2013年6月28日金曜日

2013.06.28 わが友に贈る

生涯青春の誉れ高き
多宝会・宝寿会
錦宝会の皆様に感謝。
この夏も健康第一で!
向上の人生を前進!

聖人御難事 P1190
『月月日日につより給へすこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし』

◇希望の明日へ
家族というものを結び合わせている絆は、本来、愛情という純粋な心である。しかし、それがお互いの成長を阻むような、依存と惰性と体裁のみによって結びつけられたときには、重苦しい束縛の鉄鎖となっていくに違いない。善かれ悪しかれ、人間は、人間同士の絆、つながりの中でしか生きていくことはできないのである。本当の、深い意味での生きる喜びというものは、その絆の中にのみ見いだすことができるであろう。
『主婦の友』昭62・1月号

☆女性に贈ることば 六月二十八日
ほかの人には当たり前のようなことでも、自分にはわからなかったり、できなかったりすれば、誰だって落ち込んでしまう。
しかし、大切なのは、そこからどうするかです。何ごとも、最初から完壁な人などいません。つまずいたら、「よし、頑張ろう」「さあ、これからだ」と立ちあがればいいのです。

☆今日のことば 六月二十八日
自分で、自分をリードするというと、むずかしいことのようですが、それは、自分のしなければならない、ひとつひとつの問題について、責任をはたしていくことです。クラスのなかで決まった役目や、家庭のなかで受けもった仕事を、きちんと責任をもってやりきることです。

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第15回 書けば未来が輝きだす!
夏の伝統の「作文コンクール」で、長年、しんさ委員をされていた先生が、アドバイスをしてくださったことがあります。
それは、作文の中に「お・お・き・い。み・かん」を入れるというお話でした。といっても、食べる「みかん」のことではありませんよ。
作文を書く時は、「おと(音)」「おもった(思った)こと」「きいた(聞いた)こと」「いった(言った)こと」「みた(見た)こと」「かんじた(感じた)こと・かんがえた(考えた)こと」−−この六つを書くといいというアドバイスです。
それには、自分の目や耳、鼻、口、手、そして心という"六つのアンテナ"をピンと張っておくことが大切です。
日ごろから身の回りで気になったこと、観察したことを書きとめておけるような「作文メモ」を持っていると、いいかもしれません。
読書感想文なら、本を読んで、ふしぎに思ったこと、初めて知ったこと、おもしろかったことなどを書いてみよう。主人公の身になって「自分なら、どうするか?」と考えてみると、楽しさ百倍です。それを、そのまま書けばいいんです。
友だちに、「ここがおもしろかったから読んでみて!」と、アピールするつもりで書いてみるのもいいでしょう。

さあ、少年少女部のみなさん!
自分の思うこと、好きなことを、どんどん書いてみよう! きっと何かが変わる。
みなさんの未来が輝き始めます。
君が、あなたが、一生けんめい書いてくれた文章は、すべて私の宝物です。だから作文コンクールに挑戦してくれた全員に、できることならば、"山本伸一賞"という賞を贈りたい。「山本伸一は、私が若い時から使っているペンネーム(筆名)です。みんな、私と同じ心で文章を書いてくれる同志だからです。
お父さん方、お母さん方、そして21世紀使命会のみなさんにも、大変にお世話になりますが、どうか未来つ子の"成長の夏"を見守り、励ましていただきたいと思います。
「さあ、きょうは何を書こうかな?」
この夏、私とともに、みなさんも新たな文章に挑戦しましよう!

2013年6月27日木曜日

2013.06.27 わが友に贈る

「難攻不落の人材城」
信越の尊き同志よ!
悪戦苦闘を突き抜けて
不滅の師弟の凱歌を!
立つ時は今だ!

四条金吾釈迦仏供養事 P1146
『日蓮も又此の天を恃みてたてまつり日本国にたてあひて数年なり、既に日蓮かちぬべき心地す』

◇希望の明日へ
人間は自分一人で生まれてくることはできない。また決して、たった一人で一人前の人間になれるものでもない。当然のことながら、家族のなかに生まれ、家族のなかで育ち、やがて一個の人間として成長していくのである。夫婦も、親子も、兄弟も、目に見えぬ一つの法則で、結ばれているともいえる。その心の絆こそ、真の家族の結晶であるに違いない。これこそ、"人間を創りゆく"過程での不可欠の土壌といえよう。
『主婦の友』昭62・1月号

☆女性に贈ることば 六月二十七日
挑戦の魂に行き詰まりはない。「幸運は、挑戦する人間にこそ微笑む」との西洋のことわざがあるが、すべては行動から始まる。行動を開始すれば、知恵がわく。

☆今日のことば 六月二十七日
私が 最高の尊敬の念を感ずるのは
 人間最後までの
  旗を振り続ける人だ

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第15回 書けば未来が輝きだす!
「ペンは剣よりも強し」といいます。
暴力や武力は、人をおどかしたり、傷つけたりすることはできても、人の心までは動かすことはできない。本当に強いのは、ペンの力であり、言葉の力です。
おとなりの中国には、「文章を書くことは、後世に伝わって永久に滅びることのない、偉大な仕事である」という言葉もあります。
勇気をもって書いた正義と真実の文は、時代をこえて未来へと残っていくのです。
私も、師匠である戸田城聖先生のもとで、「書く力」を身につけました。
そのおかげで、どんなことがあっても、世界の平和と人類の幸福をめざす広宣流布の道を開くために、書いて、書いて、書きまくることができました。
時には、あまりに書きすぎて、手がはれ、肩が上がらなくなることもありました。
熱があって体調が悪かった時には、原稿を1枚仕上げるたび、「正」の字を1画書いて枚数を記録しながら、一冊の本を書き上げたこともありました。
書くことが、そのまま私の人生であると言っても、言いすぎではありません。
友のために! 未来のために! 大切な大切な、みなさんのために!
21世紀の大指導者に育ちゆくみなさんも、どうかペンの力で、言葉の力で、創価の心、すなわち、命を大切にする心、友情の心、正義の心、勇気の心、平和の心を、世界に伝え、広げていってください。

2013年6月26日水曜日

2013.06.26 わが友に贈る

新しき広布の歴史は
愛する北海天地から!
三代城の友よ立て!
勝利のVサインを
君も私も共に!

御義口伝下 P762
『悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり、功徳とは即身成仏なり又六根清浄なり』

◇希望の明日へ
よく「子どもは、親の背中を見て育つ」と言われる。言葉の綾ではないが、背中を見せるには、前を向いて進んでいかねばならないであろう。きのうよりはきょう、きょうよりはあすと、絶えず親自身が充実と向上をめざしていくなかに、自然と子どもの生命にも、自信をもって生きぬく原動力が身についていくのではないだろうか。まさしく、子どもにとっての最大の教育環境は、親自身の心の中にある。
『主婦の友』昭60・1月号

☆女性に贈ることば 六月二十六日
あなたの笑顔に、人はあなたの優しさを感じる。
苦しく、つらい時があるかもしれない。
しかし、あなたの笑顔があるかぎり、温かな世界が広がることを忘れてはならない。

☆今日のことば 六月二十六日
友情を支えるものは、尊敬と信頼の念であり、どこまでも友を裏切らぬ誠実さである。そして、ひとつの崇高な理想をめざして、ともに苦難を切り拓いていく勇気である。

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第15回 書けば未来が輝きだす!
私も、小学1年生の時、学校の先生に作文をほめられた思い出があります。
みんなの前だったので、てれくさかったのですが、先生が「とてもよく書けています」と言ってくださったのです。
自分では、よくわかりませんでしたが、見たまま、思ったまま、感動したまま、むちゅうで書いたことを覚えています。
友だちからも「大ちゃん、すごいね」と言われ、作文が大好きになりました。
好きになってからは、さらに文をたくさん書きました。本を読んでは、好きな文章をノートに書き写したり、感想を書いたり、日記を書いたりもしました。
こうした積み重ねが、やがて原稿や小説を書くことにも、つなかっていったのです。
自分で「文を作る」のが、苦手だったら、「文を書き写す」ことから始めても、いいんじやないかな。先生が黒板に書いた文や、本を読んで、これはいいなと思った言葉など、忘れないうちにノートやメモに書き写してみるんです。マンガで感動したセリフでもいいんだよ。
ともかく、手を動かして文を書く。このくりかえしが、大きな力になる。
文字に書いてみると、自分の思いが、さらにはつきりしてきます。ふしぎなもので、書いているうちに、何を書けばいいのか、わかってくるのです。
どんな勉強も、書くことにつながっています。だから、学び成長していけば、文章を「書く力」もいっしよに成長していくのです。

だれにでも、心に残る文章があります。
みんなは、野口英世博士の名前を聞いたことがあるかな? 福島県出身で、世界で活躍した医学者です。この野口博士の苦しく大変な研究生活の支えになったのが、お母さんの手紙です。
学校に行けなかったお母さんは、何度も何度も、字を書いて練習したといいます。
その手紙は、こう始まっています。
「おまイの。しせにわ。みなたまけました。わたくしもよろこんでをりまする(あなたの出世には、みんな驚きました。私も喜んでおります)……」
一文字、また一文字、一生けんめい、書かれた母の手紙を、息子である博士は、涙を流して読みました。そして、このお母さんの愛情を力にして、さらに多くの人の命を救っていったのです。
気どった文を書く必要はありません。大切なことは、自分の伝えたい思いを、真心をこめて書けるようになることです。
心がこもった文は、人の心を打つ。悩み苦しんでいる人を励ます力があります。

2013年6月25日火曜日

2013.06.25 わが友に贈る

万代の基盤を創る
新たな飛躍の時だ!
次なる栄光の峰へ
希望と幸福の大道を
朗らかに前進!

薬王品得意抄 P1501
『法華経は闇夜の月のごとし法華経を信ずれども深く信ぜざる者は半月の闇夜を照すが如し深く信ずる者は満月の闇夜を照すが如し』

◇希望の明日へ
父が息子を厳しく叱ると、反発されるだけの場合がある。母親が叱った場合には、比較的、心に入るとされる。いちばんいけないのは、"一緒になって叱る"ことである。これでは、子どもは逃げ場がない。また娘について、父は、どうしても、かわいいし、甘くなってしまう。その点、母と娘は、女性同士で、何を言っても通じ合うところがある。ゆえに女の子に対しても、母親が言ったほうがよい場合が多いようである。
平5・2・3

☆女性に贈ることば 六月二十五日
奥深い人生の山や谷に、汗を流して分け入っていかなければ、幸福のダイヤモンドは採掘できない。賑やかな街で遊び、楽をしているばかりでは、決して幸福のダイヤモンドを磨くこともできない。

☆今日のことば 六月二十五日
君の 堅実にして
 誠実の人生の姿勢は
やがては
 すべての人々が
  心より頼り
   尊敬することを信ずる

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第15回 書けば未来が輝きだす!
7月は、1年の折り返し地点です。マラソンでいえば、ここからが勝負です。
地球の北半球では夏。南半球では冬。
どちらも、若き生命のきたえの季節です。
日本中、世界中の未来部のみなさんが、健康で元気に成長していくよう祈りながら、きょうも私は書いていきます。

日本では昔、7月のことを「ふみづき」「ふづき」と呼び、「文月」と書きました。これは、7月7日の「七夕」の日に、願いごとを書いて、飾ったからだといいます。
今でも、七夕には、願いごとを書いた短冊を笹に飾るでしょう。
昔の人は、「書くことが上手になりますように」という願いごとが多かったようです。文字や文章が、うまく書けるようになりたいと、みんな願っていたんだね。
みなさんは、どうですか?
学校の授業や宿題で「作文」が出ると、「いやだなあ」「文を書くのは、苦手だなあ」と思ってしまうかな? スラスラと書いている友だちを見て、あんなふうに書けたらいいなと思う時もあるかもしれない。
でも、大丈夫! だれでも「書く力」をもっているからです。
日蓮大聖人は、『言葉というのは、心の思いを響かせて、声としてあらわしたものをいうのです』(P563、意味)と言われています。
みんなが、見たり、聞いたり、学んだりして、心の中に出てきた思いを、「□」でしゃべれば「声」になる。それを「手」で書けば「文章」になる。あとは、その力をのびのびと引き出していけばいいんです。

2013年6月24日月曜日

2013.06.24 わが友に贈る

真剣に祈り抜き
勇敢に行動した皆が
人間革命の勝利者!
広布への労苦に
功徳は燦然と輝く!

