◇今週のことば
行学の金秋、到来す。
動けば命が躍動する。
学べば境涯が深まる。
語れば功徳が広がる。
青年を先頭に一歩前進!
2022年9月26日
王舎城事 P1138
『御勘気を二度までかほりすでに頚となりしかどもついにをそれずして候へば、今は日本国の人人も道理かと申すへんもあるやらん』
【通解】
(日蓮は)流罪を二度までもこうむり、すでに頸の座にもついたけれども、ついに恐れず信仰を貫き通したので、今では日本国の人々も「日蓮の言うことが道理かもしれない」という人もあることであろう。
名字の言 思考を固定化しない棋士・藤井聡太五冠 2022年9月26日
昨今、将棋界では「藤井曲線」という言葉が使われる。棋士の藤井聡太五冠の対局ではAI(人工知能)が示す形勢判断のグラフが、中盤以降、藤井五冠の方へ徐々に優位を拡大する曲線を描くことが多い。このことから生まれた言葉だ▼どの手が悪かったのかが分からない——藤井五冠に敗れた多くの棋士が対局後、そう口にする。藤井五冠の特徴の一つは、序盤からの「読みの深さ」だ。それが小さい差を生み、終盤には大差になっている、ともいわれる▼将棋には「定跡」がある。昔からの研究で、最善とされる手だ。ところが、藤井五冠は定跡から外れた手を指し、それが優勢の因になることがある。思考を固定化せず、それまでの前例を見直す姿勢が、読みの深さにつながっている▼前例にとらわれず、何が最善手かを考える——将棋の世界の話は、人生や社会にも応用できよう。思えば、コロナ禍以降、世界は新たな局面を迎えた。日々の生活でも、それまでの"当たり前"がそうではなくなった。物事の前提を疑い、柔軟に考え、行動を変える必要性を、誰もが実感したに違いない▼時代の挑戦に対して、一人一人ができることに全力を注ごう。人間の底力は活路を開き、豊かな未来を築くと信じる。
寸鉄 2022年9月26日
信心で宿業を破らねば同じ事で苦しむ—戸田先生 人間革命の劇を勇敢に!
「毀らん人にはいよいよ申し聞かすべし」御聖訓。堂々と希望と正義の対話(新1632・全1123)
忍耐と根気が最後に勝つ—運動家ヘレン・ケラー。地道に一歩ずつ。その努力は人生の宝
核兵器の全面的廃絶のための国際デー。"絶対悪"との恩師の遺訓を世界へ
読書の機会が多い子ほど新しい事に興味を持つ—調査。親子で楽しく挑戦
☆四季の励まし 「生涯求道」の健康人生を 2022年9月18日
◇池田先生の言葉
わが"多宝の友"が
広布に走り抜いた
誉れの歴史は、
自身の生命に
黄金の日記として
厳然と刻まれる。
自らの命を使って
「人間革命」の実証を
示してきた栄光の福徳は、
絶対に消えないのだ。
年をとっても、
心まで
老け込んではならない。
妙法という生命の大法を
持った我々は、
生き生きと
若返っていくのである。
張り切って進むのである。
日蓮大聖人の御生涯は、
最後の最後まで、
広宣流布の大闘争に
貫かれていた。
信心に「引退」はない。
心は退いてはならない。
自他共の
一生成仏のためには、
どこまでも信心一筋に、
学会と共に
生き抜くことである。
「生涯求道」「生涯挑戦」
「生涯闘争」である。
ゆえに、「今一日」
「あと一日」における
信心が大事だ。
純一無二の信心で、
自身の広布と人生の
総仕上げをしていくのだ。
疲れをためないよう、
上手に休息をとりながら、
聡明に、健康第一で
進んでいきたい。
題目を朗々とあげ、
生命力を満々とたたえて、
価値ある一日一日を
勝ち取っていくことだ。
何歳になっても、
新しい何かに
挑戦する人は、
若々しく生きていける。
それが真の人生である。
いわんや私どもは、
不老長寿の最高の法である
南無妙法蓮華経を
持っている。
妙法と共に、
いよいよ若々しく、
広宣流布と
人生の最高峰へ、
お互いに、楽しく、
粘り強く挑み続けて、
勝っていこう!
