情熱は幸福の要件。
広布のロマンに燃え
躍動の日々を歩もう!
使命に生き抜く勇姿こそ
人間革命の証明なり!
教行証御書 P1281
『其の弟子に若輩のものにて候へども師の日蓮の法門九牛が一毛をも学び及ばず候といへども法華経に付いて不審有りと仰せらるる人わたらせ給はば存じ候』
【通解】
自分は若輩の弟子であり、師の日蓮の法門を″九牛の一毛″も学び及んではいない。しかし法華経について不審があると言われる人がおられるならば、及ばずながらお答えしよう。
【先生の指導から】
この御書を賜ったのは三位房である。三位房といえば、京都の貴族社会に出入りして虚栄に流され、増上慢となって、やがて師匠に敵対して、破滅の末路を遂げたことで知られる。彼は、日ごろから教えられてきた師匠の精神に違背したのである。
戸田先生は、よく言われた。
「議員になると、信心と別世界の権力と、わがままな世界に入って、自分は偉くなったと錯覚して、信心を無視し、人々を下に見、破滅していく人間が出るから、気をつけろ」と。
残念なことに、そのとおりの哀れな先輩がいたことは、ご存じのとおりである。
わが創価の師弟は、大聖人の仰せに寸分も違うことがない。
名字の言 「ギブ&テイク」から見る3タイプの人間像 2022年6月3日
「ギブ&テイク」は、相手に利益を与え、自分も相手から利益を得ること。この点で組織心理学者のアダム・グラント氏は3タイプの人間がいるという(『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』三笠書房)▼�ギバー(Giver)は「他者を中心に考え、相手の利益に喜びを見いだす人」�テイカー(Taker)は「自分の利益を優先する人」�マッチャー(Matcher)は「損得のバランスを取る人」。仕事の成果を調べると、最高の成績は「ギバー」。「情けは人のためならず」で、相手のためがやがて自分に戻ってくる。だが一方で、最低の成績も「ギバー」だった▼なぜそうなるのか。成績が芳しくない人は、何もかも請け負い自分を見失いがちだった。対して、成績が良かった人は周囲と協力していたという▼「人のために尽くす」のは人間の美徳だが、その行動が実を結ぶには、周りと協力し、団結する必要がある。一人で抱え込まないことである▼創価の父・牧口常三郎先生は"悪人は結託するが、善人は孤立して弱いままだ。だから社会は良くならない"と喝破した。この社会の宿命を転換するために、創価学会は生まれた。善き人々が団結して進む中に、一人一人の人間革命も、立正安国もある。
寸鉄 2022年6月3日
「言論戦はスピードだ」恩師。状況は刻々と変化。心に届く声、電光石火で
副役職の友が立てば広布推進の力は2倍3倍に。全幹部で隅々に励ましを
平和の創造に取り組む学会員の姿は大きな励み—ノルウェー識者。未聞の連帯ここに
「仏法の根本は信をもって源とす」御書。強き信力と行力で一日一日を勇進(新2088・全1244)
若者が手を出し易い「液状大麻」が急増と。危険性の周知をさらに徹底的に
〈社説〉 2022・6・3 今月6日、牧口先生の生誕日
◇御書根本の不屈の信念で前進
今月6日、不惜身命を貫いた初代会長・牧口常三郎先生の生誕から151周年を迎える。
戦時中、軍部政府の弾圧で獄につながれながら看守を折伏。過酷な尋問にも主張を曲げず正義を叫び続け、73歳で殉教の生涯を閉じた。あまりにも偉大な信仰者としての勝利の姿——その不屈の信念を支えたものは何であったのか。
池田先生は、牧口先生が使用していた御書について、大要次のようにつづっている。
ぼろぼろになった表紙を開くと、朱線や鉛筆による書き込みが随所にある。難解な御文の余白に「検討」「再検討」と記されたページもあり、何度も、何度も研さんされたことがうかがえる。特に朱線の多いのが「開目抄」である。「行者とは何ぞや」「折伏」「大願」「諸難」「現罰の有無」などと書き込まれていた——と。
これらは牧口先生が日蓮大聖人の御精神に肉薄しようとした、命を懸けた研さんの証しである。
牧口先生が獄中から家族に宛てた手紙には「大聖人様の佐渡の御苦しみをしのぶと何でもありません」「三障四魔が紛起するのは当然で、経文通りです」と。人々の幸福と社会の繁栄を願い、苦難と迫害の人生を歩まれた大聖人のお姿こそ、牧口先生の一切の規範であった。大聖人直結、御書根本の生涯を貫かれたのである。
その精神は第2代会長・戸田城聖先生に受け継がれ、学会は御書根本で広布に前進してきた。戸田先生は会長就任後、真っ先に御書を発刊。第3代会長・池田先生もまた、御書を拝して絶対勝利のリズムを生んできた。牧口先生を偲び、池田先生はつづっている。「最後の最後まで、粘り強く、前へ前へと進まれた。この崇高な生き方——。不動の信念をもたれていた牧口先生にとっては、牢獄すらも法戦の場であり、すなわち『寂光の宮殿』『宝の家』であられた。これが、私どもに仏法と人生の真髄を教えてくださった師匠の姿である。創価学会の創立者の偉大なる振る舞いである。私どものすばらしき誇りである」と。
昨年、牧口先生の生誕150周年の節目に御書新版が発刊された。真新しい御書に広布の歴史を刻むのは、私たち一人一人である。御書根本に広布の大道を開いた創価三代の師弟に続き、「立正安国」「立正安世界」の対話を大きく広げていきたい。
☆御書と未来へ 第18回 断固と病魔を退けよ!