上野殿御返事 P1574
『人のものををしふると申すは車のおもけれども油をぬりてまわりふねを水にうかべてゆきやすきやうにをしへ候なり、仏になりやすき事は別のやう候はず、旱魃にかわけるものに水をあたへ寒冰にこごへたるものに火をあたふるがごとし』

◇今週のことば
尊き全同志に深謝!
偉大な奮闘と団結を
大聖人も御賞讃なり。
皆が健康第一で
常勝の旗を高らかに!
2013年06月24日

◇希望の明日へ
太陽を見つめる顔は輝いている。太陽に背を向ければ顔は暗い影になる。何があっても太陽に向かって背を伸ばす"ヒマワリの笑顔"−−この、底ぬけに明るく、たくましい母の笑顔に励まされて、子どもたちの夢も伸び伸びとふくらんでいくのであろう。
『主婦の友』 平5・1月号

☆女性に贈ることば 六月二十四日
雨の日には雨を楽しみ、風の日には風の声に耳を傾ける。
困っている人を見たら、すぐに体が動いていく。
そうした人生の詩を生きるお母さんの姿は、言葉以上に豊かに子どもたちの心を育むに違いない。

☆今日のことば 六月二十四日
自分は偉くないのだ、周囲の人が全部、自分以上の人材である、と心の底から言える人が偉いのである。人の偉さは、自分が偉いのだといっても、人々は認めてくれない。周囲の人が決めるものである。

◎都議選23名全員当選!。次は参院選完勝へGO(^.^)/~~~

2013年6月23日日曜日

2013.06.23 わが友に贈る

生命尊厳の哲理が輝く
希望の地域社会を!
広宣流布の大目的へ
誉れの同志と共に
堂々と走り抜け!

曾谷入道殿許御書 P1033
『此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと猶魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し、濁悪の衆生此の大士に遇つて仏種を殖うること例せば水精の月に向つて水を生じ孔雀の雷の声を聞いて懐妊するが如し』

◇希望の明日へ
母親として、自分には高度な学問がないからなどと弱気になったり、卑下する必要はまったくない。母親が、生き生きと学びながら、自信をもって、生活のなかで知恵を発揮していく。その姿、それ自体が、子どもにとって、かけがえのない教育となっているのである。
平2・5・13

☆女性に贈ることば 六月二十三日
子どもたちの成長は、大人たちの成長にかかっている。
ゆえに、教育とは、子どもたちのために何ができるかという、自らの生き方をかけた、大人たちの挑戦にほかならない。

☆今日のことば 六月二十三日
人間の弱味は、往々にして、欠点を指摘してくれる人から、身を遠ざけようとするものである。だが、実際に、この欠点によって、わが身の蒙る----現実の結果は、それよりも何十倍も辛いものとなるのだ。そうした失敗をさせぬために教えてくれる友だちや、先輩の苦言は、どれほどありがたいか知れない。

☆名誉会長と共に今日も広布へNo.025 尊い労苦は偉大な福運に
わが創価の友は、広宣流布ひとすじに、元気に奮闘されている。私は、「ご苦労さま!」「ありがとう!」と、一人一人を心から讃え、ねぎらって差し上げたい気持ちでいっぱいである。
世のため、人のために尊い汗を流し、地味で苦労が多い分、偉大な福運を積み、生々世々、所願満足の大境涯を開いていける。子孫末代まで勝ち誇って、皆が仏になるための修行である。
日蓮大聖人が全て御照覧であることを、晴れ晴れと確信していただきたい。
我らの信心に勝る力は、絶対にない。強く、朗らかに、団結して、痛快なる歴史を飾ってまいりたい。

私は、日本中、世界中を回って、妙法という平和の種を蒔いてきた。大地に題目を染み込ませる思いで、真剣に祈り抜いてきた。
今、どの地でも、後継の陣列が躍り出ている。これほどうれしいことはない。
花が咲く日は必ず来る。大事なのは、諦めずに種を蒔き続けることだ。
御聖訓には、『人は善根を積めば、必ず栄える』(P1562、通解)と断言されている。妙法の同志が活躍するところ、必ず繁栄の社会を築いていけるのだ。

戸田先生は語られた。
「御本尊に題目をあげて、自分の境遇で、自分の立場で生ききっていけ!」
たとえ絶体絶命に思える壁であっても、題目で立ち向かえば、必ず人間革命、そして宿命転換の突破口となる。全部、深い意味がある。
信心強き人こそが、幸福者であり、勝利者なのだ。

2013.06.22 わが友に贈る

「今一重強盛に
御志あるべし」
前進また前進だ!
不撓不屈の執念で
共に創価の新時代を!

上野殿御返事 P1562
『花は開いて果となり月は出でて必ずみち燈は油をさせば光を増し草木は雨ふればさかう人は善根をなせば必ずさかう』

◇希望の明日へ
親にとって、子どもが立派に信心の後を継いでくれることほど大きな喜びはない。子どもが信心に立たない理由は、さまざまであろうし、長い目で見なければならない場合もある。しかし、子どもは親の姿を見て育つことを思えば、親に原因があることも多い。信心への強い確信がなかったり、世間体を気にして学会員であることに誇りをもてないような親では、子どもが信心に励まなくても無理はない。正しいことであれば、子どもは親の心にきちっと沿っていくものだからである。私は、これまでの長い経験から見て、やはり子どもは母親で決まると思えてならない。もちろん、父親の影響も大きいが、母親の力にはかなわないものである。
平2・5・13

☆女性に贈ることば 六月二十二日
苦労のない人生はどこにもない。行動しなければ、いつまでたっても、幸福はやって来ない。現実は厳しいに決まっている。
ゆえに、その現実に翻弄されるのではなく、進んで現実に挑み、生命の鍛錬の場としていくのだ。

☆今日のことば 六月二十二日
いかなる時代の推移、動乱にも、自己の信念を曲げず、一直線に貫き通す人は、まことに尊いといえよう。時代は流れる。人の心も動いていく。

☆御書とともに�第5回 師弟は永遠に一体
『法華経を信じ候事は一閻浮提第一の聖人なり、其の名は十方の浄土にきこえぬ、定めて天地もしりぬらん・日蓮が弟子となのらせ給はば・いかなる悪鬼なりともよもしらぬよしは申さじとおぼすべし』(妙心尼御前御返事、P1480)

◇通解
(日蓮は)法華経を信じ奉ることは一閻浮提第一の聖人である。その名は十方の浄土にも聞こえている。さだめし天地も知っていることであろう。日蓮の弟子であると名乗られるなら、どのような悪鬼でもよもや(日蓮の名を)知らないとはいわないはずである。

◇同志への指針
妙法は、宇宙と生命を貫く根本法則である。この妙法に生き抜いた勇者の名は、十方の仏土にまで轟きわたっていくのだ。
「我は大聖人の弟子なり。創価の闘士なり」と名乗れば、悪鬼さえも従う。広布に戦う師弟は、三世永遠に「常楽我浄」の軌道を進むことができる。最後は、真面目に信心しきった人間が絶対に勝つのだ。

2013年6月21日金曜日

2013.06.21 わが友に贈る

人生勝利の要諦は
「勇気」の二字だ。
胸を張って進め!
「今生人界の思出」を
厳然と綴りゆけ!

中興入道消息 P1333
『彼の人は年ふりたる上心かしこく身もたのしくて国の人にも人とをもはれたり』

◇希望の明日へ
親の恩は深い。親を苦しませたり、悲しませたりしてはならない。親を喜ばせ、楽しませてあげよう、と努力できる人は大人である。その努力はまた、自分自身の勝利に直結していく。
平2・5・5

☆女性に贈ることば 六月二十一日
人間関係には、その人の境涯が表れる。人間関係を広げることは、境涯を広げることに通じる。

☆今日のことば 六月二十一日
人を身なりで判断しては決してならない。その人が、将来どうなるか、どんな使命を持った人か、身なりなんかで絶対に判断がつくはずがない。家や、身なりで人を判断することだけは、してはいけない。

☆勝利の人間学第32回 青年の熱と力が時代を開く
◇青年こそ変革の原動力
いつの時代をみても、常に青年の熱と力が、時代を動かし、新しい歴史を創ってきた。
戸田先生は、戦後の荒廃の中、平和社会の建設を決意され、共に戦い、先駆を切ってくれる「旗持つ若人」を呼び出された。
広宣流布は、地涌の青年が続々と躍り出て、成し遂げていくのだ。これほど価値ある青春の晴れ舞台はない。わが使命の天地で、「自分の時代にここまでやった」という後世に輝く歴史を、悔いなく楽しく残してもらいたい。
不思議にも、全世界で、誓願の青年が立ち上がる時代が来た。わが青年部の出番だ!

◇諸天を動かす強盛な信心
信心とは、幸福へのエンジンである。
強盛な信心があれば、生命力を強くし、何があっても崩れない幸福をつかめる。断固として人生の勝利を開くことができる。子々孫々、皆を幸福に導いていける。
『湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に』(P1132)、祈り抜くのだ。
『釈迦・多宝・十方の仏・来集して我が身に入りかはリ我を助け給へ』(P1451)と祈り切っていくのである。
わが生命に、仏菩薩も、梵天・帝釈も「入其身(其の身に入る)」させ、仏の力、仏の智慧を発揮していく。これが信心の極意だ。

◇弟子の戦いで"時"を創れ
芸術でも、学問でも、師弟は弟子の自覚で決まる。いずこにあろうと、弟子の自覚をもって、師匠の心をわが心として立ち上がる。そこに師弟不二の勇気が湧き起こってくる。
全ては弟子で決まる。新たな広宣流布の拡大の"時"を創るのは、弟子の戦いである。
今こそ、自らの最極の大使命を自覚し、若き正義の陣列を誇り高く広げてくれ給え!
永遠に勝ち栄えゆく、常勝不敗の創価の大城を、君たち、貴女たちの熱と力で築きゆくのだ。

2013年6月20日木曜日

2013.06.20 わが友に贈る

人生も仏法も勝負。
常に自分との戦いだ。
一瞬一瞬を大切に!
一日一日を悔いなく!
わが使命を果たし抜け!

