黄金の秋だ!
わが使命の地域を
友情と幸福の
彩りで飾りゆこう!
心軽やかに友のもとへ!
諸法実相抄 P1361
『行学の二道をはげみ候べし、行学たへなば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ、行学は信心よりをこるべく候、力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし』
◇希望の明日へ
一般には、仏法は形而上の思想的次元であり、形而下の経済・産業などとは、別世界のものとされる場合が多い。しかし、真実の仏法は、この刻々と進歩・変化する社会、荒れ狂う現実から離れたところにあるのではない。むしろ経済・政治・生活・文化等々と不可分であり、それらすべてに、つねに生き生きと活力を与え、価値の方向へリードしていく。そこに仏法の重要な使命もあると説かれている。極めて現実主義の哲学である。学会員は、いわゆる宗教家ではなく、どこまでも社会人であり、幅広く、この哲理の実践を繰り広げているのである。
平1・3・25
☆女性に贈ることば 十一月一日
人間教育の根本は、愛情です。愛情によって育てられた人は、競争によって他人を蹴落とすのではなく、社会のため、人びとのために貢献する生き方を志向していくものです。
☆今日のことば 十一月一日
人間の生命を、何よりも大事にし、どんな人でも、その人格を尊ぶ考えだけは、どこまでも持ち続けてほしい。
☆我らの勝利の大道No.117 人生の舞 文化の光彩
◇心の復興の支えに
あの東日本大震災から二年七ヵ月−−。
大切な家族、同志を失った皆様、今なお避難生活を余儀なくされる方々に、題目を送らない一日はない。
日本中、世界中の多くの方々が、被災地の復興支援のために奔走されている。その中で、民音、富士美も尽力してきた。
民音では、宮城、岩手、福島の三県で「東北希望コンサート」を重ねている。また本年、民音が招聘した中国瀋陽雑技団も、この三県で友好公演を行い、深い感動を広げた。
富士美では、福島で館蔵品百点による「洋画の巨匠たち」展を企画・支援した。
この展示会の来賓の方が、「素晴らしい作品を見ることで、生きる力を得ていく−−本当にすごいことです。物資の面での復興も、当然大切です。しかし、心の復興が進めば、数十倍、数百倍の効果となって、社会を潤していくに違いありません」と述懐されていたそうである。
「心の復興」に果たす文化・芸術の役割は、いやまして大きいと確信する。
今月から私は、「生命の光 母の歌」と題し、オーストリアの元文部次官で声楽家のユッタ・ウンカルト=サイフェルト博士と新たな対談を開始した。
以前、博士は力を込めて語られた。
「芸術は私たちの中にある『聖なるもの』の表現なのです」と。
鍛錬と精進を貫き、研ぎ澄まされた創造的生命から現れる本然の輝き−−それは、わが生命の尊さ、内なる「聖なるもの」への目覚めをも促すに違いない。
そして、我らの自行化他の実践は、自らの心を磨き、万人の心を開きゆく聖業といえまいか。皆で励まし合いながら最も尊貴な仏の生命を輝かせていく連帯は、「最高の人間芸術」そのものであると、私は思う。
"創価の華"と薫る芸術部の皆様、また音楽隊、鼓笛隊、各地の合唱団などの皆様は、偉大な民衆芸術を彩る先駆者なのだ。
今回、渾身の演奏で日本一に輝いた音楽隊の創価グロリア吹奏楽団も、本当におめでとう。ありがとう!
ともあれ、現実の生活の中で、喝采があろうがなかろうが、人びとの心に希望の光を送り、幸福劇に導く我らの広宣流布こそ、究極の「平和の文化」の創造ではないだろうか。