初に、未来部をつくりました。
1964年の6月、まず高等部が誕生したのです。
結成51周年、おめでとう!
全世界の友も、未来部の皆さんの成長を、何よりの喜びとして、見守ってくれています。
私たちは、毎日、勤行の結びに、「世界の平和と一切衆生の幸福」を真剣に祈っています。
人間として一番大切で、一番大きな祈りを、若き日から朝な夕な、たゆまず続けていることは、何と素晴らしいことでしょうか。
今年に入って、うれしいビッグニュースがありました。キューバとアメリカの国交正常化の交渉が開始されたことです。
半世紀以上にわたって敵対していた二つの国が、手を取り合おうとしている。かつては想像もできなかったことです。
私がキューバを訪れた96年当時も、両国の関係は大変、厳しいものでした。
「カリブ海の真珠」といわれる美しき国・キューバは、アメリカのフロリダ半島から南にわずか145キロに位置しています。全長1250キロと東西に細長くのび、面積は日本の本州の半分ほどです。
キューバは、1492年に、新大陸に初めて到達したコロンブスが訪れた島の一つです。19世紀後半には、2度にわたる独立戦争が行われ、スペインの植民地支配から脱しましたが、その後は、アメリカの実質的な支配の下に置かれていました。
1959年、フィデル・カストロ氏らの手によってキューバ革命が成就しました。すると、アメリカは、革命政府の改革に猛反発し、61年に国交を断絶。キューバは社会主義国としてソ連と組む道を選びました。
翌62年、ソ連が、アメリカの"庭先"であるキューバに核兵器の配備を始め、米ソの核戦争の恐怖に世界を陥れた「キューバ危機」が起こったのです。
幸い核戦争の危機は回避されたものの、以後、半世紀以上にわたり、アメリカはキューバを敵対視し、経済封鎖を行ってきました。
私が訪れる直前の96年2月には、キューバ領空に侵入したアメリカの民間航空機を、キューバ空軍が撃墜する事件が起きるなど、両国関係は冷え切っていました。
多くの人が心配して、訪問に反対しましたが、私の心は決まっていました。アメリカの心ある指導者からも、関係改善への思いを託されていました。
平和を求める一人の仏法者として、友好の橋を架けるのだ。胸襟を開いて語り合えば、必ず分かり合えるはずだ。どんな場所であっても、「そこに人間がいるから行く」。そう決めて、私は世界を駆けめぐってきました。
キューバのデルガード駐日大使と東京でお会いした折に、私はアジアで出会いを結んだ、農村の働く母子の写真をお見せして申し上げました。
「物質の次元だけの交流ではなく、その国その国で、、本物の人間の実像にふれる。これが私の国際交流の基本の考えであり、私の誇りです」と。
大使も深く頷かれました。
そして96年の6月24日、アメリカのマイアミからバハマ国を経て、キューバの首都ハバナの空港に、私は降り立ったのです。
身長約190センチの偉丈夫であるカストロ国家評議会議長(当時)は、革命宮殿の会見場に、いつもの軍服ではなく、背広を身にまとって現れました。
「よくお似合いですね」
「いやぁ、いつもの服だと、平和のために戦っているということが、なかなか理解されませんので」
革命の指導者は、ほほ笑みながら答えました。訪問2日目の夜のことです。
私が議長のネクタイにさわって、「となりの文化大臣のほうが、ネクタイの選び方は、うまいかもしれませんね!」とユーモアを込めて言うと、周囲に笑顔が広がりました。
議長も笑いながら、「ネクタイのことは、よく知らないんです」と言われたので、私は「それでいいんです。人民のことを知っていることが偉大なんです」と応じました。
私は議長と何時間にもわたって語り合いました。政治や指導者論、後継者などについて縦横無尽に意見を交換したのです。
私の真剣な言葉を、議長は誠実に受け止めてくださり、「友情に感謝します!」と語られました。
何とも言えない人間味にあふれる語らいでした。私がキューバで出会った人々は、皆、飾らず誠実な方ばかりでした。
「キューバは怖い」——これが当時の一般的なイメージだったかもしれません。
しかし、実際に訪れると、そこには、人情豊かな人々が暮らし、未来を見つめて進む青年たちがいました。世間で噂されていたことと現実は、全く違いました。
もちろん、会えば、全てが分かるわけではないでしょう。しかし、会わなければ、何も始まりません。その勇気の一歩を踏み出せるかどうかです。
皆さんにも、少し苦手だな、自分と合わないかもしれないと感じる相手がいるかもしれません。
しかし、こちらが誠実に、前向きな気持ちで心を開いていけばいいのです。
若くして仏法を持った皆さんです。相手の幸福を祈る皆さんの真心は、すぐには伝わらなくても、必ず相手の心に届きます。
御書にも、『言葉というのは心の思いを響かせて、声に表したものをいうのである』(P563、通解、「三世諸仏総勘文教相廃立」)と説かれます。
君が、貴女が太陽となって、周囲を照らせばいい。そうした「太陽の心」を、わが愛弟子の皆さんは胸中に輝かせてほしいのです。
使命の道を駆ける
配達員の皆様に感謝!
