人材の城は盤石なり。
今こそ打って出よ!
正義のスクラム固く
勇気で壁を破れ!
阿仏房御書 P1304
『多宝如来の宝塔を供養し給うかとおもへばさにては候はず我が身を供養し給う我が身又三身即一の本覚の如来なり、かく信じ給いて南無妙法蓮華経と唱え給へ、ここさながら宝塔の住処なり』
◇希望の明日へ
勤行は妙法という宇宙の根源のリズムに合致しゆく厳粛な儀式である。経を読諭し、妙法を唱えることは、御本尊を最高に讃嘆することでもある。それは即、御本尊を持ったわが身の仏界を讃嘆することでもある。また御本尊をたたえる、その声の響きに応じて、全宇宙の諸天善神が働き、一次元からいえば各人の生命を守り、また清浄にしてくれる。そのための荘厳な場が勤行である。また勤行・唱題によって、御本尊とわが身が感応し、妙法の自在の力用をわが身に発揮することができる。また永遠に崩れざる絶対的幸相場涯の軌道に入っていけるのである。
▽他人ではなく理想と比較せよ−文豪トルストイ。今に見よ!青年は勇んで苦難の道を
☆香港・マカオSGI代表者会議へのメッセージ
◇仏法西還50周年 輝く青年の連帯で世界広布の新たな夜明けを!
心から信頼する、大好きな大好きな香港、マカオの同志の皆様方!
「仏法西還」50周年を祝賀する歴史的な「香港・マカオSGI代表者会議」の開催、誠におめでとうございます。
たとえ離れていても、私の心は、いつも皆様方と一緒であります。
あまりにも宿縁深きあの友、この友の懐かしき明るい笑顔。そして、成長しゆく後継の若人たちの躍動する英姿を思い浮かべながら、毎日、私は妻と共に、皆様方の前途が洋々と広がり、限りなく輝きわたることを、さらにまた、愛する香港、マカオの地域社会が永遠に繁栄されゆくことを、真剣にご祈念しております。
◇地涌の友が躍動
「アジアの民に 日をぞ送らん」とは、恩師・戸田城聖先生の大誓願でした。ご自身の苦境にあっても、常に仏法西還のロマンを語り、戦乱に苦しむアジアの民衆に心を痛めておられる恩師であったのであります。
1961年(昭和36年)1月、この戸田先生の心を我が心として香港に降り立った私は、行く先々で、移動の車中で、どこにあっても大地に題目をしみ込ませる思いで唱題し、地涌の菩薩が躍り出ることを願いました。
『末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女はきらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり』(P1360)との仰せに寸分違わず、皆様方は妙法流布に立ち上がってくださいました。
皆様方こそ、私にとって、久遠元初からの固い絆で結ばれた、かけがえのない地涌の兄弟姉妹だと思っております。
日蓮大聖人は、早くから門下となり、不退の信仰を貫かれた弟子を讃えられ、「たとえ、これよりのちに信ずる男女があっても、あなたがたに替えて思うことはできません」(P1088、通解)と仰せであります。
いずこにもまして試練の多き道を切り開き、妙法の種を蒔いてこられた皆様が、どれほど尊いか。私は、その偉大な功労を決して忘れません。皆様方の尊貴なる絶対勝利の人生と異体同心の団結を、世界広宣流布の模範の中の模範として、私は万年までも宣揚していきたいのであります。
初代会長・牧口常三郎先生は、若き日の大著『人生地理学』の中で、「現今世界に於て重要なる島嶼」として、ハワイやシンガポールなどとともに、香港の名を真っ先に挙げておられました。
21世紀の「世界の平和」と「人類の幸福」の視点からも、香港、マカオはいやまして要衝の地であるといってよいでありましょう。
香港、マカオは、東西文明を結ぶ「平和友好の港」であり、世界市民の航路を開く「希望幸福の港」だからであります。
アジア、そして世界の広宣流布の原点の天地で舞いゆかれる、皆様方の使命と栄光と福運は、計り知れません。
皆様方は、私の、そして世界の友の期待に見事に応えてくれました。SGIの平和・文化・教育運動の先駆を切ってくれました。
「明朗第一」「団結第一」「信心第一」の模範の和合を示してくれました。
海外初の香港創価幼稚園も、今や香港随一、世界の鑑の「幼児教育の城」として光っております。
そして、このたびは「飛躍」をテーマにした大文化祭の大成功、本当におめでとう!
青年たちが決然と勇み立ち、弘教に挑戦し、青春の舞台で練磨し合い、目を見張るような成長をしたドラマは、つぶさにうかがっております。これほどうれしい、胸弾む人材の躍進はありません。