「苦楽ともに思い合せて」
題目を唱え抜こう。
妙法は究極の希望だ!
断じて変毒為薬を!
全てを幸福への力に!
佐渡御書 P957
『仏法は摂受折伏時によるべし譬えば世間の文武二道の如しされば昔の大聖は時によりて法を行ず』
【通解】
仏法においては、摂受と折伏のどちらかを実践するのかは、「時」に応じて決まるのである。譬えていえば、世間でいう文武の二道のようなものである。それゆえ、過去の偉大な聖人は時に応じて仏法を修行したのである。
名字の言 熊本地震から4年。被災した方から学んだこと 2020年4月21日
熊本地震から4年が過ぎた。地震が起こった時、神戸市の関西国際文化センターでは、企画展「心の財は絶対に壊されない!」が行われていた。東北の被災地へメッセージを届けるコーナーには、熊本の被災者へのエールも記されるようになった▼福島の友の言葉が、今も心に残っている。「3・11のあの暗い夜は忘れることはできないけれど、焦らず、一つ一つ階段をのぼるように進んでいけば、冬は必ず春となる。私が実感したことです。負げでたまっか!!」▼兵庫でも東北でも熊本でも、震災で住む場所を、愛する家族を、奪われた人がいる。それまでの日常を一瞬で失い、明日さえ見えない中、それでも過酷な現実に立ち向かい、一歩また一歩と復興への歩みを続けてきた▼取材を通して、被災した方から学んだのは、支え合う誰かがいれば、人はどこまでも強くなれる、変えられない現実などない、ということ。社会の「レジリエンス(困難を乗り越える力)」を強くするのも、人々の自発的な連帯である▼感染症が拡大する今、人と人の物理的距離を保たねばならない。だが、心の距離が離れ、「支え合う力」まで失ってはならない。不屈の信念を胸に、無力感や不安という「分断の力」に抗する「励ましの力」を広げたい。(澪)
寸鉄 2020年4月21日
「信心の歩を運ぶべし」御書。人生は一日一日が勝負。目標掲げ行学錬磨
言葉は人々を接近させる—文豪。会えずとも心は通ず。電話一本も誠実に
新型コロナの国内感染者が10日間で倍増。今こそ「接触8割減」を皆で断行
石鹸がない場合、手洗いは流水だけでも有効と。丁寧に指先、爪の間まで
SNSで不安煽るデマ横行。必ず情報源確認。鋭く真偽見抜き拡散させるな
☆心に御書を 第34回 逆境に負けぬ「不退の信心」を
〈御文〉
相構て相構て心を翻へさず・一筋に信じ給ふならば・現世安穏・後生善処なるべし(上野殿御消息、1528ページ)
〈通解〉
相構えて、相構えて、心を翻さず、(妙法を)一筋に信じていくならば、現世安穏・後生善処となっていくのである。
〈池田先生が贈る指針〉
若き南条時光に、報恩の道を示されたお手紙の結びである。
信仰とは最極の信念だ。どんな苦難にも揺るがない。信仰とは無限の希望だ。どんな逆境をもはね返せる。
一つ一つ祈り抜き、変毒為薬の智慧を涌現するのだ。一筋に「不退の信心」を貫き、妙法の広大無辺の功力で父母に孝養を! 社会に安穏を!
☆学ぼう「黄金柱の誉れ」Q&A 第4回 「無冠の友」への励まし
今月20日は、本紙の69周年の創刊記念日です。
日々、地域の安穏を祈りつつ、友に勇気と希望を届けてくださる、壮年部、婦人部、そして青年部の「無冠の友」の皆さま、本当にありがとうございます。
感謝を込めて、壮年部指導集『黄金柱の誉れ』から、池田先生の「無冠の友」への励ましを紹介します(指導集184ページから186ページまでを抜粋)。
●テーマ 「無冠の友」への励まし
〈尊い決意の人〉
配達員の皆様方!
皆さんは、一番、地味で、一番、大変だ。配達を経験した私には、よくわかる。
暑い日も、寒い日も、雨の日もある。お腹がすいている時もある。朝早く、多くの人は、まだ寝ている。そこを飛び起きて、聖教新聞を配ってくださる。尊い決意なくしては、本当に、できないことだ。
(本紙2008年4月28日付、本部幹部会でのスピーチ)
〈心を打つ「人の振舞」〉
御聖訓には、「不軽菩薩の人を敬いしは・いかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ」(御書1174ページ)と仰せであります。この仰せを、来る日も来る朝も、誰よりも早く実践しておられるのが、皆さま方であります。
その「無冠の友」の地道な行動が、どれほど人の心を打つか。
昨年、私が皆さまを代表して、中国の名門大学から名誉教授の称号を拝受した折のことです。その大学の首脳の一人は、すでに聖教新聞の愛読者でした。なぜか。その方は、かつて中部にある大学に留学し、地元紙の配達をしていた時に、聖教の「無冠の友」と深い心の交流を結んでいたからです。
——毎朝、留学生の自分にまで、親切に声をかけてくれる無冠の皆さまは、なんと明るく、なんと爽やかで、なんと生き生きとしておられたことか。(中略)
聖教新聞にみなぎる活力も、哲学も、すべて無冠の皆さま方の尊き「人の振舞」を通して、地域に、社会に、そして世界に伝わり、広がっているのです。
(「無冠」2009年1月号へのメッセージ)
〈「ありがとう」〉
私も妻も、毎朝、新聞が届けられる時間になると、よく二人で合掌して感謝している。「今ごろ、新聞が届いたかもしれないね。ありがとう」と。また、新聞を手に取るときも、「配達をされる無冠の友の皆さま、ありがとう」と。いつもそういう思いでいる。
(『池田大作全集』第87巻、本部幹部会でのスピーチ)
〈絶対に勝利者となる〉
「聖教新聞」の配達には、それ自体、折伏に通ずる功徳が現れる。永遠の生命から見れば、絶対に「勝利者」となる。究極的な幸福境涯となることは間違いない。
「配達即折伏」「配達即広宣流布」「配達即友好活動」「配達即拡大」である。
どうか"無冠の友"の皆さまは、お体を大切にしていただきたい。寝不足にならないよう、聡明に工夫しながら、「絶対無事故」でお願い申し上げたい。
「無冠即無事故」「無冠即健康」「無冠即長寿」「無冠即福徳」であれと、私も妻も、毎日、真剣に祈っている。
(本紙2001年7月2日付、本部幹部会でのスピーチ)