2022年9月13日火曜日

2022.09.13 わが友に贈る

「一家和楽」を築くことが
信心の大いなる目的だ。
支えてくれる家族に
真心の感謝を伝えよう。
日々の心掛けを大切に!

千日尼御前御返事 P1314
『阿仏房を見つけて尼ごぜんはいかにこう入道殿はいかにとまづといて候いつればいまだやまず、こう入道殿は同道にて候いつるがわせはすでにちかづきぬこわなしいかんがせんとてかへられ候いつるとかたり候いし時こそ盲目の者の眼のあきたる死し給える父母の閻魔宮より御をとづれの夢の内に有るをゆめにて悦ぶがごとし』

【通解】
私のもとを訪ねてきた阿仏房に、千日尼と国府入道殿の様子を尋ねたのに対して、「まだ病気にもかからず元気でおります。国府入道殿は同道して参りましたが、早稲〈実のなるのが早い稲〉の刈り入れが近づき、手伝う子どももいないので、やむなく途中から帰られました」と語られるのを聞いた時には、盲目の者の眼が開き、亡くなられた父母が閻魔宮から訪れて来られた夢を見て、夢の中で喜んでいるような気持ちでありました。。

名字の言 向学の日々を歩む女性部員からの便り 2022年9月13日
今春から創価大学の通信教育部に学ぶ女性部員から便りが来た。夏期スクーリングの期間中、「勉強が苦手な私には、四苦八苦の日々でした」とあった▼彼女の母は10代から奉公に出て、学びたくても学べない青春時代を過ごした。その母が本年3月、霊山へ。"まだまだ親孝行したかった"と彼女は祈りを重ねた。そして"母の夢を私がかなえよう"と、娘である自分が、母の思いを胸に創価大学の門をくぐった▼日蓮大聖人は門下へ送られた手紙で、先立たれた母に"もっと親孝行しておけばよかった"と、真情を率直に記されている。だからこそ、釈尊の教えを全て学び、最もすぐれた法華経によって、母への孝養を果たそうと考えられた(新2074・全1401、趣意)▼大聖人の民衆を救わんとの死身弘法の闘争の根源には、母への深き報恩の一念があった。自分に愛情を注いでくれた存在に感謝し、恩に報いようとする——その心は、今この瞬間を自分らしく前進していく活力を生む▼池田先生はかつて、親を亡くした友に語った。「お父さん、お母さんのことを大事に思っていきなさい。そして、亡き親と、何でも一緒に喜び合っていくことだ」と。向学の日々を歩む、先の彼女の姿が目に浮かんだ。

寸鉄 2022年9月13日
SGIが希望の人間主義を地球の隅々に—アメリカ博士。平和な社会を我らの手で
青年の意気と力は世界の歴史変える—戸田先生。一波が万波に!君よ立て
飛躍のカギは副役職者の奮起にあり。長と心一つ。さあ「励まし週間」に総力
幸せな体験を周囲と共有する人は幸福度が高い—研究。まさに座談会運動
各地で感染減も高水準で推移。自主的な予防対策引き続き励行。油断なく

☆ジャパンカップ マーチングバンド・バトントワリング全国大会で創価ルネサンスバンガードが優勝
「ジャパンカップ マーチングバンド・バトントワリング全国大会」が11日、東京・調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、音楽隊の創価ルネサンスバンガード(大竹政之楽団長)がシニアドラムコー部門で優勝。通算18度目の栄冠に輝いた。併せて、一般のマーチング部門の最優秀団体に贈られる「東京都知事賞」を受賞した。
同大会に出場した創価ルネサンスバンガード・ジュニア(麻生浩一楽団長)は、「DREAM TRAIN——開拓の足音」と題し、機関車のオブジェが登場するなど工夫を凝らしたステージを展開。シニアマーチングバンド部門で7位となった。
同大会に出場した創価ルネサンスバンガード・ジュニア(麻生浩一楽団長)は、「DREAM TRAIN——開拓の足音」と題し、機関車のオブジェが登場するなど工夫を凝らしたステージを展開。シニアマーチングバンド部門で7位となった。
創価大学のプライド・オブ・ソウカ(藤滝大地部長)は、「心動」をテーマに躍動感あふれる演奏・演技を披露し、シニアドラムコー部門で5位と健闘した。

