2022年6月21日火曜日

2022.06.21 わが友に贈る

一心不乱に挑戦する友を
最大にたたえよう!
一つ一つの言葉に
真心を込めて励まし抜く。
そこに壁を破る力が!

下山御消息 P357
『而るを日蓮が出現して一切の人を恐れず身命を捨てて指し申さば賢なる国主ならば子細を聞き給うべきに聞きもせず用いられざるだにも不思議なるに剰へ頚に及ばむとせし事は存外の次第なり』

【通解】
しかるに、日蓮が出現して、一切の人を恐れることなく身命を捨てて、その謗法を指摘し諌め申し上げたからには、賢明な国主であれば詳細を聞かれるべきであるのに、聞きもせず用いられないことすら不可解であるのに、まして首を切ろうとしたことはもってのほかである。

名字の言 劇場に漂う歴史の匂い——作曲家・團伊玖磨氏 2022年6月21日
作曲家の團伊玖磨氏は、世界各国のオペラを聴き歩く中で気付いた。劇場にはそれぞれ特有の「匂い」がある、と▼香水、ぶどう酒、葉巻たばこ……。外界から身にまとってきた観客たちの匂いは"入り交じって累積し、変質して、歴史の匂いとなっている"(『パイプのけむり選集 旅』小学館文庫)。一人一人の"香り"が劇場の伝統の一部になっているということだろう▼信心の世界にも「蘭室の友(蘭の香りのように人徳の薫り高い人)」が醸し出す"香気"がある。本年1月、ある目の不自由な男性が入会した。決め手となった一つが毎月の座談会。「皆さんの信仰体験に共通点があった」からだという▼それは「自らが置かれている状況を前向きに語ること」。病や経済苦を抱えながらも「絶対に勝ちます!」と誓い、宿命転換を目指し広布に走る。その姿に感銘を受けて入会した彼は、点字で勤行を覚え、父親に仏法対話。周囲に幸の薫風を広げている▼池田先生は「その人には、その人ならではの香りがある。香水とか体臭とかではなくて、『心の香り』『生命の香り』がある」と語る。匂いも心も、目には見えない。だが苦難に負けない同志の生き方は、味わい深い人生の香りとなり、友を社会を包んでいく。

寸鉄 2022年6月21日
初の核禁条約締約国会議非人道的な兵器の廃絶へ 民衆のスクラムで後押し
愛知が勇戦!堅塁の友は試練の時こそ本領発揮。民衆の大行進で断固凱旋
福岡が乾坤一擲の大攻勢 先駆の勇者に恐れなし!大九州の底力で栄冠掴め
埼玉の友が猛進。圧倒的拡大で新たな常勝城を!鉄桶の団結で押しまくれ
大阪・東京がせり上がりへ大奮闘。庶民の大連帯で攻め勝ち堂々凱歌を!

☆希望の指針——池田先生の指導に学ぶ 私の最高峰へ 2022年6月14日
◇祈って、祈って、祈り抜くのだ!
連載「希望の指針——池田先生の指導に学ぶ」では、テーマごとに珠玉の指導・激励を掲載します。今回は人生の最高峰へ挑む友に贈った、励ましの言葉を紹介します。

◇最後まで執念深く!
戦いは、執念深く攻めぬいたほうが勝つ。これが鉄則である。最後の最後まで、攻めて攻めて攻めぬく。これが本当の指揮である。中途半端はいけない。執念深く! 戦いは、勝つか、負けるかしかない。祈って、祈って、祈りぬくのだ。戦って、戦って、戦いぬくのだ。勝利の結果を見届けるまで!
(『池田大作全集』第99巻、30ページ)

◇皆に「師子王の心」が
勇気こそ万事の決定打である。あきらめや弱気を打ち破るのも勇気だ。限界に挑むのも勇気である。
御書には、「各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ」(全1190・新1620)と仰せである。「師子王の心」が学会魂である。
その勇気は「取り出す」ものだ。勇気のない人はいない。出していないだけなのである。
(『池田大作全集』第134巻、341ページ)

