仕事・育児・介護などで
多忙を極める友にこそ
理解と共感が大切だ。
相手の心を軽くして
勇気をともす励ましを!
報恩抄 P329
『極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず、正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか』
【通解】
極楽での百年の修行の功徳は、汚れた、この国土での一日の修行の功徳に及ばない。正法・像法時代の二千年間の弘通は、末法の一時の弘通に劣るであろう。
【先生の指導から】
大聖人に続き、末法万年尽未来際までの広宣流布の道を開いているのが、皆さま方であられる。その功徳は計り知れない。万人を苦悩の道から救う、偉大なる使命を自覚していただきたい。
名字の言 世の中は全て"二つで一つ" 2022年6月15日
「朝焼小焼だ/大漁だ/大羽鰮の/大漁だ。/浜はまつりの/ようだけど/海のなかでは/何万の/鰮のとむらい/するだろう。」(『金子みすゞ童謡全集』JULA出版局)▼金子みすゞさんの詩「大漁」。人間の側から鰯の側へと移るまなざしに驚く。この作品から「世の中は全て"二つで一つ"ということ」を理解したと語るのは、詩人の矢崎節夫さん。生と死、光と影、喜びと悲しみ、目に見えるものと見えないもの……▼矢崎さんは「人間の心も同じ」と続ける。例えば、子どもの心は黒と白で一つになった灰色の状態であり、「灰色という状態だから、白くもなれば黒くもなる。どちらの色が支配的になるかは、周りの大人の責任です」▼池田先生と対談した歴史学者トインビー博士の洞察を思い出した。「偉人であろうと小人であろうと、人間の魂はいずれも、善と悪とが支配権を争って絶えず戦っている、精神的戦場である」(長谷川松治訳)▼日蓮大聖人は生命を鏡に譬え、苦悩する生命を闇鏡、悟りの生命を明鏡の状態と示された。生命の鏡を曇らせないためには「深く信心を発して、日夜朝暮にまた懈らず磨くべし」(新317・全384)。題目を朗らかに唱え、弱い心に負けない自分を貫きたい。
寸鉄 2022年6月15日
「仏法と申すは勝負をさきとし」御書。まず勝つと決めて!逆転劇は今から(新1585・全1165)
総立ちの神奈川。正義の使命を果たす時!民衆の大連帯で凱歌の鐘鳴らせ
埼玉が怒濤の前進。気迫と執念で金星を!師子となって走り断固勝利旗を
栃木女性部の日。朗らかに地域照らす友。大関東を牽引する拡大、今日も
ゲリラ豪雨等の天気急変に注意。外出時は予報の確認を。「前々の用心」で
〈社説〉 2022・6・15 梅雨時の体調管理に注意
◇正しい対策で「健康即勝利」
今年も、梅雨の時期を迎えている。梅雨時は天候の変化に起因して、倦怠感や頭痛など、さまざまな体調不良を起こしやすい。健康な日々を過ごすため、代表的な原因と対策を確認し合いたい。
原因の一つ目は「気圧」。この時期は気圧が下がる。耳の奥にある内耳は"気圧のセンサー"で、そこで感じた気圧の変化が脳に伝わり自律神経を変化させ、身体を活動的にする交感神経と、休息時に働く副交感神経のバランスが崩れる。よって、痛みの神経を刺激したり、血管や筋肉が過剰に収縮、痙攣したりして、周囲の神経を興奮させて痛みが生じると、医学博士の佐藤純氏は説明する。
二つ目は「湿度」。水分は身体に適切な量を超えると、さまざまな悪影響を及ぼす。これを東洋医学では「湿邪」と言い、梅雨の時期に身体のだるさやむくみ、食欲不振、下痢、胸の苦しさなどの症状を引き起こす要因となる。
三つ目は「ホルモン」。日光を浴びることで増えるホルモンとして有名なセロトニンには、「気分をスッキリさせる」「自律神経を調節する」「痛みをコントロールする」などの作用がある。梅雨の時期は日光の量がどうしても減るため、「気分が優れない」と感じることが増えてしまう。
これらの原因を踏まえた日々の対策として、�運動�日光浴�食生活�規則正しい生活に留意することを心掛けていきたい。
