偉大なる人材の天地
中国方面の友よ
正義と信念の叫びを
万波と広げゆけ!
共に新時代の夜明けを!
一生成仏抄 P383
『妙法蓮華経と唱へ持つと云うとも若し己心の外に法ありと思はば全く妙法にあらず』
◇人生の座標
人を包みゆくことです。大きな河のような自分になるのです。大きな海のような自分になるのです。大きな大きな青空のような自分になるのです。その「大きな心」から、大いなる友情のドラマは生まれてくるのです。
☆100文字の幸福抄
家族のあり方は千差万別であり、
時代と共に変化もする。
ただ一点、家族を家族たらしめる
不変の力があるはずだ。
それは、「人を大切にする心」である。
この心に支えられて、
人は強くなれるし、優しくもなれる。
☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第10回 異体同心で常勝の大行進
「3・16」から「4・2」、そして「5・3」へ、学会は大いなる前進の節を刻む。
もうすぐ桜の春が来る。恩師・戸田先生の雄姿を思い出す。
民衆を苦しめる邪悪と戦われた師であった。巌のごとき信心の先生であられた。
世界広布、立正安国を願われた師を偲び、私は先日、恩師記念会館で全同志の健康と幸福と勝利を祈念した。
思えば、昭和33年(1958年)3月16日、広宣流布の記念式典に、全国から6,000人の青年が電光石火で集った。
今、あの誓いのままに、戦う心を燃やす多宝の友がいる。勇んで駆け付ける心意気を継ぐ、頼もしき後継の勇者がいる。
恩師は青年を信じ、愛し、大激励された。励ましを送ろうと自ら大太鼓を打ち鳴らし、その雄渾の響きに思いを込めた。
前進だ! 追撃だ! 最激戦地へ打って出よう! 勝利、勝利のリズムで進め!——と。
私も同じ心である。
嵐も怒濤も乗り越えて、青春の命で生き抜こう。闇が深いほど、希望の夜明けは近いのだ。
戸田先生は烈々と叫ばれた。
「師と苦楽をともにする弟子たれ! 師と目的をともにする弟子たれ! 師と勝利をともにする弟子たれ!」と。
この心で私は全てに勝った。
大変であればあるほど、強盛の信心を奮い起こし、いよいよ喜びをなして、勇み戦い、断じて勝つ! これが常勝の魂だ。
何があろうとも、我らには題目の師子吼がある。異体同心の団結がある。何も恐れるものはない。断じて負けない。広布の行動は、全部が仏縁になる。諸天を動かす。功徳に変わる。
今再び『異体同心なれば万事を成し同体異心なれば諸事叶う事なし』(P1463、「異体同心事」)との大確信で、「いざや前進」だ。
忙しい時こそ励まし合い、讃え合って歴史を創ろう。常勝の太陽の皆さん方の健康と、満々たる生命力の行進を祈ります。
2015年3月31日火曜日
2015.03.30 わが友に贈る
「弥はげませ給うべし」
不屈の祈りと行動が
仏天を揺り動かす。
執念と同志愛の団結で
創価桜を満開に!
御義口伝巻下 P758
『日蓮が云く一切衆生の異の苦を受くるは悉く是れ日蓮一人の苦なるべし』
◇人生の座標
人は、見かけではわからない。人は、順調な時にはわからない。また人生は、押しつぶされるような経験をした人でなければ、本当の深さはわからない。真の友情の素晴らしさもわからないでしょう。
信念の人、一人立つ人、「我が道を行く」人であってこそ、信じられる「良き友人」になれるし、本当の友人をつくれるのです。
☆100文字の幸福抄
客人を明るく応対できる家庭は、
それだけで温かく、生き生きとした
社会との交流の雰囲気を持っている。
一家和楽の団欒(だんらん)を
客人にも分かつことができれば、
家庭即社会という新しい時代の理想像が、
そこに胚胎(はいたい)している。
☆創価大学・女子短大卒業式 創立者が祝福の言葉
【男子学生に】
わが創大に学びたる君は
不屈の師子王なり
いかなる試練の嵐も
断じて恐るるな!
強く快活に
使命と栄光の大道を走り抜け!
【女子学生に】
わが創大(創価短大)に
学びたる貴女(あなた)は
幸福の太陽なり
いかなる不幸の闇にも
断じて負けるな!
賢く明朗に
希望と平和の陽光を広げゆけ!
不屈の祈りと行動が
仏天を揺り動かす。
執念と同志愛の団結で
創価桜を満開に!
御義口伝巻下 P758
『日蓮が云く一切衆生の異の苦を受くるは悉く是れ日蓮一人の苦なるべし』
◇人生の座標
人は、見かけではわからない。人は、順調な時にはわからない。また人生は、押しつぶされるような経験をした人でなければ、本当の深さはわからない。真の友情の素晴らしさもわからないでしょう。
信念の人、一人立つ人、「我が道を行く」人であってこそ、信じられる「良き友人」になれるし、本当の友人をつくれるのです。
☆100文字の幸福抄
客人を明るく応対できる家庭は、
それだけで温かく、生き生きとした
社会との交流の雰囲気を持っている。
一家和楽の団欒(だんらん)を
客人にも分かつことができれば、
家庭即社会という新しい時代の理想像が、
そこに胚胎(はいたい)している。
☆創価大学・女子短大卒業式 創立者が祝福の言葉
【男子学生に】
わが創大に学びたる君は
不屈の師子王なり
いかなる試練の嵐も
断じて恐るるな!
強く快活に
使命と栄光の大道を走り抜け!
【女子学生に】
わが創大(創価短大)に
学びたる貴女(あなた)は
幸福の太陽なり
いかなる不幸の闇にも
断じて負けるな!
賢く明朗に
希望と平和の陽光を広げゆけ!
2015年3月29日日曜日
2015.03.29 わが友に贈る
行動こそ仏法の魂だ。
大きく動こう!
会って語れば心が弾む。
境涯も大きくなる。
今日も勇気の一歩を!
四条金吾殿御返事 P1122
『法華経の文字を拝見せさせ給うは生身の釈迦如来にあひ進らせたりとおぼしめすべし』
◇人生の座標
小学校の時の友人も、中学の時の友人も、高校の時の友人も、いうなれば"一緒に舞台の上で共演した仲"のようなものだ。一生涯、いつまでも忘れることはない。
親子は一生のものであり、夫婦も本来、一生のものであるべきでしょう。同じように、友情も一生のものであるべきだと思う。
☆100文字の幸福抄
「完璧な母親」などいない。
欠点も長所もあるから、人間なのである。
そこに人間らしさがある。
だからこそ、子どもは安心できるのだ。
自分らしくていい。
「あなた」しか、その子のお母さんはいないのだから!
☆韓国・幸福幼稚園第8回入園式 創立者がメッセージ
韓国・幸福幼稚園の第8回入園式が7日、ソウルの同園で晴れやかに開催された。
これには、創立者の池田大作SGI会長が祝福のメッセージを寄せ、「皆さんの胸には、『希望』という素晴らしい宝物が、いっぱいつまっています」と強調。その宝物を引き出すため、新しい友達や教員と共に、つよく、ただしく、のびのびと成長の日々をと望んだ。
式典では、李多兼(イ・タギョム)園長が歓迎の言葉を述べ、園児一人一人の幸福のため、教職員一同、全力を尽くしていきたいとあいさつ。
来賓の金仁洙(キム・インス)韓国SGI理事長は「この幼稚園は皆さんの夢を育てていく場所です。健康で楽しく、大切な思い出をたくさんつくってください」と念願した。また、韓国SGI女子部の「青き光合唱団」が祝賀の演目を披露した。
大きく動こう!
会って語れば心が弾む。
境涯も大きくなる。
今日も勇気の一歩を!
四条金吾殿御返事 P1122
『法華経の文字を拝見せさせ給うは生身の釈迦如来にあひ進らせたりとおぼしめすべし』
◇人生の座標
小学校の時の友人も、中学の時の友人も、高校の時の友人も、いうなれば"一緒に舞台の上で共演した仲"のようなものだ。一生涯、いつまでも忘れることはない。
親子は一生のものであり、夫婦も本来、一生のものであるべきでしょう。同じように、友情も一生のものであるべきだと思う。
☆100文字の幸福抄
「完璧な母親」などいない。
欠点も長所もあるから、人間なのである。
そこに人間らしさがある。
だからこそ、子どもは安心できるのだ。
自分らしくていい。
「あなた」しか、その子のお母さんはいないのだから!
☆韓国・幸福幼稚園第8回入園式 創立者がメッセージ
韓国・幸福幼稚園の第8回入園式が7日、ソウルの同園で晴れやかに開催された。
これには、創立者の池田大作SGI会長が祝福のメッセージを寄せ、「皆さんの胸には、『希望』という素晴らしい宝物が、いっぱいつまっています」と強調。その宝物を引き出すため、新しい友達や教員と共に、つよく、ただしく、のびのびと成長の日々をと望んだ。
式典では、李多兼(イ・タギョム)園長が歓迎の言葉を述べ、園児一人一人の幸福のため、教職員一同、全力を尽くしていきたいとあいさつ。
来賓の金仁洙(キム・インス)韓国SGI理事長は「この幼稚園は皆さんの夢を育てていく場所です。健康で楽しく、大切な思い出をたくさんつくってください」と念願した。また、韓国SGI女子部の「青き光合唱団」が祝賀の演目を披露した。
2015.03.28 わが友に贈る
車の事故に注意!
疲れや油断など
心の隙に魔は競う。
互いに声を掛け合い
安全第一の運転を!
経王御前御書 P1123
『又如何に唱うとも日蓮に怨をなせし人人は先ず必ず無間地獄に堕ちて無量劫の後に日蓮の弟子と成つて成仏す可し、恐恐謹言』
◇人生の座標
友情は、人間にとっての大切な基本です。友情は、平和のためにも、社会の向上のためにも、大きな「滋養」であり「刺激」となる。友情の積み重ねが、「平和社会の土台」となるのです。
☆100文字の幸福抄
「完璧な母親」などいない。
欠点も長所もあるから、人間なのである。
そこに人間らしさがある。
だからこそ、子どもは安心できるのだ。
自分らしくていい。
「あなた」しか、その子のお母さんはいないのだから!
☆創価大学・女子短大卒業式へのメッセージ
人材を迎え、人材を育み、そして人材を社会へ送り出す——わが人生において、これに勝る喜びも、これに勝る張り合いも、これに勝る誉れもありません。
深き縁の創価大学41期生の皆さん、創価女子短期大学29期生の皆さん、また、通信教育部の皆さん、さらに大学院の皆さん、そして世界15カ国・地域の留学生の皆さん!
あの東日本大震災後の混迷のなか、よくぞ私が創立した大学に集ってくれました。よくぞ学び、よくぞ鍛え、立派な知性と人格を創り上げてくれました。
私は、皆さん一人ひとりの輝く瞳を見つめ、固い握手を交わしながら、尊い健闘を労い、讃えたい。その限りない希望の前途を祝福したい気持ちでいっぱいです。
「我らは勝ちたり」と清々しい喜びのご卒業、誠におめでとうございます!
本日は、私が心から尊敬してやまないダビデ博士ご夫妻が、ご臨席くださいました。これほど嬉しい、これほど光栄なことはありません。
私は、ダビデ博士が母校フィリピン大学の後輩たちに贈られた指針を思い起こします。それは、"自らの勉学を支えてくれた人びとの汗を忘れまい"ということです。
この博士のお心を踏まえ、私は提案したい。
本日、授与された晴れがましい学位記を、皆さんの勉学を最も支えてくれた、お父さん、お母さん方に、のちほど、ゆっくりと、最大の感謝を込めて捧げ、これからの報恩の人生の第一歩としていただきたいと思うが、どうだろうか。
ご家族の方々、本当にありがとうございました!
また私と同じ心で、英才を薫陶してくださった教員の先生方、職員の方々、さらに常日頃から大学を守ってくださっているご来賓の方々に、心より御礼を申し上げます。
わが卒業生の皆さん方は、まさしく「新時代1期生」として、学業をはじめ万般において目覚ましい金字塔を打ち立ててくれました。その忘れ得ぬ象徴が、箱根駅伝の初出場を勝ち開いてくれた陸上競技部の壮挙であります。
あの力走のように、雄々しき理想に向かって、人生の長距離走に挑みゆく皆さんに、私は3点、はなむけの言葉を贈らせていただきます。
第一に、「民衆のために、正義と勇気の道を走れ!」という点です。
私はダビデ博士に、法律家を志されたきっかけを伺ったことがあります。すると、博士は即座に毅然と答えてくださいました。
「『貧しい人間が虐げられ、バカにされるような社会は間違っている!』。それを正すために法律家になろうと誓ったのです」と。
博士は、この誓いのままに学び抜かれ、揺るぎない力を磨き上げてこられました。
2001年1月には、国家指導者の不正蓄財などに対する弾劾裁判の裁判長を務められました。国民の抗議運動が広がり、流血さえも招きかねない緊迫した只中でした。
しかし裁判長たる博士は、「民衆の安全と利益こそが、最高の法規である」との古来の黄金律に則って、厳正かつ平和裡に権力の移行を実現させたのです。21世紀の起点に燦然と輝きわたる、正義と勇気の不滅のリーダーシップであります。
私も若き日から「正義によって立て! 汝の力二倍せん」を、座右の銘としてきました。
正義の誓いに徹する時、青年は最も強い。何ものにも負けない力を持つ。創価の学舎から巣立つ皆さんの大成を、全世界の民衆が心待ちにしております。
どうか、皆さんは、恐れなき正義の走者として、どこまでも民衆と苦楽を分かち、民衆が誇り高く共に幸福を謳歌していける社会を、勝ち築いていただきたいのです。
第二に、「世界のために、平和創造の道を開け!」と託したい。
フィリピンは、聡明な女性指導者がひときわ光る国です。ダビデ博士の最良の同志であるバージニア令夫人も、長年にわたって、フィリピン国内外の気高いボランティア事業の重責を果たされてきました。
また、本日は、創大通信教育部の出身で、世界のSGIを代表する女性リーダーであるアルカンタラ・フィリピン理事長も出席されています。
アジア初の女性大統領となり、フィリピンの民主化を進められたコラソン・アキノ大統領とお会いした際、私は、大英雄ホセ・リサール博士の詩「花々のなかの花よ」を朗読しました。
その一節には「あなたは春のようだと人は言う。行くところいずこにも善を広げる」とあります。
真の世界市民とは、いずこにあろうとも、自分がいるその場所で自分らしく輝き、周囲に希望の陽光を送り、友情と平和の春を創り出していく人ではないでしょうか。
自然災害が打ち続き、紛争の絶えない国際社会だからこそ、平和のフォートレスで世界市民の友情を結んできた皆さんは、この連帯を、いやまして賢く深く大らかに広げ、そして平和創造の道を、明るく誠実に忍耐強く開いていってください。
第三に、「未来のために、生命尊厳の道を走り抜け!」と申し上げます。
東北が生んだ文豪・太宰治の不朽の名作『走れメロス』に、こうあります。
「少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている」「私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! メロス」(『富嶽百景 走れメロス他八編』)と。
価値ある人生の極致は、人間の信頼に応え報いようと、いかなる苦難にも屈せず走破していく果てに達するものでありましょう。
私は人生の師・戸田城聖先生から託された「生命尊厳の哲理」「地球民族主義の理念」「人間革命の民衆運動」の襷を担って、荒れ狂う嵐のなかを走り抜いてきました。今も、走り続けております。
そして、この襷を創価教育の皆さん方が受け継ぎ、未来永遠に勝ち進んでくれることを大確信するゆえに、私には何の憂いもありません。
ともあれ、人生のマラソンは途中では決まらない。毀誉褒貶を超え、耐えて耐えて耐え抜いて、最後の最後まで青春の誓いの道を走り切った人こそが、勝利者です。私は、皆さんの不屈の前進と栄光のゴールを信じ、見守り、祈り抜いていきます。
終わりに、不二の絆で結ばれた宝の創大生、短大生の門出に——
わが心
一生涯
いな 永遠に
君の勝利へ
君と走らむ
と贈り、私のお祝いとさせていただきます。
偉大なる卒業生、万歳!
偉大なる父母、万歳!
新時代の希望の夜明け、万歳!
疲れや油断など
心の隙に魔は競う。
互いに声を掛け合い
安全第一の運転を!
経王御前御書 P1123
『又如何に唱うとも日蓮に怨をなせし人人は先ず必ず無間地獄に堕ちて無量劫の後に日蓮の弟子と成つて成仏す可し、恐恐謹言』
◇人生の座標
友情は、人間にとっての大切な基本です。友情は、平和のためにも、社会の向上のためにも、大きな「滋養」であり「刺激」となる。友情の積み重ねが、「平和社会の土台」となるのです。
☆100文字の幸福抄
「完璧な母親」などいない。
欠点も長所もあるから、人間なのである。
そこに人間らしさがある。
だからこそ、子どもは安心できるのだ。
自分らしくていい。
「あなた」しか、その子のお母さんはいないのだから!
☆創価大学・女子短大卒業式へのメッセージ
人材を迎え、人材を育み、そして人材を社会へ送り出す——わが人生において、これに勝る喜びも、これに勝る張り合いも、これに勝る誉れもありません。
深き縁の創価大学41期生の皆さん、創価女子短期大学29期生の皆さん、また、通信教育部の皆さん、さらに大学院の皆さん、そして世界15カ国・地域の留学生の皆さん!
あの東日本大震災後の混迷のなか、よくぞ私が創立した大学に集ってくれました。よくぞ学び、よくぞ鍛え、立派な知性と人格を創り上げてくれました。
私は、皆さん一人ひとりの輝く瞳を見つめ、固い握手を交わしながら、尊い健闘を労い、讃えたい。その限りない希望の前途を祝福したい気持ちでいっぱいです。
「我らは勝ちたり」と清々しい喜びのご卒業、誠におめでとうございます!
本日は、私が心から尊敬してやまないダビデ博士ご夫妻が、ご臨席くださいました。これほど嬉しい、これほど光栄なことはありません。
私は、ダビデ博士が母校フィリピン大学の後輩たちに贈られた指針を思い起こします。それは、"自らの勉学を支えてくれた人びとの汗を忘れまい"ということです。
この博士のお心を踏まえ、私は提案したい。
本日、授与された晴れがましい学位記を、皆さんの勉学を最も支えてくれた、お父さん、お母さん方に、のちほど、ゆっくりと、最大の感謝を込めて捧げ、これからの報恩の人生の第一歩としていただきたいと思うが、どうだろうか。
ご家族の方々、本当にありがとうございました!
また私と同じ心で、英才を薫陶してくださった教員の先生方、職員の方々、さらに常日頃から大学を守ってくださっているご来賓の方々に、心より御礼を申し上げます。
わが卒業生の皆さん方は、まさしく「新時代1期生」として、学業をはじめ万般において目覚ましい金字塔を打ち立ててくれました。その忘れ得ぬ象徴が、箱根駅伝の初出場を勝ち開いてくれた陸上競技部の壮挙であります。
あの力走のように、雄々しき理想に向かって、人生の長距離走に挑みゆく皆さんに、私は3点、はなむけの言葉を贈らせていただきます。
第一に、「民衆のために、正義と勇気の道を走れ!」という点です。
私はダビデ博士に、法律家を志されたきっかけを伺ったことがあります。すると、博士は即座に毅然と答えてくださいました。
「『貧しい人間が虐げられ、バカにされるような社会は間違っている!』。それを正すために法律家になろうと誓ったのです」と。
博士は、この誓いのままに学び抜かれ、揺るぎない力を磨き上げてこられました。
2001年1月には、国家指導者の不正蓄財などに対する弾劾裁判の裁判長を務められました。国民の抗議運動が広がり、流血さえも招きかねない緊迫した只中でした。
しかし裁判長たる博士は、「民衆の安全と利益こそが、最高の法規である」との古来の黄金律に則って、厳正かつ平和裡に権力の移行を実現させたのです。21世紀の起点に燦然と輝きわたる、正義と勇気の不滅のリーダーシップであります。
私も若き日から「正義によって立て! 汝の力二倍せん」を、座右の銘としてきました。
正義の誓いに徹する時、青年は最も強い。何ものにも負けない力を持つ。創価の学舎から巣立つ皆さんの大成を、全世界の民衆が心待ちにしております。
どうか、皆さんは、恐れなき正義の走者として、どこまでも民衆と苦楽を分かち、民衆が誇り高く共に幸福を謳歌していける社会を、勝ち築いていただきたいのです。
第二に、「世界のために、平和創造の道を開け!」と託したい。
フィリピンは、聡明な女性指導者がひときわ光る国です。ダビデ博士の最良の同志であるバージニア令夫人も、長年にわたって、フィリピン国内外の気高いボランティア事業の重責を果たされてきました。
また、本日は、創大通信教育部の出身で、世界のSGIを代表する女性リーダーであるアルカンタラ・フィリピン理事長も出席されています。
アジア初の女性大統領となり、フィリピンの民主化を進められたコラソン・アキノ大統領とお会いした際、私は、大英雄ホセ・リサール博士の詩「花々のなかの花よ」を朗読しました。
その一節には「あなたは春のようだと人は言う。行くところいずこにも善を広げる」とあります。
真の世界市民とは、いずこにあろうとも、自分がいるその場所で自分らしく輝き、周囲に希望の陽光を送り、友情と平和の春を創り出していく人ではないでしょうか。
自然災害が打ち続き、紛争の絶えない国際社会だからこそ、平和のフォートレスで世界市民の友情を結んできた皆さんは、この連帯を、いやまして賢く深く大らかに広げ、そして平和創造の道を、明るく誠実に忍耐強く開いていってください。
第三に、「未来のために、生命尊厳の道を走り抜け!」と申し上げます。
東北が生んだ文豪・太宰治の不朽の名作『走れメロス』に、こうあります。
「少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている」「私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! メロス」(『富嶽百景 走れメロス他八編』)と。
価値ある人生の極致は、人間の信頼に応え報いようと、いかなる苦難にも屈せず走破していく果てに達するものでありましょう。
私は人生の師・戸田城聖先生から託された「生命尊厳の哲理」「地球民族主義の理念」「人間革命の民衆運動」の襷を担って、荒れ狂う嵐のなかを走り抜いてきました。今も、走り続けております。
そして、この襷を創価教育の皆さん方が受け継ぎ、未来永遠に勝ち進んでくれることを大確信するゆえに、私には何の憂いもありません。
ともあれ、人生のマラソンは途中では決まらない。毀誉褒貶を超え、耐えて耐えて耐え抜いて、最後の最後まで青春の誓いの道を走り切った人こそが、勝利者です。私は、皆さんの不屈の前進と栄光のゴールを信じ、見守り、祈り抜いていきます。
終わりに、不二の絆で結ばれた宝の創大生、短大生の門出に——
わが心
一生涯
いな 永遠に
君の勝利へ
君と走らむ
と贈り、私のお祝いとさせていただきます。
偉大なる卒業生、万歳!
偉大なる父母、万歳!
新時代の希望の夜明け、万歳!
2015年3月27日金曜日
2015.03.27 わが友に贈る
広布開拓こそ
三代城・北海道の使命だ
師子奮迅の勢いで
勇んで仏縁を広げよう!
功徳満開の春を飾れ!
御義口伝巻下 P764
『法華の題目は獅子の吼ゆるが如く余経は余獣の音の如くなり』
◇人生の座標
友人の影響は、ある時には、親よりもだれよりも強い。いい友達、向上しようとしている人と付き合えば、自分も向上する。
鉄鋼王カーネギーは、自分のことをこう呼んでいたという。「自分より優れたものを周りに集めた者」と。これが彼の人生観であったのだろう。結局、「いい友人をつくる」には、「自分がいい友人になる」以外にない。いい人の周りには、いい人が集まるものです。
☆100文字の幸福抄
「どうしてお母さんは
あんなに一生懸命なのだろう?」
「ああしている時のお母さんは
本当に楽しそうだな」と、
子どもは母親の表情や調子から敏感に感じ取る。
そうした呼吸のなかで、知らず知らずのうちに、
生き方の骨格が築かれていくのだ。
☆創価学園卒業式へのメッセージ
私の命の真ん中に輝き光る、わが学園生の皆さん! 希望に燃え立つ卒業、誠におめでとう!
皆、よく学び、よく鍛え、よくぞ立派に成長してくれました。あの東日本大震災で被災された東北から学園に集ってくれた英才もいます。卒業生全員が団結し、励まし合いながら頑張り通してくれたことも、全部わかっております。
私は一人ひとりを讃え、「大勝利の卒業生、万歳!」と声高らかに叫びたいのです。
本年は、『創価教育学体系』が発刊されて85周年になります。
この大著に序文を寄せられたのは、牧口常三郎先生の友人であり、東北が生んだ偉人である新渡戸稲造博士です。世界から信頼された新渡戸博士の言葉に、「感謝する心は、幸ある心なり」(『新渡戸稲造全集』第5巻)とあります。
「感謝の心」は「英知の心」と一体です。その心から、幸福が広がるのです。
ここで、何よりもまず、皆さんを学園に送り出してくださったお父さん、お母さん方に、最大の感謝と親孝行の決意を込めて、大拍手をお送りしたいと思うが、みんな、どうだろうか!
お父さん、お母さん方、本当にありがとうございます!
また、見事に薫育してくださった教員の先生方、職員の方々、さらに、陰に陽に、学園生を見守り、応援してくださっている、ご来賓の方々に、心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
今日は、「希望の未来へ」出発する「不二の命」の君たちに、「英知」「栄光」「情熱」の学園の三色旗を力の限り振りつつ、私は三つのエールを贈ります。
第一に、「いよいよ向学の太陽を昇らせよ!」ということです。
20世紀を代表する歴史学者のトインビー博士と、私が対談集を発刊したのは、1975年の3月のことでありました。
40年の歳月を経て、この対談集は、世界の28言語で読まれております。
博士と対話を行ったロンドンのご自宅には、暖炉の飾り棚に大切に置かれている写真がありました。そこに写るのは、第一次世界大戦で戦死した学友たちでした。
戦争で命を奪われた亡き友の分まで「生きて生き抜く」。そして、平和な時代を創るため「学びに学び抜く」。これが、トインビー博士の青春の誓いであったのです。
戦争をはじめ、生命を蹂躙し、不幸をもたらす暴力の深い闇を打ち破っていくためには、どうすればよいか。「智慧の光」「人間教育の光」「対話の光」を断固として強め、広げていく以外にない。博士と私の一致した信念であります。
軍国主義と戦い抜いた牧口先生、そして私の師匠である戸田城聖先生と同じく、トインビー博士も「学ぶ」という精神の闘争を、最後の最後まで、貫かれました。
皆さんも、これからが学びの本番です。皆さんが学びの努力を重ねた分だけ、世界はもっともっと明るく、温かくなる。
今年は第二次世界大戦の終結から70年。「暴力否定」「生命尊厳」の誇り高き学園から巣立つ皆さんは、向学の太陽をいよいよ赫々と昇らせていってください。
第二に申し上げたいのは、「友を照らす希望の太陽たれ!」ということです。
先日、私の敬愛する元国連事務次長のチョウドリ博士が、アメリカ創価大学と関西創価学園をインターネットでつなぎ、特別授業をしてくださいました。
「創価教育」は「平和教育」の先頭に立つと期待される博士が、常々、人々に語ってこられたことは、「『あなた自身から』始めてください」という呼びかけです。
社会を変え、世界を変える。それは、自分が変わることから始まる。「人間革命」です。最も地道でありながら、最も確実な平和の王道が、ここにあります。
皆さんは、それぞれの青春の使命の舞台で、自らが太陽と輝いて、目の前の友を、励ましの陽光で賢く朗らかに照らしていってください。
私に続く創価の世界市民として、コミュニケーションの力も、語学力も一段と磨きながら、この地球上に、友情と平和の連帯を、開き築いていただきたいのです。
第三は、「大変な時こそ、負けじ魂の不屈の太陽を!」と申し上げたい。
嬉しいことに、今、「21世紀の大陸」アフリカでも、皆さん方の先輩が、たくましく活躍してくれています。
このアフリカで、苦難を乗り越え4,000万本もの植樹を推進した笑顔光る「緑の大地の母」が、私と妻の友人であるワンガリ・マータイ博士です。
博士には、少女時代の忘れ得ぬ思い出があります。農場から家までの遠い道のりを、大量の豆を収穫して、ロバと共に背負い運んだ旅のことです。
途中、ロバが足を滑らせ、斜面を転がり落ちてしまった。さあ、どうするか。
マータイ少女は気持ちを落ち着かせ、ロバを助け元気づけながら、再び、一歩一歩、歩き始めました。そして力を振り絞って、ようやくたどりついたのです。
博士は、この旅から、「一心不乱にがんばると、信じられないようなことをやり遂げられる」ことを学んだといいます。〈『UNBOWED へこたれない ワンガリ・マータイ自伝』小池百合子訳〉
若き日に負けじ魂で挑戦したことは、すべて、わが生命に不屈のエネルギーとなって蓄積されます。ゆえに、いかなる試練にも臆さず、いかなる失敗にも怯まず、前へ前へ進んでいくことです。
たとえ嵐の夜があろうとも、その翌朝には、晴れわたる笑顔で、勝ち昇りゆく太陽のような青春であっていただきたいのです。
私は、愛する皆さんの健康と勝利を祈り抜いていきます。
皆さんがどんな逆境にあろうとも、お父さん、お母さんとご一緒に絶対の味方として見守り続けます。
学園生には一人も残らず師子王の心があります。師子王に断じて不幸はありません。
終わりに、わが宝の卒業生へ、万感の期待を込めて——
さあ昇れ
太陽の君
朗らかに
勇気に燃えて
未来を照らせや
と贈ります。
大好きな「負けじ魂ここにあり」を共々に歌いながら!