◇つねに未来を向いて
仏法は「現当二世」と説く。つねに、現在から未来へ、希望に燃えて、先手先手を打っていくための仏法であり、信心である。この一点を忘れてはならない。
御聖訓に「月月・日日につより給へ・すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし」(全1190・新1620)と仰せのとおりである。
「もう、これくらいでいいだろう」という「たゆむ心」「弱い心」では、魔に負けてしまう。人生の最後のその日まで、断じて一歩も退いてはならない。
(『池田大作全集』第94巻、231ページ)

◇大闘争が歴史つくる
「『塵も積もれば山となる』という言葉はあるが、実際には塵が積もって山となったことはない」とは、牧口先生の教えである。
激しい地殻変動が山をつくるように、熾烈な大闘争が偉大なる歴史をつくる。
大悪と戦ってこそ、大善の境涯はつくられ、大難を越えてこそ、偉大なる人格はできる。
(『池田大作全集』第129巻、348ページ)

◇「負けない」人が勝つ
人生は、断じて退いてはならない。負けてはならない。「負けない」ことが「勝利」である。
最後まで「負けない」人は勝ったのである。
学会の前進も、どんな障魔にも退かなかった。前へ前へと進んだ。だから勝ってきた。
"何があろうと、一歩も退かない"——これが学会精神である。その人こそが、無限の勝利を得ることができる。
(『池田大作全集』第88巻、455ページ)

◇そこに友がいる限り
たとえ、一進一退の膠着状態に見えるところでも、絶壁に食らいついて、必死に戦っている友がいる。それを、目立つところだけ見て、健気な同志の陰の奮闘を見なければ、あまりにも傲慢な幹部だ。
いずこであれ、一人立つ勇者が現れれば、必ず広布の火蓋を切ることができる。いかに困難であっても、そこに奮闘する友がいる限り、一人を誠実に励まし抜く。これが壁を破る鉄則だ。
(『随筆 希望の大道』、241ページ)

◇限界を破る信心の力
限界を突破できるか、否か。それは、自身の一念で決まる。執念で決まる。
大聖人は、虎に母を殺された将軍が仇討ちのために放った矢は、石をも貫いたという中国の故事を引かれ、「強盛の信心」の真髄の力を教えておられる。
あの「大阪の戦い」の折、私はこの御書を拝し、関西の同志に語った。
「弓を満月の如く、キリキリと引き絞って、まさに全魂を込めて的を射んとする一念が大事なのだ。ここぞという時は、この姿勢を絶対に忘れてはならぬ」
戦いを決するのは、生命の奥底から発する勢いだ。
(『随筆 我らの勝利の大道』、220ページ)

◇"守り"に入らず前進
外からの刺激を求めていくことだ。また、心のアンテナを磨いて、いろいろなところから学んでいくことだ。
現状に安住したり、妥協して、守りに入ってはならない。それは滅びの前兆である。
妙法とは、無限の希望の大法である。限りない前進の原動力である。ゆえに私たちは、満々たる生命力で、勇敢に打って出てまいりたい。そこから、必ず、新しい勝利の突破口が開かれる。
(『池田大作全集』第97巻、57ページ)

◇万歳悔ゆること勿れ
一九五八年(昭和三十三年)の年頭、戸田先生は、「一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ」(全970・新1324)との一節を拝して訴えられた。
「きょうよりも明日、今月よりも来月、ことしよりも来年と、いよいよ信心強盛に励むことが、一年の計の基本であり、一生の計の根本となるのだ。
まず、肚を決めよ! 決まったら、勇ましく進め!」
さあ、共に出発だ。燦然たる「勝利」の最高峰へ、共々に登るのだ。
(『池田大作全集』第139巻、255ページ)