2022年9月5日月曜日

2022.09.05 わが友に贈る

◇今週のことば
各地で歓喜踊躍の新出発。
「その国の仏法は貴辺に
まかせたてまつり候ぞ」
リーダー率先の行動で
はじける仏種の拡大を!
(新1953・全1467)
2022年9月5日


法華証明抄 P1586
『地にたうれたる人はかへりて地よりをく、法華経謗法の人は三悪並びに人天の地にはたうれ候へどもかへりて法華経の御手にかかりて仏になるとことわられて候』

【通解】
地に倒れた人は、かえって地によって立ち上がるのである。法華経謗法の人は三悪並びに人天の地には倒れるけれども、かえって法華経の御手にかかって仏になると説かれているのである。

名字の言 実業家の壮年部員が信心に励んで気付いたこと 2022年9月5日
廃棄物の再資源化などを手がける実業家のある壮年部員。新しい試みが成功し、高層ビルに本社を移したが、3年前はどん底だった▼経営が悪化し、手のひらを返すように人が離れた。その時、支えてくれたのは地区の学会の同志。夜遅くまで一緒に祈ってくれる友もいた。彼は個人折伏を2世帯実らせ、本紙の配達にも挑戦する中で、自らの経営哲学が変わったという▼学生時代に起業して以来、コンサルタント事業で100人以上の経営者と関わってきた自負もあった。しかし、信心で踏ん張ってみて初めて気付いた。勝負を決するのは策や方法ではなく「生命力」。そして「何のため」という目的観をもつことが大切だと▼心が変わると行動が変わる。追い込まれても不思議と元気が出た。「大抵のことは努力で乗り越えられる。でも自分を変えなければ、本当の意味で環境は変えられない。それを命で感じました」と笑顔で語る▼「一念に億劫の辛労を尽くせば、本来無作の三身念々に起こるなり」(新1099・全790)。現実に起こる困難は人それぞれだが"試練こそ宝"と捉える"信心の方程式"は同じだ。下半期のスタートダッシュ。強き一念で生命力を湧き立たせ、広布と人生の勝利劇を!

寸鉄 2022年9月5日
学会は実践の団体—戸田先生。行動の中に発展も勝利も。まずは題目から
本部幹部会の配信は今日まで視聴可。声掛け合い栄光の11・18へ皆で飛躍
女性部の白ゆり合唱団が結成60周年。同志の心を潤す希望の歌声、有難う
救急医療週間。応急手当、やAEDの場所・使用法再確認。万一の心構えを
ひったくりが頻発。歩きスマホ、イヤホン装着は狙われ易く。警戒心強く

☆創価池田女子大学入学式への池田先生ご夫妻のメッセージ
◇「平和共生の世界」を築くという壮大な夢を成し遂げよう!
希望あふれる新入生の皆さん、誠におめでとうございます!
送り出してくださったご家族の方々にも、心よりお祝い申し上げます。
このたび物理学部が新設され、一段と充実の年輪を刻まれながら、尊き教育の聖業に献身してくださっているクマナン議長、ムルゲサン学長代理はじめ全教職員の方々に最大の敬意と感謝を表するものです。
本日のお祝いとして、私は一点、「学びの青春を強気で進め! 壮大な夢を成し遂げる力を発揮せよ」と申し上げたい。
精神の大国インドを敬愛してやまぬ恩師・戸田城聖先生に19歳の私が師事したのは、奇しくも1947年の8月。栄えあるインド独立のその時でありました。以来、75星霜となります。
恩師は常に「人生は強気でいけ!」と言われました。強気とは、勇気とも確信ともいえます。この一念の強さ、深さこそ、一切の勝利の力であります。
私と妻が交友を結んできた平和活動家のベティ・ウィリアムズ氏も、まさに子どもたちの命を守るために、断じて世界を変えねばならぬ、必ず世界は変えられるとの強気の一念で、北アイルランド紛争の渦中に非暴力の市民の連帯を広げました。〈1976年度のノーベル平和賞を受賞〉
彼女は青年たちに、全ての人が壮大な夢を成し遂げる力を持っていると語っておられました。ゆえに、「『平凡な人』など一人もいません。全ての人が『特別』なのです」と断言されていたのです。
この人間教育の最高学府に入学された皆さん一人一人こそ、まぎれもなく特別な宝の存在です。そして自らが持つ、壮大な夢を成し遂げる力を思う存分発揮していくのが、これからの学びの青春です。
どうか、強く朗らかに、最高の学友たちと切磋琢磨しながら、「生命尊厳の社会」「平和共生の世界」の構築という壮大なるインドそして地球民族の夢を実現していっていただきたいのです。
大切な皆さんが健康で充実した学生生活を送りゆくことを、私と妻は日々、真剣に祈り抜いていきます。
麗しき創価池田女子大学23期生に希望あれ! 勇気あれ! そして幸福勝利あれ!