三代城・北海道の使命だ
師子奮迅の勢いで
勇んで仏縁を広げよう!
功徳満開の春を飾れ!
御義口伝巻下 P764
『法華の題目は獅子の吼ゆるが如く余経は余獣の音の如くなり』
◇人生の座標
友人の影響は、ある時には、親よりもだれよりも強い。いい友達、向上しようとしている人と付き合えば、自分も向上する。
鉄鋼王カーネギーは、自分のことをこう呼んでいたという。「自分より優れたものを周りに集めた者」と。これが彼の人生観であったのだろう。結局、「いい友人をつくる」には、「自分がいい友人になる」以外にない。いい人の周りには、いい人が集まるものです。
☆100文字の幸福抄
「どうしてお母さんは
あんなに一生懸命なのだろう?」
「ああしている時のお母さんは
本当に楽しそうだな」と、
子どもは母親の表情や調子から敏感に感じ取る。
そうした呼吸のなかで、知らず知らずのうちに、
生き方の骨格が築かれていくのだ。
☆創価学園卒業式へのメッセージ
私の命の真ん中に輝き光る、わが学園生の皆さん! 希望に燃え立つ卒業、誠におめでとう!
皆、よく学び、よく鍛え、よくぞ立派に成長してくれました。あの東日本大震災で被災された東北から学園に集ってくれた英才もいます。卒業生全員が団結し、励まし合いながら頑張り通してくれたことも、全部わかっております。
私は一人ひとりを讃え、「大勝利の卒業生、万歳!」と声高らかに叫びたいのです。
本年は、『創価教育学体系』が発刊されて85周年になります。
この大著に序文を寄せられたのは、牧口常三郎先生の友人であり、東北が生んだ偉人である新渡戸稲造博士です。世界から信頼された新渡戸博士の言葉に、「感謝する心は、幸ある心なり」(『新渡戸稲造全集』第5巻)とあります。
「感謝の心」は「英知の心」と一体です。その心から、幸福が広がるのです。
ここで、何よりもまず、皆さんを学園に送り出してくださったお父さん、お母さん方に、最大の感謝と親孝行の決意を込めて、大拍手をお送りしたいと思うが、みんな、どうだろうか!
お父さん、お母さん方、本当にありがとうございます!
また、見事に薫育してくださった教員の先生方、職員の方々、さらに、陰に陽に、学園生を見守り、応援してくださっている、ご来賓の方々に、心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
今日は、「希望の未来へ」出発する「不二の命」の君たちに、「英知」「栄光」「情熱」の学園の三色旗を力の限り振りつつ、私は三つのエールを贈ります。
第一に、「いよいよ向学の太陽を昇らせよ!」ということです。
20世紀を代表する歴史学者のトインビー博士と、私が対談集を発刊したのは、1975年の3月のことでありました。
40年の歳月を経て、この対談集は、世界の28言語で読まれております。
博士と対話を行ったロンドンのご自宅には、暖炉の飾り棚に大切に置かれている写真がありました。そこに写るのは、第一次世界大戦で戦死した学友たちでした。
戦争で命を奪われた亡き友の分まで「生きて生き抜く」。そして、平和な時代を創るため「学びに学び抜く」。これが、トインビー博士の青春の誓いであったのです。
戦争をはじめ、生命を蹂躙し、不幸をもたらす暴力の深い闇を打ち破っていくためには、どうすればよいか。「智慧の光」「人間教育の光」「対話の光」を断固として強め、広げていく以外にない。博士と私の一致した信念であります。
軍国主義と戦い抜いた牧口先生、そして私の師匠である戸田城聖先生と同じく、トインビー博士も「学ぶ」という精神の闘争を、最後の最後まで、貫かれました。
皆さんも、これからが学びの本番です。皆さんが学びの努力を重ねた分だけ、世界はもっともっと明るく、温かくなる。
今年は第二次世界大戦の終結から70年。「暴力否定」「生命尊厳」の誇り高き学園から巣立つ皆さんは、向学の太陽をいよいよ赫々と昇らせていってください。
第二に申し上げたいのは、「友を照らす希望の太陽たれ!」ということです。
先日、私の敬愛する元国連事務次長のチョウドリ博士が、アメリカ創価大学と関西創価学園をインターネットでつなぎ、特別授業をしてくださいました。
「創価教育」は「平和教育」の先頭に立つと期待される博士が、常々、人々に語ってこられたことは、「『あなた自身から』始めてください」という呼びかけです。
社会を変え、世界を変える。それは、自分が変わることから始まる。「人間革命」です。最も地道でありながら、最も確実な平和の王道が、ここにあります。
皆さんは、それぞれの青春の使命の舞台で、自らが太陽と輝いて、目の前の友を、励ましの陽光で賢く朗らかに照らしていってください。
私に続く創価の世界市民として、コミュニケーションの力も、語学力も一段と磨きながら、この地球上に、友情と平和の連帯を、開き築いていただきたいのです。
第三は、「大変な時こそ、負けじ魂の不屈の太陽を!」と申し上げたい。
嬉しいことに、今、「21世紀の大陸」アフリカでも、皆さん方の先輩が、たくましく活躍してくれています。
このアフリカで、苦難を乗り越え4,000万本もの植樹を推進した笑顔光る「緑の大地の母」が、私と妻の友人であるワンガリ・マータイ博士です。
博士には、少女時代の忘れ得ぬ思い出があります。農場から家までの遠い道のりを、大量の豆を収穫して、ロバと共に背負い運んだ旅のことです。
途中、ロバが足を滑らせ、斜面を転がり落ちてしまった。さあ、どうするか。
マータイ少女は気持ちを落ち着かせ、ロバを助け元気づけながら、再び、一歩一歩、歩き始めました。そして力を振り絞って、ようやくたどりついたのです。
博士は、この旅から、「一心不乱にがんばると、信じられないようなことをやり遂げられる」ことを学んだといいます。〈『UNBOWED へこたれない ワンガリ・マータイ自伝』小池百合子訳〉
若き日に負けじ魂で挑戦したことは、すべて、わが生命に不屈のエネルギーとなって蓄積されます。ゆえに、いかなる試練にも臆さず、いかなる失敗にも怯まず、前へ前へ進んでいくことです。
たとえ嵐の夜があろうとも、その翌朝には、晴れわたる笑顔で、勝ち昇りゆく太陽のような青春であっていただきたいのです。
私は、愛する皆さんの健康と勝利を祈り抜いていきます。
皆さんがどんな逆境にあろうとも、お父さん、お母さんとご一緒に絶対の味方として見守り続けます。
学園生には一人も残らず師子王の心があります。師子王に断じて不幸はありません。
終わりに、わが宝の卒業生へ、万感の期待を込めて——
さあ昇れ
太陽の君
朗らかに
勇気に燃えて
未来を照らせや
と贈ります。
大好きな「負けじ魂ここにあり」を共々に歌いながら!
2015年3月26日木曜日
2015.03.26 わが友に贈る
リーダーが祈り
行動した分だけ
組織は発展する。
一人と会って励まし
信頼の絆を強く結べ!
松野殿御返事 P1383
『何なる鬼畜なりとも法華経の一偈一句をも説かん者をば「当に起ちて遠く迎えて当に仏を敬うが如くすべし」の道理なれば仏の如く互に敬うべし、例せば宝塔品の時の釈迦多宝の如くなるべし』
◇人生の座標
友人のいる人こそが「豊かな人」なのです。なぜならば、友情は、人間らしく、青年らしく、互いに切磋琢磨しながら、人生を向上させようというものだからです。
☆100文字の幸福抄
生命の尊厳といっても、
決して特別なことではない。
命を守り抜く母の心、
子を慈しみ育む母の振る舞いこそが、
最良の手本であり、無上の鏡である。
地球社会を明るく照らす生命尊重の光も、
母という太陽から生まれる。
☆勝利の人間学 第70回 妙法のリズムで偉大な前進を
◇一切は朗々たる題目から
日蓮大聖人は、『我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり胎は華なり足は経なり』(P716、「御義口伝」)と明快に仰せになられている。
この私たちの身体そのものが、最も尊貴な妙法蓮華経の当体なのである。
妙法は、大宇宙を貫く大法であり、同時に小宇宙である我が身の法でもある。ゆえに、私たちが妙法を唱え、広宣流布に生きゆくとき、生命が大宇宙の根本のリズムと合致し、自在の大境涯を開いていくことができる。
さあ、朗々たる題目から出発しよう! 生き生きと躍動する生命力で、頭を使い、足を運んで、今日も勝利の劇を綴りゆくのだ。
◇「時」を逃すな、勝ち取れ
仏法では、まず「時」を知り、その「時」にかなった実践をすることを重んずる。
日興遺誠置文には『ああ、仏法にめぐりあうことはまれである。例えば優曇華の花が三千年に一度咲くようなものであり、一眼の亀が願いどおりの浮木を見つけ、その穴に入ることが極めて難しいようなものである。それよりもなお、正法にはあいがたい』(P1617、通解)と記されている。
あいがたい仏法に出あい、あいがたい広布の「時」を、善き同志と共に生きることが、どんなに素晴らしいことか。「時」を逃してはならない。自らの使命の最前線で、人間革命の「時」をつかみ、勝ち取るのだ。
◇王者の魂で「5・3」へ
わが師・戸田城聖先生は「3・16」の式典で、「創価学会は宗教界の王者なり」と宣言なされた。青年部が受け継ぐ師弟の魂とは「王者の誇り」であり「師子王の心」である。
「王」とは、その字の如く「天」と「地」と「人」を貫いて少しも傾かない存在をいう。
いかなる苦難の烈風にも微動だにしない。胸を張り、立ち向かう人間王者をつくる——ここに信仰の真髄がある。
学会は「3・16」から「5・3」へ、連続勝利のリズムで前進する。その勝ち戦の先陣として、若き師子王よ、颯爽と走りゆけ!
行動した分だけ
組織は発展する。
一人と会って励まし
信頼の絆を強く結べ!
松野殿御返事 P1383
『何なる鬼畜なりとも法華経の一偈一句をも説かん者をば「当に起ちて遠く迎えて当に仏を敬うが如くすべし」の道理なれば仏の如く互に敬うべし、例せば宝塔品の時の釈迦多宝の如くなるべし』
◇人生の座標
友人のいる人こそが「豊かな人」なのです。なぜならば、友情は、人間らしく、青年らしく、互いに切磋琢磨しながら、人生を向上させようというものだからです。
☆100文字の幸福抄
生命の尊厳といっても、
決して特別なことではない。
命を守り抜く母の心、
子を慈しみ育む母の振る舞いこそが、
最良の手本であり、無上の鏡である。
地球社会を明るく照らす生命尊重の光も、
母という太陽から生まれる。
☆勝利の人間学 第70回 妙法のリズムで偉大な前進を
◇一切は朗々たる題目から
日蓮大聖人は、『我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり胎は華なり足は経なり』(P716、「御義口伝」)と明快に仰せになられている。
この私たちの身体そのものが、最も尊貴な妙法蓮華経の当体なのである。
妙法は、大宇宙を貫く大法であり、同時に小宇宙である我が身の法でもある。ゆえに、私たちが妙法を唱え、広宣流布に生きゆくとき、生命が大宇宙の根本のリズムと合致し、自在の大境涯を開いていくことができる。
さあ、朗々たる題目から出発しよう! 生き生きと躍動する生命力で、頭を使い、足を運んで、今日も勝利の劇を綴りゆくのだ。
◇「時」を逃すな、勝ち取れ
仏法では、まず「時」を知り、その「時」にかなった実践をすることを重んずる。
日興遺誠置文には『ああ、仏法にめぐりあうことはまれである。例えば優曇華の花が三千年に一度咲くようなものであり、一眼の亀が願いどおりの浮木を見つけ、その穴に入ることが極めて難しいようなものである。それよりもなお、正法にはあいがたい』(P1617、通解)と記されている。
あいがたい仏法に出あい、あいがたい広布の「時」を、善き同志と共に生きることが、どんなに素晴らしいことか。「時」を逃してはならない。自らの使命の最前線で、人間革命の「時」をつかみ、勝ち取るのだ。
◇王者の魂で「5・3」へ
わが師・戸田城聖先生は「3・16」の式典で、「創価学会は宗教界の王者なり」と宣言なされた。青年部が受け継ぐ師弟の魂とは「王者の誇り」であり「師子王の心」である。
「王」とは、その字の如く「天」と「地」と「人」を貫いて少しも傾かない存在をいう。
いかなる苦難の烈風にも微動だにしない。胸を張り、立ち向かう人間王者をつくる——ここに信仰の真髄がある。
学会は「3・16」から「5・3」へ、連続勝利のリズムで前進する。その勝ち戦の先陣として、若き師子王よ、颯爽と走りゆけ!
2015.03.25 わが友に贈る
師弟の誓願に燃える
大九州の同志よ!
王者の師子吼で
堂々たる先駆を頼む!
火の国に勝鬨よ轟け!
開目抄下 P235
『我が弟子に朝夕教えしかども疑いををこして皆すてけんつたなき者のならひは約束せし事をまことの時はわするるなるべし』
◇人生の座標
日常はささいなことの連続かもしれない。しかし、一瞬一瞬の微妙な心のもち方によって、幸・不幸は大きく左右されてしまうものである。
「楽観主義で生きよう」と決めれば、逆境にも苦難にも、人生のドラマを楽しむように、悠々と乗り越えていくことができる。
☆100文字の幸福抄
深い愛情で結ばれた
家庭の絆は、何ものにも崩されない。
人間を強くし、正しき方向へと導いてくれる。
その家庭の絆こそが、
人生におけるどんな試練も耐え抜いて、
夢や理想を実現しゆく
勇気を贈ってくれる心の大地となる。
☆沖縄トーハン会から感謝状 名誉会長が謝辞
株式会社トーハンと取引のある書店で構成される「沖縄トーハン会」から池田名誉会長に「感謝状」が贈られた。文字・活字文化振興への貢献を讃えるもの。贈呈式が16日、那覇市の沖縄国際平和会館で行われた。
同会の大城行治会長が「推挙の辞」を読み上げた後、「感謝状」が、代理の桃原副会長に託された。
続いて、名誉会長の謝辞を桃原副会長が代読。その中で名誉会長は、本年、沖縄戦終結70年を迎えることに触れ、「戦争は、青少年から、学ぶ権利も、読書の喜びも奪ってしまいます」と強調した。
さらに、琉球王朝時代の教育者・名護寵文(なごちょうぶん、程順則)によって、中国からもたらされた道徳の入門書「六諭衍義」(りくゆえんぎ)が、日本全国で学ばれていった歴史に言及。活字文化のルネサンスを通して、最も尊く明るい「平和の光」を広げたいと決意を披歴し、今月、設立50年を刻んだ沖縄トーハン会のますますの隆盛を念願した。
式典には同会の久保誠青年部部長、柴田賢弘相談役も同席した。
大九州の同志よ!
王者の師子吼で
堂々たる先駆を頼む!
火の国に勝鬨よ轟け!
開目抄下 P235
『我が弟子に朝夕教えしかども疑いををこして皆すてけんつたなき者のならひは約束せし事をまことの時はわするるなるべし』
◇人生の座標
日常はささいなことの連続かもしれない。しかし、一瞬一瞬の微妙な心のもち方によって、幸・不幸は大きく左右されてしまうものである。
「楽観主義で生きよう」と決めれば、逆境にも苦難にも、人生のドラマを楽しむように、悠々と乗り越えていくことができる。
☆100文字の幸福抄
深い愛情で結ばれた
家庭の絆は、何ものにも崩されない。
人間を強くし、正しき方向へと導いてくれる。
その家庭の絆こそが、
人生におけるどんな試練も耐え抜いて、
夢や理想を実現しゆく
勇気を贈ってくれる心の大地となる。
☆沖縄トーハン会から感謝状 名誉会長が謝辞
株式会社トーハンと取引のある書店で構成される「沖縄トーハン会」から池田名誉会長に「感謝状」が贈られた。文字・活字文化振興への貢献を讃えるもの。贈呈式が16日、那覇市の沖縄国際平和会館で行われた。
同会の大城行治会長が「推挙の辞」を読み上げた後、「感謝状」が、代理の桃原副会長に託された。
続いて、名誉会長の謝辞を桃原副会長が代読。その中で名誉会長は、本年、沖縄戦終結70年を迎えることに触れ、「戦争は、青少年から、学ぶ権利も、読書の喜びも奪ってしまいます」と強調した。
さらに、琉球王朝時代の教育者・名護寵文(なごちょうぶん、程順則)によって、中国からもたらされた道徳の入門書「六諭衍義」(りくゆえんぎ)が、日本全国で学ばれていった歴史に言及。活字文化のルネサンスを通して、最も尊く明るい「平和の光」を広げたいと決意を披歴し、今月、設立50年を刻んだ沖縄トーハン会のますますの隆盛を念願した。
式典には同会の久保誠青年部部長、柴田賢弘相談役も同席した。
2015年3月24日火曜日
2015.03.24 わが友に贈る
人材山脈・信越の友よ
敢然と立ち上がれ!
「勇気」の旗高く
栄光の決勝点へ
異体同心の大前進を!
三三蔵祈雨事 P1471
『仏出世せさせ給いてありしかば、九十五種の外道十六大国の王臣諸民をかたらひて或はのり或はうち或は弟子或はだんな等無量無辺ころせしかども仏たゆむ心なし、我此の法門を諸人にをどされていゐやむほどならば一切衆生地獄に堕つべしとつよくなげかせ給いしゆへに退する心なし』
◇人生の座標
楽観的な人は、「悪い状況は一時的なもので、すぐに終わる」と考える。また、悪い出来事がすべてに当てはまるとは、とらえない。それゆえ「自分にはできる」「自分には変えられる」という希望をもてる。
楽観主義とは、限りない「希望」のことである。どんな困難を前にしても、強き一念で必ず乗り切ってみせるという「信念」である。
☆100文字の幸福抄
偽ったり、飾ったりしようとすると、
そこにいきおい無理が生ずる。
どんなに高位高官につき、
栄耀栄華を極めても、
虚飾があるかぎり、心からの幸福は味わえぬ。
人間は、ありのままに生きることが
最も楽しいものだ。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第19回� 咲き薫れ 希望の花々
人も物も「生老病死」「成住壊空」の流転を免れることはできない。
だが、妙法という法は常住不滅である。大事なのは法そのものである。
その上で大切なのは、根本の法を「実践」する人だ。そして「後継」する人材群である。競い起こるこる困難にも屈せず! 異体同心の団結で!
「3・16」のあの日、戸田先生は生涯の凱旋として、「創価学会は宗教界の王者なり」と師子吼なされた。
それは、「立正安国の人材育成」の宣言でもあったといってよい。
我らは、いかなる混迷の世にも、揺るがぬ信念と哲学をもって、王者堂々と、民衆の幸福のため、社会の繁栄のため、世界の平和のために戦い抜く創価のリーダーを送り出し続けるのだ。
今、21世紀の本格的な広布の時到来とともに、この「立正安国の人材」が、各地で威風も堂々と立ち上がっている。わが恩師もどれほど喜ばれていることか。
世界広布新時代の「3・16」──それは、世界中の創価の青年が、民衆の勝利と平和の建設という価値創造へ、誓願に燃え立つ日である。
「3・16」の舞台となった静岡、「正義」と「共戦」の神奈川の友は先月、横浜・鶴見の講堂で意気高く総会を行った。
そこでも若人の成長とスクラムが光っていた。
"誓いの青年(きみ)"よ!
私の一番の喜び、それは、君たちの勝利だ。
私の最高の勝利、それは、あなた方の幸福だ。
今いる場所で、立正安国を祈り戦う同志よ!
私の最大の願い、それは、一番苦しんだ地域の方々が、尊い地涌の生命を輝かせ、幸光る共生の楽土を築くことだ。
アメリカの思想家エマソンは綴っている。
「私たちの対話は、私たちがいままで見て来たよりもさらにすぐれた世界に私たちが属していることをさとらせ、一つの精神力が私たちをさし招いていることを知らせてくれる」
「真の対話」は、相手を尊敬し、相手から学ぶことだ。そこに互いの向上があり、喜びがある。
「対話」で開けぬ道など絶対にない!──この確信で、真心と慈悲の発露のままに語ることだ。相手の仏性を信じ抜く祈りを根底に置いて、誠実に言葉を紡ぐ時、「真の対話」が生まれる。
日蓮大聖人は、『よく・よく・かたらせ給へ』(P1227、「弥源太殿御返事」)、さらに『力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし』(P1361、「諸法実相抄」)等々と繰り返し仰せである。
『音も惜まず』(P504、「如説修行抄」)正義を叫び抜けとも言われた。
黙っていては、大善を為し得ない。臆さず、自分らしく、自信満々と声を響かせていくのだ。
民衆の真実の声、確信の声が轟くところ、必ず「立正安国」の夜明けが開かれるのである。
さあ、創立85周年の「5・3」へ、常勝の春の曲を奏でながら、勇気と希望の対話の花々を爛漫と咲かせゆこう!
朗らかに
桜梅桃李の
生命にて
乱世を勝ち抜け
いまだこりずと
敢然と立ち上がれ!
「勇気」の旗高く
栄光の決勝点へ
異体同心の大前進を!
三三蔵祈雨事 P1471
『仏出世せさせ給いてありしかば、九十五種の外道十六大国の王臣諸民をかたらひて或はのり或はうち或は弟子或はだんな等無量無辺ころせしかども仏たゆむ心なし、我此の法門を諸人にをどされていゐやむほどならば一切衆生地獄に堕つべしとつよくなげかせ給いしゆへに退する心なし』
◇人生の座標
楽観的な人は、「悪い状況は一時的なもので、すぐに終わる」と考える。また、悪い出来事がすべてに当てはまるとは、とらえない。それゆえ「自分にはできる」「自分には変えられる」という希望をもてる。
楽観主義とは、限りない「希望」のことである。どんな困難を前にしても、強き一念で必ず乗り切ってみせるという「信念」である。
☆100文字の幸福抄
偽ったり、飾ったりしようとすると、
そこにいきおい無理が生ずる。
どんなに高位高官につき、
栄耀栄華を極めても、
虚飾があるかぎり、心からの幸福は味わえぬ。
人間は、ありのままに生きることが
最も楽しいものだ。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第19回� 咲き薫れ 希望の花々
人も物も「生老病死」「成住壊空」の流転を免れることはできない。
だが、妙法という法は常住不滅である。大事なのは法そのものである。
その上で大切なのは、根本の法を「実践」する人だ。そして「後継」する人材群である。競い起こるこる困難にも屈せず! 異体同心の団結で!
「3・16」のあの日、戸田先生は生涯の凱旋として、「創価学会は宗教界の王者なり」と師子吼なされた。
それは、「立正安国の人材育成」の宣言でもあったといってよい。
我らは、いかなる混迷の世にも、揺るがぬ信念と哲学をもって、王者堂々と、民衆の幸福のため、社会の繁栄のため、世界の平和のために戦い抜く創価のリーダーを送り出し続けるのだ。
今、21世紀の本格的な広布の時到来とともに、この「立正安国の人材」が、各地で威風も堂々と立ち上がっている。わが恩師もどれほど喜ばれていることか。
世界広布新時代の「3・16」──それは、世界中の創価の青年が、民衆の勝利と平和の建設という価値創造へ、誓願に燃え立つ日である。
「3・16」の舞台となった静岡、「正義」と「共戦」の神奈川の友は先月、横浜・鶴見の講堂で意気高く総会を行った。
そこでも若人の成長とスクラムが光っていた。
"誓いの青年(きみ)"よ!
私の一番の喜び、それは、君たちの勝利だ。
私の最高の勝利、それは、あなた方の幸福だ。
今いる場所で、立正安国を祈り戦う同志よ!
私の最大の願い、それは、一番苦しんだ地域の方々が、尊い地涌の生命を輝かせ、幸光る共生の楽土を築くことだ。
アメリカの思想家エマソンは綴っている。
「私たちの対話は、私たちがいままで見て来たよりもさらにすぐれた世界に私たちが属していることをさとらせ、一つの精神力が私たちをさし招いていることを知らせてくれる」
「真の対話」は、相手を尊敬し、相手から学ぶことだ。そこに互いの向上があり、喜びがある。
「対話」で開けぬ道など絶対にない!──この確信で、真心と慈悲の発露のままに語ることだ。相手の仏性を信じ抜く祈りを根底に置いて、誠実に言葉を紡ぐ時、「真の対話」が生まれる。
日蓮大聖人は、『よく・よく・かたらせ給へ』(P1227、「弥源太殿御返事」)、さらに『力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし』(P1361、「諸法実相抄」)等々と繰り返し仰せである。
『音も惜まず』(P504、「如説修行抄」)正義を叫び抜けとも言われた。
黙っていては、大善を為し得ない。臆さず、自分らしく、自信満々と声を響かせていくのだ。
民衆の真実の声、確信の声が轟くところ、必ず「立正安国」の夜明けが開かれるのである。
さあ、創立85周年の「5・3」へ、常勝の春の曲を奏でながら、勇気と希望の対話の花々を爛漫と咲かせゆこう!
朗らかに
桜梅桃李の
生命にて
乱世を勝ち抜け
いまだこりずと
2015年3月23日月曜日
2015.03.23 わが友に贈る
◇今週のことば
春だ! 対話だ!
足取り軽く行動だ!
進学・就職の友にも
春風のエールを。
人生は強気でいけ!
