日々朗らかに
幸の輪を拡大する
婦人部の皆様に感謝!
偉大な功労に
全同志が最敬礼!
閻浮提中御書 P1589
『仏法を信じて今度生死をはなるる人のすこし心のゆるなるをすすめむがために疫病を仏のあたへ給うはげます心なりすすむる心なり』
◇希望の明日へ
真実の夫婦のあり方は単純ではない。環境によって決まるものでもなければ、状況によって左右されるものでもない。富や平穏が気持ちを引き離す場合もあるし、客観的には苦しみの坂のように見えても、それがいちばん、二人を近づけた、幸福の季節である場合もあるだろう。何かあったら揺らぐという相対的な信頼ではなく、絶対性の絆というか、真実の愛情は風波があるたびに、二人の心の奥深く育っていくものである。「喜びも悲しみも幾歳月」ではないが、命がとけ合い、いつまでもともにという、永遠性への思いが胸に入ってくるものである。
『主婦の友』平3・1月号
☆女性に贈ることば 六月十一日
晩年の顔は、ごまかしがきかない。人生の年輪が刻まれ、隠しようがない。なかでも眼は、雄弁にその人を語る。
☆今日のことば 六月十一日
目標を目指して前進する場合、最も大事なことは、団結であり、スクラムを組むことである。反対に最も恐れるべきことは、お互いが感情的になり、不仲になり、そして無責任になることだ。
☆我らの勝利の大道No.106 創価の花のスクラム(下)
なぜ、守り抜けたのか。
そこには、城主の妻である真名女の卓越したリーダーシップがあった。
◇「強き一念」で前へ
真名女は、何よりもまず、必ず勝つと「強き一念」を定めたのである。
戦も知らない平凡な女性である。奇策も妙策もなかった。不利な状況を挙げれば、きりがない。しかし、彼女は心に誓った。
「十のもので百のたたかいをするちからは自分にはない」「けれども十のものを十だけにたたかいきることはできそうだ」
自分に「十の力」があるならば、それを出し切ろうというのである。
背伸びをする必要はない。地道に忍耐強く、前へ進むことだ。一歩でもいい。ありのままの自分で、今やれることを着実にやり切ることだ。
まず腹を決める。その強き一念が、自分の持てる力を十全に発揮させるのだ。
いわんや、我らには「祈りとして叶わざるなし」の御本尊がある。何ものにも勝る「法華経の兵法」という信心がある。
◇真剣と確信の声
次に、勇気を広げる「確信の声」である。
旗頭たちには"大軍相手に勝てるわけがない"との否定的な意見も多かった。
しかし、真名女は呼びかける。
「余るほどの武器、精鋭すぐった大軍をもっても、負けいくさになるためしは数々ある」
「一騎当千と申す言葉がある、これはその人の強さではなく、たたかう心のあらわれを申すものだと思う。その心のあらわれが、軍の運をきめるのではないか」
真剣な女性の訴えは、どれほど多くの人びとに光を与えるものか。女性の情熱の叫びに勝るものはない。
一人の女性の確信の声が、歴史を変えるのだ。
◇率先垂範の行動
そして、自ら動く「リーダー率先」である。
城の防備を固めるため、真名女は身を忍ばせ、家臣の妻たちと一緒に、土まみれになって壕を掘った。
皆と労苦を共にする彼女の奮闘は、城内に限らず、領内に住む人びとにも波動していった。
口だけではない。自らが進んで動き、汗を流す。その率先垂範の姿に、人びとも心から続くのだ。
鉄壁な団結も、そこから生まれる。
今、歴史の舞台となった埼玉の地をはじめ、日本、いな、世界には、"妙法の真名女"ともいうべき、一人立つ創価の女性が無数に戦ってくれている。
この偉大なる婦人部と女子部の「祈り」と「対話」と「行動」こそが、広宣の大城を、ありとあらゆる三障四魔から、断固として勝ち護ってくれているのだ。
わが女子部・婦人部は強い。絶対に負けない。賢く逞しく朗らかに生き抜く。一日また一日、一歩また一歩と、粘り強く広布の旅路を進んでくれている。
この誓いがある限り、この前進がある限り、創価学会は万代に盤石であると、私は心の底から叫びたい。