【写真説明】鮮やかなコスモスが、競い合うように咲いていた。花びらが桜に似ていることから和名は「秋桜」。高原に一足早い秋を告げる。2006年(平成18年)8月、長野を訪れた池田大作先生がカメラに収めた。
古代中国では、人生を四季にたとえた。幼少期の「玄冬」から「青春」「朱夏」と進み、高齢期の「白秋」は、人生の実りを楽しむ時期とされる。
学会には、"生涯求道"の心で苦難の坂を越えてきた、尊き多宝会、宝寿会、錦宝会の方々がいる。皆さまの功労ありて、世界広布の基盤は築かれた。
あすは「敬老の日」。信心の大先輩への敬意と感謝を伝えたい。
☆初の墓地公園誕生45周年 「生死不二の生命の宮殿」がここに
◇基本理念 1、恒久性 2、平等性 3、明るさ
長年、広布のために戦ってこられた方々のために、安穏な成仏を象徴する場を——この池田先生の願いから誕生した創価学会の墓地公園。背景には昭和30年代初頭から起きた"墓地問題"があった。
当時、学会員の多くは、他宗派が管理する墓地を使用していた。ところが、創価学会への"改宗"を理由に、墓地使用を拒否される事態が相次いだ。墓を盾に取った暴挙であった。こうした状況や学会世帯の増加に伴い、墓園建設を望む声は日増しに大きくなっていった。
そして、墓園建設のために学会本部に墓苑公益事業部門が発足。池田先生の構想を骨子として、墓園の三つの基本理念が定められた。
第一に、時代の移り変わりに左右されない「恒久性」。第二に、仏法の生命観に根差した「平等性」。第三に、墓参者に潤いを与える親しみやすい「明るさ」である。
墓園・納骨堂は、この基本理念に基づき、各方面の特色を生かしながら発展を続け、現在では全国20カ所に広がっている。
大自然の中に美しく整備された園内、大小の差がなく整然と並ぶ墓石——学会の墓園を訪れた識者も賛辞を寄せる。
「経済力や社会的地位とは関係なく、墓石は同じものに統一されています。創価学会の価値観と人間観そのものです」
◇全国の墓園・納骨堂一覧
�北海道・戸田墓園
第2代会長・戸田城聖先生の名を冠した「戸田記念墓地公園」は1977年(昭和52年)10月2日、創価学会初の墓園として、戸田先生の故郷・北海道の石狩市厚田区に開園。来月、45周年を迎える。
恩師の亡き後、第3代会長に就任した池田先生は60年(同35年)8月27日、厚田を訪問。その折の真情をこうつづった。
「厚田村から、戸田先生という若鷲が、人類救済のために羽ばたいていった。そして広宣流布の礎を築かれた。その先生を、後世永遠に顕彰していくためにも、いつかこの地に、先生の精神をとどめる、『記念の城』を築かねばならない。それが弟子としての私の使命であり、責任である」(小説『新・人間革命』第26巻「厚田」の章)
その後、池田先生の構想は同園の完成をもって結実。開園式で先生は語った。
「戸田前会長の故郷である厚田の大地を、私を含めて全学会員の心の故郷ともし、広布の"生死不二の永遠の都"としていくよう提案したい」
この師弟の魂魄がとどめられた戸田墓園には、戸田先生の立像や記念碑等が設置。
来園者や地域住民に親しまれ、生死不二の福徳と栄光の理想郷として、北海の天地に燦然と輝いている。
�岩手・みちのく墓園
今月、開園20周年を迎えた、みちのく池田記念墓地公園(岩手・奥州市)。園内の高台にある時計塔からは、奥州市と奥羽の山々を望むことができる