2015年03月23日
御義口伝巻下 P784
『桜梅桃李の己己の当体を改めずして無作三身と開見すれば是れ即ち量の義なり』
◇人生の座標
自分に何ができるか、何をしたらいいのか−−。世の中の不条理を見ていながら、声をあげず、座して行動しない臆病者であってはならないと思う。
恵まれた環境に甘えることなく、いな、恵まれているからこそ、世界の抱える諸問題に目を向け、身近なところから解決に力を合わせていきたいものである。
「勇気」の二字を忘れずに−−。
☆100文字の幸福抄
詩とは何より
心の世界の真実である。
季節のわずかな変化にも美を発見できること。
困っている人を見たら、
すぐに身体が動くこと。
そうした姿は、言葉以上に豊かに
子どもたちの心を育むに違いない。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第19回� 咲き薫れ 希望の花々
不屈なる
歴史を創りし
不二の友
新生の花
三世に薫らむ
北国の春は、厳しい冬を勝ち越えた喜びが、弾けるように花開く。
福島県・三春町の「三つの春」という町名の由来には、"梅、桃、桜が一斉に咲き薫る"との伝承があると伺った。
この三春の地に、草創の福島班が誕生したのは、昭和28年の厳寒の1月であった。
聖教新聞の創刊号で報道された、神奈川の鶴見支部に炎上した広布の「聖火」が、この地にも燃え広がったのである。
福島そして、宮城、岩手をはじめ尊き東北の同志は、いかなる烈風にも怯まず、友の心に「希望」の火を灯してきた。
「希望」──それは、明日への前進の源だ。蘇生の原動力である。
「希望」とは、自らが創り出していくものだ。志を同じくする友と、強く深く、育み合っていくものである。
東日本大震災から4年──私は全ての犠牲者の方々に追善・回向の題目を捧げるとともに、被災地の復興と皆様方の幸福を真剣に祈っている。
今も、わが東北家族は不撓不屈の「みちのく魂」で"福光の春"へ、一歩、また一歩と歩み続けておられる。
『心を壊る能わず』(P65、「守護国家論」)と、災難にも崩れぬ信仰をもって、一人ひとりが、断固と希望に生き抜いてこられた。
逝去なされたご親族やご友人のためにも、強く強く生き抜かれる皆様方こそ、現代において"冬を必ず春となす"日蓮仏法の体現者なのだ。
東北の気高き忍耐の大地から、「桜梅桃李」の多彩な人華が、いやまして凜然と咲き誇っているではないか!
妻から、福島のある母の話を聞いた。
母の心には、あの震災直後、過酷な生と死の境にあって、互いを労り、励まし合って生き抜いてきた多くの方々の姿が焼き付いて離れない。
最近、無我夢中だった当時を見つめ直し、気づいたことがあるという。
それは、「人間には、極限にあっても発揮される強さと美しさがある」ということであった。
大震災、大津波という何もかも奪い去る試練の中で、民衆がいかに尊厳なる人間の底力を示し切ってこられたか。
そして、亡くなられた方々も、最後の最後まで人間の尊貴さを護り抜いていかれた。
福島の母は、この真実を、誇りをもって次の世代に語り継いでいきたい、決して風化させはしないと言われるのだ。
かつて私は、「どのような人が理想ですか?」と質問を受けたことがある。私はお答えした。
静かだが深い人、優しいけれど強い人、平凡だが英知の人、純粋だけど勇気のある人、と。
そんな大好きな友が、東北には大勢いる。この誉れの父母たちの奮闘と団結によって、奇跡の復興が成し遂げられてきたことを私は忘れない。
後継の東北青年部も、何と明るく、何と逞しく、新生の道を勝ち開いてくれていることか。
この3月中旬に、仙台で行われる「第3回国連防災世界会議」への青年部を中心とする取り組みも、各界から深い期待が寄せられている。
大震災の直後に、わが創価大学に入学してくれた英才たちが、いよいよ今月、卒業を迎える。
4年前は入学式も行えなかった。社会全体が動揺する中、被災地出身の友をはじめ、皆の不安や苦労もひとしおであっただろう。しかし、立派に成長してくれた。よくぞ頑張ったと、一人ひとりを心から労いたい。
創価大学のボランティアチームの一員として、故郷・石巻の復興支援に携わった青年もいる。
震災当時、ある地区部長は3人のお子さんを亡くされた。そうした悲嘆を抱えた故郷の同志にとっても、この創大生は希望の存在だった。彼はその期待に応え、公認会計士の狭き門を突破した。
成長を見守ってきた、石巻の同志とご家庭の笑顔が思い浮かぶ。また、共に励まし合い、苦楽を分かち合ってきた創大生の連帯を讃えたい。
思えば、今年は、阪神・淡路大震災から20年の節であった。
関西の友は甚大な苦難を耐え抜き、乗り越えてきた先駆けである。東北に同苦し、わが事のように復興を祈り、懸命に励ましを送ってくれた。
「負けたらあかん!」の関西から、「負げでたまっか!」の東北へ、負けじ魂の継承劇が、そこにはあった。
東日本大震災の直後、救援物資を携え、東北ヘ駆けつけてくれた新潟、北海道の友らの真心も、世界からのエールも忘れることはできない。
この同志愛は、若き友に受け継がれ、大いなる希望の光となっている。
昨年の総兵庫の青年大会では、地元のノーベル少年少女合唱団が、宮城県の青葉少年少女合唱団と、映像を介して共演した。それは、未来を創り開く歌声だ。
不屈の生命で結ばれた大地から、力強い凱歌の春が始まっている。
今年も「3・16」が巡りくる。57年前(昭和33年)のあの日、戸田先生のお体は既に衰弱されていた。
しかし、厳然と「広宣流布の模擬試験」となる式典の指揮を執られた。師は命を賭して、後継の旗を、分身の弟子に託してくださった。
その厳粛な儀式には、東北から、関西から、日本各地から馳せ参じてくれた青年たちがいた。
広宣流布そして「令法久住」(法をして久しく住せしめん)の若き陣列が出発したのだ。
春だ! 対話だ!
足取り軽く行動だ!
進学・就職の友にも
春風のエールを。
人生は強気でいけ!
2015年03月23日
御義口伝巻下 P784
『桜梅桃李の己己の当体を改めずして無作三身と開見すれば是れ即ち量の義なり』
◇人生の座標
自分に何ができるか、何をしたらいいのか−−。世の中の不条理を見ていながら、声をあげず、座して行動しない臆病者であってはならないと思う。
恵まれた環境に甘えることなく、いな、恵まれているからこそ、世界の抱える諸問題に目を向け、身近なところから解決に力を合わせていきたいものである。
「勇気」の二字を忘れずに−−。
☆100文字の幸福抄
詩とは何より
心の世界の真実である。
季節のわずかな変化にも美を発見できること。
困っている人を見たら、
すぐに身体が動くこと。
そうした姿は、言葉以上に豊かに
子どもたちの心を育むに違いない。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第19回� 咲き薫れ 希望の花々
不屈なる
歴史を創りし
不二の友
新生の花
三世に薫らむ
北国の春は、厳しい冬を勝ち越えた喜びが、弾けるように花開く。
福島県・三春町の「三つの春」という町名の由来には、"梅、桃、桜が一斉に咲き薫る"との伝承があると伺った。
この三春の地に、草創の福島班が誕生したのは、昭和28年の厳寒の1月であった。
聖教新聞の創刊号で報道された、神奈川の鶴見支部に炎上した広布の「聖火」が、この地にも燃え広がったのである。
福島そして、宮城、岩手をはじめ尊き東北の同志は、いかなる烈風にも怯まず、友の心に「希望」の火を灯してきた。
「希望」──それは、明日への前進の源だ。蘇生の原動力である。
「希望」とは、自らが創り出していくものだ。志を同じくする友と、強く深く、育み合っていくものである。
東日本大震災から4年──私は全ての犠牲者の方々に追善・回向の題目を捧げるとともに、被災地の復興と皆様方の幸福を真剣に祈っている。
今も、わが東北家族は不撓不屈の「みちのく魂」で"福光の春"へ、一歩、また一歩と歩み続けておられる。
『心を壊る能わず』(P65、「守護国家論」)と、災難にも崩れぬ信仰をもって、一人ひとりが、断固と希望に生き抜いてこられた。
逝去なされたご親族やご友人のためにも、強く強く生き抜かれる皆様方こそ、現代において"冬を必ず春となす"日蓮仏法の体現者なのだ。
東北の気高き忍耐の大地から、「桜梅桃李」の多彩な人華が、いやまして凜然と咲き誇っているではないか!
妻から、福島のある母の話を聞いた。
母の心には、あの震災直後、過酷な生と死の境にあって、互いを労り、励まし合って生き抜いてきた多くの方々の姿が焼き付いて離れない。
最近、無我夢中だった当時を見つめ直し、気づいたことがあるという。
それは、「人間には、極限にあっても発揮される強さと美しさがある」ということであった。
大震災、大津波という何もかも奪い去る試練の中で、民衆がいかに尊厳なる人間の底力を示し切ってこられたか。
そして、亡くなられた方々も、最後の最後まで人間の尊貴さを護り抜いていかれた。
福島の母は、この真実を、誇りをもって次の世代に語り継いでいきたい、決して風化させはしないと言われるのだ。
かつて私は、「どのような人が理想ですか?」と質問を受けたことがある。私はお答えした。
静かだが深い人、優しいけれど強い人、平凡だが英知の人、純粋だけど勇気のある人、と。
そんな大好きな友が、東北には大勢いる。この誉れの父母たちの奮闘と団結によって、奇跡の復興が成し遂げられてきたことを私は忘れない。
後継の東北青年部も、何と明るく、何と逞しく、新生の道を勝ち開いてくれていることか。
この3月中旬に、仙台で行われる「第3回国連防災世界会議」への青年部を中心とする取り組みも、各界から深い期待が寄せられている。
大震災の直後に、わが創価大学に入学してくれた英才たちが、いよいよ今月、卒業を迎える。
4年前は入学式も行えなかった。社会全体が動揺する中、被災地出身の友をはじめ、皆の不安や苦労もひとしおであっただろう。しかし、立派に成長してくれた。よくぞ頑張ったと、一人ひとりを心から労いたい。
創価大学のボランティアチームの一員として、故郷・石巻の復興支援に携わった青年もいる。
震災当時、ある地区部長は3人のお子さんを亡くされた。そうした悲嘆を抱えた故郷の同志にとっても、この創大生は希望の存在だった。彼はその期待に応え、公認会計士の狭き門を突破した。
成長を見守ってきた、石巻の同志とご家庭の笑顔が思い浮かぶ。また、共に励まし合い、苦楽を分かち合ってきた創大生の連帯を讃えたい。
思えば、今年は、阪神・淡路大震災から20年の節であった。
関西の友は甚大な苦難を耐え抜き、乗り越えてきた先駆けである。東北に同苦し、わが事のように復興を祈り、懸命に励ましを送ってくれた。
「負けたらあかん!」の関西から、「負げでたまっか!」の東北へ、負けじ魂の継承劇が、そこにはあった。
東日本大震災の直後、救援物資を携え、東北ヘ駆けつけてくれた新潟、北海道の友らの真心も、世界からのエールも忘れることはできない。
この同志愛は、若き友に受け継がれ、大いなる希望の光となっている。
昨年の総兵庫の青年大会では、地元のノーベル少年少女合唱団が、宮城県の青葉少年少女合唱団と、映像を介して共演した。それは、未来を創り開く歌声だ。
不屈の生命で結ばれた大地から、力強い凱歌の春が始まっている。
今年も「3・16」が巡りくる。57年前(昭和33年)のあの日、戸田先生のお体は既に衰弱されていた。
しかし、厳然と「広宣流布の模擬試験」となる式典の指揮を執られた。師は命を賭して、後継の旗を、分身の弟子に託してくださった。
その厳粛な儀式には、東北から、関西から、日本各地から馳せ参じてくれた青年たちがいた。
広宣流布そして「令法久住」(法をして久しく住せしめん)の若き陣列が出発したのだ。
2015.03.22 わが友に贈る
真剣な言葉
誠実な言葉は
必ず相手の心に響く!
「声仏事を為す」
大確信で語り抜け!
高橋殿御返事 P1467
『其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ、仏種は縁に従つて起る是の故に一乗を説くなるべし』
◇人生の座標
勇気というのは、蛮勇ではない。蛮勇は、独りよがりであり、自己中心的であり、人のことを考えない。横暴であり、傲慢です。
☆100文字の幸福抄
子どもの成長と共に、
親も成長していきたい。
子どもの成長と共に、
互いに尊敬し、支え合う夫婦愛も
磨きがかかっていくべきであろう。
それが、そのまま美しい家庭環境を
築き上げていくことになるからだ。
☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第9回 後継の誉れ 試練こそ喜び
後継の誓いの3月、わが胸には「追撃の手をゆるめるな!」との恩師の師子吼が響く。
あえて試練に挑み、勝ち越えるのが青年だ。後継の誉れである。
どんな嵐が襲いかかろうとも、題目第一の人には、かなわない。必ず必ず乗り越えられる。
日蓮大聖人は、身命に及ぶ大難の中、流罪の身でなお、悠然と『喜悦はかりなし』(P1360、「諸法実相抄」)と仰せになられた。
正義ゆえの難が現れる時こそ、広宣流布の時なのである。
それを戸田先生は心から喜ばれ、「私もうれしいと思うが、みなさんもうれしいと思ってもらいたい。そのときこそ、敢然と戦おうではないか」と晴れ晴れと叫ばれた。
魔が競わない闘争は、闘争ではない。魔を打ち破ってこそ、仏になる。絶対的幸福の大境涯を開くことができるのだ。
ゆえに、大変な時ほど明るく楽しくいこう! 師子王の心で進むのだ。これで宿命転換できる。これで一切を変えられる。これで永遠の師弟勝利の原点をつくることができる──と。
仏法は三世を貫く究極の楽観主義だ。絶対に行き詰まらない。いかなる逆境からも価値創造していける大法なのである。
広宣流布は慈悲を社会の根底に据え、自他共の幸福を築く戦いだ。地上から悲惨の二字をなくし、平和を創る戦いである。
きょうも一人を励まそう。
勇気と希望を送ろう。
常に自らが第一線へ!
行くところ向かうところで、一人から一人へ、勝利の一念を燃え立たせ、勇気の波動を起こすのだ。
時代の変化は激しく、苦労も多いだろうが、どこまでも信心で団結し、信心で勝とう。
何事も強気でやり通す執念が勝負を決する。一人も残らず、自分に勝ち、社会で勝ち、人生で勝つ功徳満開の春を迎えよう!
誠実な言葉は
必ず相手の心に響く!
「声仏事を為す」
大確信で語り抜け!
高橋殿御返事 P1467
『其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ、仏種は縁に従つて起る是の故に一乗を説くなるべし』
◇人生の座標
勇気というのは、蛮勇ではない。蛮勇は、独りよがりであり、自己中心的であり、人のことを考えない。横暴であり、傲慢です。
☆100文字の幸福抄
子どもの成長と共に、
親も成長していきたい。
子どもの成長と共に、
互いに尊敬し、支え合う夫婦愛も
磨きがかかっていくべきであろう。
それが、そのまま美しい家庭環境を
築き上げていくことになるからだ。
☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第9回 後継の誉れ 試練こそ喜び
後継の誓いの3月、わが胸には「追撃の手をゆるめるな!」との恩師の師子吼が響く。
あえて試練に挑み、勝ち越えるのが青年だ。後継の誉れである。
どんな嵐が襲いかかろうとも、題目第一の人には、かなわない。必ず必ず乗り越えられる。
日蓮大聖人は、身命に及ぶ大難の中、流罪の身でなお、悠然と『喜悦はかりなし』(P1360、「諸法実相抄」)と仰せになられた。
正義ゆえの難が現れる時こそ、広宣流布の時なのである。
それを戸田先生は心から喜ばれ、「私もうれしいと思うが、みなさんもうれしいと思ってもらいたい。そのときこそ、敢然と戦おうではないか」と晴れ晴れと叫ばれた。
魔が競わない闘争は、闘争ではない。魔を打ち破ってこそ、仏になる。絶対的幸福の大境涯を開くことができるのだ。
ゆえに、大変な時ほど明るく楽しくいこう! 師子王の心で進むのだ。これで宿命転換できる。これで一切を変えられる。これで永遠の師弟勝利の原点をつくることができる──と。
仏法は三世を貫く究極の楽観主義だ。絶対に行き詰まらない。いかなる逆境からも価値創造していける大法なのである。
広宣流布は慈悲を社会の根底に据え、自他共の幸福を築く戦いだ。地上から悲惨の二字をなくし、平和を創る戦いである。
きょうも一人を励まそう。
勇気と希望を送ろう。
常に自らが第一線へ!
行くところ向かうところで、一人から一人へ、勝利の一念を燃え立たせ、勇気の波動を起こすのだ。
時代の変化は激しく、苦労も多いだろうが、どこまでも信心で団結し、信心で勝とう。
何事も強気でやり通す執念が勝負を決する。一人も残らず、自分に勝ち、社会で勝ち、人生で勝つ功徳満開の春を迎えよう!
2015.03.21 わが友に贈る
時代を動かす拡大の
うねりは最前線から!
尊きブロック長
白ゆり長の奮闘こそ
勝利の原動力だ!
上野殿御返事 P1544
『今の時法華経を信ずる人あり或は火のごとく信ずる人もあり或は水のごとく信ずる人もあり、聴聞する時はもへたつばかりをもへどもとをざかりぬればすつる心あり、水のごとくと申すはいつもたいせず信ずるなり』
◇人生の座標
人生は、挑戦です。挑戦しないと、人格はできない。自分を鍛えるのは、自分です。自分を大きくするのは、自分の努力です。
☆100文字の幸福抄
愛情を持って育てられた人は、
「競争」によって他人を蹴落とすのではなく、
社会のため、人々のために
貢献する生き方を志向していくことができる。
知識だけに偏らず、
円満な人格を育む。
人間教育の根本は、愛情である。
☆御書とともに� 第51回 喜び勇んで前へ! 前へ!
『各各なにをかなげかせ給うべき、迦葉尊者にあらずとも・まいをも・まいぬべし、舎利弗にあらねども・立つてをどりぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をどりてこそいで給いしか』(大悪大善御書、P1300)
◇通解
あなた方は何を嘆くことがあろうか。(必ず大善がくるとの喜びに)迦葉尊者でなくても、舞をも舞うべきところである。舎利弗でなくても、立って躍るべきところである。上行菩薩が大地から現れた時には、まさに躍り出られたのである。
◇同志への指針
あの「大阪の戦い」で関西の不二の同志と心に刻んだ御聖訓である。どんな大悪も大善に変えてみせると、勇気と団結の舞を舞いながら、未曽有の拡大と勝利を飾った。
我らは広宣流布を誓願して躍り出た地涌の菩薩である。一人一人が、かけがえのない主役だ。この歓喜の躍動の生命は誰人にも止められない。地涌の底力を使命の大地に漲らせて、いざや前進だ!
うねりは最前線から!
尊きブロック長
白ゆり長の奮闘こそ
勝利の原動力だ!
上野殿御返事 P1544
『今の時法華経を信ずる人あり或は火のごとく信ずる人もあり或は水のごとく信ずる人もあり、聴聞する時はもへたつばかりをもへどもとをざかりぬればすつる心あり、水のごとくと申すはいつもたいせず信ずるなり』
◇人生の座標
人生は、挑戦です。挑戦しないと、人格はできない。自分を鍛えるのは、自分です。自分を大きくするのは、自分の努力です。
☆100文字の幸福抄
愛情を持って育てられた人は、
「競争」によって他人を蹴落とすのではなく、
社会のため、人々のために
貢献する生き方を志向していくことができる。
知識だけに偏らず、
円満な人格を育む。
人間教育の根本は、愛情である。
☆御書とともに� 第51回 喜び勇んで前へ! 前へ!
『各各なにをかなげかせ給うべき、迦葉尊者にあらずとも・まいをも・まいぬべし、舎利弗にあらねども・立つてをどりぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をどりてこそいで給いしか』(大悪大善御書、P1300)
◇通解
あなた方は何を嘆くことがあろうか。(必ず大善がくるとの喜びに)迦葉尊者でなくても、舞をも舞うべきところである。舎利弗でなくても、立って躍るべきところである。上行菩薩が大地から現れた時には、まさに躍り出られたのである。
◇同志への指針
あの「大阪の戦い」で関西の不二の同志と心に刻んだ御聖訓である。どんな大悪も大善に変えてみせると、勇気と団結の舞を舞いながら、未曽有の拡大と勝利を飾った。
我らは広宣流布を誓願して躍り出た地涌の菩薩である。一人一人が、かけがえのない主役だ。この歓喜の躍動の生命は誰人にも止められない。地涌の底力を使命の大地に漲らせて、いざや前進だ!
2015年3月20日金曜日
2015.03.20 わが友に贈る
誓いし「この道」は
栄光の師弟の道。
信頼する大中部よ!
勇敢なる言論戦で
堅塁の底力を示せ!
富木殿御返事 P962
『但生涯本より思い切て候今に飜返ること無く其の上又遺恨無し諸の悪人は又善知識なり』
◇人生の座標
芸術の世界でも、スポーツでも、企業でも、トップに立つ人は、「努力!努力!努力!」である。努力はウソをつかない。苦しんで、努力して、真剣に戦い抜いた人が勝つ。これが人生の鉄則であり、道理である。
☆100文字の幸福抄
子どもとの信頼をコツコツと築き、
無限の可能性の大地を、
力強く、時に優しく耕していく。
その愛情こそが、何十年か先に、
必ず大きな花を咲かせていく。
時間を超えて偉大な力を発揮させていくのが、
教育であり、家庭の力である。
☆福光勤行会へのメッセージ
敬愛してやまない、わが東北家族の皆様方! 厳しい寒さの中のご参集、誠にご苦労さまでございます。
大震災より4年の今朝、私も皆様方と同じ心で、犠牲になられたご家族、ご友人をはじめ、全ての方々へ懇ろに追善回向させていただいております。
私たちの題目の音声は生死を超えて、一切を妙法の光で包んでいくことは、絶対に間違いありません。
この4年間、尊き皆様方が歯を食いしばって、風雪を越え、一日また一日、極楽百年にも勝る大功徳を積んでこられたことは、御本仏・日蓮大聖人が、全部、ご照覧であられます。
皆様一人一人の生命こそが、無量無辺の『心の財』で輝きわたる尊極の宝塔なのであります。
御義口伝に、『我らが生老病死に際して、南無妙法蓮華経と唱え奉ることは、そのまま常楽我浄の四つの徳の香りを吹き薫らせることになるのである』(P740、通解)と断言なされている通りであります。
復興は、いまだ道半ばであり、言うに言われぬご苦労の連続でありましょう。
しかし、私たちには信心があります。団結があります。
大聖人が仰せの通り、『苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき』(P1143、「四条金吾殿御返事」)、題目を唱えに唱え、これからも一つ一つ、「負げでたまっか!」と、粘り強く乗り越えていってください。世界第一の強く、温かく、朗らかな東北家族の励まし合いで、我らの「みちのくの天地」に、世界第一の人材の城を築いていただきたいのであります。
そして、人類の未来に、「東北の我らを見給え!」「冬は必ず春となる」と、無限の希望の光を送りゆこうではありませんか!
どうか、皆様、お体を大切に!
風邪などひかれませんように!
最も苦労された皆様こそが、最も勝ち栄えゆく人生たれ! と強盛に祈りつつ——。
栄光の師弟の道。
信頼する大中部よ!
勇敢なる言論戦で
堅塁の底力を示せ!
富木殿御返事 P962
『但生涯本より思い切て候今に飜返ること無く其の上又遺恨無し諸の悪人は又善知識なり』
◇人生の座標
芸術の世界でも、スポーツでも、企業でも、トップに立つ人は、「努力!努力!努力!」である。努力はウソをつかない。苦しんで、努力して、真剣に戦い抜いた人が勝つ。これが人生の鉄則であり、道理である。
☆100文字の幸福抄
子どもとの信頼をコツコツと築き、
無限の可能性の大地を、
力強く、時に優しく耕していく。
その愛情こそが、何十年か先に、
必ず大きな花を咲かせていく。
時間を超えて偉大な力を発揮させていくのが、
教育であり、家庭の力である。
☆福光勤行会へのメッセージ
敬愛してやまない、わが東北家族の皆様方! 厳しい寒さの中のご参集、誠にご苦労さまでございます。
大震災より4年の今朝、私も皆様方と同じ心で、犠牲になられたご家族、ご友人をはじめ、全ての方々へ懇ろに追善回向させていただいております。
私たちの題目の音声は生死を超えて、一切を妙法の光で包んでいくことは、絶対に間違いありません。
この4年間、尊き皆様方が歯を食いしばって、風雪を越え、一日また一日、極楽百年にも勝る大功徳を積んでこられたことは、御本仏・日蓮大聖人が、全部、ご照覧であられます。
皆様一人一人の生命こそが、無量無辺の『心の財』で輝きわたる尊極の宝塔なのであります。
御義口伝に、『我らが生老病死に際して、南無妙法蓮華経と唱え奉ることは、そのまま常楽我浄の四つの徳の香りを吹き薫らせることになるのである』(P740、通解)と断言なされている通りであります。
復興は、いまだ道半ばであり、言うに言われぬご苦労の連続でありましょう。
しかし、私たちには信心があります。団結があります。
大聖人が仰せの通り、『苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき』(P1143、「四条金吾殿御返事」)、題目を唱えに唱え、これからも一つ一つ、「負げでたまっか!」と、粘り強く乗り越えていってください。世界第一の強く、温かく、朗らかな東北家族の励まし合いで、我らの「みちのくの天地」に、世界第一の人材の城を築いていただきたいのであります。
そして、人類の未来に、「東北の我らを見給え!」「冬は必ず春となる」と、無限の希望の光を送りゆこうではありませんか!
どうか、皆様、お体を大切に!
風邪などひかれませんように!
最も苦労された皆様こそが、最も勝ち栄えゆく人生たれ! と強盛に祈りつつ——。
2015年3月19日木曜日
2015.03.19 わが友に贈る
信心に徹する人に
行き詰まりはない。
日々「つよる心」で
変革の一歩を踏み出せ!
希望はわが胸中にあり!
諸法実相抄 P1359
『能く竊かに一人の為めに法華経の乃至一句を説かば当に知るべし是の人は則ち如来の使如来の所遣として如来の事を行ずるなり』
◇人生の座標
社会というのは、一面から見れば矛盾だらけです。汚いところもあるし、厳しいところもある。それを安易に考えて、自分が社会の落後者になってはならない。そうなってから、どんなに弁解しても、負けは負けです。
荒海を断じて泳ぎきっていかなければならない。断じて溺れてはならない。
☆100文字の幸福抄
漢字で「日に向かう葵」と記されるヒマワリは、
欧州で「小さな太陽」と呼ばれ、
幸福のシンボルとなっている。
日輪と共に快活に胸を張り、
自らもまた太陽のように周囲を晴らしていく。
ヒマワリのような
笑顔の花を咲かせる人生でありたい。
☆インド教学研修会 SGI会長がメッセージ
インド教学研修会が、ニューデリー(2月28日)、ムンバイ(3月1日)の2会場で行われ、計6,500人のメンバーがはつらつと集い合った。
これには池田大作SGI会長がメッセージを贈り、「創価学会は、永遠に『御書根本』です」と強調。
御書に仰せの通りに、末法万年尽未来際まで、一閻浮提広宣流布を成し遂げてまいりたいと述べた。
さらに、一人一人が幸福と平和を広げる菩薩道を歩み抜き、社会を変え、新たな世界の歴史を築いていただきたいと念願した。
研修会では、森中SGI教学部長の担当で、SGI会長の「希望の経典『御書』に学ぶ」から「上野殿後家尼御返事」、「勝利の経典『御書』に学ぶ」から「開目抄」を研鑽。参加者は、「生も歓喜、死も歓喜」の大境涯で永遠に生と死を繰り返していく仏法の生命観に触れたほか、広布拡大への誓願こそ、わが胸中の無明を打ち破る力であることなどを学んだ。
研修会では、インド創価学会のビシェーシュ・グプタ議長があいさつ。全員でインド創価学会の愛唱歌「I ARISE(私は立ち上がる)」を力強く合唱した。
行き詰まりはない。
日々「つよる心」で
変革の一歩を踏み出せ!
希望はわが胸中にあり!