松野殿御返事 P1382
『何に賎者なりとも少し我れより勝れて智慧ある人には此の経のいはれを問い尋ね給うべし』

◇希望の明日へ
お母さんの愛を忘れてはならない。お母さんの苦労を忘れてはならない。お母さんの慈顔が心に生きているとき、人間は決して大きく道を誤ることがないであろう。それと同じく、凡夫が御本仏の大慈悲を忘れることなく、探き感謝の心で生きていくとき、心には仏界の光が大きく広がっていく。そして御本尊の大慈悲につつまれた、根本的に安穏と歓喜の人生の軌道となっていくのである。どうか青年は、かけがえのないご両親、特にお母さんを大切にしていただきたい。母の愛は深い。母の力は偉大である。そしてすべての人々が母を大切にすれば、必ずや世界も平和になり、幸福になっていくに違いない。
平2・2・22

☆女性に贈ることば 六月二十日
子どもが本当に悩んでいる時に、両親がちぐはぐきとを言っては、子どもが迷ってしまう。
夫婦の連携と心構えが大切です。子どもの話をよく問いてあげて、心から安心できるようにしてあげたいものです。

☆今日のことば 六月二十日
大成は、小成の延長なり。小成の連続が、大成の一歩と自覚せねばならぬ。勝利は、現在の一歩一歩を、忍耐と建設によってのみ、達成できるものだ。

☆御書とともに�第4回 颯爽とわが使命の道を
『日蓮生れし時より・いまに一日片時も・こころやすき事はなし、此の法華経の題目を弘めんと思うばかりなり』(上野殿御返事、P1556)

◇通解
日蓮は、生まれた時から今に至るまで、一日片時も心の安まることはなかった。ただ、この法華経の題目を弘めようと思うばかりであった。

◇同志への指針
青年・南条時光に、打ち続く大難を忍ばれた御真情を綴られた一節である。この大闘争に連なる覚悟が、我らの学会精神である。
きょう「一日」を、今「この時」を、真剣勝負で戦い切ることだ。そこに"仏の勇気"も"仏の力"も"仏の智慧"も、満々と湧き起こってくる。さあ! 友のため、社会のため、わが使命の道を颯爽と前進だ!

2013年6月19日水曜日

2013.06.19 わが友に贈る

暑さが増す時期。
多忙な中だからこそ
体調管理に留意を!
みなぎる生命力が
全ての勝利の土台だ!

諸法実相抄 P1361
『鳥と虫とはなけどもなみだをちず、日蓮はなかねどもなみだひまなし、此のなみだ世間の事には非ず但偏に法華経の故なり』

◇希望の明日へ
「声美人」「手美人」という言葉があるが、お母さんの声、お母さんの手ほど美しいものはないであろう。子どもをあやし、子どもを呼ぶ母の声。おむつを換え、ご飯をつくり、服を着させる母の手。「愛の声」「愛の手」に守られて、人はみな大人になっていく。生命を慈しみ、生命を育てる母の声が世界を結び、母の手が平和へとつながれていくとき、どれほどか美しい地球になることであろう。
『主婦と生活』 平2・1月号

☆女性に贈ることば 六月十九日
生きる歓びをもてる人は、幸福の女王である。
生きる歓びを見いだせる人は、魂の勝利者である。

☆今日のことば 六月十九日
読書は、根気のいる労働です。一冊の本を、最初から、最後まで読みとおすことは、忍耐が必要です。しかし、人間にとって大事な、ものの考え方や、心の動きは、じっくり本を読むことによってこそ、学びとることができるのです。

☆今日も広布へNo.024 試練を越えて強くなれ!
人生は戦いだ。戦いは、自分でつくるものだ。それを乗り越えていくのも、ほかならぬ自分である。困難を避ける人間には何もできない。
大変な時ほど燃え上がる。これが学会精神である。正義の師弟の精神である。

人は、さまざまな試練を経て、鍛えられ、強くなる。
大きな試練の渦中にある人を、全力で励まし、温かく包んでいくことだ。これが、仏法の精神であり、慈悲の戦いであるからだ。
戸田先生は友に語られた。
「あなたが信心に立ち上がれば、必ず、全てが軌道に乗ります。信心が強ければ、周囲が、あなたの幸福の力となる。本当に不思議なものだ」
法華経には、「魔及び魔民有りと雖も、皆な仏法を護らん」とさえ説かれている。
大事なのは、自分自身の信心を強くすることだ。周りの人が信心をしていなくとも、善のため、平和のために、驚くほど働いてくれるのである。

何のための人生か。その原点を忘れない人は強い。何があっても揺るがない。
張り切って広布へ進むのだ。壁を破る原動力は、生命変革の祈りである。
自身の生命に「梵天、帝釈、日天、月天よ、入りたまえ!」「わが地域の全ての同志の方々の生命に、梵天、帝釈、日天、月天よ、入りたまえ!」−−こう祈れば、計り知れない力が出る。御聖訓に説かれる法理の通りである。
私は毎日、全同志の皆様の健康と幸福と勝利を、祈りに祈っている。いよいよ、信力・行力を奮い起こし、仏力・法力を湧き出しながら、一人も残らず、一歩前進の栄光の劇を飾ってまいりたい。

2013年6月18日火曜日

2013.06.18 わが友に贈る

妙法は大宇宙を貫く
根源の力だ。
強盛な祈りで
あらゆる人を味方に!
諸天を動かせ!

崇峻天皇御書 P1173
『返す返す今に忘れぬ事は頚切れんとせし時殿はともして馬の口に付きてなきかなしみ給いしをばいかなる世にか忘れなん、設い殿の罪ふかくして地獄に入り給はば日蓮をいかに仏になれと釈迦仏こしらへさせ給うとも用ひまいらせ候べからず同じく地獄なるべし』

◇希望の明日へ
育ちぎかりの子どもを抱えながら、夫に倒れられる。それがどれほど大変なことか−−。それは私にも体験上、痛いほどよくわかる。『私の履歴書』の本にも書いたが、私が小学校二年の時、父がリューマチで倒れた。以来二年間、寝たきりであった。家業の海苔製造業も縮小せざるをえない。生活は窮乏を重ねた。多くの子どもを抱えた母の苦労は並大抵ではなかった。しかし、そうしたなかにあって、母は努めて朗らかに「うちは貧乏の横綱だ」と笑って語っていた。この母の明るさに、一家がどれほど救われたことか。母は強い。良き母は文字通り、"一家の太陽"である。
昭63・6・7

☆女性に贈ることば 六月十八日
「相対的幸福」とは、経済的な豊かさや社会的な地位など、自分の外の世界から得られる幸福である。それは、ひとたび環境や条件が変われば、いともたやすく崩れ去ってしまうものだ。
それに対して、「絶対的幸福」とは、いかなる困難や試練にも負けることなく、生きていること自体が楽しくて仕方ないという境涯の確立である。

☆今日のことば 六月十八日
才能には限りがある。運、不運も重要な鍵になってくる。賢者必ずしも、成功者になれるとは限らぬ。愚かそうに見える人が、また思いもよらぬ大成をなすこともある。

☆学園抄第4回 本は友だち
◇また30年後に!
東西の創価中学・高校でも、朝の読書運動、読了者の表彰を行っている。
関西校(大阪・交野市)の「万葉図書館」は8万冊。開校以来、創立者が何度も訪問。校内で生徒に本を贈ることもあった。
前身の女子校時代の74年(昭和49年)10月、第2回希望祭を直後に控えた日。
ある中学1年生が外を歩いている時、校舎の玄関から教員に呼ばれた。駆け寄ると、本が山積みの机の前に創立者。アメリカの劇作家の戯曲を渡された。
「外見が強そうに見えても、中身の弱い人間はダメなんだ。本当に中身の強い人間になるんだよ」
別の中学1年生。日が落ちた帰り際、「良識・健康・希望」のモットーの碑に一礼して振り返ると人影がある。創立者たった。
「お母さんによろしくね」
母親は病で余命3ヵ月と宣告されていた。なんで母のことを……。込み上げる思いをこらえた。
「しっかり勉強するんだよ!」と、『赤ずきん』の英文書籍を手渡された。
希望祭当日。保護者で参加した母にとって、最初で最後の創立者との出会い。母の笑顔が忘れられない。
創立者にお応えしたい!
洋書を原点として、国際線の客室乗務員に夢を定めた。母との別れ、父の事業失敗に負けなかった。
ついに夢を叶え、学園初の客室乗務員となった。世界平和旅へ向かう創立者の便に搭乗し、機中で再会。
「学園生で初めてだね。覚えてるよ。皆の憧れだよ。頑張ってね。ありがとう!」

3万6000冊の「プラトン図書館」がある東京中。
2002年(平成14年)11月。18日の「英知の日」を目指し、勉強やクラブ活動に励むなか、皆で創立者の著書を学習。その感想と決意を書いた文集に、創立者はペンを走らせた。
「東京
 創価中学校
  読書会 万歳!
 六百四十一名の学者
  万歳!
 三十年後に また!
  此の書を
   見たい!」
赤色の力強い文字。脇に2002年11月27日と2032年11月27日の日付。
創立者と歩む30年。皆の新たな目標となった。

東京高の「蛍雪図書館」は7万冊。新しい総合教育棟の心臓部である。
各校と同じく創立者の命名。蛍の光や雪明かりで書を読んだ故事から、苦労して学ぶとの意味がある。
館内に掲げられた図書委員会の新聞「典」は、創立者が書き贈った筆跡が題字になっている。机に書冊を置く形を表す文字だ。
夕刻。教室の電灯が消えていくなか、図書館からは光が漏れている。「蛍雪」「典」の言葉通り、受験生が机に向かい、参考書や問題集と格闘する。
館内の中央、「創立者コーナー」の一角には、図書館から巣立った卒業生の博士論文がある。
現在、創立者に贈られた世界からの名誉学術称号は「338」。
そして学園出身の博士も「338」人となった。

2013年6月17日月曜日

2013.06.17 わが友に贈る

御聖訓「仏の如く
互に敬うべし」。
対話に挑みゆく友を
心から讃えよ!
歓喜のスクラムで勝て!

一生成仏抄 P384
『只今も一念無明の迷心は磨かざる鏡なり是を磨かば必ず法性真如の明鏡と成るべし、深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり』

◇今週のことば
仏とは戦う生命なり。
広布の大闘争の中で
無量の功徳が積まれ
宿命転換も進む。
 皆が勝利の万歳を!
2013年06月17日

◇希望の明日へ
親は子どもにとって、もっとも身近な人生の先輩ともいえる。平凡であってよい。地味であってもよい。失敗があってよい。しかし、人間としての確かなる完成、また虚栄ではない、真実の栄光を見つめた自らの生き方の軌跡を、子どもに示しゆける存在でありたい。
『主婦と生活』 昭62・1月号

☆女性に贈ることば 六月十七日
正義の女性の雄弁に、かなうものはない。
真剣な女性の声に、勝るものはない。

☆今日のことば 六月十七日
一見ムダと見えるものこそ、人間的な生き方を生みだしている要素であり、そうしたムダのなかにこそ、いわば、人間らしさがあり、その本然的姿勢のなかに、究極としての生命の尊厳を守るクッションがあるのではないかと思う。

