1年間ありがとう!
宝城を荘厳しゆく
気高く美しき心に
妙法の福徳は燦然!
妙密上人御消息 P1237
『人に食を施すに三の功徳あり・一には命をつぎ・二には色をまし・三には力を授く』
◇希望の明日へ
学会の役職等は、ある意味で仮の姿である。その人の偉さと幸福を決めるのは、当人の生命の「力」であり、広宣流布への「信心」である。何の栄誉も、脚光も求めず、黙々と"わが広布の砦"を守って生きぬいてきた人々が全国、全世界に、たくさんいらっしゃる。有名でもない、大幹部でもない、華々しい活躍の姿もないかもしれない。ただ法のため、友のため、地域のたれに、光の当たらぬ場所で、くる日もくる日も、心をくだき、足を運び、"砦"の守り手として生きてきた。愚直なまでの私心なき信心の姿である。そういう人々の力で、今日の世界的な学会がある。大聖人の正法の興隆がある。このことを、だれ人も永遠に忘れてはならない。
☆御書と師弟 妙法の陰徳陽報
『此れ程の不思議は候はず此れ偏に陰徳あれば陽報ありとは此れなり』(P1180)──これほど不思議なことはない。まったく陰徳あれば陽報ありとは、このことである──
中国の古典『淮南子』に出てくる言葉です。
「陰徳」とは、人の知らないところで積んだ徳をいいます。
「陽報」は、目に見える具体的な結果を表しています。
私たちにとって「陰徳」とは、人が見ていようがいまいが、勇気ある信心を貫き、真剣に誠実に智慧と力の限りを尽くしていくことです。「陽報」は、自ずとついてくるのです。
いつ現れるか。それは、わからない。けれども絶対に、陰徳は陽報となって現れる。これが、「冬は必ず春となる」という仏法の法理です。