諸法実相抄 P1359
『能く竊かに一人の為めに法華経の乃至一句を説かば当に知るべし是の人は則ち如来の使如来の所遣として如来の事を行ずるなり』
◇人生の座標
社会というのは、一面から見れば矛盾だらけです。汚いところもあるし、厳しいところもある。それを安易に考えて、自分が社会の落後者になってはならない。そうなってから、どんなに弁解しても、負けは負けです。
荒海を断じて泳ぎきっていかなければならない。断じて溺れてはならない。
☆100文字の幸福抄
漢字で「日に向かう葵」と記されるヒマワリは、
欧州で「小さな太陽」と呼ばれ、
幸福のシンボルとなっている。
日輪と共に快活に胸を張り、
自らもまた太陽のように周囲を晴らしていく。
ヒマワリのような
笑顔の花を咲かせる人生でありたい。
☆インド教学研修会 SGI会長がメッセージ
インド教学研修会が、ニューデリー(2月28日)、ムンバイ(3月1日)の2会場で行われ、計6,500人のメンバーがはつらつと集い合った。
これには池田大作SGI会長がメッセージを贈り、「創価学会は、永遠に『御書根本』です」と強調。
御書に仰せの通りに、末法万年尽未来際まで、一閻浮提広宣流布を成し遂げてまいりたいと述べた。
さらに、一人一人が幸福と平和を広げる菩薩道を歩み抜き、社会を変え、新たな世界の歴史を築いていただきたいと念願した。
研修会では、森中SGI教学部長の担当で、SGI会長の「希望の経典『御書』に学ぶ」から「上野殿後家尼御返事」、「勝利の経典『御書』に学ぶ」から「開目抄」を研鑽。参加者は、「生も歓喜、死も歓喜」の大境涯で永遠に生と死を繰り返していく仏法の生命観に触れたほか、広布拡大への誓願こそ、わが胸中の無明を打ち破る力であることなどを学んだ。
研修会では、インド創価学会のビシェーシュ・グプタ議長があいさつ。全員でインド創価学会の愛唱歌「I ARISE(私は立ち上がる)」を力強く合唱した。
2015年3月18日水曜日
2015.03.18 わが友に贈る
友情は人生の宝。
善き友を持つことは
仏道修行の全てだ。
さあ足取り軽やかに
仏縁を広げよう!
開目抄下 P232
『善に付け悪につけ法華経をすつるは地獄の業なるべし』
◇人生の座標
人生にはいろいろなことが起きる。常に変化、変化である。
結局、大事なことは、何があっても負けないこと。戦うこと。希望を失わないことである。
☆100文字の幸福抄
喜んで生きたほうが「得」である。
喜んで行動したほうが価値的である。
「愚癡」や「義務感」で日々を覆うよりも、
喜びを創り出していこうとする
生き方のほうが創造的である。
失望よりも希望を!
愚癡よりも建設を!
☆誉会長と共に新時代を駆ける 第8回 希望・忍耐・前進そして勝利
大樹と伸びゆく若き友の姿ほど、心躍るものはない。
先日、東京創価小学校の6年生の皆さんと、私は妻と共に、うれしい出会いを刻んだ。皆、元気だった。
天も祝福していた。
私は毎日、全国、全世界の若き友に、健康あれ!幸福あれ! 勝利あれ! と祈っている。
君たち貴女たちこそ太陽だ。一人も残らず使命の人だ。
自分らしく、未来を見つめて前へ進むのだ。
皆で後継の友を励まし、見守り、成長を祈りに祈って、平和のバトンを託していきたい。
わが恩師・戸田先生は晩年、こう力を込めて語られた。
「希望があれば、前進できる。何があっても戦える。
そして、忍耐だ。忍耐なき人は、愚痴に負ける。
前進している人は、息吹がある。不退転の心で、朗らかに前進すれば、必ず勝利できる」
我らの合言葉は「希望」「忍耐」「前進」そして「勝利」だ。自分自身の悔いなき歴史をつくるのは、今である。
思えば、戦後の荒廃の中、創価学会の再建に立ち上がった恩師を、私は全身全霊で支えた。
「10年後、20年後を見よ」と歯を食いしばって戦った。そして全てに勝利した。
御聖訓には『大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし』(P1448、「妙密上人御消息」)と厳然と仰せである。
大変な時こそ、大きく変われるチャンスなのだ。
大闘争が、福運を大きく開く。
広布前進のリズムの中で、「生老病死」の苦をも、「常楽我浄」の喜びへと転じていける。
大事なのは、負けない心だ。勝つための祈りだ。
宿命を使命に変える人間革命の劇を、断じて、ともどもに勝ち飾ろう!
善き友を持つことは
仏道修行の全てだ。
さあ足取り軽やかに
仏縁を広げよう!
開目抄下 P232
『善に付け悪につけ法華経をすつるは地獄の業なるべし』
◇人生の座標
人生にはいろいろなことが起きる。常に変化、変化である。
結局、大事なことは、何があっても負けないこと。戦うこと。希望を失わないことである。
☆100文字の幸福抄
喜んで生きたほうが「得」である。
喜んで行動したほうが価値的である。
「愚癡」や「義務感」で日々を覆うよりも、
喜びを創り出していこうとする
生き方のほうが創造的である。
失望よりも希望を!
愚癡よりも建設を!
☆誉会長と共に新時代を駆ける 第8回 希望・忍耐・前進そして勝利
大樹と伸びゆく若き友の姿ほど、心躍るものはない。
先日、東京創価小学校の6年生の皆さんと、私は妻と共に、うれしい出会いを刻んだ。皆、元気だった。
天も祝福していた。
私は毎日、全国、全世界の若き友に、健康あれ!幸福あれ! 勝利あれ! と祈っている。
君たち貴女たちこそ太陽だ。一人も残らず使命の人だ。
自分らしく、未来を見つめて前へ進むのだ。
皆で後継の友を励まし、見守り、成長を祈りに祈って、平和のバトンを託していきたい。
わが恩師・戸田先生は晩年、こう力を込めて語られた。
「希望があれば、前進できる。何があっても戦える。
そして、忍耐だ。忍耐なき人は、愚痴に負ける。
前進している人は、息吹がある。不退転の心で、朗らかに前進すれば、必ず勝利できる」
我らの合言葉は「希望」「忍耐」「前進」そして「勝利」だ。自分自身の悔いなき歴史をつくるのは、今である。
思えば、戦後の荒廃の中、創価学会の再建に立ち上がった恩師を、私は全身全霊で支えた。
「10年後、20年後を見よ」と歯を食いしばって戦った。そして全てに勝利した。
御聖訓には『大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし』(P1448、「妙密上人御消息」)と厳然と仰せである。
大変な時こそ、大きく変われるチャンスなのだ。
大闘争が、福運を大きく開く。
広布前進のリズムの中で、「生老病死」の苦をも、「常楽我浄」の喜びへと転じていける。
大事なのは、負けない心だ。勝つための祈りだ。
宿命を使命に変える人間革命の劇を、断じて、ともどもに勝ち飾ろう!
2015年3月17日火曜日
2015.03.17 わが友に贈る
異体同心の団結と
不滅の敢闘精神ありて
創価の城は盤石なり!
大関東の同志よ
今こそ奮い立て!
崇峻天皇御書 P1173
『人身は受けがたし爪の上の土人身は持ちがたし草の上の露、百二十まで持ちて名をくたして死せんよりは生きて一日なりとも名をあげん事こそ大切なれ』
◇人生の座標
過去をふり返るのではない。常に「現在」から「未来」への挑戦を始める。永遠に「これから」「これから」である。ゆえに行き詰まりがない。
目先のことに右往左往するのではなく、世の毀誉褒妃をはるかに見下ろしながら、永遠に「これから」の決心で進む。そこに人間も鍛えられるのである。
☆100文字の幸福抄
見栄を張ったり、
贅沢をしたりすることは、長続きしない。
安定した家計を心がけることが大切である。
わが家は、わが家らしく、
地道に堅実に、そして忍耐強く、
一歩また一歩、進んでいくことが
清々しい人生の軌道となる。
☆第9回池田思想国際フォーラム SGI会長がメッセージ
台湾の中国文化大学が主催する第9回「池田大作平和思想研究国際フォーラム」が2日、同大学で開催された。今回は、台湾、日本、アメリカ、フィリピン、インドの15大学・学術機関の学識者25人が研究成果を発表。400人の学生・市民らが参加した。席上、同大学から池田大作SGI会長に、生命尊厳の理念に基づいた平和貢献を讃える「感謝状」が贈られた。
台北市に立つ中国文化大学は、2万人を超える学生が学ぶ台湾屈指の名門総合大学である。
1995年、創価大学と学術交流協定を締結。2003年3月、池田SGI会長に「名誉哲学博士号」を授与し、その半年後、台湾教育部の認可を受け、「池田大作研究センター」(李彦良所長)を設立した。
SGI会長の思想の研究・宣揚を通し、社会の発展と平和貢献を目指す同センター。SGI会長の著作の翻訳や研究論文の刊行とともに、活動の柱としてきたのが「池田大作平和思想研究国際フォーラム」である。
2007年に始まり、今回で9度目となった同フォーラムのテーマは「平和・文化・教育——地球を変革する価値創造」。
インドの創価池田女子大学のセトゥ・クマナン議長が初参加となり、異なる文化圏におけるSGI会長の思想の研究・実践の報告が、例年にも増して活発に行われた。
フォーラムの開催に際し、SGI会長はメッセージを送り、祝福。このフォーラムで繰り広げられる「文明間の対話」から、「世界市民の連帯へ、新たな価値創造の万波を起こしていきたい」と深く念願した。
不滅の敢闘精神ありて
創価の城は盤石なり!
大関東の同志よ
今こそ奮い立て!
崇峻天皇御書 P1173
『人身は受けがたし爪の上の土人身は持ちがたし草の上の露、百二十まで持ちて名をくたして死せんよりは生きて一日なりとも名をあげん事こそ大切なれ』
◇人生の座標
過去をふり返るのではない。常に「現在」から「未来」への挑戦を始める。永遠に「これから」「これから」である。ゆえに行き詰まりがない。
目先のことに右往左往するのではなく、世の毀誉褒妃をはるかに見下ろしながら、永遠に「これから」の決心で進む。そこに人間も鍛えられるのである。
☆100文字の幸福抄
見栄を張ったり、
贅沢をしたりすることは、長続きしない。
安定した家計を心がけることが大切である。
わが家は、わが家らしく、
地道に堅実に、そして忍耐強く、
一歩また一歩、進んでいくことが
清々しい人生の軌道となる。
☆第9回池田思想国際フォーラム SGI会長がメッセージ
台湾の中国文化大学が主催する第9回「池田大作平和思想研究国際フォーラム」が2日、同大学で開催された。今回は、台湾、日本、アメリカ、フィリピン、インドの15大学・学術機関の学識者25人が研究成果を発表。400人の学生・市民らが参加した。席上、同大学から池田大作SGI会長に、生命尊厳の理念に基づいた平和貢献を讃える「感謝状」が贈られた。
台北市に立つ中国文化大学は、2万人を超える学生が学ぶ台湾屈指の名門総合大学である。
1995年、創価大学と学術交流協定を締結。2003年3月、池田SGI会長に「名誉哲学博士号」を授与し、その半年後、台湾教育部の認可を受け、「池田大作研究センター」(李彦良所長)を設立した。
SGI会長の思想の研究・宣揚を通し、社会の発展と平和貢献を目指す同センター。SGI会長の著作の翻訳や研究論文の刊行とともに、活動の柱としてきたのが「池田大作平和思想研究国際フォーラム」である。
2007年に始まり、今回で9度目となった同フォーラムのテーマは「平和・文化・教育——地球を変革する価値創造」。
インドの創価池田女子大学のセトゥ・クマナン議長が初参加となり、異なる文化圏におけるSGI会長の思想の研究・実践の報告が、例年にも増して活発に行われた。
フォーラムの開催に際し、SGI会長はメッセージを送り、祝福。このフォーラムで繰り広げられる「文明間の対話」から、「世界市民の連帯へ、新たな価値創造の万波を起こしていきたい」と深く念願した。
2015年3月16日月曜日
2015.03.16 わが友に贈る
◇今週のことば
「誓い」は「力」なり。
広布の誓願に徹すれば
道は必ず開ける。
3・16から5・3へ
断固と勝利の大攻勢を!
2015年03月16日
四条金吾殿御返事 P1192
『夫れ運きはまりぬれば兵法もいらず果報つきぬれば所従もしたがはず』
◇人生の座標
もとより、私の人生は未完である。未完なればこそ、人生の醍醐味は尽きない。
これからが、私の人間革命の本舞台である。より平凡でも、自分らしく、ありのままに歩みゆく以外にない、と決心している。
☆100文字の幸福抄
喜んで生きたほうが「得」である。
喜んで行動したほうが価値的である。
「愚癡」や「義務感」で日々を覆うよりも、
喜びを創り出していこうとする
生き方のほうが創造的である。
失望よりも希望を!
愚癡よりも建設を!
☆勝利の人間学 第69回 悩んだ分だけ強くなれる!
◇妙とは蘇生の羲なり
東日本大震災から4年——。
被災地にあって、わが創価の若人たちは、不屈の魂で戦い抜いてくれた。
それは、最大の試練に挑んで、「人間の力はかくも偉大なり」と、世界に示してきた誇り高き光跡である。
私は、一人一人の手を取り、高く掲げて、その尊き青春勝利の劇を労い、讃えたい思いでいっぱいである。
御聖訓には、『妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり』(P947、「法華経題目抄」)と仰せである。妙法は、一切を蘇らせゆく源泉だ。
これからも、「心の復興」への若き旗頭の皆さんが、題目を根本に、蘇生の力を、郷土に、社会に漲らせていっていただきたい。
◇同苦の祈りが友の希望
悩みは千差万別である。相談を受けても、十分に答えられない時もあろう。大切なことは、悩みを分かち合い、共に祈ることだ。
掛ける言葉が見つからなくとも、誠実に話を聞くだけでも力となる。信頼できる先輩を紹介して、アドバイスを求めてもよい。
そして、その人が立ち上がるまで、題目を送っていくことだ。
「同苦」の祈りが、友の希望となり、勇気となることを忘れまい。
◇苦難と戦えば仏の力が
我が恩師・戸田先生は言われた。
「大聖人の仏法は、逆境にある人が、必ず幸福になる宗教である。信心で、苦難に立ち向かえば、すごい仏の力が出る。その人こそ、本当に皆を励ますことができ、悩める人の味方になれるのだよ」と。
ゆえに、宿命との闘争を恐れてはならない。
自分自身が苦難と戦っているからこそ、苦しんでいる人の心が分かる。
朗々と妙法を唱えに唱えて、友の中へ、人間の中へ、勇んで飛び込み、励ましの声を響かせていくのだ。
『冬は必ず春となる』(P1253、「妙一尼御前御消息」)との御金言を抱きしめて!
「誓い」は「力」なり。
広布の誓願に徹すれば
道は必ず開ける。
3・16から5・3へ
断固と勝利の大攻勢を!
2015年03月16日
四条金吾殿御返事 P1192
『夫れ運きはまりぬれば兵法もいらず果報つきぬれば所従もしたがはず』
◇人生の座標
もとより、私の人生は未完である。未完なればこそ、人生の醍醐味は尽きない。
これからが、私の人間革命の本舞台である。より平凡でも、自分らしく、ありのままに歩みゆく以外にない、と決心している。
☆100文字の幸福抄
喜んで生きたほうが「得」である。
喜んで行動したほうが価値的である。
「愚癡」や「義務感」で日々を覆うよりも、
喜びを創り出していこうとする
生き方のほうが創造的である。
失望よりも希望を!
愚癡よりも建設を!
☆勝利の人間学 第69回 悩んだ分だけ強くなれる!
◇妙とは蘇生の羲なり
東日本大震災から4年——。
被災地にあって、わが創価の若人たちは、不屈の魂で戦い抜いてくれた。
それは、最大の試練に挑んで、「人間の力はかくも偉大なり」と、世界に示してきた誇り高き光跡である。
私は、一人一人の手を取り、高く掲げて、その尊き青春勝利の劇を労い、讃えたい思いでいっぱいである。
御聖訓には、『妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり』(P947、「法華経題目抄」)と仰せである。妙法は、一切を蘇らせゆく源泉だ。
これからも、「心の復興」への若き旗頭の皆さんが、題目を根本に、蘇生の力を、郷土に、社会に漲らせていっていただきたい。
◇同苦の祈りが友の希望
悩みは千差万別である。相談を受けても、十分に答えられない時もあろう。大切なことは、悩みを分かち合い、共に祈ることだ。
掛ける言葉が見つからなくとも、誠実に話を聞くだけでも力となる。信頼できる先輩を紹介して、アドバイスを求めてもよい。
そして、その人が立ち上がるまで、題目を送っていくことだ。
「同苦」の祈りが、友の希望となり、勇気となることを忘れまい。
◇苦難と戦えば仏の力が
我が恩師・戸田先生は言われた。
「大聖人の仏法は、逆境にある人が、必ず幸福になる宗教である。信心で、苦難に立ち向かえば、すごい仏の力が出る。その人こそ、本当に皆を励ますことができ、悩める人の味方になれるのだよ」と。
ゆえに、宿命との闘争を恐れてはならない。
自分自身が苦難と戦っているからこそ、苦しんでいる人の心が分かる。
朗々と妙法を唱えに唱えて、友の中へ、人間の中へ、勇んで飛び込み、励ましの声を響かせていくのだ。
『冬は必ず春となる』(P1253、「妙一尼御前御消息」)との御金言を抱きしめて!
2015年3月15日日曜日
2015.03.15 わが友に贈る
御聖訓「師子王の
心を取り出して」。
正義の声をあげよ!
果敢な行動こそ
社会を変える力だ!
上野殿御返事 P1561
『願くは我が弟子等大願ををこせ』
◇人生の座標
「一日を一週間に」という決意を毎日の習慣にしていくならば、百年たらずの人生でも、「何百年分の価値」をつくることができる。
☆100文字の幸福抄
逃げ出したくなった時、
苦しさに負け、心を曇らせてしまうのか、
心を磨き輝かせていくのか。
その微妙な違いで、人生は大きく変わる。
目標を決めたら、まっすぐ進む。
その強気心が
家庭や子どもの未来を輝かせていける。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第12回 デンバーの湖�
「あらゆる知性の宝石を、あらゆる感情の花を民衆の手にあたえることが、詩人たるもののすばらしいつとめ」とは、アメリカの思想家で詩人のエマソンの言葉です。
私は常々、「指導者は詩を学べ」「詩心を持て」と語ってきました。
詩心のない人、詩心のない指導者は"機械"のようになってしまうからです。詩こそ、人間性の証しといえるからです。
実は、未来部の皆さんは毎日、気付かないうちに、詩を読んでいるのです。
皆さんは朝晩の勤行で、「爾時世尊……」から始まる方便品に続いて、「自我得仏来……」から始まる寿量品の自我偈を読誦していますね。
自我偈の「偈」とは、「詩」のことです。釈尊の一番大切な教えが、詩として、リズミカルに心に響くように伝えられているのです。
日蓮大聖人は、この自我偈を、法華経二十八品の『魂』であると仰せです(P1049、「法蓮抄」)。
それほど、すばらしい最上の生命の讃歌をうたいあげる儀式が、毎日の勤行なのです。
私の恩師・戸田城聖先生は、自我偈を「仏自身の経文であり、われわれ自身の経文なのです」ともいわれていました。
「仏」とは遠い存在ではない。自分自身が永遠の「仏」の生命なのだ——これが自我偈の心です。
勤行を通して、私たちは、最も強く、正しく、深く、何ものにも負けない、自らの大いなる生命に目覚めていくことができるのです。
私と妻が友情を重ねてきた、アメリカ・エマソン協会の元会長であるワイダー博士は「詩人は、真実を叫ぶ存在です。詩人は、社会に正義がもたらされるよう声を上げるのです」と述べておられます。
私は思います。自身の使命に目覚め、何ものも恐れずに真実を叫び、正義の行動と友情の対話を社会に広げゆく創価の友こそ、真の「詩人」にほかならない、と。
「詩人は自然とおなじように、いつだって陽気でほがらかである」——アメリカの思想家ソローの箴言です。
私はこの言葉に触れるたび、皆さんのお父さん、お母さん、そして世界で活躍する仲良き創価家族の姿を思い浮かべます。
若くして妙法を持った皆さんもまた、朗らかな詩人です。
「学び」に目覚め、民衆のために学びぬく人は「勉学詩人」です。
「平和の尊さ」に目覚め、連帯を広げゆく人は「友情詩人」です。
「父母の愛情」に目覚め、成長する人は「親孝行詩人」です。
そして「自身の内にある無限の可能性」に目覚め、挑戦の日々を送りゆく人は「青春詩人」です。
毎朝、最高の生命の詩を読んで出発し、一編の詩のような充実した一日を舞う。毎夜、再び最高の生命の詩を読んで、明日への成長を誓う。
皆、自分だけの、自分にしかできない詩を綴る偉大な詩人です。偉大な指導者になる人なのです。
その君に、貴女に、絶望や諦めはありません。あるのは希望! 希望あるのみです。
デンバーの広宣流布の出発は、わずか数人でした。しかし、それから30年。私が訪れた96年には、数千の地湧の連帯に広がっていました。
「開拓の心」に燃える英雄たちに、私は呼び掛けました。
「ロッキー・マウンテンの無限の天空が、皆さまの無限の希望を象徴しています」
「希望をもち、希望を、ひとつひとつ実現しながら、毎日を『忍耐』と『勇気』で生き抜いていただきたい」と。
皆さんの目の前にもまた、「未来」という果てなき大空が広がっています。
大山脈の如き信念に生きる君と私には、貴女と私には、その天空を自由に駆け巡る「勇気の翼」がある。そして「師弟の翼」がある。
新たな旅立ちの日を迎える、愛する皆さんに、私が22歳の時に詠んだ詩「若人」の一節を贈ります。
若人よ
今日の戦いに 勇敢であれ
明日の理想を 祝福せよ
過去の夢を 忘れ去れ
未来の夢に 起ち上がれ
若人よ
進め 進め
永遠に 前へ——
心を取り出して」。
正義の声をあげよ!
果敢な行動こそ
社会を変える力だ!
上野殿御返事 P1561
『願くは我が弟子等大願ををこせ』
◇人生の座標
「一日を一週間に」という決意を毎日の習慣にしていくならば、百年たらずの人生でも、「何百年分の価値」をつくることができる。
☆100文字の幸福抄
逃げ出したくなった時、
苦しさに負け、心を曇らせてしまうのか、
心を磨き輝かせていくのか。
その微妙な違いで、人生は大きく変わる。
目標を決めたら、まっすぐ進む。
その強気心が
家庭や子どもの未来を輝かせていける。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第12回 デンバーの湖�
「あらゆる知性の宝石を、あらゆる感情の花を民衆の手にあたえることが、詩人たるもののすばらしいつとめ」とは、アメリカの思想家で詩人のエマソンの言葉です。
私は常々、「指導者は詩を学べ」「詩心を持て」と語ってきました。
詩心のない人、詩心のない指導者は"機械"のようになってしまうからです。詩こそ、人間性の証しといえるからです。
実は、未来部の皆さんは毎日、気付かないうちに、詩を読んでいるのです。
皆さんは朝晩の勤行で、「爾時世尊……」から始まる方便品に続いて、「自我得仏来……」から始まる寿量品の自我偈を読誦していますね。
自我偈の「偈」とは、「詩」のことです。釈尊の一番大切な教えが、詩として、リズミカルに心に響くように伝えられているのです。
日蓮大聖人は、この自我偈を、法華経二十八品の『魂』であると仰せです(P1049、「法蓮抄」)。
それほど、すばらしい最上の生命の讃歌をうたいあげる儀式が、毎日の勤行なのです。
私の恩師・戸田城聖先生は、自我偈を「仏自身の経文であり、われわれ自身の経文なのです」ともいわれていました。
「仏」とは遠い存在ではない。自分自身が永遠の「仏」の生命なのだ——これが自我偈の心です。
勤行を通して、私たちは、最も強く、正しく、深く、何ものにも負けない、自らの大いなる生命に目覚めていくことができるのです。
私と妻が友情を重ねてきた、アメリカ・エマソン協会の元会長であるワイダー博士は「詩人は、真実を叫ぶ存在です。詩人は、社会に正義がもたらされるよう声を上げるのです」と述べておられます。
私は思います。自身の使命に目覚め、何ものも恐れずに真実を叫び、正義の行動と友情の対話を社会に広げゆく創価の友こそ、真の「詩人」にほかならない、と。
「詩人は自然とおなじように、いつだって陽気でほがらかである」——アメリカの思想家ソローの箴言です。
私はこの言葉に触れるたび、皆さんのお父さん、お母さん、そして世界で活躍する仲良き創価家族の姿を思い浮かべます。
若くして妙法を持った皆さんもまた、朗らかな詩人です。
「学び」に目覚め、民衆のために学びぬく人は「勉学詩人」です。
「平和の尊さ」に目覚め、連帯を広げゆく人は「友情詩人」です。
「父母の愛情」に目覚め、成長する人は「親孝行詩人」です。
そして「自身の内にある無限の可能性」に目覚め、挑戦の日々を送りゆく人は「青春詩人」です。
毎朝、最高の生命の詩を読んで出発し、一編の詩のような充実した一日を舞う。毎夜、再び最高の生命の詩を読んで、明日への成長を誓う。
皆、自分だけの、自分にしかできない詩を綴る偉大な詩人です。偉大な指導者になる人なのです。
その君に、貴女に、絶望や諦めはありません。あるのは希望! 希望あるのみです。
デンバーの広宣流布の出発は、わずか数人でした。しかし、それから30年。私が訪れた96年には、数千の地湧の連帯に広がっていました。
「開拓の心」に燃える英雄たちに、私は呼び掛けました。
「ロッキー・マウンテンの無限の天空が、皆さまの無限の希望を象徴しています」
「希望をもち、希望を、ひとつひとつ実現しながら、毎日を『忍耐』と『勇気』で生き抜いていただきたい」と。
皆さんの目の前にもまた、「未来」という果てなき大空が広がっています。
大山脈の如き信念に生きる君と私には、貴女と私には、その天空を自由に駆け巡る「勇気の翼」がある。そして「師弟の翼」がある。
新たな旅立ちの日を迎える、愛する皆さんに、私が22歳の時に詠んだ詩「若人」の一節を贈ります。
若人よ
今日の戦いに 勇敢であれ
明日の理想を 祝福せよ
過去の夢を 忘れ去れ
未来の夢に 起ち上がれ
若人よ
進め 進め
永遠に 前へ——
2015.03.14 わが友に贈る
師弟の誓願に立つ
支部長・婦人部長は
広布躍進の要だ!
確信・情熱・勇気で
皆の心に希望の光を!