☆学園抄第4回 本は友だち
◇先生との約束
創立者・池田名誉会長は戦時中の若さ日から、名著をむさぼり読んだ。19歳で出会った人生の師に「良書を読め」と指導され、あらゆる学問を教わった。
学園生にこう念願する。
「私が、世界の大学から名誉博士号をいただくのも、すべて、この若き日の薫陶のおかけなのです」
「わが学園生の伝統は、良書を読むことです。皆さんは、聡明な『読書博士』になってください」
せんせいだ!
校舎前の児童に笑みがこぼれる。1988年(昭和63年)3月16日。創立者は、卒業式に出席した創価中学・高校(東京・小平市)から、休まず小学校へ向かった。
創立者の手には銀の筒。
なんだろう?
ざわめきが収まった瞬間−−。
パッ!
空っぽだった筒から、青や赤の布が次々と。突然の手品に歓声が上がった。
「池田桜」の植樹や記念館完成のテープカットなどの後、創立者は新しくなった図書館に入った。
「お祝いに本を贈るよ!」
天窓から淡い光。
「明るくていいね。大変なものだ。図書室の模範だろうね」
読みやすいよう、少し斜めになった机がある。
「かわいい机ですね」と創立者夫人。大人の膝よりずっと低い、木の丸椅子に創立者が腰を下ろす。
「1、2年生の低学年が利用します」と教員。
「1年生か、いいね!」
机を触りながら、前にある文学の書棚を見つめた。少年時代から接してきた作品も目に入る。
「もう一度、勉強したいね」
翌年も図書館で語った。
「本を読まない人間は、最後になって崩れる。読書した人は、最後になってできあかってくる」
関西小を訪れた86年(同61年)11月11日。
「ここに絵を掛けたらどうかな。ここは写真を」
廊下を歩く間に次々と提案する。ノーベル図書館も丹念に見回った。
「本をたくさん読むように。寄贈してあげるよ。大事だからね。小学校時代は基礎だから」
91年(平成3年)3月6日もノーベル図書館へ。
前年に管理をコンピューター化。カウンターに創立者夫妻の貸出カードが用意されていた。番号1が創立者、2が夫人である。
「どうするの?」
職員が方法を説明。創立者は、バーコードを読む機械を手に、創作童話『ホタルかがやく』を借りた。
次は創立者自ら夫人に説明。夫人は『少年抄』を借り、「簡単ですね。子どもたちが喜ぶでしょうね」。
10日後には東京小のロマン図書館へ。夫人が福沢諭吉の本を選び、東京小"コンピューター化第1号"の貸出者となった。

児童たちには「約束」がある。たとえば今年の入学式。創立者のメッセージを通し、三つの約束をした。
「元気よくあいさつをしよう」「よい本とお友だちになろう」「何でもねばり強く挑戦しよう」
池田先生との約束を守ろう! 純粋な思いで読書に励み、やがて本の世界に魅了され、好きになる。
図書館に「池田蔵書」と押印された本もある。創立者が所有していたものだ。
児童は創立者の息吹を感じつつ、毎日たくさんの本と友だちになっている。

2013年6月16日日曜日

2013.06.16 わが友に贈る

未来のために
自他共の幸福のために
きょう一日を全力で!
「私は勝った!」と
胸を張れる歴史を残せ。

生死一大事血脈抄 P1337
『日蓮が弟子の中に異体異心の者之有れば例せば城者として城を破るが如し』

◇希望の明日へ
時代や環境がいかに変わろうとも、お母さんの豊かな心と知恵によって、子どもに大いなる夢を与えていけることに変わりはないのである。反対に、いくら子どもには理想を求めても、夫婦ゲンカが絶えなかったり、何かあると、グチをこぼしたり、人の悪口をいう母親であっては、子どもは厳しくすべてを感じとってしまうものである。
『主婦と生活』昭62・1月号

☆女性に贈ることば 六月十六日
自分自身の心の決意の仕方で、いかようにも、人生は勝利できる。幸福になれる。それは、歴史が証明している。

☆今日のことば 六月十六日
人生において、友人ほど大切なものはなしい、また友情ほど美しいものはない。どういう友人を持っているかで、その人柄がわかるとも言われるほどだ。

☆学園抄第3回 本は友だち
◇君よ聡明な「読書博士」に!
明るい緑色の、大きな扉の前。低いソファに女の子が並んで座っていた。
膝の上には本。ページをめくって見せ合ったり、笑い合ったり、仲がいい。
梅雨空が覆う5月末の東京創価小学校(小平市、国分寺市)。午前8時過ぎの校舎には、次々と登校する児童の無邪気な声が響く。
8時20分。
ガチャッ!
「あっ、開いたよ!」
気付いた児童が早口で皆に知らせる。いつの間にか集まった数十人が、扉の中へ吸い込まれていった。
ここは「口マン図書館」。
おはようございます!
"図書館の先生"とあいさつし、思い思いの場所へ。本を返す子、お目当ての本を見つけて笑顔の子、席で黙々と読む子……。
「としょかんのしおり」を手にした児童が多い。推薦図書の表で何を読んだか確認し、次の本を探す。
8時30分。
チャイムが鳴る。一斉に教室へ戻っていった。
8時35分。
急に校内が静まり返る。朝読書の時間だ。10分間、好きな本を読む。担任も書物を開く。
3万7000冊の本がある東京小。推薦図書をたくさん読むと「ロマン賞」、さらに挑戦すると「ビクトリー賞」が贈られる。

蔵書3万6000冊の関西創価小学校(大阪・枚方市)。大きな窓で広々としている「ノーベル図書館」にも、多くの児童がやってくる。
朝読書の「ノーベルタイム」や、通学の車内で読む「ノーベルトレイン」で毎日、本に親しんでいる。推薦図書である「チャレンジ図書」を読了した児童を表彰。6年生が1年生、5年生が2年生、4年生が3年生に読み聞かせる取り組みもある。読書が好きな"先輩"を見て、「わたしも関西創価小学校で、いっぱいよむ!」と決意し、入学した子もいる。
東西の小学校とも、昨年度、図書館での貸出数が最も多かった子は2年生で、約450冊。児童の読書意欲は高い。
保護者は「入学して本が好きになった」「友だちと図書館に行くのが楽しいって言ってます」と喜ぶ。
教育関係者は驚く。
「一人の"本好き"がたくさん読むことは、どこの学校もある。でも皆で一緒にたくさん読んでいるのは創価小ならではですね」

2013年6月15日土曜日

2013.06.15 わが友に贈る

「賢者はよろこび
愚者は退く」
苦闘の中でこそ
人間の魂は磨かれる。
わが未踏の頂を登れ!

持妙法華問答抄 P465
『持たるる法だに第一ならば持つ人随つて第一なるべし』

◇希望の明日へ
何の悩みも課題もない家庭など決してあるものではない。しかし、何があっても、ともかく母親が一家の"太陽"として、はつらつと輝いていれば、子どもたちも心にかげりを落とすことなく、豊かに育っていくものだ。ゆえに、どんなに忙しい毎日であっても、口もとに出そうになるグチをニッコリと笑顔に変え、家族や周囲の人をはめたたえていけるような心のゆとりを無くさないでほしい。
『主婦の友』昭61・1月号

☆女性に贈ることば 六月十五日
子どもの人格を尊重するとき、子どもは人間尊重を学ぶ。家庭にあって、小さなよき社会人として育つのである。

☆今日のことば 六月十五日
人間というものは、勝手なもので、自分に都合の悪い時には、白を黒と平気で考える。殊に、弱い人間ほどそうだ。しかし、数字というものは、そうはいかない。マイナスなのをブラスであるとは、どうしても考えるわけにはいかない。歴然たる事実を正確に明かしているだけだ。それを率直に認めるには、やはり強い勇気がいるものだ。

☆御書とともに� 第3回 「負けじ魂」で断じて進め
『此法門を日蓮中す故に忠言耳に逆う道理なるが故に流罪せられ命にも及びしなり、然どもいまだこりず候』(曾谷殿御返事、P1056)

◇通解
この法門を日蓮が説くので、「忠言は耳に逆らう」というのが道理であるから、流罪にされ、命の危険にも及んだのである。しかしながら、いまだ懲りてはいない。

◇同志への指針
正しいからこそ、魔は競い起こる。
日蓮大聖人は、命に及ぶ迫害の中で一切を耐え忍び、全民衆の幸福と平和のために「立正安国」の大闘争を貫き通してくださった。
「いまだこりず候」──これこそ学会精神の真髄である。我らは何ものにも屈しない。魔の方が音を上げるほどの「負けじ魂」で、戦って戦って戦い抜くのだ。

2013年6月14日金曜日

2013.06.14 わが友に贈る

一番苦労した人が
一番幸せになる。
これが仏法の精神だ。
愚直な実践を貫き
三世に輝く幸福境涯を!

開目抄下 P235
『我並びに我が弟子諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし、天の加護なき事を疑はざれ現世の安穏ならざる事をなげかざれ』

◇希望の明日へ
仏法では、夫を矢に、妻を弓に誓える。立場の固定化ではない。和合の妙をいう。矢を走らせるのも弓の力、夫の存分の働きも妻の支えがあればこそ−−。相手を、いかにリードし、その持ち味を発揮させるか。それはひとえに、夫人の内なる魂の"温もり"にかかっているといってよい。
『主婦と生活』平5・1月号

☆女性に贈ることば 六月十四日
華やかな境遇や格好に憧れたり、うらやんだり--浅はかな見栄に左右されることは、愚かである。愚かであることは、不幸である。
一歩、深く賢く、人問の生きざまを見抜くことだ。その人は哲学者である。ゆえに常に、幸福の命をもっている人だ。

☆今日のことば 六月十四日
少年期の自我の目覚めは、ただ、それだけでは、ほかの人々と自分とを区別しよう、なんとなく、両親や、先生に、反抗してみたいという、感情的なものにすぎません。この目覚めた自我を、正しくリードし、自分の人生にひとつの方向性を与えていくのが、読書のもたらす、最大の効用であると、私は思います。

☆名誉会長と共に今日も広布へNo.023 「師子王の心」で前進!
社会の繁栄も、世界の平和も、根本は人で決まる。
戸田先生は、広布の未来を展望して厳然と叫ばれた。
「学会は、人材をもって城となすのだ。断じて、人材の城を築くのだ!」
皆、大きな使命のある自分であることを、決して忘れてはならない。全てが、仏になるための修行なのだ。
今、優秀なリーダーが、真剣に同志に尽くし、広布の最前線に飛び込んで、新たな道を切り開いてくれている。
本当に、うれしい。同志の幸福こそ、私の幸福だ。同志の勝利こそ、私の勝利だ。
大切な大切なわが同志が、皆、人間革命の勝利の喜びに包まれるよう、リーダーは、明るく力強く、勇気と希望の光を送っていただきたい。

正義の人材を育てるのは、今だ。壮大な師子の大城を築くのは今である。
今、人材城をつくったところが、永遠に勝ち栄えていくのである。
大難の渦中で、日蓮大聖人は門下を励まされた。
『各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし』(P1190)
我らは師子である。師子は百獣を恐れない。師子は吼える。師子は走る。師子は最後に絶対に勝つ。
我らの声は、師子の声だ。勇気をもって正義を語れば、歴史は動く。善が広がる。
きょうも、一人と信頼を結ぶ。きょうも、一人と友情を通わせる。その行動が時代を変えていくのである。
広布後継の友よ、全員が師子奮迅の指導者となりゆけ! と、私は祈り待っている。

2013年6月13日木曜日

2013.06.13 わが友に贈る

自ら立てた
誓いに生き抜け!
気取りや見栄では
道は開けない。
勇猛果敢に勝ち進め!

