未来のために
自他共の幸福のために
きょう一日を全力で!
「私は勝った!」と
胸を張れる歴史を残せ。
生死一大事血脈抄 P1337
『日蓮が弟子の中に異体異心の者之有れば例せば城者として城を破るが如し』
◇希望の明日へ
時代や環境がいかに変わろうとも、お母さんの豊かな心と知恵によって、子どもに大いなる夢を与えていけることに変わりはないのである。反対に、いくら子どもには理想を求めても、夫婦ゲンカが絶えなかったり、何かあると、グチをこぼしたり、人の悪口をいう母親であっては、子どもは厳しくすべてを感じとってしまうものである。
『主婦と生活』昭62・1月号
☆女性に贈ることば 六月十六日
自分自身の心の決意の仕方で、いかようにも、人生は勝利できる。幸福になれる。それは、歴史が証明している。
☆今日のことば 六月十六日
人生において、友人ほど大切なものはなしい、また友情ほど美しいものはない。どういう友人を持っているかで、その人柄がわかるとも言われるほどだ。
☆学園抄第3回 本は友だち
◇君よ聡明な「読書博士」に!
明るい緑色の、大きな扉の前。低いソファに女の子が並んで座っていた。
膝の上には本。ページをめくって見せ合ったり、笑い合ったり、仲がいい。
梅雨空が覆う5月末の東京創価小学校(小平市、国分寺市)。午前8時過ぎの校舎には、次々と登校する児童の無邪気な声が響く。
8時20分。
ガチャッ!
「あっ、開いたよ!」
気付いた児童が早口で皆に知らせる。いつの間にか集まった数十人が、扉の中へ吸い込まれていった。
ここは「口マン図書館」。
おはようございます!
"図書館の先生"とあいさつし、思い思いの場所へ。本を返す子、お目当ての本を見つけて笑顔の子、席で黙々と読む子……。
「としょかんのしおり」を手にした児童が多い。推薦図書の表で何を読んだか確認し、次の本を探す。
8時30分。
チャイムが鳴る。一斉に教室へ戻っていった。
8時35分。
急に校内が静まり返る。朝読書の時間だ。10分間、好きな本を読む。担任も書物を開く。
3万7000冊の本がある東京小。推薦図書をたくさん読むと「ロマン賞」、さらに挑戦すると「ビクトリー賞」が贈られる。
蔵書3万6000冊の関西創価小学校(大阪・枚方市)。大きな窓で広々としている「ノーベル図書館」にも、多くの児童がやってくる。
朝読書の「ノーベルタイム」や、通学の車内で読む「ノーベルトレイン」で毎日、本に親しんでいる。推薦図書である「チャレンジ図書」を読了した児童を表彰。6年生が1年生、5年生が2年生、4年生が3年生に読み聞かせる取り組みもある。読書が好きな"先輩"を見て、「わたしも関西創価小学校で、いっぱいよむ!」と決意し、入学した子もいる。
東西の小学校とも、昨年度、図書館での貸出数が最も多かった子は2年生で、約450冊。児童の読書意欲は高い。
保護者は「入学して本が好きになった」「友だちと図書館に行くのが楽しいって言ってます」と喜ぶ。
教育関係者は驚く。
「一人の"本好き"がたくさん読むことは、どこの学校もある。でも皆で一緒にたくさん読んでいるのは創価小ならではですね」