信念と慈愛の
女性の声こそ
社会を変えゆく力だ。
婦人部・女子部の
尊き奮闘に最敬礼!
四条金吾殿女房御返事 P1135
『一切の人はにくまばにくめ、釈迦仏多宝仏十方の諸仏乃至梵王帝釈日月等にだにもふびんとをもはれまいらせなばなにかくるしかるべき、法華経にだにもほめられたてまつりなばなにかくるしかるべき』
◇希望の明日へ
"文化の道"は"友情の道"である。美しい人間性と知恵の花咲く道である。この道を世界中に開いておきたい。それが仏法にかなった行動であり、また日本が進むべき根本の路線であろう。"孤独な繁栄"は永続しない。民衆の往来で固められた"友情と文化の道"は時とともに、人類に大きな実りをもたらすのである。
平2・1・30
☆女性に贈ることば 十一月十九日
人間、生老病死は避けられない。長い一生のうちには、自分や家族が病気に握ることも当然ある。
病気になること自体は、不幸でも何でもない。不幸なのは、病気に負けることである。
☆今日のことば 十一月十九日
人間形成は、太い信頼のきずなで結ばれた、両者の暖かい生命の譜であり、時には火花を散らす熱烈な接触のなかに高められ、造成されるものではないだろうか。人間の内奥に秘められた無限の可能性、人格的な価値を発現させる方法は、この人間性のふれ合い以外には絶対にあり得ない。
学園抄第11回「世界と出会う」
◇永遠に仲よく
創立者は小説『新・人間革命』「若芽」で綴った。
「創価小学校は日本一国という視点ではなく、世界の平和に貢献できる、世界市民を育てる学校にしなければならない」
弥好!(こんにちは!)
1990年(平成2年)9月5日、東京創価小学校に海外の"お友だち"がやってきた。中国・北京第一実験小学校の児童である。
図画工作と書道の授業では、北京小の児童の腕前に驚きの声。けん玉や茶道で思い出をつくった。
北京小は周恩来総理夫人の�邨穎超女史が教壇に立った学校。訪日前の児童に、女史は念を押していた。
「創価小学校の皆さん、創価学会名誉会長の池田大作先生に感謝の言葉を伝えてください。私たちは、古くからの友人です」
同6日、北京小の児童を創立者が歓迎する。
「皆さんは、周総理、�お母さんの意志を継ぎ、その精神の門を大きく開いていっていただきたい」
「偉大な人になってください」と握手を交わす。
小学生をこんなに大切にしてくださるんだ! 居合わせた東京小の児童は、誠実な姿を目に焼き付けた。
交流の感想を書いた児童の文集に創立者は記した。
「五十年後が
楽しみ!
皆、偉くなる!
二〇四〇年九月五日」
北京小一行は10日に関西創価小学校へ。翌91年9月には関西小の児童が北京小を訪れ、再会を果たした。
また同年4月、ロシアのモスクワ市第一二三四小中学校一行が来日。創立者と創価小の児童が迎えた。
ある児童の声。
「世界をとびまわり、人々を幸せにする人になると決意しました。特におとなりの中国、ロシアとは、永遠に仲よくしていきます」
東西両校から、語学を学び、各国との友好に尽くす人材が出ている。
今年の1学期。東西の創価小で、北京小との交流絵画展が開かれた。"戦後最悪の日中関係"といわれるなか、本年は20回目。
「北京小からきた絵を見るとワクワクします」
「とても上手な絵だったので、ビックリ。『僕たちも負けないでがんばろう』と思いました」
小さな胸に芽生えた「世界」への思い。創立者が開いた友情の道を、児童は楽しく歩んでいる。