種種御振舞御書 P919
『此の国の亡びん事疑いなかるべけれども且く禁をなして国をたすけ給へと日蓮がひかうればこそ今までは安穏にありつれどもはうに過ぐれば罰あたりぬるなり』

◇希望の明日へ
陰湿な"夫婦げんか"は、子どものためにもよくない。子どもは敏感である。知らないような顔をしていても、じつによく覚えているものである。どちらが悪いかも、ちゃんと見ぬいている。私自身も子どものころ、父と母がけんかをしたことがあった。たまたま友だちがきており、本当に嫌な思いをしたことを、今も覚えている。"夫婦げんか"の原因は、多くの場合、お父さんの側にあるかもしれない。しかし、その場合でも、お母さんも少々、"言い過ぎる"、"敵"を迫い詰める一歩手前で、やめておいてはどうかと思う。「話し合いの時代」なのだから。悪と戦う時は遠慮なく、しかし、家庭は和やかに−−こうあっていただきたい。
平3・8・24

☆女性に贈ることば 六月十三日
子育てには忍耐が必要です。人を育てることは、本当に手のかかるものです。すぐに思い通りにいかなくて当たり前です。
子育て、人材育成に関しては、「労少なくして功多し」という
ことはあり得ません。

☆今日のことば 六月十三日
今日の戦いの 結果はどうか
  ただ頑張った 私らしく
今日の戦いに 悔いはないか
  有るといえばある 無いといえばない
今日の戦いに 恥ずる所なきか
  めめしい戦いでは なかったはずだ

☆我らの勝利の大道No.106 創価の花のスクラム(下)
◇楽しく勝利の曲を
私が共に対談集を発刊した、アメリカの女性未来学者であるヘンダーソン博士は、語っておられた。
「今、世界の女性たちは『愛情』と『勇気』を、家庭や周囲の人間関係、さらには企業の経営や政治の場に注ぎ込んでいます。
この女性のもつ力が、二十一世紀にとってどれほど重要なものであるか、計り知れません」と。
博士が期待し、信頼してやまないのも、生命尊厳の大哲学を探究し、体現する創価の女性たちである。
この尽きることのない慈愛と智慧と勇気の力を満々と漲らせて、平和と共生の社会を建設していくことこそ、我らの「立正安国」の展開なのだ。

「青年の月」七月へ、はつらつと出発した、東京戸田記念講堂での先月の本部幹部会−−その席上、生命の弾む行進曲が轟いた。
"平和の天使"である、わが鼓笛隊の皆さんが奏でてくれた「威風堂々」の響きである。
イギリスの作曲家エルガーの名曲をもとにした美事な演奏と、その妙音に合わせた生命の歓喜の舞の締めくくりには、色鮮やかなポンポンで、"Vサイン"を描き出してくれた。
そうだ! 我らの行進には、永遠に「師弟勝利の門」を開きゆく乙女たちが無限に続いてくれている。
これほどの希望はない。
どんなに苦しい試練が立ちはだかろうとも、共々に広布と人生のVサインを、高々と掲げゆくのだ。
さあ、足取りも軽く、明るく、仲良く、威風堂々と、勝ち進んでいこうではないか!

誓願の
 花のスクラム
  晴れ姿
 楽しく悔いなく
  勝利の曲を

2013年6月12日水曜日

2013.06.12 わが友に贈る

広布の便りを届ける
気高き配達員の皆様
毎朝ありがとう!
蒸し暑い梅雨の時期。
健康・無事故を祈る!

法華経題目抄 P947
『妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり』

◇希望の明日へ
夫婦という関係も、年月とともにしだいに変わっていく。最初は、ケンカばかりして"毎日、離婚を決意していた"ような夫婦でも、やがて互いの良いところが見えてくる場合がある。大切なのは、互いに人間として成長していくことであり、その根本は信心である。特に、奥さんの信心は重要である。大聖人も、夫を矢に、妻を弓にたとえ、『やのはしる事は弓のちから』(P975)−−矢の走ることは弓の力である−−と仰せである。夫が思う存分、その力を発揮し、正しい方向に進んでいくには、妻の信心が大きな力となる。その影響力は、想像する以上に大きい、というのが、長い間の体験を適して見つめてきた一つの結論である。
平3・3・4

☆女性に贈ることば 六月十二日
正しき行動の人は、たとえ無認識な人から軽蔑され、非難されようとも、必ず、その偉大さが証明されるようになる。また、真剣な行動は、心ある人の共感の眼差しをひきつけずにはおかない。

☆今日のことば 六月十二日
人を尊敬してゆかなくてはならない。尊敬する人は、人から尊敬される。ちょうど、鏡の前に立ったのと同じである。おこれば、おこる顔だし、笑えば笑った顔がうつる。自分の姿で、すべてが決まるのだ。

☆我らの勝利の大道No.106 創価の花のスクラム(下)
家庭にあっても、地域にあっても母から娘へ、学会精神という究極の負けじ魂が継承されている。
◇偉大な関西の母
昭和三十一年(一九五六年)の五月。関西の天地に、一万一千百十一世帯の弘教という常勝不滅の金字塔が打ち立てられた。
その時の一人に、大阪の鶴見区の母がおられた。夫に先立たれ、四歳と二歳のお子さんを抱えていた。
昼は男性に混じって工事現場で汗を流し、夕方からは、うどん屋で毎日懸命に働いた。
それでも生活は苦しい。自分の着物を質屋に入れ、子どもの服まで質入れせねばならなかった時は、涙が止まらなかったそうだ。
翌三十二年(一九五七年)七月−−中之島の中央公会堂で行われた大阪大会にも、駆けつけてくれた。
土砂降りの中、幼子の一人を背負い、一人と手をつなぎながら、場外のスピーカーからの声にじっと耳を傾けておられたのだ。
冤罪による投獄から出獄した私は、厳然と宣言した。
「最後は、信心しきったものが必ず勝つ−−」
彼女は、この一言を命に刻みつけ、広布の闘争に走り続けてこられた。
昭和四十年(一九六五年)十月。布施市内(現・東大阪市)での記念撮影に伺った折、私は、この母と握手をして励ました。
その後も、働いて働いて、働き抜いて、二人のお子さんを夜間の大学まで通わせておられる。
「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」(御書一二五三ページ)との御金言のまま、学会活動に徹する中で、一切を宿命転換してこられた。
悲哀の雲を一掃するように、決然と信心に励まれた創価の母。誰に褒められなくとも、何の名声もなくとも、ただ一筋に広宣流布のため、庶民の幸福と正義の常勝のために−−。
この余りにも尊き母は、昨年、所願満足の姿で霊山に旅立たれた。私も妻と懇ろに追善の題目を送らせていただいた。
現在、女子部のリーダーと育ったお孫さんたちが、世代をつなぎながら、常勝関西のロマンを立派に受け継がれている。
「御義口伝」には『忍辱は寂光土なり此の忍辱の心を釈迦牟尼仏と云えり』(P771)と仰せである。
妙法を唱える我らの生命には、打ち続く困難も不撓不屈で耐え抜く「忍辱の心」が湧き起こる。
母の祈りは無敵だ。母の慈愛は海より深い。
母の笑顔は、いかなる闇も照らし晴らす太陽だ。
偉大な母の心に包まれ、広布の大空へ羽ばたく大切な娘たちよ! 華陽の乙女たちよ! 婦人部と女子部の固き絆は、創価の最高の誉れである。

2013年6月11日火曜日

2013.06.11 わが友に贈る

日々朗らかに
幸の輪を拡大する
婦人部の皆様に感謝!
偉大な功労に
全同志が最敬礼!

閻浮提中御書 P1589
『仏法を信じて今度生死をはなるる人のすこし心のゆるなるをすすめむがために疫病を仏のあたへ給うはげます心なりすすむる心なり』

◇希望の明日へ
真実の夫婦のあり方は単純ではない。環境によって決まるものでもなければ、状況によって左右されるものでもない。富や平穏が気持ちを引き離す場合もあるし、客観的には苦しみの坂のように見えても、それがいちばん、二人を近づけた、幸福の季節である場合もあるだろう。何かあったら揺らぐという相対的な信頼ではなく、絶対性の絆というか、真実の愛情は風波があるたびに、二人の心の奥深く育っていくものである。「喜びも悲しみも幾歳月」ではないが、命がとけ合い、いつまでもともにという、永遠性への思いが胸に入ってくるものである。
『主婦の友』平3・1月号

☆女性に贈ることば 六月十一日
晩年の顔は、ごまかしがきかない。人生の年輪が刻まれ、隠しようがない。なかでも眼は、雄弁にその人を語る。

☆今日のことば 六月十一日
目標を目指して前進する場合、最も大事なことは、団結であり、スクラムを組むことである。反対に最も恐れるべきことは、お互いが感情的になり、不仲になり、そして無責任になることだ。

☆我らの勝利の大道No.106 創価の花のスクラム(下)
なぜ、守り抜けたのか。
そこには、城主の妻である真名女の卓越したリーダーシップがあった。
◇「強き一念」で前へ
真名女は、何よりもまず、必ず勝つと「強き一念」を定めたのである。
戦も知らない平凡な女性である。奇策も妙策もなかった。不利な状況を挙げれば、きりがない。しかし、彼女は心に誓った。
「十のもので百のたたかいをするちからは自分にはない」「けれども十のものを十だけにたたかいきることはできそうだ」
自分に「十の力」があるならば、それを出し切ろうというのである。
背伸びをする必要はない。地道に忍耐強く、前へ進むことだ。一歩でもいい。ありのままの自分で、今やれることを着実にやり切ることだ。
まず腹を決める。その強き一念が、自分の持てる力を十全に発揮させるのだ。
いわんや、我らには「祈りとして叶わざるなし」の御本尊がある。何ものにも勝る「法華経の兵法」という信心がある。

◇真剣と確信の声
次に、勇気を広げる「確信の声」である。
旗頭たちには"大軍相手に勝てるわけがない"との否定的な意見も多かった。
しかし、真名女は呼びかける。
「余るほどの武器、精鋭すぐった大軍をもっても、負けいくさになるためしは数々ある」
「一騎当千と申す言葉がある、これはその人の強さではなく、たたかう心のあらわれを申すものだと思う。その心のあらわれが、軍の運をきめるのではないか」
真剣な女性の訴えは、どれほど多くの人びとに光を与えるものか。女性の情熱の叫びに勝るものはない。
一人の女性の確信の声が、歴史を変えるのだ。

◇率先垂範の行動
そして、自ら動く「リーダー率先」である。
城の防備を固めるため、真名女は身を忍ばせ、家臣の妻たちと一緒に、土まみれになって壕を掘った。
皆と労苦を共にする彼女の奮闘は、城内に限らず、領内に住む人びとにも波動していった。
口だけではない。自らが進んで動き、汗を流す。その率先垂範の姿に、人びとも心から続くのだ。
鉄壁な団結も、そこから生まれる。
今、歴史の舞台となった埼玉の地をはじめ、日本、いな、世界には、"妙法の真名女"ともいうべき、一人立つ創価の女性が無数に戦ってくれている。
この偉大なる婦人部と女子部の「祈り」と「対話」と「行動」こそが、広宣の大城を、ありとあらゆる三障四魔から、断固として勝ち護ってくれているのだ。
わが女子部・婦人部は強い。絶対に負けない。賢く逞しく朗らかに生き抜く。一日また一日、一歩また一歩と、粘り強く広布の旅路を進んでくれている。
この誓いがある限り、この前進がある限り、創価学会は万代に盤石であると、私は心の底から叫びたい。

2013年6月10日月曜日

2013.06.10 わが友に贈る

新聞休刊日

富木尼御前御返事 P975
『やのはしる事は弓のちからくものゆくことはりうのちから、をとこのしわざはめのちからなり』

◇希望の明日へ
夫人は、偉大なる母でもある。仏法では、妻を弓、夫を矢にたとえ、弓が立派であれば、矢はそれだけ遠く飛ぶことができることを教えている。「内助の功」と言うが、女性が聡明であればこそ、夫婦はともに幸福の人生を歩むことができる。逆に、どれほど男性が立派であっても、女性が愚かであれば、二人とも不幸な人生をたどってしまう場合が多いものである。
平2・10・5

☆女性に贈ることば 六月十日
わが家の平和といっても、苦労や悩みが何もない状態ではない。どんな嵐のような時であっても、家族のなかに太陽が輝いていればよいのです。その一家の太陽こそ、お母さんです。

☆今日のことば 六月十日
時の推移は、極めて自然に流れるものだ。
それは河の水の流れに似ている。時に巌が水流に逆らうように、
流れをおしとどめ、飛沫をとびちらすが、水の流れはとどまらない。