御義口伝巻上 P709
『文句の一に云く「如是とは信順の辞なり信は則ち所聞の理会し順は則ち師資の道成ず」と』
◇人生の座標
組織が完成し、大きくなっていくほど、リーダーは常に自身を律し、人々に奉仕し貢献することを忘れてはならない。自身を悼んだ慢心は敵である。
☆100文字の幸福抄
真剣に誠実に生き切った
父母たちの尊き人生は、
家族という生命の大地に還る。
そして後継の世代へ、
永遠に豊かな心の滋養を贈っていく。
家族とは、志を同じくし、励まし合い、
助け合う人間の絆といってもよい。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第12回 デンバーの湖�
この春、卒業を迎える皆さん! 晴れの門出、誠におめでとう! 皆、本当によく頑張りました。
私は、一人一人の健闘を讃えて、皆さんのご家族や、未来部の担当者の方々と一緒に、大拍手を送り、祝福の万歳を叫んでおります。
卒業は、ここまで自分を育んでくれた方々に感謝を表し、その恩返しに、より立派に成長していくことを誓う出発でもあります。
わが卒業生が、一人ももれなく、偉大な勝利の青春を飾りゆかれることを、私は祈ります。
私がお招きいただいた、世界の大学の卒業式も、それぞれに清々しい決意が漲っていました。
特に、野外で行われたアメリカの名門デンバー大学の卒業式は、実に晴れ晴れとした、伸びやかな式典でした。
コロラド州の州都デンバーは、全長4,500キロに及ぶロッキー山脈の大自然に抱かれています。
「平原の女王都市」とも呼ばれ、1年のうち約300日が晴天という気候です。交通の要衝として栄え、全米最大規模の空港もあります。多様性あふれる国際都市であり、教育都市でもある。"アメリカ人が移り住みたい街"の第1位に選ばれたことがあります。
この憧れの地に立つのが、1864年創立のデンバー大学です。
卒業式は、抜けるような青空の下、卒業生とそのご家族、さらに留学生とも麗しい交流を重ねてきた市民の方々など、5千人が列席して行われました。1996年の6月のことです。
この席上、私は光栄にも「名誉教育学博士号」をお受けしました。壇上で紹介され、リッチー総長から名誉学位記を授与していただき、握手を交わしました。すると、そのあと、突然、卒業生に祝辞をと、求められました。事前にお話はなかったので、原稿などは、もちろん準備していませんでした。
さあ、どうするか……。マイクの前に立った私は、とっさに、心強い味方を見つけたのです。
それは、天空の太陽でした。また、彼方にそびえるロッキー山脈でした。そして、その上に浮かぶ月でした。この三つの"わが友"を指しながら、私は若き英才たちに語りかけました。
「太陽は燦々と輝いています。月もまた、皆さま方に輝いています。太陽は情熱。月は知性です。ロッキー山脈は厳然たる信念の姿で皆さま方を見守っています」と。
そして簡潔に、感謝とお祝いを述べて、「皆さま方の前途に、栄光あれ! 勝利あれ! そして皆さま方が全世界に羽ばたいていかれることを念願して、私のあいさつを終わります。サンキュー!」と結びました。
皆、明るい拍手と歓声で応えてくれました。
いつ、どんな時にも、空を見上げ、世界を見渡せば、そこには、共に生きる仲間がいます。
人間だけではありません。太陽も、月も、星々も、山も、川も、海も、木々も、花々も、鳥も、魚も、虫も……。その仲間たちと楽しく朗らかに、生きる喜びをうたいあげていく——それが「詩心」といってもよいでしょう。
ああ、美しきかな、
ひろびろとした空、
琥珀色に波打つ穀物の穂、
実り豊かな平原にそびえる
厳かな紫の山々……
これは、アメリカの第2の国歌といわれる「アメリカ・ザ・ビューティフル(美しきアメリカ)」の一節です。作詞者のキャサリン・リー・ベイツという女性は、ロッキー山脈の山の頂から望むコロラド州の絶景に胸をふるわせ、この詞を生み出したといいます。
豊かな大自然に恵まれたコロラド、そしてデンバーの天地は、多くの詩人から愛されてきました。
私が若き日から愛読してきた民衆詩人のホイットマンも、デンバーにほれ込んでいた一人です。
デンバーの名所であるフェリル湖は、「コロラドの桂冠詩人」と呼ばれたトマス・フェリルの名を冠した湖です。
諸行事の合間に、デンバーの友人が案内してくれました。
創価学会の初代会長である牧口常三郎先生は、大著『人生地理学』で、"山と結合して絶景を表し、人の心を感動させるのが、湖の最も顕著な特徴"と論じられました。
白雪を冠したロッキー山脈の雄姿と、天の鏡のようなフェリル湖——私は眼前に広がる絵巻に胸を高鳴らせ、カメラを向けました。
写真もまた、「目で詠む生命の詩」です。
この96年に、デンバーでうれしい再会を果たした友人がいます。
デンバー大学の副学長で、世界的な国際法学者のベッド・ナンダ博士です。博士とは、94年に創価大学でお会いして以来、交流を重ね、対談集も発刊しました。
デンバーのご自宅にもお招きいただき、キャサリーン夫人、愛娘アンジェリーさんと、真心あふれる歓迎をしてくださいました。
ナンダ博士は、1934年、インド北西部のグジランワラ(現在はパキスタン領)に住むヒンズー教徒の家庭に生まれました。
しかし、12歳の時、インドとパキスタンが別々の国として独立した直後に、"宗教の違い"によって迫害を受け、故郷を捨ててインドへ移住しなければならなくなりました。
それでも、ナンダ青年は、負けじ魂を燃え上がらせ、決然と勉学に励みました。インドを代表するデリー大学やアメリカ屈指の名門エール大学で学び、やがて、国際法の大家となり、世界法律家協会の会長を務められました。
博士が語ってくださった幼き日のエピソードがあります。
「あの人は悪い人だ」と誰かがいうと、お母さんから、「いいえ、その人にも必ずよいところがあるはずです。私たちに今、それが見えないだけですよ」と、さとされたというのです。
人間への信頼と目覚めを促されたお母さんの教えを胸に、博士は「自分と異なるものを尊敬する」生き方を貫いてこられたのです。
その「開かれた共生の哲学」を、ナンダ博士は、東西の創価学園でも、また、アメリカ創価大学でも、詩心豊かに示してくださいました。
支部長・婦人部長は
広布躍進の要だ!
確信・情熱・勇気で
皆の心に希望の光を!
御義口伝巻上 P709
『文句の一に云く「如是とは信順の辞なり信は則ち所聞の理会し順は則ち師資の道成ず」と』
◇人生の座標
組織が完成し、大きくなっていくほど、リーダーは常に自身を律し、人々に奉仕し貢献することを忘れてはならない。自身を悼んだ慢心は敵である。
☆100文字の幸福抄
真剣に誠実に生き切った
父母たちの尊き人生は、
家族という生命の大地に還る。
そして後継の世代へ、
永遠に豊かな心の滋養を贈っていく。
家族とは、志を同じくし、励まし合い、
助け合う人間の絆といってもよい。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第12回 デンバーの湖�
この春、卒業を迎える皆さん! 晴れの門出、誠におめでとう! 皆、本当によく頑張りました。
私は、一人一人の健闘を讃えて、皆さんのご家族や、未来部の担当者の方々と一緒に、大拍手を送り、祝福の万歳を叫んでおります。
卒業は、ここまで自分を育んでくれた方々に感謝を表し、その恩返しに、より立派に成長していくことを誓う出発でもあります。
わが卒業生が、一人ももれなく、偉大な勝利の青春を飾りゆかれることを、私は祈ります。
私がお招きいただいた、世界の大学の卒業式も、それぞれに清々しい決意が漲っていました。
特に、野外で行われたアメリカの名門デンバー大学の卒業式は、実に晴れ晴れとした、伸びやかな式典でした。
コロラド州の州都デンバーは、全長4,500キロに及ぶロッキー山脈の大自然に抱かれています。
「平原の女王都市」とも呼ばれ、1年のうち約300日が晴天という気候です。交通の要衝として栄え、全米最大規模の空港もあります。多様性あふれる国際都市であり、教育都市でもある。"アメリカ人が移り住みたい街"の第1位に選ばれたことがあります。
この憧れの地に立つのが、1864年創立のデンバー大学です。
卒業式は、抜けるような青空の下、卒業生とそのご家族、さらに留学生とも麗しい交流を重ねてきた市民の方々など、5千人が列席して行われました。1996年の6月のことです。
この席上、私は光栄にも「名誉教育学博士号」をお受けしました。壇上で紹介され、リッチー総長から名誉学位記を授与していただき、握手を交わしました。すると、そのあと、突然、卒業生に祝辞をと、求められました。事前にお話はなかったので、原稿などは、もちろん準備していませんでした。
さあ、どうするか……。マイクの前に立った私は、とっさに、心強い味方を見つけたのです。
それは、天空の太陽でした。また、彼方にそびえるロッキー山脈でした。そして、その上に浮かぶ月でした。この三つの"わが友"を指しながら、私は若き英才たちに語りかけました。
「太陽は燦々と輝いています。月もまた、皆さま方に輝いています。太陽は情熱。月は知性です。ロッキー山脈は厳然たる信念の姿で皆さま方を見守っています」と。
そして簡潔に、感謝とお祝いを述べて、「皆さま方の前途に、栄光あれ! 勝利あれ! そして皆さま方が全世界に羽ばたいていかれることを念願して、私のあいさつを終わります。サンキュー!」と結びました。
皆、明るい拍手と歓声で応えてくれました。
いつ、どんな時にも、空を見上げ、世界を見渡せば、そこには、共に生きる仲間がいます。
人間だけではありません。太陽も、月も、星々も、山も、川も、海も、木々も、花々も、鳥も、魚も、虫も……。その仲間たちと楽しく朗らかに、生きる喜びをうたいあげていく——それが「詩心」といってもよいでしょう。
ああ、美しきかな、
ひろびろとした空、
琥珀色に波打つ穀物の穂、
実り豊かな平原にそびえる
厳かな紫の山々……
これは、アメリカの第2の国歌といわれる「アメリカ・ザ・ビューティフル(美しきアメリカ)」の一節です。作詞者のキャサリン・リー・ベイツという女性は、ロッキー山脈の山の頂から望むコロラド州の絶景に胸をふるわせ、この詞を生み出したといいます。
豊かな大自然に恵まれたコロラド、そしてデンバーの天地は、多くの詩人から愛されてきました。
私が若き日から愛読してきた民衆詩人のホイットマンも、デンバーにほれ込んでいた一人です。
デンバーの名所であるフェリル湖は、「コロラドの桂冠詩人」と呼ばれたトマス・フェリルの名を冠した湖です。
諸行事の合間に、デンバーの友人が案内してくれました。
創価学会の初代会長である牧口常三郎先生は、大著『人生地理学』で、"山と結合して絶景を表し、人の心を感動させるのが、湖の最も顕著な特徴"と論じられました。
白雪を冠したロッキー山脈の雄姿と、天の鏡のようなフェリル湖——私は眼前に広がる絵巻に胸を高鳴らせ、カメラを向けました。
写真もまた、「目で詠む生命の詩」です。
この96年に、デンバーでうれしい再会を果たした友人がいます。
デンバー大学の副学長で、世界的な国際法学者のベッド・ナンダ博士です。博士とは、94年に創価大学でお会いして以来、交流を重ね、対談集も発刊しました。
デンバーのご自宅にもお招きいただき、キャサリーン夫人、愛娘アンジェリーさんと、真心あふれる歓迎をしてくださいました。
ナンダ博士は、1934年、インド北西部のグジランワラ(現在はパキスタン領)に住むヒンズー教徒の家庭に生まれました。
しかし、12歳の時、インドとパキスタンが別々の国として独立した直後に、"宗教の違い"によって迫害を受け、故郷を捨ててインドへ移住しなければならなくなりました。
それでも、ナンダ青年は、負けじ魂を燃え上がらせ、決然と勉学に励みました。インドを代表するデリー大学やアメリカ屈指の名門エール大学で学び、やがて、国際法の大家となり、世界法律家協会の会長を務められました。
博士が語ってくださった幼き日のエピソードがあります。
「あの人は悪い人だ」と誰かがいうと、お母さんから、「いいえ、その人にも必ずよいところがあるはずです。私たちに今、それが見えないだけですよ」と、さとされたというのです。
人間への信頼と目覚めを促されたお母さんの教えを胸に、博士は「自分と異なるものを尊敬する」生き方を貫いてこられたのです。
その「開かれた共生の哲学」を、ナンダ博士は、東西の創価学園でも、また、アメリカ創価大学でも、詩心豊かに示してくださいました。
2015年3月13日金曜日
2015.03.13 わが友に贈る
悲しみは優しさに
悩みは知恵に変わる。
一番苦しんだ人が
一番幸せになる。
それが我らの仏法だ!
開目抄上 P200
『いはずば今生は事なくとも後生は必ず無間地獄に堕べし、いうならば三障四魔必ず競い起るべしとしりぬ、二辺の中にはいうべし』
◇人生の座標
巷間、組織と聞くと偏見をもって見る人が少なくない。しかし、人間は一人では生きられない。人と人は、互いに磨きあって成長する存在だ。そのために組織はある。人間共和の組織は必要であるし、可能でもある。
☆100文字の幸福抄
桜の花言葉には「心伸び」とある。
「さくら」という名前それ自体に
「咲く」というひたむきな意志が宿っている。
逆境にあろうとも、
希望の花、勝利の花を
咲かせてみせるという、
女性たちの毅然たる決意と響きあっている。
☆御書とともに� 第50回 不動の自分を築きゆけ
『法華経の行者として・かかる大難にあひ候は・くやしくおもひ候はず、いかほど生をうけ死にあひ候とも是ほどの果報の生死は候はじ』(四条金吾殿御返事、P1116)
◇通解
法華経の行者として、このような大難にあったことを、悔しいとは思わない。どれほど多く、この世に生を受け、死に出あったとしても、これほどの幸せな生死はないであろう。
◇同志への指針
日蓮大聖人は、いかなる迫害にも「喜悦はかりなし」の大境涯であられた。
仏法の眼で見れば、苦難には全部、意味がある。全てが永遠に崩れざる幸福境涯を築くための試練なのだ。
苦しみがないから幸福なのではない。何ものにも負けない自分を毅然と築く中に、真の幸福と安穏がある。戦う心に、三世を貫く大満足の果報が約束されるのだ。
悩みは知恵に変わる。
一番苦しんだ人が
一番幸せになる。
それが我らの仏法だ!
開目抄上 P200
『いはずば今生は事なくとも後生は必ず無間地獄に堕べし、いうならば三障四魔必ず競い起るべしとしりぬ、二辺の中にはいうべし』
◇人生の座標
巷間、組織と聞くと偏見をもって見る人が少なくない。しかし、人間は一人では生きられない。人と人は、互いに磨きあって成長する存在だ。そのために組織はある。人間共和の組織は必要であるし、可能でもある。
☆100文字の幸福抄
桜の花言葉には「心伸び」とある。
「さくら」という名前それ自体に
「咲く」というひたむきな意志が宿っている。
逆境にあろうとも、
希望の花、勝利の花を
咲かせてみせるという、
女性たちの毅然たる決意と響きあっている。
☆御書とともに� 第50回 不動の自分を築きゆけ
『法華経の行者として・かかる大難にあひ候は・くやしくおもひ候はず、いかほど生をうけ死にあひ候とも是ほどの果報の生死は候はじ』(四条金吾殿御返事、P1116)
◇通解
法華経の行者として、このような大難にあったことを、悔しいとは思わない。どれほど多く、この世に生を受け、死に出あったとしても、これほどの幸せな生死はないであろう。
◇同志への指針
日蓮大聖人は、いかなる迫害にも「喜悦はかりなし」の大境涯であられた。
仏法の眼で見れば、苦難には全部、意味がある。全てが永遠に崩れざる幸福境涯を築くための試練なのだ。
苦しみがないから幸福なのではない。何ものにも負けない自分を毅然と築く中に、真の幸福と安穏がある。戦う心に、三世を貫く大満足の果報が約束されるのだ。
2015年3月12日木曜日
2015.03.12 わが友に贈る
信仰の真価は
振る舞いに表れる。
友の幸福を願う
誠実な行動を貫き
信頼の絆を広げよう!
檀越某御返事 P1295
『御みやづかいを法華経とをぼしめせ、「一切世間の治生産業は皆実相と相違背せず」とは此れなり』
◇人生の座標
人生は、「これ以上無理だ」とあきらめる自分、「もうこれくらいでいいだろう」と妥協しそうになる自分との戦いである。「断じてあきらめない」「断じて負けない」と、自己との闘争に勝ちゆくことだ。
☆100文字の幸福抄
真の幸福はどこか他の世界にあるのではない。
身近にある。足元にある。
困難を避けて、夢を追うような
幻の人生ではいけない。
夫婦で互いに助け合い、一日一日を着実に、
地道に生き抜いていくところに、
幸福は光り輝き、喜びが生まれる。
☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜 第12回 「三重苦」を乗り越えたヘレン・ケラー
卒業するみなさん、おめでとう!
6年間、よくがんばったね。
みちがえるように、りっぱに成長したみなさんに、私は、ご家族とともに大拍手を送ります。
みなさんを、おうえんしてくださった学校の先生方にも、感謝を忘れないでいこうね。
私も、お世話になった小学校の先生方のことを、今でもなつかしく思い出します。先生方のおかげで、私は学ぶ喜びを知りました。世界の広さや夢を持つことの大切さ、誠実と努力の尊さを教わりました。
きょうは、有名なヘレン・ケラーと、そのヘレンをはげまし、育てたアン・サリバンという偉大な先生との出会いの物語を通して、学んでいきましょう。
みなさん、両手で自分の左右の目をかくしてみてください。何も見えないでしょう。
では、今度は両手で左右の耳をふさいでみてください。何も聞こえなくなりましたね。
最後に、言葉をしゃべらずに、お父さん、お母さんにお願いごとをしてみてください。通じましたか? むずかしいですね。
ヘレン・ケラーは、この「見る」「聞く」「話す」の三つのことができない「三重苦」を背おいながら、明るく朗らかに生きた女性です。
ヘレンは、1880年6月、アメリカで生まれました。ところが、1歳7カ月になった冬、急に高熱を出し、それが何日も続きました。お父さんとお母さんは、一生けんめい看病し、なおってほしいと願いました。その思いが通じたのか、やがて熱は下がりました。
しかし、両親が話しかけても返事をしません。ヘレンは病気のせいで、目で見ることも、耳で聞くこともできなくなった。そして、しゃべることも忘れてしまったのです。
やがて首をふったりすることで、自分の気持ちは伝えられるようになりました。しかし、うまく伝わらないことや、気に入らないことがあると泣きさけび、八つ当たりせずにはいられませんでした。
そんなヘレンをなんとか助けてあげたいと手をつくしていたお父さん、お母さんのもとに、一人の乙女がしょうかいされました。学校を最優秀の成績で卒業したばかりの、アン・サリバンです。
サリバンは、8歳でお母さんを亡くし、お酒を飲むばかりで働かないお父さんと小さな弟の貧しい家庭に育ちました。彼女自身も、目の病気で苦しんでいました。
つらいことに負けないで生きる人は、ほかの人が苦しんだり、悲しんだりする気持ちが、よく分かります。やさしくなれるのです。
サリバン先生は、へレンが7歳になるころから、家庭教師となりました。ヘレンの可能性を信じ、根気づよく教えてくれる先生を、ヘレンは信頼していきました。
ヘレンは、指の形でアルファベットを一文字ずつ表す「指文字」を覚えました。それをサリバン先生はヘレンの手のひらに書いて、言葉を教えました。
でも何度教わっても、ヘレンには「どんなものにも、それぞれに名前がある」ということが理解できなかったのです。
ヘレンは、「コップ」と、その中の「水」の区別がつきません。ある時、先生は、庭の井戸で水をくみ上げ、ヘレンの手にコップを持たせて、水の出口の下に引きよせました。コップから冷たい水があふれて、ヘレンの手の上をいきおいよく流れていきます。
先生は、ヘレンのもう一方の手に、何度も指文字で「WATER(ウォーター=水)」と書きました。
ヘレンは、ハッと気付きました。今、手の上を流れているものには、「水」という名前があるのだと、ついに分かったのです。
そして、父、母、妹、先生などの言葉の意味を知り、どんどん学んでいきました。「心の目」が開いたのです。「心の耳」が聞こえたのです。学びの光が、心の中にさしこんだのです。
ヘレンは、先生の手と自分の手を重ねて、指文字でお話ができるようになりました。点字という、ブツブツともりあがった、たくさんの点でできた文字を読み取ることで、本も読めるようになりました。さらに努力を続けて、口でお話もできるようになり、文章まで書けるようになりました。
喜びに満ちたヘレンの学びの前進は、止まりません。
そのそばには、いつもサリバン先生がいたのです。
ヘレンには、大きな夢がありました。大学に入ることです。目指したのは、私も2度、お招きを受けて講演をしたアメリカ最高峰のハーバード大学です。
友だちはみんな、むりだからやめた方がいいと言いましたが、サリバン先生とヘレンの「師弟」は、心一つに大学を目指しました。
最愛のお父さんが亡くなるという、悲しいできごともありました。けれども多くの人の支えもあって、みごと、ハーバード大学の女子学生が学ぶラドクリフ大学に合格できたのです。
さらに、勉学に取り組んで、すばらしい成績で卒業することができました。
その後、ヘレンは、目や耳が不自由で苦しんでいる人が、幸福に生きられるように働きました。世界の国々を訪問して平和を訴え、人々をはげまして回りました。
日本にも、3回訪れています。初めて来た80年ほど前の4月は、桜が満開のころでした。ヘレンは、"困っている人を助けようとする時、あなたの笑顔は光りかがやきます"と語りました。
ヘレンが書いた手紙の一つは、創価学会がおこなっている「21世紀 希望の人権展」や「世界の書籍展」でも展示されて、感動をよんでいます。
手紙には、こう書かれています。
「光も音もない世界でも、太陽や花や音楽を楽しむことができるなら、それこそ心のふしぎさを証明するものです」——その心に秘められた力を引き出してくれたのが、師匠・サリバン先生だったのです。
ヘレンとサリバン先生の「師弟」を、世界中が称賛しました。
イギリスの名門グラスゴー大学は、1932年の6月15日にヘレンに「名誉博士号」を贈り、二人のことをほめたたえています。
じつは、その62年後(1994年)の同じ日に、私はグラスゴー大学から「名誉博士号」をお受けし、そこで「恩師・戸田城聖先生との出会い」をたたえていただいたのです。
ヘレンは、サリバン先生の代わりの人は「考えることはできません」と、最大の感謝をこめて、ふりかえっています。
私も、戸田先生以外の「人生の師匠」を考えることができません。先生と出会えたことで、今の私があります。先生のおかげで、最高の人生を歩めました。世界の平和を目指し、世界中の人と出会い、友情を結ぶことができました。
そして今、少年少女部のみなさんとこうして出会うことができました。
戸田先生との出会いが私の最高の宝ものであるように、みなさんこそ、私にとって、そして人類の未来にとって、最高の宝ものなのです。
卒業するみんな、おめでとう!
進級するみんなに、勝利あれ!
振る舞いに表れる。
友の幸福を願う
誠実な行動を貫き
信頼の絆を広げよう!
檀越某御返事 P1295
『御みやづかいを法華経とをぼしめせ、「一切世間の治生産業は皆実相と相違背せず」とは此れなり』
◇人生の座標
人生は、「これ以上無理だ」とあきらめる自分、「もうこれくらいでいいだろう」と妥協しそうになる自分との戦いである。「断じてあきらめない」「断じて負けない」と、自己との闘争に勝ちゆくことだ。
☆100文字の幸福抄
真の幸福はどこか他の世界にあるのではない。
身近にある。足元にある。
困難を避けて、夢を追うような
幻の人生ではいけない。
夫婦で互いに助け合い、一日一日を着実に、
地道に生き抜いていくところに、
幸福は光り輝き、喜びが生まれる。
☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜 第12回 「三重苦」を乗り越えたヘレン・ケラー
卒業するみなさん、おめでとう!
6年間、よくがんばったね。
みちがえるように、りっぱに成長したみなさんに、私は、ご家族とともに大拍手を送ります。
みなさんを、おうえんしてくださった学校の先生方にも、感謝を忘れないでいこうね。
私も、お世話になった小学校の先生方のことを、今でもなつかしく思い出します。先生方のおかげで、私は学ぶ喜びを知りました。世界の広さや夢を持つことの大切さ、誠実と努力の尊さを教わりました。
きょうは、有名なヘレン・ケラーと、そのヘレンをはげまし、育てたアン・サリバンという偉大な先生との出会いの物語を通して、学んでいきましょう。
みなさん、両手で自分の左右の目をかくしてみてください。何も見えないでしょう。
では、今度は両手で左右の耳をふさいでみてください。何も聞こえなくなりましたね。
最後に、言葉をしゃべらずに、お父さん、お母さんにお願いごとをしてみてください。通じましたか? むずかしいですね。
ヘレン・ケラーは、この「見る」「聞く」「話す」の三つのことができない「三重苦」を背おいながら、明るく朗らかに生きた女性です。
ヘレンは、1880年6月、アメリカで生まれました。ところが、1歳7カ月になった冬、急に高熱を出し、それが何日も続きました。お父さんとお母さんは、一生けんめい看病し、なおってほしいと願いました。その思いが通じたのか、やがて熱は下がりました。
しかし、両親が話しかけても返事をしません。ヘレンは病気のせいで、目で見ることも、耳で聞くこともできなくなった。そして、しゃべることも忘れてしまったのです。
やがて首をふったりすることで、自分の気持ちは伝えられるようになりました。しかし、うまく伝わらないことや、気に入らないことがあると泣きさけび、八つ当たりせずにはいられませんでした。
そんなヘレンをなんとか助けてあげたいと手をつくしていたお父さん、お母さんのもとに、一人の乙女がしょうかいされました。学校を最優秀の成績で卒業したばかりの、アン・サリバンです。
サリバンは、8歳でお母さんを亡くし、お酒を飲むばかりで働かないお父さんと小さな弟の貧しい家庭に育ちました。彼女自身も、目の病気で苦しんでいました。
つらいことに負けないで生きる人は、ほかの人が苦しんだり、悲しんだりする気持ちが、よく分かります。やさしくなれるのです。
サリバン先生は、へレンが7歳になるころから、家庭教師となりました。ヘレンの可能性を信じ、根気づよく教えてくれる先生を、ヘレンは信頼していきました。
ヘレンは、指の形でアルファベットを一文字ずつ表す「指文字」を覚えました。それをサリバン先生はヘレンの手のひらに書いて、言葉を教えました。
でも何度教わっても、ヘレンには「どんなものにも、それぞれに名前がある」ということが理解できなかったのです。
ヘレンは、「コップ」と、その中の「水」の区別がつきません。ある時、先生は、庭の井戸で水をくみ上げ、ヘレンの手にコップを持たせて、水の出口の下に引きよせました。コップから冷たい水があふれて、ヘレンの手の上をいきおいよく流れていきます。
先生は、ヘレンのもう一方の手に、何度も指文字で「WATER(ウォーター=水)」と書きました。
ヘレンは、ハッと気付きました。今、手の上を流れているものには、「水」という名前があるのだと、ついに分かったのです。
そして、父、母、妹、先生などの言葉の意味を知り、どんどん学んでいきました。「心の目」が開いたのです。「心の耳」が聞こえたのです。学びの光が、心の中にさしこんだのです。
ヘレンは、先生の手と自分の手を重ねて、指文字でお話ができるようになりました。点字という、ブツブツともりあがった、たくさんの点でできた文字を読み取ることで、本も読めるようになりました。さらに努力を続けて、口でお話もできるようになり、文章まで書けるようになりました。
喜びに満ちたヘレンの学びの前進は、止まりません。
そのそばには、いつもサリバン先生がいたのです。
ヘレンには、大きな夢がありました。大学に入ることです。目指したのは、私も2度、お招きを受けて講演をしたアメリカ最高峰のハーバード大学です。
友だちはみんな、むりだからやめた方がいいと言いましたが、サリバン先生とヘレンの「師弟」は、心一つに大学を目指しました。
最愛のお父さんが亡くなるという、悲しいできごともありました。けれども多くの人の支えもあって、みごと、ハーバード大学の女子学生が学ぶラドクリフ大学に合格できたのです。
さらに、勉学に取り組んで、すばらしい成績で卒業することができました。
その後、ヘレンは、目や耳が不自由で苦しんでいる人が、幸福に生きられるように働きました。世界の国々を訪問して平和を訴え、人々をはげまして回りました。
日本にも、3回訪れています。初めて来た80年ほど前の4月は、桜が満開のころでした。ヘレンは、"困っている人を助けようとする時、あなたの笑顔は光りかがやきます"と語りました。
ヘレンが書いた手紙の一つは、創価学会がおこなっている「21世紀 希望の人権展」や「世界の書籍展」でも展示されて、感動をよんでいます。
手紙には、こう書かれています。
「光も音もない世界でも、太陽や花や音楽を楽しむことができるなら、それこそ心のふしぎさを証明するものです」——その心に秘められた力を引き出してくれたのが、師匠・サリバン先生だったのです。
ヘレンとサリバン先生の「師弟」を、世界中が称賛しました。
イギリスの名門グラスゴー大学は、1932年の6月15日にヘレンに「名誉博士号」を贈り、二人のことをほめたたえています。
じつは、その62年後(1994年)の同じ日に、私はグラスゴー大学から「名誉博士号」をお受けし、そこで「恩師・戸田城聖先生との出会い」をたたえていただいたのです。
ヘレンは、サリバン先生の代わりの人は「考えることはできません」と、最大の感謝をこめて、ふりかえっています。
私も、戸田先生以外の「人生の師匠」を考えることができません。先生と出会えたことで、今の私があります。先生のおかげで、最高の人生を歩めました。世界の平和を目指し、世界中の人と出会い、友情を結ぶことができました。
そして今、少年少女部のみなさんとこうして出会うことができました。
戸田先生との出会いが私の最高の宝ものであるように、みなさんこそ、私にとって、そして人類の未来にとって、最高の宝ものなのです。
卒業するみんな、おめでとう!
進級するみんなに、勝利あれ!