�宮城・東北墓園
雄大な蔵王連峰に抱かれた東北池田記念墓地公園(宮城・白石市)。これまで池田先生が2度訪問。園内には「母の池」など美しい景観が広がる
�茨城・ひたち墓園
鮮やかに色づいた紅葉が美しい、ひたち平和記念墓地公園(茨城・城里町)。首都圏を中心に多くの人が訪れ、これまでの来園者は500万人を超える
�群馬・はるな墓園
池田先生が何度も訪れた、はるな池田記念墓地公園(群馬・渋川市)。榛名山麓に広がり、赤城山や日光連山などを一望できる。今月、開園35周年を迎えた
�静岡・富士桜墓園
静岡・富士宮市の富士桜自然墓地公園は、秀麗な富士の裾野に広がる。池田先生が10度にわたり訪問。春には約8000本の桜が咲き、園内を鮮やかに彩る
�新潟・牧口墓園
牧口記念墓地公園は2019年、初代・牧口先生の生誕の地である新潟・柏崎市に開園。広大な丘陵地に立つ同園からは「刈羽三山」の雄姿を望める
�三重・中部墓園
伊勢湾を望む景勝地にある中部池田記念墓地公園(三重・津市)。池田先生は同園を3度訪問。本年8月には管理センター等を一部増築し、リニューアルした
�滋賀・びわこ墓園
2016年に滋賀・大津市に開園した、びわこ池田記念墓地公園。園内に造られた「近江庭園」では、四季折々の花々が来園者を楽しませてくれる
�兵庫・関西墓園
常勝の天地に立つ関西池田記念墓地公園(兵庫・丹波市)。池田先生は2度訪れ、開園に尽力した地元の友らを激励。自然に彩られた同園をたたえた
�広島・中国墓園
中国平和記念墓地公園にある「世界平和祈願之碑」。爆心地の真北に立ち、世界中の被ばく者の追悼と恒久平和を誓う意義が込められている(広島・北広島町)
�島根・山光墓園
島根・松江市の山光平和記念墓地公園。学会の墓園として初めてカリヨン(音階別の鐘で音楽を奏でるもの)の時計塔が設置され、明るい音色で時を告げる
�香川・四国墓園
本年6月に開園20周年を迎えた四国池田記念墓地公園(香川・三木町)。秋には真っ赤に染まったタイワンフウをはじめ、色とりどりの木々が来園者を迎える
�大分・九州墓園
九重連山の景色を望む九州池田記念墓地公園(大分・日田市)。園内には、九州の先駆の伝統を築いた同志を顕彰する「世界広布先駆之碑」が立つ
�沖縄墓園
"日本一早咲きの桜"で有名な八重岳に広がる沖縄平和記念墓地公園(沖縄・本部町)。1999年2月、池田先生は満開の桜並木を通り、同園を初訪問した
�青森・十和田納骨堂
東北十和田多宝納骨堂(青森・十和田市)は東北研修道場の敷地内に立つ。同道場には池田先生の筆による「滝の詩」の歌碑が。近くに奥入瀬渓流が流れる
�石川・北陸納骨堂
能登半島国定公園に隣接する景勝地に立つ北陸常楽納骨堂(石川・七尾市の北陸研修道場内)。立山連峰を望み、能登島などが浮かぶ七尾湾を一望できる
�滋賀・関西納骨堂
滋賀研修道場内に設置されている関西常楽納骨堂(滋賀・米原市)。目の前には日本一の大きさを誇る琵琶湖が広がる
�和歌山・関西白浜納骨堂
眼前に太平洋の大海原が広がる関西白浜平和納骨堂(和歌山・白浜町の関西研修道場内)。昨年11月には、礼拝室や永久収蔵納骨室などが増設された
�福岡・九州納骨堂
九州多宝納骨堂(福岡・糸島市)は福岡研修道場の敷地内に立つ。"筑紫富士"と呼ばれる可也山の中腹に位置し、糸島平野や博多湾を望むことができる