新しき広布の歴史は
愛する北海天地から!
三代城の友よ立て!
勝利のVサインを
君も私も共に!
御義口伝下 P762
『悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり、功徳とは即身成仏なり又六根清浄なり』
◇希望の明日へ
よく「子どもは、親の背中を見て育つ」と言われる。言葉の綾ではないが、背中を見せるには、前を向いて進んでいかねばならないであろう。きのうよりはきょう、きょうよりはあすと、絶えず親自身が充実と向上をめざしていくなかに、自然と子どもの生命にも、自信をもって生きぬく原動力が身についていくのではないだろうか。まさしく、子どもにとっての最大の教育環境は、親自身の心の中にある。
『主婦の友』昭60・1月号
☆女性に贈ることば 六月二十六日
あなたの笑顔に、人はあなたの優しさを感じる。
苦しく、つらい時があるかもしれない。
しかし、あなたの笑顔があるかぎり、温かな世界が広がることを忘れてはならない。
☆今日のことば 六月二十六日
友情を支えるものは、尊敬と信頼の念であり、どこまでも友を裏切らぬ誠実さである。そして、ひとつの崇高な理想をめざして、ともに苦難を切り拓いていく勇気である。
☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第15回 書けば未来が輝きだす!
私も、小学1年生の時、学校の先生に作文をほめられた思い出があります。
みんなの前だったので、てれくさかったのですが、先生が「とてもよく書けています」と言ってくださったのです。
自分では、よくわかりませんでしたが、見たまま、思ったまま、感動したまま、むちゅうで書いたことを覚えています。
友だちからも「大ちゃん、すごいね」と言われ、作文が大好きになりました。
好きになってからは、さらに文をたくさん書きました。本を読んでは、好きな文章をノートに書き写したり、感想を書いたり、日記を書いたりもしました。
こうした積み重ねが、やがて原稿や小説を書くことにも、つなかっていったのです。
自分で「文を作る」のが、苦手だったら、「文を書き写す」ことから始めても、いいんじやないかな。先生が黒板に書いた文や、本を読んで、これはいいなと思った言葉など、忘れないうちにノートやメモに書き写してみるんです。マンガで感動したセリフでもいいんだよ。
ともかく、手を動かして文を書く。このくりかえしが、大きな力になる。
文字に書いてみると、自分の思いが、さらにはつきりしてきます。ふしぎなもので、書いているうちに、何を書けばいいのか、わかってくるのです。
どんな勉強も、書くことにつながっています。だから、学び成長していけば、文章を「書く力」もいっしよに成長していくのです。
だれにでも、心に残る文章があります。
みんなは、野口英世博士の名前を聞いたことがあるかな? 福島県出身で、世界で活躍した医学者です。この野口博士の苦しく大変な研究生活の支えになったのが、お母さんの手紙です。
学校に行けなかったお母さんは、何度も何度も、字を書いて練習したといいます。
その手紙は、こう始まっています。
「おまイの。しせにわ。みなたまけました。わたくしもよろこんでをりまする(あなたの出世には、みんな驚きました。私も喜んでおります)……」
一文字、また一文字、一生けんめい、書かれた母の手紙を、息子である博士は、涙を流して読みました。そして、このお母さんの愛情を力にして、さらに多くの人の命を救っていったのです。
気どった文を書く必要はありません。大切なことは、自分の伝えたい思いを、真心をこめて書けるようになることです。
心がこもった文は、人の心を打つ。悩み苦しんでいる人を励ます力があります。