☆特集 池田先生と沖縄 共に勝利のカチャーシーを
◇世界最初の広宣流布の宝島に
池田先生の沖縄指導は17回に及ぶ。
第一歩は1960年(昭和35年)の7月16日。米国施政権下、パスポートを携えての初訪問だった。「3日間で、3年分は働くからね」——先生は沖縄支部の結成大会に出席した翌日、南部戦跡に向かった。太平洋戦争で凄惨な地上戦が展開され、県民の4人に1人が犠牲になった沖縄の中でも、最後の激戦が行われた場所である。
一行は「ひめゆりの塔」から摩文仁の「沖縄師範健児之塔」へ。先生は同行した友が語る沖縄戦の惨劇に黙して耳を傾け、皆で一緒に題目を唱えた。
ある人は、先生が題目の後に発した言葉を記憶している。
——もう二度と、ここで戦争は起こさせません! 沖縄の国土を我々が幸福の楽土に変えてみせます!
それは驚くほど大きな声だったという。先生は2年後、3度目の沖縄指導の際にも同戦跡を訪れている。
広布即平和を誓う師の心を胸に、沖縄健児は仏法を語り抜いた。皆が貧しい時代。バス代もなく、肌を焼く陽光の中を歩き、人間主義の哲理を語りに語った。"ヤマトゥガミ(本土の宗教)を拝む"と蔑まれ、時には塩をまかれたが、悲惨の二字をなくすためと歯を食いしばった。

先生は64年(同39年)12月2日、沖縄本部でペンを執る。「戦争ほど、残酷なものはない……」。創価の師弟の真実を記す、小説『人間革命』の執筆を沖縄で開始した。

72年(同47年)の1月、6度目の訪問。沖縄は5月に本土復帰を控えていた。先生は那覇市からコザ市(現・沖縄市)、恩納村を経て名護市へ。苦労に苦労を重ねてきた"おじー""おばー"、そして未来っ子たちと言葉を交わした。
"最も苦しんできた人を最も幸福に"——先生は一度の励ましに心血を注いだ。草創の沖縄広布を開いた一人は「先生ほど、"うちなーんちゅ(沖縄の人)"から好かれた"やまとぅんちゅ(本土の人)"はいませんよ」と証言している。

17度目の訪問となった2000年2月。宜野湾市での世界青年平和大文化総会。伝統衣装をまとった若人の舞踊、太鼓の響き、海外の同志の演技などが、麗しい人間賛歌の絵巻を織りなした。
集いのフィナーレ。参加者4500人が皆で踊る。先生も呼応して立ち上がり、両手を頭上に。参加者と一緒に舞うカチャーシー!——共戦の喜びと、平和建設の誓いに満ちた圧巻の師弟のドラマは、沖縄同志の心に深く刻まれている。
先生は、かつて述べた。「沖縄を世界で初めての広宣流布の地帯に」。今まさに、沖縄の勝利が民衆の勝利との気概で進む、新たな人材の陣列が二陣三陣と躍り出る。

