2022年9月7日水曜日

2022.09.07 わが友に贈る

人間革命は
"今この瞬間"から
"今いる場所"から始まる。
日々みずみずしい決意で
勝利をつかむ人生を!

如説修行抄 P501
『真実の法華経の如説修行の行者の師弟檀那とならんには三類の敵人決定せり』

【通解】
真実の法華経の如説修行の行者として師となり、その弟子檀那となるならば、三類の敵人が必ず現れるのである。

【先生の指導から】
正義ゆえに迫害されるのは、最高の名誉だ。いいかげんな、遊び半分の覚悟では、大事は成し遂げられない。
憎まれ、けなされ、迫害されても、毅然と進むのが、真実の信仰者である。
難こそ誉れ。
難こそ安楽。
これが日蓮大聖人の師子吼であられた。
その魂を継いだ世界一の戸田先生に仏法を学んだ私である。人間の真実は、すぐわかるつもりだ。
本当に広布のために戦った人間を、最高に讃えたい。永遠に守りたい。

名字の言 信心の大先輩が語る「確信の言葉」 2022年9月7日
多宝会のリーダーが担当した座談会。広布と人生の大先輩の「確信の言葉」に、参加者は清新な息吹で下半期を出発した▼「今年3月、夫が入会しました。夫は毎日、きちんと勤行・唱題するのですが、実は私にはできる時とそうでない時があります」。こう話すヤング白ゆり世代の友に、多宝会のリーダーは「あなたが夫のまねをしてください」と笑顔で語りかけ、「『真剣』が一番得です。御本尊に祈ったことは全部、自分に返ってくるからです」と▼夫の転職や母の病気を乗り越える決意を述べた女性には「『絶対に勝つ』と決めたら必ず勝ちます。必ず諸天が守ります。この大確信で題目をあげ抜いてください」、身内を亡くした遠方の友人を励ます壮年には「友人は明るい昼が突然、真っ暗な夜になった感じでしょう。ちょくちょく電話し、声をかけ続けてあげてほしい」と訴えた▼池田先生が若き日、恩師・戸田先生に「どういう人が偉い人なのでしょうか」と質問したことがある。戸田先生は「確信のある人だよ。人生は、また、すべては確信だよ」と。確信とは、強き信心にほかならない▼信仰の年輪光る多宝会の皆さまのように自らが決めた道を一直線に歩む、大確信の人生でありたいと思った。

寸鉄 2022年9月7日
「音も惜しまずよばわり給いて」御書。心揺さぶる確信の対話で正義を拡大(新603・全504)
「鹿児島の日」50周年。先駆の炎は赤々と。勇気と団結で広布新時代開け
SGIの平和運動は人類の希望—識者。青年先頭に生命尊厳の思潮を更に
試練こそ私にはこよなく有難い—文豪。艱難辛苦は宝。君よ挑戦王たれ!
蒸し暑い日続く。熱中症は夜間にも発生。就寝前の水分補給、空調活用を

〈社説〉 2022・9・7 セリグマン博士との対談25周年
◇「楽観主義」は時代の要請
社会現象の背景を説明するために、心理学の言葉が用いられることがある。「共感疲労」も、その一つだ。
意味は、"他者をケアすることで生じる援助者側の心理的疲弊"のこと。もともとは、医療現場で働く人たちが、持続的に患者と接するうちに苦しくなり、疲れてしまう現象を指していた。
昨今、コロナ禍やウクライナ関連の深刻な報道に継続的に接する中で、つらさを感じる人が増えてきたことから、改めて注目されるようになった。
「共感」は「思いやり」ともいえ、とても大切なものだ。しかし、「共感疲労」は他者に共感する力を疲弊させる。その処方箋の一つとして挙げられているのが、「楽観的に物事を考える」こと。いわば「楽観主義」である。
この「楽観主義」の研究に力を注いだ心理学者の一人が、アメリカ心理学会元会長であるマーチン・セリグマン博士だ。
25年前の1997年9月、博士は池田先生と対談した。「心理学者」と「仏法者」の語らいは自然と、人間の内面についての探究となった。博士は強調した。
「楽観主義とは『希望』のことです。いつ、どこで失敗したり、苦しい経験をしても、それは『行動』によって変えられるという信念が『楽観主義』なのです」
博士の言葉に象徴されるように、「楽観主義」とは、現状を正当化することでも、"何とかなるだろう"という安易な姿勢などでもない。どんな状況でも、それは必ず変革できるとの確信であり、信念である。粘り強い挑戦の中で磨かれるものだ。
「楽観主義」とは、人間的な強さを自在に発揮する境涯の異名ともいえる。この「人間を強くする」ということは、宗教の使命であり、正しい宗教か否かを判断する一つの基準である。
池田先生は博士に語った。
「仏法でも『一心の妙用』として、その一点を多角的に説いています。仏法は『希望の心理学』でもあるのです。そして『希望』こそ、私の一番好きな言葉です」
今、人類は幾多の困難に直面している。だが、人間の力で解決できない問題などないとの確信を、絶対に手放してはならない。
私たちは、人間革命の実践をたゆまず重ねよう。「それでも、希望はある」との信念を胸に。

