薫風を広げる
誠実の振る舞い!
わが随喜の道を
快活に勝ち進め
兄弟抄 P1088
『女人となる事は物に随つて物を随える身なり夫たのしくば妻もさかふべし夫盗人ならば妻も盗人なるべし』
◇希望の明日へ
"境涯を開く"ことである。人間、いつも自分のことだけを考えていると、しだいに"小さな心""小さな自我"に固まってしまう。法のため、人のため、社会のためという、開かれた大きな目的に向かって働けば、「一心の妙用」によって、"大きな心""大きな自我"が築かれていく。"大きな心"は即"大きな幸福"を味わえる心である。
▽自分に打ち勝つ事が最大の勝利−哲人プラトン。悔いを残すな。全員が勝者たれ!
☆随筆人間世紀の光 広宣流布の言論戦
試練に胸を張り、大金星を輝かせゆく青年が躍り出ている。創価の前途は無限に明るい。
相手が誰であれ、闊達に勇敢に、わが信念を語り切る。これが青年の特権だ。
「三十にして立つ」──『論語』の人間学である。
思えば、初代会長・牧口先生が、若き独創の思想を天下に問うべく、あの名著『人生地理学』を発刊された時、32歳であった。
第2代会長・戸田先生が、牧口先生を支え抜き、師と共に創価教育学会を創立されたのも、30歳の年である。
第3代の私が、恩師の遺命を受け継いで、世界広宣流布への指揮を執り始めたのも、32歳であった。
30代の生命には、満々たる闘魂がある。力がある。雄々しき開拓がある。
30代にして「立正安国論」を師子吼された蓮祖の大境涯を拝し、仏の力を出して、青年部よ、乱世に正義の言論戦を展開せよ! 自分の新しき歴史を作れ! 永遠に勝ち誇りゆく第一歩を、今、痛快に踏み出すのだ!
真実は、声を大にして叫ばなければ、悪意の扇動や意図的な喧伝に掻き消されてしまう。
だから黙ってはならぬ。
末法は「闘諍堅固」である。嫉妬の讒言など、言論の暴力が渦巻く時代だ。ゆえに日蓮大聖人は、デマや虚言を打ち返せ、打ち破れと厳しく教えられた。
それどころか、邪論や暴論が騒ぎ立てられる時こそ、「破邪顕正」の原理で、かえって正義と真実を宣揚するチャンスなのだ。
「法華折伏・破権門理」の大精神に立って、明確に正義を宣揚し、邪悪を白日の下に晒す──この透徹した言論こそ、聖教新聞の使命である。