さあ師走・12月!
総仕上げの一日一日を
悔いなく全力で!
晴れ晴れと胸を張れる
栄光の自分史を綴れ!
可延定業書 P985
『されば日蓮悲母をいのりて候しかば現身に病をいやすのみならず四箇年の寿命をのべたり、今女人の御身として病を身にうけさせ給う心みに法華経の信心を立てて御らむあるべし』
◇希望の明日へ
教育の営みは、いわば、永遠の大地に種を蒔き、永遠の大河に滴を注ぐ、ロマンの労作業である。世界と人類の未来を担いゆく青年たちの人間形成にたずさわる教育こそ、もっとも、崇高な仕事である。
平2・5・20
☆女性に贈ることば 十二月一日
幼い命に注がれた母の愛は、一生を支えるエネルギーです。
愚直な母でいい。時には失敗し、時にはおっちょこちょいで、時に感情が爆発することもある。しかし、つねに一生懸命に生きることです。
心の奥の奥に刻み込まれた、親の愛と生き方が、マグマのごとく、子どものエネルギー源となって、一生を支えていくのです。
☆今日のことば 十二月一日
ともどもに 来春は
最高の正月を迎えよう
そのために
この一ヶ月を
悔いなき
充実の日としよう
☆学園抄第12回「英知の歌声」
11月18日は、創価学園の創立記念日。牧口常三郎・創価学会初代会長が著した『創価教育学体系』第1巻の発行日であり、同会長が軍部政府の弾圧に屈せず、獄中で逝去した日でもある。
7・17「栄光の日」、10・10「情熱の日」に続く、11・18「英知の日」。同日を記念して今月、東西の中学校が合唱祭を開いた。
また、16日には東西各校を中継で結ぶ集会。校歌を晴れやかに歌った。
関西創価小学校。
さくらひらひら
世界の坂に……
東京創価小学校。
いつの日か
いつの日か……
関西創価中学・高校。
ああ限りなき
希望の空よ……
東京の創価中学・高校。
草木は萌ゆる
武蔵野の……
創立者・池田名誉会長のメッセージに、学園生の驚きと喜びが広がる。
「私には、毎日欠かさない心弾む日課があります。それは大好きな創価学園の歌を聴くことです」
「皆さんの元気いっぱいの歌声こそ、私の最大の希望であり、無限の活力なのであります」
◇「師弟の詩」
1968年(昭和43年)9月6日。開校5ヵ月の東京・創価学園で、創立者が出席してグラウンド開きが行われた。
騎馬戦、リレー、寸劇。終始明るい雰囲気のなか、生徒が厳粛な表情に変わった。寮歌「草木は萌ゆる」の合唱である。
−−日本中から生徒が集った栄光寮で、皆が寮歌の作成に挑んだ。選ばれたのは関西出身者の詞たった。
慣れない寮生活。ホームシック。悩む生徒の頭に、ある言葉が浮かんだ。
「何のため」。
学園で学ぶのは何のためか。創立者の指導をむさぼり読む。"答え"を4番からなる詞に表した。
「次代の世界を 担わんと」
「社会の繁栄 つくらんと」
「民に幸せ おくらんと」
「世界に平和を 築かんと」
創立者は「名曲が完成したね」と喝采し、「5番」の詞を贈った−−。
迎えたグラウンド開きで雄々しい歌が天を突く。創立者の言葉が、寮歌を歌う使命と誇りを示した。
「明治以降、今日まで、旧制一高の寮歌を歌った人々が社会を担ってきた」
「これからは学園の寮歌を歌った人が日本の次の指導者、世界の21世紀のリーダーになっていく」
この後も手が加えられ、完成した5番。
富士が見えるぞ
武蔵野の
渓流清き 鳳雛の
平和をめざすは
何のため
輝く友の 道拓く
未来に羽ばたけ
君と僕
寮生を筆頭に、生徒が大切に歌い継いできた。83年に校歌となった。
「『何のため』と、わが胸に問いかけながら、一生涯、崩れることのない、人生の大目的を生命に焼き付けていってください。ここに創価学園の大精神がある」と創立者は期待する。