2020年4月8日水曜日

2020.04.08 わが友に贈る

困ったことがあれば
一人で抱え込まず
電話などで相談しよう。
心まで孤立しないように
皆で互いに気配りを!

御義口伝巻上 P748
『師とは師匠授くる所の妙法子とは弟子受くる所の妙法吼とは師弟共に唱うる所の音声なり』

【通解】
「師」とは師匠が授ける妙法、「子」とは弟子が受ける妙法である。「吼」とは師弟ともに唱える音声をいう。

名字の言 昭和35年4月、池田先生が眺めた多摩湖の桜 2020年4月8日
今年の桜は複雑な思いで見上げる人が多いかもしれない。とはいえ、毎年咲くのに、人々からこれほど開花が待たれ、愛でられる花も珍しい。「古くは『花』といえば桜」(『広辞苑』)の言葉は現代にも通じよう▼さまざまな門出に彩りを添える桜。人は仰ぎ見る大樹に、舞う花びらに自身の思いを重ねる。人生の節目となった、忘れ難いある年の春景が、今も心に焼き付いて離れない人もいるだろう▼1960年(昭和35年)4月10日、池田先生は戸田先生の遺族と共に、東京の多摩湖周辺を散策した。この日の日記には「蘭春——風塵——東村山まで往く。桜あり、しばし心麗か」とある。「しばし」の3文字が胸に迫る。恩師が逝いた後の学会をいかに守り発展させゆくか、命を削って奮闘していた先生を、桜は癒やしてくれた▼御書に「さくらはをもしろき物・木の中よりさきいづ」(1492ページ)と。あの日、桜を見た先生の心中は測るべくもない。その4日後に第3代会長就任の要請を受諾している。以来、日本中、世界中の民衆に"爛漫の幸福の春"を届け続けた激闘の歴史に、頭を垂れずにはいられない▼かつて先生は詠んだ。「師弟不二 三世に薫る 桜花」。あれから60年の節を刻む春を、私たちは師と共に歩んでいる。(城)

寸鉄 2020年4月8日
7都府県で緊急事態宣言—感染しない、させない。今一重、不要な外出避け
「小事つもりて大事」御書手紙・メールで激励を。皆の挑戦が広布の歴史と
関西の日。何があろうと負けじ魂で。常勝の勇者は連帯強く今日も前進!
桜前線が北上。笑顔の花咲く春は必ず来る。この確信の題目で列島包もう
ネットで肺炎関連のデマが横行。公的情報をもとに判断を。呉々も冷静に

☆四季の励まし 「誠実」こそ信頼の土台 2020年4月5日
【写真の説明】春空に映える馬上のナポレオン像。2004年(平成16年)4月、池田大作先生が、桜花舞う牧口記念庭園(東京・八王子市)でシャッターを切った。
像のモチーフは、フランスの英雄ナポレオンが挑んだ「アルプス越え」。イタリア遠征に向かった30歳の"常勝将軍"は、勇気と知恵で不可能と思える険難の山を越え、勝利を収めた。
ナポレオンは言った。「いかなる障害を敵が我々の行くてに置こうとも、我々はそれを打ち越えるであろう」(マルテル編、若井林一訳『ナポレオン作品集』読売新聞社)
さあ新年度。わが人生の栄光の峰を目指して出発しよう。ナポレオンのごとく、堂々と!

◇池田先生の言葉
4月は就職や進学、
また転居など、
新しい生活を
スタートする時である。
聡明に、はつらつと、
新生活のリズムを
創り上げていただきたい。
 
社会で勝ちゆく起点は、
「一日のスタートを
勝つこと」だ。
仏法を行ずる我々は、
白馬が嘶くように、
朗々たる
朝の勤行・唱題を
響かせながら、
今日も勝ち戦の
行進を開始するのだ。
 
挨拶が大事だ。
明るい、ハキハキとした
挨拶の声が響くだけで、
新鮮な薫風が広がる。
張りのある声一つで、
空気がパッと変わる。
 
人がいやがる仕事や、
陰の地道な仕事ほど、
人間は磨かれる。
どこにあっても、
受け身ではなく、
職場の主体者、
責任者の自覚に
立つことだ。
そうすれば、
辛いこともあるだろうが、
喜びも大きい。
 
人生は、一人の人間として、
どこまで誠実に「信頼」を
勝ち開いていけるか
という挑戦である。
「あの人は誠実だ」
「あの人がいれば
安心だ。大丈夫だ」
そう信頼される存在と
光っていくことが、
私たちの目指すべき
間断なき成長と自己革新
——「人間革命」の
具体的な指標でもある。
 
誠実に勝るものはない。
勝利者は、
常に誠実である。
誠実を裏切る傲慢は、
たとえ一時は
勝ったように見えても、
最後は滅びる。
幸福者は、
常に誠実であり、
芯が強い。
その人が
最後の勝利者と輝くのだ。