相手を奮起させる
勇気の直言が
歴史を変える
「声」は力なり!
治病大小権実違目 P997
『法華宗の心は一念三千・性悪性善・妙覚の位に猶備われり元品の法性は梵天・帝釈等と顕われ元品の無明は第六天の魔王と顕われたり』
◇希望の明日へ
信心の境涯を開くのは、"一歩"また"一歩"の努力である。止まってはならない。行き詰まったら題目をあげ、行動して開いていく。その、たゆまぬ繰り返しによって、初めて宇宙大の境涯へと一歩一歩近づいていくことができる。
☆随筆 人間世紀の光 No.197 「師弟共戦」の8月
広布史に「札幌・夏の陣」と謳われる夏季闘争が繰り広げられたのは、昭和30年の8月であった。
私が指揮する札幌班は、10日間で388世帯の弘教を成し遂げた。班としては、前人未到の「日本一」の拡大となった。
真剣だった。一分一秒が惜しかった。スクーターの後ろに乗っての移動中も、"札幌の同志に勝利を!"と題目を唱え続けた。
短期決戦は、一日たりとも空費できない。一日一日が珠玉の時間である。一日一日が渾身の勝負だ。
その一日の勝利は、"朝の勝利"から始まる。
私は札幌の地で、同志と共に、毎朝、真剣に祈り、御書を拝しながら闘争をスタートした。
『師弟相違せばなに事も成べからず』(P900)──「師弟共戦」に勝るものはない。
師弟共戦は、いかなる苦境をも勝ち越え、障魔をも打ち砕く。人智では計り知れない力を、信仰者の生命に呼び覚ますのだ。
苦難の時に、法のため、人のため、世のため、勇敢に戦い抜いた栄光と福徳は無量であり、永遠である。