2015年3月11日水曜日
2015.03.11 わが友に贈る
広布の一切の労苦は
三世に崩れぬ
「心の財」と輝く!
不撓不屈の挑戦で
わが勝利史を綴りゆけ!
法華経題目抄 P947
『妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり』
◇人生の座標
「朗らか」に、生き生きと生きることである。いつも前向きに、はつらつと生きていきたい。
「あの人に会うと元気が出る」「気持ちが明るくなる」といわれる朗らかさがある。その人は幸福である。常にも希望を与える。
☆100文字の幸福抄
客人を明るく応対できる家庭は、
それだけで温かく、生き生きとした
社会との交流の雰囲気を持っている。
一家和楽の団欒を
客人にも分かつことができれば、
家庭即社会という新しい時代の理想像が、
そこに胚胎している。
☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第7回 歓喜の春へ! 全てを味方に
3月は「青年が立つ月」「師弟誓願の月」だ。
烈々たる師子吼で邪論を打ち破った小樽問答の際、戸田先生は教えてくださった。
「敵が攻めかかってきたが、それで守備に回らないで、逆に攻撃に回って、先手、先手と攻めたから、非常に楽に勝てた。攻めることが肝心なのだ」
正義が負ける社会は不幸だ。勝ってこそ正義である。
日蓮大聖人は、言論戦に挑む門下に、こう仰せである。
『今まで生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり、此れこそ宇治川を渡せし所よ・是こそ勢多を渡せし所よ・名を揚るか名をくだすかなり』(P1451、「弥三郎殿御返事」)
どんな人にも臆さず、堂々と正義と真実を語るのだ。
勝敗の分かれ目の時こそ題目だ。仏菩薩も、梵天・帝釈も、わが身に『入其身(其の身に入る)』させるのだ。
信心が強ければ、周囲が自分の幸福の力になる。善の味方になる。
異体同心の団結も固く、功徳満開の大歓喜の春へ、明るく、楽しく、にぎやかに進んでまいりたい。
大山も一つの塵から成る。
大海も一滴の露から始まる。
大聖人は門下に仰せである。
『一を重ぬれば二となり・二を重ぬれば三・乃至十・百・千・万・億・阿僧祗の母は唯・一なるべし』(P1237、「妙密上人御消息」)
一人から始まる。一人を大切にすることが、社会を変え、やがて世界を変えていく。そして世代を超え、永遠の平和を実現する道が、広宣流布である。
勇気の一人は、金剛不壊と輝く。来世も必ず、太陽の心をもって生まれてこられる。
愛する地域に一つまた一つ、未来を照らす希望の種、勝利の種、幸福の種を蒔いていこう!
三世に崩れぬ
「心の財」と輝く!
不撓不屈の挑戦で
わが勝利史を綴りゆけ!
法華経題目抄 P947
『妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり』
◇人生の座標
「朗らか」に、生き生きと生きることである。いつも前向きに、はつらつと生きていきたい。
「あの人に会うと元気が出る」「気持ちが明るくなる」といわれる朗らかさがある。その人は幸福である。常にも希望を与える。
☆100文字の幸福抄
客人を明るく応対できる家庭は、
それだけで温かく、生き生きとした
社会との交流の雰囲気を持っている。
一家和楽の団欒を
客人にも分かつことができれば、
家庭即社会という新しい時代の理想像が、
そこに胚胎している。
☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第7回 歓喜の春へ! 全てを味方に
3月は「青年が立つ月」「師弟誓願の月」だ。
烈々たる師子吼で邪論を打ち破った小樽問答の際、戸田先生は教えてくださった。
「敵が攻めかかってきたが、それで守備に回らないで、逆に攻撃に回って、先手、先手と攻めたから、非常に楽に勝てた。攻めることが肝心なのだ」
正義が負ける社会は不幸だ。勝ってこそ正義である。
日蓮大聖人は、言論戦に挑む門下に、こう仰せである。
『今まで生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり、此れこそ宇治川を渡せし所よ・是こそ勢多を渡せし所よ・名を揚るか名をくだすかなり』(P1451、「弥三郎殿御返事」)
どんな人にも臆さず、堂々と正義と真実を語るのだ。
勝敗の分かれ目の時こそ題目だ。仏菩薩も、梵天・帝釈も、わが身に『入其身(其の身に入る)』させるのだ。
信心が強ければ、周囲が自分の幸福の力になる。善の味方になる。
異体同心の団結も固く、功徳満開の大歓喜の春へ、明るく、楽しく、にぎやかに進んでまいりたい。
大山も一つの塵から成る。
大海も一滴の露から始まる。
大聖人は門下に仰せである。
『一を重ぬれば二となり・二を重ぬれば三・乃至十・百・千・万・億・阿僧祗の母は唯・一なるべし』(P1237、「妙密上人御消息」)
一人から始まる。一人を大切にすることが、社会を変え、やがて世界を変えていく。そして世代を超え、永遠の平和を実現する道が、広宣流布である。
勇気の一人は、金剛不壊と輝く。来世も必ず、太陽の心をもって生まれてこられる。
愛する地域に一つまた一つ、未来を照らす希望の種、勝利の種、幸福の種を蒔いていこう!
2015年3月10日火曜日
2015.03.10 わが友に贈る
個人会場の提供者に
皆で感謝を伝えよう!
良識ある行動を心掛け
家族や近隣にも配慮を。
地域広布へ共々に前進!
一生成仏抄 P384
『衆生の心けがるれば土もけがれ心清ければ土も清しとて浄土と云ひ穢土と云うも土に二の隔なし只我等が心の善悪によると見えたり』
◇人生の座標
いつも、心を「太陽」に向けて生きよう。困ったことも笑いでふっ飛ばそう!そうした前向きの朗らかな一念が、人生を変えていく。成功と勝利をもたらす原動力となるのである。
☆100文字の幸福抄
夫婦は人生の伴侶であると同時に、
よき友人であるべきだ。
傷つき、悩んでいる時には
励ましの言葉を贈る。
うれしい時には共に喜ぶ。
夫にとって妻はそうあらねばならないし、
妻にとっての夫もそうである。
☆メキシコ上院議会議事堂で「核兵器なき世界への連帯」展 SGI会長がメッセージ
メキシコ合衆国の上院議会議事堂で24日から27日、SGIがICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の協力を得て制作した「核兵器なき世界への連帯——勇気と希望の選択」展が開催された。ラテンアメリカとカリブ海域を核兵器禁止地帯に定めたトラテロルコ条約の調印48周年を記念する行事。
24日の開幕式には、同国のホセ・アントニオ・ミード・クリブレーニャ外務大臣、OPANAL(ラテンアメリカ及びカリブ地域核兵器禁止条約機構)のパトリシオ・アルフォンソ・ロペス・アラウホ議長、ルイス・フィリペ・デ・マセド・ソアレス事務局長をはじめ、11カ国の大使や大使館関係者ら多数の来賓が出席。池田大作SGI会長がメッセージを寄せ、「より多くの人々が核兵器の存在を自身の問題として捉え、その脅威に立ち向かえるよう、連帯の裾野を幾重にも広げていきたい」との真情を述べ、「核兵器のない世界という目標に向かって、国際社会は、その総力を結集すべき」と訴えた。
トラテロルコ条約は、1962年のキューバ危機を契機に、ラテンアメリカとカリブ海域における核兵器の実験・使用・製造・生産・取得・貯蔵・配備などを禁止した条約である。67年2月にメキシコで調印され、翌68年に発効した。人間の居住地域を核兵器禁止地帯と定めた、世界初の条約である。
その後、現在までに南太平洋、東南アジア、アフリカ、中央アジアの各地域でも締結されてきた。
世界の非核化政策において、大きなイニシアチブを発揮してきたメキシコ。
昨年2月には、ノルウェー・オスロでの第1回に続き、メキシコのナヤリットで第2回「核兵器の人道的影響に関する国際会議」を主催。146カ国の政府代表、10の国際機関、市民社会の代表が参加し、被爆による長期の社会的・経済的影響、健康被害などが活発に議論された。
続く昨年12月、オーストリア・ウィーンでの第3回会議には、核兵器保有国であるアメリカとイギリスが初めて参加。
さらに、本年4月末からは、アメリカ・ニューヨークの国連本部でNPT(核拡散防止条約)再検討会議が。そして8月には、広島と長崎への原爆投下から70年を迎える——。
核兵器の問題に対する関心を高め、地球規模の強固な連帯が求められている。
SGIは池田大作SGI会長のリーダーシップのもと、市民社会の立場から幅広く声を上げ、核兵器のない世界に向けて長年にわたり尽力してきた。
皆で感謝を伝えよう!
良識ある行動を心掛け
家族や近隣にも配慮を。
地域広布へ共々に前進!
一生成仏抄 P384
『衆生の心けがるれば土もけがれ心清ければ土も清しとて浄土と云ひ穢土と云うも土に二の隔なし只我等が心の善悪によると見えたり』
◇人生の座標
いつも、心を「太陽」に向けて生きよう。困ったことも笑いでふっ飛ばそう!そうした前向きの朗らかな一念が、人生を変えていく。成功と勝利をもたらす原動力となるのである。
☆100文字の幸福抄
夫婦は人生の伴侶であると同時に、
よき友人であるべきだ。
傷つき、悩んでいる時には
励ましの言葉を贈る。
うれしい時には共に喜ぶ。
夫にとって妻はそうあらねばならないし、
妻にとっての夫もそうである。
☆メキシコ上院議会議事堂で「核兵器なき世界への連帯」展 SGI会長がメッセージ
メキシコ合衆国の上院議会議事堂で24日から27日、SGIがICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の協力を得て制作した「核兵器なき世界への連帯——勇気と希望の選択」展が開催された。ラテンアメリカとカリブ海域を核兵器禁止地帯に定めたトラテロルコ条約の調印48周年を記念する行事。
24日の開幕式には、同国のホセ・アントニオ・ミード・クリブレーニャ外務大臣、OPANAL(ラテンアメリカ及びカリブ地域核兵器禁止条約機構)のパトリシオ・アルフォンソ・ロペス・アラウホ議長、ルイス・フィリペ・デ・マセド・ソアレス事務局長をはじめ、11カ国の大使や大使館関係者ら多数の来賓が出席。池田大作SGI会長がメッセージを寄せ、「より多くの人々が核兵器の存在を自身の問題として捉え、その脅威に立ち向かえるよう、連帯の裾野を幾重にも広げていきたい」との真情を述べ、「核兵器のない世界という目標に向かって、国際社会は、その総力を結集すべき」と訴えた。
トラテロルコ条約は、1962年のキューバ危機を契機に、ラテンアメリカとカリブ海域における核兵器の実験・使用・製造・生産・取得・貯蔵・配備などを禁止した条約である。67年2月にメキシコで調印され、翌68年に発効した。人間の居住地域を核兵器禁止地帯と定めた、世界初の条約である。
その後、現在までに南太平洋、東南アジア、アフリカ、中央アジアの各地域でも締結されてきた。
世界の非核化政策において、大きなイニシアチブを発揮してきたメキシコ。
昨年2月には、ノルウェー・オスロでの第1回に続き、メキシコのナヤリットで第2回「核兵器の人道的影響に関する国際会議」を主催。146カ国の政府代表、10の国際機関、市民社会の代表が参加し、被爆による長期の社会的・経済的影響、健康被害などが活発に議論された。
続く昨年12月、オーストリア・ウィーンでの第3回会議には、核兵器保有国であるアメリカとイギリスが初めて参加。
さらに、本年4月末からは、アメリカ・ニューヨークの国連本部でNPT(核拡散防止条約)再検討会議が。そして8月には、広島と長崎への原爆投下から70年を迎える——。
核兵器の問題に対する関心を高め、地球規模の強固な連帯が求められている。
SGIは池田大作SGI会長のリーダーシップのもと、市民社会の立場から幅広く声を上げ、核兵器のない世界に向けて長年にわたり尽力してきた。
2015年3月9日月曜日
2015.03.09 わが友に贈る
◇今週のことば
座談会は広布の黄金軸。
語りあうほど勢いを増し
讃えあうほど人は育つ。
「信心」で奮い立ち
「団結」で勝ち開こう!
2015年03月09日
四条金吾殿御返事 P1143
『一切衆生南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり経に云く「衆生所遊楽」云云、此の文あに自受法楽にあらずや』
◇人生の座標
何があっても、朗らかに、よい方へ、よい方へと前向きにとらそいく。楽天的に生きていく−−そうした生き方は、簡単なようでいて、実はむずかしい。
かなりの覚悟に裏打ちされた内面の強さが要求される。強くなければ、いつも変わらぬ笑顔ではいられないにちがいない。
☆100文字の幸福抄
夫婦にとって大切なのは、
「感謝する心」と「共通の目標」である。
一緒に生きぬいていくと決めた
「責任」と「信頼」と「励まし合い」が、
自然のうちに、夫婦の心と心を結ぶ、
美しくも強い絆と
なっていくのではないだろうか。
☆ロサンゼルスでSGI会長訪問25周年の集い SGI会長がメッセージ
池田大作SGI会長の訪問25周年を記念する、米ロサンゼルス3圏合同の青年部幹部会が22日、カリフォルニア州サンタモニカ市の世界平和池田講堂で開催された。
1990年2月、SGI会長はロサンゼルスを訪問。第1回の青年部研修会に出席し、「(創価の)歩みは、平坦ではない。大きな山に登りゆく苦労がある。しかし仏法には無駄がない。苦労した分だけ、我が『永遠の生命』に黄金の日記文書がつづられ、刻まれていく」と語り、未来に生きゆく友を励ました。
青年部幹部会には、当時の代表をはじめ、1,000人が参加。席上、SGI会長のメッセージが紹介された。
SGI会長は、青年時代の誓いを生涯、持ち続ける人が人生の勝利者であると強調。「後継の自覚も深く、焦らずに自分らしく日々の課題に挑戦し、この掛け替えのない青春時代に、堅固な人生の土台を築いていってください」と呼び掛けた。
さらに集いでは6人の代表が使命の道を歩む模様を報告し、「誓いの青年(きみ)よ」を皆で合唱。ナガシマ理事長が新たな誓いを胸に人間革命の劇をつづろうと訴えた。
座談会は広布の黄金軸。
語りあうほど勢いを増し
讃えあうほど人は育つ。
「信心」で奮い立ち
「団結」で勝ち開こう!
2015年03月09日
四条金吾殿御返事 P1143
『一切衆生南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり経に云く「衆生所遊楽」云云、此の文あに自受法楽にあらずや』
◇人生の座標
何があっても、朗らかに、よい方へ、よい方へと前向きにとらそいく。楽天的に生きていく−−そうした生き方は、簡単なようでいて、実はむずかしい。
かなりの覚悟に裏打ちされた内面の強さが要求される。強くなければ、いつも変わらぬ笑顔ではいられないにちがいない。
☆100文字の幸福抄
夫婦にとって大切なのは、
「感謝する心」と「共通の目標」である。
一緒に生きぬいていくと決めた
「責任」と「信頼」と「励まし合い」が、
自然のうちに、夫婦の心と心を結ぶ、
美しくも強い絆と
なっていくのではないだろうか。
☆ロサンゼルスでSGI会長訪問25周年の集い SGI会長がメッセージ
池田大作SGI会長の訪問25周年を記念する、米ロサンゼルス3圏合同の青年部幹部会が22日、カリフォルニア州サンタモニカ市の世界平和池田講堂で開催された。
1990年2月、SGI会長はロサンゼルスを訪問。第1回の青年部研修会に出席し、「(創価の)歩みは、平坦ではない。大きな山に登りゆく苦労がある。しかし仏法には無駄がない。苦労した分だけ、我が『永遠の生命』に黄金の日記文書がつづられ、刻まれていく」と語り、未来に生きゆく友を励ました。
青年部幹部会には、当時の代表をはじめ、1,000人が参加。席上、SGI会長のメッセージが紹介された。
SGI会長は、青年時代の誓いを生涯、持ち続ける人が人生の勝利者であると強調。「後継の自覚も深く、焦らずに自分らしく日々の課題に挑戦し、この掛け替えのない青春時代に、堅固な人生の土台を築いていってください」と呼び掛けた。
さらに集いでは6人の代表が使命の道を歩む模様を報告し、「誓いの青年(きみ)よ」を皆で合唱。ナガシマ理事長が新たな誓いを胸に人間革命の劇をつづろうと訴えた。
2015.03.08 わが友に贈る
わが地域こそ
世界広布の最前線だ。
その柱たる地区部長・
婦人部長の奮闘に喝采!
凱歌の歴史を共に!
経王殿御返事 P1124
『つるぎなんどもすすまざる人のためには用る事なし、法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用る事なれ鬼にかなぼうたるべし』
◇人生の座標
本当に良いものを見抜く力は、一流と接してこそ養われる。美しい、素晴らしいと感ずる素直な心が重ね合わさって、感性が磨かれていく。人格の陶冶においても、同様であろう。一流の人格に接し、打ち合い、心を警合わせることだ。
☆100文字の幸福抄
夫婦といっても、
互いに未完成で、欠点の多い二人である。
だからこそ、「創作」の苦しみもある。
また、だからこそ
「創作」の喜びもあるといえまいか。
そして未熟な互いの欠点短所を
補って余りあるものがあればよい。
☆キルギス・ロシア・スラブ大学「名誉博士号」授与式 SGI会長の謝辞
これまで、私は幾たびとなく、敬愛する貴国キルギスの友と一緒に、壮麗な貴国の国歌を、生命に轟かせてまいりました。
その一節が、あらためて胸に迫ってきます。
太古から
我らは友情の扉を
開いてきた
団結と友情は
我らの心にある
キルギスの大地
我らの故郷に
和合の光は満ちている
ユーラシア大陸から、この団結と友情の心を広々と世界へ広げ、この和合の光を赫々と未来へ強めゆかれる、「平和」と「共生」の学城こそ、貴キルギス・ロシア・スラブ大学であられます。
使命深き貴大学からの栄誉を、私は、ここに謹んで拝受させていただきます。
誠に誠に、ありがとうございます。
貴大学の校章には「トーチ(松明)の炎」が描かれております。
貴国そして貴大学に連綿として受け継がれてきた、尊き人間教育の炎を、私も名誉ある貴校の一員として、しかと燃え上がらせていく決意であります。
その炎の意義を、創大生・短大生、また、ベクバラエフ学部長が出会いを結んでくださった東西の学園生をはじめ、創価の若人たちと学び合う思いで、ここで、3点、確認させていただきます。
第一に、「いかなる闇も照らしゆく英知の炎」であります。
11世紀のキルギスの大詩人バラサグンは、動乱の世にあって、厳然と語り残しております。
「学問は、全ての人の幸福に寄与するものなり」と。
千年の時を経て、色あせぬ至言であります。
学ぶ喜び、教育の喜びによってともされる英知の炎は、人間が人間として人間らしく、自らの尊厳に目覚め、自他共に幸福を勝ち開いていく光でありましょう。
私には、16年前のベクバラエフ学部長との忘れ得ぬ語らいが、蘇ってまいります。学部長は、キルギスの大文豪アイトマートフ先生と私の対談集を踏まえつつ、教育の根本に据えていく理念を、明晰に論じてくださいました。
すなわち、「一人の人間から始まる。一人の人間に最高の価値がある。一人が良くなることが、全てを良くしていく」という信条であります。
今、世界は、紛争やテロ、貧困や格差、自然災害や地球環境問題など、幾多の深い闇に覆われています。
だからこそ、私たちは、いやまして、英知の炎を、一人一人の生命に明々とともしていきたいと思うのであります。
どんなに迂遠に見えようとも、これこそが、人類の前途を照らし晴らしていく最も確実な道だからであります。
第二に、「青年に希望の熱を贈る励ましの炎」であります。
創価教育の父・牧口常三郎先生とほぼ同時代を生きた貴国の大詩人サティルガノフは、「青年の美しさは、皆のために尽くしてこそ光る」と謳いました。
青年の心から、向学と向上の熱、そして貢献と連帯の熱が失われてしまえば、社会も、世界も、未来も凍えてしまいます。
若き友に、誠実に温かな励ましを送りゆくことが、どれほど「エンパワーメント(内発的な力の開花)」をもたらすか、計り知れません。
貴大学では、ニファディエフ学長のリーダーシップのもと、「澄んだ心」と「聡明な頭脳」で、英才たちを激励され、薫陶されております。
学長自ら、難問に直面した学生たちにも、「がっかりして落ち込む前に、打開するための方途を考えよう。周囲のアドバイスにも耳を傾けて、前を向いて進むことだ。打ち負かされない生命の力で、壁を越えていこうよ!」等と、慈父のごとく励まされていると伺っています。
人間教育とは、本来、限りない励ましの連鎖と拡大の世界ではないでしょうか。
慈愛あふれる教師、良き先輩、良き学友から、真心の励ましを受けた学生は、その恩返しの心をもって、仲間や後輩に励ましを送るでしょう。
こうして、励ましの学舎の「希望の熱」は、心から心へ伝わります。さらに、卒業生の誠実な献身によって社会へ、また教育交流を通して世界まで、広がっていくのです。
うれしいことに、わが創価同窓にも、麗しい人間主義の励ましのスクラムが築かれており、私は創立者として感謝に堪えません。
ともあれ、「民衆のいる所、それは勝利の生まれる所なり」とは、私の大好きなキルギスの格言です。
この民衆の勝利を生み出す熱の源たる「励ましの対話」を、私たちは、さらに生き生きと繰り広げて生きたいと思うのであります。
第三に、「新たな創造に挑みゆく勇気の炎」であります。
貴大学には、ロシアの民衆詩人プーシキンの像が立っております。
不断に学び、成長を続け、創作を貫き通したプーシキンは綴っております。
「高尚な勇気というものがある。それは、発明し、創造する勇気である。そこには、広大な構想が創造的思想に包まれる」と。
学術・文化においても、政治・経済においても、この創造の勇気を発揮する若人が、何より待望されております。
そのためにも、わが学生の皆さんは、学びに学んで、力を蓄えてください。
詩集『閃(ひらめ)く炎』で名高い、キルギスの女性詩人ジェチカシュカエワも呼びかけておりました。
「若者よ、力を惜しまず 生きた知識をためなさい 自身の仕事が不朽のものとなるように」と。
「天山の真珠」と歌われるイシク・クル湖は、100以上とも言われる河川の清流を受け入れながら、新鮮で多様な生態系を育んでおります。
常に開かれた心で、差異を恐れず学び続ける生命は、この妙なる湖の如く、尽きることのない創造力を湛えていけるのではないでしょうか。
私の心には、アイトマートフ先生の師子吼がこだまして離れません。
「ただただ人間として、多くの人の運命を考え、そのために悩み、働いていく。そのような人たちが、その時代、また、人類を代表する知性であると、私は考えています」と。
この熱きヒューマニズムの炎を、私たちは、共々に、いよいよ烈々と燃え上がらせながら、平和と共生の地球社会を創造していこうではありませんか!
貴大学の素晴らしい校歌は、「友情よ、万歳!」「知性よ、万歳!」「青年よ、万歳!」と結ばれております。
さらに、私は「わがキルギス・ロシア・スラブ大学、万歳! 万歳!」と叫んで、御礼のあいさつとさせていただきます。
チョン・ラフマット!(キルギス語で「誠にありがとうございました!」)
世界広布の最前線だ。
その柱たる地区部長・
婦人部長の奮闘に喝采!
凱歌の歴史を共に!
経王殿御返事 P1124
『つるぎなんどもすすまざる人のためには用る事なし、法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用る事なれ鬼にかなぼうたるべし』
◇人生の座標
本当に良いものを見抜く力は、一流と接してこそ養われる。美しい、素晴らしいと感ずる素直な心が重ね合わさって、感性が磨かれていく。人格の陶冶においても、同様であろう。一流の人格に接し、打ち合い、心を警合わせることだ。
☆100文字の幸福抄
夫婦といっても、
互いに未完成で、欠点の多い二人である。
だからこそ、「創作」の苦しみもある。
また、だからこそ
「創作」の喜びもあるといえまいか。
そして未熟な互いの欠点短所を
補って余りあるものがあればよい。
☆キルギス・ロシア・スラブ大学「名誉博士号」授与式 SGI会長の謝辞
これまで、私は幾たびとなく、敬愛する貴国キルギスの友と一緒に、壮麗な貴国の国歌を、生命に轟かせてまいりました。
その一節が、あらためて胸に迫ってきます。
太古から
我らは友情の扉を
開いてきた
団結と友情は
我らの心にある
キルギスの大地
我らの故郷に
和合の光は満ちている
ユーラシア大陸から、この団結と友情の心を広々と世界へ広げ、この和合の光を赫々と未来へ強めゆかれる、「平和」と「共生」の学城こそ、貴キルギス・ロシア・スラブ大学であられます。
使命深き貴大学からの栄誉を、私は、ここに謹んで拝受させていただきます。
誠に誠に、ありがとうございます。
貴大学の校章には「トーチ(松明)の炎」が描かれております。
貴国そして貴大学に連綿として受け継がれてきた、尊き人間教育の炎を、私も名誉ある貴校の一員として、しかと燃え上がらせていく決意であります。
その炎の意義を、創大生・短大生、また、ベクバラエフ学部長が出会いを結んでくださった東西の学園生をはじめ、創価の若人たちと学び合う思いで、ここで、3点、確認させていただきます。
第一に、「いかなる闇も照らしゆく英知の炎」であります。
11世紀のキルギスの大詩人バラサグンは、動乱の世にあって、厳然と語り残しております。
「学問は、全ての人の幸福に寄与するものなり」と。
千年の時を経て、色あせぬ至言であります。
学ぶ喜び、教育の喜びによってともされる英知の炎は、人間が人間として人間らしく、自らの尊厳に目覚め、自他共に幸福を勝ち開いていく光でありましょう。
私には、16年前のベクバラエフ学部長との忘れ得ぬ語らいが、蘇ってまいります。学部長は、キルギスの大文豪アイトマートフ先生と私の対談集を踏まえつつ、教育の根本に据えていく理念を、明晰に論じてくださいました。
すなわち、「一人の人間から始まる。一人の人間に最高の価値がある。一人が良くなることが、全てを良くしていく」という信条であります。
今、世界は、紛争やテロ、貧困や格差、自然災害や地球環境問題など、幾多の深い闇に覆われています。
だからこそ、私たちは、いやまして、英知の炎を、一人一人の生命に明々とともしていきたいと思うのであります。
どんなに迂遠に見えようとも、これこそが、人類の前途を照らし晴らしていく最も確実な道だからであります。
第二に、「青年に希望の熱を贈る励ましの炎」であります。
創価教育の父・牧口常三郎先生とほぼ同時代を生きた貴国の大詩人サティルガノフは、「青年の美しさは、皆のために尽くしてこそ光る」と謳いました。
青年の心から、向学と向上の熱、そして貢献と連帯の熱が失われてしまえば、社会も、世界も、未来も凍えてしまいます。
若き友に、誠実に温かな励ましを送りゆくことが、どれほど「エンパワーメント(内発的な力の開花)」をもたらすか、計り知れません。
貴大学では、ニファディエフ学長のリーダーシップのもと、「澄んだ心」と「聡明な頭脳」で、英才たちを激励され、薫陶されております。
学長自ら、難問に直面した学生たちにも、「がっかりして落ち込む前に、打開するための方途を考えよう。周囲のアドバイスにも耳を傾けて、前を向いて進むことだ。打ち負かされない生命の力で、壁を越えていこうよ!」等と、慈父のごとく励まされていると伺っています。
人間教育とは、本来、限りない励ましの連鎖と拡大の世界ではないでしょうか。
慈愛あふれる教師、良き先輩、良き学友から、真心の励ましを受けた学生は、その恩返しの心をもって、仲間や後輩に励ましを送るでしょう。
こうして、励ましの学舎の「希望の熱」は、心から心へ伝わります。さらに、卒業生の誠実な献身によって社会へ、また教育交流を通して世界まで、広がっていくのです。
うれしいことに、わが創価同窓にも、麗しい人間主義の励ましのスクラムが築かれており、私は創立者として感謝に堪えません。
ともあれ、「民衆のいる所、それは勝利の生まれる所なり」とは、私の大好きなキルギスの格言です。
この民衆の勝利を生み出す熱の源たる「励ましの対話」を、私たちは、さらに生き生きと繰り広げて生きたいと思うのであります。
第三に、「新たな創造に挑みゆく勇気の炎」であります。
貴大学には、ロシアの民衆詩人プーシキンの像が立っております。
不断に学び、成長を続け、創作を貫き通したプーシキンは綴っております。
「高尚な勇気というものがある。それは、発明し、創造する勇気である。そこには、広大な構想が創造的思想に包まれる」と。
学術・文化においても、政治・経済においても、この創造の勇気を発揮する若人が、何より待望されております。
そのためにも、わが学生の皆さんは、学びに学んで、力を蓄えてください。
詩集『閃(ひらめ)く炎』で名高い、キルギスの女性詩人ジェチカシュカエワも呼びかけておりました。
「若者よ、力を惜しまず 生きた知識をためなさい 自身の仕事が不朽のものとなるように」と。
「天山の真珠」と歌われるイシク・クル湖は、100以上とも言われる河川の清流を受け入れながら、新鮮で多様な生態系を育んでおります。
常に開かれた心で、差異を恐れず学び続ける生命は、この妙なる湖の如く、尽きることのない創造力を湛えていけるのではないでしょうか。
私の心には、アイトマートフ先生の師子吼がこだまして離れません。
「ただただ人間として、多くの人の運命を考え、そのために悩み、働いていく。そのような人たちが、その時代、また、人類を代表する知性であると、私は考えています」と。
この熱きヒューマニズムの炎を、私たちは、共々に、いよいよ烈々と燃え上がらせながら、平和と共生の地球社会を創造していこうではありませんか!