適度な運動やストレッチは、自律神経を整える。セロトニンは日光を浴びるだけでなく運動によっても増やせるため、天気の良い日には短時間でも、散歩などで運動と日光浴を同時にしたいものだ。また、発汗により体内の余計な水分を排出できるメリットもある。
甘いもの、塩辛いもの、アルコール類を取りすぎると身体は水分を欲する。それが過剰な水分摂取につながり、むくみやすくなるので控え目に。そして、規則正しい生活リズムをつくり、自律神経を整えることが、最も基本的で大切な心得といえるだろう。
池田先生は本紙連載「四季の励まし」で、「健康は智慧である。賢明な智慧があれば、病気を未然に防ぐこともできる。健康即勝利の賢者の一日一日を、晴れ晴れと送っていきたい」と。熱中症や食中毒、雨の影響など、多様な危険が潜む梅雨。正しく注意を払い、元気な日々を過ごしたい。
☆池田先生と共に 新たな広布の勝利山へ 凱歌の劇をいよいよ胸張り 2022年6月9日
6月は、牧口先生の生誕の月であるとともに、創価の太陽・女性部の月である。
4日は世界の華陽姉妹の日であり、あす10日は婦人部の結成記念日だ。
牧口先生の故郷の新潟・柏崎の市の花は「ヤマユリ」。奇しくも女性部のシンボルである「白ゆり」と合致する。ヤマユリの英語名は「golden-rayed lily(黄金の光を放つユリ)」である。まさに今、「華陽カレッジ」や「創春ミーティング」など、生命の黄金の光を放つ、多彩な人華のスクラムを、牧口先生も、戸田先生とご一緒に、さぞかしお喜びであろう。
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71年前の白ゆりの香りも高き婦人部結成の集いで、恩師・戸田先生は御書を拝された。
「広宣流布の時は、日本一同に南無妙法蓮華経と唱えんことは、大地を的とするなるべし」(新1791・全1360)
そして、慈父のごとく、「われわれがやっていることは、未来の社会にとっても、日本にとっても、世界にとっても、実に大したことをやっているんだよ。もっと、もっと、自信をもちなさい」と激励されたのだ。
創価の師弟が貫いている一対一の勇気と誠実の対話——それは先人たちも願い求めてきた、民衆の幸福と平和の道にほかならない。
アメリカの社会福祉運動家のヘレン・ケラーさんが1948年、来日された折、忘れ得ぬ出会いを結んだ、関西の錦宝会の母がいる。
岡山のろう学校に学ぶ小学生の代表として、歓迎の花束を手渡した。すると、目・耳・口の"三重苦"を越えてきた不屈の女性は、少女の手のひらに、指で「ありがとう」と書いて、頬を寄せてくれた。その感激を胸に、自分も皆を励ませる人になろうと成長し、やがて妙法と巡り合えたのである。
この母は今も「ありがとう」という奇跡の言葉を大切に、手話を自在に用い、広布のリーダーの娘さん夫妻やお孫さん方と、愛する兵庫の天地で信頼と友情の拡大に挑まれている。
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牧口先生誕生の6日は、「欧州師弟の日」である。各国で記念の集いが平和への祈りを込めて行われた。
スペインでは、学会の文化会館に隣接する市立公園が「平和庭園」として新たに開園された。長年にわたり公園整備に携わってきた同志の地域貢献の宝処だ。
宗門事件の嵐が吹き荒れる中、健気なスペインの正義の友と私は語り合った。
「正しいからこそ、勝たねばならない」
あれから30年余。スペイン創価学会は、当時の80倍近い陣列に発展を遂げ、同国の仏教連盟を代表する団体として、大いなる衆望を寄せられている。
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今月が結成記念の学生部、高等部の英才たちも、元気で頼もしい。
私は妻と毎日、全宝友の健康幸福・栄光勝利を祈りに祈り抜いている。いよいよの信力・行力を奮い起こし、いよいよの仏力・法力を湧き出しながら、胸を張って人間革命と宿命転換の凱歌の劇をつづりゆこう!