☆明日を照らす テーマ:確固たる信心
◇御義口伝
『一念三千も「信」の一字より起こり、三世の諸仏の成道も「信」の一字より起こるなり。この「信」の字、元品の無明を切る利剣なり。その故は、「信」は、「疑いなきを『信』と曰う」とて、疑惑を断破する利剣なり。』(新1011・全725)

◇自身が妙法の当体
【通解】一念三千も「信」の一字から起きる。三世の諸仏の成道も、「信」の一字によるのである。この「信」は元品の無明(根本の迷い)を切る鋭利な剣である。その理由は、「信」は「疑い無きを『信』と曰う」ということで、疑惑を断ち切る利剣である。

一念三千の法理が成仏の法門となるのも、三世の諸仏が成仏するのも、「信」の一字を起こしたからであると仰せです。
日蓮大聖人は、万人の生命に具わる仏性を、妙法によって顕現できることを明かされました。
それに対して、自らの命に仏性が具わることを信じられない、人間の生命に本来潜む"根本的な迷い"のことを、「元品の無明」といいます。「元品の無明」は、成仏を閉ざす働きなので、仏法では人間の不幸の根源と考えます。
池田先生は、「広宣流布は魔との戦いです。権威権力の迫害をはじめ、予期せぬことが起こり、不信を煽りたてることもあるでしょう。どうか、何があろうが、『信』の一字を、深く、深く、胸に刻んで、広宣流布の大道を歩み通し、断じて幸せになってください」(小説『新・人間革命』第28巻「大道」の章)とつづっています。
あらゆる障魔を打ち破り、仏性を涌現させるためには、「信心の利剣」で、無明を打ち破るしかありません。つまり、何があっても御本尊を信じて疑わない、透徹した信心を貫けば、生命に具わる可能性を発揮させていくことができます。
自分自身が妙法の当体である!——この確信を原動力に、自他共の仏性を薫発する対話を力強く広げていきましょう。

◇生死一大事血脈抄
『相構えて相構えて、強盛の大信力を致して、南無妙法蓮華経臨終正念と祈念し給え。生死一大事の血脈、これより外に全く求むることなかれ。煩悩即菩提・生死即涅槃とは、これなり。信心の血脈なくんば、法華経を持つとも無益なり。』(新1777・全1338)

◇日々、真剣な題目を
【通解】よくよく心して強盛の大信力を起こして、南無妙法蓮華経、臨終正念と祈念しなさい。生死一大事の血脈を、これよりほかに決して求めてはならない。煩悩即菩提・生死即涅槃とは、このことである。信心の血脈がなければ、法華経を持っても無益である。

仏法における師匠から弟子へ、法門が正しく継承されていくために、何が必要か——。日蓮大聖人は、本抄の結論で「信心の血脈」を訴えられています。
広宣流布を進める上で難は必定です。ゆえに、難を覚悟して、いかなる時も「強盛の大信力」を起こす姿勢が、肝要なのです。
そして大聖人は、一日一日を悔いなく生き抜き、真剣に題目を唱えなさいと仰せです。そうした実践を貫く人に、「生死一大事の血脈」が流れ通うのです。
「煩悩即菩提」とは、煩悩に覆われている凡夫であっても、妙法を信じ実践することで、その生命に仏の覚りの智慧(菩提)が発揮できることです。また、「生死即涅槃」とは、生死の苦しみを味わっているその身に、仏の覚りの平安な境地である涅槃が開かれることです。
いずれも、妙法によって、誰もがその身のままで成仏できる、「即身成仏」を表しています。いわば、ありのままの姿で題目を唱えていけば、最高に輝いていけるという、"希望の原理"といえます。
現代にあって、苦悩を抱える人々に分け入り、"希望の原理"を体現してきたのが、創価学会です。大聖人の仏法を世界に流布してきた学会の前進こそ、「信心の血脈」を継承する証左にほかなりません。