☆我らの勝利の大道No.106 創価の花のスクラム(下)
◇勝つと決めれば力は出る

負けるなと
 今朝も祈らむ
  友の幸

豊島区巣鴨の東京戸田記念講堂に来館された方々が、平成二年(一九九〇年)の新築以来、この四月で一千万人を超えた。
牧口先生、戸田先生の法難の地に立つ師弟の殿堂は、今や全国、全世界の同志が集い、出発しゆく広布の勝利の電源地となった。
"戸田講"の最初のオープンは昭和五十四年(一九七九年)六月−−あの障魔の嵐に挑み戦った時代から、私も、新装の前後を合わせて六十回を超える訪問を重ね、全学会の指揮を執らせていただいた。
いつも、皆を温かく迎えてくれる、地元の豊島家族の真心も感謝に堪えない。
晴れの一千万人目の来館者となったのは、埼玉から勇み集った、清々しい女子部の友であった。
思えば、過日の聖教新聞では、埼玉の行田市で生き生きと活躍する同志の姿も紹介されていた(五月十六日付「地域紀行」)。
行田には、難攻不落と呼ばれ、勇気あふれる女性の歴史が伝えられる「忍城」の史跡がある。

◇忍城の女性の物語
この「忍城」でのエピソードをもとにした短編小説が、山本周五郎氏の「笄堀」である。
今月は、山梨県出身の氏の生誕百十周年。そして、氏は、わが神奈川文化会館が立つ横浜市の中区に居を構えておられた。
氏が綴った物語には、人生を勝ち開く幾つもの示唆が込められている。
−−忍城の攻略に押し寄せたのは石田三成が率いる大軍三万。しかも、その時、忍城の城主は精兵五百余騎を従え小田原城へ向かっており、不在であった。
城内に残されたのは、老兵や実戦経験の少ない将兵たち三百人。圧倒的な劣勢にもかかわらず、忍城は微動だにしなかった−−。

2013.06.09 わが友に贈る

「声仏事を為す」
人の心を動かすのは
真剣と誠実の言葉だ。
満々たる生命力で
明快に真実を語れ!

檀越某御返事 P1295
『御みやづかいを法華経とをぼしめせ、「一切世間の治生産業は皆実相と相違背せず」とは此れなり』

◇今週のことば
「異体同心」が創価の心。
友の勝利が私の勝利だ。
ああ感激の同志あり。
苦楽を分かち合い
共に喜びの勝利劇を!
2013年06月09日

◇希望の明日へ
まことに、夫婦において女性は弓、男性は矢である。女性が、毅然としていれば、男性も勇んで人生の軌道を正しく歩んでいける。反対に、女性がくじけてしまえば、男性も堕落していってしまう。信仰の世界にあっても、信心の立派な壮年は、それ以上に信心強盛な夫人に支えられている場合が多い。逆に背信者、退転者の場合は、夫人の信心も弱く、広布の活動を避けていたり、また見栄っぼりで世間的な虚栄にとらわれているケースがほとんどである、といってよい。
平2・9・12

☆女性に贈ることば 六月九日
家柄でもない。
学歴でもない。
容姿でもない。
財産でもない。
社会的地位でもない。
幸福はあなた自身の心で決まる。

☆今日のことば 六月九日
人の信頼を踏みにじって平然としている傾向がある。しかし、人間社会が存続するかぎり、信頼感が根幹となることは真理であり、信頼を踏みにじった人が、社会の除け者とされ、敗れていくことは目に見えている。今はいい気になって"無責任風"を謳歌しているようでも、最後は哀れという以外にない。

☆我らの勝利の大道No.105 朗らかに進め 使命の青春
◇皆が幸福責任者!
先日、妻が一通の便りを聞かせてくれた。
昭和五十四年(一九七九年)の五月二十七日、妻が婦人部総会にお邪魔した、横浜市神奈川区の宝友からのお手紙である。
私の会長辞任の直後、地域の総会の中心者として、深い深い真心で妻を迎えてくださった大ブロック担当員(現在の地区婦人部長)である。
この時、妻と皆で語り合った、「何があっても創価学会から離れなければ、必ず幸せになります」との一言を抱きしめ、三十余年、走り抜いてこられた。
そこに集われた方々からは、退転する人は誰一人として出ていない。皆、功徳を受け、活躍されている。
会合でカメラマンを務めてくださった、この方のご主人をはじめ、亡くなられた方々もおられる。しかし、ご家族が立派に後継の道を歩まれている。
それぞれに、地域で誠実に友好を結びながら、学会と共に生き抜く幸の実証を示してこられた。そして、このご婦人が先頭に立って、創価家族が胸を張る完勝へ、いやまして広布開拓の対話を広げてくださっているとの報告であった。
愛する郷土を喜びの花咲く楽土に!−−わが学会には、何と偉大な「地域の幸福責任者」の歴史が、あの地にもこの地にも、光っていることか。
『青き事は藍より出でたれども・かさぬれば藍よりも色まさる』(P1221)とは、乙御前の母への仰せである。
創価の母たちのために!
婦人部・女子部の、麗しき"創価の花のスクラム"と共に!
我らは、「従藍而青」のいよいよの信心で立正安国の勝利の旗を、断固と打ち立てていくのだ。

幾歳も
 苦難に挑み
  花園と
 変えゆく母の
  無敵の祈りよ

2013年6月8日土曜日

2013.06.08 わが友に贈る

今日の一歩が
明日の勝利を開く。
「さあ、これからだ!」
本因妙の信心で
勢いよく打って出よ!

報恩抄 P329
『日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外未来までもながるべし』

◇希望の明日へ
心は風、心は水である。瞬間、瞬間に変わっていくし、変わっていくからこそ、美しくもなり、醜くもなる。したがって夫婦の絆も、いつも新鮮につくり続けなければならないであろう。そこで大切なのは感謝する心と、共通の目標ではないだろうか。
『主婦と生活』平2・1月号

☆女性に贈ることば 六月八日
健康は勝ち取っていくものです。何を食べ、どんな生活を送るのか。決めるのは自分自身です。病気を治すことより、病気を防ぐことが第一の健康法なのです。

☆今日のことば 六月八日
われわれの目的は何か
今日の目的は何かを 明確にすることだ
そこには無駄もなく
価値ある活動ができよう

☆我らの勝利の大道No.105 朗らかに進め 使命の青春
◇"白ゆり"の大行進
創価教育の師父・牧口常三郎先生も、女性の力に希望を見出されていた。
だからこそ、若き日に"女性のための通信教育機関"も創立された。
その先師の生誕の日−−六月六日を「部の日」とする関東婦人部の皆様は、「最強の平和のスクラム」も固く、元気いっぱいだ。
さらに六月十日は、昭和二十六年(一九五一年)、恩師・戸田城聖先生と、香りも高き"白ゆり"の大行進を開始した、輝かしき「婦人部の日」である。
あの日、先生は言われた。
「妙法受持の女性は、最も尊貴な女性であることを自覚してもらいたい。妙法の実践の証明が、未来にどう開花していくか、今後、私と共に、どこまでも戦ってもらいたいのです」と。
当時は、悲惨な朝鮮戦争(韓国戦争)の渦中であった。婦人部結成の席上、釜山出身の尊き母は、愛する祖国の平和と同胞の幸福を祈り、広宣流布に生き抜く決意を切々と訴えられた。
以来、六十二星霜−−。韓国にあって、婦人部・女子部の皆様方の模範的な社会貢献が、友情と信頼の花を爛漫と咲かせておられることは、聖教新聞でも報道されている通りだ。

◇首都圏を結ぶ往来
仲良く麗しい団結が光る神奈川と埼玉の婦人部の友から、喜びの声を伺った。
それは、今春から、横浜の元町・中華街と、埼玉方面を結ぶ直通列車の運行が始まり、一段と交流が伸展することへの期待であった。
両県は、私にとっても、鶴見や川越をはじめ、青春時代から広布拡大へ駆けた宿縁深き天地である。いつもいつも、大東京を支え、苦楽を共に前進勝利の歴史を刻んでくれている。
この東京・東海道・関東、さらに信越も一体となった、いわば"大首都圏"は、日蓮大聖人の御在世から、人間の活発な往来で結ばれてきた地域である。
大聖人が立正安国の大闘争を展開された鎌倉からは、「鎌倉街道」と通称される道が伸びていた。
街道は、間道も含め、大きく「上ノ道」「中ノ道」「下ノ道」と呼ばれる。
「上ノ道」は、今の東京・町田市、多摩方面を経て、埼玉、群馬へと、関東西部を北に進む。
この道は、大聖人も往復され、流罪の地・佐渡への途次には、久米川(現・東村山市内)で一泊されたと御書に記されている。
「下ノ道」は、大田区、墨田区などから、千葉方面へ向かう道である。
「中ノ道」は、世田谷区、目黒区、そして中野区、新宿区、豊島区方面へと通じる。やがて、北区、足立区などを流れる荒川を渡り、埼玉へと北上する道だ。
鎌倉街道は、大聖人が大難を忍ばれ歩まれた道である。門下も互いに行き来し、連携を取り合った道だ。
その道を、今、大首都圏そして日本全国の同志が、異体同心の団結で奔走してくれている。
御本仏の御照覧も、三世十方の仏菩薩の賞讃も絶対なりと確信してやまない。

思えば、御書に登場する乙御前の母も、この鎌倉街道を歩んで、佐渡の大聖人のもとへ向かった。夫と離別し、一人で愛娘を育て抜いた女性である。
大聖人は、この健気な女性門下に、私たちが心肝に染める御聖訓を贈られた。
『軍には大将軍を魂とす大将軍をくしぬれば歩兵臆病なり』(P1219)、『人の心かたければ神のまほり必ずつよし』(P1220)と。
男性門下への御文と思っていた人もいるかもしれない。まことに雄渾にして力強い御金言である。
日蓮大聖人は、女性の偉大な力こそを、最大に尊重されていたのだ。
御本仏は、勇敢な乙御前の母に、「日妙聖人」との尊称も贈られている。
そして、広布の戦の"大将軍"として、絶大な信頼を寄せられたのである。
勇気に燃える誉れのわが女性門下を見よ!
諸天よ、広布に生き抜く母娘を讃え護れ!
大聖人の烈々たる師子吼は、学会の婦人部・女子部を厳然と包容され、守護くださる仏意であり仏勅であると、私は拝する。

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2013年6月7日金曜日

2013.06.07 わが友に贈る

四条金吾殿御返事 P1143
『法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし現世安穏後生善処とは是なり、ただ世間の留難来るともとりあへ給うべからず』

◇希望の明日へ
「夫婦で築く人生」だから、もっとも必要なのは、平凡だが、温かい"いたわり"と"思いやり"である。平凡といっても、太陽が毎日東から昇る平凡さを笑う人はだれもいない。ただ、家庭にはそれぞれの顔があるし、こうすればよいという万能薬はなかなかない。私は思うのだが、家庭とはそれぞれが創造するものであって、既成の型や流行をマネしてつくるものではない。外からどう見えようと肝心なのは、「いい人生だった」と二人が満足することである。そのためには、何でも率直に語り合う信頼感が必要である。また二人三脚だから、二人で成長し、前へ進んでいかなければ、どちらも転んでしまう。私が「創造家族」「成長家族」を提唱してきた理由の一つも、ここにある。
『主婦の友』平2・1月号

☆女性に贈ることば 六月七日
頑張るお母さんを、子どもはじっと見ていて、心に刻んでいます。その母の苦労を忘れません。だから、道を外れることなく頑張る。この母子の絆をつくりあげることです。

