2010年11月29日月曜日

2010.11.28 わが友に贈る

君は希望博士!
私は幸福王者!
学び合う人生に
行き詰まりはない。
共に勝利の大道を!

四条金吾殿御返事 P1165
夫れ仏法と申すは勝負をさきとし、王法と申すは賞罰を本とせり

◇希望の明日へ
うんと苦労し、迫害に耐えぬいてこそ、初めて本物の"金"であることが証明される。迫害と苦闘がないのは、また、それらに敗れるのは、金ではなく"石"である。叩かれ、裏切られ、デマばかり流され、ありとあらゆる圧迫を受ける。この波瀾万丈の人生の中で、本当に偉大な人材は鍛え出されてくる。

☆随筆 我らの勝利の大道 栄光の創立80周年 万歳!
◆一人立つ師子たれ
創立の
 この日は
  初代の殉教の
 不思議な定めの
  仏智なるかな

一九三〇年(昭和五年)の十一月十八日のことであった。
この日、先師・牧口常三郎先生と恩師・戸田城聖先生の師弟の手で、教育革命の宣言書ともいうべき『創価教育学体系』第一巻が発刊された。その奥付に初めて「創価教育学会」の名前が刻印された。
師弟の魂の結合による言論戦から、「創価」は乱世に産声をあげたのである。
牧口先生が獄中で殉教されたのは、一九四四年(昭和十九年)晩秋、不思議にも「創立の日」と同じ十一月十八日の早朝であった。
共に牢獄にあった戸田先生は、悲憤と慟哭のなかで巌窟王の如く一人立ち上がった。師の殉教と時を同じくして、「われ地涌の菩薩なり!」と、法華経の極理を覚知し、広宣流布を誓われたのである。
生死は不二である。先師は、愛弟子の開悟を見守りつつ、久遠の使命を託されて霊山に旅立たれたのだ。
戸田先生は語られた。
「牧口先生とは影の形に添う如く、生死を共にするために生まれてきた」
戸田先生は苦労や責任はすべて自身で背負い、ただ勝利の栄冠を、師に捧げゆくのだと決めておられた。
私もまた、青春のすべてを恩師・戸田先生に捧げた。先生のためなら、いつこの身が果てても本望なりと、師子となって戦い続けた。
師の構想を実現する弟子がいる。これが"師弟常勝学会"に脈打つ魂である。
たった一人でも良い。それぞれの時代に、まことの弟子が、厳然と勝利の証を打ち立てていくのだ。
仏教研究の大家である米国のクラーク・ストランド博士は語っておられた。
「師匠への深い感謝の念は、自分も成長し、良き先輩として後輩の育成にあたろうという思いに変わる。そうやって信心が継承されていく」と。
私は、わが後継の皆様方に、未来の一切を託す。
法のため、学会のため、愛する同志のため、尊き父母のため、自身のために、勝っていただきたい。
勝利とは「勝ち続ける」ことである。「価値創造」と「人間革命」の大仏法の旗を翻しながら、我らは永遠に勝ち栄えゆくのだ。