〈御文〉
『人の命は山海空市まぬかれがたきことと定めて候えども、また「定業もまた能く転ず」の経文もあり。また天台の御釈にも、定業をのぶる釈もあり。』〈四条金吾殿御返事(智人弘法の事)、新1563・全1149〉
〈通解〉
人の命は、山や海や空や町のどこにいても終えるのは免れがたいことであると定められているが、「定業であっても(正法の修行によって)よく転じる」との経文もある。また、天台の御釈に、定業を延ばすことができるともある。
〈池田先生が贈る指針〉
「健康長寿の信心」だ。妙法に則り、健やかな充実の日々を聡明に重ねていただきたい。適切な検診や治療も大切に!
病との闘いに弱気になるときもあろう。しかし、御本仏が厳然と地涌の闘士を護ってくださる。法華経には、定められた寿命さえも延ばせる大功力がある。広布の使命を自覚して、断固と病魔を退散させるのだ。
☆大学校生とナットクTALK テーマ:相手の反応 2022年5月29日
男子部大学校生からの質問に答える連載「大学校生とナットクTALK」。今回のテーマは「相手の反応」。中村団長が、対話に挑戦した長内ニュー・リーダーを励まします。
登場人物
中村区男子部大学校団長 20歳の時に入会。情熱に燃える新進気鋭のリーダー。35歳。
長内ニュー・リーダー 男子部大学校5期生として新たな一歩を踏み出した23歳。
Q友人に、冷たい態度を示された
A一喜一憂せず誠実に語り抜こう
中村区男子部大学校団長 長内君、先日の友人との対話は充実できたかな?
長内ニュー・リーダー 実は、そうでもなかったんですよ……。
中村 おっと。どうやら落ち込んでいるようだね。何があったの?
長内 学会や信心のことを語ったのですが、友人があまり興味をもってくれなくて、「もうその話はいいよ」と機嫌を損ねて、冷たい態度をされてしまったんです。その友人は、小中学校からの長い付き合いで、だからこそ、自分のやっている学会の信仰や活動のことを知ってほしかったのですが、うまくいきませんでした。
中村 そっか。でも、友人に学会や信心の素晴らしさを、長内君自身の言葉で語ったんだよね。すごいことじゃないか! 勇気がないと、できないことだよ。実はね、僕も昔、長内君と同じような経験をしたことがあるんだよ。
長内 一体、どんなことがあったんですか。
中村 仲が良かった友人に、思い切って仏法対話をしたんだけれど、その友人は、インターネット上に流れている学会に関するデマや誹謗中傷を、うのみにしてしまっていたんだ。いろいろ、悪口も言われた。でも、その後も、折あるごとに、自分が感じたままの学会の姿や信心のすごさを粘り強く語り続けていくうちに、友人は、少しずつ学会に理解を示してくれるように変わっていったんだ。
長内 団長にもそんな経験があったんですね。
中村 御書には「信ぜん人は仏になるべし。謗ぜん者は毒鼓の縁となって仏になるべきなり」(新697・全552)とある。仏法の眼から見た時、偉大な妙法を語ったことは、仮に反発されたとしても、必ず相手の仏性を呼び覚ます縁となるんだ。その上で大事なことは、真心を込めて誠実に語っていくことだよ。
池田先生は「信心に励む中で自らが実感する体験や喜び、確信を、飾らずにありのまま伝えていけばよいのです。それが真実の言葉です」と言われている。長内君が友人の幸福を願って誠実に信心の確信を語っていけば、その真心は必ず相手に伝わるよ。
長内 つまり、相手の反応に一喜一憂せずに、自信を持って、どんどん語っていけばいいんですね?
中村 その通り。日蓮大聖人は「この法門を申し候へば、他人にはにず多くの人に見えて候え」(新2120・全1418)と仰せだ。まさに、あまたの人と会い、正義を語り抜いてきた大聖人のように、僕たちも立正安国の精神を燃やして、友人と語り合っていこう!