貴大学の素晴らしい校歌は、「友情よ、万歳!」「知性よ、万歳!」「青年よ、万歳!」と結ばれております。
さらに、私は「わがキルギス・ロシア・スラブ大学、万歳! 万歳!」と叫んで、御礼のあいさつとさせていただきます。
チョン・ラフマット!(キルギス語で「誠にありがとうございました!」)
2015年3月7日土曜日
2015.03.07 わが友に贈る
尊き多宝会・宝寿会
錦宝会の皆様に感謝!
どうかお体を大切に。
仏法正義の証明者として
輝く人生の総仕上げを!
四条金吾殿御返事 P1151
『賢人は八風と申して八のかぜにをかされぬを賢人と申すなり、利衰毀誉称譏苦楽なり』
◇人生の座標
前へ、また前へと進んでください。後ろを振り向かないで。すべては「これから」です。いつも「これから」なのです。
☆100文字の幸福抄
けなげに笑顔の花を咲かせるタンポポは、
小さな根の切れ端からも、
大地に新たな根を張り、
芽を出し始める。
命に秘められた可能性は、無限大である。
何があっても、前へ前へと進む人生には、
輝かしい未来が必ず開かれる。
☆御書とともに� 第49回 理想の寂光土を今ここに
『法華涅槃を信ずる行者は余処に求む可きに非ず此の経を信ずる人の所在の処は即ち浄土なり』(守護国家論、P72)
◇通解
法華経・涅槃経を信じる行者は、他の所に浄土(清浄な国土)を求めるべきではない。この経を信じる人のいる所がそのまま浄土なのである。
◇同志への指針
理想と幸福の寂光土はどこか遠くにあるのではない。「今ここ」に築くものである。
環境を嘆いても変わらない。妙法を実践する人は、家庭も地域も職場も、必ず希望と幸福の方向へ輝かせていくことができる。
我らは「立正安国」の旗高く、誓いの天地に「友情の花」「福徳の花」を爛漫と咲かせていきたい。そこに浄土があり、仏国土があるからだ。
錦宝会の皆様に感謝!
どうかお体を大切に。
仏法正義の証明者として
輝く人生の総仕上げを!
四条金吾殿御返事 P1151
『賢人は八風と申して八のかぜにをかされぬを賢人と申すなり、利衰毀誉称譏苦楽なり』
◇人生の座標
前へ、また前へと進んでください。後ろを振り向かないで。すべては「これから」です。いつも「これから」なのです。
☆100文字の幸福抄
けなげに笑顔の花を咲かせるタンポポは、
小さな根の切れ端からも、
大地に新たな根を張り、
芽を出し始める。
命に秘められた可能性は、無限大である。
何があっても、前へ前へと進む人生には、
輝かしい未来が必ず開かれる。
☆御書とともに� 第49回 理想の寂光土を今ここに
『法華涅槃を信ずる行者は余処に求む可きに非ず此の経を信ずる人の所在の処は即ち浄土なり』(守護国家論、P72)
◇通解
法華経・涅槃経を信じる行者は、他の所に浄土(清浄な国土)を求めるべきではない。この経を信じる人のいる所がそのまま浄土なのである。
◇同志への指針
理想と幸福の寂光土はどこか遠くにあるのではない。「今ここ」に築くものである。
環境を嘆いても変わらない。妙法を実践する人は、家庭も地域も職場も、必ず希望と幸福の方向へ輝かせていくことができる。
我らは「立正安国」の旗高く、誓いの天地に「友情の花」「福徳の花」を爛漫と咲かせていきたい。そこに浄土があり、仏国土があるからだ。
2015年3月6日金曜日
2015.03.06 わが友に贈る
昨日よりも
今日は一歩前進を!
明日はさらに前へ!
自分に打ち勝つ人が
真の王者なり!
阿仏房御書 P1305
『末法に入つて法華経を持つ男女のすがたより外には宝塔なきなり、若し然れば貴賎上下をえらばず南無妙法蓮華経ととなうるものは我が身宝塔にして我が身又多宝如来なり』
◇人生の座標
道に迷った。海に出るには、どうするか。どの道でもいいから前へ進めばいい。そうすれば川に出る。川筋をたどっていけば、いつか必ず海へ出る。
前へ進むことです。もがきながら、一ミリでも二ミリでもいいから、何か前へ進む。そうやって生き抜いていけば、あとで振り返って、ジャングルを抜けたことがわかる。そして、苦しんだ分だけ、悲しんだ分だけ、深い人生となっている。
☆100文字の幸福抄
結婚生活にとって大事なことは、
相手の立場になって
考えるという姿勢である。
愛情とは、相互の理解の中に
育まれていくものだ。
二つの心が一つに溶け合うなかに、
常に新鮮な生命が蘇っていくに違いない。
☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第6回 御書根本に今日も一歩を
仏法は『声仏事を為す』(P708、「御義口伝」)と教える。声の力で仏の仕事ができるのだ。
心から出た言葉は心に届く。たった一言でも、生きる力になる。友に温かな声を掛け、励まし社会を創っていきたい。
苦しんできた民衆が断じて幸福になる世界を!——その師の心を抱いて、私たちは行く所、行く所で、一人一人の友の幸を願い、対話を広げている。それは常に御書根本の前進である。
『湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり』(P1132、「呵責謗法滅罪抄」)
関西の同志と心肝に染めた御聖訓である。どんな局面にあっても、強情なる祈りがあれば、必ず突破口は開かれる。不可能を可能にする信心だ。信心だけは、一歩も引いてはならない。必ず変毒為薬できる。強く賢く、朗らかな楽観主義で進むのだ。
生き生きと舞を舞うごとく、歓喜と勝利の歴史を築こう!
『ただ心こそ大切なれ』(P1192、「四条金吾殿御返事」)。その「心の財」の大長者こそ、わが敬愛する多宝会・宝寿会・錦宝会の皆様である。なかなか若いころのようにいかない場合もあろう。しかし心は自由だ。祈りは無限だ。
自らが苦労してきた分だけ、仏の心で、苦しんでいる友を激励し、守っていける。
皆、仏子であり、使命の人だ。偉大な地涌の菩薩である。
朝な夕な読誦する法華経寿量品には「慧光照無量 寿命無数劫」(慧光の照らすこと無量にして 寿命は無数劫なり)と説かれる。
励ましの人は若い。広布に生きる一日は、永遠に輝く一日だ。青年と共に、若々しく命を光らせ、最高の人生を飾りゆこう!
今日は一歩前進を!
明日はさらに前へ!
自分に打ち勝つ人が
真の王者なり!
阿仏房御書 P1305
『末法に入つて法華経を持つ男女のすがたより外には宝塔なきなり、若し然れば貴賎上下をえらばず南無妙法蓮華経ととなうるものは我が身宝塔にして我が身又多宝如来なり』
◇人生の座標
道に迷った。海に出るには、どうするか。どの道でもいいから前へ進めばいい。そうすれば川に出る。川筋をたどっていけば、いつか必ず海へ出る。
前へ進むことです。もがきながら、一ミリでも二ミリでもいいから、何か前へ進む。そうやって生き抜いていけば、あとで振り返って、ジャングルを抜けたことがわかる。そして、苦しんだ分だけ、悲しんだ分だけ、深い人生となっている。
☆100文字の幸福抄
結婚生活にとって大事なことは、
相手の立場になって
考えるという姿勢である。
愛情とは、相互の理解の中に
育まれていくものだ。
二つの心が一つに溶け合うなかに、
常に新鮮な生命が蘇っていくに違いない。
☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第6回 御書根本に今日も一歩を
仏法は『声仏事を為す』(P708、「御義口伝」)と教える。声の力で仏の仕事ができるのだ。
心から出た言葉は心に届く。たった一言でも、生きる力になる。友に温かな声を掛け、励まし社会を創っていきたい。
苦しんできた民衆が断じて幸福になる世界を!——その師の心を抱いて、私たちは行く所、行く所で、一人一人の友の幸を願い、対話を広げている。それは常に御書根本の前進である。
『湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり』(P1132、「呵責謗法滅罪抄」)
関西の同志と心肝に染めた御聖訓である。どんな局面にあっても、強情なる祈りがあれば、必ず突破口は開かれる。不可能を可能にする信心だ。信心だけは、一歩も引いてはならない。必ず変毒為薬できる。強く賢く、朗らかな楽観主義で進むのだ。
生き生きと舞を舞うごとく、歓喜と勝利の歴史を築こう!
『ただ心こそ大切なれ』(P1192、「四条金吾殿御返事」)。その「心の財」の大長者こそ、わが敬愛する多宝会・宝寿会・錦宝会の皆様である。なかなか若いころのようにいかない場合もあろう。しかし心は自由だ。祈りは無限だ。
自らが苦労してきた分だけ、仏の心で、苦しんでいる友を激励し、守っていける。
皆、仏子であり、使命の人だ。偉大な地涌の菩薩である。
朝な夕な読誦する法華経寿量品には「慧光照無量 寿命無数劫」(慧光の照らすこと無量にして 寿命は無数劫なり)と説かれる。
励ましの人は若い。広布に生きる一日は、永遠に輝く一日だ。青年と共に、若々しく命を光らせ、最高の人生を飾りゆこう!
2015年3月5日木曜日
2015.03.05 わが友に贈る
幸福とは「どこか」
ではなく「今、ここで」
戦い勝ち取るものだ。
一念を定めることから
全ての変革は始まる!
種種御振舞御書 P912
『一丈のほりをこへぬもの十丈二十丈のほりをこうべきか』
◇人生の座標
どのような時代になったとしても、人が何といおうが、いちいち惑わされたり、動かされたりしないことだ。「富士のごとく」動じない信念が大切なのです。勇気と忍耐と才能が備わった「不動の自分自身」という山をつくつてもらいたいのです。
☆100文字の幸福抄
愛情を持って育てられた人は、
「競争」によって他人を蹴落とすのではなく、
社会のため、人々のために
貢献する生き方を志向していくことができる。
知識だけに偏らず、
円満な人格を育む。
人間教育の根本は、愛情である。
☆世界広布新時代第10回本部幹部会へのメッセージ
わが師・戸田城聖先生と一緒に、広宣流布の聖火を炎上させてきた、愛する神奈川・鶴見の天地に、時は来りて、かくも堂々たる大講堂が誕生しました。
そして日本全国、さらに世界12カ国・地域の躍進のリーダーが、学会精神の炎を烈々と燃え上がらせ、集い合ってくれました。
戸田先生の喜びは、いかばかりか。先生の満面の笑みが、私には浮かびます。
希望の銅鑼を打ち鳴らす本部幹部会、また、異体同心の麗しき神奈川・静岡家族の東海道総会、誠におめでとうございます。
皆、毎日、寒い中、本当にご苦労さまです。
『冬は必ず春となる』(P1253、「妙一尼御前御消息」)ゆえに、さまざまな現実の試練の冬と戦う全同志に、健康長寿の春よ、来れ! 幸福勝利の春よ、来れ! と題目を送っています。
それは、60年前の3月——。
北海道での小樽問答、また、鶴見をはじめ、全国各地での新たな広布の展開に挑む渦中のことでした。
戸田先生が私に、一言、語ってくださった言葉があります。
「俺も、お前も、男らしい戦いをやり抜いて来たなあ」と。
本日の壮年部幹部会に当たり、私も同じ心で、わが不二の誉れの壮年同志へ、「共々に、今世の男らしい戦いをやり抜こうではないか!」と、申し上げたいのであります。
きょうは、各界で活躍する友も駆けつけてくれました。
芸術にも、スポーツにも、学問にも、それぞれに厳しい、真剣勝負の修行があるでしょう。
仏法にも、仏になるための修行の道がある。それが、仏道修行です。
この仏道修行の真髄とは、いったい何か。
日蓮大聖人は、ここ神奈川の門下・四条金吾に明確に説かれました。
すなわち、『一代の肝心は法華経・法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり、不軽菩薩の人を敬いしは・いかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ』(P1174、「崇峻天皇御書」)と仰せであります。
法華経に説かれた究極の仏道修行は、人間を尊敬する振る舞いにこそあるのです。
増上慢の勢力がはびこり、生命の尊厳を踏みにじる暴力の渦巻く悪世にあって、不軽菩薩は、あらゆる人々に尊極の仏性(仏の命)が具わると勇敢に主張し、一人一人に礼儀を尽くし、誠実を尽くして語りかけていきます。
どんなに悪口罵詈され、迫害されようとも、決して怯まない。賢く、また朗らかに、非暴力の不屈の対話を忍耐強く貫き通していくのです。
この不軽菩薩の修行を、現代に蘇らせて実践し抜いているのが、我ら創価の師弟であります。
大聖人のお心のままに、自行化他の題目を唱え、どんな人も必ず宿命転換できる、絶対に幸せになれると言い切りながら、一人また一人と、「一生成仏」の軌道へ励まし導いてきました。
なかんずく、婦人部・女子部の皆さん方は、何があっても勇気ある信心で、仏法を語り、弘めています。
大聖人は静岡ゆかりのけなげな母を『さながら不軽菩薩の如し』(P1419、「妙法比丘尼御前御返事」)と讃えられました。
この御聖訓を、私は尊き創価の女性たちに捧げたいのであります。
不軽菩薩は師匠の教えの通り、人間の善性を信じ抜いて、地道な対話を手放しませんでした。労苦を功徳に転じ、圧倒的な人間革命の現証を示し、自らを軽んじ卑しめてきた悪人たちさえも、最後は信伏せしめ、救い切っていったのです。
大事なことは、師弟の誓願に徹して、勝利の実証を打ち立てることです。
「貧乏人と病人の集まり」と揶揄されてきた学会が、今や、21世紀を照らす「平和」「文化」「教育」の民衆の太陽となって輝きを放っています。
私たちは、「対話によって人は変わる」「対話の力で幸福と平和は創造できる」との揺るぎない信念に立って、いよいよ勇んで一対一の大誠実の対話に打って出てまいりたい。
そして、「生命尊厳」「人間尊厳」の哲理を高らかに掲げ、自他共に常楽我浄の境涯を開く仏縁を結びながら、地域へ社会へ、世界へ未来へ、広宣流布と立正安国の大連帯を勝ち広げていこうではありませんか!
かつて私は、悪戦苦闘していた東海道の若人に、励ましの一詩を詠みました。
その詩を、今再び、わが青年部、わが未来部の友に贈ります。
友よ強く 雄々しく立てよ
僕が信ずる 君が心を
苦しき仕事 深夜の勉強
これも修行ぞ 苦は楽し
君が信念 情熱を
仏は じっとみているぞ
終わりに、「誓いの青年(きみ)よ」、断じて負けるな! 「共戦の同志よ」、仲良く大きく団結して進め!
そして「正義の後継(きみ)たちよ」、断固と楽しく勝ちまくれ! と申し上げ、私のメッセージといたします。
どうか、皆さん、お元気で!
ではなく「今、ここで」
戦い勝ち取るものだ。
一念を定めることから
全ての変革は始まる!
種種御振舞御書 P912
『一丈のほりをこへぬもの十丈二十丈のほりをこうべきか』
◇人生の座標
どのような時代になったとしても、人が何といおうが、いちいち惑わされたり、動かされたりしないことだ。「富士のごとく」動じない信念が大切なのです。勇気と忍耐と才能が備わった「不動の自分自身」という山をつくつてもらいたいのです。
☆100文字の幸福抄
愛情を持って育てられた人は、
「競争」によって他人を蹴落とすのではなく、
社会のため、人々のために
貢献する生き方を志向していくことができる。
知識だけに偏らず、
円満な人格を育む。
人間教育の根本は、愛情である。
☆世界広布新時代第10回本部幹部会へのメッセージ
わが師・戸田城聖先生と一緒に、広宣流布の聖火を炎上させてきた、愛する神奈川・鶴見の天地に、時は来りて、かくも堂々たる大講堂が誕生しました。
そして日本全国、さらに世界12カ国・地域の躍進のリーダーが、学会精神の炎を烈々と燃え上がらせ、集い合ってくれました。
戸田先生の喜びは、いかばかりか。先生の満面の笑みが、私には浮かびます。
希望の銅鑼を打ち鳴らす本部幹部会、また、異体同心の麗しき神奈川・静岡家族の東海道総会、誠におめでとうございます。
皆、毎日、寒い中、本当にご苦労さまです。
『冬は必ず春となる』(P1253、「妙一尼御前御消息」)ゆえに、さまざまな現実の試練の冬と戦う全同志に、健康長寿の春よ、来れ! 幸福勝利の春よ、来れ! と題目を送っています。
それは、60年前の3月——。
北海道での小樽問答、また、鶴見をはじめ、全国各地での新たな広布の展開に挑む渦中のことでした。
戸田先生が私に、一言、語ってくださった言葉があります。
「俺も、お前も、男らしい戦いをやり抜いて来たなあ」と。
本日の壮年部幹部会に当たり、私も同じ心で、わが不二の誉れの壮年同志へ、「共々に、今世の男らしい戦いをやり抜こうではないか!」と、申し上げたいのであります。
きょうは、各界で活躍する友も駆けつけてくれました。
芸術にも、スポーツにも、学問にも、それぞれに厳しい、真剣勝負の修行があるでしょう。
仏法にも、仏になるための修行の道がある。それが、仏道修行です。
この仏道修行の真髄とは、いったい何か。
日蓮大聖人は、ここ神奈川の門下・四条金吾に明確に説かれました。
すなわち、『一代の肝心は法華経・法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり、不軽菩薩の人を敬いしは・いかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ』(P1174、「崇峻天皇御書」)と仰せであります。
法華経に説かれた究極の仏道修行は、人間を尊敬する振る舞いにこそあるのです。
増上慢の勢力がはびこり、生命の尊厳を踏みにじる暴力の渦巻く悪世にあって、不軽菩薩は、あらゆる人々に尊極の仏性(仏の命)が具わると勇敢に主張し、一人一人に礼儀を尽くし、誠実を尽くして語りかけていきます。
どんなに悪口罵詈され、迫害されようとも、決して怯まない。賢く、また朗らかに、非暴力の不屈の対話を忍耐強く貫き通していくのです。
この不軽菩薩の修行を、現代に蘇らせて実践し抜いているのが、我ら創価の師弟であります。
大聖人のお心のままに、自行化他の題目を唱え、どんな人も必ず宿命転換できる、絶対に幸せになれると言い切りながら、一人また一人と、「一生成仏」の軌道へ励まし導いてきました。
なかんずく、婦人部・女子部の皆さん方は、何があっても勇気ある信心で、仏法を語り、弘めています。
大聖人は静岡ゆかりのけなげな母を『さながら不軽菩薩の如し』(P1419、「妙法比丘尼御前御返事」)と讃えられました。
この御聖訓を、私は尊き創価の女性たちに捧げたいのであります。
不軽菩薩は師匠の教えの通り、人間の善性を信じ抜いて、地道な対話を手放しませんでした。労苦を功徳に転じ、圧倒的な人間革命の現証を示し、自らを軽んじ卑しめてきた悪人たちさえも、最後は信伏せしめ、救い切っていったのです。
大事なことは、師弟の誓願に徹して、勝利の実証を打ち立てることです。
「貧乏人と病人の集まり」と揶揄されてきた学会が、今や、21世紀を照らす「平和」「文化」「教育」の民衆の太陽となって輝きを放っています。
私たちは、「対話によって人は変わる」「対話の力で幸福と平和は創造できる」との揺るぎない信念に立って、いよいよ勇んで一対一の大誠実の対話に打って出てまいりたい。
そして、「生命尊厳」「人間尊厳」の哲理を高らかに掲げ、自他共に常楽我浄の境涯を開く仏縁を結びながら、地域へ社会へ、世界へ未来へ、広宣流布と立正安国の大連帯を勝ち広げていこうではありませんか!
かつて私は、悪戦苦闘していた東海道の若人に、励ましの一詩を詠みました。
その詩を、今再び、わが青年部、わが未来部の友に贈ります。
友よ強く 雄々しく立てよ
僕が信ずる 君が心を
苦しき仕事 深夜の勉強
これも修行ぞ 苦は楽し
君が信念 情熱を
仏は じっとみているぞ
終わりに、「誓いの青年(きみ)よ」、断じて負けるな! 「共戦の同志よ」、仲良く大きく団結して進め!
そして「正義の後継(きみ)たちよ」、断固と楽しく勝ちまくれ! と申し上げ、私のメッセージといたします。
どうか、皆さん、お元気で!
2015年3月4日水曜日
2015.03.04 わが友に贈る
多忙な時こそ
祈りを根本とせよ!
そこに価値創造の
偉大な知恵が生まれ
栄光への道が開かれる。
乙御前御消息 P1219
『軍には大将軍を魂とす大将軍をくしぬれば歩兵臆病なり』
◇人生の座標
いじめや暴力をなくすために、何といっても必要なものは勇気でしょう。悪に屈しない勇気、悪を傍観視しない勇気−−それらが総結集されたとき、いじめや暴力も、すごすごと退散していくに違いない。
☆100文字の幸福抄
いじめを受けている子どもたちは、
わが身をすり減らして
社会や大人に警鐘を鳴らしてくれている。
そのサインを見逃さず、
子どもたちが伸び伸びと成長していけるよう、
学校と家庭と地域が協力できるか否か、
そこに「教育力」の真価が問われている。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第18回� 2月に燃える闘魂
歴史的な「3・16」の儀式を終えたある日、戸田先生は「メキシコへ行った夢を見たよ」と嬉しそうに言われ、私に「世界が相手だ。世界へ征くんだ」と厳然と語り託してくださった。忘れることはできない。
このメキシコでも、ここ10年で、青年部の陣容が倍増している。その躍進の様子をお聞きした。
——ある地区は、メンバーの7割が男女青年部員。毎回の座談会には数十人が集い、友人も多く参加されている。
だが以前は、その地域に住む同志は、ほとんどいなかったという。
転機は、現在の地区部長夫妻が引っ越してきた、ほぼ10年前のこと。
夫妻は「いつか必ず、わが家を青年でいっぱいにしよう」と誓い、対話を広げ、毎週のように座談会も開いた。しかし、弘教も実らず、夫婦二人だけの座談会も、一度や二度ではなかった。
1年が過ぎようとしていた冬の日。座談会に来ていた一人の青年が言った。「信心に挑戦してみます。僕もあなたたちのようになりたい」と。
この地に初めての青年部員が誕生した瞬間だった。以来、夫妻の励ましに触れ、青年の入会者が相次ぐようになった。
かつて非行に走った、20代の男子部員は入会後、見違えるように成長した。「こんな経験をした自分だからこそ」と、心理セラピストの資格を取得し、青年たちの悩みに寄り添い続けている。
また、この地区がある地域では、以前から治安の悪化が心配されていたようだ。
そんな中、学会に入会した青年たちが、地域貢献に勇んで取り組むようになり、驚きと感動が広がった。住民から「私にも信心の話を聞かせてほしい」等の声も寄せられているという。
使命に燃えた青年の姿は、百万言の理論にも勝り、人の心を揺さぶらずにはいられない。ゆえに青年は、勢いよく人間の中へ飛び込んでゆくことだ。どんどん、友好を広めゆくことだ。
作家の山岡荘八氏は、東北の英雄・伊達政宗を描いた作品に、こう力強く記した。「人間のほんとうの価値は、その行動が他日他人を、どのように多く喜ばせるかにかかっている」と。
来る日も、来る日も、同志の笑顔のため、地域の人びとの喜びのため、わが地涌の勇者の皆様方は走り、語り続けている。いかなる高位の人よりも、有名人や権勢の人よりも、遙かに偉大な人間王者であり、幸福と平和の博士である。
大聖人は、『其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ』(P1467、「高橋殿御返事」)と最大に信頼してくださっている。
私たちが仏縁を結んだ分だけ、人びとの生命に具わる仏の生命が呼び起こされ、地域も輝きを増していくのだ。
「2月闘争」の伝統は、壁を破る挑戦の心が築き上げた、連続勝利の歴史である。
さあ、勇んで打って出よう! あの友、この友の心に、希望と励ましの春風を届けよう!
わが"本国土"たる地域に、幸福と勝利、安穏と繁栄の春を呼ぶ対話の拡大へ、先駆けようではないか!
寒風も
やがて薫らむ
春の風
仏道修行と
冬を勝ち越え
祈りを根本とせよ!
そこに価値創造の
偉大な知恵が生まれ
栄光への道が開かれる。
乙御前御消息 P1219
『軍には大将軍を魂とす大将軍をくしぬれば歩兵臆病なり』
◇人生の座標
いじめや暴力をなくすために、何といっても必要なものは勇気でしょう。悪に屈しない勇気、悪を傍観視しない勇気−−それらが総結集されたとき、いじめや暴力も、すごすごと退散していくに違いない。
☆100文字の幸福抄
いじめを受けている子どもたちは、
わが身をすり減らして
社会や大人に警鐘を鳴らしてくれている。
そのサインを見逃さず、
子どもたちが伸び伸びと成長していけるよう、
学校と家庭と地域が協力できるか否か、
そこに「教育力」の真価が問われている。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第18回� 2月に燃える闘魂
歴史的な「3・16」の儀式を終えたある日、戸田先生は「メキシコへ行った夢を見たよ」と嬉しそうに言われ、私に「世界が相手だ。世界へ征くんだ」と厳然と語り託してくださった。忘れることはできない。
このメキシコでも、ここ10年で、青年部の陣容が倍増している。その躍進の様子をお聞きした。
——ある地区は、メンバーの7割が男女青年部員。毎回の座談会には数十人が集い、友人も多く参加されている。
だが以前は、その地域に住む同志は、ほとんどいなかったという。
転機は、現在の地区部長夫妻が引っ越してきた、ほぼ10年前のこと。
夫妻は「いつか必ず、わが家を青年でいっぱいにしよう」と誓い、対話を広げ、毎週のように座談会も開いた。しかし、弘教も実らず、夫婦二人だけの座談会も、一度や二度ではなかった。
1年が過ぎようとしていた冬の日。座談会に来ていた一人の青年が言った。「信心に挑戦してみます。僕もあなたたちのようになりたい」と。
この地に初めての青年部員が誕生した瞬間だった。以来、夫妻の励ましに触れ、青年の入会者が相次ぐようになった。
かつて非行に走った、20代の男子部員は入会後、見違えるように成長した。「こんな経験をした自分だからこそ」と、心理セラピストの資格を取得し、青年たちの悩みに寄り添い続けている。
また、この地区がある地域では、以前から治安の悪化が心配されていたようだ。
そんな中、学会に入会した青年たちが、地域貢献に勇んで取り組むようになり、驚きと感動が広がった。住民から「私にも信心の話を聞かせてほしい」等の声も寄せられているという。
使命に燃えた青年の姿は、百万言の理論にも勝り、人の心を揺さぶらずにはいられない。ゆえに青年は、勢いよく人間の中へ飛び込んでゆくことだ。どんどん、友好を広めゆくことだ。
作家の山岡荘八氏は、東北の英雄・伊達政宗を描いた作品に、こう力強く記した。「人間のほんとうの価値は、その行動が他日他人を、どのように多く喜ばせるかにかかっている」と。
来る日も、来る日も、同志の笑顔のため、地域の人びとの喜びのため、わが地涌の勇者の皆様方は走り、語り続けている。いかなる高位の人よりも、有名人や権勢の人よりも、遙かに偉大な人間王者であり、幸福と平和の博士である。
大聖人は、『其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ』(P1467、「高橋殿御返事」)と最大に信頼してくださっている。
私たちが仏縁を結んだ分だけ、人びとの生命に具わる仏の生命が呼び起こされ、地域も輝きを増していくのだ。
「2月闘争」の伝統は、壁を破る挑戦の心が築き上げた、連続勝利の歴史である。
さあ、勇んで打って出よう! あの友、この友の心に、希望と励ましの春風を届けよう!
