2013年11月30日土曜日

2013.11.30 わが友に贈る

未来部を励ますことは
人類の希望の明日を
切り開くことだ!
地域一体の取り組みで
宝の人材を育もう!

三三蔵祈雨事 P1469
『此は日本国の智者愚者一人もしらぬ事なり、しらんとをもはば日蓮が生きてある時くはしくたづねならへ』

◇希望の明日へ
人間は、現実の"重荷"や"荒波"をさけることはできない。しかし、いかなる課題にも自信をもって堂々と、悠々と挑戦し前進していく−−その偉大なる活力を本人が発揮できるようにするのが教育の力だと実感する。
平2・5・20

☆女性に贈ることば 十一月三十日
友のために、社会のために、あえて悩みを背負っていく。どうしたら、あの人が立ち上がるか。どうしたら、この人を勇気付けられるか−−。こうした大きな悩みに、自分の小さな悩みは、全部、包まれ、昇華されていく。

☆今日のことば 十一月三十日
時代は、一日一日、前進する。前進に追いつき、否、前進の先駆をきれる、自分となりたいものだ。

☆大白蓮華巻頭言12月号 「わが友は『功徳善根』の長者なり」
地上に美しく咲き薫る花を愛でる人は多い。
地中で粘り強く支える根を褒める人は少ない。
けれども、ドイツの大文豪ゲーテは、人知れずに根を張りゆく草木の誇り高き「心」を謳い上げた。
「地面にふかく 根ざしているので
 それで私の 花はきれいだ」と。
「花」の勝利とは、すなわち「根」の勝利である。
人生もまた同じであろう。厳しい苦難の冬に、じっとこらえて今に見よと鍛えた「忍耐の根」こそが、やがて春爛漫と「歓喜の花」を咲かせゆくのだ。
経済苦や仕事の困難、病気や家族の介護……現実の悩みを抱えながらも、妙法と共に生き抜いた一年は、無量の福徳の根を張ったことを誉れとされたい。
仏法では、善き行動を根に譬えて「善根」と呼び、そこから、善き果報が生ずると教える。
日蓮大聖人から、『根が深ければ葉は枯れない。あなたは信心の根が深いのでしょう』(P1479、趣旨)と讃えられた女性がいる。
病の夫に先立たれた悲しみを乗り越え、幼い娘を毅然と育て、熱原の法難にも断じて負けなかった。
大聖人は、この母の偉大な「善根」ありて、夫も成仏し、娘も幸福になり、将来、「さすが、あの親の娘よ!」と仰がれると約束くださっている。母の信心に、けなげな娘が続いていることも喜ばれた。
私には、たゆまずに、尊き善根を積みゆく創価の婦人部と女子部への御賞讃と拝されてならない。

わが人生
 大善根を
  共々に
 積みゆく日々と
  楽しく舞いゆけ

先の見えない時代、人の心は不安に揺れている。
だからこそ、善根をなせば必ず栄えることを言い切り、その生命の因果の法則を、明確な実証で示していく創価のスクラムが、どれほど大きな希望となるか。
「苦境の極みにあっても、断じて解決の時は来る。腹を据えて戦え! 仏法は、現在から未来を無限に創造しゆく力である」とは、恩師の励ましであった。
北海道の利尻島で、夫妻して、村八分にも怯まず、広宣流布のために走り続けてきた草創の友がいる。
聖教新聞の配達・拡大にも率先し、忘恩背信の悪侶の迫害からも、同志を厳然と守り抜いてくれた。
「誰が何と言おうと、創価は正しいと語る勇気で、固い岩盤にも、種を蒔き、根を張ってきました」と。
今、夫妻たちが広げてきた仏縁と信頼は、大きく島を包む。四人の娘さんは創価大学の通信教育部に学び、多くのお孫さん方も後継の道に立派に続く。
人生の勝負は、目先の華やかさでは決まらない。地道に誠実に正義を貫いた年輪は、時とともに自身と巻属を繁栄させゆく絶対勝利の善根となるのだ。
この一年も、日本中、世界中で、あの友も、この友も、陰の労苦を惜しまず、法のため、人のため、社会のため、信心の善根を積んでこられた。この宝の長者に、私は満腔の感謝を捧げ、題目を送っている。
さあ、「世界広布新時代 開幕の年」。一人一人の善根と善根を固く広く結び合い、この地球の大地に希望と幸福と平和の花を咲かせゆこうではないか!