☆第10回本部幹部会 原田会長のあいさつ
◇人間尊重の哲学を今こそ社会へ
一、いよいよ「青年・飛躍の年」の総仕上げへ、心新たな出発となる「第10回本部幹部会」の開催、誠におめでとうございます。
はじめに、7月10日に投開票された参院選では、学会が支援する公明党は選挙区7人完勝、比例区6人と合わせ、13人当選という見事な勝利を収めることができました。
改めまして、全同志の並々ならぬ大奮闘に、心より感謝と御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
本日よりまた、日本、そして世界の平和と安穏のため、心機一転の前進を開始してまいりたい。

一、下半期の活動の焦点は「弘教拡大」と「人材育成」です。明2023年11月には、広宣流布大誓堂完成10周年を迎えます。その佳節を「世帯増・部員増」「活動者増」で、断じて勝ち切っていきたい。
この9月には、世界的ジャズ奏者で、SGI芸術部長でもあるハービー・ハンコックさんのスペシャルインタビューなど、創価学会の魅力を多角的な視点から伝える『ワールド セイキョウ VOL.3』が発刊されます。
聖教新聞の購読推進と併せ、学会への理解と共感を大きく広げる仏法対話に、一人一人が自身の目標を掲げ、挑戦していきましょう。
また、11月6日に4年ぶりに実施される「教学部任用試験(仏法入門)」は、10月2日までが申し込みです。新入会のメンバーや未来部の友、会友の皆さま等々、一人でも多く挑戦できるよう、各部一体で励まし、申し込みと、共々の研さんを推進していきたい。

一、さて、「宗教」の何たるかが問われている今、私たちは今一度、自身の使命を再確認することが大切であると思います。
1974年、池田先生はペルーを訪問された折に、カトリック以外の教えを信ずる異教徒や、異端と見なされた人たちが厳しく審問され、拷問を受けたという「宗教裁判所」の博物館に立ち寄られたことがあります。拷問の様子が生々しく再現されたろう人形を前に、先生は同行のメンバーに対して、「みんなは、これを見て、どう思うかい」と尋ねられました。
私が「イエスがその生涯を通して示したものは、人類愛でした。ところが、その教えを実践するはずのキリスト教会が、異教徒に対して残酷極まりない拷問や処刑を重ねたことは、最大の矛盾だと思います。驚愕と憤りを感じます」——こうお答えすると、先生は「本当にそうだ」とうなずきながら、ご指導くださいました。
「本来、宗教は人間のためのものだ。ところが、その原点を忘れ、宗教のための宗教や、権威・権力のための宗教になってしまえば、宗教が人間を抑圧するという本末転倒が起こってしまう。
人類の未来を考えるなら、宗教差別や宗教戦争を根絶していくために、人間という原点に立ち返って、宗教間、文明間の対話を展開していくことが、何よりも重要な課題になる。
その突破口を開いていくのが、仏法者としての私の使命であると思っている。仏法の本義は、一言すれば、"人間宗"ともいうべき、人間生命の尊重の思想だからだよ」と。
思えば、日蓮大聖人の御在世当時も、創価学会が再建された戦後も、雨後のたけのこのように宗教が粗製乱造され、その高低浅深が乱れ切った時代でありました。そこに、まさしく如蓮華在水そのまま、一人一人が人格で輝き、実証で光るなかで、"人間宗"として共感を得、拡大してきたのが、大聖人の仏法であり、創価学会であります。
私たちは、「このような時代だからこそ、学会の素晴らしさを語るべき時である」と定め、威風堂々と対話拡大にまい進していきたい。

一、8月から広布部員の申し込みが始まっております。財務とは、あくまでも信心から発するものであり、広布のために浄財を供養できる、その誇りと喜びと感謝が脈打つものであるというのが、戸田先生以来の伝統であります。
ただでさえコロナ禍で厳しい経済状況の折、物価高も重なり、大変な時ではありますが、であるからこそ「貧女の一灯」の精神に立ち、一切無事故で、誇りと喜びと感謝に満ちた財務となりますよう、よろしくお願い申し上げます。
また、改めての確認となりますが、学会においては、会員間での金銭の貸し借りや、組織で知り合った人間関係を通じての事業や商売、"マルチ商法"などは、厳禁であります。
御書に「大果報の人をば他の敵やぶりがたし、親しみより破るべし」(新1286・全957)と仰せのように、「親しみ」につけいった「師子身中の虫」こそ、最も恐れなければなりません。
ゆえに、金銭については、神経質なぐらい、厳格にも厳格、潔癖にも潔癖であるべきです。
戸田先生がかつて、そうした人間が家に来たら、「門前三尺以内に入れてはならぬ。大魔がきたか、学会の敵がきたかと、にらみつけて、追い返してしまいたまえ」と、明快に指導されている通りであります。"これぐらいなら、いいのでは"という考えが毛筋ほどでもあれば、魔につけいられます。
万が一にも、そのようなことに直面した際は、きっぱりと断り、すぐに身近な幹部へ報告してください。
池田先生が築いてくださった、この清らかな信心の世界を、金銭絡みのトラブルなどで乱されてしまわぬよう、皆で注意し合い、守り抜いていきたいと思います。

