「賢者はよろこび
愚者は退く」
苦闘の中でこそ
人間の魂は磨かれる。
わが未踏の頂を登れ!
持妙法華問答抄 P465
『持たるる法だに第一ならば持つ人随つて第一なるべし』
◇希望の明日へ
何の悩みも課題もない家庭など決してあるものではない。しかし、何があっても、ともかく母親が一家の"太陽"として、はつらつと輝いていれば、子どもたちも心にかげりを落とすことなく、豊かに育っていくものだ。ゆえに、どんなに忙しい毎日であっても、口もとに出そうになるグチをニッコリと笑顔に変え、家族や周囲の人をはめたたえていけるような心のゆとりを無くさないでほしい。
『主婦の友』昭61・1月号
☆女性に贈ることば 六月十五日
子どもの人格を尊重するとき、子どもは人間尊重を学ぶ。家庭にあって、小さなよき社会人として育つのである。
☆今日のことば 六月十五日
人間というものは、勝手なもので、自分に都合の悪い時には、白を黒と平気で考える。殊に、弱い人間ほどそうだ。しかし、数字というものは、そうはいかない。マイナスなのをブラスであるとは、どうしても考えるわけにはいかない。歴然たる事実を正確に明かしているだけだ。それを率直に認めるには、やはり強い勇気がいるものだ。
☆御書とともに� 第3回 「負けじ魂」で断じて進め
『此法門を日蓮中す故に忠言耳に逆う道理なるが故に流罪せられ命にも及びしなり、然どもいまだこりず候』(曾谷殿御返事、P1056)
◇通解
この法門を日蓮が説くので、「忠言は耳に逆らう」というのが道理であるから、流罪にされ、命の危険にも及んだのである。しかしながら、いまだ懲りてはいない。
◇同志への指針
正しいからこそ、魔は競い起こる。
日蓮大聖人は、命に及ぶ迫害の中で一切を耐え忍び、全民衆の幸福と平和のために「立正安国」の大闘争を貫き通してくださった。
「いまだこりず候」──これこそ学会精神の真髄である。我らは何ものにも屈しない。魔の方が音を上げるほどの「負けじ魂」で、戦って戦って戦い抜くのだ。