わが"本国土"たる地域に、幸福と勝利、安穏と繁栄の春を呼ぶ対話の拡大へ、先駆けようではないか!
寒風も
やがて薫らむ
春の風
仏道修行と
冬を勝ち越え
2015年3月3日火曜日
2015.03.03 わが友に贈る
信頼と友情を結ぶ
草の根の対話こそ
社会に活力送る源泉だ!
さあ地涌の使命に
躍り進みゆこう!
兄弟抄 P1082
『設ひ等覚の菩薩なれども元品の無明と申す大悪鬼身に入つて法華経と申す妙覚の功徳を障へ候なり』
◇人生の座標
楽観主義とは、なんとかなるという無責任とは違う。苦しみに負けない。貧乏に負けない。非難中傷に負けない。何があっても、「なんだ、こんなことぐらい!」と、はね返す強さ。希望に向かって前進する意志の力。これが楽観主義である。
☆100文字の幸福抄
「母への感謝」を忘れた時、
人は傲慢になる。
大切な「何か」を見失ってしまう。
そのままではやがて、
不幸の方向へと進んでいくことになる。
「母への感謝」をもち続ける人は、
正しく、心豊かな人生を歩んでいける。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第18回� 2月に燃える闘魂
厳しい寒さの中、春告草(はるつげぐさ)の名のごとく、百花に先駆けて、凜然と梅の花が咲き始めた。
『冬は必ず春となる』(P1253、「妙一尼御前御消息」)との御聖訓が、北国の健気な同志の姿とともに、ひとしお胸に迫る。
2月は、日蓮大聖人の御聖誕の月であり、佐渡の地で「開目抄」を留められた月である。
そして、私の恩師である戸田城聖先生の誕生月——今年は生誕115周年にあたる。
不世出の師に出逢えた宿縁に感謝し、先駆けの弟子として、「報恩」の誓いを新たにするのが、私の2月である。
その師の誕生日である11日、私は、妻と共に、総本部の恩師記念会館を訪問した。厳粛に勤行・唱題を行い、尊き地涌の使命に一人立ち、「広宣流布の大願」に生き抜かれた戸田先生を偲んだ。
さらに、保管されていたゆかりの品々を懐かしく拝見した。
私が先生から頂戴した『御書全集』には、師の和歌が墨痕鮮やかに認められていた。
山を抜く
力はみちたり
若き身に
励み闘え
妙法の途(みち)に
写真集『戸田城聖』もあった。その見返しに、私はこう記した。
「師あり 弟子あり 広布あり」——
師弟共戦の広布旅は、いよいよこれからだ! 戦う「力」が、胸に満々とみなぎってきた。
わが青春にあって、師のもとで最も厳しい困難を勝ち越えた日々こそ、黄金の歴史である。
先生の事業を支えつつ、私は懸命に広宣流布の最前線に走った。
最前線とは、いったい、どこか。それは、何よりもまず「地区」である。そこから一人の友、一人の同志の元へ、徹して飛び込んでいった。
戸田先生が誓願された弘教75万世帯という願業の達成へ、「地区」を起点として、戦いを起こしたのである。
青年部の班長を務めながら、蒲田支部大森地区の地区委員を兼任していた。今でいえば「地区部長」である。
当時の日記を繙けば、
「先生、必ず吾が地区も前進させます」
「地区が完璧になるよう、御本尊に祈る」
等々の若き熱情が綴られてある。
わが地区での体験を踏まえ、あの「2月闘争」で、新たな拡大への指揮に臨んだ。地区を大事にして、連携と団結を強めながら、さらに皆の顔の見える「組」——今でいう「ブロック」に光を当てていったのである。
突破口を開く原動力は「地区」「ブロック」にあり! 地域に根差した最前線の組織を、全幹部が支えに支え抜くのだ。
この勝利への急所は今も変わらない。否、永遠に変わってはなるまい。
大聖人は『一切の草木は地より出生せり、是を以て思うに一切の仏法も又人によりて弘まるべし』(P465、「持妙法華問答抄」)と仰せられた。
創価の「地区」「ブロック」は、地涌の人華が湧き出ずる、最も大切な民衆の大地なのである。
希望の種を蒔き、励ましの滋養を注ぎ続ける、地区部長・地区婦人部長の皆様、そしてブロック長・白ゆり長の皆様がおられるからこそ、同志は信心の根を張り、求道の枝葉を伸ばし、生き生きと成長できる。
アメリカの人権の指導者キング博士は語った。
「われわれはばらばらの時よりも、団結している時の方が多くのものを獲得することができます。そしてこれがわれわれのパワーを獲得する方法です」と。
わが信頼するリーダーを中心に、異体同心の団結で、「全地区、全ブロックが和楽のパワーの全面開花を!」「最前線の英雄に健康と人生の勝利あれ!」と、私も、朝な夕な題目を送り続けている。
近年、住民同士のつながりを強化しようと、全国の各自治体で、地域活動への参加を促す取り組みが行われている。
その中で、わが婦人部の皆様も、地域の太陽として、日々、友好と信頼の光を広げておられる。
地域を大切に! この思いは、壮年部や男子部も同じ。だが一般的に、男性陣は、普段、地域でなじみが薄いようだ。
しかし実際には、行事の設営や、防火・防犯のために近隣を回る夜警など、男性に求められる役割も少なくない。
では、どうすれば、男性の地域参加を促進できるのか。
そこで大切なのが、地域貢献に励む、身近な模範の存在だ。「自分にもできるかも」「やってみたい」という前向きな気持ちにさせてくれる。
今、各地の壮年部や男子部の中には、そんな先駆の姿が光っている。
仕事もある。家庭も大事。学会活動も忙しい。それでも「地域のために」と、自治会や青年会、PTAの役員など、推されて地域役職に就き、奔走している。近隣の清掃など、地道な地域貢献に励む友も多い。
わが街、わが郷土に尽くす「地域部」や「団地部」の方々も、今月17日に部の日を迎える誉れの「農漁光部」、さらに「離島部」の皆様も男女共に「地域の安心の灯台」と輝きわたっている。
地域に幸福と平和の花を! その花々で世界を包みたい——そこに恩師の深き願いもあった。
草の根の対話こそ
社会に活力送る源泉だ!
さあ地涌の使命に
躍り進みゆこう!
兄弟抄 P1082
『設ひ等覚の菩薩なれども元品の無明と申す大悪鬼身に入つて法華経と申す妙覚の功徳を障へ候なり』
◇人生の座標
楽観主義とは、なんとかなるという無責任とは違う。苦しみに負けない。貧乏に負けない。非難中傷に負けない。何があっても、「なんだ、こんなことぐらい!」と、はね返す強さ。希望に向かって前進する意志の力。これが楽観主義である。
☆100文字の幸福抄
「母への感謝」を忘れた時、
人は傲慢になる。
大切な「何か」を見失ってしまう。
そのままではやがて、
不幸の方向へと進んでいくことになる。
「母への感謝」をもち続ける人は、
正しく、心豊かな人生を歩んでいける。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第18回� 2月に燃える闘魂
厳しい寒さの中、春告草(はるつげぐさ)の名のごとく、百花に先駆けて、凜然と梅の花が咲き始めた。
『冬は必ず春となる』(P1253、「妙一尼御前御消息」)との御聖訓が、北国の健気な同志の姿とともに、ひとしお胸に迫る。
2月は、日蓮大聖人の御聖誕の月であり、佐渡の地で「開目抄」を留められた月である。
そして、私の恩師である戸田城聖先生の誕生月——今年は生誕115周年にあたる。
不世出の師に出逢えた宿縁に感謝し、先駆けの弟子として、「報恩」の誓いを新たにするのが、私の2月である。
その師の誕生日である11日、私は、妻と共に、総本部の恩師記念会館を訪問した。厳粛に勤行・唱題を行い、尊き地涌の使命に一人立ち、「広宣流布の大願」に生き抜かれた戸田先生を偲んだ。
さらに、保管されていたゆかりの品々を懐かしく拝見した。
私が先生から頂戴した『御書全集』には、師の和歌が墨痕鮮やかに認められていた。
山を抜く
力はみちたり
若き身に
励み闘え
妙法の途(みち)に
写真集『戸田城聖』もあった。その見返しに、私はこう記した。
「師あり 弟子あり 広布あり」——
師弟共戦の広布旅は、いよいよこれからだ! 戦う「力」が、胸に満々とみなぎってきた。
わが青春にあって、師のもとで最も厳しい困難を勝ち越えた日々こそ、黄金の歴史である。
先生の事業を支えつつ、私は懸命に広宣流布の最前線に走った。
最前線とは、いったい、どこか。それは、何よりもまず「地区」である。そこから一人の友、一人の同志の元へ、徹して飛び込んでいった。
戸田先生が誓願された弘教75万世帯という願業の達成へ、「地区」を起点として、戦いを起こしたのである。
青年部の班長を務めながら、蒲田支部大森地区の地区委員を兼任していた。今でいえば「地区部長」である。
当時の日記を繙けば、
「先生、必ず吾が地区も前進させます」
「地区が完璧になるよう、御本尊に祈る」
等々の若き熱情が綴られてある。
わが地区での体験を踏まえ、あの「2月闘争」で、新たな拡大への指揮に臨んだ。地区を大事にして、連携と団結を強めながら、さらに皆の顔の見える「組」——今でいう「ブロック」に光を当てていったのである。
突破口を開く原動力は「地区」「ブロック」にあり! 地域に根差した最前線の組織を、全幹部が支えに支え抜くのだ。
この勝利への急所は今も変わらない。否、永遠に変わってはなるまい。
大聖人は『一切の草木は地より出生せり、是を以て思うに一切の仏法も又人によりて弘まるべし』(P465、「持妙法華問答抄」)と仰せられた。
創価の「地区」「ブロック」は、地涌の人華が湧き出ずる、最も大切な民衆の大地なのである。
希望の種を蒔き、励ましの滋養を注ぎ続ける、地区部長・地区婦人部長の皆様、そしてブロック長・白ゆり長の皆様がおられるからこそ、同志は信心の根を張り、求道の枝葉を伸ばし、生き生きと成長できる。
アメリカの人権の指導者キング博士は語った。
「われわれはばらばらの時よりも、団結している時の方が多くのものを獲得することができます。そしてこれがわれわれのパワーを獲得する方法です」と。
わが信頼するリーダーを中心に、異体同心の団結で、「全地区、全ブロックが和楽のパワーの全面開花を!」「最前線の英雄に健康と人生の勝利あれ!」と、私も、朝な夕な題目を送り続けている。
近年、住民同士のつながりを強化しようと、全国の各自治体で、地域活動への参加を促す取り組みが行われている。
その中で、わが婦人部の皆様も、地域の太陽として、日々、友好と信頼の光を広げておられる。
地域を大切に! この思いは、壮年部や男子部も同じ。だが一般的に、男性陣は、普段、地域でなじみが薄いようだ。
しかし実際には、行事の設営や、防火・防犯のために近隣を回る夜警など、男性に求められる役割も少なくない。
では、どうすれば、男性の地域参加を促進できるのか。
そこで大切なのが、地域貢献に励む、身近な模範の存在だ。「自分にもできるかも」「やってみたい」という前向きな気持ちにさせてくれる。
今、各地の壮年部や男子部の中には、そんな先駆の姿が光っている。
仕事もある。家庭も大事。学会活動も忙しい。それでも「地域のために」と、自治会や青年会、PTAの役員など、推されて地域役職に就き、奔走している。近隣の清掃など、地道な地域貢献に励む友も多い。
わが街、わが郷土に尽くす「地域部」や「団地部」の方々も、今月17日に部の日を迎える誉れの「農漁光部」、さらに「離島部」の皆様も男女共に「地域の安心の灯台」と輝きわたっている。
地域に幸福と平和の花を! その花々で世界を包みたい——そこに恩師の深き願いもあった。
2015年3月2日月曜日
2015.03.02 わが友に贈る
◇今週のことば
合言葉は「異体同心」
友を思いやる
リーダーの一念が
皆の力を倍加する。
最前線から勝利の波を!
2015年03月02日
開目抄 P203
『願兼於業と申してつくりたくなき罪なれども父母等の地獄に堕ちて大苦をうくるを見てかたのごとく其の業を造つて願つて地獄に堕ちて苦に同じ苦に代れるを悦びとするがごとし』
◇人生の座標
だれに対しても「同じ人間として」付きあえる人こそ、「優秀な人」であり、本当の教養がある人です。自分の人間性が豊かな分だけ、他人の中にも人間性を発見できる。人をいじめたり、いばったりする人間は、その分、自分の人間性を壊しているのです。
☆100文字の幸福抄
一番身近な「家計」こそ、
経済の一切の基点となる。
経済の本義は、
「経世済民」(世を経め民を済う)と言われる。
我が家の生活をどう安定させていくか。
しっかりした家計こそが、
いざという時に家族を守ってくれる。
☆大白蓮華巻頭言 2015年3月 「喜悦はかりなし」の信心の炎を!
モンゴルの大詩人であり、共に「友情の大草原」を広げてきた、ツェデブ博士は高らかに謳った。
「心に火を持つことほど、爽快にして健康なものはない/胸に炎を持つことほど、顔を輝かせるものはない」と。
この心の火が失われ、胸の炎が消えてしまえば、人の世は凍え、時代は闇に覆われてしまう。
日蓮仏法は、万人の胸奥に「仏性」という最極の生命の炎を灯しゆく太陽の法理である。
我ら創価家族は、正法の聖なる火を、あの町でも、この街でも、一人一人の心に点火してきた。
その人間主義の熱は民衆の心を励まし温め、その生命尊厳の光は地域・社会を明るく照らしている。
御義口伝には、『今日蓮等の類南無妙法蓮華経と唱え奉るは生死の闇を照し晴して涅槃の智火明了なり』『煩悩の薪を焼いて菩提の慧火現前するなり』(P710)と仰せである。
妙法の智慧こそが、生老病死という苦悩の闇を打ち破る大光であり、いかなる悩みも難題も前進の力へ転換しゆくエネルギーなのである。
ゆえに、自行化他の題目を唱え、この究極の智慧の炎を燃え上がらせるならば、自分自身の命が変わる。宿命も変えられる。どんな人も、どんな国土も、必ず必ず変えていけるのだ。
その希望のドラマを示していくのが、我らの「人間革命」の挑戦であり、「立正安国」の連帯である。
懐かしき北海道の草創のご夫妻は、大雪の猛威も、言うに言われぬ旧習の圧迫も、すべて撥ね返して、実証を示し、仏縁を広げ抜いてこられた。
「悪口のおかげで強くなれました。臆せば、何も変わらない。大確信の対話は必ず通じます。相手の変わる姿から、信心のすごさを学びました。地涌の菩薩の命を燃やし続けて、地域に磐石な楽土を築いていきたい」。そう語る笑顔皺が、あまりに神々しい。
こうした多宝の先輩たちの尊き学会精神の炎を、わが後継の青年部は、広宣流布の実践の中で、たくましく受け継いでくれている。創価の若人の大情熱こそが、同世代の冷めた友の心をも熱く揺さぶり、蘇らせていく陽光なりと、私は確信してやまない。
日蓮大聖人は、命に及ぶ佐渡流罪の大難の中で、悠然と『流人なれども喜悦はかりなし』(P1360、「諸法実相抄」)と言い放たれた。
この御本仏に直結して、命の奥底に灯した我らの誓いの火は、断じて消えない。試練の烈風が吹き荒ぶほどに、いよいよ燃え盛るのだ。
わが師・戸田城聖先生は叫ばれた。
「いろんな悩みや人の中に飛び込んで、もみくちゃになって戦ってこそ、自分が変わり、周囲も変えていける。その喜びをつかむための悩みでもあるんだよ。我らは勇敢に濁世を救おうではないか!」と。
さあ、共々に「喜悦はかりなし」と、信心の炎を燃やし、わが使命の国土を赫々と照らしゆこう!
たくましく
広布に生き抜く
一念に
勇気よ 歓喜よ
炎と輝け
合言葉は「異体同心」
友を思いやる
リーダーの一念が
皆の力を倍加する。
最前線から勝利の波を!
2015年03月02日
開目抄 P203
『願兼於業と申してつくりたくなき罪なれども父母等の地獄に堕ちて大苦をうくるを見てかたのごとく其の業を造つて願つて地獄に堕ちて苦に同じ苦に代れるを悦びとするがごとし』
◇人生の座標
だれに対しても「同じ人間として」付きあえる人こそ、「優秀な人」であり、本当の教養がある人です。自分の人間性が豊かな分だけ、他人の中にも人間性を発見できる。人をいじめたり、いばったりする人間は、その分、自分の人間性を壊しているのです。
☆100文字の幸福抄
一番身近な「家計」こそ、
経済の一切の基点となる。
経済の本義は、
「経世済民」(世を経め民を済う)と言われる。
我が家の生活をどう安定させていくか。
しっかりした家計こそが、
いざという時に家族を守ってくれる。
☆大白蓮華巻頭言 2015年3月 「喜悦はかりなし」の信心の炎を!
モンゴルの大詩人であり、共に「友情の大草原」を広げてきた、ツェデブ博士は高らかに謳った。
「心に火を持つことほど、爽快にして健康なものはない/胸に炎を持つことほど、顔を輝かせるものはない」と。
この心の火が失われ、胸の炎が消えてしまえば、人の世は凍え、時代は闇に覆われてしまう。
日蓮仏法は、万人の胸奥に「仏性」という最極の生命の炎を灯しゆく太陽の法理である。
我ら創価家族は、正法の聖なる火を、あの町でも、この街でも、一人一人の心に点火してきた。
その人間主義の熱は民衆の心を励まし温め、その生命尊厳の光は地域・社会を明るく照らしている。
御義口伝には、『今日蓮等の類南無妙法蓮華経と唱え奉るは生死の闇を照し晴して涅槃の智火明了なり』『煩悩の薪を焼いて菩提の慧火現前するなり』(P710)と仰せである。
妙法の智慧こそが、生老病死という苦悩の闇を打ち破る大光であり、いかなる悩みも難題も前進の力へ転換しゆくエネルギーなのである。
ゆえに、自行化他の題目を唱え、この究極の智慧の炎を燃え上がらせるならば、自分自身の命が変わる。宿命も変えられる。どんな人も、どんな国土も、必ず必ず変えていけるのだ。
その希望のドラマを示していくのが、我らの「人間革命」の挑戦であり、「立正安国」の連帯である。
懐かしき北海道の草創のご夫妻は、大雪の猛威も、言うに言われぬ旧習の圧迫も、すべて撥ね返して、実証を示し、仏縁を広げ抜いてこられた。
「悪口のおかげで強くなれました。臆せば、何も変わらない。大確信の対話は必ず通じます。相手の変わる姿から、信心のすごさを学びました。地涌の菩薩の命を燃やし続けて、地域に磐石な楽土を築いていきたい」。そう語る笑顔皺が、あまりに神々しい。
こうした多宝の先輩たちの尊き学会精神の炎を、わが後継の青年部は、広宣流布の実践の中で、たくましく受け継いでくれている。創価の若人の大情熱こそが、同世代の冷めた友の心をも熱く揺さぶり、蘇らせていく陽光なりと、私は確信してやまない。
日蓮大聖人は、命に及ぶ佐渡流罪の大難の中で、悠然と『流人なれども喜悦はかりなし』(P1360、「諸法実相抄」)と言い放たれた。
この御本仏に直結して、命の奥底に灯した我らの誓いの火は、断じて消えない。試練の烈風が吹き荒ぶほどに、いよいよ燃え盛るのだ。
わが師・戸田城聖先生は叫ばれた。
「いろんな悩みや人の中に飛び込んで、もみくちゃになって戦ってこそ、自分が変わり、周囲も変えていける。その喜びをつかむための悩みでもあるんだよ。我らは勇敢に濁世を救おうではないか!」と。
さあ、共々に「喜悦はかりなし」と、信心の炎を燃やし、わが使命の国土を赫々と照らしゆこう!
たくましく
広布に生き抜く
一念に
勇気よ 歓喜よ
炎と輝け
2015年3月1日日曜日
2015.03.01 わが友に贈る
さあ弥生3月!
いよいよの心意気で
対話へ飛び出そう。
わが生命を躍動させ
幸福のスクラムを拡大!
四条金吾殿御返事 P1192
『いかに日蓮いのり申すとも不信ならばぬれたるほくちに火をうちかくるがごとくなるべし、はげみをなして強盛に信力をいだし給うべし』
◇人生の座標
人の気持ちがわからない人は、本当のリーダーにはなれない。今の社会の不幸は、人の気持ちがわからない指導者が多すぎることです。悲しみと苦痛が、自分という大地を耕してくれる。そこから「人を幸福にしたい」という美しい心の花が咲くのです。
☆100文字の幸福抄
いやなことも、つらいことも、大人が先回りして
経験させないようにすることが、
子どものためになるとは限らない。
本当の教育とは、
誰とでも公正に付き合える強い人間、
何が起きても乗り越えられる人間を
つくることである。
☆御書とともに� 第48回 一切の労苦が功徳と輝く
『功徳とは即身成仏なり又六根清浄なり、法華経の説文の如く修行するを六根清浄と得意可きなり』(御義口伝、P762)
◇通解
功徳とは即身成仏であり、また六根清浄である。法華経の経文に説かれるように修行することが六根清浄であると、心得ていきなさい。
◇同志への指針
仏道修行の苦労に無駄はない。全てが、わが生命を根源から清らかに輝かせる光明となる。どんな苦難も悠々と乗り越える力が湧いてくる。大宇宙を闊歩できるような自在の大境涯が聞かれてくる。
これが「六根清浄」の功徳であり、「人間革命」の実証である。泥沼に薫る清浄無比の蓮華の如く、我らは現実社会の只中で、幸福と勝利の大輪を咲かせ切っていくのだ。
いよいよの心意気で
対話へ飛び出そう。
わが生命を躍動させ
幸福のスクラムを拡大!
四条金吾殿御返事 P1192
『いかに日蓮いのり申すとも不信ならばぬれたるほくちに火をうちかくるがごとくなるべし、はげみをなして強盛に信力をいだし給うべし』
◇人生の座標
人の気持ちがわからない人は、本当のリーダーにはなれない。今の社会の不幸は、人の気持ちがわからない指導者が多すぎることです。悲しみと苦痛が、自分という大地を耕してくれる。そこから「人を幸福にしたい」という美しい心の花が咲くのです。
☆100文字の幸福抄
いやなことも、つらいことも、大人が先回りして
経験させないようにすることが、
子どものためになるとは限らない。
本当の教育とは、
誰とでも公正に付き合える強い人間、
何が起きても乗り越えられる人間を
つくることである。
☆御書とともに� 第48回 一切の労苦が功徳と輝く
『功徳とは即身成仏なり又六根清浄なり、法華経の説文の如く修行するを六根清浄と得意可きなり』(御義口伝、P762)
◇通解
功徳とは即身成仏であり、また六根清浄である。法華経の経文に説かれるように修行することが六根清浄であると、心得ていきなさい。
◇同志への指針
仏道修行の苦労に無駄はない。全てが、わが生命を根源から清らかに輝かせる光明となる。どんな苦難も悠々と乗り越える力が湧いてくる。大宇宙を闊歩できるような自在の大境涯が聞かれてくる。
これが「六根清浄」の功徳であり、「人間革命」の実証である。泥沼に薫る清浄無比の蓮華の如く、我らは現実社会の只中で、幸福と勝利の大輪を咲かせ切っていくのだ。
2015.02.28 わが友に贈る
卒業・進学を控えた
未来部員に励ましを!
大事な節目の時期。
心の声に耳を傾け
希望と確信を送ろう!
妙法尼御前御返事 P1403
『此の経の題目は習い読む事なくして大なる善根にて候』
◇人生の座標
いかなる国家、いかなる機関からの顕彰であれ、それは単なる賞賛でもなければ、名誉でもない。その本義は、次なる行動への新たな誓いをうながすところにある。
重要なのは、「それまでどう行動したか」にあるのではない。「これからどう行動するか」にある。
☆100文字の幸福抄
今、環境への取り組みは、
街や職場だけでなく、家庭でも見受けられる。
物を大切にし、
一家をきりもりする女性の知恵は、
エコの精神に重なり合う。
それは、自分一人の「エゴ」でなく、
自他共の「エゴ」を大切にする生き方といえる
☆韓国・幸福幼稚園第7回卒園式 創立者がメッセージ
韓国・幸福幼稚園の第7回卒園式が14日、ソウル市の同園で晴れやかに開催された。
これには、創立者の池田SGI会長が記念のメッセージを贈り、「どんなことがあっても、のびのびと粘り強く、前へ前へ成長しゆく、王子・王女であってください」と念願。さらに、三つの約束として「いつも元気よくあいさつをしよう!」「『負けない心』で明るく進もう!」「良い友だちと良い本との出あいを大切にしよう!」と呼び掛け、卒園生52人の新出発を心から祝福した。
李多兼(イ・タギョム)園長が「幼稚園での経験と思い出は全て、皆さんが立派な人材となって羽ばたくための原動力になります。小学校に行ってもたくさん本を読み、多くの友だちをつくってください」と望んだ。
来賓の金仁洙(キム・インス)韓国SGI理事長が祝辞を述べ、卒園生の銘板除幕式が行われた。
未来部員に励ましを!
大事な節目の時期。
心の声に耳を傾け
希望と確信を送ろう!
妙法尼御前御返事 P1403
『此の経の題目は習い読む事なくして大なる善根にて候』
◇人生の座標
いかなる国家、いかなる機関からの顕彰であれ、それは単なる賞賛でもなければ、名誉でもない。その本義は、次なる行動への新たな誓いをうながすところにある。
重要なのは、「それまでどう行動したか」にあるのではない。「これからどう行動するか」にある。
☆100文字の幸福抄
今、環境への取り組みは、
街や職場だけでなく、家庭でも見受けられる。
物を大切にし、
一家をきりもりする女性の知恵は、
エコの精神に重なり合う。
それは、自分一人の「エゴ」でなく、
自他共の「エゴ」を大切にする生き方といえる
☆韓国・幸福幼稚園第7回卒園式 創立者がメッセージ
韓国・幸福幼稚園の第7回卒園式が14日、ソウル市の同園で晴れやかに開催された。
これには、創立者の池田SGI会長が記念のメッセージを贈り、「どんなことがあっても、のびのびと粘り強く、前へ前へ成長しゆく、王子・王女であってください」と念願。さらに、三つの約束として「いつも元気よくあいさつをしよう!」「『負けない心』で明るく進もう!」「良い友だちと良い本との出あいを大切にしよう!」と呼び掛け、卒園生52人の新出発を心から祝福した。
李多兼(イ・タギョム)園長が「幼稚園での経験と思い出は全て、皆さんが立派な人材となって羽ばたくための原動力になります。小学校に行ってもたくさん本を読み、多くの友だちをつくってください」と望んだ。
来賓の金仁洙(キム・インス)韓国SGI理事長が祝辞を述べ、卒園生の銘板除幕式が行われた。
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