☆今日のことば 六月七日
人生の一寸先は闇といわれる。そこには、幾多の、生存の問題、生活の問題などが、更に蓄積されて待ちかまえている。大切なのは生命力である。

☆我らの勝利の大道No.105 朗らかに進め 使命の青春
◇華陽姉妹の誓い
六月四日は、「世界池田華陽会の日」−−。
四年前(二〇〇九年)のこの日、私は妻と共に創価女子会館に伺い、女子部・婦人部の代表の友と記念協議会を行った。
「朗らかな幸福の太陽たれ」をはじめ、女子部の永遠の五指針も発表された。
人生は戦いである。
それは、突き詰めれば、自分自身との戦いであるといってよい。
自分に勝つか負けるか。それによって、幸・不幸は決まってしまう。ゆえに。どんなに厳しい試練や宿命が襲いかかってきても、決して負けてはいけない。
「何があっても負けない」という、断固たる自分自身を創り上げるために、正しき生命哲学がある。
常に勝って「これ以上の幸せはない」という人生を飾っていくために、青春時代の信心修行があるのだ。
わが女子部の友が、一人ももれなく、最も明るく、最も清らかな、妙法蓮華の当体として、自分らしく伸びやかに幸福勝利の劇を綴っていただきたい−−。
このことを家族のように語り合う日となった。
あの美事なる「華陽の誓い」の大合唱も、私の生命から離れることはない。
一年一年、華陽姉妹の「幸福の太陽」の連帯は光を増し、今年も世界中から明るく賑やかな記念の集いの報告が届いている。
日蓮大聖人は、『女人の御身として法華経の御命をつがせ給うは釈迦・多宝・十方の諸仏の御父母の御命をつがせ給うなり此の功徳をもてる人・一閻浮提に有るべしや』(P1250)と仰せになられた。
妙法を信受した女性は、あらゆる仏を生み出しゆく最極の大生命を受け継いでいるとの御断言である。
泥沼のような現実社会の真っ只中で、わが女子部は若き華陽の生命を光らせ、希望と勇気を放ってくれている。人の何倍も忙しく、苦労も多いに違いない。
けれども、だからこそ、一日一日、無量の「心の財」が積まれ、「一閻浮提第一」の大功徳に包まれていくのだ。

"歴史的改革の時機にこそ、女性の権利の尊重と、社会への参加が実現されるべきである"とは、女性教育の先駆者・津田梅子の信念であった。
生命を育み、一家を守り、社会を支え、世界を照らす−−。この女性の声を尊重し、女性の智慧を生かしていく所は、永遠に勝ち栄える。

2013年6月6日木曜日

2013.06.06 わが友に贈る

「竹の節を一つ破ぬれば
余の節亦破るる」
勇気の一点突破が
破竹の快進を生む。
青年よ先頭に立て!

聖愚問答抄上 P498
一遍此の首題を唱へ奉れば一切衆生の仏性が皆よばれて爰に集まる

◇希望の明日へ
家庭においても、ご主人と奥さんが、わが家はわが家らしく力を合わせていけば、それでよいと思う。ただひと言、申し上げるならば、夫は、やはり、力をもたねば、家族を守っていくことはできない。一方、先哲の言にも"夫は矢、妻は弓"とある。弓を射る場合、手元で一分(約三ミリ)の狂いは、的に届いたときには四丈八尺(約十四・五メートル)もの差になると聞いたことがある。変化の時代であるがゆえに、家庭にあっては聡明な奥さんのリードが大切であろう。
『主婦の友』 昭64・1月号

☆女性に贈ることば 六月六日
初代会長の牧口常三郎先生は三つの目的について語っている。「千メートル競走のついでに百メートルの競走はできるが、百メートル競走のついでに千メートル競走はできない。大目的が確立してこそ、中日的、小目的が明確になり、その方法も生まれる」と。
人生というマラソンレースで勝利者になることが大切なのである。

☆今日のことば 六月六日
困難というものは、自分がつくるものだ。それを乗り越えて行くのも、ほかならぬ自分だ。困難を避ける弱虫になにができる。

☆我らの勝利の大道 山本伸一No.105 朗らかに進め 使命の青春
ああわが使命
     果たさなん
 集いて来たれ
     生々の
 永遠の都に
     爛漫と爛漫と
 薫れ生命の 青春桜

昭和五十三年(一九七八年)の三月十六日−−。
大東京の第二の本陣・立川文化会館で、女子部歌「青春桜」が発表された。
それは、広宣流布という何よりも崇高な使命に生き抜く乙女たちの晴れやかな生命の讃歌である。
当時は、悪逆な坊主や背信者らが暗躍していた。しかし、わが"創価山"に集いたる女子部の友の心は、一点の曇りもなかった。
私は、その心に応えて、歌詞にもメロディーにも、何度も手を入れた。
完成した「青春桜」は、何ものにも壊されない師弟の絆の調べとなった。
私は確信していた。
−−この清く朗らかな歌声が続く限り、我らの前進は不滅だ、と。
発表から三十五年が経った今、この時の乙女たちは、変わらざる誓いのまま、地域と社会の最前線で福智輝く女性リーダーとなって指揮を執っている。
自らの「生命の青春桜」を若々しく咲き薫らせながら、後に続く女子部を、妹の如く、娘の如く、慈しみ、励ましてくれていることは、何とも嬉しい限りだ。
新宿区信濃町の創価女子会館には、この「青春桜」の歌碑が設置されている。
広布の誓いに舞いゆく心は、世界の華陽の乙女に脈々と流れ通っているのだ。

◎本日の御書の通解は、題目を一遍唱えたならば一切衆生の仏の生命が皆呼ばれてここに集まる! 素晴らしい!(^^)!

2013年6月5日水曜日

2013.06.05 わが友に贈る

副役職の友の
生き生きした活躍で
創価の勢いは倍加!
全員が尊き使命の人だ。
総合力で壁を破れ!

椎地四郎殿御書 P1448
『先日御物語の事について彼の人の方へ相尋ね候いし処仰せ候いしが如く少しもちがはず候いき、これにつけてもいよいよはげまして法華経の功徳を得給うべし、師曠が耳離婁が眼のやうに聞見させ給へ』

◇希望の明日へ
愛情には信頼がなくてはだめである。また信頼には愛情が伴わなくてはならない。この信頼と愛情の表裏がそろわなくてはいけない。たとえてみれば、夫と妻というのは、太陽と月みたいなものである。女性の知恵と包容力でちょっと支えてやれば、男性はいくらでも立ち直る。
『主婦の友』 昭64・1月号

☆女性に贈ることば 六月五日
心こそが大切である。
心の弱い人に、幸福はない。
心の汚れた人に、幸福はない。
心の強い人に、幸福は宿る。

☆今日のことば 六月五日
人間というものは、だれしも、楽をしたい。怠けたいという気持ちがあります。その気持ちに負けて、しなければならないことを、やらなかったり、途中で投げ出してしまったら、まわりの人は、だれも相手にしてくれなくなります。みんなから信用されず、さびしい思いをするのは、自分なのです。

◎サッカー日本代表、ホームでワールドカップ出場を!やったね!(^^)!

2013年6月4日火曜日

2013.06.04 わが友に贈る

広布に戦い抜く!
強き一念の前には
「逆境」はない。
一切の困難は
前進加速の原動力だ!

兵衛志殿御返事 P1108
『設い妻子等の中のたがわせ給うとも二人の御中不和なるべからず、恐れ候へども日蓮をたいとしとをもひあわせ給へ』

◇希望の明日へ
家庭は、夫婦という"他人同士"から始まっている。この単純な事実を忘れるところに、甘えすぎが生まれ、不満や摩擦に苦しむ原因をつくってしまうのではないか。言い換えれば、夫婦の絆は血縁以上に"人格的なつながり"である。だから人間として二人を結びつける強い何かが要るのである。その"何か"を探りあてる共同作業が、特にこれから若い家庭には必要と思う。
『主婦の友』 昭64・1月号

☆女性に贈ることば 六月四日
職場に一人の聡明な女性がいれば、どれほどか爽やかな歓喜の波が広がっていくことだろう。

☆今日のことば 六月四日
人間は、いつ、いかなる時も、常に人間らしくありたいものだ。あらゆる人が、絶えず人間らしく生きること----それが、すべての原点だ。

☆名誉会長と共に今日も広布へnO.022 臆するな! 真実を語れ
戸田先生は師子吼された。
「強く生き抜け! 学会は強気で行け! それが正義のためだ」と。
我らの人間主義の行進を、世界が期待し、絶讃している。すごいことである。
広布に生きる皆様は、いかなる権威の人よりも尊い。魂の王者なのである。
何があろうと、臆してはならない。相手が誰であれ、堂々と真実を語るのだ。そこから新たなドラマが始まる。

広布のリーダーは、一人一人が一騎当千の勇者であっていただきたい。
今こそ、壁を破る信心の力をつける時である。
心を奮い立たせる指導力、突破口を開く行動力、あらゆる人を生かす包容力を持って、尊き同志を励ましていくのだ。
協議やさまざまな集いも、大切である。皆が「元気が出た!」「よし、やろう!」と思えるように、声をかけ、讃え合っていくことだ。
体験を語る。信心の確信を語る。師弟の魂を語る。そこに勇気がほとばしるのだ。
何事であれ、師弟の道が分からなければ、人の道も分からない。そして、人の道こそが、勝利の道につながる。そこから、次の世代も育つ。

リーダーは、題目をあげ抜き、広布のため、同志のために全身全霊で戦うことだ。
御書に『教主釈尊をうごかし奉れば・ゆるがぬ草木やあるべき・さわがぬ水やあるべき』(P1187)と仰せの通り、御本尊への必死の祈りは、一切を動かしていく。
一人でも多くの友の心を、希望へ、幸福へ、平和へと揺り動かしてまいりたい。

2013年6月3日月曜日

2013.06.03 わが友に贈る

広宣流布の前進は
最前線の地区から!
一人一人の幸福と
わが地域の繁栄へ
心を合わせて進もう!

