2011年2月21日月曜日

2011.02.21 わが友に贈る

試練の時こそ
成長のチャンス!
信心の「根」を張り
負けじ魂で進め。
必ず勝利の花が咲く!

四条金吾殿御消息 P1114
法師品に云く「則遣変化人為之作衛護」疑あるべからず、安楽行品に云く「刀杖不加」普門品に云く「刀尋段段壊」此等の経文よも虚事にては候はじ

◇今週のことば
勝つと決めた人が
必ず勝つ!
絶対勝利の信心だ。
断固と勝ち抜き
人生を飾りゆけ!
2011年02月21日

◇希望の明日へ
題目の力は無限である。妙法は宇宙の根本の法であり、題目は生命の根源のリズムである。広布をめざし、題目を朗々と唱えゆくところ、生命の威光勢力は無量に高まり、無辺に広がっていく。他の喜びは浅く、また、たちまちのうちに消え去る。妙法を唱え、わが身に仏の生命を涌現していくとき、生命の奥底からの歓喜に五体は躍動する。これこそ、崩れざる真実の幸福感である。

☆戸田城聖第2代会長生誕111周年記念国際会議へのメッセージ
◇アフリカからアジアヘ探求の旅

では、国連を中心とした人類共闘の挑戦を、各国が"単なる一つの選択肢"ではなく、"死活的な至上命題"として受け止めて、グローバル・ビジョンに基づく行動へ、ともに踏み出す流れをつくるには、何か必要となるのか。
思うに、それは次の3つの精神的な土壌──「他者への共感」と「変革への希望」と「誓いの共有」がポイントとなるのではないでしょうか。
第1の「他者への共感」については、さまざま論点がありますが、ここでは、過去における国際交流の教訓をくみ取ることを挙げたいと思います。
今から700年ほど前、アフリカからアジアにまたがる広大な地域を訪れ、各地の知識人と交流し、世界を見つめる眼を磨いた人物がいました。ここモロッコの出身で希代の大旅行家と讃えられるイブン・バットゥータであります。
その著『大旅行記』をひもとくと、イスラムに脈打つ「知識の探求(タラブ・アル=イルム)」の精神に基づき、遠くインドや中国にまで足を運んだ彼が、異なる文化的背景を持つ人々との交流や対話を通して、他者の心を知り、その存在の重みを深く胸に刻んでいった様子が伝わってきます。
当時、その交流のダイナミズムを享受したのは何も彼一人に限らず、相互理解を深め合う気風は各地に根づいていたものでした。
翻って、1日か2日あれば航空機でほとんどの国に訪れることができる現代にあって、その気風はどれだけ息づいているといえるでしょうか。私は、こうした気風を活発化させることこそ、人類が共通のビジョンを抱くための前提であると思うのです。
第2の「変革への希望」については、私が尊敬してやまない人権運動の闘士、マーチン・ルーサー・キング博士の言葉に言及したいと思います。
キング博士が取り組んだ公民権運動は苦難の連続でした。しかし、参加した人々の心には"自分たちの行動が、新しい社会を創造することにつながっている"との確信が脈打っていた。それが時代変革の渦を起こす源泉となりました。
私たちは、「道徳的目標のないところでは、人間の作り出したものばかりが膨張してゆき、それにつれて人間自身は縮小してゆく」との博士の警告に今一度耳を傾け、グローバル化の激流に自らの運命を委ねるのではなく、皆が団結して"希望の未来"という岸へと渡る挑戦に取り組まなくてはなりません。