2013年6月17日月曜日

2013.06.17 わが友に贈る

御聖訓「仏の如く
互に敬うべし」。
対話に挑みゆく友を
心から讃えよ!
歓喜のスクラムで勝て!

一生成仏抄 P384
『只今も一念無明の迷心は磨かざる鏡なり是を磨かば必ず法性真如の明鏡と成るべし、深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり』

◇今週のことば
仏とは戦う生命なり。
広布の大闘争の中で
無量の功徳が積まれ
宿命転換も進む。
 皆が勝利の万歳を!
2013年06月17日

◇希望の明日へ
親は子どもにとって、もっとも身近な人生の先輩ともいえる。平凡であってよい。地味であってもよい。失敗があってよい。しかし、人間としての確かなる完成、また虚栄ではない、真実の栄光を見つめた自らの生き方の軌跡を、子どもに示しゆける存在でありたい。
『主婦と生活』 昭62・1月号

☆女性に贈ることば 六月十七日
正義の女性の雄弁に、かなうものはない。
真剣な女性の声に、勝るものはない。

☆今日のことば 六月十七日
一見ムダと見えるものこそ、人間的な生き方を生みだしている要素であり、そうしたムダのなかにこそ、いわば、人間らしさがあり、その本然的姿勢のなかに、究極としての生命の尊厳を守るクッションがあるのではないかと思う。

☆学園抄第4回 本は友だち
◇先生との約束
創立者・池田名誉会長は戦時中の若さ日から、名著をむさぼり読んだ。19歳で出会った人生の師に「良書を読め」と指導され、あらゆる学問を教わった。
学園生にこう念願する。
「私が、世界の大学から名誉博士号をいただくのも、すべて、この若き日の薫陶のおかけなのです」
「わが学園生の伝統は、良書を読むことです。皆さんは、聡明な『読書博士』になってください」
せんせいだ!
校舎前の児童に笑みがこぼれる。1988年(昭和63年)3月16日。創立者は、卒業式に出席した創価中学・高校(東京・小平市)から、休まず小学校へ向かった。
創立者の手には銀の筒。
なんだろう?
ざわめきが収まった瞬間−−。
パッ!
空っぽだった筒から、青や赤の布が次々と。突然の手品に歓声が上がった。
「池田桜」の植樹や記念館完成のテープカットなどの後、創立者は新しくなった図書館に入った。
「お祝いに本を贈るよ!」
天窓から淡い光。
「明るくていいね。大変なものだ。図書室の模範だろうね」
読みやすいよう、少し斜めになった机がある。
「かわいい机ですね」と創立者夫人。大人の膝よりずっと低い、木の丸椅子に創立者が腰を下ろす。
「1、2年生の低学年が利用します」と教員。
「1年生か、いいね!」
机を触りながら、前にある文学の書棚を見つめた。少年時代から接してきた作品も目に入る。
「もう一度、勉強したいね」
翌年も図書館で語った。
「本を読まない人間は、最後になって崩れる。読書した人は、最後になってできあかってくる」
関西小を訪れた86年(同61年)11月11日。
「ここに絵を掛けたらどうかな。ここは写真を」
廊下を歩く間に次々と提案する。ノーベル図書館も丹念に見回った。
「本をたくさん読むように。寄贈してあげるよ。大事だからね。小学校時代は基礎だから」
91年(平成3年)3月6日もノーベル図書館へ。
前年に管理をコンピューター化。カウンターに創立者夫妻の貸出カードが用意されていた。番号1が創立者、2が夫人である。
「どうするの?」
職員が方法を説明。創立者は、バーコードを読む機械を手に、創作童話『ホタルかがやく』を借りた。
次は創立者自ら夫人に説明。夫人は『少年抄』を借り、「簡単ですね。子どもたちが喜ぶでしょうね」。
10日後には東京小のロマン図書館へ。夫人が福沢諭吉の本を選び、東京小"コンピューター化第1号"の貸出者となった。

児童たちには「約束」がある。たとえば今年の入学式。創立者のメッセージを通し、三つの約束をした。
「元気よくあいさつをしよう」「よい本とお友だちになろう」「何でもねばり強く挑戦しよう」
池田先生との約束を守ろう! 純粋な思いで読書に励み、やがて本の世界に魅了され、好きになる。
図書館に「池田蔵書」と押印された本もある。創立者が所有していたものだ。
児童は創立者の息吹を感じつつ、毎日たくさんの本と友だちになっている。