一、御書に「師の恩を報ずる人は、肉をさき身をなぐ」(新569・全491)と仰せであります。
恩師・戸田先生との出会いより75年、池田先生は、この御聖訓のまま、不惜身命で、師恩を報ずる道を歩んでこられました。
私たちもまた、池田門下として、全身全霊、弘教拡大に戦い、池田先生に喜んでいただける折伏の闘士へと、いや増して成長していこうではありませんか。

☆第10回本部幹部会 横井総合女子未来部長のあいさつ
◇後継の友を励まし未来を開く
一、「未来部の心に、勇気の種を蒔く夏だ」。この池田先生の励ましを胸に、未来部は8月、3年ぶりに夏季研修会を開催。首都圏中等部研修会では、初めて創価大学を訪れたメンバーも多く、研修を通して皆が成長。最初は不安そうだった表情が、帰りには凜々しい笑顔で輝いていました。
続く全国高等部研修会では、創価大学と200会館を中継で結び、1万2000人の高等部員が参加。研修会のテーマは、「The 1st Day of My Eternal Journey with Sensei(「池田先生との永遠の師弟旅」始まりの日)」。戸田先生と池田先生がつないできた平和のバトンを、今度は未来部が受け継ごうとの決意で開催しました。
音楽隊・鼓笛隊が演奏を披露。活動報告では、女子高等部員の平和の心を広げる挑戦に感動が広がり、創大に学ぶ男女学生部員との交流も行われました。
参加したメンバーからは「同世代が頑張っている姿に勇気をもらった」「他の人がどうかではなく、私は私のことを信じて信心したいと思った」「今度は自分が創大生になって、未来の中高生を励ませるようになりたい」など、決意と喜びの声が多く寄せられています。
御書に「仏になるみちは善知識にはすぎず」(新1940・全1468)とある通り、多感な青春時代に、信心している同世代の仲間と出会うことが、どれほど未来部員の励みとなるか。皆が一人も漏れなく創価の庭で後継の人材へと成長していけるよう、真心の励ましを送っていきます。

一、私自身、未来部時代に創価の学びやで築いた友情が原点です。私は愛知県出身で、下宿生として東京の創価高校に入学。始めは慣れない生活の中、目の前のことで精いっぱいでした。そんなある日、誰にも言えなかった悩みを一人の友人に打ち明けたことがありました。すると彼女は真剣に聞いてくれ、「一緒に乗り越えていこうね」と涙を流して励ましてくれたのです。こんな友達に出会えたのは人生で初めてでした。
学園の人は、なぜこんなに温かいんだろう。その思いから創立者の書籍をひもといた時、どんな迫害の嵐に遭おうと、学園生をはじめとする後継の友を信じ、勝利を祈り続けてくださった池田先生の心を知りました。
"みんなに流れ通っているのは、この先生の心なんだ"と感動し、私も一人の人を心から思いやれる自分になろうと決意。学園生活の中で、家族や友人を思いやるようになり、社会や世界のために学ぼうとの視野も開かれていきました。
そして創価大学進学後は、学園で池田先生から頂いたイギリスのポストカードを掲げ、語学の勉強にも挑戦。その結果、先生が名誉博士号を受章されたイギリスのクイーンズ大学に、創大初の交換留学生として学ぶことができたのです。
留学中、壁にぶつかるたびに足を運んだのは、大学の校舎に飾られた、池田先生の名誉博士号授与式の写真でした。その写真を見るたび、負けない勇気が漲り、悔いなく学び抜くことができました。
「国境を超えて、人類の幸福と平和のために貢献できる人材を創価大学で育てたい」
創大の留学先は、先生がその思いで自ら海外の大学を訪問し、対話で切り開いてくださった信頼と友情の証しです。
今や創大のグローバル教育はさらに発展し、素晴らしい環境が整っています。その環境以上に、世界から尊敬される創立者のもとで学ぶことができる。これこそが、創大生として一番の誇りと喜びなのだと感じます。

一、広布の未来を勝ち開く今この時。創価の学びやで学んだ報恩の誓いを燃やし、未来部が使命の大空へ羽ばたけるよう、全力で走り抜いてまいります!