どうか安全第一で。
尊き労苦に福徳は燦然!
御義口伝巻上 P747
『南無妙法蓮華経は自行化他に亘るなり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経を勧めて持たしむるなり』
◇人生の座標
「本が友達」になった人は強い。なにしろ、人類の古今東西の精神の「宝」を自由自在に味わい、くみ取り、使いこなしていけるのだから。その人こそ「心の大富豪」です。お金でいえば、銀行を幾つも所有しているようなものだ。必要なだけ、いくらでも引き出せる。
☆こころに響く言葉
なぜ信仰が必要か
人の生き方はむずかしい。社会は無限に複雑であり、人間は限りなくデリケートである。
宿命は底知れず深い、欲望は果てしなく膨らんでやまない。この深淵を直視したとき
「我いかに対すべきか」———賢者といえども迷わざるをえない。
逃げても宿命は容赦なく迫ってくる。強者といえども恐れざるをえない。
それにもかかわらず、流されては不幸になってしまう。だからこそ信仰が必要なのである。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第15回 光満つるキューバ・ハバナ�
夢は、希望を咲かす種です。
夢は、前進へのエンジンです。
夢は、心と心をつなぐ虹です。
「池田先生の夢は何ですか」
関西での楽しい語らいの折、女子未来部の友から、こう聞かれたことがあります。
私は答えました。
「私の夢は、戸田先生の夢を実現することです」
わが師・戸田城聖先生の夢——。それは、地球上から「悲惨」の二字をなくすことでした。愛弟子である私は、その夢をわが夢として、立ち上がりました。
そして、この師弟の夢に向かって、みなさんのおじいさん、おばあさん、お父さん、お母さんをはじめ、尊き同志と共に、世界192カ国・地域に、太陽の仏法を広めてきたのです。
この創価の夢を、未来永遠に受け継ぎ、叶えてもらいたい。そう私は願い、第3代会長に就任して最初に、未来部をつくりました。
1964年の6月、まず高等部が誕生したのです。
結成51周年、おめでとう!
全世界の友も、未来部の皆さんの成長を、何よりの喜びとして、見守ってくれています。
私たちは、毎日、勤行の結びに、「世界の平和と一切衆生の幸福」を真剣に祈っています。
人間として一番大切で、一番大きな祈りを、若き日から朝な夕な、たゆまず続けていることは、何と素晴らしいことでしょうか。
今年に入って、うれしいビッグニュースがありました。キューバとアメリカの国交正常化の交渉が開始されたことです。
半世紀以上にわたって敵対していた二つの国が、手を取り合おうとしている。かつては想像もできなかったことです。
私がキューバを訪れた96年当時も、両国の関係は大変、厳しいものでした。
「カリブ海の真珠」といわれる美しき国・キューバは、アメリカのフロリダ半島から南にわずか145キロに位置しています。全長1250キロと東西に細長くのび、面積は日本の本州の半分ほどです。
キューバは、1492年に、新大陸に初めて到達したコロンブスが訪れた島の一つです。19世紀後半には、2度にわたる独立戦争が行われ、スペインの植民地支配から脱しましたが、その後は、アメリカの実質的な支配の下に置かれていました。
1959年、フィデル・カストロ氏らの手によってキューバ革命が成就しました。すると、アメリカは、革命政府の改革に猛反発し、61年に国交を断絶。キューバは社会主義国としてソ連と組む道を選びました。
翌62年、ソ連が、アメリカの"庭先"であるキューバに核兵器の配備を始め、米ソの核戦争の恐怖に世界を陥れた「キューバ危機」が起こったのです。
幸い核戦争の危機は回避されたものの、以後、半世紀以上にわたり、アメリカはキューバを敵対視し、経済封鎖を行ってきました。
私が訪れる直前の96年2月には、キューバ領空に侵入したアメリカの民間航空機を、キューバ空軍が撃墜する事件が起きるなど、両国関係は冷え切っていました。
多くの人が心配して、訪問に反対しましたが、私の心は決まっていました。アメリカの心ある指導者からも、関係改善への思いを託されていました。
平和を求める一人の仏法者として、友好の橋を架けるのだ。胸襟を開いて語り合えば、必ず分かり合えるはずだ。どんな場所であっても、「そこに人間がいるから行く」。そう決めて、私は世界を駆けめぐってきました。
キューバのデルガード駐日大使と東京でお会いした折に、私はアジアで出会いを結んだ、農村の働く母子の写真をお見せして申し上げました。
