全民衆が幸福に!
世界に平和の光を!
これが我らの願いだ。
清心な決意で
共に希望の大建設へ!
最蓮房御返事 P1340
『第六天の魔王我が身に入らんとするに兼ての用心深ければ身によせつけず、故に天魔力及ばずして王臣を始として良観等の愚癡の法師原に取り付いて日蓮をあだむなり』
◇今週のことば
「創立の日」は
先師の「殉教の日」なり。
峻厳なる学会精神を
断じて忘れまい。
「師子王の心」で進め!
2013年11月18日
◇希望の明日へ
文化は、人間の心の証であり、時を超え、国境を超えて広がり、伝えられていく。まことに強靭な力を備えている。
平1・9・26
☆女性に贈ることば 十一月十八日
師を慕い、師に近づこうと努力し続ける一念こそが、自分自身に限りない成長をもたらす。
☆今日のことば 十一月十八日
建設には、希望がある。情熱がある。その建設の根底に偉大な思想があれば、その活動も更に大きく、深く永続されてゆく。理念、思想のない建設は、やがて崩れゆく運命にあるものだ。
学園抄第11回「世界と出会う」
「関西! 聞こえる?」
97年10月29日、東京校で創立30周年の祝賀の集い。中継で結んだ関西校に、創立者が呼び掛けた。
「ゴルバチョフ元大統領と一緒に、来月、関西に行くから!」
どよめきが起きた。
ミハイル・セルゲービッチ・ゴルバチョフ氏。ペレストロイカ(改革)を進めた元ソ連大統領。ノーベル平和賞受賞者。すでに教科書に載る。偉人だった。
翌月20日、創立者夫妻と元大統領夫妻が関西校へ。創価大学の名誉教授称号授与式が講堂で行われた。
ライサ夫人が登壇。
「最後に勝利する人とは、たとえ転んでも、立ち上がり、再び前へ進む人です」
受章した元大統領。
「皆さまは古い世代からバトンを受け継ぎ、新しき21世紀を建設しゆく方々です。私どもと皆さまが団結して、『人間主義』という理想に進んでいくならば、必ず素晴らしき未来を建設しゆくことができる」
パチパチ……!
生徒は驚く。一言一言に最も早く、大きく拍手するのは創立者だった。「そうだ!」「スパシーバ!(ありがとう!)」と声も聞こえてくる。こうやって賓客を迎えるのか!
創立者が祝辞に立った。
「ご夫妻への『祝福』と『栄光』と『勝利』のしるしの"儀式"をやろう!」
全員が起立。男子は詰め襟の服、女子はブレザーを手に持った。
ワン、ツー、スリー!
創立者の掛け声で、無数の制服が宙を舞う。元大統領は親指を立てて喜んだ。
その時。2階席で笑いが起きた。生徒3人の服が天井付近に引っ掛かっている。しまった! ジャンプして手を伸ばす生徒。創立者が指さす。
「後で取ればいいよ。3人、いいね!」
ユーモアを交えて激励を送る。心通う様子を元大統領が優しく見つめる。
創立者は史観を述べた。
「元大統領こそ、20世紀の最大の改革を開始し、冷戦を終結させた、世界史の巨人であります」
「ご夫妻がいなければ、今ごろ世界はどうなっていたか!」
式典が終了。元大統領は壇上で頬を紅潮させた。
「あの飛んでしまった服は、きょうの出会いの思い出の"旗"のようです!」
ウイット(機知)に、笑顔が広がった。
モットーの碑の横に枝垂れ桜を植樹。元大統領は何度も土を盛り、バケツの水を全て掛けた。「農民の出なんで、得意なんです」
紅葉が彩る校内を創立者と回り、「詩のような自然の中で、素晴らしい子どもたちが育っていることが、よく分かりました」。
後年、元大統領は折々に学園訪問を述懐した。
「あれは夢のような一時でした」
◎創価学会創立記念日、おめでとうございます(^.^)/~~~