御義口伝巻下 P758
『日蓮が云く一切衆生の異の苦を受くるは悉く是れ日蓮一人の苦なるべし』

◇今週のことば
自分に勝つ人が
真の勇者なり。
決して負けるな!
常に勝って
最上の幸の人生を飾れ!
2013年06月03日

◇希望の明日へ
大いなる目的のために苦楽を共にしてきた夫妻。人生の万里の道を乗り越え、深く、美しく、強い絆で結ばれてきた夫妻。その歴史こそ、まさしく黄金の輝きを放っていく−−。ともあれ、ともに大目的のうえに立った夫妻の姿には、美しい光彩がある。使命に生きぬくその姿こそは、いわば永遠にわたって結ばれた、「魂の同志」とも呼ぶことができよう。
昭63・12・10

☆女性に贈ることば 六月三日
逆境に負けない、真の強い自己を築くカギは、貴くこと、徹することです。

☆今日のことば 六月三日
総じていえば学問も大事であるけれども、これだけは絶対だれにも負けないという特技をもつことが大事です。国語でも書道でも音楽でもよい。また親切ということでもよい。語学も極めて重要です。とにかく、他の人に負けないものを身につけなさい。

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第14回 みんなの舞台は「世界」!
6月6日は、初代会長・牧口常三郎先生のお誕生日です。
先生は偉大な教育者であり、それまで、だれも発表したことのない、新しい地理学の本を書かれた優れた学者でした。
その『人生地理学』という本で、牧口先生は、"たとえば、自分が身にまとっている服は、南アメリカ、もしくはオーストラリア産のヒツジの毛を原料にし、イギリスの鉄と石炭を使ってイギリス人がつくってくれたものである"と述べられています。
身の回りを見わたしただけでも、私たちの日々の生活は、外国と切っても切りはなせない関係がある。だから、牧口先生は、世界の人々への「感謝」を語られているのです。
みんなの中には、パンが好きな人がいるでしょう。その原料の小麦は、アメリカやカナダ、オーストラリアなど、海外から約9割が輸入されています。
車や飛行機を動かすエネルギーとなる石油は、ほとんどすべてが輸入され、サウジアラビア、アラブ首長国連邦などの中東の国々に、その多くをたよっています。
また、家を建てるのに必要な木材も約8割がカナダ、ロシアなどからのものです。
つまり、私たちの生活は、海外の国々によって支えられているのです。
世界の人々は、みんながつながって生きている。だから、世界は絶対に平和でなければならない−−と牧口先生は教えられました。そして、戦争へと暴走してしまった当時の日本の軍国主義と戦って、迫害され、獄死されたのです。
この師匠の心を受けついだ戸田先生は、叫ばれました。
「将来、だれもが、幸せをかみしめることができて、国境や民族のかべのない地球民族主義の平和な世界を築かなければならない」と。
その通りに、世界に友情と平和の心を広げてきたのが、私たち創価学会であり、SGIなのです。
SGIを発足した時、私は署名簿の国籍を書くところに「世界」と記入しました。それは、世界市民の一人として、人類の幸福のために永遠に行動し続ける、との誓いだったのです。
私は、その使命のバトンを、みなさんに託したいのです。
国によって、世界地図も変わります。
ヨーロッパの地図では、日本は右端の位置になります。南半球のオーストラリアでは、日本の地図と上下がさかさまになっている世界地図もあります。
どこも、それぞれに世界の中心なのです。そして、だれもが、世界中の人々とつながり、世界中の人々に支えられて生きています。
そのことに気づいて、まわりの人に感謝でき、みんなと仲良くし、みんなのために尽くしていける人が、世界市民なのです。
世界市民として生きぬいた創価の三代に続くみなさんもまた、偉大な世界市民となることは、まちがいありません。
さあ、地図を広げよう!
平和な未来をめざして、いっしよに心の大航海に出発しよう!

2013年6月2日日曜日

2013.06.02 わが友に贈る

信心とは
無限の成長だ。
わが心の壁を破れ!
強盛な祈りを根本に
今日も勇気の対話を!

曾谷入道殿許御書 P1026
『夫れ以れば重病を療治するには良薬を構索し逆謗を救助するには要法には如かず』

◇希望の明日へ
大目的に向かって、ともに戦い、手をたずさえて進みゆく戦友、同志−−仏法が示す夫婦のあり方の真髄の一つもそこにある。青年部のなかにも、結婚している人も多い。また、これから家庭をもつ人もいる。一度しかない人生である。充実した、すばらしい一生であり家庭であっていただきたい。そのためにも、私は新しい理想の夫婦像を若い人たちが実現してほしいと願う。目的観もない、感情のままに左右される結婚であり、夫婦であっては、結局、自分が不幸のかげりをおびてしまう。
昭63・12・10

☆女性に贈ることば 六月二日
本を読む楽しさを知らないということは、人生の巨大な損失です。いっぱいの宝物に囲まれながら・その価値を知らないでいる人のようだ。
読書の喜びを知れば、人生の深さと大きさは、一変する。

☆今日のことば 六月二日
青年期とは、将来の人間形成のため、悩みと戦っていく時代の異名である。

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第14回 みんなの舞台は「世界」!
きょうは、目の前に、地球儀を置き、世界地図を開いて、いっしょにながめるような気持ちで、語らいを進めましょう!
今年も、5・3「創価学会の日」をお祝いして、世界のあの地この地で、明るく、にぎやかに記念の集いが行われました。
赤道のまわりの一年じゅう暑い国でも、北極や南極に近く冬の寒さがきびしい国でも、私たちの同志は活躍しています。
草原の国、森の国、砂漠の国、高い山がそびえ立つ国、大きな川が流れる国……。
今や、わがSGIは、192力国・地域に広がりました。
私は、毎日、世界の友が元気に前進している様子を、うれしくうかがっています。
世界中、みなさんがどこに行っても、メンバーが家族のように温かく迎えてくれる時代に入っています。

私が小学5年生の時でした。
担任の檜山浩平先生が、教室にはってあった大きな世界地図の前で、クラスの一人一人に質問されました。
「みんなは世界のどこに行きたいかな?」
それぞれ地図の上の好きな場所を指さしました。私は、おとなりの中国の西のほう、広々としたアジア大陸の真ん中あたりをさしました。
"このあたりは砂ばくなんだろうな"と思っていると、檜山先生は、こう言われました。
「池田君、そこは『敦煌』といって、すばらしい宝物がいっぱいあるところだぞ」
それ以来、「敦煌」は、不思議な、あこがれの場所として、心にきざまれました。
やがて、私は「敦煌の守り人」と呼ばれた中国の画家・常書鴻先生とも、深い友情を結ぶことができました。
私か創立した東京富士美術館では、敦煌の色あざやかな壁画や貴重な宝物を紹介する大展示会を行うこともできました。
私が書いた創作童話『さばくの宝の城』も、この敦煌が舞台となっています。
すべて、小学生の時の気持ちが出発点となって、大きく花開きました。
みなさんも、地球儀や地図を見ながら、
「どんなところだろう?」 「いつか行つてみよう!」と、夢を広げてみてください。

本を読むことは、心の旅をすることです。
みなさんは、『ロビンソンークルーソー』という本を読んだことがありますか?
イギリスのデフォーという作家が300年ほど前に書いた冒険物語です。
−−イギリスに生まれたロビンソン青年が、海にあこがれ、船乗りになります。しかし、ブラジルから航海に出たところで、嵐にあい、たった一人、小さな無人島に打ち上げられてしまいました。わずかな食べ物と道具をたよりに、島での生活を始めるお話です。
私も、この本を読んでは世界地図を開き、いっしよに冒険の旅を続け、自分だったら、どうするだろうと思いをめぐらせたことを思い出します。
人生の師匠である、創価学会の第二代会長・戸田城聖先生も、この本を教材にして、私たち青年に、「どんな人生の荒波にも、たくましく立ち向かい、勇気と知恵をはっきして生きぬいていくんだよ」と教えてくださいました。
幼い時から病弱で、医者から「30歳まで生きられない」と言われた私でしたが、イギリスにもブラジルにも行って、すばらしい友情を結ぶことができました。
みなさんの舞台も、「世界」です。
世界地図は、21世紀の主役であるみなさんへの「招待状」です。
世界が、みなさんを呼んでいるのです。
本を読むなかでも、時に地図を開き、世界で活躍するその日を思いえがきながら、心広々と力をつけていってください。

2013年6月1日土曜日

2013.06.01 わが友に贈る

6月がスタート!
小さな勝利の積み重ねが
歓喜の大勝利を開く。
「いよいよ」の決意で
悔いなき日々を!

立正安国論 P17
『世皆正に背き人悉く悪に帰す、故に善神は国を捨てて相去り聖人は所を辞して還りたまわず、是れを以て魔来り鬼来り災起り難起る言わずんばある可からず恐れずんばある可からず』

◇希望の明日へ
人は、たとえ社会的地位が高くても、幸福とはかぎらない。財産をもち、土地や宝石があったとしても、本当に幸せかどうかはわからない。また、広布の庭にあって、役職が高くとも、必ずしも幸福と直結しない場合もある。何が、真実の幸福となるか。私はまず何よりも、夫婦の麗しい"絆"こそ肝要であると思っている。夫は、妻を心から大切にする。また妻は、夫を尊敬し、信頼し、深く愛していく。こうした目に見えない心と心の絆こそ、地位や役職、富や名声を超克した、大勝利の人生と家庭を築く源泉となる。
昭62・12・4

☆女性に贈ることば 六月一日
若さに生き、若さを知り、若さを発揮した人は、人生の究極の道を、天使の如く誇り高く歩み、綴っていく至福の人だ。

☆今日のことば 六月一日
土中に深く根を下ろした土台がなければ、天をも衝く大建設は完成しないように、絢爛豪華な大文化の花も咲かせることはできないのだ。政治や文化のすべての分野で繁栄し、数多くの人材を輩出していくためにも、いまこそ土壌に根を、より大きく、強く、伸ばし張り巡らせなければならない。

☆大白蓮華巻頭言 6月号 創価の母と幸福勝利の大道を!
人生の最高の楽しみとは何か? それは、「苦難に打ち勝つことです」−−こう答えたのは、目と耳と口の三重の障がいにも負けず、社会への信念の貢献を貫き通したヘレン・ケラーである。彼女は、「忍耐と根気が最後には勝つ」とも語っていた。
いかなる逆境にも「負けない!」と決めた女性の笑顔ほど、尊く、気高いものはあるまい。
法華経では「女人成仏」の法理が明かされている。すなわち、女性の生命の尊厳が晴れ晴れと宣言され、諸経で閉ざされてきた幸福勝利の門が開かれた。
日蓮大聖人は、南条時光の母に仰せである。
『法華経と申すは手に取れば其の手やがて仏に成り・口に唱ふれば其の口即仏なり』(P1580)
苦しい時も、つらい時も、題目を唱え抜いていくならば、ありのままの我が身を妙法蓮華経の当体と輝かせて、一切を絶対に変毒為薬していけるのだ。
時光のお母さんも、夫を失い、最愛の末の子にも先立たれた深い悲しみから立ち上がり、ついに一家と巻属の歓喜の春を勝ち開いていった。
大聖人は、この母に続いて妙法流布に尽くした娘(重須殿女房)にも、『蓮はきよきもの泥よりいでたり』(P1492)等と御手紙を送られている。
「如蓮華在水」−−泥水の中から清浄無比なる大輪を咲かせる蓮華のように、御本仏の御心のままに現実社会の真つ只中で、幸と平和の花華を広げゆくスクラムこそ、わが世界一の創価の婦人部なのだ。

あな嬉し
 広布に走る
  わが母の
 勇み勝ちゆく
  太陽まぶしく

私の第三代会長の就任と呼応して、勇んで奮起してくれた、忘れ得ぬ埼玉の支部婦人部長がいる。
自らも悩みをいっぱい抱えながら、それでも自分より悩み、苦しむ人のためにと、歩きに歩かれた。
私は、その健気な心を察しつつ、エールを送った。
「信心で立ち、信心で戦い、信心で勝とう!
信心の"金の草鞋(わらじ)"を履いて行動し、苦労したことは、必ず無量無辺の功徳となって広がります」と。
その通りに、この母は、大病も三度の家業の倒産も、信心で乗り越え、所願満足の勝利を飾られた。
母は微笑み、語っていた。「どんな時も、私たちは太陽のように燃えて、三障四魔を蹴散らし、不幸と邪悪の闇を打ち晴らしてみせます!」
いずこの地でも、創価の母たちが懸命に奔走する一歩また一歩は、永遠に消えない福徳の足跡となり、常楽我浄の金の道を示してくれているではないか。
師匠・戸田城聖先生は、母たちを励まされた。
「広宣流布に尽くす人を、御本尊が絶対に放っておくものか! その人の願う通りの方向に、必ず変わっていくんだよ。信心は『勇気』の二字である。我々は、常に勇敢に勝利へ出発するのだ」
創価の婦人部が結成されて六十二星霜。白ゆりの香りも高き母たちは、今日も「立正安国」の対話を弾ませ、諸天善神を従えながら、朗らかに進む。
さあ、この誉れの母たちと共に、希望に胸張り、幸福勝利の大道を前進しようではないか!

◎きょうから希望の明日へは「夫婦」です。しっかり受け止めて(?)いきましょう!(^^)!」