☆第10回本部幹部会 西方男子部長のあいさつ
◇正義の言論戦で対話の大波を
一、男子部は9月を中心に全国各地で1万人の「大学校生大会」、また、創価班・牙城会の「新時代生大会」を開催。学会創立100周年を担う「新たな人材」と共に、勢いよく折伏・弘教のうねりを起こしています。
先日、あるヤング男子部のメンバーが、このように語っていました。「今、世間でここまで『宗教』が話題になっているということは、むしろ、創価学会の素晴らしさ、学会家族の温かさを語れるチャンスだと思います。自然と仏法対話につながり、たくさんの友人に学会理解を広げています」と。
閉塞感が漂う社会にあって、若い世代に対して、真に人生の意味を与え、希望を送る哲学が求められています。今こそ、仏法対話の好機。私自身もこの夏、対話を進める中で、同世代の友人が教学部任用試験(仏法入門)の受験を決意してくれました。早速、一緒に研さんを進めています。

一、世間では、某宗教団体の問題をきっかけに、いわゆる「宗教2世」問題などが取り沙汰され、それがあたかも、他の宗教団体にも共通しているかのような言説が見られます。しかし、これは、あまりにも乱暴な議論であり、言語道断と言わざるをえません。
さらに、学会の発展をねたむ、一部の低劣なメディアによる事実無根の批判まで起きています。悪質な中傷記事を掲載したことに対して、学会は厳重抗議をするとともに、謝罪および訂正を掲載するよう強く求めています。その詳細は、聖教新聞等でも報じられている通りです。
一、そもそも、今回の問題は、「政治と宗教」ではなく、「一部の政治家」と「反社会的活動を長年継続する団体」との関わりにすぎません。
ある憲法学者は、今回の件について「政治と宗教の問題というよりは、政治と不法行為を繰り返す団体の問題であると理解すべきだ。『信教の自由』や『政教分離』といった憲法上の一般的な問題と捉えるべきではない」(毎日新聞8月9日付)と指摘。
また、ある宗教社会学者は「政治と宗教への不信がさらに高まることで、政府と個人の間を媒介し、社会や民主主義を支える政党や宗教団体などの『中間的な集団』が地盤沈下することを危惧する」(同7月27日付)と警鐘を鳴らしています。

一、今、ネット上をはじめ、ちまたに広がる、憲法に保障された「信教の自由」や「政教分離の原則」といったことさえ知らない、学会についての邪論・暴論に対して、男子部は正義の言論で理路整然と打ち返しています。
さらに、本年10月には新たな青年部の言論サイト「SOKA YOUTH MEDIA」を開設します。男子部が先頭に立って、デマや臆測に基づく"信なき言論"を打ち破ってまいります。

一、かつて戸田先生は、東北のラジオ局のインタビューに応じられ、「創価学会に青年が多いのはなぜか?」という質問に対して、明快に答えられました。「哲学が深いからです!」と。
そして、"青年は哲学を究めようとする。究めようとすれば、ますます山が高くなってくる。登るにつれて楽しみも増えるという訳です。ですから、ついたら離れないのです"とも語られました。

一、戸田先生の言葉通り、今や日本に限らず、世界中の青年が、「創価の哲学」を学び、躍動しています。コロナ禍にあっても、アジア、欧州、北中南米、アフリカなど世界各地で、教学研さんの集いも開かれ、世界の同志が求道の炎を一段と燃やしています。
そして、この秋に実施される任用試験は、釈尊、法華経、日蓮大聖人、創価学会という壮大な「仏教の人間主義の系譜」を学び、「生命尊厳」「万人尊敬」の哲学をより一層、内外に広める絶好のチャンスです。
さらに本年11月、12月には、全国各地で「SOKAユースフェスタ」も開催されます。下半期の青年世代の活動の決勝点として、折伏・人材拡大の流れをさらに加速してまいりたい。
人と人を結びゆく「対話」と、友の幸福を願う励ましの「行動」こそ、「人間のための宗教」の真髄であり、生命線であります。
「法自ずから弘まらず、人法を弘むるが故に、人法ともに尊し」(新2200・全856)との御聖訓を胸に、「創立の月」へ勢いよく、男子部から折伏・弘教の波動を広げてまいります。