「物質の次元だけの交流ではなく、その国その国で、、本物の人間の実像にふれる。これが私の国際交流の基本の考えであり、私の誇りです」と。
大使も深く頷かれました。
そして96年の6月24日、アメリカのマイアミからバハマ国を経て、キューバの首都ハバナの空港に、私は降り立ったのです。
身長約190センチの偉丈夫であるカストロ国家評議会議長(当時)は、革命宮殿の会見場に、いつもの軍服ではなく、背広を身にまとって現れました。
「よくお似合いですね」
「いやぁ、いつもの服だと、平和のために戦っているということが、なかなか理解されませんので」
革命の指導者は、ほほ笑みながら答えました。訪問2日目の夜のことです。
私が議長のネクタイにさわって、「となりの文化大臣のほうが、ネクタイの選び方は、うまいかもしれませんね!」とユーモアを込めて言うと、周囲に笑顔が広がりました。
議長も笑いながら、「ネクタイのことは、よく知らないんです」と言われたので、私は「それでいいんです。人民のことを知っていることが偉大なんです」と応じました。
私は議長と何時間にもわたって語り合いました。政治や指導者論、後継者などについて縦横無尽に意見を交換したのです。
私の真剣な言葉を、議長は誠実に受け止めてくださり、「友情に感謝します!」と語られました。
何とも言えない人間味にあふれる語らいでした。私がキューバで出会った人々は、皆、飾らず誠実な方ばかりでした。
「キューバは怖い」——これが当時の一般的なイメージだったかもしれません。
しかし、実際に訪れると、そこには、人情豊かな人々が暮らし、未来を見つめて進む青年たちがいました。世間で噂されていたことと現実は、全く違いました。
もちろん、会えば、全てが分かるわけではないでしょう。しかし、会わなければ、何も始まりません。その勇気の一歩を踏み出せるかどうかです。
皆さんにも、少し苦手だな、自分と合わないかもしれないと感じる相手がいるかもしれません。
しかし、こちらが誠実に、前向きな気持ちで心を開いていけばいいのです。
若くして仏法を持った皆さんです。相手の幸福を祈る皆さんの真心は、すぐには伝わらなくても、必ず相手の心に届きます。
御書にも、『言葉というのは心の思いを響かせて、声に表したものをいうのである』(P563、通解、「三世諸仏総勘文教相廃立」)と説かれます。
君が、貴女が太陽となって、周囲を照らせばいい。そうした「太陽の心」を、わが愛弟子の皆さんは胸中に輝かせてほしいのです。
2015年7月1日水曜日
2015.07.01 わが友に贈る
リーダーの勢いが
組織発展の原動力だ。
生まれ変わった決意で
最前線に打って出よ!
新たな波動を起こせ!
法蓮抄 P1046
『教主釈尊は此の功徳を法華経の文字となして一切衆生の口になめさせ給う、赤子の水火をわきまへず毒薬を知らざれざも乳を含めば身命をつぐが如し』
◇人生の座標
低俗な本や、ただ面白いだけの本は、文学とは言えない。そこには人間性の探究がないからです。専門書には、それぞれの路線があるでしょう。それらも必要だが、文学は万人が学ぶべき基幹道路のようなものです。
☆こころに響く言葉
容貌にとらわれるのは愚か
容貌の美醜のみにとらわれて、人生全体の幸福を考えないのは、人生上の、
特に青年時代の大きな誤りである。美人であるゆえに不幸な境遇を嘆いている人も意外に多い。
容貌に溺れるものは、その要望のゆえに苦しむとも言える。
組織発展の原動力だ。
生まれ変わった決意で
最前線に打って出よ!
新たな波動を起こせ!
法蓮抄 P1046
『教主釈尊は此の功徳を法華経の文字となして一切衆生の口になめさせ給う、赤子の水火をわきまへず毒薬を知らざれざも乳を含めば身命をつぐが如し』
◇人生の座標
低俗な本や、ただ面白いだけの本は、文学とは言えない。そこには人間性の探究がないからです。専門書には、それぞれの路線があるでしょう。それらも必要だが、文学は万人が学ぶべき基幹道路のようなものです。
☆こころに響く言葉
容貌にとらわれるのは愚か
容貌の美醜のみにとらわれて、人生全体の幸福を考えないのは、人生上の、
特に青年時代の大きな誤りである。美人であるゆえに不幸な境遇を嘆いている人も意外に多い。
容貌に溺れるものは、その要望のゆえに苦しむとも言える。
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