喜々として挑め!
わが壁を打ち破れば
人生も社会も
劇的に変わる!
妙法尼御前御返事 P1404
『日蓮幼少の時より仏法を学び候しが念願すらく人の寿命は無常なり、出る気は入る気を待つ事なし・風の前の露尚譬えにあらず、かしこきもはかなきも老いたるも若きも定め無き習いなり、されば先臨終の事を習うて後に他事を習うべし』
◇希望の明日へ
木も、小さいうちは、少しの風にも揺れる。大木になれば、どんな嵐にも揺るがない。人間も、生命力が弱ければ、少しの悩みの風にも紛動されてしまう。婆婆世界である以上、風を止めることはできない。自分が強くなる以外にない。自分が大木になれば、どんな大風も平気である。むしろ楽しんでいける。そういう人生、生命へと、人間革命していくための信仰である。
同じ境遇でも、幸福を満喫する人がいる。また耐えがたい不幸を感じる人もいる。同じ国土にいても、すばらしき天地としてわが地域をこよなく愛する人もいれば、現在の住処を嫌い、他土ばかりに目を向ける人もいる。仏法は、自身の境界世界を高めながら、確かなる幸福と社会の繁栄を築いていくための"法"である。さらに国土自体をも、「常寂光土」へと転換していける「事の一念三千」 の"大法"なのである。
☆随筆 人間世紀の光 No.196 「師弟共戦」の8月
英雄ナポレオンの光と影には、さまざまな評価がある。それはそれとして、そのリーダーシップからは、時代を超えて学ぶべき、勝利の「将軍学」があろう。
「カスティリオーネの戦い」の攻撃のポイントは大きく二つ
一つは、攻められる前にスピーディーに攻撃を加える「先手必勝の猛攻撃」。
そして二つ目は、全軍が一枚岩となって、最後まで戦い抜く「固い団結」だ。
要は、いざという時、味方がすぐに一つにまとまることである。機先を制し、先手、また先手で、押し続けるのだ。
いかなる戦いも「遅滞」「散漫」「後手」では、流れはできない。何よりも、そうした戦いの起点に、逡巡の気持ちがあれば、力を出し切れないものだ。